JP3827384B2 - 小型車両のスロットルレバー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクセルに相当する小型車両のスロットルレバー装置にかかり、特に操作レバーの操作量に対してワイヤの引張量を変化させ、気化器のスロットルを可変とさせるようにした小型車両のスロットルレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスロットルレバー装置として、▲1▼特公平3−1193号が開示されており、この技術は、操作レバーの回動量とワイヤの引張量とは比例し、操作レバーの回動量に比例したワイヤの引張により、低速域から全開域までフラットな操作感が操作レバーの操作により得られる。
この構造によると、操作レバーの作動量はある程度の制限を受けるので、例えば大口径の気化器スロットルピストン等を作動させようすると、ストロークと荷重(レシオにより決定される)とのバランスを採ることが難しい。
【0003】
一方、▲2▼実開昭63−37493号においては、操作レバーの操作量に対してワイヤの引張量を変化させるスロットルレバー装置が開示されており、この技術は平行リンクを用いて操作レバーの操作量に対するワイヤの引張量を変化させるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の▲2▼の技術は、平行リンクを用いているので、外形が大きくなる。
特にスロットルレバーは、バー式ハンドルの一方のグリップ部に設けられることから、外形が大きいことは、装置全体が大型化し、グリップ部に設置しにくいこと、リンク相互が大きく揺動し、使い勝手性が良くないこと、部品点数が多くなり、又スロットル操作機構の組立性が悪いこと、操作部、特にリンク機構の揺動量が大きいことからカバー内に収めることが難しく、カバー内に収納しようとするとカバーが極端に大きくなり、操作、外形上好ましくないこと、リンク機構を裸で露出することは、雪上車両の場合には雪の侵入等の対策を別途講じる必要がある。
【0005】
本発明は、操作レバーの操作量に対してワイヤの引張量を変化させる機能を持たせるスロットルレバー装置の上記課題を解決すべく本発明をなしたもので、その目的とする処は、構造が簡素で、部品点数も少なく、外形がコンパクトで、従来の比例式スロットルレバー式のもののカバーを転用することが可能で、部品を変えるだけで比例式のものにそのまま適用することができ、汎用性に優れるとともに、機能的も優れるスロットルレバー装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、操作レバーを手動操作で支軸を支点として回動させ、気化器等の燃料供給装置に繋がるワイヤを引き、戻す小型車両のスロットルレバー装置であって、操作レバーの揺動操作で、該操作レバーの支軸廻りに回動する第1リンクと、該第1リンクの先端側に回動自在に軸支され、一端部を前記ワイヤに係合した第2リンクとを備え、前記第1リンクには、前記第2リンクの回動を規制する規制部を設け、
前記第1リンクと第2リンクとが共に一体的に操作レバーの支軸を中心として回動する途中で、該第2リンクに当接するストッパー部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項1においては、スロットルレバーの回動で、これの回動に伴う第1リンクの回動し、第1リンクに軸支した第2リンクを規制部で回動させ、ワイヤをスロットルレバーの回動と比例して引張し、第2リンクがストッパと当接した時点で該第2リンクは第1リンクの支軸を支点として回動し、スロットルレバーの回動量に対して第2リンクの回動量は変化し、ワイヤ引張量が変化する。
【0008】
従って、エンジンの低・中速回転域では、スロットルレバーの回動操作量と比例した荷重が軽い操作でスロットルレバーは回動し、中低開度域の操作性を維持し、前記ストッパに第2リンクが当接した時点以後のエンジンの全開域では、スロットルレバーの操作荷重を重くし、ワイヤの引張ストロークを短くする等の設定を行なうことができ、又第2リンクのストッパーへの当接で節度感を持たせ、爾後はエンジンの全開域に近付く等を操作者に感得させることができる。
【0009】
請求項2は、ストッパー部材の当接位置を調整可能とした。
請求項2においては、ストッパー部材の当接位置を調整するこにより、スロットルレバーの回動量の可変域を調整し、エンジンの特性や運転者の好み、使い勝手性に合せた特性とすることができ、しかも調整機構は、ストッパー部材による第2リンクとの当接位置を調整するだけなので、調整作業が簡単で、構造も簡素である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明にかかるスロットルレバー装置の構成部品を分解して示した斜視図、図2はハンドルバーに取り付けたスロットルレバー装置の縦断正面図、図3は図2の3−3線に沿って蓋を外した状態の側面図、図4のa〜fは作用説明図、図5は本発明の実施の対象の一例であるスノーモビルの概略を示す側面図、図6は図5の平面図である。
【0011】
本発明の実施の対象の一例であるスノーモビル1の概略を図5、図6に基づいて説明する。
スノーモビル1のフレーム2は、前端部の左右のヘッド部材2a、これから後下傾するように延出された左右のメインフレーム2b,2b、メインフレーム2b,2bの下部(後部)から後方に延設されたフロア3とを備え、メインフレーム2b,2bの下方にはエンジン4を配設し、これの上方には燃料タンク5を配設し、エンジン4の後方に燃料供給装置を構成する気化器6を配設する。
【0012】
気化器6の一側部にはエアクリーナ7を配設し、フロア3の下方には駆動用トラックベルト機構8を配設し、該機構8は、スイングアーム式のフレーム8aに支持した駆動輪8b、従動輪8c、遊動輪8d,8d、これ等を囲むように設けた無端状のトラックベルト8eを備え、フレーム8aとフロア3との間には、緩衝器9、懸架用バネ10が介設されている。
尚、図1中において11はサイドガード板、図2中において12はサイドガード、13は駆動輪8bに駆動力を伝達するギヤボックスである。
【0013】
ヘッド部材2a,2a間のホルダー2cで、操向軸部材14の上端部の図示しない固定支軸基部を固定、保持し、操向軸部材14の下端部には一枚のスキー15を伏仰自在に取付、支持し、操向軸部材14の上端基部上にバー式のハンドル20の基部を取付、支持する。
ハンドル20は左右のハンドルバー20a,20bを備え、バーハンドル20a,20bは基部を支点として上下方向に揺動可能であり、ハンドル20の左右への操舵動を、ハンドルの上下動を許容するリンク機構16を介して操向部材14に伝達し、操向部材14を左右に操向する。
【0014】
ヘッド部材2a,2aの前方には、上下に排気膨張室17、消音器18を配設して排気系を構成し、図2に示したように夫々は、操向軸を中心とした略円弧状をなし、円弧状空間内に前記した操舵リンク機構16が配置され、かかる前部の排気系乃至後部のフロア3の前部をカウリング19で囲む。
【0015】
以上のハンドル20のハンドルバー20a,20bの端部にグリップ21,21を設け、一方のハンドルバー20aのグリップ21の手前に、本発明にかかるスロットルレバー装置30設け、他方のハンドルバー20bのグリップ21の手前にはブレーキレバー22を設ける。
【0016】
スロットルレバー装置30の詳細は、図1〜図3に示す如くである。
図2、及び図3に示すように、箱状のカバー本体31は、パイプ材からなるハンドルバー20aの前記したグリップ21の手前に側面下部に設けた凹部31aを当てがい、反対側から受け金具32を凹部31a下方のボス部31bにネジ止め33し、本体31をハンドルバー20aに固定する。
【0017】
本体31の上部31cは、ハンドルバー20aの軸線と直交する方向に軸孔31dを備え、該軸孔31dにスロットル操作レバーを構成する操作レバー34の基部に一端部を固着し、操作レバー34と一体化した支軸35を嵌合し、シール部材31e、軸受け31f,31fで該支軸35を回転自在に軸支する。
操作レバー34は、支軸35を含んで図1でも示したように正面視が略々L型をなし、先部34aは指で押し易いように偏平に形成されている。
【0018】
支軸35の端部には雄ネジ部35a設け、該雄ネジ部35aに第1リンク36の基部36aに設けた支持孔36bを嵌合し、外端部側からナット37を螺合して第1リンク36を支軸35端部に固定する。
第1リンク36は板状をなし、前記したナット37による固定に際し、ナット37と第1リンク36の基部36aとの間に係止片38を介装する。係止片38は遊合支持孔38bを備え、これを支軸35の前記雄ネジ部35aに螺合し、外側からネット37を螺合し、係止片38を第1リンク36の側面に支持する。
【0019】
係止片38の端部には軸方向に折曲した係止部38aを備え、係止部38aは第1リンク36の基部36aに形成した直線状の後縁36cと当接する。
前記した支軸35の雄ネジ部35aの手前周には、トーションバネ等で構成した復帰バネ39を嵌装し、バネ39の一端部39aはカバー本体31側に係止し、他端部39bは、係止片38の係止部38aに係止し、レバー操作で回動した第1リンク36を、バネ39による係止片38の復帰回動作用で復帰回動させる。
【0020】
第1リンク36の下部には縦長の第2リンク40の縦方向中間部をピン41を介して回動自在に軸支し、第2リンク40は実施例では厚さのある小判型をなし、下部40aは二股状をなす。
第1リンク36の下部はU字型で、上方に屈曲した先端部36cには、第2リンク40の方向に屈曲した規制部42を備え、規制部42は、第2リンク40の長辺側の一端縁40b上半部に当接し、第1リンク36のU字型の谷部36dに第2リンク40の中間部は軸支されている。
【0021】
前記した第2リンク40の二股状下部40aには、燃料供給装置を構成する気化器のスロットルバルブの操作軸部に下流端部を連結したスロットルバルブコントロールケーブルを構成するワイヤ43の上流端部の駒部材43aを係止する。尚、図3において示した43bはワイヤ43のアウター、43cは端部処理用のキャップである。
以上の第2リンク40の回動方向に、該第2リンク40の所定の回動角度で該第2リンク40と当接するストッパー部材44を設ける。
【0022】
ストッパー部材44は長いビス等の軸状雄ネジ部材で構成し、カバー本体31の上部31cで、操作レバー34の回動する方向とは反対側に設け、斜に配置されて先端部がカバー本体31内の上部内空間S内に臨むように配置される。
ストッパー部材44は、図3に示したように、カバー本体上部31cの前面側に配置し、この部分に設けたネジ孔を貫通して空間S内に下半部が挿入するように設け、カバー本体上部31cの外側にはロックナット45を螺合し、ストッパー部材44を所定位置で固定する。
【0023】
以上のロックナット45を緩め、ストッパー部材44を回すことで、空間S内でストッパー部材44を進退するように構成する。
ストッパー部材44の先端部44aは、前記した第2リンク40の一端縁40bにこれの回動の所定角度で当接するように構成する。
以上の第1リンク36、ナット38、係止片38、バネ39、第2リンク40、ワイヤ43、ストッパー部材44は、図2、図3に示すように本体31の操作レバー34設置部位とは反対側に配置され、外側を蓋46で塞ぐ。
【0024】
以上に述べたスロットルレバー装置の作用を図4を参照して説明する。
第4図(a)は操作レバー34の操作前の状態を示し、ワイヤ43の矢印方向の引張作用で、第2リンク40には、支軸41を中心として図中時計方向への回動力が作用し、この回動力は回動方向にある第1リンク36の規制部42との当接で規制され、これ以上の回動は規制される。
【0025】
次に図4の(b)のように操作レバー34を矢印のように反時計方向に回動させる。
第1リンク36は、操作レバー34の支軸35を中心として矢印のように反時計方向に回動し、係止片38に作用するバネ39の復帰力に抗して第1リンク36は回動する。
第2リンク40は、第1リンク36と支軸41で結合されているので、矢印のように第1リンク36と協動してこの方向に揺動する。
【0026】
この結果、ワイヤ43は矢印で示すように引張されることとなり、ワイヤ43に繋がるスロットルバルブを開いてゆく。
以上は操作レバー34の操作の初期で、第1リンク36、第2リンク40が共に一体的に支軸35を中心として回動し、操作レバー34の回動操作量に比例してワイヤ43は引張される。
この状態におけるワイヤ引張量(引き代)を、例えば小さく設定する。
【0027】
操作レバー34の回動操作の継続で、図4(b)の状態から回動が進行し、図4(c)に示したように、第2リンク40が回動方向にあるストッパー部材44の端部44aに当接する。この状態を図4(c)で示した。
この状態では、ストッパー部材44の端部44aに第2リンク40が当接することから、抵抗が大きくなり、節度感を操作者に与えることとなる。
以上の図4の(b)〜(c)の間は、操作レバー34の回動量に比例したワイヤ43の引張ストロークが得られ、操作荷重も小さい。
【0028】
図4の(d)に示すように、操作レバー34の回動操作を更に進めると、第2リンク40は、ストッパー部材44の端部に当接していることから、第1リンク36との結合支軸41を中心として矢印のように反時計方向への回動力が作用し、第2リンク40の下端部40aは、矢印のように反時計方向へ回動する。
【0029】
即ち、第1リンク36への支軸41を中心として第2リンク40は謂わば首振り動を行なうこととなり、操作レバーの回動操作量に比較してワイヤ43の引張量(引き代)は大きくなる。
操作レバー34の操作は、前記したようにストッパー部材44への第2リンク40の当接で節度感が生じ、ストッパー部材44に抗し、且つ第2リンク40を第1リンク36に対して屈曲させることから操作荷重は爾後大きくなる。
【0030】
図4の(e)は操作レバー34の最大操作位置を示した。
図4の(f)は、支軸35を中心とした第2リンク40下端部の支持点43aの軌跡を示し、図4の(a)の回動初期からストッパー部材44に第2リンク40が当接した図4の(c)の状態、最大操作位置である図4の(d)の状態を示し、θ1の角度では操作荷重が小さく、ワイヤ43の引張量(引き代)が操作レバー34の操作量と比例して小さく、ストッパー部材44と当接した以後のθ2の回動角の範囲では、ワイヤ43の引張量(引き代)が操作量に比較して大きくなり、操作荷重も前記したように大きくなる。
ストッパー部材44の出没調整で、N2の位置、即ちθ1,θ2を調整することができる。
【0031】
従って、エンジン特性や操作者の好み、使い勝手性等を考慮して操作レバー34の操作によるワイヤ43の引張ストロークをストッパー部材44の出没調整で容易に調整することができる。
しかも、調整作業は、ストッパー部材44がネジなので、ネジを回して行なえば良く、調整が極めて容易であり、構造も簡素である。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、操作レバーを手動操作で支軸を支点として回動させ、気化器等の燃料供給装置に繋がるワイヤを引き、戻す小型車両のスロットルレバー装置であって、操作レバーの揺動操作で、該操作レバーの支軸廻りに回動する第1リンクと、該第1リンクの先端側に回動自在に軸支され、一端部を前記ワイヤに係合した第2リンクとを備え、前記第1リンクには、前記第2リンクの回動を規制する規制部を設け、前記第1リンクと第2リンクとが共に一体的に操作レバーの支軸を中心として回動する途中で、該第2リンクに当接するストッパー部材を設けたので、スロットルレバーの回動で、これの回動に伴う第1リンクの回動し、第1リンクに軸支した第2リンクを規制部で回動させ、ワイヤをスロットルレバーの回動に比例して引張し、第2リンクがストッパと当接した時点で該第2リンクは第1リンクの支軸を支点として回動し、スロットルレバーの回動量に対して第2リンクの回動量は変化し、ワイヤ引張量(引き代)を変化させることができる。
【0033】
従って、エンジンの低・中速回転域では、スロットルレバーの回動操作量と比例した荷重が軽い操作でスロットルレバーを回動させ、ストッパに第2リンクが当接して節度感を持たせ、以後はエンジン全開域に近付く旨を感得させることができ、軽車両の運転上好ましい操作レバー装置を得ることができる。
【0034】
以上の操作レバー操作による操作量に対するスロットルケーブルの引張量(引き代)を変化させる機構を、2個のリンクを軸結合し、一方に規制部を設け、他方に所定位置で当接するストッパー部材を設ける、という簡素な機構で実現することができる。
特に本発明は、上記のように不可欠な操作レバー、ワイヤの引き戻し部材の他、リンク、軸を追加し、且つ、ストッパー部材を追加するだけなので、部品も最少で足り、しかも構造が簡素に実現することができる。
【0035】
又2個のリンクを軸止めし、ストッパー部材を追加するだけなので、従来の比例式の操作レバー機構を収容するカバー内に機構を収容することができ、既設の操作レバー機構のカバーを流用することもでき、この点でも合理的に操作量に対するワイヤの引張量可変式の操作レバー装置を得ることができ、前記部品が少ないこと、構造が簡素であることと併せ、コスト的も有利である。
【0036】
又上記したようにリンク部材を2個組み合わせ、ストッパー部材を設けるだけなので、外形も小さくて済み、更に上記したようにカバー内に容易に収容することができることから、外形上も従来の比例式の操作レバー装置と何等変るところが無く、操作量に対するワイヤの引張量可変式の操作レバー装置の可変機構を外部から覆って、雪害対策上も極めて有利である。
【0037】
請求項2では、ストッパー部材の当接位置を調整可能としたので、ストッパー部材の当接位置を調整するこにより、スロットルレバーの回動量の可変域を調整し、エンジンの特性や運転者の好み、使い勝手性に合せた特性とすることができ、しかも調整機構は、ストッパー部材による第2リンクとの当接位置を調整するだけなので、ネジ機構等を用いことができ、調整作業が簡単で、構造も簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスロットルレバー装置の構成部品を分解して示した斜視図
【図2】ハンドルバーに取り付けたスロットルレバー装置の縦断正面図
【図3】図2の3−3線に沿って蓋を外した状態の側面図
【図4】a〜fは作用説明図
【図5】本発明の実施の対象の一例であるスノーモビルの概略を示す側面図
【図6】図5の平面図
【符号の説明】
1…車両であるスノーモビル、 6…気化器、 34…操作レバー、 35…操作レバーの支軸、 36…第1リンク、 40…第2リンク、 41…第2リンクの支軸、 42…規制部、 44…ストッパー部材。
Claims (2)
- 操作レバーを手動操作で支軸を支点として回動させ、気化器等の燃料供給装置に繋がるワイヤを引き、戻す小型車両のスロットルレバー装置であって、
前記操作レバーの揺動操作で、該操作レバーの支軸廻りに回動する第1リンクと、該第1リンクの先端側に回動自在に軸支され、一端部を前記ワイヤに係合した第2リンクとを備え、
前記第1リンクには、前記第2リンクの回動を規制する規制部を設け、
前記第1リンクと第2リンクとが共に一体的に操作レバーの支軸を中心として回動する途中で、該第2リンクに当接するストッパー部材を設けた、
ことを特徴とする小型車両のスロットルレバー装置。 - 前記ストッパー部材の当接位置を調整可能とした請求項1記載の小型車両のスロットルレバー装置。
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