JP2005230031A - 歩行補助具 - Google Patents

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【課題】歩行補助具の機能をより完全に発揮する前腕受けを備えながら、着座にも用いることができる兼用タイプの歩行補助具を提供する。
【解決手段】着座にも利用可能な歩行補助具10であって、歩行の際の前腕受け1(A)を簡単な操作で着座の際の背もたれ1(B)とすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、高齢者や、歩行に困難を感じる人の歩行を補助するために用いられる歩行補助具に関する。
従来より、高齢者や、障害や病気のために歩行に困難を感じる人に、できるだけ自立した生活が送れるように手助けする道具として歩行補助具が用いられ、近年では、この歩行補助具に、歩行者が一時休息を取りたいなどの場合のために座部を設けて着座可能とした兼用タイプのものも提案されている。特許文献1から5に記載された歩行補助具がその例である。
しかしながら、これらの兼用タイプは、座具としの機能に主力を置き、身体をある程度寄り掛からせることができるという歩行補助具としての機能を従としたものが多かった。ただ、特許文献2に記載のものは、肘乗せアームを備え、ある程度歩行補助具の機能を確保しているものであるが、まだ十分ではなかった。
これは、身体をある程度寄り掛からせるようにするためには、歩行者の両前腕を下方より支える機能を発揮する、歩行者の体前面に添うようなプレート状の前腕受けが必要であるが、このような前腕受けは、着座には邪魔な存在となるため、これまでの兼用タイプでは設けることができなかったためと考えられる。
特開2003−88440号公報 特開2002−177356号公報(図1の符号20) 特開2001−321404号公報 特開2000−288031号公報 特開平11−299847号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、歩行補助具の機能をより完全に発揮する前腕受けを備えながら、着座にも用いることができる兼用タイプの歩行補助具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の歩行補助具は、着座にも利用可能な歩行補助具であって、歩行の際の前腕受けを簡単な操作で着座の際の背もたれとすることができることを特徴とする。
請求項2に記載の歩行補助具は、請求項1に記載の歩行補助具において、前記前腕受けが、前記歩行補助具の主支柱の適所を中心として所定角度回転させることで、前記背もたれとなることを特徴とする。
請求項3に記載の歩行補助具は、請求項2に記載の歩行補助具において、前記前腕受けが回転して背もたれとなる角度を決める回転バー受具の位置を調整可能としたことを特徴とする。
請求項4に記載の歩行補助具は、請求項1から3のいずれかに記載の歩行補助具において、前記前腕受けに、掴みバーを設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の歩行補助具は、請求項4に記載の歩行補助具において、前記掴みバーの掴み部が、使用状態で、前記前腕受けに対して下方に位置し、前方上方及び中心方向に所定角度傾むくようにしたことを特徴とする。
請求項6に記載の歩行補助具は、請求項1から5のいずれかに記載の歩行補助具において、前記前腕受けに固定あるいは着脱・位置設定可能に一対の脇ガイドを設けたことを特徴とする。
また本発明の歩行補助具は、前記前腕受けの高さが調整可能となっており、更に、折り畳み可能となっている。
請求項1に記載の歩行補助具によれば、歩行の際の前腕受けを簡単な操作で着座の際の背もたれとすることができるので、歩行補助具としては前腕受けでその機能が十分発揮され、一方、着座の場合は、前腕受けが背もたれになるので着座のじゃまをせず、歩行補助具の機能をより完全に発揮する前腕受けを備えながら、着座にも用いることができる。
請求項2に記載の歩行補助具によれば、請求項1の効果に加え、前記の簡単な操作が、歩行補助具の主支柱の適所を中心とした所定角度の回転で実現される。
請求項3に記載の歩行補助具によれば、請求項2の効果に加え、前腕受けが回転して背もたれとなる角度を決める回転バー受具の位置を調整可能としたので、背もたれの高さ調整ができる。
請求項4に記載の歩行補助具によれば、請求項1から3のいずれかの効果に加え、前腕受けに掴みバーを設けたので、歩行者はこの掴みバーを掴みながら歩行でき、より強力適切に歩行補助を実現することができる。
請求項5に記載の歩行補助具によれば、請求項4の効果に加え、試行錯誤と人間工学的な知見を元に、歩行者が最も掴み易いように、掴みバーの掴み部の位置を前腕受けに対して下方とし、その方向を前方上方及び中心方向に所定角度傾むくようにしたので、歩行者にとって非常に掴みやすい。
請求項6に記載の歩行補助具によれば、請求項1から5のいずれかの効果に加え、前腕受けに一対の脇ガイドを設け、この脇ガイドは、前腕受けに載せられた歩行者の両前腕がそれより外に行かないようにガイドするので、歩行者はより安心して歩行補助具を使用することができる。また、この脇ガイドは、着脱・位置設定可能とすることにより、不要の際には取り外しでき、また、歩行者に合わせて前腕受けに取り付けることができる。
本発明の歩行補助具によれば、前腕受けの高さを調整可能としたので、歩行者に合わせることができ、歩行補助具の使用効果を高めることができる。また、本発明の歩行補助具によれば、歩行補助具を折り畳み可能としたので、持ち運びに便利で、不使用時の保存スペースをより小さくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の歩行補助具の一例を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。図2において、(a)は図1の歩行補助具を上からみた平面図、(b)は回転バー受具の斜視図、(c)は回転バー受具取付部の詳細斜視図である。
この歩行補助具10は、高齢者や、障害や病気のために歩行に困難を感じる人に、できるだけ自立した生活が送れるように歩行を手助けするために用いられ、また、同時に一時休息用などの着座にも用いることができるようにした兼用タイプの歩行補助具である。
歩行補助具10は、歩行者の前腕を受ける前腕受け1(A)、全体の骨格となる構造体2、前腕受け1(A)が着座用の背もたれ1(B)(図3参照)として機能するように、その回転角度を規制する回転バー受具3、前腕受け1(A)に前腕を載せた歩行者が掴むための掴みバー4、この掴みバー4の上に固定されあるいは着脱・位置設定可能に取付られる一対の脇ガイド5、着座のための座部6、歩行補助具10全体を移動可能とするキャスタ7A、7Bを備えている。
前腕受け1(A)は、長方形のプレート状であって、一方の長辺側が、歩行者の体前側に添うような凹形状部1aaとなっている受け板1a、この受け板1aを回動可能に支え、自身は支点軸1c回りに回転可能となっている回転バー1b、構造体2のうちの主支柱2aに回転可能に取り付けられる前記の支点軸1cを備えている。
受け板1aは、木材製の板を芯として、上部側に緩衝材を介挿させ(あるいは介挿しないで)、全体をナイロンなどの布で覆ったものである。これらの材料は、これ以降と同様に、合目的に適宜、周知の材料から選択されるものであり、既述のものに限定されるものではない。回転バー1bは棒材などを曲げ加工して製造され、支点軸1cに対して直交するようにビス止めされ、この支点軸1cを中心に回転する。この支点軸1cを構造的に支えている受けブロック1dについては後述する。
構造体2は、伸縮可能となっている左右一対の前記主支柱2a、この主支柱2a(下支柱2ab)に回動可能に連結された左右一対の後支柱2b、主支柱2a(下支柱2ab)から前方(歩行補助具の進行方向であって、図1(b)の左方向)に伸び出している左右一対の前支柱2c、左右の後支柱2bをその中間部で固定連結し、その上に座部6の前端を載せる後横桟2d、左右の前支柱2cをその後端部で固定連結し、座部6の後端を回動可能に支持する前横桟2e、左右の前支柱2cをその前端下部で固定連結する下横桟2f、主支柱2a、後支柱2bそれぞれの下端を連結し、リンク点2jで相互に回動可能となっているリンク板2g、2h、このリンク点2jと、使用用状態では、座部6と後横桟2dとの連結部に突き当たって、座部6の歩行面への平行を保つリンク状態を維持するリンク板2iを備えている。また、これらのリンク板2g、2h、2iも左右一対で設けられている。
なお、ここでは、一般には、歩行補助具10の進行方向に対して「前・後」という用語を用いているが、座部6は、歩行補助具10の進行方向に対して逆方向に座るようになっており、座部6に関しては、その座部6に座った歩行者に対して「前・後」という用語を用いているので、お互いの「前・後」が逆となっている点に注意されたい。
主支柱2aは、双方ともパイプからなり、より細い径の上主柱2aa、この上主柱2aaの下方部分をその内部に出し入れ可能に収容する下支柱2ab、上支柱2aaの高さを決める高さ調節ツマミ2acを備えている。上主柱2aaの下支柱2abに収容される下方部分の反対側は、途中に曲げ部分を介し、歩行補助具10の使用状態で歩行面に対して平行となるようになっており、その終端部分は、発泡ウレタンなどで巻囲まれ持手部2adとなっている。
上主柱2aaの下支柱2abに収容される部分から上記曲げ部分の手前までの直線部分には、上主柱2aaの高さ調節に用いられる調節穴2aeが所定間隔で複数設けられている。この調節穴2aeには、下支柱2abを介して高さ調節ツマミ2acが貫通され、その先端ネジ部が下支柱2ab反対側まで突き出し、その突き出し部にナット(不図示)が嵌められ締結され、上支柱2aaを高さ調整可能に支えている。
なお、このナット(不図示)は、下支柱2abの高さ調節ツマミ2acを貫通させる穴の手前側、つまり、高さ調節ツマミ2ac側に溶接するようにし、高さ調節ツマミ2acをこのナットにネジ係合させ、下支柱2abを介して、上主柱2aaの調節穴2aeに貫通させて、締結するようにしてもよい。
回転バー受具3については、図2(b)、(c)を用いて、それが取り付けられる受けブロック1dと共に説明する。回転バー受具3は、支点軸1cを中心に回転する回転バー1bを受け、その回転を規制するもので、スチール本棚の棚板受けのような形状をしており、回転バー1bを受ける受け部3aと、回転バー受具3を受けブロック1dに引っ掛けるための引っ掛け部3bとを備えている。
受けブロック1dは、この例では合成樹脂製で、上主柱2aaの調節穴2aeが設けられている直線部分に隙間なく外嵌され、雄ねじ1dcを上主柱2aaの所定位置の調節穴2aeに貫通させ、ナット締結することで、上主柱2aaの所定位置に固定されている。また、回転バー受具3の引っ掛け部3bを取り付けるための、2か所の引っ掛け穴1da、1db、回転バー1bの支点軸1cを回転可能に支持する回動穴1ddを備えている。
引っ掛け穴1daは、図2(c)に示すように、ここに取り付けられた回転バー受具3が回転バー1bを受けた際に、その受けられた回転バー1bの直線部分が歩行面に平行になるように設定され、引っ掛け穴1dbは、その位置が、引っ掛け穴1daに対して、回動穴1ddを中心として、所定角度γをなすように設定されている。
掴みバー4は、パイプを折り曲げて製造され、図1に示すように、歩行状態で、歩行面と平行となっている前腕受け1(A)の左右下部から前方(図1(b)の左方向)に伸び出して、いったん下方に少し折れ曲がりすぐ上方へ折れ曲がって、そこから左右を連結するようになっている。この連結部分は、中央付近の直線部4bとその左右両側の斜行部分である掴み部4aとからなっている。
この掴み部4aは、上述の上方への折れ曲がり部分に連続しており、その上方への傾斜角度α(図1(b)参照)、また、歩行補助具10の左右対称の中心線方向の傾斜角度β(図2(a)参照)は、試行錯誤と人間工学的な知見をもとに定められたもので、前腕受け1(A)に前腕を載せて歩行する歩行者にとって非常に掴みやすいものとなっており、身体に障害や非力な部分がある歩行者でも、より容易に歩行ができるように、サポートするものである。
この例では、上方への傾斜角度αは約30度、中心方向への傾斜角度βは約45度となっており、この角度が好適であるが、上方への傾斜角度αについては、最小で15度から最大で45度の範囲で、また、中心方向への傾斜角度βについては、最小で30度から最大で60度の範囲で、適宜選択が可能である。
掴み部4a、直線部4bには、歩行者が掴む際の感触を良くするため発泡ウレタンなどのクッション性、触感性の良いものが巻き付けられている。また、直線部4bの高さは、図1で示すように、その発泡ウレタン部分の外周が、前腕受け1(A)の歩行面からの高さを越えないように、つまり前腕受け1(A)に対して下方に設定している。この理由については、図6で説明する。
脇ガイド5は、緩衝性のあるスポンジ材などを三角柱形状に成形し、その外周をナイロンなどの布で覆い、その柱側面の一面に平面ファスナ(マジックテープ)を取り付けたもので、この平面ファスナ部分で、前腕受け1(A)の表面部分(ナイロン布)の任意の位置に着脱可能に固定することができるものである。
この左右一対の脇ガイド5は、前腕受け1(A)に載せられた歩行者の両前腕がそれより外に行かないようにガイドするので、歩行者はより安心して歩行補助具を使用することができる。また、この脇ガイド5は、前腕受け1(A)に固定して一体的に構成することにより強度を重視することもできるし、あるいは、着脱・位置設定可能として、不要の際には取り外しでき、また、歩行者に合わせて前腕受け1(A)に取り付けることができる。
キャスタ7Aは、どの方向にも回転自在のいわゆるフリーキャスタで、前支柱2c端に設けられ、キャスタ7Bは方向固定のいわゆる固定キャスタで後支柱2b端に設けられている。キャスタ7Bには、キャスタ7B付近に設けられたブレーキ板7b、このブレーキ板7bを操作するため、持手部2ad付近に設けられたブレーキ操作レバー7cなどからなるブレーキ手段7aが設けられ、歩行補助具10を固定、移動可能な状態に保持できるようになっている
なお、上記伸縮する主支柱2aを除いた構造体2、座部6、キャスタ7A、7B、ブレーキ手段7aなどの構成は、折り畳み可能な歩行補助具やベビーキャリア等において、周知のものであり、詳細な説明は省略する。
このような構成で、この歩行補助具10は、前腕受け1(A)の受け板1aは回転バー1bに対して回転可能であるが、歩行状態では、ちょうど主支柱2aの持手部2adの上に載って歩行面との平行を保った状態となって、その凹形状部1aaが歩行者の前体側に沿うようになり、全体として歩行者の前腕を上に置いて歩行者が寄り掛かかって歩行することができる前腕受け1(A)として機能し、歩行補助具の機能をより完全に発揮することができる。また、加えて、上述しなような効果を発揮する掴み部4aを備えた掴みバー4、脇ガイド5を備えているので、それらにより、歩行者の歩行をより好適にサポートする。
図3は、図1の歩行補助具を着座用とした状態を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。これより、既に説明した部分と同じ部分には同じ符号を付して、重複説明を省略する。また、構造体2に関しては、個々の部分について必要に応じて符号を付すが、それ以外の場合には、符号を省略する。
この図3から解るように、本発明の歩行補助具10は、前腕受け1(A)を回転バー1bの作用により支点軸1cを中心に回転させ、回転バー受具3で回転バー1bを受けて、その回転を所定角度で規制することで、着座用の背もたれ1(B)とすることができ、歩行補助具10は着座用にも用いることができる兼用タイプとなっている。
この操作は、前腕受け1(A)を一方向に回転させるだけの、一方向の一動作の簡単な操作であり、逆もまた同様である。
また、受けブロック1dへの回転バー受具3の取り付け位置を、図2(c)で説明したように、引っ掛け穴1daから、引っ掛け穴1dbと変えて調整することにより、背もたれ1(B)の高さを、図3に、「′」記号で示すように調整することができ、歩行者の座高などに合わせて、適度な高さのものとすることができる。
この調整段階は、この例に示したもののように、2段階だけに限られず、引っ掛け穴の個数を増やすことで3段階以上としてもよく、ネジ手段などを用いて、受けブロックに対する回転バー受具の位置を無段階で変更することができるようにするなど、無段階としてもよい。
なお、着座の際には、ブレーキ手段7aによって、歩行補助具10の位置が動かないようにして置くのが良い。
図4は、図1の歩行補助具の高さを変更した状態を示すもので、(a)はその歩行用状態の側面図、(b)はその着座用状態の側面図である。
図1、2で説明したように、主支柱2aは伸縮可能で、上支柱2aaが下支柱2abに対して出し入れ可能であるが、この図4は、上支柱2aaを下支柱2abに最大限収容して、上支柱2aaの持手部2adの高さ、つまり、前腕受け1(A)の高さが最も低くなっている状態で高さ調節ツマミ2acでその高さが固定された状態を示している。
前腕受け1(A)の歩行面からの高さは、最高90cmで、最低65cm程度とするのが良い。
この場合も、図4(a)の歩行用状態だけでなく、図4(b)の着座用状態とすることも可能であり、図1、2、3の効果を発揮しながら、歩行者の身長や、歩行補助具の使用態様に合わせて、前腕受け1(A)の高さを調節でき、歩行者に最適に合わせた歩行補助具の使用をすることができる。
図5は、図1の歩行補助具を折り畳んだ状態を示す側面図である。
本発明の歩行補助具10は、上記のように、歩行用の前腕受け1(A)を備えながら、これを着座用の背もたれ1(B)とできる利点、掴み部4aを備えた掴みバー4、脇ガイド5の利点、前腕受け1(A)の高さ調節可能という利点を備えながら、この図5に示すように、構造体2全体のリンク構成により、折り畳むことができ、持ち運びに便利で、不使用時の保存スペースをより小さくすることができる。
図6は、図1の歩行補助具の使用状態を示すもので、(a)は歩行状態の側面図、(b)は着座状態の側面図である。
これらの図6(a)、(b)を比較すると、本発明の歩行補助具10が、歩行用と着座用の両方に用いることができる兼用タイプであることがよく解る。図6(a)によると、歩行時には、前腕受け1(A)が歩行者の前腕部を載せ、寄り掛かりを支えて、また、掴み部4aを備えた掴みバー4、脇ガイド5の作用により、そのサポートをより良好、好適なものにしていることが解る。
図6(b)によると、着座時には、前腕受け1(A)が背もたれ1(B)となって、着座の邪魔にならず、歩行者の着座を良好に実現しているのが解る。また、この場合、掴みバー4の直線部4bは背もたれの支障とならず、その上方での受けとなり、脇ガイド5は、着座時の着座姿勢の安定に寄与していることも解る。
なお、買い物袋あるいは買い物かご、簡易カサ受け、携帯電話ホルダなどを付設して、歩行補助具として、より便利に多目的に使えるようにすることも可能である。
本発明の歩行補助具は、高齢者や、障害や病気のために歩行に困難を感じる人に、できるだけ自立した生活が送れるように歩行を手助けするために用いられ、また、同時に一時休息用などの着座にも用いることができる。
本発明の歩行補助具の一例を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図 (a)は図1の歩行補助具を上からみた平面図、(b)は回転バー受具の斜視図、(c)は回転バー受具取付部の詳細斜視図 図1の歩行補助具を着座用とした状態を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図 図1の歩行補助具の高さを変更した状態を示すもので、(a)はその歩行用状態の側面図、(b)はその着座用状態の側面図 図1の歩行補助具を折り畳んだ状態を示す側面図 図1の歩行補助具の使用状態を示すもので、(a)は歩行状態の側面図、(b)は着座状態の側面図
符号の説明
1(A) 前腕受け
1(B) 背もたれ
2a 主支柱
3 回転バー受具
4 掴みバー
4a 掴み部
5 脇ガイド
10 歩行補助具

Claims (6)

  1. 着座にも利用可能な歩行補助具であって、歩行の際の前腕受けを簡単な操作で着座の際の背もたれとすることができることを特徴とする歩行補助具。
  2. 前記前腕受けが、前記歩行補助具の主支柱の適所を中心として所定角度回転させることで、前記背もたれとなることを特徴とする請求項1に記載の歩行補助具。
  3. 前記前腕受けが回転して背もたれとなる角度を決める回転バー受具の位置を調整可能としたことを特徴とする請求項2に記載の歩行補助具
  4. 前記前腕受けに、掴みバーを設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の歩行補助具。
  5. 前記掴みバーの掴み部が、使用状態で、前記前腕受けに対して下方に位置し、前方上方及び中心方向に所定角度傾むくようにしたことを特徴とする請求項4に記載の歩行補助具。
  6. 前記前腕受けに固定あるいは着脱・位置設定可能に一対の脇ガイドを設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の歩行補助具。
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