JP3555334B2 - 厨芥処理機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ごみ等の厨芥を処理するための厨芥処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の厨芥処理機について図10を用いて説明する。図において、1は厨芥処理機本体であり、2は厨芥の処理容器であり、3は厨芥を加熱して乾燥させる乾燥ヒータであり、4は処理容器2内に設けた厨芥を撹拌するための撹拌羽根であり、5は本体1内を冷却する冷却ファンであり、6は厨芥の温度を周囲の温度に置き換えて検出する温度センサーであり、7は厨芥の処理過程において処理容器2内の厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒であり、臭気を有する気体を加熱する触媒ヒータ8を有している。
【0003】
9は温度センサー6から入力される温度情報により、乾燥ヒータ3の動作の制御と、撹拌羽根4と冷却ファン5の動作の制御を行う制御手段であり、10は本体1の蓋であり、12は全てに電力を供給している電源であり、11は蓋10が開けられているときは電源12による電力の供給を停止する蓋SWである。
【0004】
上記構成において、処理を開始すると、制御手段9による制御下において、予備加熱工程として、乾燥ヒータ3を動作させ、厨芥の温度を目標の温度まで立ち上げ、以降の処理工程においては、乾燥ヒータ3にて処理容器2内の厨芥は加熱されると共に、撹拌羽根4が動作を開始して、その回転により撹拌され、乾燥と粉砕が促進される。この時乾燥ヒータ3は、温度センサー6の温度情報により、予め設定された温度より低いと動作オンし、高くなるとオフするよう制御され、処理の工程が遷移していく。
【0005】
また、制御手段9は、処理開始時の予備加熱工程においては、冷却ファン5は動作させず、以降の処理工程においては、乾燥ヒータ3の発熱が、厨芥のみでなく、本体1内の様々な箇所を加熱する為、冷却ファン5を動作させ、本体1及び内部の冷却を行う。処理中、厨芥より発生する臭いは、触媒7を通過することによって、触媒ヒータ8に加熱され酸化されることで脱臭される。また、処理中に蓋10を開けると、安全性を考慮して、蓋SW11がオフし、電源12による電力の供給を停止し、処理が中断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成においては、一般に制御手段9はマイコン等の制御素子で構成され、一旦電源の供給を停止されると、電源を再投入すると処理も最初からし直されるため、冷却ファン5が停止している予備加熱工程を繰り返されると、本体各部が熱的な影響を受けるという、また、厨芥を入れ忘れて、空運転された時も高温による影響を受けるという問題点を有していた。
【0007】
本発明は、上記課題を解決しようとするもので、予備加熱工程が繰り返されたり、厨芥を入れ忘れて動作させても、熱的な影響を緩和し、最適な処理動作を、センサー等の部品を追加すること無く、従来の機械的構成にて実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱される本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記撹拌羽根の動作制御と、前記温度センサーからの入力による前記乾燥ヒータの温度制御と、処理開始時の前記温度センサーからの入力により前記冷却ファンの動作を決定する制御手段を有し、前記制御手段は、前記温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、前記冷却ファンを動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記冷却ファンを動作させる予備加熱工程と、乾燥処理が終了すると、前記乾燥ヒータをオフし、前記撹拌羽根を動作させたまま、前記冷却ファンを動作させる冷却工程とを有することにより、一旦運転を停止し、再度運転を開始した時、温度センサーからの入力があるレベル以上の時は、直ちに冷却ファンを運転し最適条件で乾燥処理を行う。また、本体及び本体の内部の温度が過昇する事無く、状況に応じた最適な冷却を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱される本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記撹拌羽根の動作制御と、前記温度センサーからの入力による前記乾燥ヒータの温度制御と、処理開始時の前記温度センサーからの入力により前記冷却ファンの動作を決定する制御手段を有し、前記制御手段は、前記温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、前記冷却ファンを動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記冷却ファンを動作させる予備加熱工程と、乾燥処理が終了すると、前記乾燥ヒータをオフし、前記撹拌羽根を動作させたまま、前記冷却ファンを動作させる冷却工程とを有するもので、処理動作開始時に、制御手段が乾燥ヒータを動作させると共に、温度センサーから温度情報を入力し、温度情報が予め設定された温度より低ければ、通常動作として、処理容器内の厨芥の温度が立ち上がる予備加熱工程においては、冷却ファンを動作させず、温度が立ち上がった後の工程より動作させて冷却を行い、予め設定された温度より高ければ、処理を一旦中断された後の処理のやり直しであると判断して冷却ファンを動作させることにより、温度の立ち上がりの工程を繰り返しても、冷却により各部が通常動作と同じ温度を保つことができる。また、冷却工程においても、本体及び本体の内部の温度が過昇する事無く、状況に応じた最適な冷却を行うことができる。
【0010】
本発明の請求項2記載の発明は、厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒を備え、制御手段は、処理開始時の温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、撹拌羽根を動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記撹拌羽根を動作させる予備加熱工程を有するもので、処理動作開始時に、制御手段が乾燥ヒータを動作させると共に、温度センサーから温度情報を入力し、温度情報が予め設定された温度より低ければ、予備加熱工程においては、臭いが拡散しないよう撹拌羽根を動作させず、温度が立ち上がった後の工程より動作させて、予め設定された温度より高ければ、処理を一旦中断された後の処理のやり直しであり、撹拌羽根を動作させることにより効率よく乾燥と粉砕が行える。
【0011】
本発明の請求項3記載の発明は、厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を周囲の温度に置き換えて検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱された本体及び本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記温度センサーからの入力により前記乾燥ヒータの動作制御を行い、処理開始後の初回の目標温度到達による前記乾燥ヒータの動作オフより、予め設定された温度より低下すると行う次回の動作オンまでの時間を計測する計時手段と、前記計時手段からの入力により、前記処理容器内の厨芥の有無を判断して以降の前記乾燥ヒータの第2の目標温度を決定し、前記撹拌羽根と前記冷却ファンの動作制御を行う制御手段とを有するもので、制御手段が処理開始時より乾燥ヒータを動作させた後、温度センサーより入力される温度が、予め設定された温度に到達して、制御手段により乾燥ヒータが初回のオフ動作を行うと、制御手段からの指示により、計時手段が計時を開始する。余熱により温度センサーの温度が維持された後、予め設定された温度より低下すると、制御手段により乾燥ヒータはオン動作を行い、計時手段はこの時点までの計測時間を制御手段へと出力する。制御手段は、この時間が予め設定された時間より長がければ、処理容器内に厨芥が入っていると判断して、通常の動作として、処理動作温度を設定し、乾燥ヒータ、撹拌羽根、冷却ファンを制御して、厨芥の処理を行う。予め設定された時間より短かければ、処理容器内は空もしくは極少量の厨芥しか入っていないと判断して、比較的低温での処理を短時間行うことにより、熱による耐久面での影響を緩和する事ができる。
【0012】
本発明の請求項4記載の発明は、処理開始時の温度センサーからの入力により、処理容器内の厨芥の有無判断を行うか否かを決定する制御手段を有することを特徴とするもので、処理動作開始時に、制御手段は温度センサーから温度情報を入力し、温度情報が予め設定された温度より低ければ、初回の動作と判断して処理容器内が空かどうか、すなわち、厨芥の有無判断である空判定動作を行い、予め設定された温度より高ければ、処理を一旦中断した後の継続した処理の再開と判断して、空判定動作を行わないので、空判定動作の精度を上げることができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について図1、図2、図3を用いて説明する。
【0014】
図1において、21は厨芥処理機本体であり、22は厨芥の処理容器であり、23は厨芥を加熱して乾燥させる乾燥ヒータであり、24は処理容器22内に設けた厨芥を撹拌するための撹拌羽根であり、25は本体21内を冷却する冷却ファンであり、26は厨芥の温度を周囲の温度に置き換えて検出する温度センサーであり、27は厨芥の処理過程において処理容器22内の厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒であり、臭気を有する気体を加熱する触媒ヒータ28を有している。
【0015】
29は温度センサー26から入力される温度情報により、乾燥ヒータ23による加熱温度の制御と、撹拌羽根24と冷却ファン25の動作の制御を行う制御手段である。
【0016】
上記構成による作用は以下の通りである。電源が投入され処理が開始されると、制御手段29は、図2の工程遷移図に示す予備加熱工程おける各負荷の制御を行い、乾燥ヒータ23をオンし、温度センサー26から入力される温度情報が目標温度、例えば130℃になるまで立ち上げる。
【0017】
また、電源投入時には、触媒27の触媒ヒータ28が通電され、予備加熱工程において温度が立ち上がり、厨芥が加熱、撹拌、粉砕されることにより発生する臭気を脱臭する準備を整える。このため、予備加熱工程においては、触媒27がその脱臭性能を十分発揮出来る状態になっていないので、撹拌羽根24は動作させない。
【0018】
制御手段29は、図2に示すように、電源投入による処理開始時、つまり、予備加熱工程の初期の時点で、温度センサー26から入力される温度情報により初期温度判定を行う。温度情報が100℃未満であれば、処理容器22に厨芥が投入されて初めての処理であり、この時は乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28の温度が充分立ち上がっていないと判断して、予備加熱工程においては冷却ファン25をオフさせ、乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28の温度が早期に立ち上がるように制御する。温度情報が100℃以上であれば、厨芥の追加投入等を目的とする処理の中断による電源の再投入であり、乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28を含む本体21内の温度が充分立ち上がっていると判断して、予備加熱工程であっても初期より冷却ファン25をオンし、本体21内の冷却を行うよう動作する。
【0019】
乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28の温度が充分立ち上がった後、制御手段29は各負荷の制御を粉砕乾燥工程へと遷移させ、乾燥ヒータ23については温度調節制御を行う。温度調節制御は、図3に示すように、温度センサー26から入力される温度情報が目標温度(130℃)より高くなると、乾燥ヒータ23をオフし、低くなるとオンするよう動作する。この時、温度センサー26は乾燥ヒータ23との距離や周辺の部品からの影響により、乾燥ヒータ23をオフ、またはオンした後も温度のオーバーシュートが発生するが、平均的に目標温度で温度制御を行っていることになる。
【0020】
冷却ファン25については、乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28の温度が充分立ち上がっているので常時オンし、撹拌羽根24については、厨芥の粉砕と乾燥を最適な条件で促進するため、正転1秒オン・11秒オフを25回行った後、逆転を同様に行い、これを繰り返す。
【0021】
粉砕・乾燥処理が終了すると、制御手段29は各負荷の制御を冷却工程に遷移させ、乾燥ヒータ23を常時オフし、撹拌羽根24を動作させたまま冷却ファン25を動作させて、厨芥と本体21及び本体21内部の冷却を行い、処理を完了する。
【0022】
これにより、処理を中断しないときも、中断して再処理を行ったときも、本体21、乾燥ヒータ23、触媒ヒータ28の周辺を含む本体21の内部の温度が過昇する事無く、状況に応じた最適な冷却を行える。
【0023】
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例を、図4、5図を用いて説明する。
【0024】
図4において、21は厨芥処理機本体であり、22は厨芥の処理容器であり、23は乾燥ヒータであり、24は撹拌羽根であり、25は冷却ファンであり、26は温度センサーであり、27は触媒ヒータ28を有して厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒であり、以上は第1の実施例と同じ構成である。
【0025】
第1の実施例と異なるのは、制御手段50を、処理開始時の温度センサー26から入力される温度情報により、撹拌羽根24の動作を決定させるよう構成した点である。
【0026】
上記構成による作用は以下の通りである。制御手段50は、図5に示すように、電源投入による処理開始時、つまり、予備加熱工程の初期の時点で、温度センサー26から入力される温度情報により初期温度判定を行う。温度情報が100℃未満であれば、処理容器22に厨芥が投入されて初めての処理であり、この時は乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28の温度が充分立ち上がっていないと判断して、予備加熱工程においては撹拌羽根24を常時オフさせ、撹拌することにより厨芥より臭気が発生しないようにし、100℃以上であれば、厨芥の追加投入等を目的とする処理の中断による電源の再投入であり、乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28を含む本体21内の温度が充分立ち上がっていると判断して、予備加熱工程であっても初期より撹拌羽根24を動作させ、粉砕・乾燥がより、促進されるよう動作する。
【0027】
粉砕乾燥工程以降については、第1の実施例と同様の動作を行う。これにより、乾燥ヒータ23と触媒ヒータ28の温度が立ち上がっていないときは、臭気が出ないように、立ち上がっているときは即粉砕・乾燥を行い、状況に応じた最適な撹拌動作を行うことができる。
【0028】
(実施例3)
また、本発明の第3の実施例を、図6、図7、図8を用いて説明する。
【0029】
図6において、61は厨芥処理機本体であり、62は厨芥の処理容器であり、63は厨芥を加熱して乾燥させる乾燥ヒータであり、64は処理容器62内に設けた厨芥を撹拌するための撹拌羽根であり、65は本体61内を冷却する冷却ファンであり、66は厨芥の温度を周囲の温度に置き換えて検出する温度センサーであり、67は厨芥の処理過程において処理容器62内の厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒であり、臭気を有する気体を加熱する触媒ヒータ68を有している。
【0030】
70は、制御手段69からの指示により時間計測を開始し、計測時間を制御手段69に出力する計時手段であり、69は温度センサー66から入力される温度情報により、計時手段70に計測を指示し、入力される計測時間により、乾燥ヒータ63による温度の制御と、撹拌羽根64と冷却ファン65の動作を決定し、制御を行う制御手段である。
【0031】
上記構成による作用は以下の通りである。電源が投入され処理が開始されると、制御手段69は、図7の工程遷移図に示す予備加熱工程おける各負荷の制御を行い、乾燥ヒータ63をオンする。この時、制御手段69は第1の目標温度として130℃を設定し、温度センサー66から入力される温度情報が130℃になるまで立ち上げる。図8のa点に示すように処理開始後、初めて温度センサー66から入力される温度情報が130℃を越えると、制御手段69は乾燥ヒータ63をオフすると同時に計時手段70に時間計測を開始するよう指示を出力する。計時手段70は、指示を入力して計時を開始し、計測時間を制御手段69に出力する。
【0032】
その後、乾燥ヒータ63がオフしているため、温度センサー66から入力される温度情報が、図8に示すようなオーバーシュートを経て、130℃より低くなる。制御手段69は計時手段70から入力されるこの瞬間の計測時間t(図8中に示す)を予め設定された時間Tと比較する空判定を行う。
【0033】
処理容器62は金属または樹脂にて構成され、一般的に厨芥は多量の水分を含んでいるため、金属や樹脂に比較して熱伝導率が低く、処理容器62内に厨芥が入っている時は、何も入っていない時よりも時間tが長くなる。
【0034】
時間Tは上記の2つの状態を判別できる時間で設定されており、制御手段69において、T<tであれば処理容器62内に厨芥が入っていると判断して、乾燥ヒータ63の制御温度を粉砕乾燥する為の温度である第2の目標温度の150℃に設定して、粉砕乾燥工程においては乾燥ヒータ63の温度調節制御を行う。
【0035】
また、図7に示すように粉砕乾燥工程の後半に130℃での温度調節制御を行うように設定しており、T≧tであれば、処理容器62内は空であると判断して、空判定以降は粉砕乾燥工程の後半の130℃の工程より動作を行い、冷却工程を経て処理を終了する。この時、空判定以降の動作を粉砕乾燥工程の途中から行うのは、極少量の厨芥しか入っておらず、空と判定してしまったときにも処理を行うことができるよう配慮したためである。
【0036】
これにより、乾燥ヒータ63の温度調節制御用の温度センサー66を利用して空判定用のセンサーを追加すること無く、空運転時の本体61及び本体61内部を熱による影響から保護することができる。
【0037】
(実施例4)
また、本発明の第4の実施例を、図7、図8、図9を用いて説明する。
【0038】
61は厨芥処理機本体であり、62は厨芥の処理容器であり、63は乾燥ヒータであり、64は撹拌羽根であり、65は冷却ファンであり、66は温度センサーであり、67は触媒ヒータ68を有して厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒であり、70は制御手段90からの指示により時間計測を開始し、計測時間を制御手段90に出力する計時手段であり、以上は第3の実施例と同じ構成である。
【0039】
第3の実施例と異なるのは、制御手段90を、処理開始時の温度センサー66から入力される温度情報により、空判定を行うか否かを決定するよう構成した点である。
【0040】
上記構成による作用は以下の通りである。制御手段90は、図7に示すように、電源投入による処理開始時、つまり、予備加熱工程の初期の時点で、温度センサー66から入力される温度情報により初期温度判定を行う。温度情報が100℃未満であれば、初めての処理であり、この時は処理容器62内が空である可能性があり、第3の実施例に示す空判定を行う。
【0041】
空判定の判定時間Tは第1の目標温度130℃での乾燥ヒータ63のオフからオンの間の時間で設定しており、粉砕乾燥工程の150℃の温度調節制御の途中で一旦処理を中断され、再び処理を開始したときは、図8中に示す計測時間tは誤差の含まれた値になってしまう。
【0042】
そこで、温度情報が100℃以上であれば、厨芥の追加投入等を目的とする処理の中断による電源の再投入であり、処理容器62内に厨芥が投入されていることが確認されていると判断して、空判定を行わず、第1の目標温度も150℃に設定して、乾燥を促進するよう動作する。
【0043】
これにより、電源の再投入による空判定の誤判断を無くし、空判定の精度を向上することができる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱される本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記撹拌羽根の動作制御と、前記温度センサーからの入力による前記乾燥ヒータの温度制御と、処理開始時の前記温度センサーからの入力により前記冷却ファンの動作を決定する制御手段を有し、前記制御手段は、前記温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、前記冷却ファンを動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記冷却ファンを動作させる予備加熱工程と、乾燥処理が終了すると、前記乾燥ヒータをオフし、前記撹拌羽根を動作させたまま、前記冷却ファンを動作させる冷却工程とを有することにより、処理を一旦中断し、電源再投入により再処理を行っても、本体及び本体の内部の温度が過昇する事無く、状況に応じた最適な冷却を行うことができる。
【0045】
更に、請求項2記載の発明によれば、厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒を備え、制御手段は、処理開始時の温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、撹拌羽根を動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記撹拌羽根を動作させる予備加熱工程を有することにより、即粉砕・乾燥を行い、状況に応じた最適な撹拌動作を行うことができる。
【0046】
また、請求項3記載の発明によれば、厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を周囲の温度に置き換えて検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱された本体及び本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記温度センサーからの入力により前記乾燥ヒータの動作制御を行い、処理開始後の初回の目標温度到達による前記乾燥ヒータの動作オフより、予め設定された温度より低下すると行う次回の動作オンまでの時間を計測する計時手段と、前記計時手段からの入力により、前記処理容器内の厨芥の有無を判断して以降の前記乾燥ヒータの第2の目標温度を決定し、前記撹拌羽根と前記冷却ファンの動作制御を行う制御手段とを有することにより、専用のセンサーを追加すること無く、空運転時の本体及び本体内部を熱による影響から保護することができる。
【0047】
更に、請求項4記載の発明によれば、処理開始時の温度センサーからの入力により、処理容器内の厨芥の有無を判断を行うか否かを決定する制御手段を設けることにより、空判定の精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す厨芥処理機のブロック図
【図2】同厨芥処理機の工程遷移図
【図3】同厨芥処理機の乾燥ヒータの温度調節動作説明図
【図4】本発明の第2の実施例を示す厨芥処理機のブロック図
【図5】同厨芥処理機の工程遷移図
【図6】本発明の第3の実施例を示す厨芥処理機のブロック図
【図7】同厨芥処理機の工程遷移図
【図8】同厨芥処理機の空判定説明図
【図9】本発明の第4の実施例を示す厨芥処理機の構成を示すブロック図
【図10】従来の厨芥処理機の構成を示すブロック図
【符号の説明】
21、61 本体
22、62 処理容器
23、63 乾燥ヒータ
24、64 撹拌羽根
25、65 冷却ファン
26、66 温度センサー
27、67 触媒
28、68 触媒ヒータ
29、50、69、90 制御手段
70 計時手段

Claims (4)

  1. 厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱される本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記撹拌羽根の動作制御と、前記温度センサーからの入力による前記乾燥ヒータの温度制御と、処理開始時の前記温度センサーからの入力により前記冷却ファンの動作を決定する制御手段を有し、前記制御手段は、前記温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、前記冷却ファンを動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記冷却ファンを動作させる予備加熱工程と、乾燥処理が終了すると、前記乾燥ヒータをオフし、前記撹拌羽根を動作させたまま、前記冷却ファンを動作させる冷却工程とを有する厨芥処理機。
  2. 厨芥より発生する臭気を脱臭する触媒を備え、制御手段は、処理開始時の温度センサーからの温度情報を入力し、前記温度情報が予め設定された温度より低ければ、撹拌羽根を動作させず、また、予め設定された温度より高ければ前記撹拌羽根を動作させる予備加熱工程を有する請求項1記載の厨芥処理機。
  3. 厨芥を入れる処理容器と、前記処理容器内の厨芥を加熱する乾燥ヒータと、前記処理容器内の厨芥を撹拌して乾燥粉砕を促進する撹拌羽根と、前記処理容器内の厨芥の温度を周囲の温度に置き換えて検出する温度センサーと、前記乾燥ヒータによって加熱された本体及び本体内部を冷却する冷却ファンとを備え、前記温度センサーからの入力により前記乾燥ヒータの動作制御を行い、処理開始後の初回の目標温度到達による前記乾燥ヒータの動作オフより、予め設定された温度より低下すると行う次回の動作オンまでの時間を計測する計時手段と、前記計時手段からの入力により、前記処理容器内の厨芥の有無を判断して以降の前記乾燥ヒータの第2の目標温度を決定し、前記撹拌羽根と前記冷却ファンの動作制御を行う制御手段とを有する厨芥処理機。
  4. 処理開始時の温度センサーからの入力により、処理容器内の厨芥の有無判断を行うか否かを決定する制御手段を有することを特徴とする請求項3記載の厨芥処理機。
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