JP2001201314A - 観察光学系 - Google Patents

観察光学系

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JP2001201314A
JP2001201314A JP2000009372A JP2000009372A JP2001201314A JP 2001201314 A JP2001201314 A JP 2001201314A JP 2000009372 A JP2000009372 A JP 2000009372A JP 2000009372 A JP2000009372 A JP 2000009372A JP 2001201314 A JP2001201314 A JP 2001201314A
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Jacobsen Bruce
ジェイコブセン ブルース
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検光学系のリング視野内の周方向各位置を個
別に照明してその被検光学系の光学特性を測定する干渉
計に適用され、その被検光学系の像面から発散する被検
光とその像面近傍の焦点から発散する参照光とによる干
渉光の干渉縞パターンを検出する観察光学系に関し、従
来より簡単な構成でしかも確実に干渉縞パターンを検出
することを目的とする。 【解決手段】前記像面における前記リング視野の像の曲
率中心からその像面の垂直方向にのびる直線上に配置さ
れた撮像素子33aと、前記直線の周りに対称な曲面の
少なくとも一部に相当し、かつ前記被検光学系の射出瞳
を前記撮像素子の配置個所に結像させる単数または複数
の反射面13b、13eとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検光学系のリン
グ視野内の周方向各位置を個別に照明してその被検光学
系の光学特性を測定する干渉計に適用され、その被検光
学系の像面から発散する被検光とその像面近傍の焦点か
ら発散する参照光とによる干渉光の干渉縞パターンを検
出する観察光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィーの技術では、原版
に形成された微細なパターンを正確に基板上に転写する
ことが望まれる。現在、高度な技術の1つに、照明光と
して遠紫外領域の短波長光(波長:13nm近傍)を使
用し、投影光学系としてリング視野を有した投影光学系
を使用するものが提案されている。ここで、リング視野
を有した投影光学系とは、例えば、特開昭63−163
319号公報に記載される光学系のように、その転写領
域を、光軸外に曲率中心を有する輪帯状の視野(リング
視野という。そのサイズは一般に径方向が数mm、周方
向が数10°である。)とするよう設計された投影光学
系である。
【0003】このように高度な技術に使用される投影光
学系の光学特性は、干渉計によって予め調べられる。こ
の干渉計には、被検光学系としての投影光学系のリング
視野の各位置を照明する照明光学系と、計測の基準とな
る参照光を生成する参照光生成光学系と、その参照光と
被検光学系からの被検光とによる干渉縞パターンを検出
する観察光学系とが備えられる。
【0004】図3、図4は、従来の干渉計における観察
光学系および参照光生成光学系の周辺を示す図である。
因みに、これらの干渉計は、その参照光生成光学系の原
理(後述する)から「点回折干渉計(PDI:Point Diffr
action Interferometer)」と呼ばれているものであ
る。また、図3、図4に示す被検光学系31は、リング
視野の各位置からの主光線が像面上で平行光となるテレ
セントリック光学系であるとする。
【0005】参照光生成光学系32は、被検光学系31
とその被検光学系31の像面3aとの間に配置され、被
検光学系31の透過光の一部から参照光を生成するため
に、被検光学系31側から順に回折格子32a、遮光板
32b、およびピンホールを配置した参照光生成プレー
ト32cなどを有している。この参照光生成用プレート
32cが配置される位置は、被検光学系31の像面3a
に一致する。
【0006】観察光学系33(図3),43(図4)
は、前記像面3aから発散する光の光路に配置され、か
つその光路に垂直な撮像面33bを有した撮像素子33
aを備える。
【0007】これら図3、図4に示す構成において、不
図示の照明光学系側から被検光学系31に入射した理想
的波面の光束は、その被検光学系31の光学的情報を含
んだ光束となって回折格子32aに入射する。そしてこ
の回折格子32aにより生成された光束の一部(回折格
子32aにて生成された0次光)は、像面3aに点像を
形成した後被検光(図中実線で示す光束)として撮像素
子33aへ到達する。一方、ほかの一部(回折格子32
aにて生成された1以降の次数の光)については、その
うち遮光板32bの開口を通過した所定次数の回折光
(図中細線で示す光束)のみが、前記像面3aに配置さ
れた参照光生成用プレート32cのピンホール上に集光
した後、理想的波面の参照光(図中点線で示す光束)を
生成する。このようにして生成された参照光と被検光と
は、その光路に挿入された撮像素子33aの撮像面33
bに干渉縞パターンを形成する。ここで、上記した撮像
素子33aは、この干渉縞パターンがその撮像面33b
の全域に投影されるような位置に挿入されている。
【0008】なお、光量をバランスさせ、鮮やかな干渉
縞を得ようとする場合には、0次光を参照光とし、1次
光を被検光とするとよい。ところで、上記した被検光学
系31の測定は、被検光学系31の視野内の各位置につ
いて行われる。このため、被検光学系31の物体面3b
には、リング視野30bに対応する領域に複数のピンホ
ール30cを有した測定用プレート30aが配置され、
不図示の照明光学系によってそれらのピンホール30c
が個別に照明されることとなる。
【0009】このとき、リング視野30bのサイズにも
よるが、一般に照明位置をリング視野30b内の周方向
に移動させるときには、干渉縞パターンも撮像面33b
に平行な面内を比較的大きく移動する。このため、その
干渉縞パターンを常に撮像面33b内に納めておくこと
は難しい。
【0010】しかも、高分解能かつ高感度を必要とする
観察光学系では、撮像面33bを拡大することは非常に
困難である。このため、例えば、図3に示す観察光学系
33では、撮像素子33aを、像面3aに平行な面内を
移動可能なxy移動ステージ331上に形成して、撮像
面3bを干渉縞パターンの形成位置まで適宜移動できる
よう構成している。
【0011】また、図4に示す観察光学系43では、像
面3aと撮像素子33aとの間に凹面のミラー43eを
配置し、かつそのミラー43eを入れ子状移動ステージ
432によって移動可能に構成している。なお、この入
れ子状移動ステージ432は、図5に示すような入れ子
構造をしており、像面3aに平行な面内を互いに直交す
る2方向に移動可能な内ステージ43fおよび外ステー
ジ43f’を有する。これらの内ステージ43fおよび
外ステージ43f’にそれぞれ固定され、移動可能とな
ったミラー43e、43e’は、像面3aにおける点像
の形成位置が変化しても、撮像素子33aに対する干渉
光の入射光路を一定に保つことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3、
図4に示す観察光学系33,43では、干渉縞パターン
の投影位置に応じて撮像素子33aやミラー43eを移
動させるために、xy移動ステージ331や入れ子状移
動ステージ432を大がかりにせざるを得ない。また、
図3に示す観察光学系33では、波長13nm程度の短
波長光が使用される被検光学系31の測定時など、その
照明光に短波長光が使用される場合には、撮像素子33
aは他の光学素子と共に真空中におかれるが、その駆動
系である電気系33gについては、正常に作動するため
にその反対に真空外におかれる必要がある。したがっ
て、両者間には専用の信号授受装置(不図示)による通
信を要することとなり、その結果干渉計の構成の煩雑
化、および通信時に重畳される雑音による検出精度の低
下を招く。
【0013】さらに、図4に示す観察光学系43では、
さらに別の問題も生じる。一般に、上記2つのミラー4
3e、43e’(図5参照)の反射面には、何れも入射
角45゜の光を反射するために多層膜コーティングが施
されることとなるが、この多層膜コーティングは本来的
に、入射光の振動方向がその反射面の垂直方向に近いほ
ど光の振幅損失を大きくし、入射光の振動方向がその反
射面の水平方向に近いほど光の振幅損失を小さくすると
いう性質を有する。しかし、入れ子状移動ステージ43
2では光の偏光角が2つのミラー43e、43e’の間
で90゜回転するので、仮に照明光の偏光方向を調整し
て一方のミラーでの高反射率を維持できたとしても、そ
の場合には必ず、他方のミラーでの反射率は十分に得ら
れないこととなる。このような振幅損失は、短波長の光
を使用する場合に特に深刻な問題である。
【0014】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたもので、被検光学系のリング視野に関する光学
特性の測定時において、従来より簡単な構成でしかも確
実に干渉縞パターンを検出することができる観察光学系
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の観察光
学系は、被検光学系のリング視野の周方向各位置を個別
に照明してその被検光学系の光学特性を測定する干渉計
に適用され、その被検光学系の像面から発散する被検光
とその像面近傍から発散する参照光とによる干渉光の干
渉縞パターンを検出する観察光学系であって、前記像面
における前記リング視野の像の曲率中心からその像面の
垂直方向に延びる直線上に配置された撮像素子と、前記
直線の周りに対称な曲面の少なくとも一部に相当し、か
つ前記被検光学系の射出瞳を前記撮像素子の配置個所に
結像させる単数または複数の反射面とを備えたことを特
徴とする。
【0016】この観察光学系では、単数または複数の反
射面からなる系は、像面におけるリング視野の曲率中心
から像面の垂直方向に延ばした直線の周りに回転対称性
を有していて、被検光学系の射出瞳を前記撮像素子の配
置個所に結像させる。このとき、測定時にリング視野の
周方向各位置から得られる各干渉光の光束は、その撮像
素子の方向に導かれ、かつその撮像素子の位置にその被
検光学系の光学特性を示す干渉縞パターンを形成する。
【0017】ここで、被検光学系が象面側でテレセント
リック光学系であるとすると、観察光学系中に、主光線
の全てが集められる。この集められる位置は、前述の直
線上にあり、ここに撮像素子が配置される。このように
すると、全ての主光線が撮像素子上の同一の点に集まる
ようになり、主光線を取り巻く光束にも大きな位置変化
が無くなる。
【0018】したがって、リング視野の如何なる周位置
を照明しようとも、常に撮像素子は干渉縞パターンをと
らえることができる。この結果、従来のようなxy移動
ステージや入れ子状移動ステージなどを要しない。すな
わち、請求項1に記載の観察光学系は、撮像素子の前段
に所定の形状の反射面を備えるだけの簡単な構成で、確
実に干渉縞パターンを検出することができる。
【0019】請求項2に記載の観察光学系は、請求項1
に記載の観察光学系において、前記単数または複数の反
射面の面形状は、前記射出瞳の像の大きさが前記撮像素
子の撮像面の大きさに対応するような面形状に調整され
ていることを特徴とする。このような観察光学系では、
測定時にリング視野の周方向各位置から得られる各干渉
光の光束は、撮像素子の配置箇所に常に同じ大きさの干
渉縞パターンを形成する。したがって、リング視野の周
方向のどの位置を照明したときにも、干渉縞パターンは
高い解像度で検出される。
【0020】請求項3に記載の観察光学系は、請求項1
または請求項2の何れか1項に記載の観察光学系におい
て、前記撮像素子は、前記撮像面の角度が調整可能に構
成されていることを特徴とする。この干渉光学系では、
リング視野内における照明位置を移動させたときに撮像
面への被検光の入射角度が変化しても、撮像面の角度を
傾斜させることができるので、その角度変化による誤差
を抑えることができる。なお、このような照射位置によ
る角度差に対応するだけのわずかな傾斜を実現する機構
は、従来のxy移動ステージや入れ子状移動ステージな
どと異なり、大がかりにはならない。
【0021】また、被検光学系の射出瞳と撮像面とが一
致していると、被検光学系の光学特性を示す干渉縞パタ
ーンがその撮像面に明瞭に形成される。したがって、高
い精度で干渉縞パターンが検出される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態を説明する。
【0023】先ず、本発明に係る第1実施形態を、図1
に基づいて説明する。本第1実施形態は、請求項1,請
求項2,請求項3,請求項4に対応する。図1は、本第
1実施形態における観察光学系の構成、およびその周辺
を示す図である。図1において、図3や図4に示す従来
例と同じものについては同一の符号を付して示し、ここ
ではその説明を省略する。
【0024】先ず、本実施形態の撮像素子33a(CC
D等により構成される)は、像面3aにおけるリング視
野30bの像の曲率中心Oからその像面3aの垂直方向
に延びる直線L上に、予め配置されている。なお、この
撮像素子33aは、撮像面33bの中心をその直線Lに
交差させている。そして、観察光学系13には、参照光
生成光学系32から射出した被検光(図中実線で示す光
束)および参照光(図中点線で示す光束)を像面3a側
に反射する反射面13bを有した第1ミラー13aが備
えられる。
【0025】この第1ミラー13aの反射面13bは、
被検光学系31側に凹形状をした球面または非球面上の
親曲面14aの一部に相当する。なお、この親曲面14
aの回転対称軸は、前記した直線Lと一致している。ま
た、観察光学系13内の像面3a、または像面3aから
わずかに離れた位置には、前記反射面13b側に反射面
13eを向けた第2ミラー13dが配置される。
【0026】この第2ミラー13dの反射面13eは、
直線Lに平行な方向に面法線を有した平面反射面、また
は球面若しくは非球面の凹面反射面である。但し、この
うち球面や非球面である場合には、その対称軸が直線L
に一致する。ここで、反射面13bの前記直線Lを基準
とした周方向および径方向の長さは、短くとも、測定時
に形成される点像から発散する各光束をその反射面13
bが確実にとらえ得るような長さとなっている。また、
反射面13bの径方向の長さは、長くとも、第2ミラー
13dから撮像面33bに至る前記各光束の光路を妨げ
ないような長さとなっている。
【0027】さらに、上記した第1ミラー13aの反射
面13bおよび第2ミラー13dの反射面13eの曲率
は、前記被検光学系31の射出瞳の像が撮像面33bの
撮像範囲とほぼ同じ大きさで結像するような曲率に予め
調整される。そして、上記した撮像素子33aの撮像面
33bの角度は、この出射瞳の像全体が撮像面33b上
に明瞭に結像するよう調整されていることが好ましい。
【0028】以上説明したように、第1ミラー13aお
よび第2ミラー13dからなる系は、少なくともリング
視野30bの開き角度以内においては直線Lの周りに回
転対称性を有している。したがって、リング視野30b
の如何なる周位置を照明しようとも、干渉縞パターン
は、常に撮像面33a上の同じ位置に形成される。
【0029】すなわち、本第1実施形態では、従来のよ
うにxy移動ステージや入れ子状移動ステージなどがな
いにもかかわらず、干渉縞パターンを常に高い解像度で
確実に検出することができる。なお、反射面13bおよ
び反射面13dのサイズおよび形状は、上記した条件を
満たす他に、照明位置をリング視野30b内の径方向に
移動させる場合にも、干渉縞パターンが撮像面33bか
ら外れることのないように設定されることが好ましい。
【0030】また、上記構成においては、リング視野3
0bの周方向各位置を照明する際に、干渉縞パターンが
回転することになるが、これに対処するために、ピンホ
ール位置の情報など、照明位置を示す何らかの情報に応
じた演算処理を行って、測定結果が示す干渉縞パターン
に座標変換を行うことが好ましい。また、上記構成にお
いて、照明位置を移動させたときに撮像面33bへの被
検光の入射角度が変化する場合、この角度差の圧縮は、
例えば次の2通りの方法で容易に行うことができる。
【0031】第1の方法では、上記構成においてさら
に、撮像面33bの角度を傾斜させるために、撮像素子
33aの傾斜機構15を設け、撮像面33bと被検光束
の主光線とが垂直となるような方向へ角度調整を行う。
このような、照射位置による角度差に対応するための傾
斜機構15は、従来のxy移動ステージ331や入れ子
状移動ステージ432などと異なり、大がかりにはなら
ないため、容易に実現する。
【0032】第2の方法では、照明位置の相違による角
度差を何らかの方法で予め調べておき、測定結果に対し
てその角度差に応じた補正演算を施すものである。な
お、上記の各演算は、従来の干渉計において撮像素子3
3aの後段に備えられる電気系の動作に、その演算に対
応する動作を追加すればよい。以上説明したように本第
1実施形態によれば、従来より簡単な構成で確実に干渉
縞パターンを検出することができる。
【0033】次に、本発明に係る第2実施形態を、図2
に基づいて説明する。本第2実施形態は、請求項1,請
求項2,請求項3,請求項4に対応する。図2は、本第
2実施形態における観察光学系の構成、およびその周辺
を示す図である。図2において、図1や図3および図4
に示すものと同じものについては同一の符号を付して示
し、ここではその説明を省略する。
【0034】第2実施形態の観察光学系23では、第2
ミラー13dを備えない代わりに、参照光生成用プレー
ト32が配置される位置(像面3a)に、第2ミラーと
参照光生成用プレートとが一体型となった一体型プレー
ト23dが配置される。この一体型プレート23dは、
図3、図4、および図1に示す参照光生成用プレート3
2cと同様に、遮光板32bの開口を通過した所定次数
の回折光の集光位置に配置したピンホールにより理想的
波面の参照光を生成し、また点像が形成される位置にお
いては被検光として使用される光を透過させるプレート
である。
【0035】そして、本第2実施形態では、この一体型
プレート23dの第1ミラー13a側、かつ前記した点
像形成位置よりも直線L側に、反射コーティングが施さ
れる。また、この一体型プレート23dの大きさは、第
1ミラー13aにて反射された干渉光(被検光および参
照光)を確実に反射できるような大きさに形成されてい
るものとする。
【0036】このように、参照光生成用光学系32にお
いて干渉用マスクを形成する素子(一般にシリコンウエ
ハなどからなる)の所定面に反射コーティングをすれ
ば、参照光生成光学系32の機能を保ちつつ、第1実施
形態の第2ミラー13dと同じ機能を付加することがで
きる。したがって、第2実施形態によれば、干渉計の部
品点数を抑えつつ、第1実施形態と同様の効果を得るこ
とがことができる。
【0037】なお、上記各実施形態における第1ミラー
13aの形成については、親曲面14aを有した親ミラ
ー14を用意してから前記干渉光の光路に対応する部分
を切り取ることで実現する。また、その光路に対応する
部分の透過率が高くなっているような親ミラー14を用
意してもよい。また、上記各実施形態においては、撮像
素子に干渉光を導くための反射面の数は2枚となってい
るが、撮像素子の位置に応じて1枚または3つ以上の複
数としてもかまわない。例えば、図1や図2において、
第1ミラー13aが反射した干渉光の光路が、参照光生
成光学系32や被検光学系31によって妨げられないの
であれば、上記したような第1ミラー13aの反射面1
3b一枚によって同様の効果が得られるので、観察光学
系13の構成がより簡略化される。
【0038】また、上記各実施形態において、参照光生
成光学系32の構成は、上記したものに限らず、所望の
波面形状の参照光を生成できるのであれば、如何なる参
照光生成光学系、例えば、像面3aに形成される点像か
ら発散する光の一部を利用して参照光を生成するものな
どに代えてもよい。また、上記各実施形態では、干渉縞
パターンの検出を撮像素子33aによって行っている
が、上記の撮像面33bと同じ面を観察面とするのであ
れば、例えば、撮像素子33aに代えて感光フィルムを
配置してもよい。また、別の光学系を介して操作者が直
に観察できるように構成てもよい。
【0039】また、上記各実施形態では、リング視野を
有した被検光学系の光学特性の測定について説明した
が、他のいかなる光学系の光学特性の測定においても、
その測定対象が、視野全体のリング視野部分である限
り、つまり光軸外の対称軸に関して中心対称性を有する
領域である限りは、本発明は適用しうる。以上のよう
に、本発明による各実施形態の観察光学系によれば、大
がかりなステージを必要としないため簡単な構成にする
ことが可能であり、かつ最終的に取得される信号におけ
る雑音を抑えることもできる。
【0040】また、各実施形態の観察光学系において
は、光束を、45°未満の反射角で偏向させるので、振
幅損失を低減させることができる。そしてこの反射角を
0°に近くするほどこの低減効果は高くなる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の観察光学
系によれば、従来より簡単な構成で確実に干渉縞パター
ンを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における観察光学系の構成、およ
びその周辺を示す図である。
【図2】第2実施形態における観察光学系の構成、およ
びその周辺を示す図である。
【図3】従来の干渉計における観察光学系および参照光
生成光学系の周辺を示す図である。
【図4】従来の干渉計における観察光学系および参照光
生成光学系の周辺を示す図である。
【図5】従来の観察光学系に適用されるミラーと入れ子
状移動ステージとの関係を示す図である。
【符号の説明】
13,23,33,43 観察光学系 13a 第1ミラー 13b,13e 反射面 13c 第2ミラー 14 親ミラー 15 傾斜機構 14a 親曲面 23d 一体型プレート 3a 像面 3b 物体面 30a 測定用プレート 30b リング視野 30c ピンホール 31 被検光学系 32 参照光生成光学系 32a 回折格子 32b 遮光板 32c 参照光生成用プレート 33a 撮像素子 33b 撮像面 33g 電気系 331 xy移動ステージ 432 入れ子状移動ステージ 43e,43e’ ミラー 43f 内ステージ 43f’外ステージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検光学系のリング視野の周方向各位置
    を個別に照明してその被検光学系の光学特性を測定する
    干渉計に適用され、その被検光学系の像面から発散する
    被検光とその像面近傍から発散する参照光とによる干渉
    光の干渉縞パターンを検出する観察光学系であって、 前記像面における前記リング視野の像の曲率中心からそ
    の像面の垂直方向に延びる直線上に配置された撮像素子
    と、 前記直線の周りに対称な曲面の少なくとも一部に相当
    し、かつ前記被検光学系の射出瞳を前記撮像素子の配置
    個所に結像させる単数または複数の反射面とを備えたこ
    とを特徴とする観察光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の観察光学系において、 前記単数または複数の反射面の面形状は、前記射出瞳の
    像の大きさが前記撮像素子の撮像面の大きさに対応する
    ような面形状に調整されていることを特徴とする観察光
    学系。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の観察光
    学系において、 前記撮像素子は、前記撮像面の角度が調整可能に構成さ
    れていることを特徴とする観察光学系。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS616927Y2 (ja) * 1981-01-22 1986-03-03
JPH0724025A (ja) * 1991-01-23 1995-01-27 Zojirushi Bebii Kk 歩行補助器
JP3034208U (ja) * 1996-07-30 1997-02-14 卓也 袖山 歩行サポーター

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