JP5815357B2 - 歩行補助車 - Google Patents
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Description
また、前後脚部を所望する形状(例えば滑らかな曲線形状)に形成することができ、補助車全体のデザイン性が向上する。
つまり、前後脚部と連結部材の連結部分、支持孔と支柱の間にガタ付きが生じにくく、歩行補助車全体の構造的強度が向上する。かつ、歩行補助車全体の耐久性が向上するので、利用者の歩行を補助する目的、用途に長期に亘り安定して寄与することがきる。
これにより、ハンドル部の高さが上下に変位することを確実に防止でき、利用者の身長に応じた高さを維持することができる。
図1は走行形態の歩行補助車1を前方から見た正面図、図2は走行形態の歩行補助車1を後方から見た背面図、図3は走行形態の歩行補助車1を上方から見た平面図、図4は走行形態の歩行補助車1を下方から見た底面図、図5は走行形態に変形した歩行補助車1の右側面図、図6は折畳み形態に変形した歩行補助車1の右側面図である。
なお、歩行補助車1の左側面図は、右側面図と対称にあらわれるので、左側面図を省略する。
さらに、後側支持杆4Aの中央部を、利用者の歩行が許容される高さ(足の前後動を妨げない高さ)に架設し、後側支持杆4Aの下方に、利用者の足の歩行動作が許容される空間を確保している。
また、後側連結杆4Bの遊端側には、前側連結杆3Bと後側連結杆4Bとを前後方向Aと平行して直線状態に回動規制するための規制金具4Cを固定している。つまり、車本体2を、図5に示す走行形態に変形した際、規制金具4Cが前側連結杆3Bの遊端側上縁部に当接し、前側脚部3と後側脚部4とを前後方向Aに対して所定角度に開角した角度に回動規制する。
つまり、歩行補助車1を走行形態に変形した際、座部2A全体を、座支持枠2Bの遊端側を支点として後方へ回動し、座部2Aの下面側後端部を後側支持杆4Aの前端側に当接する。
これにより、座部2A全体を、利用者の着座が許容される水平姿勢に支持することができる。
座部2Aの下面側両縁部と座支持枠2Bの両側中央部とを連結杆2Dで連結している。また、連結杆2Dよりも前端側に寄った位置で、座部2Aの下面側両縁部よりも内側両側縁部と座支持枠2Bの内側両側中央部とを連結杆2Eで連結している。
これにより、座部2Aが水平に支持されるので、歩行時において利用者が休憩を取る際の椅子として利用することができる。
つまり、左右の前側車輪6が独立して水平回動するので、歩行補助車1を、利用者が望む方向へ手押し操作できる。
すなわち、後側車輪7の周面に対して圧接される形状に形成した制動部材9aの中間部側面を、後側脚部4の外側下端部に枢着した後側車輪7より上方で、該後側脚部4の外側下端部に対して前後回動可能に枢着している。
チューブ9dの上端は、後述するブレーキ杆12の基端部に係合している。また、チューブ9dより引き出した線条体9eの上端は、ブレーキレバー13の基端部に連結している。
これにより、後側車輪7に対する制動が解除されるので、歩行補助車1を、利用者の手で望む方向に向けて走行移動することができる。
なお、歩行補助車1の背面図は、正面図と対称にあらわれるので、背面図を省略する。
連結部材5の前端側と後端側の間に位置する幅方向中央部には、該連結部材5の上端側から下端側に貫通して、ハンドル杆11の両側下面に垂設した支柱17が上下動可能に挿入される筒状の支持孔5aを形成している。
ネジ孔5bに螺合した調節ネジ5Nの先端側は、支持孔5aの内周面より孔中心に向けて突出され、該支持孔5aに挿入した支柱17の孔部17aに対して係合される。
これにより、ハンドル部10を、利用者の身長に応じて所望する高さに段階的に伸縮調節することができる。また、ハンドル部10の高さが上下に変位することを確実に防止でき、利用者の身長に応じた高さを維持することができる。
すなわち、前側脚部3の上端側を、前側受け溝5Xの両側壁部5Xb間に対して前後方向A及び左右方向Bに対して移動不可に固定している。
そのリベットYcを回動中心として、歩行補助車1の前後方向Aと対応する方向に対して前後回動自在に設けている。
なお、肘掛け台14を除くハンドル部10の左側面図は、右側面図と対称にあらわれるので、左側面図を省略する。
図14[a][b][c]は肘掛け台14の正面図、背面図、平面図、図15[a][b][c]は肘掛け台14の右側面図、左側面図、底面図、図16は図14[a]の上側可動部材14Mの内部構造を説明する横断底面図、図17[a]は肘掛け台14をハンドル杆11から分離した状態の側面図、図17[b]は肘掛け台14をハンドル杆11に取り付けた状態の側面図、図18は肘掛け台14の取り付け状態及び肘当て部14Cの左右回動状態を説明する幅方向縦断面図である。
これにより、支柱17を、下側支持部14Aの下端部に対して歩行補助車1の後側斜め上方から前側斜め下方に向けて傾いた角度に垂設している。
これにより、ハンドル部10を、利用者の身長に応じて所望する高さに伸縮調節することができる。
車本体2の側部に位置する上側可動部材14Mの下面側端部には、下側連結部材14Nの上端部を、例えばリベットやネジ等の連結手段にて左右回動自在に連結している。
なお、肘当て部14Cを、例えばウレタン樹脂等のクッション材の外面に、柔軟性を有するカバーを被覆して構成するもよい。
これにより、利用者が座部2Aに腰掛ける際、左右の肘当て部14Cが邪魔になることがなく、腰掛けたり、立ち上がったりする動作が何等支障なく行える。
すなわち、凹部14fと凸部14eを係合し、ロックピン14gをロック孔14hに係合すれば、左右の肘掛け台14をハンドル杆11に固定することができる。
なお、車本体2の側部に位置する下側部材16の下面側端部には、下側連結部材14Nの上端部を、例えばリベットやネジ等の連結手段にて左右回動自在に連結している。
角度調節レバー23は、円弧状のガイド孔22が形成された基端部を、下側部材16の後側外壁部に形成した開口部16aより該下側部材16内に挿入するとともに、該基端部のガイド孔22に、上側部材15の後側角隅部に垂設したガイド軸21を挿通して、ガイド軸21を中心として水平回動自在に枢着している。
この結果、左右の肘掛け台14を、利用者の両肘部を掛けるのに適した角度に水平回動調節することができる。
フック本体30aの基端側から遊端側に至る部分には、ブレーキ杆12の遊端側が引っ掛けられる杆掛け部30c,30dと杆掛け部材31とを設けている。
また、杆掛け部30cの内側対向面は、杆掛け部材31の保持が許容される間隔を隔てて平行に形成するとともに、該杆掛け部材31の両端面に形成した凸部31eが係止される凹部30eを、フック本体30aの基端側と遊端側とに寄って該フック本体30aの長手方向に対して所定間隔を隔てて設定した上下位置に2箇所形成している。
先ず、ブレーキ杆12をフック部材30の杆掛け部30dに引っ掛ける場合、ブレーキ杆12の遊端側を図19[a]に示す位置より上方に引き上げた後、フック部材30をブレーキ杆12の遊端側が係止される位置に回動する。
この結果、歩行補助車1が完全に走行停止させておくことができる。また、歩行補助車1を停車した場所が傾斜していても、走行停止した状態を維持することが可能である。
この結果、歩行補助車1を利用者の歩行能力に応じた速度で移動することが可能で、車自体が勝手に移動しない程度に制動を掛けることができる。
この結果、歩行補助車1を、歩行能力が中程度の利用者に応じた速度で走行移動することができる。
この結果、歩行補助車1を、歩行能力が中程度以下の利用者に応じた速度で走行移動することができる。
これにより、後側車輪7に対する制動が解除され、フリー回転可能な状態となるので、歩行補助車1を、利用者の手で軽く押すだけで走行移動することができる。
つまり、前後脚部3,4と連結部材5の連結部分、支持孔5aと支柱17の間にガタ付きが生じにくく、歩行補助車1全体の構造的強度が向上する。かつ、歩行補助車1全体の耐久性が向上するので、利用者の歩行を補助する目的、用途に長期に亘り安定して寄与することがきる。
また、トレイ40の上に、例えば財布や眼鏡、携帯電話等の物品を置いておくことができるので、必要な物品を手で保持して即使用することができ、小物類を置いておくのに便利である。
この発明の前側連結部は、実施形態の前側受け溝5Xに対応し、
以下同様に、
後側連結部は、後側受け溝5Yに対応し、
高さ調節手段は、調節ネジ5Nに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
2…車本体
2A…座部
3…前側脚部
4…後側脚部
5…連結部材
5a…支持孔
5N…調節ネジ
5X…前側受け溝
5Xa…前側開口部
5Xb…壁部
5Xc…リベット
5Y…後側受け溝
5Ya…前側開口部
5Yb…壁部
5Yc…リベット
6…前側車輪
7…後側車輪
8…首振り機構
9…制動機構
10…ハンドル部
11…ハンドル杆
12…ブレーキ杆
13…ブレーキレバー
14…肘掛け台
14C…肘当て部
14d…ブレーキ支持部
17…支柱
17a…孔部
30…フック部材
30c,30d…杆掛け部
31…杆掛け部材
40…トレイ
41…トレイ支持枠
Claims (2)
- 前側に配置した左右一対の前側脚部と、後側に配置した左右一対の後側脚部と、該前後脚部の上端側を連結する連結部材とを備え、該前後脚部の下端部に車輪を枢着し、前記連結部材の上方にハンドル部を配置した歩行補助車であって、
前記前側脚部の上端側を、前記連結部材の前端側に形成した前側連結部に連結し、
前記後側脚部の上端側を、前記連結部材の後端側に形成した後側連結部に連結し、
前記連結部の間に位置する前記連結部材の幅方向中央部に、該連結部材の上端側から下端側に貫通して前記ハンドル部に連結した支柱の挿入が許容され、該支柱が上下方向にガイドされる支持孔を形成し、
前記連結部材の側面に、前記支持孔上端より上方に突出される前記支柱の高さを調節する高さ調節手段を設け、
前記前側連結部を、
前記連結部材の前端側幅方向中央部に形成した縦長凹状の前側受け溝で構成し、
前記前側受け溝の両側壁部間を、前記前側脚部の挿入が許容され該前側脚部が保持される溝幅に形成し、該前側受け溝の前端側開口部を前記前側脚部の横幅より幅狭に形成し、
前記後側連結部を、
前記連結部材の後端側幅方向中央部に形成した縦長凹状の後側受け溝で構成し、
前記後側受け溝の両側壁部間を、前記後側脚部の出し入れが許容され該後側脚部が前後方向に回動ガイドされる間隔に形成した
歩行補助車。 - 前記高さ調節手段を、
前記連結部材の支持孔に連通して該連結部材の側面に形成したネジ孔に螺合される調節ネジで構成し、
前記支柱の外面に、前記調節ネジの先端側が係合される孔部を前記支柱の径方向に貫通して形成するとともに、該孔部を前記支柱の長手方向に対して所定間隔を隔てて複数配列した
請求項1に記載の歩行補助車。
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