JP2006101955A - 車椅子用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車椅子利用者以外の者が車椅子を容易に操作するための取り外し可能な車椅子用補助具を提供する。
【解決手段】 少なくとも2つの端部を有し、車椅子を操作するために用いられる支持体1と、該支持体1を車椅子に固定するために支持体1の1つの端部に設けられた固定部3であって、車椅子に備えられているキャスターフォークのポールを挟む外筒30及び当接板33を含む固定部3とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車椅子の操作を容易にするための車椅子用補助具に関する。
近年、社会のバリアフリーが広がる中で、車椅子利用者が、従来は困難とされてきた様々な活動にチャレンジしている。その中には、スポーツを楽しむ車椅子利用者もおり、そのために、テニス、バスケットボール、陸上競技等の用途に応じて、様々な専用の車椅子が開発されている。しかしながら、そのような専用の車椅子は用途が限られるだけでなく、高価であるので、それらを利用できるのは、本格的な競技としてスポーツに取り組む一部の者に限られている。即ち、多くの車椅子利用者にとっては、スポーツや体を動かす遊戯を楽しみたいという希望はあるものの、その機会や環境を得難いのが現状である。
関連する技術として、特許文献1には、段差の大きい場所における走行を容易にするために、車椅子の前方に向けて、フレームからフロントアームを突出させた車椅子が開示されている。このように、車椅子の日常的な使用における利便性を向上させるために様々な改良が考案されているものの、車椅子利用者がスポーツや遊戯を気軽に行うためのものは未だ開発されていない。
実開平3−67621号公報(第1頁)
ところで、最近、ダンス(社交ダンス)を楽しむ車椅子利用者が増えつつある。しかしながら、この場合に、車椅子利用者のパートナーには、車椅子の利用者以外の者がなるのが一般的であるので、パートナーは、腰を屈める等の不自然な姿勢を強いられてしまい、パートナーの身体的負担が大きい。また、車椅子の操作性や、車椅子及び車椅子利用者を含む重量により、車椅子を上手くターンさせられないという問題も生じている。このような問題は、介護者が車椅子利用者と共に一般の道路を往来する場合にも発生するので、介護者が車椅子を容易に操作できるようにすれば非常に有益である。
上記の点に鑑み、本発明は、車椅子利用者以外の者が車椅子を容易に操作するための取り外し可能な車椅子用補助具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る車椅子用補助具は、少なくとも2つの端部を有し、車椅子を操作するために用いられる支持体と、該支持体を車椅子に固定するために支持体の1つの端部に設けられた固定手段であって、車椅子に備えられているキャスターフォークのポールを挟む少なくとも2つの部材を含む固定手段とを具備する。
本発明によれば、キャスターフォークのポールを2つの部材によって挟むことにより、支持体を車椅子に容易に固定することができる。従って、パートナー又はその介護者が、その支持体を介して身体的負担なく車椅子を操作し、又は、車椅子利用者による車椅子の操作を補助することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具を示す右側面図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具を示す背面図であり、図3は、本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具を示す左側面図である。また、図4は、一般的な車椅子の概観を示す模式図である。この車椅子用補助具は、車椅子利用者が車椅子利用者以外の者をパートナーとしてダンスをする際に、図4に示す前輪(キャスター)50を保持するキャスターフォーク51のポール52に取り付けて使用される。なお、キャスターフォーク51は、ポール52においてフロントパイプ53に固定されている。
図1に示すように、本実施形態に係る車椅子用補助具は、支持体1と、グリップ部2と、固定部3とを含んでいる。
支持体1は、例えば、外径が約24mm、内径が約16mmのステンレスパイプによって作製されている。この支持体1には、ステンレスパイプに立体曲げ加工を施すことにより、コーナ11及び12が形成されている。コーナ11の角度θは約110度であり、コーナ12の角度θは約160度である。これらの角度θ及びθの大きさは、車椅子用補助具を車椅子に取り付けた際に、パートナーがグリップ部2を握り易くなるように、適宜変更しても良い。例えば、角度θを大きくする(曲げを小さくする)ことにより、グリップ部2の向きを鉛直方向に近づけることができ、角度θを小さくする(曲げを大きくする)ことにより、グリップ部2の向きを水平方向に近づけることができる。また、角度θを大きくすることにより、グリップ部2を車椅子寄りに配置することができ、角度θを小さくすることにより、グリップ部2をパートナー寄りに配置することができる。さらに、連結部4には、固定部3を支持体1に対して固定するための2つのネジ41がそれぞれ配置される2つのネジ穴42が形成されている。連結部4の構造については後で説明する。
グリップ部2は、車椅子を操作し、又は、車椅子利用者による車椅子の操作を補助するために、パートナーが握る部分である。本実施形態においては、支持体1の一方の端部に自転車のハンドル用として流通しているラバーグリップ20を被せることにより、グリップ部2を形成している。或いは、支持体1の端部を直接加工することにより、又は、ラバーやスポンジ等の所望の材料を用いることにより、グリップ部2を形成しても良い。
固定部3は、内部が空洞となっている外筒30と、固定部3を車椅子に対して固定するための2つのネジ31とを含んでいる。また、図2及び図3に示すように、外筒30には開口32が形成されており、外筒30の内部には、当接板33が配置されている。
ここで、ネジ31及び41の種類は、必要な強度が得られれば特に限定されないが、六角ボルトに樹脂製のツマミを装着したものを用いることが好ましい。それにより、工具を用いることなく、容易にボルトを開け締めすることができる。六角ボルトに装着される樹脂製のツマミは、例えば、「ノブスター」という商品名で販売されている。また、固定部3及び連結部4の各々において用いられるネジの数は2つには限られず、ネジの強度、ネジの材質、各部のサイズ、各部の材質等に応じて増減しても良い。
次に、固定部3の構造について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、図2のV−Vの部分を示す断面図であり、図6は、図1のVI−VIの部分を示す断面図である。
図5に示すように、外筒30は、例えば、外径が約44mm、内径が約38mmで、1つの底面30aを有する概略円筒形状を備えたステンレス部材において、円筒の側面及び底面の一部を切除して開口32を形成することによって作製されている。この開口32の幅は、固定部3が取り付けられるキャスターフォークのポールの直径よりも小さくなっている。また、図6に示すように、外筒30の側面には、ネジ34を可動な状態で通すための通り穴35と、2つのネジ31をねじ込むためのネジ穴36とが形成されている。
当接板33は、例えば、約84mm×約20mmで、厚さが約5mmの板を、図5に示すように湾曲させた形状を有している。当接板33はキャスターフォークのポールに当接されるため、ポールの直径に合わせて当接板33の曲率を決定することが望ましい。また、当接板33にはネジ穴37が形成されている。当接板33を外筒30の内側に配置すると共に、外筒30の外側から通り穴35を介してネジ穴37にネジ34をねじ込んで、当接板33とネジ34とを互いに固定する。それにより、当接板33が可動な状態で外筒30に取り付けられる。
2つのネジ31は、当接板33を背面(ポールに当接される面の反対側)から押すことができる位置に配置されている。
次に、連結部4の構造について、図1及び図6を参照しながら説明する。
図1に示すように、連結部4は、スライド部40と、支持体1に形成された2つのネジ穴42にそれぞれ配置されている2つのネジ41とを含んでいる。スライド部40は、例えば、直径が15mmのステンレス棒であり、溶接等によって外筒30の底面30a(図6)に接合されている。また、図6に示すように、スライド部40には、複数のネジ受け穴43が一列に並んで形成されている。
スライド部40を支持体1の端部に差し入れ、スライド部40の位置及び向きを調節することによりネジ受け穴43でネジ41を受ける。そして、支持体1の外側からネジ41を締めることにより、スライド部40及び固定部3が支持体1に対して固定される。
ここで、ネジ41及びネジ受け穴43の数は少なくとも1つあれば良いが、2つとすることにより、支持体1と固定部3とをより安定して連結することができる。また、図6には、4つのネジ受け穴43が示されている。このように、ネジ受け穴43の数を増やし、スライド部40をスライドさせてネジ41を受けるネジ受け穴43を変更することにより、パートナーの身長又は車椅子の高さに応じて、車椅子用補助具の長さを調整することができる。この場合に、複数のネジ受け穴43の間隔を狭くすることにより、車椅子用補助具の長さをより細かく調節することができる。また、スライド部40において、図6に示す側の反対側にもネジ受け穴43を形成することにより、支持体1に対する固定部3の向きを逆向きにできるので、車椅子用補助具を車椅子の左右いずれの側に取り付けることも可能になる。
次に、本実施形態に係る車椅子用補助具の車椅子への取り付け方について、図7を参照しながら説明する。まず、図7の(a)に示すように、開口32をフロントパイプ53側に向けて外筒30をポール52の上方から被せ、当接板33をポール52に押し当てる。そして、図7の(b)に示すように、ネジ31を締めることにより、外筒30の内壁の一部と当接板33とによりポール52が挟まれて固定される。
このように、キャスターフォーク51のポール52を利用することにより、車椅子の操作や走行に支障を来すことなく、車椅子用補助具を車椅子に安定して取り付けることができる。また、車椅子用補助具の取り付け及び取り外しも容易である。
図8は、車椅子用補助具が取り付けられた車椅子を利用してダンスを行っている様子を示している。図8に示すように、パートナーは、グリップ部1を握ることにより、無理な姿勢を強いられることがなく、車椅子を操作し、又は、車椅子利用者による車椅子の操作を補助することができる。また、グリップ1を用いることによって車椅子を容易にターンさせることも可能である。一方、車椅子利用者は、普段から使い慣れた車椅子を操作しながらダンスすることができる。さらに、グリップ部1が車椅子の前方に配置されているので、車椅子利用者とパートナーとが無理なく顔を向き合わせることができる。従って、パートナー及び車椅子利用者の双方が、身体に負担をかけることなく、ダンスを楽しむことが可能になる。
以上説明した本実施形態に係る車椅子補助具においては、材料が安価であると共に、製造方法も容易であるので、多くの車椅子利用者が気軽にダンスに親しむことが可能になる。
また、本実施形態に係る車椅子用補助具を取り付けた車椅子は、ダンス以外にも様々な用途が考えられる。例えば、通常の車椅子使用時において、介護者がグリップ部を介して車椅子を前方や側方から押したり引いたりすることにより、段差等の走行が容易になる場合がある。
次に、本実施形態に係る車椅子用補助具の変形例について説明する。
本実施形態においては、1本のステンレスパイプを曲げ加工することによって支持体を形成しているが、複数の部材を組み合わせて支持体を作製しても良い。例えば、1つのステンレスパイプ(主支持部)の側面に別のステンレスパイプを溶接することにより、1つ又は複数の枝部を形成することができる。この場合には、主支持部の端部でなくても、いずれの枝部にグリップ部を設けても良いし、必要がなければ設けなくても良い。また、枝部をフック状にすることにより、この変形例に係る車椅子用補助具を、点滴用のバッグ等をかけるポールとして利用することも可能である。
また、本実施形態においては、支持体1の2箇所にコーナ11及び12を設けているが、コーナの数は1箇所又は3箇所以上でも良く、コーナの角度についても、グリップ部2の位置や向き等に応じて変更することができる。或いは、コーナを設けることなく、支持体を湾曲させることにより、グリップ部の位置や向きを調節しても良い。
ここで、本実施形態においては、支持体1と固定部3とを別の部品によって構成しているので、それらを連結するための連結部4が必要とされる。本実施形態に係る車椅子用補助具をこのように構成するのは、製造が容易であると共に、先に述べたように、車椅子用補助具の長さを変更できるというメリットがあるからである。しかしながら、支持体1と固定部3とを最初から一体の部材によって構成したり、支持体と固定部3とを溶接等によって接合しても良く、その場合には、連結部4を設ける必要はない。
さらに、本実施形態において、車椅子用補助具の主な部分は、強度及び耐久性並びにコストの観点から、ステンレスによって作製されているが、その他にも、アルミニウム、チタン等の材料を用いることができる。
本発明は、車椅子の操作を容易にするための車椅子用補助具において利用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具を示す背面図である。 本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具を示す左側面図である。 一般的な車椅子の概観を示す模式図である。 図2のV−Vに示す部分を示す断面図である。 図1のVI−VIに示す部分を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具の車椅子への取り付け方を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る車椅子用補助具が取り付けられた車椅子を用いてダンスする様子を示す図である。
符号の説明
1 支持体
2 グリップ
3 固定部
4 連結部
11、12 コーナ
20 ラバーグリップ
30 外筒
31、34、41 ネジ
32 開口
33 当接板
35 通り穴
36、37、42 ネジ穴
40 スライド部
43 ネジ受け穴
50 前輪(キャスター)
51 キャスターフォーク
52 ポール
53 フロントパイプ

Claims (3)

  1. 少なくとも2つの端部を有し、車椅子を操作するために用いられる支持体と、
    前記支持体を車椅子に固定するために前記支持体の1つの端部に設けられた固定手段であって、前記車椅子に備えられているキャスターフォークのポールを挟む少なくとも2つの部材を含む前記固定手段と、
    を具備する車椅子用補助具。
  2. 前記支持体のもう1つの端部を含む領域に設けられたグリップ手段をさらに具備する請求項1記載の車椅子用補助具。
  3. 前記支持体が、所定の角度を為す少なくとも1つのコーナを有する、請求項1又は2記載の車椅子用補助具。
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WO2013171949A1 (ja) * 2012-05-13 2013-11-21 Nakamura Masayoshi 車椅子移動支援具

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