JP4423480B2 - 歩行補助車 - Google Patents

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Description

本発明は歩行補助車に関する。
老齢者等の歩行の補助を行うものとして従来より歩行補助車が用いられている。この種の歩行補助車は使用者が体重を預けることができるハンドル部と、このハンドル部を支えるためのフレーム部とを備えており下端に複数の車輪が装着されている。
又、この種の歩行補助車を記載した特許文献として、特開平7−24025号公報や実開平7−9339号公報がある。ここに特開平7−24025号公報記載の歩行補助車は、下端に前輪を上部にハンドル部を取り付けた前脚部と下端に後輪を取り付けた後脚部とをブラケット及びリンク機構を介して揺動自在に取り付けた左右一対の本体フレームと、当該一対の本体フレーム間にわたり設けられる複数のリンク機構とにより成るものである。
又、実開平7−9339号公報記載の歩行補助車は、特開平7−24025号公報記載の歩行補助車において前脚部を軸芯線を中心として回転可能としたものである。
特開平7−24025号公報 実開平7−9339号公報
歩行補助車は押進時に使用者がハンドル部に体重を預けて使用することが多い。ところがかような使用方法では使用者が過度に前かがみな姿勢になりがちであり、腰への負担が大きくなりがちである。そこで本発明は過度に前かがみにならずとも使用できる歩行補助車を提供することを目的とする。
又、上述のように使用者がハンドル部に体重を預けて使用することが多いことから、前脚部と後脚部を繋ぐ部位付近に過度の重量がかかりがちである。かように過度の重量がかかることから前脚部の当該部位付近に金属疲労が起こり破損する恐れがある。そこで本発明は前脚部と後脚部とが繋がる部位に過度の重量がかかることを防止することが可能な歩行補助車を提供することを目的とする。
又、上述の実開平7−9339号公報記載の考案は前脚部が軸芯線を中心として回転可能に設けられている。そしてこの回転を一定角度に制御するため前脚部に切欠きが設けられている。同公報の用語を引用すれば主パイプに設けられた切欠きにより固定ブラケットを取り付けるための固定ピンの回転が一定範囲で制御され、結果として主パイプの回転が一定範囲に制御されることになるものである。
ところがかように前脚部(上述公報で言うところの主パイプ)に切欠きを設けると、当該部分の強度が弱くなってしまい永年使用するうちに亀裂が入り破損の恐れがある。そこで本発明は切欠きを設けずとも前脚部の回転を一定範囲に制御できる歩行補助車を提供することを目的とする。
又、歩行補助車の使用者は老齢者が多く、ブレーキが急激に作用すると転倒の恐れがある。そこで本発明は徐々に作用するブレーキ機構を有する歩行補助車を提供することを目的とする。
更には歩行補助車の使用者には老齢者が多いことから使い勝手のよさが強く求められる。そこで本発明にかかる歩行補助者は休憩可能な座席部を設け、又手元で操作可能な車輪ロック装置を装備し、又ブレーキの制動力の調整を工具を用いずとも簡単に行えるものとした。
上記課題を解決するために請求項1記載の歩行補助車は以下のように構成した。
請求項1:下端に前輪を上部にハンドル部を取り付けると共に軸芯線を中心とした回動 が可能な前脚部と、下端に後輪を取り付けた後脚部とを、ブラケット及びリンク機構を介して揺動自在に取り付けた左右一対の本体フレームと、当該一対の本体フレーム間にわたり設けられる複数のリンク機構と、により成る歩行補助車において、後脚部の下端に、側面下部に凸部を有する筒状体であり、且つ、後輪を回転自在に支持する車輪支持部材を取り付け、凸部にブレーキ部材を揺動自在に取り付けることで湾曲形状を呈するブレーキシューが後輪の内壁面に、ブレーキシューの端部から順次接する面積を増やしながら圧接していくようになし、車輪支持部材内に棒部材を介してブレーキ部材を下方に付勢する円筒形の摺動部材及び弾性体を装備せしめ、摺動体と、ハンドル部に設けたブレーキレバー内の連結部材とをワイヤーで連結し、後輪に設けられた円筒型状の車軸挿入部の外周に複数設けられた孔部に、弾性体により下方に付勢された棒部材がはまり込むことで、後輪の回転がロックされるようになし、ワイヤーと連結されると共にブレーキレバー内に装備される連結部材の、揺動軸たる鍵型に屈曲された軸の屈曲部が、ハンドル部の凹部にはまり込み、且つ、屈曲部の先端が連結部材に当接することで連結部材の揺動を阻止し、もって棒部材による後輪の回転のロックを阻止せしめ、軸に螺合された操作ボタンを押すことで、軸の屈曲部による連結部材の揺動阻止状態を解放し、もって後輪の回転をロックせしめるようになし、ブレーキレバーを握ることで連結部材を揺動させ、操作ボタンと連結部材との間に介在されるコイルばねの押圧力により軸の屈曲部による連結部材に対する揺動阻止力を復元せしめ、もって後輪の回転ロック状態を解放せしめるように構成した。
請求項2:ハンドル部の下端にナットを備えるブラケットを取り付け、ボルトを備える円筒型部材を、ブラケットに対して螺合自在に設けると共に、アウターを嵌合するための凹部を設け、ブラケット及び円筒型部材内をワイヤーを緩挿可能に構成した。
又、本発明に係る歩行補助車は前脚部と後脚部とを繋ぐ支持ブラケットの取り付け位置を、前脚部の上端付近に設けた。
更に本発明に係る歩行補助車は、一対の前脚部にわたり設けられる操舵リンク機構の動きを制御することで前脚部の回転を制御するようにした。
又、本発明に係る歩行補助車はハンドル部に取り付けられたブレーキレバーを引くとブレーキシューの車輪への圧接面が順次増加するように設けた。
本発明に係る歩行補助車は請求項4記載の歩行補助車においてブレーキレバーの近傍に設けた操作ボタンを押すと車輪の回転がロックされ、ブレーキレバーを握るとロック状体が解除されるように構成した。
本発明に係る歩行補助車は、左右一対の本体フレーム間にわたりカバーを被着した座席杆を起倒自在かつ折畳み自在に設けた。
本発明に係る歩行補助車はハンドル部11の下端にワイヤー調整部材120を設けた。
一、 以下、上述のように構成される本発明が如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら述べる。
図1は本発明の斜視図であり、図2は同正面図であり、図3は同背面図であり、図4は同右側面図であり、図5は要部平面図であり、図6及び図7は操舵リンク機構の動作を説明するための要部平面図であり、図8は後輪付近のブレーキ機構を示す概略説明図であり、図10及び図11はブレーキ作用の説明図であり、図12はハンドル部付近の概略図である。
二、 従来例に係る歩行補助車においては図16に示されるように一対の本体フレーム5,5間にわたり設けられる複数のリンク機構のうち、副Xリンク機構2の一方端の取り付け位置を前脚部6と後脚部7とをつなぐリンク機構3の後脚部7側のブラケット4となしてある。取り付け位置をかようになすと、副Xリンク機構2に足があたることから使用者は身体を本体フレーム5,5間にいれずらく、つまりは進行方向と反対側の歩行補助車外に足を出して押進することになる。かような状態でハンドル部6aに体重を預けると体勢が前かがみになり腰に負担が大きなものとなってしまうのである。
これに対し請求項1記載に係る歩行補助車においては図1、図5に示されるように一対の本体フレーム1,1間にわたり設けられる複数のリンク機構のうち、副Xリンク機構54の一方端の取り付け位置を前脚部10と後脚部20とを繋ぐ第二リンク機構52の中間部となしてある。かような位置に取り付け位置をもってくると副Xリンク機構54に足があたりにくいことから使用者は本体フレーム1,1間に身体を入れて押進することが可能となる。つまりはハンドル部11に体重を預けたとしても過度に前かがみになることがなくなり、腰への負担が小さなものとなるのである。
三、 従来例に係る歩行補助車においては図16に示すよう前脚部6と後脚部7を繋ぐブラケット9の取り付け位置が前脚部6の上端から少し下方に降りた位置にある。かかる位置にブラケット9の取り付け位置があると、ハンドル部6aに使用者が体重を預けた際に当該位置とハンドル部6aまでの距離が長いことから、杆の原理により前脚部6のブラケット9の取り付け位置に大きな負荷がかかることになる。
更に従来例においては後述のように、前脚部6の回転を制御するために前脚部6へのブラケット9の取り付け位置に切欠きを設けてある。そしてこの切欠きにより強度が弱まってしまうという難点があった。
これに対し本発明に係る歩行補助車においては、図1や図4に示すように主Xリンク機
構53、前脚部10及び後脚部20とを繋ぐ支持ブラケット30の取り付け位置を前脚部10の上端付近に設けてある。かかる位置に支持ブラケット30の取り付け位置があると、ハンドル部11を構成する押手部11bに使用者が体重を預けたとしても当該位置と押手部11bまでの距離が従来例に比べ短いことから、前脚部10の支持ブラケット30取り付け位置にかかる負荷が従来例に比べ小さいものとなる。更には主Xリンク機構53も支持ブラケット30に取り付けられており、つまりは主Xリンク機構53によっても当該部位に係る重量が支えられることになる。
かようにして本発明は前脚部10と後脚部20とが繋がる部位に過度の重量がかかることを防止することが可能な歩行補助車を提供しうるものとなるのである。尚、支持ブラケット30は上下に存するブラケット32,34により上下方向への動きが制御されるものである。
四、 従来例にかかる歩行補助車においてはブラケット9を前脚部6に取り付けるための固定ピン9aを前脚部6に設けた切欠きに嵌めこみ、当該切欠きの長さの範囲で前脚部6及びハンドル部6aの回転を制御するように設けてあった。ところがこの切欠きには破損の恐れがあるのは上述の通りである。
そこで本発明に係る歩行補助車においては一対の前脚部10,10にわたり設けられる操舵リンク機構55の動きを制御することで前脚部10の回転を制御するようにした。以下解説する。
本発明に係る歩行補助車は図4や図12において仮想一点差線Aによって示される前脚部10の軸芯線を中心として回転可能に設けられている。前脚部10の回転によりその下部に設けられた前輪12の方向が変化し、進行方向を変えることを可能とするためである。そしてこの際左右の前脚部10,10にわたり操舵リンク機構55が設けられていることから、一方の前脚部10を回転させれば他方の前脚部10も回転する構造となっている。
そして本発明においては主Xリンク機構53を前脚部10に取り付けるためのブラケット31に設けた凸部31aに操舵リンク機構55が当接することで、当該操舵リンク機構55の動きが制御され前脚部10の回転が制御される構造となっている。すなわち図5に示すように前輪12が直線方向を向いている段階では操舵リンク機構55と凸部31aとの間には距離があるが、図6に示すように前輪12が進行方向に対して左側に回転したり、あるいは図7に示すように前輪12が進行方向に対して右側に回転すると操舵リンク機構55と凸部31aが当接することになる。つまりもはやそれ以上前脚部10が回転できなくなるのである。
かようにして本発明によれば前脚部の回転を一定範囲に制御できる歩行補助車を提供することが可能となるのである。
五、 本発明に係る歩行補助車はブレーキレバー60を引くとブレーキシュー61aの後輪21への圧接面が順次増加するように設けられている。すなわち図8乃至図12に示すように本発明においてはブレーキレバー60を引くとワイヤー63aが引張られ、それに伴い棒部材64が上下動するよう設けられている。この上下動によりブレーキ部材61が固定ピン75を中心として揺動する。この揺動動作に伴い図10、図11に示すようにブレーキシュー61aが後輪21の内壁面21aに順次圧接するものである。
かようにブレーキシュー61aの圧接面が順次増加することにより徐々に後輪21に対する制動作用が及ぼされることになる。つまり急激に制動作用が働くことがないので使用者の不慮の転倒を防止することが可能となるのである。
六、 本発明に係る歩行補助車はブレーキレバー60の近傍に設けた操作ボタンを押すと車輪の回転がロックされ、ブレーキレバー60を握るとロック状体が解除されるように構成してある。すなわち図22、図27に示されるように、請求項6記載の歩行補助車においてはブレーキレバー60近傍に操作ボタン110が設けてある。この操作ボタン110を押すと図24、図25に示されるように後輪21に設けた凹部21cに棒部材64が嵌まり込み、車輪の回転が阻止ロックされる構造となっている。他方でブレーキレバー60を握るとワイヤーによって棒部材64が引き上げられ、つまりは図24に示されるように凹部21cから棒部材64が外れロック状態が解除され車輪が回転自在となるものである。かように本発明によれば使用者が手元で簡単容易に車輪のロック及びその解除をなし得るものであり、非常に使い勝手の良いものとなるのである。
七、 本発明に係る歩行補助車は左右一対の本体フレーム1,1にわたりカバーを被着した座席杆を起倒自在かつ折畳み自在に設けてある。すなわち図17乃至図19に示すように略コ字状の座席杆100が本体フレーム1,1にわたり設けられている。しかも図21に示すように座席杆100にカバー101が被着してあることから当該カバー101上に着座することが可能となるのである。
又、座席杆100は起倒自在に設けてある。ゆえに歩行時には図18に示すように座席杆100を起こしておけば充分なスペースが確保され、使用者は本体フレーム1,1間に身体を入れて歩行補助車を押すことが可能となるものである。つまり座席杆100は押進動作の邪魔とならず、過度に前かがみにならずとも使用が可能となるものである。
又、座席杆100はL字状の杆部材100a、100bより成るものであり、両者は折畳自在に構成してある。ゆえに本発明にかかる歩行補助車を折畳んだ際には、座席杆100も折り畳まれるものである。つまり座席杆100を設けても折畳みが可能なものとなるのである。
八、 本発明に係る歩行補助車はハンドル部11の下端にワイヤー調整部材120を設けてある。
ここに図31に示すようにワイヤ調整部材120はブラケット33に固定されたナット121、円筒形部材122及び円筒形部材122に固定されたボルト123より成るものである。そしてボルト123とナット121は螺合されていることから、円筒形部材122を回転させると円筒形部材122は図31でいえば左下方に下降し、あるいは右上方に上昇するものである。そして円筒形部材122にはアウター63が嵌め込まれていることから円筒形部材122の上昇、下降に伴いアウター63が上方に引張られ、あるいは下方に押し込まれるものである。このアウター63の上下動によりアウター63内に装備されるワイヤー63aが上下動を行い、つまりはワイヤー63aが繋がれたブレーキ部材61が揺動することになる。
かように円筒形部材122を回転させるだけでブレーキ部材61の位置を変化させることが可能となるものであり、例えばブレーキシュー61aの磨耗によりブレーキの利きが悪くなっているような場合には、円筒形部材122を下降させブレーキシュー61aの位置を後輪21の内壁面21aに近づけるといったことが可能となるものである。
すなわち円筒形部材122を手で回転させるだけで、つまり工具を使わずともブレーキの制動力の調整をおこなうことが可能となるものである。
以下、好ましい発明の一実施形態につき図面を参照しながら述べる。
図1に示す歩行補助車は前脚部10と後脚部20、及び前脚部10と後脚部20とを揺動自在に支持する支持ブラケット30、前脚部10と後脚部20にわたり設けられる第二リンク機構52により構成される左右一対の本体フレーム1及び当該本体フレーム1,1間にわたり設けられる複数のリンク機構50とにより成る。
前脚部10の上部にはハンドル部11がブラケット32,33,34を介して取り付けられている。又前脚部10の下部には車輪支持部16が固着されている。車輪支持部16は下端に逆U字状の支持部を有しており、この支持部に前輪12が回転自在に装着されている。
又、前脚部10の上部は支持ブラケット30により、図4や図12において一点鎖線Aで示す仮想の軸芯線を中心として、回動自在に支持されている。また前脚部10の上部には、支持ブラケット30を挟むように上下のブラケット32,34が設けられている。ブラケット32,33,34は、それぞれ前脚部10とともに回動する。ブラケット32,34は前脚部10に固定され、ハンドルパイプ11aがスライド自在に支持されている。一方、ブラケット33はハンドルパイプ11aの下端に固定されており、前脚部10に対して上下方向にスライド自在である。支持ブラケット30がその上下においてブラケット32、ブラケット34によって挟まれていることから、本体フレーム1の上下方向のがたつきが抑制されるという効果も奏するものである。
ハンドルパイプ11aの上部には押手部11bが固定されている。押手部11bはハンドルパイプ11aから後方に延びるように折り曲げられた形状となっており、使用者が体重をかけやすいようになっている。押手部11bの後端には、ブレーキレバー60が取り付けられている。ブレーキレバー60は孔部を有する略楕円形状をなし、図12に示すように後端部分を中心に上下方向に揺動することが可能である。ブレーキレバー60には、後述する後車輪を制動するためのワイヤ63aと連結部材65を介して連結されている。
図13及び図14に本体フレーム1の前脚部10とハンドルパイプ11aとの連結部分を拡大して示す。これらの図に示すように、前脚部10の上端には前脚部10とハンドルパイプ11aとのスライドを固定してハンドル部11の高さ方向の位置決めを行うための機構が設けられている。
この機構は、前脚部10の上端に装着されたキャップ13と、前脚部10の上端部を横方向に貫通するねじ部材14とを有している。キャップ13は、前脚部10の上部開口を覆うキャップ本体13aと、前脚部10に挿入された挿入部13bとを有している。挿入部13bの中心部には、雌ねじ部材15が挿入された溝13cが形成されている。またこの挿入部13bには、ねじ部材14が貫通する孔が形成されている。ねじ部材14は、球形の操作部14aと、ブラケット32の横孔32aに挿入されるねじ部14bとを有している。この横孔32aの開口部には、操作部14aの一部が密着する台座32bが形成されている。ねじ部14bはキャップ13に装着された雌ねじ部材15に螺合し、その先端はハンドルパイプ11aに形成された位置決め用の孔11bを貫通している。
このような構成では、ねじ部材14を緩めてその先端がハンドルパイプ11aの孔11
bから抜け出るようにすれば、前脚部10に対してハンドルパイプ11aを上下方向にスライドさせることが可能である。なお、ハンドルパイプ11aには、図13に示すように、複数の位置決め用の孔11bが上下方向に所定の間隔で形成されている。
前脚部10の上端には支持ブラケット30が取り付けられている。支持ブラケット30は図14に示すように円筒部30aと後方に伸びる延出部30b、及び図2に示すように内方向に伸びる延出部30cを有するものである。円筒部30aには前脚部10が軸芯線を中心として回動可能に挿入してある。延出部30bには後脚部20がピン70を中心として揺動可能に取り付けられている。延出部30cには主Xリンク機構53がピン71を中心として揺動可能に取り付けられている。
又、ピン70には図12に示すように操舵規制部材80が回動可能に取り付けられている。前脚部10の回動を抑止する場合には操舵規制部材80を回動して図12の一点鎖線で示すようにその切欠き部80aをブラケット34を前脚部10に固定する固定ピン72に係合させる。この状態では、ブラケット34が支持ブラケット30に固定されることとなり、前脚部10の回動が禁止される。したがって、ハンドル部11が一定の角度位置に固定され、直進性が向上するものである。
左右の本体フレーム1,1は、操舵リンク機構55によって連結されている。操舵リンク機構55は第1リンク部材55a及び第2リンク部材55bからなっている。図4乃至図7で示すように、第1及び第2リンク部材55a,55bの一端はクレビス81によってそれぞれ前脚部10に連結されている。各クレビス81は、各リンク部材55a,55bがクレビス81を中心として上下方向に回動し得るように前脚部10に装着されている。各リンク部材55a,55bの他端は連結部材82によって上下方向に回動自在に取り付けられている。このような操舵リンク機構55によって、一方の前脚部10が図6及び図7に示すように回動した場合には、他方の前脚部10及び前輪12も同様の角度だけ回動する。
リンク機構50は、左右の本体フレーム1,1及び前脚部10と後脚部20とを相互に接近、離反自在に連結するための機構である。図1はリンク機構50によって各本体フレーム1,1及び前脚部10と後脚部20とを展開した状態を示しており、図15は各本体フレーム1,1前脚部10と後脚部20とを相互に接近させて折り畳んだ状態を示している。
リンク機構50は、第一リンク機構51と、左右の第二リンク機構52、52と、主Xリンク機構53と、副Xリンク機構54と、補強リンク機構56とを有している。第一リンク機構51は左右の本体フレーム1,1を連結するための機構であり、図2に示すようにリンク部材51aとリンク部材51bとを有している。リンク部材51aの一端は、前脚部10にスライド自在に取り付けられたスライドブラケット34に回動自在に取り付けられている。同じくリンク部材51bの一端は、前脚部10にスライド自在に取り付けられたスライドブラケット34に回動自在に取り付けられている。そして各リンク部材51a、51bの他端は連結板51cによって回動自在に連結されている。なお、各リンク部材51a、51bの他端にはギア部が形成されており、互いに噛み合って、折り畳み時に同角度だけ回動するように構成されている。このため折り畳みをスムーズに行える。
第二リンク機構52,52は前脚部10と後脚部20とを連結するための機構であり、それぞれ前端が対応する各スライドブラケット35に回動自在に取り付けられている。また後端は、後脚部20の高さ方向の中間部に固定されたブラケット36,36に回動自在に取り付けられている。
主Xリンク機構53は左右の本体フレーム1,1を横方向及び上下方向に連結するための機構であり、図2や図3に示すように中央部で互いに交差するリンク部材53a及びリンク部材53bを有している。両リンク部材53a、53bは中央部がピン73によって回動自在に連結されている。各リンク部材53a、53bの上端は、それぞれ支持ブラケット30,30に回動自在に装着され、下端はスライドブラケット35,35にブラケット31を介して回動自在に取り付けられている。尚、交差部位近傍では主Xリンク機構53が前後方向に捩れないように一対の補強板53c、53cにて挟持されてある。
また、副Xリンク機構54は第一リンク機構51と左右の第二リンク機構52,52とを連結するための機構であり、互いにX字状に交差するリンク部材52a及びリンク部材52bを有している。各リンク部材52a、52bのそれぞれの前端はリンク部材51b、51aに2個のクレビス83,84を介して回動自在に連結されている。また後端は第二リンク機構52,52の中間位置にクレビス85,85を介してに回動自在に装着されている。
補強リンク機構56は副Xリンク機構54を構成するリンク部材52aと52bとを連結するための機構でありリンク部材56a及びリンク部材56bを有している。リンク部材56aの端部はリンク部材54aと回動自在に連結されており、リンク部材56bの端部はリンク部材54bと回動自在に連結されている。リンク部材56a及び56bの他方端部同士はそれぞれが回動自在に連結されている。
次に歩行補助車の開閉動作について説明する。
まず、図1に示す展開状態から折り畳む場合について説明する。開閉動作に用いられる開閉機構90は把手部材91、リンク部材92及びリンク棒93より成るものである。把手部材91とリンク部材92とは回動自在に連結されており、リンク部材92とリンク棒93も回動自在に連結されている。又リンク部材92の他方端部とピン73とも回動自在に連結されている。更にリンク棒93の他方端部は第一リンク機構51と回動自在に連結されている。
歩行補助車を折り畳む場合には、開閉機構90の把手部材91を下方に回動させる。これにより、リンク棒93が第一リンク機構51を下方に押し下げる。これにより第一リンク機構51の中央部が下方に折れ曲がるように折畳まれる。これと同時に操舵リンク機構55の中央部が下方に折れ曲がるように折り畳まれる。さらにこれらのリンク機構の折り畳み動作とともに、スライドブラケット35,35が前脚部10,10に沿って下方に移動し、主Xリンク機構53及び副Xリンク機構54、更に補強リンク機構56も折り畳まれる。副Xリンク機構54のそれぞれの取付端部にはクレビス83,84,85が介在させてあるので前後方向、左右方向に回動が可能であるので、副Xリンク機構54は、その前方部が下方に傾斜するように折り畳まれる。
把手部材91を下方に回動させてある程度本体フレーム1,1が接近すると、使用者は左右のハンドル部11,11を構成する押手部11b、11bを持って互いに近づけるように折り畳む。これにより、図15に示すような状態で左右の本体フレーム1,1が互いに近づくように折り畳まれ、さらに前脚部10と後脚部20がそれぞれ近づくように折り畳まれる。ここで、後輪21は、後脚部20から外側に偏位して配置されているので、前輪12の外側方に後輪21が重なるようにして折り畳まれる。
歩行補助車を展開する場合には、図15に示す状態から左右の押手部11b、11bを互いに遠ざけるように拡げる。すると、前述の折り畳み動作とは全く逆の動作で各リンク機構が拡がり、ほぼ図1に示すような状態となる。この状態で開閉リンク機構90の把手部材91を正面視で右方向に回動させながら押し、リンク部材92の死点を超えさせることによって各リンク機構の展開姿勢を安定した状態で維持させることができる。尚リンク
部材92が過度に右方向に回転することを防止するために補強板53cには凸部53dが設けてある。この凸部53dにリンク部材92が当接することで回転を抑止するのである。
このような展開された状態では、たとえば一方の前脚部10のハンドル部11を持って進行したい方向に前脚部10を回動させれば、前脚部10が支持ブラケット30及びスライドブラケット35に支持されて所望の方向に回動する。このようにして一方の前脚部10が回動すると、この前脚部10には操舵リンク機構55が連結されているので、他方の前脚部10も同方向に回動し、両前輪12,12は同方向に回動する。
後脚部20の下端には車輪支持部材22が固定されている。車輪支持部材22には後輪21がピン23を中心として回転自在に装着されている。ここにピン74は図8に示すように後輪21の中心部に設けられたき孔21b及び車輪支持部材22の下端付近に設けられた孔22aに挿着されるものである。ここで、後輪21は後脚部20の中心より外側に偏位して装着されている。
車輪支持部材22は筒状体であり、側面下部には凸部22bが設けてある。この凸部22bにはブレーキ部材61がピン75を中心として揺動自在に取り付けられている。すなわち凸部22bに設けられた孔22c、ブレーキ部材61に設けられた孔61bにピン75を挿入して揺動自在に取り付けるものである。
ブレーキ部材61は折曲部61cを有する板状体であり、折曲部61cにはゴム等の弾性体で形成されるブレーキシュー61aが取り付けてある。又ブレーキ部材61に設けられた孔61dには折曲形状を呈する棒部材64が溶接等の方法により固着されている。
この棒部材64の上下動によりブレーキ部材61は揺動するものであるが,係る上下動は車輪支持部材22内に装入されている摺動体23が車輪支持部材22内を上下方向に摺動することにより行われるものである。すなわち車輪支持部材22は中空の筒状体であり、該空洞部には摺動体23が上下方向に摺動自在に装入されている。ここに摺動体23は中空の円筒形状たる本体部23aと、本体部23a上面に設けられる空洞部を有する円筒体23bより成るものである。円筒体23b及び本体部23aにはワイヤー63aが挿入されており、該ワイヤー63aの下端には留部材66が取り付けてある。この留部材66は本体部23a内の空洞部には挿入可能であるが円筒体23bの空洞部には挿入不可であることから、ワイヤー63aを上方に引くと摺動体23は上方に向かって車輪支持部材22内を摺動するものである。
そして、この際摺動体23の側面に設けられた長孔23c及び車輪支持部材22の側面に設けられた長孔22dには棒部材64が差し込まれていることから、摺動体23の上方向への摺動に伴い棒部材64が上方へ移動するものである。この際棒部材64は左右方向にも動くが長孔23c、22dの横幅を適宜設けることにより上方向への支障とはならないようになしてある。
車輪支持部材22の中空部には図9に示すように下から順に摺動体23、弾性体24、固定体25が装入されている。ここに弾性体24はばね等の弾性作用を有する素材で形成されている。又固定体25はワイヤー63aを挿通することが可能な孔部(不図示)を有する円柱部25aと、一対の突起部25b、25bとから成るものである。突起部25bには孔25cが設けられている。この孔25cと車輪支持部材22に設けられた孔22eとを重ね合わせピン76を挿通することで固定体25は車輪支持部材22に固定されるものである。
固定体25と摺動体23との間には弾性体24が介装されている。この弾性体24によ
り上方に引き上げられた摺動体23は下方に押し戻されるものである。
上述の摺動体23の上下動に伴うブレーキ部材61の揺動はワイヤー63aの引張り及び復元によるものであるが、このワイヤー63aの作用はブレーキレバー60の動きに伴うものである。すなわち図11に示すようにブレーキレバー60の揺動に伴いブレーキレバー60内に装着されている連結部材65が揺動する。そして連結部材65の端部にはワイヤー63aの端部が取り付けてあることから、ブレーキレバー60を握ることに伴う連結部材65の揺動によりワイヤー63aが引張られ、一方ブレーキレバー60を離すと弾性体24の作用により元の状態に揺動するものである。
ブレーキ部材61の折曲部61cは図10、図11に示すように湾曲形状をなしており、これに伴い折曲部61cに取り付けてあるブレーキシュー61aも湾曲した形状を有するものとなる。かようにブレーキシュー61aが湾曲した形状を有することから、図10、図11に示すようにブレーキ部材61の揺動に伴いブレーキシュー61aは後輪21の内壁面21aに順次接する面積を増やしながら圧接していくものとなるのである。
ワイヤー63aは図11に示すように押手部11b、ハンドルパイプ11a内を通り、更に図1、図4に示すようにハンドルパイプ11aの下端からはパイプ外に出て後方に移動し、、更に後脚部20内に入り、車輪支持部材22内を通り下端の留部材66に至るものである。尚、パイプ外に出ている部分については使用者が傷を受けないようビニル等で形成されるアウター63で覆われているものである。
本発明に係る歩行補助車は請求項4記載の歩行補助車において、ブレーキレバー6の近傍に設けた操作ボタン110を押すと後輪21の回転がロックされ、ブレーキレバー60を握るとロック状態が解除されるように構成した。
以下、図面を参照しながら詳述する。
図22は請求項5記載の歩行補助車の斜視図であり、図23は後輪付近のブレーキ及びロック機構を示す概略説明図であり、図24及び図25はロック作用の説明図であり、図26はブレーキレバー付近の正面、平面、右側面側から見た斜視図であり、図27はブレーキレバー付近の背面、平面、左側面側から見た斜視図であり、図28は操作ボタン等の概略構成図であり、図29及び図30はロック動作の説明図である。
本発明に係る歩行補助車は請求項4記載にかかる歩行補助車のブレーキ機構を前提としており、つまりは図23に示されるブレーキ部材61は車輪支持部材22内に装備される弾性体24により常に下方に揺動する力が加えられている。このブレーキ部材61を下方に揺動させる力により後輪21の回動を阻止ロックするものである。つまりブレーキ部材61に設けられた孔61dには棒部材64が挿入貫通した状態で固着されており、この棒部材64が下方に摺動することで棒部材64が、後輪21に設けられた円筒状の車軸挿入部21cの外周に複数設けられた孔部21dに嵌まり込み、後輪21の回動が阻止ロックされるものである。ここに図24は孔部21dに棒部材64が嵌まり込んでいない状態すなわちロックされていない状態を示しており、図25はブレーキ部材61が揺動し、棒部材64が孔部21dに嵌まり込んだ状態すなわちロックされた状態を示している。
本発明に係る歩行補助車はこのロック動作をハンドル部11に取り付けられたブレーキレバー60近傍に設けた操作ボタン110により行うものである。以下解説する。上述のようにブレーキ部材61には常に下方に揺動する力が加わっていることから、何らかの方法でこの力を抑止しておかなければ常に後輪21はロックされた状態となってしまう。この下方に揺動する力の抑止をブレーキレバー60近傍に設けられた操作ボタン110等で行うものである。以下詳述する。
ブレーキ部材61の揺動はワイヤー63aで連結されたブレーキレバー60内の連結部材65の揺動により行われるものである。そしてこの連結部材65にも弾性体24により常に図12でいえば左回りに揺動する力が加わっている。この揺動する力を後輪21がロックされない範囲で抑止しておき、ロックしたい場合には操作ボタン110により抑止を解除し後輪21をロックするのである。
以下、この操作ボタン110によるロック動作につき述べる。図22に示すようにハンドル部11を構成する押手部11bに連結部11cを介してブレーキレバー60は取り付けられている。そして連結部11c及びブレーキレバー60内には図26、図27に示すように連結部材65が嵌め込まれている。連結部材65は軸65aを中心として揺動するものである。軸65aは鍵型に屈曲した形状を有している。軸65aの一方端部にはネジ溝が設けられており、操作ボタン110が螺着されている。軸65aは連結部材65に設けられた孔65bに挿通されており、更にはコイルバネ111内をも挿通されている。つまり図29、図30に示すように軸65aを孔65b、コイルバネ11に挿通した先の端部に操作ボタン110が螺着されることになるのである。
又、操作ボタン110は図27に示すように連結部11cの一方側面に設けられた円筒部112内に摺動自在に収納されている。他方で軸65aの屈曲部は図26に示すように連結部11cの他方側面に設けられた凹部113内に摺動自在に収納されている。
操作ボタン110を押していない状態では図29に示すようにコイルバネ111の押圧力により操作ボタン110が押圧され、軸65aの操作ボタン110を取り付けていない側の端部が連結部材65を係止し、連結部材65の揺動すなわち弾性体24によるブレーキ部材61の揺動を阻止するものである。つまり後輪21の回動がロックされない状態が維持されるのである。この際軸65aが回動しようとする力は、軸65aの屈曲部が連結部11cの凹部113にはまり込んでいることにより阻止されるものである。一方図30に示すように操作ボタン110を押し込むと軸65aによる連結部材65の係止状体が解除され、弾性体24による押圧力により連結部材65は揺動し後輪21の回動は阻止ロックされるものである。
尚、このロック状態を解除するためにはブレーキレバー60を握れば足りる。すなわちブレーキレバー60を握ると連結部材65は図30でいえば軸65aを中心として時計回りに揺動する。するとロック状態では図30に示すように、軸65aの操作ボタン110を螺着していない側の端部は連結部材65の側壁面で係止されているが、この係止状体が解放される。そしてコイルバネ111の操作ボタン110に対する押圧力により、図29に示すように軸65aが連結部材65を係止する状態すなわちロックされていない状態が復元されるものである。
本発明に係る歩行補助車は左右一対の本体フレーム1,1にわたり座席杆100を起倒自在且つ折畳自在に設けてある。以下図面を参照しながら述べる。図17は請求項5記載の歩行補助者の背面図であり、図18は同座席杆を起こした状態の背面図であり、図19は同要部平面図であり、図20は同カバーを被着した状体の背面図であり、図21は同カバーを被着した状体の要部平面図である。
図19に示すように座席杆100は杆部材100aと杆部材100bとを有している。杆部材100aの一端は第二リンク機構52に対して軸101を中心として回動自在に取り付けられている。同じく杆部材100bの一端は他方の第二リンク機構52に対して軸101を中心として回動自在に取り付けられている。そして各杆部材100a、100bの他端は連結板102によって回動自在に取り付けられている。又、各杆部材100a、100bの他端にはギア部107が形成されており、互いに噛み合って折畳み時に同一角度だけ回動するように構成されている。このため折畳みをスムーズに行えるものである。尚、歩行補助車の展開状態から折畳み状態に至る際には座席杆100は図17でいえば中央部が上方に屈曲折りたたまれていくものである。
尚、杆部材100a、100bと第二リンク機構52とにわたり板材103,103が介在させてある。ここに杆部材100aと板材103、杆部材100bと板材103はそれぞれ固定されている。そして図19に示すように、板材103の略半分が第二リンク機構52上に当接することで座席杆100が支持されるものである。つまり着座した際の重量を第二リンク機構52により支えるものである。
以上、フレームたる座席杆100について述べてきたが、実際着座可能とするために図19に示すように座席杆100にはカバー104が被着してある。更にすわり心地を良くするために図20に示すように左右の支持ブラケット30,30の延出部30c、30cにわたり掛け渡されたベルト105と、カバー104間にネット状の背凭れ106が設けてある。
本発明に係る歩行補助車においてはハンドル部11の下端にワイヤー調整部材120が設けあり、図31はこのワイヤー調整部材120付近の断面図である。ブラケット33の下部は円筒形状になっており、この円筒形状部に円筒形部材122が螺合されるものである。すなわちブラケット33にはナット121が固着されており、一方円筒形部材122にはボルトが固着されている。この両者が螺合することで、ブラケット33と円筒形部材122は螺合するものである。
ナット121にはボルト123に対応するねじ溝が刻まれているのみならず、ワイヤー63aを通すための孔部121aが設けられている。またボルト123にも図示されていないがワイヤー63aを通すための孔部が貫通されている。さらに円筒形部材122にもワイヤー63aを通すための孔部122aが設けられている。円筒形部材122の下端にはアウター63を嵌合するための凹部124が設けられている。
本発明の斜視図。 同正面図。 同背面図。 同右側面図。 要部平面図。 操舵リンク機構の動作を説明するための要部平面図。 操舵リンク機構の動作を説明するための要部平面図。 後輪付近のブレーキ機構を示す概略説明図。 ブレーキ機構の要部説明図。 ブレーキ作用の説明図。 ブレーキ作用の説明図。 ハンドル部付近の概略図。 主フレームの側面部分図。 図13の一部拡大断面図。 本発明に係る歩行補助車を折畳んだ状態の正面図。 従来例を示す斜視図。 請求項5記載の歩行補助者の背面図。 同座席杆を起こした状態の背面図。 同要部平面図。 同カバーを被着した状体の背面図。 同カバーを被着した状体の要部平面図。 請求項5記載の歩行補助車の斜視図。 後輪付近のブレーキ及びロック機構を示す概略説明図。 ロック作用の説明図。 ロック作用の説明図。 ブレーキレバー付近の正面、平面、右側面側から見た斜視図。 ブレーキレバー付近の背面、平面、左側面側から見た斜視図。 操作ボタン等の概略構成図。 ロック動作の説明図。 ロック動作の説明図。 ワイヤー調整部材付近の断面図。
11・・ハンドル部
20・・後脚部
21・・後輪
21a・・内壁面
22・・車輪支持部材
22b・・凸部
23・・摺動部材
24・・弾性体
33・・ブラケット
60・・ブレーキレバー
61・・ブレーキ部材
61a・ブレーキシュー
63・・アウター
63a・・ワイヤー
64・・棒部材
65・・連結部材
65a・・軸
110・・操作ボタン
111・・コイルばね
113・・凹部
121・・ナット
122・・円筒型部材
123・・ボルト

Claims (2)

  1. 下端に前輪を上部にハンドル部を取り付けると共に軸芯線を中心とした回動が可能な前脚部と、下端に後輪を取り付けた後脚部とを、ブラケット及びリンク機構を介して揺動自在に取り付けた左右一対の本体フレームと、当該一対の本体フレーム間にわたり設けられる複数のリンク機構と、により成る歩行補助車において、
    後脚部(20)の下端に、側面下部に凸部(22b)を有する筒状体であり、且つ、後輪(21)を回転自在に支持する車輪支持部材(22)を取り付けたこと、
    凸部(22b)にブレーキ部材を揺動自在に取り付けることで湾曲形状を呈するブレーキシュー(61a)が後輪(21)の内壁面(21a)に、ブレーキシュー(61a)の端部から順次接する面積を増やしながら圧接していくようにしたこと、
    車輪支持部材(22)内に棒部材(64)を介してブレーキ部材(61)を下方に付勢する円筒形の摺動部材(23)及び弾性体(24)を装備せしめたこと、
    摺動体(23)と、ハンドル部(11)に設けたブレーキレバー(60)内の連結部材(65)とをワイヤー(63a)で連結したこと、
    後輪(21)に設けられた円筒型状の車軸挿入部(21c)の外周に複数設けられた孔部(21d)に、弾性体(24)により下方に付勢された棒部材(64)がはまり込むことで、後輪(21)の回転がロックされるようにしたこと、
    ワイヤー(63a)と連結されると共にブレーキレバー(60)内に装備される連結部材(65)の、揺動軸たる鍵型に屈曲された軸(65a)の屈曲部が、ハンドル部(11)の凹部(113)にはまり込み、且つ、屈曲部の先端が連結部材(65)に当接することで連結部材(65)の揺動を阻止し、もって棒部材(64)による後輪(21)の回転のロックを阻止すること、
    軸(65a)に螺合された操作ボタン(110)を押すことで、軸(65a)の屈曲部による連結部材(65)の揺動阻止状態を解放し、もって後輪(21)の回転をロックせしめるようにしたこと、
    ブレーキレバー(60)を握ることで連結部材(65)を揺動させ、操作ボタン(110)と連結部材(65)との間に介在されるコイルばね(111)の押圧力により軸(65a)の屈曲部による連結部材(65)に対する揺動阻止力を復元せしめ、もって後輪(21)の回転ロック状態を解放せしめるようにしたこと、
    を特徴とする歩行補助車。
  2. ハンドル部(11)の下端にナット(121)を備えるブラケット(33)を取り付けたこと、
    ボルト(123)を備える円筒型部材(122)を、ブラケット(33)に対して螺合自在に設けると共に、アウター(63)を嵌合するための凹部(124)を設けたこと、
    ブラケット(33)及び円筒型部材(122)内をワイヤー(63a)を緩挿可能にしたこと、
    を特徴とする請求項1記載の歩行補助車
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