JP2022180885A - 補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカー - Google Patents
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Abstract
【課題】種々の手押し移動体に容易に取付可能な補助カー、それを備えるカート及びベビーカーを提供する。【解決手段】本発明は、手押し移動体の進行方向後方に連結する補助カー1であって、乳幼児が着座又は立位する座席部40と、手押し移動体に連動して回動する車輪部10と、車輪部10に連結されたフレーム部20と、フレーム部20及び手押し移動体のハンドル部に連結する連結アーム50と、を備え、車輪部10は、前輪部11と後輪部12とを有し、フレーム部20は、一対の前輪フレーム部21と一対の後輪フレーム部25とを有し、座席部40は、座面部41と、座面部41を裏面から支持する一対の座面支持部42,45とを有し、連結アーム50は、ハンドル部に連結する連結部51と、介助者が把持する把持部55とを有し、前輪フレーム部21及び後輪フレーム部25に連結される補助カー1、それを備えるカート及びベビーカーに関する。【選択図】図1
Description
本発明は、補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカーに関する。
従来から、ベビーカーに取り付けて使用される車輪付きステップボードが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような車輪付きステップボードは、平板状の踏板と、踏板からベビーカー側に伸延し、先端部に水平方向に延在する連結軸を有する左右の連結アームと、ジョイントを備えている。ジョイントは、連結アームの連結軸と結合する軸受溝と、ベビーカー後方の左右の2つのフレームに巻き付ける固定ベルトとを有する。このように構成された車輪付きステップボードは、ベビーカー後方の左右2つのフレームに当該固定ベルトを巻き付け、さらに軸受溝と連結軸とを結合させることによって、ジョイントと連結アームとが連結され、ベビーカーに取り付けられることができる。このようにして、ベビーカーに取り付けられた車輪付きステップボードに子供を乗せて移動することができる。例えば、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま、赤ちゃんよりも大きい兄姉を踏板上に立たせて一緒に移動することができる。また、このような車輪付きステップボードは、所定のネジを緩めることで連結アームの間隔を変更させることができるため、メーカーや機種によりベビーカーの横幅が異なる場合であっても、種々のベビーカーに取り付けることができる。
しかしながら、上述の車輪付きステップボードは、当該車輪付きステップボードを取り付けるベビーカー後方のフレームの形状によって、ベビーカーに取り付けられない場合があった。例えば、ベビーカー後方のフレームが前後方向から見て左右方向に傾斜しているベビーカーにおいては、固定ベルトを左右方向に傾斜しているフレームに巻き付けようとすると、固定ベルトが捩れたり、巻き付けたりすることができないという問題があった。
また、スーパーマーケット等の販売店で買い物をする際に使用するショッピングカートには、乳幼児が腰掛けることができる乳幼児用座席を設けたものが知られている。しかしながら、ショッピングカートにおいても、ベビーカーと同様に、例えば、赤ちゃんを乳幼児用座席に乗せたまま、赤ちゃんよりも大きい兄姉を一緒に乗せて移動させることが要望されている。さらに、上述の車輪付きステップボードのようなベビーカーに取り付けて移動可能な補助カーを、ベビーカーだけでなくショッピングカート、空港用手荷物カート等の種々の手押し移動体にも容易に取り付け可能とすることも要望されている。
本発明は、上記課題を解決するべく、種々の手押し移動体に容易に取り付け可能な補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカーを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための一実施形態に係る補助カーは、車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体の進行方向後方に連結し、当該手押し移動体に連動して移動可能な補助カーであって、乳幼児を着座若しくは立位させることが可能な座席部と、前記座席部の下方に配置され、前記手押し移動体の移動に連動して回動可能な車輪部と、前記座席部を保持するとともに、前記車輪部に連結されたフレーム部と、前記フレーム部と連結されるとともに、前記手押し移動体のハンドル部に連結可能な連結アームと、を備え、前記車輪部は、前記進行方向に沿って配置されている一対の前輪部と一対の後輪部とを有し、前記フレーム部は、上下方向に伸縮可能であって前記一対の前輪部に連結された一対の前輪フレーム部と、上下方向に伸縮可能であって前記一対の後輪部に連結された一対の後輪フレーム部と、を有し、前記座席部は、平板状の座面部と、前記一対の前輪フレーム部および前記一対の後輪フレーム部にそれぞれ伸縮可能に連結され、前記座面部を裏面から支持する一対の座面支持部と、を有し、前記連結アームは、前記ハンドル部に連結可能な連結部と、乳幼児の介助者が把持可能な把持部と、を有する一対の部材であって、前記進行方向に沿って配置されている一方の前記前輪フレーム部および一方の前記後輪フレーム部と、前記進行方向に沿って配置されている他方の前記前輪フレーム部および他方の前記後輪フレーム部とにそれぞれ連結される。
(2)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、少なくとも前記前輪部と前記後輪部とが相互に近接する方向に移動することにより折り畳み可能に構成されても良い。
(3)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結部は、前記把持部に対して回動可能であっても良い。
(4)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結アームは、前記連結部と前記把持部とがジョイントボール型の連結部材により連結され、前記連結部は、前記連結部材を介して、前記把持部に対して回転かつ傾斜可能であっても良い。
(5)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結アームは、前記把持部の少なくとも一部が、前記連結部に比べて弾性変形容易なクッション部材により被覆されていても良い。
(6)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結アームは、車幅方向から見たときに前記把持部の所定位置にて折り曲げ可能に構成されても良い。
(7)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記一対の前輪フレーム部の間において、前記座席部に着座若しくは立位した乳幼児の前記進行方向前方の移動範囲を規制する前方ガード部と、前記一方の前輪フレーム部と前記一方の後輪フレーム部との間および前記他方の前輪フレーム部と前記他方の後輪フレーム部との間において、前記乳幼児の側方の移動範囲をそれぞれ規制する一対の側方ガード部と、前記一対の後輪フレーム部の間において、前記乳幼児の前記座席部からの飛び出しを抑制する着脱可能な安全ベルトと、を備えても良い。
(8)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記後輪部は、車輪の回転を止めるストッパを備えても良い。
(9)一実施形態に係るショッピングカートは、基枠と、前記基枠の下部に配置される車輪と、前記基枠の上部に配置されるハンドル部と、を備え、前記車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのショッピングカートであって、上述のいずれかの補助カーであって前記ハンドル部に連結された補助カーを備える。
(10)一実施形態に係るベビーカーは、乳幼児を乗車させるシート部と、前記シート部を支持する基枠と、前記基枠の下部に配置される車輪と、前記基枠の上部に配置されるハンドル部と、を備え、前記車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのベビーカーであって、上述のいずれかの補助カーであって前記ハンドル部に連結された補助カーを備える。
(2)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、少なくとも前記前輪部と前記後輪部とが相互に近接する方向に移動することにより折り畳み可能に構成されても良い。
(3)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結部は、前記把持部に対して回動可能であっても良い。
(4)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結アームは、前記連結部と前記把持部とがジョイントボール型の連結部材により連結され、前記連結部は、前記連結部材を介して、前記把持部に対して回転かつ傾斜可能であっても良い。
(5)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結アームは、前記把持部の少なくとも一部が、前記連結部に比べて弾性変形容易なクッション部材により被覆されていても良い。
(6)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記連結アームは、車幅方向から見たときに前記把持部の所定位置にて折り曲げ可能に構成されても良い。
(7)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記一対の前輪フレーム部の間において、前記座席部に着座若しくは立位した乳幼児の前記進行方向前方の移動範囲を規制する前方ガード部と、前記一方の前輪フレーム部と前記一方の後輪フレーム部との間および前記他方の前輪フレーム部と前記他方の後輪フレーム部との間において、前記乳幼児の側方の移動範囲をそれぞれ規制する一対の側方ガード部と、前記一対の後輪フレーム部の間において、前記乳幼児の前記座席部からの飛び出しを抑制する着脱可能な安全ベルトと、を備えても良い。
(8)別の実施形態に係る補助カーにおいて、好ましくは、前記後輪部は、車輪の回転を止めるストッパを備えても良い。
(9)一実施形態に係るショッピングカートは、基枠と、前記基枠の下部に配置される車輪と、前記基枠の上部に配置されるハンドル部と、を備え、前記車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのショッピングカートであって、上述のいずれかの補助カーであって前記ハンドル部に連結された補助カーを備える。
(10)一実施形態に係るベビーカーは、乳幼児を乗車させるシート部と、前記シート部を支持する基枠と、前記基枠の下部に配置される車輪と、前記基枠の上部に配置されるハンドル部と、を備え、前記車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのベビーカーであって、上述のいずれかの補助カーであって前記ハンドル部に連結された補助カーを備える。
本発明によれば、種々の手押し移動体に容易に取り付け可能な補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカーを提供できる。
次に、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
1.補助カー
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る補助カーを手押し移動体としてのショッピングカートに取り付けた補助カー付きカートの斜視図を示す。図2は、第1実施形態に係る補助カーの側面図を示す。図3は、第1実施形態に係る補助カーの平面図(3A)および当該補助カーの底面図(3B)をそれぞれ示す。図4は、図1の補助カー付きカートにおいて、補助カーの幅方向へ広がる変形を説明するための斜視図を示す。図5は、第1実施形態に係る補助カーの幅方向へ広がる変形を説明するための正面図(5A)および当該変形を説明するための底面図(5B)をそれぞれ示す。図6は、第1実施形態に係る補助カーの連結アームの一部拡大図を示す。図7は、図6の連結アームの一部側面図(7A)および当該連結アームの一部平面図をそれぞれ示す。図8は、第1実施形態に係る補助カーの把持部の動作を説明するための側面図を示す。なお、図8は、補助カーの側面図のうち把持部の一部Aの拡大斜視図を含む。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る補助カーを手押し移動体としてのショッピングカートに取り付けた補助カー付きカートの斜視図を示す。図2は、第1実施形態に係る補助カーの側面図を示す。図3は、第1実施形態に係る補助カーの平面図(3A)および当該補助カーの底面図(3B)をそれぞれ示す。図4は、図1の補助カー付きカートにおいて、補助カーの幅方向へ広がる変形を説明するための斜視図を示す。図5は、第1実施形態に係る補助カーの幅方向へ広がる変形を説明するための正面図(5A)および当該変形を説明するための底面図(5B)をそれぞれ示す。図6は、第1実施形態に係る補助カーの連結アームの一部拡大図を示す。図7は、図6の連結アームの一部側面図(7A)および当該連結アームの一部平面図をそれぞれ示す。図8は、第1実施形態に係る補助カーの把持部の動作を説明するための側面図を示す。なお、図8は、補助カーの側面図のうち把持部の一部Aの拡大斜視図を含む。
(1)補助カーの概略構成
この実施形態に係る補助カー1は、車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体の進行方向後方に連結し、手押し移動体に連動して移動可能な補助カーである。この実施形態において、手押し移動体は、ショッピングカート8である。また、この実施形態において、手押し移動体は、手押し移動体の幅方向両端から略U字形状につながった1本のハンドル部85(以後、「シングルタイプのハンドル部85」とも称する。)を有するショッピングカート8である。ショッピングカート8については、詳細を後述する。なお、手押し移動体は、補助カー1を連結させた状態で車輪を介して手押し移動可能な移動体であれば特に制約されず、例えば、ベビーカー、空港用手荷物カート、車椅子、シルバーカー、リハビリテーション用歩行車、台車等であっても良い。補助カー1は、乳幼児を着座若しくは立位させることが可能な座席部40と、座席部40の下方に配置され、手押し移動体の移動に連動して回動可能な車輪部10と、座席部40を保持するとともに、車輪部10に連結されたフレーム部20と、フレーム部20と連結されるとともに、手押し移動体のハンドル部85に連結可能な連結アーム50と、を備える。次に、補助カー1の各構成要素について説明する。
この実施形態に係る補助カー1は、車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体の進行方向後方に連結し、手押し移動体に連動して移動可能な補助カーである。この実施形態において、手押し移動体は、ショッピングカート8である。また、この実施形態において、手押し移動体は、手押し移動体の幅方向両端から略U字形状につながった1本のハンドル部85(以後、「シングルタイプのハンドル部85」とも称する。)を有するショッピングカート8である。ショッピングカート8については、詳細を後述する。なお、手押し移動体は、補助カー1を連結させた状態で車輪を介して手押し移動可能な移動体であれば特に制約されず、例えば、ベビーカー、空港用手荷物カート、車椅子、シルバーカー、リハビリテーション用歩行車、台車等であっても良い。補助カー1は、乳幼児を着座若しくは立位させることが可能な座席部40と、座席部40の下方に配置され、手押し移動体の移動に連動して回動可能な車輪部10と、座席部40を保持するとともに、車輪部10に連結されたフレーム部20と、フレーム部20と連結されるとともに、手押し移動体のハンドル部85に連結可能な連結アーム50と、を備える。次に、補助カー1の各構成要素について説明する。
(2)車輪部
車輪部10は、手押し移動体の進行方向に沿って配置されている一対の前輪部11,11と一対の後輪部12,12とを有する。前輪部11は、後述の前輪フレーム部21の下端に設けられる回動可能な前輪11aを有する。前輪部11は、好ましくは、前輪フレーム部21の下端から車幅方向外側に向けた状態で支持された車軸(不図示)に回転自在に支持された単倫の前輪11aを有する。この実施形態において、前輪11aの鉛直軸線を中心とした旋回は不可能である。つまり、前輪11aの車軸は、常に車幅方向に向けられている。後輪部12は、後述の後輪フレーム部25の下端に設けられる回動可能な後輪12aを有する。後輪部12は、好ましくは、後輪フレーム部25の下端に、後輪12aを回転可能且つ旋回可能に保持するキャスター13が取り付けられている。また、後輪部12は、好ましくは、キャスター13に取り付けられた水平方向の車軸12b(図12を参照)の両端に回転自在に支持された双輪の後輪12a,12aを有する。後輪部12は、好ましくは、車輪(後輪)12aの回転を止めるストッパを備える。この実施形態において、ストッパは、ロックレバー14の操作により、後輪12aを旋回不可能な状態に拘束する部材である。ストッパの構成は、公知のベビーカー等に搭載されるストッパと同様であり、詳細な説明を省略する。なお、ストッパは、後輪12aを旋回不可能な状態に拘束可能な構成であれば特に制約されず、例えば、ロックレバー14を備えなくとも良い。前輪部11は、双輪の前輪を有していても良い。また、前輪部11は、前輪フレーム部21の下端に前輪11aが回動可能に取り付けられていれば、その取り付け方法等は特に制約されない。例えば、前輪部11は、キャスター等を用いて前輪11aを回転可能且つ旋回可能に構成されていても良い。後輪部12は、単輪の後輪を有していても良い。また、後輪部12は、ストッパおよび/またはキャスター13を有していなくとも良い。
車輪部10は、手押し移動体の進行方向に沿って配置されている一対の前輪部11,11と一対の後輪部12,12とを有する。前輪部11は、後述の前輪フレーム部21の下端に設けられる回動可能な前輪11aを有する。前輪部11は、好ましくは、前輪フレーム部21の下端から車幅方向外側に向けた状態で支持された車軸(不図示)に回転自在に支持された単倫の前輪11aを有する。この実施形態において、前輪11aの鉛直軸線を中心とした旋回は不可能である。つまり、前輪11aの車軸は、常に車幅方向に向けられている。後輪部12は、後述の後輪フレーム部25の下端に設けられる回動可能な後輪12aを有する。後輪部12は、好ましくは、後輪フレーム部25の下端に、後輪12aを回転可能且つ旋回可能に保持するキャスター13が取り付けられている。また、後輪部12は、好ましくは、キャスター13に取り付けられた水平方向の車軸12b(図12を参照)の両端に回転自在に支持された双輪の後輪12a,12aを有する。後輪部12は、好ましくは、車輪(後輪)12aの回転を止めるストッパを備える。この実施形態において、ストッパは、ロックレバー14の操作により、後輪12aを旋回不可能な状態に拘束する部材である。ストッパの構成は、公知のベビーカー等に搭載されるストッパと同様であり、詳細な説明を省略する。なお、ストッパは、後輪12aを旋回不可能な状態に拘束可能な構成であれば特に制約されず、例えば、ロックレバー14を備えなくとも良い。前輪部11は、双輪の前輪を有していても良い。また、前輪部11は、前輪フレーム部21の下端に前輪11aが回動可能に取り付けられていれば、その取り付け方法等は特に制約されない。例えば、前輪部11は、キャスター等を用いて前輪11aを回転可能且つ旋回可能に構成されていても良い。後輪部12は、単輪の後輪を有していても良い。また、後輪部12は、ストッパおよび/またはキャスター13を有していなくとも良い。
(3)フレーム部
フレーム部20は、上下方向に伸縮可能であって一対の前輪部11,11に連結された一対の前輪フレーム部21,21と、上下方向に伸縮可能であって一対の後輪部12,12に連結された一対の後輪フレーム部25,25と、を有する。前輪フレーム部21は、好ましくは、その長手方向の少なくとも一端側へ開口する開口部(不図示)を有する筒状の前輪外側フレーム部22と、開口部に挿入されて開口部内を摺動可能な筒状若しくは柱状の前輪内側フレーム部23と、を備える。前輪フレーム部21は、好ましくは、前輪外側フレーム部22に対して前輪内側フレーム部23が摺動することにより、上下方向に伸縮可能に構成される(図2を参照)。また、前輪フレーム部21は、好ましくは、前輪外側フレーム部22から前輪内側フレーム部23が突出する長さを固定手段24により固定可能に構成されている。その固定手段24は、好ましくは、前輪外側フレーム部22の上端に設けられた締め付け金具により固定する手段である。より具体的には、固定手段24は、例えば、前輪外側フレーム部22の上端部に縦長の切り欠き溝(不図示)を形成し、前輪内側フレーム部23を所望の長さだけ突出させた状態で、締め付け金具で締め付けてすぼめることにより、前輪外側フレーム部22に対して前輪内側フレーム部23を固定する。なお、固定手段24は、上述の手段に制約されず、例えば、前輪内側フレーム部23に一定間隔おきに孔を空け、前輪外側フレーム部22に空けた1つの孔と前輪内側フレーム部23のいずれかの孔を一致させてピンを貫通させる等の手段であっても良い。
フレーム部20は、上下方向に伸縮可能であって一対の前輪部11,11に連結された一対の前輪フレーム部21,21と、上下方向に伸縮可能であって一対の後輪部12,12に連結された一対の後輪フレーム部25,25と、を有する。前輪フレーム部21は、好ましくは、その長手方向の少なくとも一端側へ開口する開口部(不図示)を有する筒状の前輪外側フレーム部22と、開口部に挿入されて開口部内を摺動可能な筒状若しくは柱状の前輪内側フレーム部23と、を備える。前輪フレーム部21は、好ましくは、前輪外側フレーム部22に対して前輪内側フレーム部23が摺動することにより、上下方向に伸縮可能に構成される(図2を参照)。また、前輪フレーム部21は、好ましくは、前輪外側フレーム部22から前輪内側フレーム部23が突出する長さを固定手段24により固定可能に構成されている。その固定手段24は、好ましくは、前輪外側フレーム部22の上端に設けられた締め付け金具により固定する手段である。より具体的には、固定手段24は、例えば、前輪外側フレーム部22の上端部に縦長の切り欠き溝(不図示)を形成し、前輪内側フレーム部23を所望の長さだけ突出させた状態で、締め付け金具で締め付けてすぼめることにより、前輪外側フレーム部22に対して前輪内側フレーム部23を固定する。なお、固定手段24は、上述の手段に制約されず、例えば、前輪内側フレーム部23に一定間隔おきに孔を空け、前輪外側フレーム部22に空けた1つの孔と前輪内側フレーム部23のいずれかの孔を一致させてピンを貫通させる等の手段であっても良い。
後輪フレーム部25は、好ましくは、その長手方向の少なくとも一端側へ開口する開口部(不図示)を有する筒状の後輪外側フレーム部26と、開口部に挿入されて開口部内を摺動可能な筒状若しくは柱状の後輪内側フレーム部27と、を備える。後輪フレーム部25は、好ましくは、前輪フレーム部21と同様に、後輪外側フレーム部26に対して後輪内側フレーム部27が摺動することにより、上下方向に伸縮可能に構成される(図2を参照)。また、後輪フレーム部25は、好ましくは、前輪フレーム部21と同様に、後輪外側フレーム部26から後輪内側フレーム部27が突出する長さを固定手段28により固定可能に構成されている。固定手段28は、先述の前輪フレーム部21の固定手段24と同様のため、詳細な説明を省略する。なお、固定手段28は、後輪外側フレーム部26から後輪内側フレーム部27が突出する長さを固定可能な手段であれば、前輪フレーム部21の固定手段24と異なる手段であっても良い。
フレーム部20は、好ましくは、手押し移動体の進行方向に沿って配置されている一方の前輪フレーム部21と一方の後輪フレーム部25と、および他方の前輪フレーム部21と他方の後輪フレーム部25と、をそれぞれ連結する一対の側方フレーム部29,29を備える。側方フレーム部29,29は、好ましくは、前輪フレーム部21,21の下端側と後輪フレーム部25,25の上端側とを連結する。この実施形態において、前輪フレーム部21,21は、その下端側に、少なくとも補助カー1の幅方向外側に開口する孔(不図示)を備える。また、後輪フレーム部25,25は、その上端側に、少なくとも補助カー1の幅方向外側に開口する孔(不図示)を備える。また、側方フレーム部29,29は、その長手方向両端に、幅方向に貫通する貫通孔(不図示)を備える。側方フレーム29,29は、貫通孔と、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25の孔とを一致させてピン等を貫通させることにより、前輪フレーム部21,21と後輪フレーム部25,25とを連結する。すなわち、この実施形態において、側方フレーム部29,29は、補助カー1の幅方向において、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25よりも外側に配置される(図5Aを参照)。なお、側方フレーム部29,29は、一方の前輪フレーム部21と一方の後輪フレーム部25と、および他方の前輪フレーム部21と他方の後輪フレーム部25と、をそれぞれ連結していれば、その連結方法は特に制約されない。例えば、側方フレーム部29,29は、公知の連結金具等を用いて、前輪フレーム部21,21と後輪フレーム部25,25とを連結しても良い。
フレーム部20は、好ましくは、一対の前輪フレーム部21,21を連結する前方フレーム部30を備える(図5Aを参照)。前方フレーム部30は、好ましくは、その長手方向の少なくとも一端側へ開口する開口部(不図示)を有する筒状の前方外側フレーム部31と、開口部に挿入されて開口部内を摺動可能な筒状若しくは柱状の前方内側フレーム部32と、を備える。前方フレーム部30は、好ましくは、前輪フレーム部21および後輪フレーム部25と同様に、前方外側フレーム部31に対して前方内側フレーム部32が摺動することにより、幅方向(左右方向)に伸縮可能に構成される。また、前方フレーム部30は、好ましくは、前輪フレーム部21および後輪フレーム部25と同様に、前方外側フレーム部31から前方内側フレーム部32が突出する長さを固定手段33により固定可能に構成されている。固定手段33は、先述の固定手段24,28と同様のため、詳細な説明を省略する。
補助カー1は、好ましくは、一対の前輪フレーム部21,21の間において、座席部40に着座若しくは立位した乳幼児の進行方向前方の移動範囲を規制する前方ガード部34を備える(図1を参照)。また、補助カー1は、好ましくは、手押し移動体の進行方向に沿って配置されている一方の前輪フレーム部21と一方の後輪フレーム部25との間および他方の前輪フレーム部21と他方の後輪フレーム部25との間において、乳幼児の側方の移動範囲をそれぞれ規制する一対の側方ガード部35,35を備える(図1を参照)。前方ガード部34および側方ガード部35は、伸縮可能な部材で構成されることが好ましい。特に、座席部40に着座若しくは立位した乳幼児の怪我の予防及び通気性を考慮すると、前方ガード部34および側方ガード部35は、例えば、ゴムネット等の伸縮可能な網目状の部材で構成されることがより好ましい。補助カー1は、好ましくは、一対の後輪フレーム部25,25の間において、乳幼児の座席部40からの飛び出しを抑制する着脱可能な安全ベルト36を備える(図1および図5Aを参照)。安全ベルト36は、乳幼児の座席部40からの飛び出しを抑制し、かつ着脱可能な構成であれば特に制約されないが、例えば、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナーによって、少なくとも一方の後輪フレーム部25への取り付けおよび取り外し自在な構成であることが好ましい。
(4)座席部
座席部40は、平板状の座面部41と、一対の前輪フレーム部21,21および一対の後輪フレーム部25,25にそれぞれ伸縮可能に連結され、座面部41を裏面から支持する一対の座面支持部42,45と、を有する。座面部41は、上側の表面が乳幼児を着座若しくは立位する座面となる。この実施形態において、座面部41は、略矩形状の平板からなる部材であるが、その形状は特に制約されず、例えば、略楕円形状、略円形状、略多角形状等であっても良い。座面支持部42,45は、座面部41の裏側に固定され、かつ一対の前輪フレーム部21,21の間を連結する前方座面支持部42と、座面部41の裏側に固定され、かつ一対の後輪フレーム部25,25の間を連結する後方座面支持部45と、を備える(図5Bを参照)。前方座面支持部42および後方座面支持部45は、その長手方向の両端側へ貫通する貫通孔(不図示)を有する筒状の外側支持部43,46と、貫通孔に挿入されて貫通孔内を摺動可能な筒状若しくは柱状の内側支持部44,47と、をそれぞれ備える。前方座面支持部42および後方座面支持部45は、好ましくは、座面部41の裏側に固定された外側支持部43,46に対して内側支持部44,47が摺動することにより、幅方向(左右方向)に伸縮可能に構成される。このように構成された補助カー1は、座席部40に着座若しくは立位する乳幼児の状態に応じて、適宜、幅方向に伸縮させることができる(図4を参照)。より具体的には、補助カー1は、前方フレーム部30の固定手段33による固定を解除し、一対の連結アーム50,50を幅方向に広げるという簡単な操作により、前方フレーム部30、前方座面支持部42、および後方座面支持部45を幅方向に伸長させる(図5を参照)。なお、外側支持部43,46の座面部41への固定方法は、特に制約されず、例えば、固定金具等による固定、嵌め込み等であっても良い。座席部40は、好ましくは、座面部41の進行方向後方側に、着座する乳幼児が足を掛けるステップ48を備える(図1を参照)。補助カー1において、座面部41に乳幼児が着座する場合は、乳幼児が手押し移動体の進行方向後方を向くように着座させることが好ましい。また、補助カー1において、座面部41に乳幼児が立位する場合は、乳幼児が手押し移動体の進行方向前方若しくは進行方向後方を向くように立位させることが好ましい。なお、ステップ48は、着座する乳幼児の足を載置可能な構造であれば、その構造は特に制約されない。また、座席部40は、ステップ48を備えていなくとも良い。
座席部40は、平板状の座面部41と、一対の前輪フレーム部21,21および一対の後輪フレーム部25,25にそれぞれ伸縮可能に連結され、座面部41を裏面から支持する一対の座面支持部42,45と、を有する。座面部41は、上側の表面が乳幼児を着座若しくは立位する座面となる。この実施形態において、座面部41は、略矩形状の平板からなる部材であるが、その形状は特に制約されず、例えば、略楕円形状、略円形状、略多角形状等であっても良い。座面支持部42,45は、座面部41の裏側に固定され、かつ一対の前輪フレーム部21,21の間を連結する前方座面支持部42と、座面部41の裏側に固定され、かつ一対の後輪フレーム部25,25の間を連結する後方座面支持部45と、を備える(図5Bを参照)。前方座面支持部42および後方座面支持部45は、その長手方向の両端側へ貫通する貫通孔(不図示)を有する筒状の外側支持部43,46と、貫通孔に挿入されて貫通孔内を摺動可能な筒状若しくは柱状の内側支持部44,47と、をそれぞれ備える。前方座面支持部42および後方座面支持部45は、好ましくは、座面部41の裏側に固定された外側支持部43,46に対して内側支持部44,47が摺動することにより、幅方向(左右方向)に伸縮可能に構成される。このように構成された補助カー1は、座席部40に着座若しくは立位する乳幼児の状態に応じて、適宜、幅方向に伸縮させることができる(図4を参照)。より具体的には、補助カー1は、前方フレーム部30の固定手段33による固定を解除し、一対の連結アーム50,50を幅方向に広げるという簡単な操作により、前方フレーム部30、前方座面支持部42、および後方座面支持部45を幅方向に伸長させる(図5を参照)。なお、外側支持部43,46の座面部41への固定方法は、特に制約されず、例えば、固定金具等による固定、嵌め込み等であっても良い。座席部40は、好ましくは、座面部41の進行方向後方側に、着座する乳幼児が足を掛けるステップ48を備える(図1を参照)。補助カー1において、座面部41に乳幼児が着座する場合は、乳幼児が手押し移動体の進行方向後方を向くように着座させることが好ましい。また、補助カー1において、座面部41に乳幼児が立位する場合は、乳幼児が手押し移動体の進行方向前方若しくは進行方向後方を向くように立位させることが好ましい。なお、ステップ48は、着座する乳幼児の足を載置可能な構造であれば、その構造は特に制約されない。また、座席部40は、ステップ48を備えていなくとも良い。
(5)連結アーム
連結アーム50は、手押し移動体のハンドル部85に連結可能な連結部51と、乳幼児の介助者が把持可能な把持部55と、を有する一対の部材である(図1を参照)。連結部51は、好ましくは、ハンドル部85を挟持可能なクリップであって、連結アーム50の進行方向前方側端部に備えられる(図6および図7Aを参照)。なお、連結部51は、ハンドル部85を挟持可能であれば、その形態は特に制約されない。連結アーム50は、好ましくは、連結部51と把持部55とが連結部材60により連結されている(図6を参照)。連結部材60は、好ましくは、ジョイントボール型の連結部材である。より具体的には、連結部材60は、軸部材61と、軸部材61の一方の端部に備えられる球状部62と、軸部材61の他方の端部に備えられる球状の内腔部を有するソケット63と、から構成される。連結部51は、好ましくは、クリップの開閉操作を行う開閉レバー53側に、連結部材60と連結可能な球状の内腔部を有するソケット54を有する。把持部55は、好ましくは、その一方の端部に連結部材60と連結可能な球状部56を有する。連結アーム50は、好ましくは、連結部材60の球状部62と連結部51のソケット54とがジョイントボール機構により連結し、連結部材60のソケット63と把持部55の球状部56とがジョイントボール機構により連結する。このように構成されることにより、連結部51は、連結部材60の球状部62を支点として回転自在となり、かつ連結部材60は、把持部55の球状部56を支点として回転自在となる(図7Bを参照)。よって、連結部51は、連結部材60を介して、把持部55に対して回転可能である(図3を参照)。なお、ジョイントボールは、ボールジョイントと称しても良い。また、連結部51および把持部55と連結部材60との連結機構は、連結部51が把持部55に対して回転可能となる機構であれば、ジョイントボール機構に制約されない。
連結アーム50は、手押し移動体のハンドル部85に連結可能な連結部51と、乳幼児の介助者が把持可能な把持部55と、を有する一対の部材である(図1を参照)。連結部51は、好ましくは、ハンドル部85を挟持可能なクリップであって、連結アーム50の進行方向前方側端部に備えられる(図6および図7Aを参照)。なお、連結部51は、ハンドル部85を挟持可能であれば、その形態は特に制約されない。連結アーム50は、好ましくは、連結部51と把持部55とが連結部材60により連結されている(図6を参照)。連結部材60は、好ましくは、ジョイントボール型の連結部材である。より具体的には、連結部材60は、軸部材61と、軸部材61の一方の端部に備えられる球状部62と、軸部材61の他方の端部に備えられる球状の内腔部を有するソケット63と、から構成される。連結部51は、好ましくは、クリップの開閉操作を行う開閉レバー53側に、連結部材60と連結可能な球状の内腔部を有するソケット54を有する。把持部55は、好ましくは、その一方の端部に連結部材60と連結可能な球状部56を有する。連結アーム50は、好ましくは、連結部材60の球状部62と連結部51のソケット54とがジョイントボール機構により連結し、連結部材60のソケット63と把持部55の球状部56とがジョイントボール機構により連結する。このように構成されることにより、連結部51は、連結部材60の球状部62を支点として回転自在となり、かつ連結部材60は、把持部55の球状部56を支点として回転自在となる(図7Bを参照)。よって、連結部51は、連結部材60を介して、把持部55に対して回転可能である(図3を参照)。なお、ジョイントボールは、ボールジョイントと称しても良い。また、連結部51および把持部55と連結部材60との連結機構は、連結部51が把持部55に対して回転可能となる機構であれば、ジョイントボール機構に制約されない。
把持部55は、好ましくは、その少なくとも一部が、連結部51に比べて弾性変形容易なクッション部材55aにより被覆されている(図6を参照)。把持部55は、より好ましくは、球状部56以外の領域がクッション部材55aにより被覆されている。このように構成された補助カー1では、座面部41に立位している乳幼児が把持部55に頭等をぶつけて怪我をする事態を抑制することができる。クッション部材55aとしては、例えば、ポリウレタン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡EVA樹脂等が好ましく、発泡ポリエチレンがより好ましい。なお、把持部55は、少なくとも一部がクッション部材55aにより被覆されていれば、その被覆方法は制約されない。また、把持部55は、クッション部材55aにより被覆されていなくとも良い。連結アーム50は、好ましくは、車幅方向から見たときに把持部55の所定位置にて折り曲げ可能に構成される(図8の一部Aの拡大斜視図を参照)。より具体的には、把持部55は、好ましくは、連結部材60に連結されている第1把持部57と、連接部59を介して第1把持部57に取り付けられている第2把持部58と、を有する。第2把持部58は、連接部59により、第1把持部57に対して下方へ折り曲げ可能に構成される。
連結アーム50は、手押し移動体の進行方向に沿って配置されている一方の前輪フレーム部21および一方の後輪フレーム部25と、当該進行方向に沿って配置されている他方の前輪フレーム部21および他方の後輪フレーム部25とにそれぞれ連結される(図1を参照)。より具体的には、一対の連結アーム50,50は、一方の第1把持部57が一方の前輪フレーム部21および一方の後輪フレーム部25と連結され、他方の第1把持部57が他方の前輪フレーム部21および他方の後輪フレーム部25と連結される。
このように構成された補助カー1は、前輪フレーム部21および後輪フレーム部25を上下方向に伸縮させることにより、車輪部10から連結アーム50までの距離を容易に変更することができるため、種々の手押し移動体に容易に取り付けることができる。より具体的には、補助カー1は、前輪外側フレーム部22および後輪外側フレーム部26に対して前輪内側フレーム部23および後輪内側フレーム部27をそれぞれ摺動させることにより上下方向に伸縮させ、取り付け対象の手押し移動体の高さに応じた位置で固定手段24,28により固定することができる(図2を参照)。また、補助カー1は、連結部51が連結部材60を介して把持部55に対して回転可能に構成されるため、手押し移動体のハンドル部85の位置および形態によらず容易に取り付けることができる(図3を参照)。例えば、ショッピングカート8(図1を参照)のような乳幼児用座席を備えていないショッピングカートであっても、補助カー1を取り付けることにより、ショッピングカートとともに乳幼児を移動させることができる。また、乳幼児用座席を備えているショッピングカートにも補助カー1を容易に取り付けることができるため、例えば、赤ちゃんを乳幼児用座席に乗せたまま、赤ちゃんよりも大きい兄姉を補助カー1に乗せてショッピングカートとともに移動させることができる。また、補助カー1は、座席部40に着座若しくは立位する乳幼児の状態に応じて、適宜、幅方向に伸縮させることができる(図4を参照)。より具体的には、補助カー1は、前方フレーム部30の固定手段33による固定を解除し、一対の連結アーム50,50を幅方向に広げるという簡単な操作により、補助カー1を幅方向に伸長させることができる(図5を参照)。
図9~図11は、第1実施形態に係る補助カーの折り畳み方法を説明するための図を示す。図12は、第1実施形態に係る補助カーの収納状態における正面図を示す。
補助カー1は、好ましくは、少なくとも前輪部11と後輪部12とが相互に近接する方向に移動することにより折り畳み可能に構成される。より具体的には、まず、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25が上下方向に伸長した状態である場合、折り畳み操作に先立って、固定手段24,28による固定を解除し、前輪外側フレーム部22,22および後輪外側フレーム部26,26に対して前輪内側フレーム部23,23および後輪内側フレーム部27,27を摺動させて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向の伸長が解除された基本状態へ移行する(図9の矢印S1およびS2を参照)。次に、前方座面支持部42を軸として、座席部40を前輪フレーム部25,25側へ折り畳む(図10の矢印S3を参照)。この操作に伴って、後輪フレーム部25,25が前輪フレーム部21,21に近接させるように移動する(図10を参照)。また、この操作に伴って、連結部51,51が前輪フレーム部21,21に近接するように、連結アーム50,50と後輪フレーム部25,25との連結部分を軸として、連結アーム50,50が回動する(図11の矢印S4を参照)。このような操作により、図11の左図に示すように、側面視において、前輪フレーム部21,21と後輪フレーム部25,25とが略平行に配置されるとともに、連結アーム50,50の配置位置が下方するようになる。そして、連接部59を介して第2把持部58を第1把持部57に対して下方へ折り曲げることにより(図11の矢印S5を参照)、補助カー1を収納状態(折り畳み状態)とすることができる(図11の右図および図12を参照)。なお、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25の上下方向の伸長が解除された基本状態において、連接部59を介して第2把持部58を第1把持部57に対して下方へ折り曲げた後に、座席部40を前輪フレーム部25,25側へ折り畳む操作を行っても良い。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る補助カーについて説明する。第1実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第2実施形態に係る補助カーについて説明する。第1実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図13は、第2実施形態に係る補助カーを手押し移動体としてのショッピングカートに取り付けた補助カー付きカートの斜視図を示す。図14は、第2実施形態に係る補助カーの連結アームの一部拡大斜視図を示す。図15は、図14の連結アームの連結部の動作を説明するための図(15A)、当該連結アームの一部拡大平面図(15B)、および当該連結アームの一部拡大側面図(15C)をそれぞれ示す。
第2実施形態に係る補助カー1aは、第1実施形態に係る補助カー1と同様に、車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体の進行方向後方に連結し、手押し移動体に連動して移動可能な補助カーである。この実施形態において、手押し移動体は、手押し移動体の幅方向両端部にそれぞれ右手で把持するハンドル部85aと左手で把持するハンドル部85bとが分離して備えられたショッピングカート8aである。以後、ハンドル部85a,85bを総称して、「セパレートタイプのハンドル部85a,85b」若しくは「ダブルタイプのハンドル部85a,85b」とも称する。ショッピングカート8aについては、詳細を後述する。この実施形態に係る補助カー1aは、連結アーム50に代えて、連結アーム50aを備える点で、第1実施形態に係る補助カー1と異なる。その他の構成については、先述の第1実施形態と同様のため、詳細な説明を省略する。
連結アーム50aは、手押し移動体のハンドル部85a(若しくはハンドル部85b)に連結可能な連結部51aと、乳幼児の介助者が把持可能な把持部55と、を有する一対の部材である(図13を参照)。把持部55は、先述の連結アーム50の把持部55と同様のため、詳細な説明を省略する。連結部51aは、例えば、鉄砲ナスカン等の開閉レバー53aをスライドさせると環の一部が開く構造の接続具であって、連結アーム50aの進行方向前方側端部に備えられる。連結部51aは、好ましくは、筒状の基部54aと、基部54aに連結する略C字状のフック52aと、基部54aから伸びてフック52aの開口部を閉鎖する開閉ロッド52bと、開閉ロッド52bをスライドさせるための開閉レバー53aと、を有する(図14を参照)。開閉レバー53aと開閉ロッド52bとは基部54a内で連結されており、開閉ロッド52bは開閉レバー53aと連動してスライドする(図15Aを参照)。また、基部54a内には、フック52aの開口部を閉鎖する方向に開閉ロッド52bを付勢するばね(不図示)が配置されている。
連結アーム50aは、好ましくは、連結部51aと把持部55とが連結部材60aにより連結されている。連結部材60aは、好ましくは、ジョイントボール型の連結部材である。より具体的には、連結部材60aは、軸部材61と、軸部材61の一方の端部から突出する一対の連結片64により軸着されて連結された球状部62aと、軸部材61の他方の端部に備えられる球状の内腔部を有するソケット63と、から構成される。このように構成された連結部材60aは、軸部材61に対して球状部62aが左右方向に角度変化可能(左右方向に首振り可能)に連結される(図15Bを参照)。連結部51aは、好ましくは、基部54aの側面に、連結部材60aの球状部62aを支持可能な球状の内腔部を有する。連結アーム50aは、好ましくは、球状部62aと基部54aの内腔部とがジョイントボール機構により連結する。よって、連結部51aは、球状部62aを支点として回転自在となり、かつ軸部材61に対して左右方向に角度変化可能に連結される(図15Bおよび図15Cを参照)。また、連結アーム50aは、先述の連結アーム50と同様に、連結部材60のソケット63と把持部55の球状部56とがジョイントボール機構により連結するため、連結部材60が把持部55の球状部56を支点として回転自在となる。よって、連結部51aは、連結部材60aを介して、把持部55に対して回転かつ傾斜可能である。補助カー1aは、このような把持部55に対して回転かつ傾斜可能な連結部51aを有する連結アーム50aを備えるため、シングルタイプのハンドル部85を有するショッピングカート8のみならず、セパレートタイプのハンドル部85a,85bを有するショッピングカート8aにも取り付け可能となる。
2.補助カーを備えるカート
次に、本実施形態に係る補助カーを備えるカートについて説明する。
次に、本実施形態に係る補助カーを備えるカートについて説明する。
(第1実施形態)
この実施形態に係る補助カーを備えるカート(以後、「補助カー付きカート」とも称する。)100は、図1に示すように、手押し移動体としてのショッピングカート8に先述の第1実施形態に係る補助カー1が取り付けられた補助カー付きカートである。補助カー付きカート100は、基枠80と、基枠80の下部に配置される車輪82,83と、基枠80の上部に配置されるハンドル部85と、を備え、車輪82,83を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのショッピングカート8において、ハンドル部85に連結された補助カー1を備える。なお、補助カー付きカート100は、補助カー1に代えて補助カー1aを備えていても良い。
この実施形態に係る補助カーを備えるカート(以後、「補助カー付きカート」とも称する。)100は、図1に示すように、手押し移動体としてのショッピングカート8に先述の第1実施形態に係る補助カー1が取り付けられた補助カー付きカートである。補助カー付きカート100は、基枠80と、基枠80の下部に配置される車輪82,83と、基枠80の上部に配置されるハンドル部85と、を備え、車輪82,83を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのショッピングカート8において、ハンドル部85に連結された補助カー1を備える。なお、補助カー付きカート100は、補助カー1に代えて補助カー1aを備えていても良い。
ショッピングカート8は、公知のシングルタイプのハンドル部85を有するショッピングカートであって、基枠80の高さ方向中間部から進行方向前方に突出したカゴ載置部84を備える(図1を参照)。ショッピングカート8は、シングルタイプのハンドル部を有するショッピングカートであれば、その形態は特に制約されず、例えば、乳幼児用座席を備えたショッピングカートであっても良い。補助カー付きカート100は、好ましくは、連結アーム50の連結部51がハンドル部85を挟持することにより、補助カー1がショッピングカート8に連結される。より具体的には、まず、補助カー1が収納状態(折り畳み状態)である場合は、先述の補助カー1を収納する手順(図9,図10および図11を参照)と逆の手順を行い、補助カー1を展開する(図9を参照)。次に、ショッピングカート8の高さに合わせて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させる。より具体的には、ショッピングカート8の高さに合わせて、前輪外側フレーム部22,22および後輪外側フレーム部26,26に対して前輪内側フレーム部23,23および後輪内側フレーム部27,27を摺動させ、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させた状態で、固定手段24,28により固定する(図9を参照)。そして、連結部51,51によりショッピングカート8のハンドル部85を挟持することにより、補助カー1をショッピングカート8に取り付けることができる。なお、連結部51,51によりショッピングカート8のハンドル部85を挟持した後で、ショッピングカート8の高さに合わせて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させても良い。また、補助カー付きカート100において、乳幼児の介助者は、連結部51がハンドル部85を挟持した状態の連結アーム50,50の把持部55を把持して進行方向に沿って押し進めることにより、ショッピングカート8単体で使用する際の操作と同様の簡単な操作で補助カー付きカート100を所望の位置へ移動させることができる。
このように構成された補助カー付きカート100は、前輪フレーム部21および後輪フレーム部25を上下方向に伸縮させることにより補助カー1の高さを容易に調整できるため、取り付け対象のショッピングカート8の高さによらず当該ショッピングカート8に補助カー1を容易に取り付けることができる。また、補助カー付きカート100は、補助カー1の連結部51が把持部55に対して回転可能に構成されるため、ショッピングカート8のハンドル部85の位置および形態によらず当該ショッピングカート8に補助カー1を容易に取り付けることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る補助カーを備えるカートについて説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第2実施形態に係る補助カーを備えるカートについて説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
この実施形態に係る補助カーを備えるカート100aは、図13に示すように、手押し移動体としてのショッピングカート8aに先述の第2実施形態に係る補助カー1aが取り付けられた補助カー付きカートである。補助カー付きカート100aは、基枠80と、基枠80の下部に配置される車輪82,83と、基枠80の上部に配置されるハンドル部85a,85bと、を備え、車輪82,83を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのショッピングカート8aにおいて、ハンドル部85a,85bに連結された補助カー1aを備える。
ショッピングカート8aは、公知のセパレートタイプのハンドル部85a,85bを有するショッピングカートであって、基枠80の高さ方向中間部にカゴ載置部84aを備える(図13を参照)。ショッピングカート8aは、セパレートタイプのハンドル部を有するショッピングカートであれば、その形態は特に制約されず、例えば、乳幼児用座席を備えたショッピングカートであっても良い。補助カー付きカート100aは、好ましくは、連結アーム50a,50aの連結部51a,51aがハンドル部85a,85bを挟持することにより、補助カー1aがショッピングカート8aに連結される。より具体的には、まず、補助カー1aが収納状態(折り畳み状態)である場合は、先述の補助カー付きカート100と同様に、補助カー1aを展開する(図9を参照)。次に、先述の補助カー付きカート100と同様に、ショッピングカート8aの高さに合わせて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させる(図9を参照)。そして、連結部51a,51aによりショッピングカート8aのハンドル部85a,85bを挟持することにより、補助カー1aをショッピングカート8aに取り付けることができる。なお、連結部51a,51aによりショッピングカート8aのハンドル部85a,85bを挟持した後で、ショッピングカート8aの高さに合わせて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させても良い。また、補助カー付きカート100aにおいても、補助カー付きカート100と同様に、乳幼児の介助者は、連結部51aがハンドル部85a,85bを挟持した状態の連結アーム50a,50aの把持部55を把持して進行方向に沿って押し進めることにより、ショッピングカート8a単体で使用する際の操作と同様の簡単な操作で補助カー付きカート100aを所望の位置へ移動させることができる。
このように構成された補助カー付きカート100aもまた、先述の補助カー付きカート100と同様に、取り付け対象のショッピングカート8aの高さやハンドル部85a,85bの位置および形態によらず、当該ショッピングカート8aに補助カー1aを容易に取り付けることができる。特に、補助カー付きカート100aによれば、補助カー1aは、把持部55に対して回転かつ傾斜可能な連結部51aを有する連結アーム50aを備えるため、セパレートタイプのハンドル部85a,85bを有するショッピングカート8aに補助カー1aを容易に取り付けることができる。
3.補助カーを備えるベビーカー
次に、本実施形態に係る補助カーを備えるベビーカーについて説明する。
次に、本実施形態に係る補助カーを備えるベビーカーについて説明する。
図16は、本発明の実施形態に係る補助カーを備えるベビーカーの斜視図を示す。
この実施形態に係る補助カーを備えるベビーカー(以後、「補助カー付きベビーカー」とも称する。)110は、手押し移動体としてのベビーカー9に先述の第1実施形態に係る補助カー1が取り付けられた補助カー付きベビーカーである。補助カー付きベビーカー110は、乳幼児を乗車させるシート部91と、シート部91を支持する基枠90と、基枠90の下部に配置される車輪92,93と、基枠90の上部に配置されるハンドル部95と、を備え、車輪92,93を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのベビーカー9において、ハンドル部95に連結された補助カー1を備える。なお、補助カー付きベビーカー110は、補助カー1に代えて補助カー1aを備えていても良い。
ベビーカー9は、その幅方向両端から略U字形状につながった1本のハンドル部95(以後、「シングルタイプのハンドル部95」とも称する。)を有するベビーカーである(図16を参照)。ベビーカー9は、シングルタイプのハンドル部を有するベビーカーであれば、その形態は特に制約されず、例えば、3つの車輪を有する3輪ベビーカー等、公知の種々のベビーカーを採用することができる。補助カー付きベビーカー110は、好ましくは、連結アーム50の連結部51がハンドル部95を挟持することにより、補助カー1がベビーカー9に連結される。より具体的には、先述の補助カー付きカート100と同様に、まず、補助カー1が収納状態(折り畳み状態)である場合は、先述の補助カー1を収納する手順(図9,図10および図11を参照)と逆の手順を行い、補助カー1を展開する(図9を参照)。次に、ベビーカー9の高さに合わせて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させる(図9を参照)。そして、連結部51,51によりベビーカー9のハンドル部95を挟持することにより、補助カー1をベビーカー9に取り付けることができる。なお、連結部51,51によりベビーカー9のハンドル部95を挟持した後で、ベビーカー9の高さに合わせて、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25を上下方向に伸長させても良い。また、補助カー付きベビーカー110において、乳幼児の介助者は、連結部51がハンドル部95を挟持した状態の連結アーム50,50の把持部55を把持して進行方向に沿って押し進めることにより、ベビーカー9単体で使用する際の操作と同様の簡単な操作で補助カー付きベビーカー110を所望の位置へ移動させることができる。
このように構成された補助カー付きベビーカー110もまた、先述の補助カー付きカート100と同様に、取り付け対象のベビーカー9の高さやハンドル部95の位置および形態によらず、当該ベビーカー9に補助カー1を容易に取り付けることができる。なお、補助カー付きベビーカー110は、ベビーカー9に代えて、ベビーカーの幅方向両端部にそれぞれ右手および左手で把持する2つのハンドル部が分離して備えられたセパレートタイプのハンドル部(ダブルタイプのハンドル部)を有するベビーカーであっても良い。この場合、補助カー付きベビーカー110は、セパレートタイプのハンドル部を有するベビーカーに先述の第2実施形態に係る補助カー1aが取り付けられることが好ましい。このような補助カー付きベビーカー110においても、先述の通り、補助カー1aが把持部55に対して回転かつ傾斜可能な連結部51aを有する連結アーム50aを備えるため、セパレートタイプのハンドル部を有するベビーカーに補助カー1aを容易に取り付けることができる。
4.その他の実施形態
上述のように、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
上述のように、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
図17は、本発明の実施形態に係る補助カーのフレーム部の変形例の一部拡大図を示す。なお、図17は、変形例に係る補助カーの前輪部および前輪フレーム部の下端部を拡大した一部拡大図である。
先述の各実施形態に係る補助カー1,1aにおいて、側方フレーム部29,29は、補助カー1,1aの幅方向において、前輪フレーム部21,21および後輪フレーム部25,25よりも外側に配置された状態で、前輪フレーム部21,21と後輪フレーム部25,25とを連結していたが、側方フレーム部29,29による連結方法はこれに制約されない。例えば、図17に示す補助カー1bは、前輪フレーム部21,21、後輪フレーム部25,25、および側方フレーム部29,29に代えて、前輪フレーム部21a,21a、後輪フレーム部25a,25a(不図示)、および側方フレーム部29a,29aを備える点で、先述の補助カー1,1aと異なる。前輪フレーム部21a,21aは、その下端側に、進行方向後方側に開口する開口部210を備える(図17を参照)。また、後輪フレーム部25a,25aは、その上端側に、進行方向前方側に開口する開口部(不図示)を備える。側方フレーム部29a,29aは、長手方向における一端部を開口部220に挿入した状態で、ステー等の連結具221により前輪フレーム部21aと連結される。また、側方フレーム部29a,29aは、長手方向における他端部を後輪フレーム部25aの開口部に挿入した状態で、ステー等の連結具(不図示)により後輪フレーム部25aと連結される。このように構成された補助カー1bにおいて、側方フレーム部29a,29aは、補助カー1bの幅方向において、前輪フレーム部21a,21aおよび後輪フレーム部25a,25aと同位置に配置された状態で、前輪フレーム部21a,21aと後輪フレーム部25a,25aとを連結する。
また、先述の補助カー1,1aにおいて、把持部55は、第2把持部58が第1把持部57に対して下方へ折り曲げ可能に構成されていたが、複数箇所にて折り曲げ可能に構成されていても良い。また、把持部55は、折り曲げ不能に構成されていても良い。
また、連結部51,51aは、手押し移動体のハンドル部85,85a,95に連結可能であれば、その形態は特に制約されず、例えば、カラビナや、ベルトを巻回してスナップボタン等の接合部品で接合する形態等であっても良い。
また、連結部51,51aは、把持部55に対して回動可能に構成されていたが、把持部55に対して回動しないよう構成されていても良い。
本発明に係る補助カーは、例えば、ショッピングカートおよびベビーカーの他、空港用手荷物カート、車椅子、シルバーカー、リハビリテーション用歩行車、台車等の手押し移動体にも利用することができる。
1,1a,1b・・・補助カー、8,8a・・・ショッピングカート(手押し移動体の一例)、9・・・ベビーカー(手押し移動体の一例)、10・・・車輪部、11・・・前輪部、12・・・後輪部、14・・・ロックレバー、20・・・フレーム部、21,21a・・・前輪フレーム部、25,25a・・・後輪フレーム部、34・・・前方ガード部、35・・・側方ガード部、36・・・安全ベルト、40・・・座席部、41・・・座面部、42,45・・・座面支持部、50,50a・・・連結アーム、51,51a・・・連結部、55・・・把持部、60,60a・・・連結部材、80,90・・・基枠、82,83,92,93・・・(手押し移動体の)車輪、85,85a,85b,95・・・ハンドル部、91・・・シート部、100,100a,110・・・補助カーを備えるカート。
Claims (10)
- 車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体の進行方向後方に連結し、当該手押し移動体に連動して移動可能な補助カーであって、
乳幼児を着座若しくは立位させることが可能な座席部と、
前記座席部の下方に配置され、前記手押し移動体の移動に連動して回動可能な車輪部と、
前記座席部を保持するとともに、前記車輪部に連結されたフレーム部と、
前記フレーム部と連結されるとともに、前記手押し移動体のハンドル部に連結可能な連結アームと、
を備え、
前記車輪部は、前記進行方向に沿って配置されている一対の前輪部と一対の後輪部とを有し、
前記フレーム部は、
上下方向に伸縮可能であって前記一対の前輪部に連結された一対の前輪フレーム部と、
上下方向に伸縮可能であって前記一対の後輪部に連結された一対の後輪フレーム部と、
を有し、
前記座席部は、
平板状の座面部と、
前記一対の前輪フレーム部および前記一対の後輪フレーム部にそれぞれ伸縮可能に連結され、前記座面部を裏面から支持する一対の座面支持部と、
を有し、
前記連結アームは、
前記ハンドル部に連結可能な連結部と、
乳幼児の介助者が把持可能な把持部と、
を有する一対の部材であって、
前記進行方向に沿って配置されている一方の前記前輪フレーム部および一方の前記後輪フレーム部と、前記進行方向に沿って配置されている他方の前記前輪フレーム部および他方の前記後輪フレーム部とにそれぞれ連結されることを特徴とする補助カー。 - 少なくとも前記前輪部と前記後輪部とが相互に近接する方向に移動することにより折り畳み可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の補助カー。
- 前記連結部は、前記把持部に対して回動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の補助カー。
- 前記連結アームは、前記連結部と前記把持部とがジョイントボール型の連結部材により連結され、
前記連結部は、前記連結部材を介して、前記把持部に対して回転かつ傾斜可能であることを特徴とする請求項3に記載の補助カー。 - 前記連結アームは、前記把持部の少なくとも一部が、前記連結部に比べて弾性変形容易なクッション部材により被覆されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の補助カー。
- 前記連結アームは、車幅方向から見たときに前記把持部の所定位置にて折り曲げ可能に構成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の補助カー。
- 前記一対の前輪フレーム部の間において、前記座席部に着座若しくは立位した乳幼児の前記進行方向前方の移動範囲を規制する前方ガード部と、
前記一方の前輪フレーム部と前記一方の後輪フレーム部との間および前記他方の前輪フレーム部と前記他方の後輪フレーム部との間において、前記乳幼児の側方の移動範囲をそれぞれ規制する一対の側方ガード部と、
前記一対の後輪フレーム部の間において、前記乳幼児の前記座席部からの飛び出しを抑制する着脱可能な安全ベルトと、
を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の補助カー。 - 前記後輪部は、車輪の回転を止めるストッパを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の補助カー。
- 基枠と、前記基枠の下部に配置される車輪と、前記基枠の上部に配置されるハンドル部と、を備え、前記車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのショッピングカートであって、
請求項1から8のいずれか1項に記載の補助カーであって、前記ハンドル部に連結された補助カーを備えることを特徴とするショッピングカート。 - 乳幼児を乗車させるシート部と、前記シート部を支持する基枠と、前記基枠の下部に配置される車輪と、前記基枠の上部に配置されるハンドル部と、を備え、前記車輪を介して手押し移動可能な手押し移動体としてのベビーカーであって、
請求項1から8のいずれか1項に記載の補助カーであって、前記ハンドル部に連結された補助カーを備えることを特徴とするベビーカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021087629A JP2022180885A (ja) | 2021-05-25 | 2021-05-25 | 補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカー |
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JP2021087629A JP2022180885A (ja) | 2021-05-25 | 2021-05-25 | 補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカー |
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JP2021087629A Pending JP2022180885A (ja) | 2021-05-25 | 2021-05-25 | 補助カー、補助カーを備えるカート、および補助カーを備えるベビーカー |
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2021
- 2021-05-25 JP JP2021087629A patent/JP2022180885A/ja active Pending
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