JP5406623B2 - 計測装置、露光装置及びデバイスの製造方法 - Google Patents

計測装置、露光装置及びデバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、計測装置、露光装置及びデバイスの製造方法に関する。
フォトリソグラフィー技術を用いて微細な半導体デバイスを製造する際に、レチクル(マスク)に形成されたパターンを、投影光学系を介してウエハ等の基板に投影してパターンを転写する露光装置が使用されている。近年では、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(ステッパー)からステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(スキャナー)が主流となってきている。
これらの露光装置では、露光前(又は露光中)において、光斜入射系の表面形状(表面位置)計測手段を用いて基板の所定の位置における表面位置を計測し、かかる所定の位置を露光する際に基板の表面を最適な結像位置に合わせ込む補正を行っている。特に、スキャナーでは、露光スリットの長手方向(即ち、走査方向に垂直な方向)について、基板の表面位置の高さ(フォーカス)だけではなく、表面の傾き(チルト)も計測している。このような技術に関しては、幾つか提案されている(特許文献1及び2参照)。
米国特許第4340306号明細書 米国特許出願公開第2007/0086013号明細書
露光装置において、基板の表面形状を計測する表面形状計測方式としては、所謂、白色干渉信号方式が広く用いられている。かかる白色干渉信号方式では、光源から射出された白色光を2つの光に分離し、一方の光を被計測面(基板)に、他方の光を参照面に入射させる。そして、被計測面で反射した計測光と参照面で反射した参照光を合成して、計測光と参照光との干渉による干渉パターン(干渉信号)を検出する。この際、被計測面の高さ位置(Z軸方向の位置)を変化させると、参照光と計測光との光路長差(OPD)が変化し、参照光と計測光との干渉信号が変化するため、かかる干渉信号の変化から被計測面の表面形状を求めることができる。なお、従来の白色干渉信号方式では、計測点ごとに被計測面を高さ方向に駆動(スキャン)させながら干渉信号を検出する必要があるため、被計測面の3次元形状を計測する場合には、計測時間が増大してしまう。
特許文献1では、干渉信号を検出する画素を2次元的に配置し、1回のスキャンで計測可能な計測領域を拡大させることで、計測時間を短縮する技術が開示されている。しかしながら、2次元的に画素を配置する場合、2次元の計測領域に対して被計測面が大きい場合、被計測面を複数の領域に分割し、かかる複数の領域ごとにスキャンを行わなければならないため、分割数×スキャンの時間が必要となる。なお、被計測面を一括して計測することができるように画素を配置することも考えられるが、計測装置の光学系及び画素数が大きくなり、コスト及び配置上の問題が生じてしまう。また、計測装置の光学系を小さくするために縮小光学系を適用した場合には、画素分解能が低下してしまうため、計測精度の低下を招くことになる。
一方、特許文献2には、撮像素子の入射側に分光素子を配置し、撮像素子上で波長ごとの干渉強度を検出して干渉信号を求めることで、被計測面の高さ位置を計測する技術が開示されている。特許文献2では、被計測面の高さ方向へのスキャンが不要であるため、被計測面を短時間で計測することが可能である。しかしながら、高い計測精度を得るためには、波長分解能を向上させなければならないため、高精度な分光素子と高画素の撮像素子が必要となり、コストの問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、コストを抑えながら、被計測面の表面形状を短時間で計測することができる技術を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての計測装置は、被計測面の高さを計測する計測装置であって、光源からの広帯域波長の光を計測光と参照光とに分離して、前記広帯域波長の前記計測光を前記被計測面の表面に入射させ、前記広帯域波長の前記参照光を参照面に入射させる光学系と、前記被計測面の計測点で反射された計測光と前記参照面の参照点で反射された参照光によって形成される干渉光の強度を検出する領域が複数、第1の方向に配列された撮像素子と、前記撮像素子の複数の領域で検出される干渉光の強度に基づいて、前記計測点における前記被計測面の高さを算出する処理部と、を有し、前記参照面は、前記複数の領域のそれぞれに入射する計測光又は参照光の間に異なる光路長差が生じるように配置され、前記第1の方向に沿って前記被計測面を移動しながら、前記被計測面の第1の計測点で反射された計測光と前記参照面の複数の参照点のそれぞれで順次反射された参照光との干渉光を前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれに順次入射させるとともに、前記被計測面の前記第1の計測点とは異なる第2の計測点で反射された計測光と前記参照面の複数の参照点のそれぞれで順次反射された参照光との干渉光を前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれに順次入射させて、前記被計測面の第1の計測点で反射された計測光と前記参照面で反射された参照光との干渉光及び前記被計測面の第2の計測点で反射された計測光と前記参照面で反射された参照光との干渉光を並行して検出し、前記処理部は、前記第1の方向に沿って前記被計測面を移動しながら前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれにおいて検出された前記干渉光の強度信号を用いて、前記第1の計測点及び前記第2の計測点のそれぞれについての前記干渉光強度信号のピーク位置を特定し、特定したピーク位置に対応する前記被計測面の前記第1の計測点及び前記第2の計測点のそれぞれの高さを算出することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、コストを抑えながら、被計測面の表面形状を短時間で計測する技術を提供することができる。
本発明の一側面としての計測装置の構成を示す概略図である。 図1に示す計測装置において、基板の表面形状を計測するための基板の駆動を説明するための図である。 図1に示す計測装置で得られる強度信号の一例を示す図である。 図1に示す計測装置において、被計測面の表面形状を短時間で計測することができる理由を説明するための図である。 図1に示す計測装置において、OPD誤差の補正を説明するための図である。 本発明の一側面としての計測装置の別の構成を示す概略図である。 図1及び図6に示す計測装置に適用可能な参照面の構成を示す概略図である。 図1及び図6に示す計測装置に適用可能な参照面の構成を示す概略図である。 本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての計測装置1の構成を示す概略図である。計測装置1は、被計測面としての基板SBの表面上(XY面内)の各計測点での高さ(Z軸方向の位置)、基板SBの表面における所定領域の平均的な高さ及び平均的な傾き(ωx、ωy)を計測する。換言すれば、計測装置1は、被計測面としての基板SBの表面形状を計測する。また、計測装置1は、基板SBに複数の薄膜が形成されている場合には、最上面の薄膜表面、各薄膜の界面、基板SBの高さ又は各薄膜の厚さを計測する。ここで、基板SBは、本実施形態では、露光装置においてレチクルのパターンが転写されるウエハである。
計測装置1は、照明系と、検出系と、処理系と、参照面40と、ステージ50とを有する。照明系は、光源10と、光源10からの光を集光するコンデンサーレンズ12と、スリット板14とを含む。検出系は、基板SB上の計測点に光を導光するレンズ16a及び16bと、開口絞り18と、光(計測光及び参照光)を分離及び合成するビームスプリッタ20と、レンズ22a及び22bと、CCDやCMOSセンサなどの撮像素子24とを含む。但し、撮像素子24は、フォトディテクターなどの光量検出素子を複数配置した構成に置換することも可能である。処理系は、算出処理部26と、データを保存する記憶部28と、計測装置1の計測結果や計測条件などを表示する表示部30とを含む。ステージ50は、基板チャックを介して基板SBを保持し、例えば、リニアモータを利用して、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及び各軸の回転方向に基板SBを駆動する。
光源10は、本実施形態では、広帯域な波長幅の光を発するLED(例えば、白色LED)、ハロゲンランプ、狭帯域な波長幅で互いに異なる波長の光を発する複数のレーザを組み合わせた光源などを使用する。光源10からの光の波長帯域は、100nm以上、具体的には、400nm乃至800nm程度である。但し、基板SBにレジスト(感光剤)が塗布されている場合には、レジストの感光を防止するために、紫外線(350nm)以下の波長帯域の光を基板SBに照射しないように構成される。光源10からの光の偏光状態は、本実施形態では、無偏光又は円偏光の状態である。
光源10からの光は、コンデンサーレンズ12を介して、スリット板14に集光される。スリット板14は、矩形形状(例えば、スリット幅50μm、長さ700μm)の透過領域又は開口を可変とするメカ絞りを有し、スリット板14の透過領域を通過した光は、レンズ16a及び16bや開口絞り18を介して、基板SB及び参照面40に結像される。但し、スリット板14の透過領域は、矩形形状(スリット)に限らず、円形形状(ピンホール)であってもよい。また、開口絞り18は、検出系の瞳位置に配置されて開口数(NA)を規定し、本実施形態では、sin(0.1度)乃至sin(5度)程度にNAを規定している。
レンズ16bを通過した光の主光線は、レンズ16bと基板SBとの間に配置されたビームスプリッタ20に入射する。従って、レンズ16bを通過した光のうち略半分の光量の光はビームスプリッタ20を透過して、基板SBにほぼ垂直に入射する。また、レンズ16bを通過した光のうち略半分の光量の光はビームスプリッタ20で反射され、参照面40にほぼ垂直に入射する。ここで、ビームスプリッタ20としては、例えば、金属膜や誘電体多層膜などをスプリット膜としたプリズム型ビームスプリッタ、或いは、1μm乃至5μm程度の薄い厚さの膜(材質はSiCやSiNなど)で構成されるペリクル型ビームスプリッタを使用する。
ビームスプリッタ20を透過して基板SBに入射した光(以下、「計測光」とする)は、基板SBで反射されてビームスプリッタ20に入射する。一方、ビームスプリッタ20で反射されて参照面40に入射した光(以下、「参照光」とする)は、参照面40で反射されてビームスプリッタ20に入射する。なお、参照面40としては、例えば、10nm乃至20nm程度の面精度を有するアルミ平面ミラーやガラス平面ミラーなどを使用する。
基板SBで反射した計測光及び参照面40で反射した参照光は、ビームスプリッタ20で合成され、レンズ22a及び22bを介して、撮像素子24で受光される。撮像素子24においては、計測光と参照光とが重なり(即ち、干渉し)、計測光と参照光によって形成される干渉光の強度が検出される。ここで、基板SB及び参照面40と撮像素子24とは、結像関係になるように配置されている。また、本実施形態では、スリット板14と基板SBとは、結像関係になるように配置されているが、像と瞳の関係になるように配置してもよい。
基板SBを保持するステージ50の位置を高精度に制御するために、本実施形態では、X軸、Y軸、Z軸及びωx、ωyのチルト軸の5軸にレーザ干渉計(不図示)が配置されている。かかるレーザ干渉計の出力に基づいてクローズドループ制御を行うことで、基板SBの表面形状をより高精度に計測することが可能となる。特に、基板SBを複数の領域に分けて計測して基板SBの全体の表面形状を求める場合には、レーザ干渉計を用いることで、より正確に形状データのつなぎ合わせ(ステッチィング)を行うことができる。
ここで、計測装置1における参照面40の配置、及び、参照光と計測光との光路長差(OPD)について説明する。図1に示すように、ビームスプリッタ20で分離される前の主光線をray2、主光線ray2からY軸方向に−δyだけ離れた光線をray1、主光線ray2からY軸方向に+δyだけ離れた光線をray3とする。この場合、主光線ray2は、ビームスプリッタ20において、参照光ray_r2と計測光ray_m2とに分離される。また、光線ray1は、ビームスプリッタ20において、参照光ray_r1と計測光ray_m1とに分離される。また、光線ray3は、ビームスプリッタ20において、参照光ray_r3と計測光ray_m3とに分離される。
ビームスプリッタ20で分離され、再度、ビームスプリッタ20で合成されるまでの参照光と計測光の光路長について考える。主光線ray2から分離された参照光ray_r2と計測光ray_m2の光路長が等しくなる(光路長差(OPD)=0)基板SB側のZ軸方向の位置をz0とする。また、計測光ray_m1乃至ray_m3とZ軸方向の位置がz0となるXY平面との交点(XYZ座標系の点)をそれぞれ(x0、y1、z0)、(x0、y2、z0)、(x0、y3、z0)とする。この場合、光線ray1及びray3の定義から、y1−y2=−δy、y3−y2=+δyとなる。更に、参照光ray_r1と計測光ray_m1とが導光される撮像素子24の領域(画素位置)を第1の領域pix1とする。同様に、参照光ray_r2と計測光ray_m2とが導光される撮像素子24の領域を第2の領域pix2、参照光ray_r3と計測光ray_m3とが導光される撮像素子24の領域を第3の領域pix3とする。
参照面40は、撮像素子24の複数の領域のそれぞれに入射する計測光又は参照光の間に異なる光路長差が生じるように配置され、本実施形態では、XZ平面に対して角度(傾き角)φとなるように傾斜して配置されている。従って、参照面40で反射した参照光とZ軸方向の位置がz0となるXY平面で反射した計測光とが撮像素子24上で干渉した場合の光路長差OPDは、以下のように表される。
参照光ray_r1と計測光ray_m1との光路長差OPD1=−2×δy×tanφ
参照光ray_r2と計測光ray_m2との光路長差OPD2=0
参照光ray_r3と計測光ray_m3との光路長差OPD3=+2×δy×tanφ
ここでは、参照面40の傾き角φは小さいと仮定し、ビームスプリッタ20から参照面40までの往路と参照面40からビームスプリッタ20までの復路とは同一であるものとしている。但し、厳密には、参照面40の傾き角φの影響によって、ビームスプリッタ20から参照面40までの往路と参照面40からビームスプリッタ20までの復路とは異なる。従って、ビームスプリッタ20より後段の光学系における光路も参照光と計測光とで異なるため、厳密な光路長差を算出するためには、光学シミュレーションを用いる必要がある。一方、傾き角φが小さい場合には、ビームスプリッタ20から参照面40までの往路、参照面40からビームスプリッタ20までの復路及びビームスプリッタ20より後段の光学系における光路への影響が小さいため、上述した光路長差で簡略化が可能である。
本実施形態では、基板SBの表面形状を計測するために、基板SB上の計測点で反射した計測光及びかかる計測点に対応する参照面40上の参照点で反射した参照光が撮像素子24の複数の領域のそれぞれに順次入射するように基板SBを駆動する。まず、Z軸方向の位置がz0となるXY平面において基板SB上の計測点(xx1、yy1)が移動するように、基板SBを駆動することを考える。具体的には、図2(a)乃至図2(c)に示すように、基板SB上の計測点(xx1、yy1)が、時刻t1には点(x0、y1、z0)に、時刻t2には点(x0、y2、z0)に、時刻t3には点(x0、y3、z0)に位置するように基板SBを駆動する。
時刻t1において、基板SB上の計測点(xx1、yy1)で反射した計測光ray_m1と計測点(xx1、yy1)(の位置)に対応する参照面40上の参照点で反射した参照光ray_r1は、撮像素子24の第1の領域pix1に入射する。そして、計測光ray_m1と参照光ray_r1によって形成される干渉光の強度が撮像素子24の第1の領域pix1で検出される。時刻t2において、基板SB上の計測点(xx1、yy1)で反射した計測光ray_m2と計測点(xx1、yy1)(時刻t2での計測点の位置)に対応する参照面40上の参照点で反射した参照光ray_r2は、撮像素子24の第2の領域pix2に入射する。そして、計測光ray_m2と参照光ray_r2によって形成される干渉光の強度が撮像素子24の第2の領域pix2で検出される。時刻t3において、基板SB上の計測点(xx1、yy1)で反射した計測光ray_m3と計測点(xx1、yy1)(時刻t3での計測点の位置)に対応する参照面40上の参照点で反射した参照光ray_r3は、撮像素子24の第3の領域pix3に入射する。そして、計測光ray_m3と参照光ray_r3によって形成される干渉光の強度が撮像素子24の第3の領域pix3で検出される。
参照光ray_r1と計測光ray_m1、参照光ray_r2と計測光ray_m2、参照光ray_r3と計測光ray_m3のそれぞれには、光路長差OPD1、OPD2及びOPD3が生じている。従って、図3に示すように、撮像素子24の第1の領域pix1、第2の領域pix2及び第3の領域pix3のそれぞれでは、干渉光の強度として、I1、I2及びI3が順次検出される。また、図3には、従来の白色干渉信号方式(即ち、被計測面の高さ位置(Z軸方向の位置)を変化させる方式)で得られる干渉信号を点線で示している。図3を参照するに、撮像素子24の第1の領域pix1、第2の領域pix2及び第3の領域pix3のそれぞれで検出される干渉光の強度I1、I2及びI3は、従来の白色干渉信号方式で得られる干渉信号上にあることがわかる。
従って、基板SBの軸方向への駆動による参照光と計測光との光路長差が生じるように参照面40を傾斜して配置し、従来の白色干渉信号方式で干渉信号を取得した際の計測点数に相当する撮像素子24の各領域(画素)で干渉光の強度を検出する。この際、参照光と計測光によって形成される干渉光の強度を検出する複数の領域が軸方向(第1の方向)に配列された撮像素子24において、計測光及び参照光が複数の領域のそれぞれに順次入射するようにY軸方向に沿って基板SBを駆動する。これにより、基板SB上の計測点(xx1、yy1)で反射した計測光が撮像素子24の異なる領域で検出されることになる。従って、基板SBのY軸方向の座標に対応した撮像素子24の領域で干渉光の強度を検出すれば、従来の白色干渉信号方式で得られる干渉信号と同等の信号(強度信号)を得ることが可能となる。
但し、従来の白色干渉信号方式で得られる干渉信号は、横軸がZ軸方向の位置(即ち、参照光と計測光との光路長差)であり、本実施形態で得られる強度信号は、図3に示すように、横軸が撮像素子24上の位置(領域)である。図3において、撮像素子24上の位置(領域)を光路長差に変換するためには、かかる位置に入射する参照光と計測光との光路長差を用いればよい。上述したように、参照光ray_r1と計測光ray_m1、参照光ray_r2と計測光ray_m2、参照光ray_r3と計測光ray_m3のそれぞれには、光路長差OPD1、OPD2及びOPD3が生じている。従って、撮像素子24上の位置を光路長差に変換することができる。
なお、Z軸方向の位置がz0となるXY平面に沿って、基板SBをY軸方向に駆動する際には、駆動誤差によって、基板SBがY軸方向だけではなく、Z軸方向にも駆動されてしまうことがある。このような場合、基板SBの駆動誤差に起因して、参照光と計測光との光路長差がZ軸方向へ駆動された分だけ設定値から変化してしまう。但し、基板SBの駆動誤差は、ステージ50の位置を制御するためのレーザ干渉計の調整不足に起因することが多い。従って、基板SBの駆動誤差に起因する参照光と計測光との光路長差の変化を検出する検出部を設け、かかる検出部で検出された光路長差の変化に基づいて、図3に示す強度信号を補正すればよい。
図3に示す強度信号に対して、強度信号のピーク値となる強度I2を検出した撮像素子24の領域(画素位置)を特定することで、計測点における基板SBの高さ(Z軸方向の位置)を求めることができる。また、強度信号に対して、包絡線のピーク検出や最大コントラスト検出を実施することによって、基板SBの表面位置を求めることが可能である。また、強度信号の中心の干渉縞(以下、「セントラルフリンジ」とする)に対して、強度ピーク、重心計算又は2次近似などの関数フィッティングを実施することによって、セントラルフリンジのピーク検出が可能となり、基板SBの表面位置を求めることができる。更に、強度信号の強度値に対して移動平均や関数フィッティングなどを実施することで、図3の横軸に相当するサンプリングピッチの1/10から1/50程度の分解能で基板SBの表面位置を検出することができる。
上述した処理(即ち、基板SBの表面形状を計測する際に必要となる基板SBの駆動(即ち、基板SBを保持及び駆動するステージの制御)や算出処理)は算出処理部26で実行される。そして、算出処理部26で算出された基板SBの表面形状は、例えば、記憶部28に記憶されたり、表示部30に表示されたりする。
ここで、撮像素子24の領域(画素数と画素サイズ)、及び、参照面40の傾き角φの設定について詳細に説明する。撮像素子24の領域と参照面40の傾き角φを設定するためには、計測に必要な参照光と計測光との光路長差を決定する必要がある。従来の白色干渉信号方式では、被計測面をZ軸方向に駆動して参照光と計測光との光路長差を変化させることで、干渉信号を得ていた。計測装置1では、従来の白色干渉信号方式で得られる干渉信号と同等な強度信号を得るため、従来の白色干渉信号方式と同等な光路長差が撮像素子24の領域内で生じるように、参照面40の傾き角φを設定すればよい。
例えば、従来の白色干渉信号方式における参照光と計測光との光路長差を10μm、計測点数を100とした場合を考える。この場合、画素サイズ10μm、画素数100(有効画素サイズ1000μm)の撮像素子24に対して、参照面40の傾き角φが、atan(10/1000)=0.57度となるように、参照面40を配置すればよい。また、かかる傾き角φに対して、画素数を増加した撮像素子を適用した場合、参照光と計測光との光路長差の拡大が可能となり、検出範囲を広げることができる。また、被計測面をステージに搭載する際に、搭載状態によって被計測面の傾きが異なる場合には、その傾きの変動分を考慮して大きめに傾き角φを設定しておけば、必要な光路長差を確保することができる。
また、従来の白色干渉信号方式では、1つの計測点における被計測面の高さを計測するために、撮像素子24の1つの領域(画素)を用いて干渉信号を生成している。一方、本実施形態では、1つの計測点における被計測面の高さを計測する際に、撮像素子24の複数の領域(画素)を用いて強度信号を生成している。従って、撮像素子24の各領域の特性が異なる場合には、強度信号の形状が歪む、或いは、強度信号のコントラストが低下することがある。このような場合には、撮像素子24の領域ごとにペデスタルの値を補正する、又は、撮像素子24の領域ごとに光量に対する検出値のリニアリティーを補正するようにすればよい。
次に、撮像素子24の各領域における干渉光の強度を検出する検出タイミングと基板SBの駆動(駆動速度)との関係について詳細に説明する。本実施形態では、ステージ50を駆動することによって、基板SB上の計測点で反射した計測光が撮像素子24の各領域(各画素)を移動することになる。従って、基板SB上の計測点で反射した計測光が撮像素子24の隣接する2つの領域間を移動する時間が、撮像素子24の複数の領域の検出タイミングと一致、或いは、早くなるように、基板SBを駆動する必要がある。
例えば、画素サイズ10μmの撮像素子24に対して、基板SB(ステージ50)を1000mm/secで駆動する場合を考える。この場合、基板SB上の計測点が撮像素子24のある領域から隣接する領域に移動する時間tは、t=10[μm]/1000[mm/sec]=0.01[msec]となるため、かかる時間tの間隔で干渉光の強度を検出すればよい。
なお、撮像素子24の各領域における検出タイミングを調整することができない場合には、基板SB(ステージ50)の駆動速度又は撮像素子24の画素サイズを調整すればよい。例えば、撮像素子24の各領域における検出タイミングが0.5msecである場合、基板SB(ステージ50)の駆動速度を20mm/sec、又は、撮像素子24の画素サイズを500μmとすればよい。これにより、板SB上の計測点で反射した計測光が撮像素子24の各領域(各画素)を移動する時間よりも撮像素子24の各領域における検出タイミングを早くすることができる。
以下、図4を参照して、本実施形態の計測装置1において、コストを抑えながら、被計測面の表面形状を短時間で計測することができる理由について説明する。図2では、基板SB上の計測点(xx1、yy1)のみに注目して基板SBの表面形状の計測について説明した。図4では、計測点(xx1、yy1)に加えて、計測点(xx1、yy1)からY軸方向に−δyだけ離れた計測点(xx1、yy2)にも注目して基板SBの表面形状の計測について説明する。図4(a)は時刻t2における状態を、図4(b)は時刻t3における状態を、図4(c)は時刻t4における状態を示している。また、基板SBは、時刻t2から時刻t3の間に+δyだけ駆動され、時刻t3から時刻tの間にδyだけ駆動されるものとする。なお、計測点(xx1、yy1)を第1の計測点、計測点(xx1、yy2)を第2の計測点とする。
時刻t2において、基板SB上の第1の計測点で反射した計測光ray_m2と第1の計測点に対応する参照面40上の第1の参照点で反射した参照光ray_r2によって形成される干渉光の強度が撮像素子24の第2の領域pix2で検出される。ここで、基板SB上の第2の計測点は、上述したように、第1の計測点からY軸方向に−δyだけ離れている。従って、時刻t2においては、基板SB上の第2の計測点で反射した計測光ray_m1と第2の計測点に対応する参照面40上の第2の参照点で反射した参照光ray_r1によって形成される干渉光の強度も撮像素子24の第1の領域pix1で検出される。
時刻t3においては、基板SB上の第1の計測点で反射した計測光ray_m3と第1の計測点に対応する参照面40上の第1の参照点で反射した参照光ray_r3によって形成される干渉光の強度が撮像素子24の第3の領域pix3で検出される。また、時刻t3においては、基板SB上の第2の計測点で反射した計測光ray_m2と第2の計測点に対応する参照面40上の第2の参照点で反射した参照光ray_r2によって形成される干渉光の強度も撮像素子24の第2の領域pix2で検出される。
時刻t4においては、基板SB上の第2の計測点で反射した計測光ray_m3と第2の計測点に対応する参照面40上の第2の参照点で反射した参照光ray_r3によって形成される干渉光の強度も撮像素子24の第2の領域pix3で検出される。
このように、基板SB上の第1の計測点に対応する強度信号は、時刻t1から時刻t3の間に得られ、基板SB上の第2の計測点に対応する強度信号は、時刻t2から時刻t4の間に得られる。
従って、基板SB上のY軸方向の計測点の数をi(即ち、計測点(xx1、yy1)乃至(xx1、yyi))とすると、かかる計測点に対応する強度信号を得るために必要な時間は時刻t1から時刻tkとなる。ここで、jは強度信号を生成する際に必要なサンプリング数であり、k=i+jである。
本実施形態では、基板SB上のY軸方向に配列された複数の計測点のそれぞれに対応する強度信号を得る際に、基板SBのZ軸方向への駆動が不要であり、基板SBをY軸方向だけに駆動すればよい。
従来の白色干渉信号方式で被計測面の表面形状を計測する場合、被計測面上の計測点が計測可能な位置に配置されるように被計測面をX軸方向及びY軸方向に駆動し、干渉信号を得るために被計測面をZ軸方向に駆動するという動作を繰り返す。なお、1回のZ軸方向への駆動時に計測可能な領域は限定されているため、被計測面の全面を計測するためには、被計測面をX軸方向及びY軸方向に駆動する動作を複数回繰り返すことになる。露光装置のウエハ上には、「ショット」と呼ばれる露光領域が100程度存在しており、1回のZ軸方向への駆動で計測可能な領域は、1ショット又は2ショット程度であることが一般的である。従って、X軸方向及びY軸方向への駆動回数は、50乃至100程度必要となる。なお、1回のZ軸方向への駆動で計測可能な領域を拡大することで、X軸方向及びY軸方向への駆動回数を低減することは可能であるが、光学系の拡大による配置上の問題や高画素の撮像素子が必要となるなどのコスト上の問題を招いてしまう。
一方、本実施形態の計測装置1によれば、被計測面上の計測点が計測可能な位置に配置されるように被計測面を駆動し、例えば、Y軸方向に配列された計測点に対応する強度信号を得るために、被計測面をY軸方向に駆動する。そして、被計測面上の次の計測点を計測するために被計測面をX軸方向に駆動し、かかる計測点に対応する強度信号を得るために、被計測面をY軸方向に駆動するという動作を繰り返す。このように、計測装置1では、被計測面のZ軸方向への駆動が不要であると共に、被計測面上のY軸方向に配列された複数の計測点をY軸方向への1回の駆動で検出することができるため、被計測面の表面形状を短時間で計測することができる。上述したように、露光装置のウエハ上には100前後のショットが隣接して存在しており、X軸方向には、10列程度のショットが存在している。従って、本実施形態の計測装置1でショットを計測した場合、次のショットを計測するために必要なX軸方向への駆動は10回程度となる。
例えば、各計測点におけるサンプリング数を100、各ショット内のY軸方向の計測点を100とし、次の計測点への駆動時間を10msec、Z軸方向への駆動の加減速時間を10msecとする。従来の白色干渉信号方式では、次の計測点への駆動が99回(990msec)、計測点でのZ軸方向への駆動が100回(1sec)必要となるため、1.99sec程度の計測時間が必要となる。一方、本実施形態の計測装置1では、次の計測点への駆動が9回(90msec)必要であるだけで、Z軸方向への駆動が不要であるため、計測時間を従来の白色干渉信号方式よりも1sec程度短縮することが可能である。
また、本実施形態では、参照面40の傾き角φが小さい場合について説明したが、参照面40の傾き角φが大きく、上述した光路長差で簡略化することが不可能となる場合もある。このような場合には、各計測点において被計測面をZ軸方向に駆動し、従来の白色干渉信号方式で実際の光路長差を求め、かかる光路長差に基づいて補正を行えばよい。
具体的には、図5に示すように、まず、基板SB上の計測点(xx1、yy1)を、XYZ座標系の点(x0、y1、z0)に配置する。そして、従来の白色干渉信号方式と同様に、基板SBをZ軸方向に駆動させて干渉信号を取得し、かかる干渉信号のピークを検出する。これにより、計測光ray_m1が入射する撮像素子24の第1の領域pix1における参照光ray_r1と計測光ray_m1との光路長差OPDが0となるZ軸方向の位置が算出される。また、干渉信号から、計測点(xx1、yy1)のZ軸方向の各位置での光路長差OPDを算出することも可能である。
一方、参照面40の傾き角φから(即ち、本実施形態で得られた強度信号から)、計測光ray_m1が入射する撮像素子24の第1の領域pix1における参照光ray_r1と計測光ray_m1との光路長差OPDを算出することも可能である。従って、従来の白色干渉信号方式で得られた干渉信号から算出される光路長差OPDと本実施形態で得られた強度信号から算出される光路長差OPDとの差がXYZ座標系の点(x0、y1、z0)でのOPD誤差となる。
計測光が照射される全域(図5では、計測光ray_m1乃至ray_m3が照射される領域)においてOPD誤差を求めることによって、参照面40の傾き角φが大きい場合のOPD誤差を補正することができる。なお、OPD誤差を一度求めておけば、以降の計測時にはOPD誤差を再度求める必要はない。
また、OPD誤差の算出は、計測装置1の光学系内部の光路長差を求めることが主目的であり、被計測面の材質に起因する光路長差を求めるものではない。但し、被計測面に多層構造が形成されている場合には、OPD誤差の算出において、計測誤差が増大する可能性がある。従って、OPD誤差を算出する際には、被計測面として、BaSiウエハ、ガラスウエハ、単一のレジストだけを厚く塗布したウエハ、基準プレートなどを用いるとよい。
図1に示す計測装置1では、被計測面としての基板SBに対して垂直に計測光を入射させているが、基板SBに対して斜めに計測光を入射させてもよい。この場合、基板SBの上層に塗布されたレジスト層の反射率が増加し、レジスト層の下層にある金属層などで反射される光の影響が低減されるため、基板SBの表面形状をより高精度に計測することができる。
また、図1に示す計測装置1では、照明系及び検出系として、屈折光学系を用いているが、反射光学系を用いることも可能である。反射光学系を用いることで、光学系の収差を低減させることが可能となり、基板SBの表面形状をより高精度に計測することができる。例えば、光源10が広帯域の白色光を射出する場合、光学系の収差を低減させるためにはレンズの数を増加させなければならないが、反射光学系を用いれば、レンズの数を増加させることなく収差を低減させることができる。換言すれば、反射光学系は、屈折光学系と比較して、性能面及びコスト面で有利である。
図6は、基板SBに対して斜めに計測光を入射させると共に、照明系及び検出系として反射光学系を用いた計測装置1Aの構成を示す図である。計測装置1Aは、照明系として、平面ミラー61と、凹面ミラー62と、凸面ミラー63と、開口絞り64とを有する。また、計測装置1Aは、検出系として、凹面ミラー66と、凸面ミラー67と、平面ミラー68と、開口絞り69とを有する。なお、十分なスペースがある場合には、平面ミラー61及び68を構成する必要はない。
凹面ミラー62及び凸面ミラー63は、照明系において結像光学系を構成する。凹面ミラー62及び凸面ミラー63は、本実施形態では、凹面ミラー62の曲率中心と凸面ミラー63の曲率中心とが一致する(同心円の関係)ように、配置されている。換言すれば、凹面ミラー62及び凸面ミラー63は、オフナー型と呼ばれる配置関係で配置される。但し、凸面ミラー63の曲率(R凸)を凹面ミラー62の曲率(R凹)の2倍とし(即ち、R凸=2R凹)、凹面ミラー62の曲率中心と凸面ミラー63の曲率中心とが一致しない(非同心円の関係)ように、凹面ミラー62及び凸面ミラー63を配置させてもよい。開口絞り64は、凹面ミラー62及び凸面ミラー63が構成する結像光学系の瞳位置に配置され、かかる結像光学系の開口数(NA)を規定する。
凹面ミラー66及び凸面ミラー67は、検出系において結像光学系を構成する。凹面ミラー66及び凸面ミラー67は、照明系における凹面ミラー62及び凸面ミラー63と同様に、凹面ミラー66の曲率中心と凸面ミラー67の曲率中心とが一致する(オフナー型)ように、配置されている。なお、凸面ミラー67の曲率を凹面ミラー66の曲率の2倍とし、凹面ミラー66の曲率中心と凸面ミラー67の曲率中心とが一致しないように、凹面ミラー66及び凸面ミラー67を配置させてもよい。開口絞り69は、凹面ミラー66及び凸面ミラー67が構成する結像光学系の瞳位置に配置され、かかる結像光学系の開口数(NA)を規定する。開口絞り69は、本実施形態では、sin(0.1度)乃至sin(5度)程度の非常に小さなNAに絞っている。
ビームスプリッタ20a及び20bは、上述したように、金属膜や誘電体多層膜などをスプリット膜としたプリズム型のブームスプリッタや、1μm乃至5μm程度の薄い厚さの膜で構成されるペリクル型ビームスプリッタを使用する。
凹面ミラー62及び凸面ミラー63を通過した光の主光線は、凹面ミラー62と基板SBとの間に配置されたビームスプリッタ20aに入射する。従って、凹面ミラー62及び凸面ミラー63を通過した光のうち略半分の光量の光(計測光)はビームスプリッタ20aを透過して、入射角度θで基板SBに入射する。また、凹面ミラー62及び凸面ミラー63を通過した光のうち略半分の光量の光(参照光)はビームスプリッタ20aで反射され、入射角度θで参照面40に入射する。
基板SBに入射する計測光の入射角度θが大きくなると、基板SBに塗布された薄膜(レジスト)表面からの反射率が、かかる薄膜の裏面からの反射率に対して相対的に強くなる。従って、基板SBに塗布された薄膜の表面形状を測定する場合には、入射角度θは大きいほどよい。但し、入射角度θが90度に近くなると、光学系の組み立てが難しくなるため、入射角度θは70度乃至85度が望ましい。
ビームスプリッタ20aを透過して基板SBに入射した計測光は、基板SBで反射されてビームスプリッタ20bに入射する。一方、ビームスプリッタ20aで反射され参照面40に入射した参照光は、参照面40で反射されてビームスプリッタ20bに入射する。
基板SBで反射した計測光及び参照面40で反射した参照光は、ビームスプリッタ20bで合成され、撮像素子24で受光される。凹面ミラー66及び凸面ミラー67は、両側テレセントリックな結像光学系を構成しており、基板SBの表面を撮像素子24に結像させる。従って、本実施形態では、スリット板14の透過領域が、凹面ミラー62及び凸面ミラー63によって基板SB及び参照面40に結像し、更に、凹面ミラー66及び凸面ミラー67によって撮像素子24に再結像する。撮像素子24においては、計測光と参照光とが重なり(即ち、干渉し)、計測光と参照光によって形成される干渉光の強度が検出される。なお、計測装置1Aにおいて、参照面40の配置(参照面40の傾き角φの設定)、撮像素子24の構成、算出処理部26による基板SBの表面形状を算出する処理などは、計測装置1と同様である。
また、図1に示す計測装置1や図6に示す計測装置1Aでは、参照面40として、平面形状を有するミラーを用いているが、図7に示すように、非平面形状を有するミラー40Aを用いてもよい。図7を参照するに、非平面形状を有するミラー40Aは、平面形状を有するミラーと比較して、参照光ray_r1と計測光ray_m1との光路長差がδOPD1だけ短くなるようになっている。同様に、参照光ray_r3と計測光ray_m3との光路長差がδOPD3だけ短くなるようになっている。これにより、基板SBをY軸方向に等速で駆動した際に変化する参照光と計測光との光路長差を非等間隔にすることが可能となり、強度信号のサンプリング点の間隔を非等間隔にすることができる。上述したように、本実施形態では、強度信号に対して包絡線のピーク検出を実施することや、強度信号のセントラルフリンジに対して重心計算又は関数フィッティングを実施することによって、計測点における基板SBの高さを算出している。その際、強度信号の強度が最大となる部分の近傍が重心計算や関数フィッティングに影響を及ぼすことが多い。図7に示すような非平面形状を有するミラー40Aを用いれば、強度が小さい部分のサンプリング数を減少させ、強度が最大となる部分の近傍のサンプリング数を増加させることができるため、計測精度を向上させることが可能となる。
また、参照面40として、図8に示すように、撮像素子24の各領域に対応して異なる段差を有する階段形状のミラー40Bを用いてもよい。図8を参照するに、階段形状のミラー40Bは、平面形状を有するミラーと比較して、参照光ray_r1と計測光ray_m1との光路長差がδOPD1だけ短くなるような段差を有する。同様に、参照光ray_r3と計測光ray_m3との光路長差がδOPD3だけ短くなるような段差を有する。
平面形状を有するミラー(図1や図6)や非平面形状を有するミラー(図7)では、撮像素子24の1画素(1領域)における光路長差が一定ではなく、平均的な干渉光の強度が検出されることになる。一方、階段形状のミラー(図8)は、撮像素子24の1画素(1領域)における光路長差が一定であるため、強度信号のコントラストが向上し、計測の再現性に優れている。
なお、図7に示すような非球面形状や図8に示すような階段形状は、平面形状を有するミラーに外力を加えることで(即ち、平面形状を変形させることで)形成することも可能である。
また、図1に示す計測装置1や図6に示す計測装置1Aでは、参照面40を傾斜させて配置する、或いは、非球面形状を有するミラーや階段形状のミラーを参照面40として用いることで、参照光と計測光との光路長差を変化させている。但し、参照面40ではなく、基板SBを傾斜させて配置しても参照光と計測光との光路長差を変化させることが可能である。
次に、図9を参照して、計測装置1又は1Aを備えた露光装置100について説明する。図9は、本発明の一側面としての露光装置100の構成を示す概略図である。
露光装置100は、本実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式でレチクル120のパターンをウエハ140に露光する投影露光装置である。但し、露光装置100は、ステップ・アンド・リピート方式やその他の露光方式も適用することができる。
露光装置100は、図9に示すように、照明装置110と、レチクル120を載置するレチクルステージ125と、投影光学系130と、ウエハ140を載置するウエハステージ145と、制御部160と、計測装置1とを有する。
照明装置110は、転写用のパターンが形成されたレチクル120を照明し、光源112と、照明光学系114とを有する。照明光学系114は、光源112からの光を用いてレチクル120を照明する光学系である。照明光学系114は、本実施形態では、露光に最適な形状を有する露光スリットを形成する。
レチクル120は、転写用のパターンを有し、レチクルステージ125に支持及び駆動される。レチクル120から発せられた回折光は、投影光学系130を通り、ウエハ140に投影される。レチクル120とウエハ140とは、光学的に共役の関係に配置される。なお、露光装置100は図示しない光斜入射系のレチクル検出部を備えており、レチクル120は、レチクル検出部によって位置が検出され、所定の位置に配置される。
レチクルステージ125は、図示しないレチクルチャックを介してレチクル120を支持し、図示しない移動機構に接続されている。かかる移動機構は、リニアモーターなどで構成され、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及び各軸の回転方向にレチクルステージ125を駆動する。
投影光学系130は、レチクル120のパターンをウエハ140に投影する光学系である。投影光学系130は、屈折系、反射屈折系、或いは、反射系を使用することができる。
ウエハ140は、レチクル120のパターンが投影(転写)される基板であり、ウエハステージ145に支持及び駆動される。但し、ウエハ140の代わりにガラスプレートやその他の基板を用いることもできる。ウエハ140には、レジストが塗布されている。
ウエハステージ145は、図示しないウエハチャックを介してウエハ140を支持する。ウエハステージ145は、レチクルステージ125と同様に、リニアモーターを利用して、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及び各軸の回転方向にウエハ140を移動させる。また、ウエハステージ145には、基準プレート149が配置されている。
計測装置1は、ウエハ140の表面形状を計測する機能を有し、上述した通りのいかなる構成をも適用可能である。また、露光装置100が計測装置1の他にフォーカス制御用センサを備えている場合には、計測装置1をフォーカス制御用センサの校正に用いることも可能である。
制御部160は、CPUやメモリを有し、露光装置100の動作を制御する。制御部160は、本実施形態では、計測装置1によって計測されたウエハ140の表面形状に基づいて、ウエハ140の位置を調整する。なお、制御部160は、計測装置1の算出処理部26としての機能を備えていてもよい。
露光において、光源112から発せられた光は、照明光学系114によってレチクル120を照明する。レチクル120のパターンを反映する光は、投影光学系130によってウエハ140上に結像する。この際、ウエハ140の位置合わせが必要となる。計測装置1は、上述したように、ウエハ140の表面形状を短時間で計測することが可能であるため、露光装置100は、ウエハ140の位置合わせを短時間で行うことができる。従って、露光装置100は、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。なお、かかるデバイスは、露光装置100を使用して、感光剤が塗布された基板(ウエハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、露光された基板(感光剤)を現像する工程と、他の公知の工程と、を経ることにより製造される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (5)

  1. 被計測面の高さを計測する計測装置であって、
    光源からの広帯域波長の光を計測光と参照光とに分離して、前記広帯域波長の前記計測光を前記被計測面の表面に入射させ、前記広帯域波長の前記参照光を参照面に入射させる光学系と、
    前記被計測面の計測点で反射された計測光と前記参照面の参照点で反射された参照光によって形成される干渉光の強度を検出する領域が複数、第1の方向に配列された撮像素子と、
    前記撮像素子の複数の領域で検出される干渉光の強度に基づいて、前記計測点における前記被計測面の高さを算出する処理部と、
    を有し、
    前記参照面は、前記複数の領域のそれぞれに入射する計測光又は参照光の間に異なる光路長差が生じるように配置され、
    前記第1の方向に沿って前記被計測面を移動しながら、前記被計測面の第1の計測点で反射された計測光と前記参照面の複数の参照点のそれぞれで順次反射された参照光との干渉光を前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれに順次入射させるとともに、前記被計測面の前記第1の計測点とは異なる第2の計測点で反射された計測光と前記参照面の複数の参照点のそれぞれで順次反射された参照光との干渉光を前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれに順次入射させて、前記被計測面の第1の計測点で反射された計測光と前記参照面で反射された参照光との干渉光及び前記被計測面の第2の計測点で反射された計測光と前記参照面で反射された参照光との干渉光を並行して検出し、
    前記処理部は、前記第1の方向に沿って前記被計測面を移動しながら前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれにおいて検出された前記干渉光の強度信号を用いて、前記第1の計測点及び前記第2の計測点のそれぞれについての前記干渉光強度信号のピーク位置を特定し、特定したピーク位置に対応する前記被計測面の前記第1の計測点及び前記第2の計測点のそれぞれの高さを算出することを特徴とする計測装置。
  2. 被計測面の高さを計測する計測装置であって、
    光源からの広帯域波長の光を計測光と参照光とに分離して、前記広帯域波長の前記計測光を前記被計測面の表面に入射させ、前記広帯域波長の前記参照光を参照面に入射させる光学系と、
    前記被計測面の計測点で反射された計測光と前記参照面の参照点で反射された参照光によって形成される干渉光の強度を検出する領域が複数、第1の方向に配列された撮像素子と、
    前記撮像素子の複数の領域で検出される干渉光の強度に基づいて、前記計測点における前記被計測面の高さを算出する処理部と、
    を有し、
    前記参照面は、前記複数の領域のそれぞれに入射する参照光の間に異なる光路長差が生じるように構成された非平面形状を有し、
    前記第1の方向に沿って前記被計測面を移動しながら、前記被計測面の第1の計測点で反射された計測光と前記参照面の複数の参照点のそれぞれで順次反射された参照光との干渉光を前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれに順次入射させるとともに、前記被計測面の前記第1の計測点とは異なる第2の計測点で反射された計測光と前記参照面の複数の参照点のそれぞれで順次反射された参照光との干渉光を前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれに順次入射させて、前記被計測面の第1の計測点で反射された計測光と前記参照面で反射された参照光との干渉光及び前記被計測面の第2の計測点で反射された計測光と前記参照面で反射された参照光の干渉光を並行して検出し、
    前記処理部は、前記第1の方向に沿って前記被計測面を移動しながら前記撮像素子の前記複数の領域のそれぞれにおいて検出された前記干渉光の強度信号を用いて、前記第1の計測点及び前記第2の計測点のそれぞれについての前記干渉光強度信号のピーク位置を特定し、特定したピーク位置に対応する前記被計測面の前記第1の計測点及び前記第2の計測点のそれぞれの高さを算出することを特徴とする計測装置。
  3. 1つの計測点で反射した計測光が前記複数の領域のうち2つの領域間を移動する時間と前記複数の領域のそれぞれで干渉光の強度を検出する検出タイミングとが一致するように、前記被計測面を移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の計測装置。
  4. レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系と、
    前記基板の高さを計測する計測装置と、
    前記計測装置によって計測された前記基板の高さに基づいて、前記基板の位置を調整するステージと、
    を有し、
    前記計測装置は、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の計測装置であることを特徴とする露光装置。
  5. 請求項に記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、
    露光された前記基板を現像するステップと、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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