JP2009056234A - 水中運動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 負荷を調整する手段を備えると共に、その手段が簡易な構成とされる水中運動装置の提供。
【解決手段】 プールPの壁Wに固定されるフレーム1と、このフレーム1に設けられる椅子3と、フレーム1に取り付けられたケース13に回転可能に保持される一対のペダル5,5を備える。各ペダル5にはスライド可能に負荷部材7が設けられている。負荷部材7は、ペダル5に対して段階的に位置決め可能とされており、ペダル5からの突出量を変化させることで、ペダル5を踏む負荷が変化する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、運動する際に使用される装置であって、特に、少なくとも一部が水中に沈められて使用される運動装置に関するものである。
周知のとおり、筋力強化やダイエットなどのために各種運動装置が使用されている。これらの運動装置は、ジムなどで使用されているが、高齢者や身体の不自由な方が使用する場合、負荷が大きすぎて使用し難いことがあった。
そこで、これらの方をも対象にした運動装置として、下記特許文献1に開示されるように、水中で使用される運動装置が提示されている。
水中で運動する場合、水の浮力が働くことで、過剰な負荷がかかることがなく、高齢者や身体の不自由な方でも無理なく運動することができる。
実用新案登録第3084479号公報
しかしながら、前記特許文献1に示されるような従来の運動装置の場合、負荷を調整する手段が無かったり、負荷を調整する手段があってもその構成が複雑で、装置の製造や保守などに手間や時間を要していた。
本発明が解決しようとする課題は、負荷を調整する手段を備えると共に、その手段が簡易な構成とされる水中運動装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、プールなどの水槽で使用される水中運動装置であって、前記水槽に設けられるフレームと、このフレームに設けられる椅子と、前記フレームに回転可能に保持される一対のペダルとを備え、このペダル、またはそれに取り付けられる負荷部材の大きさが変更可能とされたことを特徴とする水中運動装置である。
請求項2に記載の発明は、前記負荷部材は、前記ペダルにスライド可能に設けられる板状に形成されており、前記ペダルからの突出量を変更可能とされることを特徴とする請求項1に記載の水中運動装置である。
請求項3に記載の発明は、前記負荷部材は、ペダルに対して段階的に突出量を変更可能とされることを特徴とする請求項2に記載の水中運動装置である。
請求項4に記載の発明は、前記ペダルを踏む負荷が、前記負荷部材の突出量を変更することのみで調整されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の水中運動装置である。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記フレームに、大きさの異なるペダルが着脱可能に設けられるか、前記ペダルに、大きさの異なる負荷部材が着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の水中運動装置である。
本発明の水中運動装置によれば、負荷を調整する手段を備えると共に、その手段が簡易な構成とされるので、製造や修理が容易になされる。
以下、本発明の水中運動装置について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の水中運動装置の一実施例を示す側面図であり、プール内で使用されている状態を示しており、図2は、図1の水中運動装置の斜視図であり、図3は、図1の水中運動装置の平面図である。
本実施例の水中運動装置は、利用者が、プール内で椅子に座りペダルを踏んで運動する、いわゆる自転車運動を行うための装置である。
以下の説明においては、図1に示すように、利用者が椅子に座った状態において、利用者の前方を前側、後方を後側とする。つまり、図3の紙面における前後方向を前後方向とし、左右方向を左右方向とし、紙面に垂直な方向を上下方向とする。
本実施例の水中運動装置は、プールPの壁Wに固定されるフレーム1と、このフレーム1に設けられる椅子3と、フレーム1に回転可能に保持される一対のペダル5,5と、各ペダル5に設けられる負荷部材7とを主要部に備える。
フレーム1は、プールPの壁面W1の近傍に上下方向に沿って配置される支柱9と、この支柱9に取り付けられ、前側へ延出してプールPの壁Wに固定される取付柱11と、支柱9に取り付けられるケース13とを備える。
支柱9は、金属製のパイプにより形成されており、その下端部には、金属製パイプからなる補助柱15が支柱9に対して垂直に固定されている。本実施例では、補助柱15は、その軸方向が左右方向に沿うように配置され、その長手方向中間部に支柱9の下端部が固定されて、支柱9と補助柱15とは逆向き略T字形に連結されている。
この補助柱15の両端部には、それぞれ車輪17,17が回転可能に取り付けられている。車輪17は、その車軸が補助柱15の軸方向に沿うように取り付けられている。
取付柱11は、金属製のパイプにより形成されており、その一端部が支柱9に固定されて前側へプールサイドまで水平に延出している。本実施例では、取付柱11の一端部は、支柱9に固定された第一固定具19に取り付けられている。
第一固定具19は、一対の矩形状のブロック体21,21を有している。
各ブロック体21の一端面中央には、上下方向に沿って断面略半円形の縦溝21aが形成されている。このような構成により、各ブロック体21の一端面同士が重ね合わされると、上下方向へ開口する円形の縦穴が現出する。そして、前側のブロック体21の中央部には、前後方向に沿って円形の取付穴(不図示)が形成されている。
各ブロック体21の縦溝21aに支柱9が配置され、ブロック体21,21同士がネジ23により締め付けられることで、支柱9に第一固定具19が固定される。
そして、第一固定具19の前側のブロック体21の取付穴に取付柱11の後端部がはめ込まれネジでブロック体21に固定されて、支柱9と取付柱11とが連結される。
取付柱11の前端部には、左右一対の脚部25,25が設けられている。
脚部25は、金属製のパイプを湾曲して形成された略L字形の部材とされ、その一端部は、第二固定具27を介して取付柱11に固定されており、他端部には、アンカー29が設けられている。
第二固定具27は、一対の矩形状のブロック体31,31を有しており、各ブロック体31の一端面中央に脚部25の一端部が固定されている。
また、各ブロック体31の他端面中央には、前後方向に沿って断面略半円形の横溝31aが形成されている。このような構成により、各ブロック体31の他端面同士が重ね合わされると、前後方向へ開口する円形の横穴が現出する。
各ブロック体31の横溝31aに取付柱11が配置され、ブロック体31,31同士がネジ33により締め付けられることで、取付柱11に第二固定具27が固定され、ひいては脚部25が取付柱11に固定される。
そして、脚部25の他端部が、プールサイドの床面にアンカー29で固定されて、取付柱11がプールPの壁Wに固定される。
本実施例では、車輪17,17がプールPの底面Bおよび壁面W1に当接し、支柱9がプールPの底面Bに対して垂直に配置されるように、取付柱11がプールPの壁Wに固定される。
なお、本実施例の水中運動装置は、第一固定具19の支柱9に対する取付位置が変更可能であることから、第一固定具19の取付位置を変更することで、プールPの深さに対応することが可能である。
図4は、図1の水中運動装置の下部の概略縦断面図である。
ケース13は、略矩形状の箱体とされ、支柱9の下部に固定されている。本実施例のケース13は、左右に二分割可能とされ、その前端部の中央に支柱9を挟み込んだ状態で支柱9に固定されている。
また、ケース13の左右両側面には、円形の貫通穴13a,13aが同一直線上に形成されており、各貫通穴13aには円板状のプレート37が回転可能にはめ込まれて設けられている。
ケース13の内部には、円筒状の軸受部材39が、軸方向を左右方向に配置した状態で保持されている。そして、この軸受部材39の内穴に、丸棒状の回転軸41が左右方向に沿って回転可能に差し込まれており、回転軸41の両端部は軸受部材39から突出している。
回転軸41の両端部には、それぞれ接続部材43が取り付けられている。
接続部材43は、略L字形の部材とされ、長方形状の板状部45と、この板状部45の一端部に板状部45に対して垂直に固定される丸棒状の棒状部47とを有する。
回転軸41の両端部に取り付けられる接続部材43,43は、板状部45,45同士が、平行に、かつ、長手方向が同一方向に沿うように配置されて、各板状部45の長手方向中央が回転軸41にネジ49で固定される。
この際、各接続部材43の棒状部47が、回転軸41の中心に対して点対称となる位置に取り付けられる。つまり、図3に示すように、各板状部45が略水平に配置された状態で、一方の接続部材43の板状部45の前端部に棒状部47が配置され、他方の接続部材43の板状部45の後端部に棒状部47が配置されている。
このように、回転軸41に取り付けられた各接続部材43の棒状部47は、プレート37に形成された貫通穴37aを介してケース13の外側へ突出している。
また、プレート37を介して板状部45にネジ51がねじ込まれて、接続部材43およびプレート37は一体回転可能とされている。
本実施例では、各接続部材43の棒状部47に、ペダル5が回転可能にそれぞれ取り付けられ、各ペダル5に負荷部材7がスライド可能にそれぞれ取り付けられている。
図5から図8は、ペダルおよび負荷部材を示す図であり、図5は、分解斜視図であり、図6は、ペダルに対して負荷部材を最も押し込んだ状態を示す図であり、図7は、ペダルに対して負荷部材を半分程度引き出した状態を示す図であり、図8は、ペダルに対して負荷部材を最も引き出した状態を示す図である。なお、図5から図8では、右側のペダルのみが示されているが、左側のペダルも同様の構成である。
本実施例のペダル5は、矩形板状のベース53の上側に、矩形板状のカバー55が重ね合わされた構成とされる。カバー55には、その前後方向中央部に左右方向に沿って円形の貫通穴55aが形成されている。
ベース53の上面には、下方へ凹むと共に、左右方向外側へ開口する矩形状の凹部57が形成されている。また、ベース53の前後端部には、上方へ開口する左右方向に細長い溝59,59がそれぞれ形成されており、各溝59の中央部は、凹部57側へ開口している。この各溝59には、係止部材61が収容される。
本実施例の係止部材61は、金属板を屈曲して形成された板バネとされている。
係止部材61は、その中央部61aが平面視略等脚台形状に形成されており、両端部61b,61bは、左右方向外側へそれぞれ延出して折り返されている。
係止部材61は、その両端部61b,61bがベース53の溝59内にはめ込まれて設けられ、中央部61aが溝59の開口部59aを介して凹部57内へ突出している。
本実施例では、ベース53の凹部57に負荷部材7が配置された状態で、ベース53にカバー55が固定される。負荷部材7は、ベース53の凹部57に対応した矩形状の板体とされ、左右方向に細長い2つの長穴63,63が前後に離隔して貫通形成されている。
また、負荷部材7の前後両端辺には、左右方向に等間隔に離間して、切欠き65a,65b,65cが3箇所それぞれ成されている。本実施例では、各切欠き65a,65b,65cは、前後方向外側へ行くに従って拡幅する台形状に形成されている。
さらに、負荷部材7の左右方向外側端辺の中央部には、左右方向外側へ突出して略矩形状の摘み部67が一体に形成されている。なお、本実施例では、摘み部67の外周縁が上方へ若干膨出して形成されている。
ベース53の凹部57内に負荷部材7が配置された状態でベース53にカバー55が重ね合わされ、カバー55からベース53にネジ69,69,71,71がねじ込まれてベース53にカバー55が固定される。この際、2本のネジ71,71が、それぞれ負荷部材7の各長穴63に通される。
長穴63にネジ71が通されることで、負荷部材7をペダル5に対してスライドさせる際、負荷部材7がペダル5から脱落しないための抜け止めとなると共に、負荷部材7が左右方向に沿って移動するためのガイドの機能を果たす。
なお、図6に示すように、ペダル5に対して負荷部材7が最も押し込まれて収容された状態において、摘み部67はペダル5から外側へ突出している。
また、負荷部材7がペダル5に取り付けられた状態において、各係止部材61の中央部61aは、負荷部材7の前後両端辺に当接しており、負荷部材7の各切欠き65a,65b,65cに突入することで、負荷部材7の移動を規制する。
具体的には、係止部材61は、負荷部材7がペダル5に最も押し込まれた状態、半分引き出された状態、および最も引き出された状態において、負荷部材7の各切欠き65a,65b,65cに突入して負荷部材7の移動を規制する。
本実施例では、負荷部材7の切欠き65a,65b,65cの左右両端辺が傾斜していることで、摘み部67を把持して負荷部材7をペダル5に対して引き出したり、または押し込んだりすると、係止部材61の中央部61aが弾性変形して押し込まれ、係止部材61の中央部61aが切欠き65a,65b,65cから脱出し、負荷部材7をスライドさせることが可能とされる。
負荷部材7が設けられたペダル5は、カバー55の貫通穴55aに接続部材43の棒状部47が通され、棒状部47の先端部にネジ73がねじ込まれて、接続部材43に回転可能に保持される。
本実施例では、カバー55の左右両側面同士を架け渡すように、下方へ開口する略U字形の足掛部材75が設けられており、この足掛部材75の両端部にも棒状部47が通される。
支柱9には、矩形板状の保持部材77を介して取付部材79が取り付けられており、この取付部材79に椅子3が設けられている。保持部材77は、その前端部が支柱9に固定されてケース13内に略水平に配置されている。
取付部材79は、パイプを湾曲して形成された略U字形の部材とされ、湾曲部を下方へ向けた状態で、その一端部が保持部材77の後端部にネジで固定されている。
本実施例では、取付部材79の他端部は、一端部より上方に配置されており、この他端部に椅子3が取り付けられている。
椅子3は、略L字形状とされ、略水平に配置される座部3aと、この座部3aの後側から上方へ延出する立上り部3bとを有する。
なお、取付部材79の湾曲部には、円筒状のゴム製の緩衝部材81が通されており、この緩衝部材81がプールPの底面Bに接地して使用される。これにより、プールPの底面Bを傷つけることがない。
また、支柱9には、ハンドル83が固定されている。ハンドル83は、二本の金属製のパイプ85,87により形成された略T字形とされる。
本実施例では、一方のパイプ85の前端部が支柱9に固定される第三固定具89に接続されて、略水平に支柱9に固定される。
第三固定具89は、一対の矩形状のブロック体91,91を有している。
各ブロック体91の一端面中央には、上下方向に沿って断面略半円形の縦溝91aが形成されており、この縦溝91aの略中央部から後側へ向けて断面略半円形の横溝91bが形成されている。つまり、各ブロック体91には横向きT字状の溝が形成されている。
このような構成により、各ブロック体91の一端面同士が重ね合わされると、上下方向へ開口する円形の縦穴が現出すると共に、後側へ開口する円形の横穴が現出する。
本実施例では、各ブロック体91の縦溝91aに支柱9が配置され、横溝91bにハンドル83のパイプ85の前端部が配置されてブロック体91,91同士がネジ93により締め付けられることで、支柱9にパイプ85が固定される。
そして、この一方のパイプ85の後端部が、他方のパイプ87の長手方向中央部に固定されてハンドル83が構成されている。なお、パイプ87は、軸方向を左右方向に配置した状態で、パイプ85に固定されている。また、パイプ85,87には、ゴムなどで形成された円筒状のグリップが設けられている。本実施例では、第三固定具89が、支柱9に対して着脱可能であることから、第三固定具89の取付位置を変更することで、利用者に適したハンドル83の高さ位置とすることができる。
本実施例の水中運動装置は、ケース13の左右両側にペダル5,5がそれぞれ配置されており、各ペダル5には負荷部材7がスライド可能にそれぞれ設けられている。また、負荷部材7は、係止部材61が負荷部材7の切欠き65a,65b,65cに突入することで、ペダル5に対して段階的に位置決め可能とされている。
このような構成の本実施例の水中運動装置を使用する場合、利用者は、椅子3に座り、各ペダル5に足を載せる。なお、利用者が椅子3に座った状態では、利用者の顔は水面より上方にあり、呼吸は通常と同様にできる。
そして、利用者は、自分に合った負荷とするために、摘み部67を摘んで負荷部材7をペダル5に対してスライドさせて負荷部材7を位置決めする。
本実施例では、負荷部材7の切欠き65a,65b,65cに係止部材61が突入する3箇所において負荷部材7の位置決めが可能である。具体的には、図6に示す負荷部材7が最も押し込まれた状態、図7に示す負荷部材7が半分程度引き出された状態、および図8に示す負荷部材7が最も引き出された状態の3つのうちから選択することになる。
そして、自転車を漕ぐのと同様にペダル5,5を踏むことで、ペダル5,5が水中で回転し、負荷部材7,7はペダル5,5の回転に伴って水を掻きながら回転する。
図6から図8に示す負荷部材7のペダル5からの突出量に応じて、水との接触面積が変化することで、ペダル5を踏むための負荷が異なる。つまり、負荷部材7をペダル5に対して最も押し込んだ図6の状態が負荷が最も小さく、負荷部材7をペダル5に対して最も引き出した図8の状態が負荷が最も大きくなる。
なお、足掛部材75とカバー55の上面との間に足を挿入することで、ペダル5をスムーズに踏むことができる。
このように、本実施例の水中運動装置によれば、各個人の体力などに応じて、負荷を調整することが可能である。しかも、負荷の調整は、ペダル5に設けられた負荷部材7をスライドさせて調整するだけですみ、その調整は容易である。また、ペダル5や負荷部材7の構成は簡易であり、補修や修理なども容易である。さらに、本実施例の水中運動装置は、負荷部材7でのみ負荷の調整が可能とされていることで、装置の構成が簡易とされる。
なお、本実施例の水中運動装置には、車輪17,17が取り付けられていることで、装置の取り外し、移動および設置が容易である。本実施例の水中運動装置をプールPから取り外す場合、第二固定具27から取付柱11の前端部を取り外して、取付柱11と脚部25を分離する。そして、支柱9や取付柱11を把持してプールPから装置を引き揚げる。この際、車輪17,17がプールPの壁面W1に沿って回転することで引き揚げが容易である。そして、引き揚げ後は、車輪17が設けられていることで装置を引っ張って移動することができる。
ところで、図8に示すように、ペダル5に対して負荷部材7を最も引き出した状態における負荷よりさらに大きい負荷を利用者が希望する場合、ペダル5に第二負荷部材95を取り付けることが可能である。
図9は、ペダルに第二負荷部材を取り付けた状態を示す図である。
第二負荷部材95は、ペダル5より大きい矩形状の板体とされ、ペダル5に着脱可能とされる。本実施例では、第二負荷部材95は、ベース53の下面に当接されてネジ(不図示)でベース53に固定される。この際、第二負荷部材95は、その左右方向内側端面と、ベース53の左右方向内側端面とが面一となるように配置され、その前後端部95a,95bがペダル5から突出し、左右方向外側端部95cがペダル5から突出して配置される。
本実施例では、第二負荷部材95の左右方向外側端部95cは、負荷部材7が最も引き出された状態における負荷部材7の左右方向外側端部とほぼ同じ位置に配置されている。
このように、第二負荷部材95をペダル5に取り付けることで、ペダル5に対して負荷部材7を最も引き出した状態に比べてさらに水に接触する面積が増え、ペダル5を踏む際の負荷が大きくなる。
なお、大きさの異なる第二負荷部材95を複数用意することで、利用者の所望する負荷とすることができる。
本発明の水中運動装置は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、上記実施例では、負荷部材は、ペダルに対して3段階の位置決めが可能であったが、2段階または4段階以上としてもよい。また、負荷部材をペダルに対して段階的ではなく、無段階で位置決め可能としてもよい。
また、上記実施例では、負荷部材および第二負荷部材により負荷を調整したが、ペダル5自体を交換することで、負荷の調整を行うようにしてもよい。
さらに、負荷部材7が設けられていないペダル5に、大きさの異なる第二負荷部材95を交換可能に取り付けて、負荷を調整するようにしても構わない。
また、上記実施例では、負荷部材は、左右方向に沿ってスライド可能にペダルに設けられたが、上下方向または前後方向にスライド可能にペダルに設けられてもよい。
さらに、椅子は、高さ位置や前後方向の位置が変更可能であってもよい。
本発明の水中運動装置の一実施例を示す側面図であり、プール内で使用されている状態を示している。 図1の水中運動装置の斜視図である。 図1の水中運動装置の平面図である。 図1の水中運動装置の下部の概略縦断面図である。 ペダルおよび負荷部材を示す分解斜視図である。 ペダルに対して負荷部材を最も押し込んだ状態を示す図である。 ペダルに対して負荷部材を半分程度引き出した状態を示す図である。 ペダルに対して負荷部材を最も引き出した状態を示す図である。 ペダルに第二負荷部材を取り付けた状態を示す図である。
符号の説明
1 フレーム
3 椅子
5 ペダル
7 負荷部材
9 支柱
13 ケース

Claims (5)

  1. プールなどの水槽で使用される水中運動装置であって、
    前記水槽に設けられるフレームと、
    このフレームに設けられる椅子と、
    前記フレームに回転可能に保持される一対のペダルとを備え、
    このペダル、またはそれに取り付けられる負荷部材の大きさが変更可能とされた
    ことを特徴とする水中運動装置。
  2. 前記負荷部材は、前記ペダルにスライド可能に設けられる板状に形成されており、前記ペダルからの突出量を変更可能とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の水中運動装置。
  3. 前記負荷部材は、ペダルに対して段階的に突出量を変更可能とされる
    ことを特徴とする請求項2に記載の水中運動装置。
  4. 前記ペダルを踏む負荷が、前記負荷部材の突出量を変更することのみで調整される
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の水中運動装置。
  5. 前記フレームに、大きさの異なるペダルが着脱可能に設けられるか、前記ペダルに、大きさの異なる負荷部材が着脱可能に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の水中運動装置。
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