JPH0857007A - 歩行補助器 - Google Patents

歩行補助器

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JPH0857007A
JPH0857007A JP6225602A JP22560294A JPH0857007A JP H0857007 A JPH0857007 A JP H0857007A JP 6225602 A JP6225602 A JP 6225602A JP 22560294 A JP22560294 A JP 22560294A JP H0857007 A JPH0857007 A JP H0857007A
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JP
Japan
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brake
slide member
wire
case
leg frame
Prior art date
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Application number
JP6225602A
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English (en)
Inventor
Kenzo Kasai
葛西健造
Toshiyuki Imamichi
今道敏之
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Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
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Publication of JPH0857007A publication Critical patent/JPH0857007A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を簡略化でき省スペース化を達成できる
ブレーキ装置を備えた歩行補助器を提供する。 【構成】 前車輪5を有する左右一対の前脚フレーム2
と、各前脚フレーム2に連結され、後車輪15を有する
左右一対の後脚フレーム3とを備えた歩行補助器1を構
成する。この場合において、後車輪15にブレーキ装置
50を設け、該ブレーキ装置50を、後脚フレーム3下
端に連結されたケース51と、ケース51内に上下方向
スライド自在に収納され、ワイヤ46の他端が連結され
るスライダ(スライド部材)54と、ケース51内に収
納され、スライダ54を常時下方に付勢するばね56
と、ケース51内においてスライダ54側方の隔室57
内に収納され、スライダ54の移動に連動して、後車輪
ボス部68の内周面68aに圧接するブレーキ位置と、
ボス部68から離れたブレーキ解除位置とをとり得る一
対のブレーキアーム61,62とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老齢者や下肢の不自由
な身体障害者の歩行補助に用いられる歩行補助器に関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその課題】主に老齢者等の歩行の補
助を行うものとして、従来より歩行補助器が用いられて
いる。この種の歩行補助器は、たとえば、上端に手摺部
が形成され下端にキャスタを有する左右一対の前脚フレ
ームと、その後方に配置され下端に後車輪を有する左右
一対の後脚フレームと、前脚,後脚フレーム間に配置し
た横フレームに取り付けられた座席部とから主として構
成されている。使用の際には、使用者が、手摺部によっ
て体の一部を支えた状態で、歩行補助器を押しながら歩
行を行う。
【0003】しかしながら、従来の歩行補助器には、一
般にブレーキ装置が設けられておらず、このため、スロ
ープのある場所では使用しにくいという問題がある。そ
の一方、歩行補助器においては、部品点数の削減,構造
の簡略化等によるコンパクト化および省スペース化の要
請がある。したがって、ブレーキ装置を設けるにして
も、限られた狭いスペース内に納めるようにしなければ
ならない。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、コンパクトに構成でき省スペース化を
達成できるブレーキ装置を備えた歩行補助器を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る歩
行補助器は、前車輪を有する左右一対の前脚フレーム
と、各前脚フレームに連結され、後車輪を有する左右一
対の後脚フレームとを備えた歩行補助器において、前記
後車輪にはブレーキ装置が設けられており、前記ブレー
キ装置は、前記後脚フレームの下端に連結されたケース
と、該ケース内に上下方向スライド自在に収納されると
ともに、ブレーキレバーにその一端を連結したワイヤの
他端が連結されるスライド部材と、前記ケース内に収納
され、前記スライド部材を常時下方に付勢する付勢部材
と、前記ケース内において前記スライド部材の側方の隔
室内に開閉自在に収納されるとともに、前記スライド部
材の移動に連動して、前記後車輪のボス部の内周面に圧
接するブレーキ位置と、該ボス部から離れたブレーキ解
除位置とをとり得る一対のアーム状部材とから構成され
ていることを特徴としている。
【0006】請求項2の発明に係る歩行補助器は、請求
項1において、前記スライド部材には、前記隔室内に張
り出して前記各アーム状部材の開閉部分に当接しかつ該
隔室内で前記スライド部材とともに上下動する連結部材
が連結され、前記各アーム状部材には常時前記ブレーキ
解除位置側に付勢する付勢部材が設けられていることを
特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、ブレーキレバーを作
動させると、ワイヤが引き上げられてスライド部材が付
勢部材の付勢力に抗して上方に移動する。すると、この
スライド部材の移動に連動して各アーム状部材が開き、
後車輪のボス部の内周面に圧接するブレーキ位置におか
れることになる。またブレーキレバーを元の位置に戻す
と、付勢部材の付勢力によりスライド部材が下方に移動
して、ワイヤが下方に引き戻される。そして、スライド
部材の下方への移動に連動して各アーム状部材が閉じ、
後車輪のボス部の内周面から離れたブレーキ解除位置に
おかれることになる。
【0008】このように、後車輪にブレーキ装置を設け
るとともに、該ブレーキ装置を構成するスライド部材,
付勢部材およびアーム状部材を後脚フレームの下端に取
り付けたケース内に一体的にコンパクトに収納したの
で、省スペース化を図ることができる。
【0009】請求項2の発明では、隔室内に張り出して
各アーム状部材の開閉部分に当接する連結部材をスライ
ド部材に設けたので、ブレーキレバーを作動させてスラ
イド部材を上方に移動させると、該スライド部材ととも
に連結部材が移動して、該連結部材が各アーム状部材を
開く。またブレーキレバーを元の位置に戻すと、スライ
ド部材とともに連結部材が下方に移動して、付勢部材の
付勢力により各アーム状部材が閉じることになる。この
場合には、連結部材により各アーム状部材の開閉を行わ
せるようにしたので、構造を簡略化してブレーキ装置を
コンパクトに構成でき、しかもブレーキ装置の作動を確
実に行わせることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図12は本発明の一実施例による
歩行補助器を説明するための図であり、図1は歩行補助
器の全体斜視図、図2はその左側面図、図3は前面図、
図4は背面図、図5は図2の一部拡大図、図6はブレー
キレバーおよびサイドブレーキレバー部分の拡大図、図
7はブレーキ装置の内部構造図、図8は図7の VIII-VI
II線矢視図、図9はブレーキ装置の作動を説明するため
の図、図10および図11は歩行補助器の使用状態図で
ある。
【0011】歩行補助器1は、図1ないし図4に示すよ
うに、略上下方向に延びる左右一対の前脚フレーム2
と、該前脚フレーム2の後方(図2右方)に配置された
略上下方向に延びる左右一対の後脚フレーム3と、前脚
フレーム2および後脚フレーム3の各連結部分に配置さ
れ、該歩行補助器を開閉するための左右の開閉装置4と
から主として構成されている。
【0012】前脚フレーム2の下部にはキャスタ14
が、上部には略逆L字状のハンドル6が設けられてい
る。ハンドル6の下部6aは筒状に形成され、該下部6
a内に前脚フレーム2の上部が挿入されている。前脚フ
レーム2の上部には長手方向に複数のねじ穴(図示せ
ず)が形成されており、これらのねじ穴には、ハンドル
下部6aに取り付けられたノブ7のねじ部が螺合するよ
うになっている。これにより、ハンドル6の高さ位置を
調節できる。またハンドル6の上部には、たとえばクッ
ション材で構成されたグリップ(手摺)8が装着されて
いる。
【0013】後脚フレーム3は回転自在な後車輪15を
下端に有している。後脚フレーム3の上端は開閉装置4
に前後方向回動自在に支持されており、これにより、後
脚フレーム3は、前脚フレーム2から離れた展開状態
(図2実線位置)と、前脚フレーム2に接近した折り畳
み状態(同図一点鎖線位置)とをとり得る。また後脚フ
レーム3には該後脚フレーム上をスライド自在なスライ
ド部材16が設けられており、左右の各スライド部材1
6はリアバー17によって互いに連結されている。その
一方、前脚フレーム2上には固定部材18が固定されて
いる。スライド部材16,固定部材18間にはサイドバ
ー19が配置され、該サイドバー19の両端部はスライ
ド部材16および固定部材18にピン連結されており、
サイドバー19は該各ピン回りを回動自在になってい
る。
【0014】図5に示すように、開閉装置4はケース2
0を有している。ケース20にはブラケット部21が形
成されており、ケース20は、該ブラケット部21を挿
通する前脚フレーム2上にねじ22により固定されてい
る。またケース20には下方から後脚フレーム3の上部
が挿入され、該後脚フレーム3はピン23を介してケー
ス20に回動自在に連結されている。
【0015】ケース20には、略上下方向に延びるガイ
ド孔36が形成されている。ガイド孔36内には、開閉
操作用のつまみ37のねじ部38が挿入されている。一
方、ケース20内には、後脚フレーム3を前脚フレーム
2から離反させた展開状態でロックするためのロック部
材30が設けられている。ロック部材30の一端はピン
24に回動自在に支持され、他端にはつまみ37のねじ
部38が螺合している。
【0016】この構成により、つまみ37をガイド孔3
6に沿って下方の開側に移動させると、ロック部材30
がピン24の回りを下方に回動し、その先端が後脚フレ
ーム3に当接して、ロック部材30が後脚フレーム3お
よびピン24間でロックされる。この結果、後脚フレー
ム3が展開状態でロックされることになる(図5実線お
よび破線位置参照)。
【0017】一方、つまみ37をガイド孔36に沿って
上方の閉側に移動させると、ロック部材30がピン24
の回りを上方に回動し、その先端が後脚フレーム3から
離れて、後脚フレーム3のロック状態が解除される。そ
して、つまみ37がガイド孔36の上端に移動したと
き、後脚フレーム3を前脚フレーム2に接近させて、後
脚フレーム3を折り畳み状態におくことができる(図5
一点鎖線位置参照)。
【0018】また歩行補助器1には、腰受け部9aを有
する座席9が設けられている。座席9内にはフレーム3
9が配設されている。一方、開閉装置4のケース20の
内側(図5紙面奥側)には、横フレーム40が配置され
ている。横フレーム40はピン24を介してケース20
に回動自在に連結されるとともに、その先端がフレーム
39に連結されている。これにより、座席9は、前後方
向に張り出した使用位置(図2実線位置)と、前脚フレ
ーム2側に収納された収納位置(同図一点鎖線位置)と
をとり得る。
【0019】横フレーム40の底部には切欠き40aが
形成されている。切欠き40aには、横フレーム40が
略水平位置すなわち座席9が使用位置におかれたとき
に、後脚フレーム3に固定された係止ピン41が係止す
るようになっており、これにより、座席9に作用する使
用者の体重が支えられる。
【0020】さらに、センタバー47にはバッグ90が
着脱自在に係止されており、該バッグ90は、図2の一
点鎖線に示すように、その上部が開くようになってい
る。
【0021】キャスタ14は、前車輪5を車軸100の
回りに回転自在に支持する二股状のキャスタヨーク10
と、前脚フレーム2の下端に固定され、キャスタヨーク
10を鉛直軸回りに回転自在に支持するキャスタブラケ
ット11とを有している。左右の各キャスタブラケット
11はフロントバー12によって互いに連結されてい
る。またキャスタブラケット11には、キャスタ14を
直進位置で固定するためのキャスタロック部材13が設
けられている。
【0022】各ハンドル6にはそれぞれブレーキレバー
45が設けられている。各ブレーキレバー45は、図6
に示すように、その端部を挿通するピン95によりハン
ドル6に上下方向回動自在に取り付けられている。各ブ
レーキレバー45には、ワイヤ46の上端が固定ねじ9
6により固定されている。ワイヤ46はハンドル下部6
a内を通って下方に配設されるとともに、同時ブレーキ
装置70(図4)を介して開閉装置4および後脚フレー
ム3内を通り(図2および図5参照)、その下端は、後
車輪15に取り付けたブレーキ装置50に連結されてい
る。
【0023】なお、同時ブレーキ装置70は、一方のブ
レーキレバー45を使用した際に左右両方のブレーキ装
置50が作動するようにするためのものであり、各前脚
フレーム2間に配設されたセンタバー47上に固定され
ている。
【0024】開閉装置4から上方においてワイヤ46の
周囲にはアウタチューブ48が設けられている(図2,
図4ないし図6参照)。すなわち、開閉装置4と同時ブ
レーキ装置70との間(A部分)、同時ブレーキ装置7
0とハンドル下部6aとの間(B部分)、およびハンド
ル下部6aとハンドル6との間(C部分)のワイヤ46
の周囲には、該ワイヤ46を上下方向移動可能に収納す
るアウタチューブ48が設けられている。
【0025】そして、上記A部分のアウタチューブ48
の両端部はそれぞれ開閉装置4,同時ブレーキ装置70
の各ケースに固定され、上記C部分のアウタチューブ4
8の両端部はそれぞれハンドル下部6a,ハンドル6略
中央部にそれぞれ固定されている。また上記B部分のア
ウタチューブ48の下端は同時ブレーキ装置70のケー
スに固定され、その上端は、図6に示すように、ハンド
ル下部6aに形成された穴に上下方向スライド自在に挿
入された中空のスライダ98の下部に連結されている。
【0026】また各ハンドル下部6aにはサイドブレー
キレバー49が設けられている。サイドブレーキレバー
49は、図6に示すように、ハンドル下部6aにおいて
上記B部分とC部分との間に配置されており、ピン97
の回りを上下方向回動自在になっている。またサイドブ
レーキレバー49の下端には、スライダ98の上端が当
接しており、該サイドブレーキレバー49内を上下方向
にワイヤ46が挿通している。
【0027】この構成により、サイドブレーキレバー4
9を下方に回動させると(図6一点鎖線参照)、スライ
ダ98が下方に押されて移動する結果、アウタチューブ
48が横方向にたわみ(同図一点鎖線参照)、これによ
り内部のワイヤ46が上方に引っ張られて、ブレーキ装
置50が作動するようになっている。なお、図6におい
て、アウタチューブ48のたわみは説明の便宜上誇張し
てある。
【0028】次に、ブレーキ装置50の詳細について図
7および図8を用いて説明する。ブレーキ装置50はケ
ース51を有している。ケース51は、後脚フレーム3
の下部を上方から挿入して取り付けるための取付穴52
と、その下方に隔壁51aを隔てて形成され、スライダ
54を上下方向摺動自在に収納する穴53とを有してい
る。なお、後車輪15は、ケース51の下部を挿通する
車軸67によって、ケース51に回転自在に取り付けら
れている。
【0029】スライダ54には係止ピン55が固定され
ている。一方、ワイヤ46が後脚フレーム3から隔壁5
1を挿通して穴53内に配設されており、該ワイヤ46
の下端は係止ピン55に係止されている。また穴53内
においてスライダ54の上方には、ばね56が縮設状態
で挿入されており、該ばね56の上端は隔壁51aに、
下端はスライダ54上に圧接している。
【0030】またケース51は穴53の側方に隔室57
を有しており、該隔室57は、後車輪15のボス部68
に対向して配置されている。隔室57と穴53との間に
は両者を連通する上下方向の長孔58が形成されてい
る。スライダ54には、長孔58を通って隔室57側に
突出するボルト59がナット60により取り付けられて
いる。
【0031】隔室57内には、図8に示すように、一対
のブレーキアーム61,62が設けられている。各ブレ
ーキアーム61,62の下端は一部オーバーラップして
配置されており、該オーバーラップ部分およびケース5
1下部をピン63が挿通している。各ブレーキアーム6
1,62はピン63の回りを回動自在になっており、そ
れぞれ外方に開いた図9に示すようなブレーキ位置と、
内方に閉じたブレーキ解除位置(図8)とをとり得る。
また、各ブレーキアーム61,62の上部の各端面61
a,62aは、上方にいくほど互いに接近するよう斜め
方向に配置されており、各端面61a,62aの間に
は、ボルト59が挿入されて各端面に当接している。
【0032】ブレーキアーム61,62にはそれぞれブ
レーキパッド64,65が装着されている。各ブレーキ
パッド64,65は、各ブレーキアーム61,62がそ
れぞれ外方に回動したとき(図9参照)、後車輪ボス部
68の内周面68aに当接し得る位置に配置されてい
る。
【0033】また各ブレーキアーム61,62の上部
は、引張状態で配設されたばね66により互いに連結さ
れている。このばね66のばね力により、各ブレーキア
ーム61,62はそれぞれ内方に回動する方向に常時付
勢されている。このように、ケース51内にブレーキ装
置50を構成する各部材をコンパクトに収納することに
より、省スペース化を図ることができる。
【0034】次に、歩行補助器1の使用方法について説
明する。使用の際には、図11に示すように、歩行補助
器1を展開状態にするとともに、座席9を前脚フレーム
2側に収納した状態で、使用者Pがグリップ8をつか
み、あるいはグリップ8に腕を載せることにより、体重
の一部をハンドル6で支える。そして、歩行補助器1を
前方に押しながら歩行を行う。
【0035】歩行の途中で使用者Pが休憩をする際に
は、まず左右のサイドブレーキ49を下ろして後車輪1
5にブレーキをかける。次に、キャスタロック部材13
をその先端部を足で踏む等して下方に回動させてキャス
タロック位置におき、左右のキャスタ14を直進位置で
ロックする。この状態から、図12に示すように、座席
9を下ろして使用位置におくことにより、歩行の途中で
座席9を使用して休憩をとることができる。
【0036】次に、ブレーキ装置50の作動について説
明する。使用者がブレーキレバー45を握って上方に引
くと、アウタチューブ48内のワイヤ46が上方に移動
する。このとき、上述のようにワイヤ46は同時ブレー
キ装置70を通っているので、左右いずれか一方のブレ
ーキレバー45を握れば、同時ブレーキ装置70から下
方では左右両方のワイヤ46が上方に移動することにな
る。
【0037】ワイヤ46の移動により、ワイヤ46の下
端に係止された係止ピン55を介してスライダ54がば
ね56のばね力に抗して上方に移動する。このスライダ
56の移動にともない、隔室57内においてボルト59
が各ブレーキアーム61,62の各端面61a,62a
に当接しつつ、上方に移動する。これにより、各端面6
1a,62a間の間隔が徐々に押し拡げられて、各ブレ
ーキアーム61,62がばね66のばね力に抗してそれ
ぞれ外方に回動して開き、ブレーキ位置におかれる(図
9参照)。この結果、各ブレーキアーム61,62の各
ブレーキパッド64,65が後車輪ボス部68の内周面
68aに圧接して、歩行補助器1にブレーキがかかるこ
とになる。
【0038】また、ブレーキレバー45を元に位置に戻
すと、ばね56のばね力によりスライダ54が下方に移
動して、ワイヤ46が下方に引き戻される。そして、ス
ライダ54の移動にともないボルト59が下方に移動す
るので、ばね66のばね力により、各ブレーキアーム6
1,62が内方に回動して閉じ、ブレーキ解除位置にお
かれる(図8参照)。この結果、各ブレーキアーム6
1,62の各ブレーキパッド64,65が後車輪ボス部
68の内周面68aから離れたブレーキ解除位置におか
れることになる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明に係る歩行補助器に
よれば、後脚フレームの下端に連結したケース内に、ブ
レーキ装置を構成するスライド部材,付勢部材およびア
ーム状部材を一体的に収納したので、構造を簡略化でき
省スペース化を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による歩行補助器の全体斜視
図。
【図2】前記歩行補助器の左側面図。
【図3】前記歩行補助器の前面図(図2の III矢視
図)。
【図4】前記歩行補助器の背面図(図2のIV矢視図)。
【図5】前記歩行補助器の開閉装置の正面図(図2の一
部拡大図)。
【図6】前記歩行補助器のブレーキレバーおよびサイド
ブレーキレバー部分の拡大図。
【図7】前記歩行補助器のブレーキ装置の内部構造図。
【図8】図7の VIII-VIII線矢視図。
【図9】前記ブレーキ装置の作動時の状態を示す図。
【図10】前記歩行補助器の使用状態図。
【図11】前記歩行補助器の使用状態図。
【符号の説明】
1 歩行補助器 2 前脚フレーム 3 後脚フレーム 5 前車輪 15 後車輪 45 ブレーキレバー 46 ワイヤ 50 ブレーキ装置 51 ケース 54 スライダ(スライド部材) 56 ばね(付勢部材) 57 隔室 59 ボルト(連結部材) 66 ばね(付勢部材) 68 ボス部 68a 内周面 61,62 ブレーキアーム(アーム状部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車輪を有する左右一対の前脚フレーム
    と、各前脚フレームに連結され、後車輪を有する左右一
    対の後脚フレームとを備えた歩行補助器において、 前記後車輪にはブレーキ装置が設けられており、 前記ブレーキ装置は、 前記後脚フレームの下端に連結されたケースと、 該ケース内に上下方向スライド自在に収納されるととも
    に、ブレーキレバーにその一端を連結したワイヤの他端
    が連結されるスライド部材と、 前記ケース内に収納され、前記スライド部材を常時下方
    に付勢する付勢部材と、 前記ケース内において前記スライド部材の側方の隔室内
    に開閉自在に収納されるとともに、前記スライド部材の
    移動に連動して、前記後車輪のボス部の内周面に圧接す
    るブレーキ位置と、該ボス部から離れたブレーキ解除位
    置とをとり得る一対のアーム状部材とから構成されてい
    る、ことを特徴とする歩行補助器。
  2. 【請求項2】 前記スライド部材には、前記隔室内に張
    り出して前記各アーム状部材の開閉部分に当接しかつ該
    隔室内で前記スライド部材とともに上下動する連結部材
    が連結され、前記各アーム状部材には常時前記ブレーキ
    解除位置側に付勢する付勢部材が設けられている、こと
    を特徴とする請求項1記載の歩行補助器。
JP6225602A 1994-08-25 1994-08-25 歩行補助器 Pending JPH0857007A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768645B1 (ko) * 2006-12-18 2007-10-18 김덕영 보행보조기의 주차 브레이크장치
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