JPH11244818A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH11244818A
JPH11244818A JP10053794A JP5379498A JPH11244818A JP H11244818 A JPH11244818 A JP H11244818A JP 10053794 A JP10053794 A JP 10053794A JP 5379498 A JP5379498 A JP 5379498A JP H11244818 A JPH11244818 A JP H11244818A
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heating
garbage
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hot air
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Yoshiyuki Hirate
禎之 平手
Toshie Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨芥処理装置において、厨芥や厨芥から発生
した水蒸気の温度のムラに影響されることなく、常に適
切に運転状態を切換え制御する。 【解決手段】 厨芥処理装置は、厨芥を収容するタンク
11と、タンク11を加熱するタンクヒータ12とを備
え、タンク11内に収容された厨芥を加熱乾燥処理す
る。タンクヒータ12の作動中にタンク温度センサ13
により検出された所定時間おきの温度が複数の所定回数
だけ所定の上限温度以上となったときタンクヒータ12
を非作動状態に切換え制御するとともに、タンクヒータ
12の非作動中にタンク温度センサ13により検出され
た所定時間おきの温度が複数の所定回数だけ所定の下限
温度以下となったときタンクヒータ12を作動状態に切
換え制御するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥を加熱乾燥処
理するための厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平8
−75355号公報に示されているように、収容槽内に
収容した厨芥の加熱乾燥処理中、所定箇所に設けた温度
センサにより同箇所の温度を検出し続け、同温度センサ
により検出された温度が所定の温度条件を1回でも満た
せば運転状態を切換えるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
においては、温度センサにより検出された温度が所定の
温度条件を1回でも満たせば運転条件を切換えるように
していたため、厨芥や厨芥から発生した水蒸気の温度の
ムラによる一時的な温度変化によっても運転状態が切換
えられていた。したがって、運転状態が適切に制御され
ないという問題があった。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、厨芥や厨芥から発生した水
蒸気の温度のムラに影響されることなく、運転状態を常
に適切に切換え制御する厨芥処理装置を提供することに
ある。
【0005】上記目的を達成するための本発明の構成上
の特徴は、所定箇所に設けられて同箇所の温度を検出す
る温度センサと、温度センサにより検出された所定時間
おきの温度が所定の温度条件を複数の所定回数だけ満た
したとき運転状態を切換え制御する運転状態制御手段と
を設けたことにある。これによれば、温度センサにより
検出された所定時間おきの温度が所定の温度条件を複数
の所定回数だけ繰返し満たした場合に運転状態が切換え
られるようになるため、厨芥や厨芥から発生した水蒸気
の温度のムラによる一時的な温度変化によらず、運転状
態が適切に制御されるようになる。
【0006】また、上記本発明の構成上の特徴をより具
体的に示すと、例えば、厨芥を収容する収容槽と、収容
槽を加熱することによって収容された厨芥を加熱する収
容槽加熱手段とを備えた厨芥処理装置において、収容槽
の温度を検出する収容槽温度センサと、収容槽加熱手段
の作動中に収容槽温度センサにより検出された所定時間
おきの温度が複数の所定回数だけ所定の上限温度以上と
なったとき同収容槽加熱手段を非作動状態に切換え制御
するとともに、収容槽加熱手段の非作動中に前記収容槽
温度センサにより検出された所定時間おきの温度が複数
の所定回数だけ所定の下限温度以下となったとき同収容
槽加熱手段を作動状態に切換え制御する収容槽加熱制御
手段とを設けたことである。これによれば、収容槽加熱
手段による収容槽の加熱が、収容槽温度センサにより検
出された所定時間おきの温度が複数の所定回数だけ繰返
し上限温度以上となったとき停止されるとともに、同検
出温度が複数の所定回数だけ繰返し下限温度以下となっ
たとき開始される。したがって、厨芥や厨芥から発生し
た水蒸気の温度のムラによる一時的な温度変化によら
ず、収容槽が安定して上限温度と下限温度との間に保た
れるようになるため、厨芥が常に効率的に加熱乾燥処理
されるようになる。
【0007】また、例えば、厨芥を収容する収容槽と、
収容された厨芥に空気を送る送風手段と、送風手段によ
り厨芥に送られる空気を加熱することによって収容され
た厨芥を加熱する熱風加熱手段とを備えた厨芥処理装置
において、熱風加熱手段により加熱された空気の温度を
検出する熱風温度センサと、熱風加熱手段の作動中に熱
風温度センサにより検出された所定時間おきの温度が複
数の所定回数だけ所定の上限温度以上となったとき同熱
風加熱手段を非作動状態に切換え制御するとともに、熱
風加熱手段の非作動中に熱風温度センサにより検出され
た所定時間おきの温度が複数の所定回数だけ所定の下限
温度以下となったとき同熱風加熱手段を作動状態に切換
え制御する熱風加熱制御手段とを設けたことである。こ
れによれば、熱風加熱手段による空気の加熱が、熱風温
度センサにより検出された所定時間おきの温度が複数の
所定回数だけ繰返し上限温度以上となったとき停止され
るとともに、同検出温度が複数の所定回数だけ繰返し下
限温度以下となったとき開始される。したがって、厨芥
や厨芥から発生した水蒸気の温度のムラによる一時的な
温度変化によらず、厨芥に送られる空気が安定して上限
温度と下限温度との間に保たれるようになるため、厨芥
が常に効率的に加熱乾燥処理されるようになる。
【0008】また、例えば、厨芥を収容する収容槽と、
収容された厨芥を加熱する厨芥加熱手段と、収容された
厨芥から発生した気体を脱臭する触媒と、厨芥から発生
した気体を触媒により脱臭される前に加熱して脱臭の効
率を向上させる触媒加熱手段とを備えた厨芥処理装置に
おいて、厨芥から発生して触媒加熱手段により加熱され
た気体の温度を検出する触媒温度センサと、触媒加熱手
段の作動中に触媒温度センサにより検出された所定時間
おきの温度が複数の所定回数だけ所定の上限温度以上と
なったとき同触媒加熱手段を非作動状態に切換え制御す
るとともに、触媒加熱手段の非作動中に触媒温度センサ
により検出された所定時間おきの温度が複数の所定回数
だけ所定の下限温度以下となったとき同触媒加熱手段を
作動状態に切換え制御する触媒加熱制御手段とを設けた
ことである。これによれば、触媒加熱手段による気体の
加熱が、触媒温度センサにより検出された所定時間おき
の温度が複数の所定回数だけ繰返し上限温度以上となっ
たとき停止されるとともに、同検出温度が複数の所定回
数だけ繰返し下限温度以下となったとき開始される。し
たがって、厨芥や厨芥から発生した水蒸気の温度のムラ
による一時的な温度変化によらず、厨芥から発生した気
体が、安定して上限温度と下限温度との間に保たれるよ
うになるため、触媒により常に効率的に脱臭されるよう
になる。
【0009】また、例えば、厨芥を収容する収容槽と、
収容された厨芥を加熱乾燥処理する加熱乾燥処理手段
と、加熱乾燥処理手段を作動状態に切換え制御して厨芥
の加熱乾燥処理を開始させる開始制御手段とを備えた厨
芥処理装置において、収容された厨芥から発生した水蒸
気の温度を検出する水蒸気温度センサと、加熱乾燥処理
手段の作動中に水蒸気温度センサにより検出された所定
時間おきの温度が所定の温度条件を複数の所定回数だけ
満たしたとき同厨芥加熱手段を非作動状態に切換え制御
して厨芥の加熱乾燥処理を終了させる終了制御手段とを
設けたことである。この場合、加熱乾燥処理手段を、収
容された厨芥に空気を送る送風手段と、送風手段により
厨芥に送られる空気を加熱する熱風加熱手段とにより構
成し、さらに、熱風加熱手段により加熱された空気の温
度を検出する熱風温度センサを設け、終了制御手段が加
熱乾燥処理手段を非作動状態に切換え制御する所定の温
度条件を、熱風温度センサにより検出された温度と水蒸
気温度センサにより検出された温度との差が所定値以下
になることとするとよい。これによれば、加熱乾燥処理
手段による厨芥の加熱乾燥処理が、水蒸気温度センサに
より検出された所定時間おきの温度が複数の所定回数だ
け繰返し所定の温度条件を満たしたとき終了制御される
ため、厨芥や厨芥から発生した水蒸気の温度のムラによ
る一時的な温度変化によらずに的確に終了する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1及び図2は同実施形態に係る厨
芥処理装置の外観を示しており、図3及び図4は同厨芥
処理装置の外装パネルを外した内部構成を示している。
この厨芥処理装置は、収容槽10、撹拌部材20、駆動
装置30、熱風循環装置40、排気装置50及び制御ボ
ックス60を備えており、収容槽10内に投入される厨
芥(図示省略)を加熱及び撹拌して加熱乾燥処理するよ
うに構成されている。
【0011】収容槽10は、厨芥を収容するタンク11
を備えている。タンク11は、底部を半円筒状に形成し
てなり、フレーム90に一体的に組付けられている。タ
ンク11の底部の外側には、同タンク11の底部を加熱
するタンクヒータ12及び同タンク11の底部の温度を
検出するタンク温度センサ13が組付けられている。
【0012】タンク11の前面上部には、同タンク11
内に厨芥を投入するための投入口11aが設けられてい
るとともに、同投入口11aを開閉可能に投入口蓋14
が組付けられている。投入口蓋14は、上端外側に同蓋
14を開閉操作するためのバーハンドル14aを備えて
いるとともに、裏面にロック機構(図1に鍵穴14bの
み図示)を備えている。同ロック機構は、鍵穴14bに
挿入されるキーにより、投入口11aが開かれることを
許容または禁止する。また、投入口蓋14の内側には、
投入される厨芥をタンク11内へ導くシュート14cが
組付けられている。また、タンク11には、投入口状態
検出スイッチ15も組付けられている。投入口状態検出
スイッチ15は、投入口蓋14により投入口11aが閉
じられているときオン状態となるとともに、同投入口1
1aが開かれているときオフ状態となる。
【0013】タンク11の前面中間部には、同タンク1
1から加熱乾燥処理後の厨芥を排出するための排出口1
1bが設けられているとともに、同排出口11bを開閉
するための排出口蓋16が設けられている。排出口蓋1
6は、図5に詳細に示すように、上端にてヒンジ16a
を介してタンク11に揺動可能に組付けられているとと
もに、下端部の左右両端にそれぞれ外側に向けて突出し
たピン16b,16bを備えている。各ピン16b,1
6bはそれぞれカムプレート16c,16cに設けられ
たL字状の長孔16c1,16c1をそれらの内周面に
沿って摺動可能に貫通しており、各カムプレート16
c,16cは左右方向に延設された軸16dに固着され
ている。軸16dは、下方に開口を有してなりタンク1
1に組付けられたカバー17(図1,2,4にて図示)
内適宜箇所に同軸16d回りに回動可能に組付けられて
おり、カバー17内に設けた排出口蓋モータ16eによ
り回動されるようになっている。したがって、排出口蓋
16は、排出口蓋モータ16eの回転により左右一対の
カムプレート16c,16cを介して揺動され、排出口
11bを図5(A)に示す閉状態と図5(B)に示す開
状態とに切換える。また、カバー17内には、排出口閉
状態検出センサ16f及び排出口開状態検出センサ16
gも設けられている。各センサ16f,16gはリード
スイッチにより構成され、軸16dに固着されて両カム
プレート16c,16cと共に回動する突出片16hの
近接を感知することにより、それぞれ排出口13の閉状
態及び開状態を検出する。
【0014】排出口11bの下方には、加熱乾燥処理後
の厨芥を収容するための容器18が配設されている。容
器18は、上端に開口を有するとともに下端にてフレー
ム90に傾動可能に組付けられており、図4の実線の状
態にあるとき、排出口11bから排出された加熱乾燥処
理後の厨芥がホッパ11b1を介して導入されるように
なっている。なお、容器18内には、上記厨芥の導入の
前に予め市販のゴミ袋(図示省略)が脱着可能に取付け
られるようになっている。また、フレーム90には、容
器セットスイッチ19も組付けられている。容器セット
スイッチ19は、容器18が図4の実線の状態にあって
排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあるとき
オン状態となり、容器18が同図4の二点鎖線の状態に
あって排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状態に
あるときオフ状態となる。
【0015】撹拌部材20は、タンク11の軸線方向に
延設された回転軸21を備えている。回転軸21は、タ
ンク11に軸線回りに回転可能に組付けられているとと
もに同タンク11を貫通し、駆動装置30により回転駆
動される。回転軸21には、同軸21の軸方向の等間隔
位置にて、径方向逆向きに交互に延設された6本の連結
棒22がそれぞれ各内側端にて固着されている。各連結
棒22の各外側端には、横長の板状に形成した羽根23
が、その先端側を連結棒22の延長線に対して撹拌部材
20の正の回転方向(図4における反時計回り方向)側
に約45度だけ傾斜させて固着されている。
【0016】回転軸21のタンク11外に突設した右端
には、同回転軸21と共に回転する回転板24が組付け
られている。回転板24の端部外周には、径方向に延設
された多数の突出部(図示しない)が等間隔毎に設けら
れている。また、回転板24の近傍であって上下位置に
は、それぞれ回転板24の突出部の近接を感知して撹拌
部材20の回転位置を検出する1対の回転位置センサ2
5,25が配設されている。
【0017】駆動装置30は、正逆転可能な撹拌モータ
31を備えている。撹拌モータ31は、フレーム90に
組付けられているとともに、スプロケット32、チェー
ン33及びスプロケット34を介して撹拌部材20の回
転軸21に動力伝達可能に接続され、同軸21を正方向
又は逆方向に回転駆動する。
【0018】熱風循環装置40は、タンク11の内気を
循環させて(図3及び図4の幅広の矢印を参照)同タン
ク11底部に収容された厨芥に熱風を送り、同厨芥を加
熱するものである。熱風循環装置40は、タンク11内
の上端背面側に設けた還流ダクト41を有する。還流ダ
クト41は、前面上部に左右方向に長い流入口41aを
有するとともに、下面後方に左右方向に長い流出口41
bを有し、内部に熱風ファン42を収容している。熱風
ファン42は、タンク11外に組付けた熱風ファンモー
タ43により回転駆動され、流入口41aからタンク1
1上方の内気を環流ダクト41内に導入するとともに、
環流ダクト41の右側前面下部に組付けた吸気ダクト4
4から収容槽10の外気を環流ダクト41内に導入し、
導入した空気を流出口41bから導出する。還流ダクト
41の下面前方には、左右方向に長い誘導板45が組付
けられている。誘導板45は、還流ダクト41の流出口
41bから下方に導出された空気をタンク11内の厨芥
に導くとともに、同厨芥から発生して上方に向けて流れ
る水蒸気を環流ダクト41の流入口41a及び排気装置
50に導く。誘導板45とタンク11の背壁との間に形
成された上記厨芥に導かれる空気の通路には、同空気を
加熱して熱風とする熱風ヒータ46が設けられている。
【0019】また、熱風循環装置40は、熱風温度セン
サ47及び水蒸気温度センサ48も備えている。熱風温
度センサ47は熱風ヒータ46の下方に設けられて、同
ヒータ46によって加熱されてタンク11内の厨芥に送
られる熱風の温度を検出する。水蒸気温度センサ48は
還流ダクト41の流入口41a近傍に設けられて、上記
厨芥から発生して誘導板45により同流入口41aに導
かれた水蒸気の温度を検出する。
【0020】排気装置50はタンク11の内気の一部を
大気中に放出するものであり、タンク11の上方に設け
られてタンク11内に連通した排気ダクト51を有す
る。排気ダクト51は、同ダクト51外に組付けた排気
ファンモータ52によって回転駆動される排気ファン
(図示省略)を収容している。同排気ファンは、タンク
11の内気を脱臭装置53及び放出ダクト54を介して
大気中に放出する。脱臭装置53は、排気ファンにより
送出されたタンク11の内気を脱臭した上で通過させる
ものであり、通過する内気に含まれる厨芥から発生した
ガスや水蒸気を酸化及び分解して脱臭する触媒53a
と、同触媒53aの上流にて同触媒53aを通過する空
気を加熱し触媒53aによる脱臭の効率を向上させる触
媒ヒータ53bとを収容している。また、触媒ヒータ5
3bと触媒53aの間には触媒温度センサ53cが設け
られている。触媒温度センサ53cは、上記触媒ヒータ
53bにより加熱された空気の温度を検出する。
【0021】制御ボックス60には、使用者が操作する
ためのパネル61が組付けられている。パネル61は、
起動スイッチ61a、高温設定スイッチ61b1、低温
設定スイッチ61b2、排出スイッチ61c、乾燥処理
ランプ61d及び排出ランプ61eを備えている。起動
スイッチ61aは、厨芥の加熱乾燥処理の開始を指示す
るためのスイッチである。高温設定スイッチ61b1及
び低温設定スイッチ61b2は、加熱乾燥処理中に厨芥
を加熱する温度をそれぞれ高温及び低温に設定するため
のスイッチである。排出スイッチ61cは、厨芥の排出
を指示するためのスイッチである。加熱乾燥処理ランプ
61dは、厨芥の加熱乾燥処理中に点灯するランプであ
る。排出ランプ61eは、厨芥の排出中に点灯するラン
プである。
【0022】制御ボックス60内には、図6に示すよう
に、上記各ヒータ12,46,53b、センサ13,1
6f,16g,25,25,47,48,53c、スイ
ッチ15,19、モータ16e,31,43,52及び
パネル61に接続された電気制御回路70が設けられて
いる。電気制御回路70はマイクロコンピュータにより
構成され、図7〜14に示すフローチャートに対応した
プログラムを実行し、各ヒータ12,46,53b及び
モータ16e,31,43,52の作動を制御する。
【0023】また、電気制御回路70は、それぞれ時間
を計測する第1〜第5タイマ71〜75を内蔵してい
る。第1〜第4タイマ71〜74は、それぞれ所定時間
(例えば、0.5秒)毎にインタラプト信号を発生し、
電気制御回路70にそれぞれ図11〜14に示した第1
〜第4タイマインタラプトプログラムを実行させるもの
である。第5タイマ75は、後述する厨芥の冷却処理及
び排出処理の終了時間を計測するためのものである。
【0024】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を図7〜14のフローチャートを用いて説明する。図
示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路7
0は、図7のステップ100にてメインプログラムの実
行を開始し、ステップ102〜106の循環処理を繰返
し実行して、投入口11aが閉じられていて投入口状態
検出スイッチ15がオン状態にあることを条件に、起動
スイッチ61a又は排出スイッチ61cの操作を待ち続
ける。そして、同循環処理中、厨芥がタンク11内に投
入された後に投入口11aが閉じられて投入口状態検出
スイッチ15がオン状態になり、さらに起動スイッチ6
1aがオン操作されると、ステップ104における「Y
ES」との判定のもとに、プログラムを図8のステップ
110以降へ進めて厨芥の加熱乾燥処理を開始する。
【0025】この場合、電気制御回路70は、まずステ
ップ110にて加熱乾燥処理ランプ61dを点灯させた
後、ステップ112にて、排出口閉状態検出センサ16
fが排出口11bの閉状態を検出するまで排出口蓋モー
タ16eを作動させて、排出口11bを閉状態にする。
ステップ114においては、タンクヒータ12、撹拌モ
ータ31、熱風ファンモータ43、熱風ヒータ46、排
気ファンモータ52及び触媒ヒータ53bの作動を開始
させる。これにより、タンク11内の厨芥がタンク11
の底部及び熱風によって加熱され始めるとともに撹拌部
材20によって撹拌され始め、タンク11の内気の一部
が脱臭装置53を介して大気中に放出され始める。ステ
ップ116においては、フラグFLG1〜FLG3をそ
れぞれ値“1”に設定する。フラグFLG1〜FLG3
は、それぞれタンクヒータ12、熱風ヒータ46及び触
媒ヒータ53bについて、値“1”にて作動中であるこ
とを表すとともに、値“0”にて非作動中であることを
表すものである。ステップ118においては、後に詳述
するカウント値CNT11,CNT12,CNT21,
CNT22,CNT31,CNT32,CNT4をそれ
ぞれ値“0”に設定する。
【0026】ステップ120においては、各タイマ71
〜74による各インタラプトの受付を許容し始める。こ
れにより、以後、電気制御回路70は、このメインプロ
グラムの実行中、後述する図11〜図14に示す各タイ
マインタラプトプログラムをそれぞれ所定時間毎に割込
み実行するようになる。そして、上記ステップ116の
各処理後、ステップ122〜126からなる循環処理を
繰返し実行する。
【0027】ステップ122においては、撹拌モータ制
御処理を実行する。この撹拌モータ制御処理は、上記ス
テップ122〜126の循環処理中に繰返し実行される
ことによって、プログラムの進行を止めることなく、回
転位置検出センサ25,25による攪拌部材20の回転
位置の検出結果を用いながら撹拌モータ31を制御し、
同撹拌部材20に所定の回転動作を行わせてタンク11
内の厨芥を撹拌させるものである。
【0028】具体的には、まず、この加熱乾燥処理が開
始されてから所定時間(例えば、3分)が経過するまで
の間、所定時間(例えば、30秒)毎にその方向を切換
えながら、撹拌部材20を連続的に回転させ続ける。こ
れにより、加熱乾燥処理する厨芥を予め粉砕するととも
にタンク11内に全体的に均質化させる。そして、この
回転動作の終了後、所定時間(例えば、3時間)が経過
するまでの間、所定時間(例えば、3分)毎にその方向
を切換えながら、撹拌部材20に360度未満の所定角
度(例えば、45度)だけ回転して所定時間(例えば、
22.5秒)だけ停止する回転動作を繰返させる。これ
により、加熱乾燥処理の初期における水分を多く含んだ
厨芥を、過度に撹拌しすぎて表面積を小さくしすぎ同加
熱乾燥処理の効率を低下させたり、静止させすぎて焦げ
つかせタンク11の底部内壁に固着させたりすることを
回避した上で、効率的に撹拌する。さらに、この回転動
作の終了後、所定回数(例えば、1回)毎にその方向を
切換えながら、撹拌部材20に所定数(例えば、
「3」)だけ回転して所定時間(例えば、5秒)だけ停
止する動作を繰返させる。これにより、加熱乾燥処理の
後期における水分量の減少した厨芥を、表面のみを乾燥
させすぎて同加熱乾燥処理の効率を低下させたり、静止
させすぎて焦げつかせタンク11の底部内壁に固着させ
たりすることを回避した上で、効率的に撹拌する。
【0029】ステップ124においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。こ
のとき、投入口11aが閉じられており、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあれば、「YES」との判
定のもとにプログラムをステップ126へ進める。ステ
ップ126においては、フラグFLG4の値が“1”で
あるか否かを判定する。フラグFLG4は、値“1”に
て厨芥内の水分の蒸発が完了したことを表すとともに、
値“0”にて同蒸発が未完了であることを表すものであ
り、図示しない初期設定により最初は値“0”に設定さ
れている。したがって、加熱乾燥処理の初期において、
電気制御回路70は「NO」と判定してプログラムを再
びステップ122以降へ進める。
【0030】上記ステップ122〜126の循環処理
中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッチ1
5がオフ状態となった場合、ステップ124における
「NO」との判定のもとに、電気制御回路70はプログ
ラムをステップ127以降へ進めて加熱乾燥処理を中止
する。ステップ127においては、各タイマ71〜74
による各インタラプトの受付を禁止して、上記各タイマ
インタラプトプログラムの割込み実行を禁止する。図9
のステップ128においては、タンクヒータ12、撹拌
モータ31、熱風ファンモータ43、熱風ヒータ46、
排気ファンモータ52及び触媒ヒータ53bの作動をす
べて停止させる。なお、このとき既に作動を停止してい
るものについては、その停止状態を保つ。また、加熱乾
燥処理ランプ61dを消灯する。ステップ129におい
ては、フラグFLG1〜FLG3をそれぞれ各ヒータ1
2,46,53bが非作動状態であることを表す値
“0”に設定する。そして、これら各処理後、プログラ
ムを再び前記図7のステップ102以降へ進める。
【0031】ここで、上記ステップ122〜126の循
環処理中にそれぞれ所定時間毎に割込み実行される第1
〜第4タイマインタラプトプログラムについて説明す
る。
【0032】図11〜図13に示した第1〜第3タイマ
インタラプトプログラムは、それぞれタンク温度センサ
13、熱風温度センサ47及び触媒温度センサ53cに
よる検出温度に基づいて、タンクヒータ12、熱風ヒー
タ46及び触媒ヒータ53bの作動を制御するものであ
る。
【0033】電気制御回路70は、ステップ200,3
00,400にて各タイマインタラプトプログラムの実
行を開始する毎に、ステップ201,301,401に
てそれぞれ各温度センサ13,47,53cによる検出
温度を入力する。そして、各ヒータ12,46,53b
が作動中であって各フラグFLG1,FLG2,FLG
3が値“1”に設定されている場合には、それぞれステ
ップ202,302,402における「YES」との判
定のもとに、ステップ204,304,404にて、上
記入力した各温度センサ13,47,53cによる検出
温度がそれぞれに対し設定された所定の上限温度以上で
あるか否かを判定する。この上限温度の設定については
後述する。このとき、各温度センサ13,47,53c
による検出温度が上限温度より低ければ、それぞれ「N
O」との判定のもとに、ステップ206,306,40
6にてカウント値CNT11,CNT21,CNT31
の値を“0”に設定した上で、ステップ228,32
8,428にて各タイマインタラプトプログラムを一旦
終了する。一方、このとき各温度センサ13,47,5
3cによる検出温度が上限温度以上であれば、それぞれ
「YES」との判定のもとに、ステップ208,30
8,408にてカウント値CNT11,CNT21,C
NT31に値“1”を加算する。カウント値CNT1
1,CNT21,CNT31は、各タイマインタラプト
プログラムの実行毎に上記ステップ201,301,4
01にて入力された各温度センサ13,47,53cに
よる検出温度が上限温度以上であった回数をそれぞれ計
測するためのものである。
【0034】上記ステップ208,308,408にお
ける加算処理後、電気制御回路70は、ステップ21
0,310,410にて、上記加算したカウント値CN
T11,CNT21,CNT31がそれぞれ所定値N1
1,N21,N31に達したか否かを判定する。所定値
N11,N21,N31は、それぞれについて独立に
「2」以上の整数(例えば、「6」)に予め設定された
ものである。このとき、上記カウント値CNT11,C
NT21,CNT31が所定値N11,N21,N31
に達していなければ、それぞれ「NO」との判定のもと
に、ステップ228,328,428にて各タイマイン
タラプトプログラムを一旦終了する。一方、上記ステッ
プ208,308,408の加算処理が複数回だけ繰返
されいてカウント値CNT11,CNT21,CNT3
1が所定値N11,N21,N31に達していた場合に
は、それぞれ「YES」との判定のもとに、ステップ2
12,312,412にて各ヒータ12,46,53b
の作動を停止させるとともに、ステップ214,31
4,414にてフラグFLG1,FLG2,FLG3を
値“0”に設定し、ステップ215,315,415に
てカウント値CNT11,CNT21,CNT31を値
“0”にリセットした上で、ステップ228,328,
428にて各タイマインタラプトプログラムを一旦終了
する。
【0035】一方、上記ステップ201,301,40
1における各温度センサ13,47,53cによる検出
温度の入力後、各ヒータ12,46,53bが非作動中
であって各フラグFLG1,FLG2,FLG3が値
“0”に設定されている場合には、それぞれステップ2
02,302,402における「NO」との判定のもと
に、ステップ216,316,416にて、上記入力し
た各温度センサ13,47,53cによる検出温度がそ
れぞれに対し設定された所定の下限温度以下であるか否
かを判定する。この下限温度の設定については後述す
る。このとき、各温度センサ13,47,53cによる
検出温度が下限温度より高ければ、それぞれ「NO」と
の判定のもとに、ステップ218,318,418にて
カウント値CNT12,CNT22,CNT32の値を
“0”に設定した上で、ステップ228,328,42
8にて各タイマインタラプトプログラムを一旦終了す
る。一方、このとき各温度センサ13,47,53cに
よる検出温度が下限温度以下であれば、それぞれ「YE
S」との判定のもとに、ステップ220,320,42
0にてカウント値CNT12,CNT22,CNT32
に値“1”を加算する。カウント値CNT12,CNT
22,CNT32は、各タイマインタラプトプログラム
の実行毎に上記ステップ201,301,401にて入
力された各温度センサ13,47,53cによる検出温
度が下限温度以下であった回数をそれぞれ計測するため
のものである。
【0036】上記ステップ220,320,420にお
ける加算処理後、電気制御回路70は、ステップ22
2,322,422にて、上記加算したカウント値CN
T12,CNT22,CNT32がそれぞれ所定値N1
2,N22,N32に達したか否かを判定する。所定値
N12,N22,N32も、所定値N11,N21,N
31と同様に、それぞれについて独立に「2」以上の整
数(例えば、「6」)に予め設定されている。このと
き、上記カウント値CNT12,CNT22,CNT3
2が所定値N12,N22,N32に達していなけれ
ば、それぞれ「NO」との判定のもとに、ステップ22
8,328,428にて各タイマインタラプトプログラ
ムを一旦終了する。一方、上記ステップ220,32
0,420の加算処理が複数回だけ繰返されいてカウン
ト値CNT12,CNT22,CNT32が所定値N1
2,N22,N32に達していた場合には、それぞれ
「YES」との判定のもとに、ステップ224,32
4,424にて各ヒータ12,46,53bの作動を開
始させるとともに、ステップ226,326,426に
てフラグFLG1,FLG2,FLG3を値“1”に設
定し、ステップ227,327,427にてカウント値
CNT12,CNT22,CNT32を値“0”にリセ
ットした上で、ステップ228,328,428にて各
タイマインタラプトプログラムを一旦終了する。
【0037】上述のような各タイマインタラプトプログ
ラムの繰返し実行により、上記メインプログラムにおけ
るステップ122〜126の循環処理中、各ヒータ1
2,46,53bによる加熱が、各タイマインタラプト
プログラムの実行毎に各温度センサ13,47,53c
により検出された温度が所定値N11,N21,N31
によって表される複数の所定回数だけ繰返し上限温度以
上となったとき停止制御されるとともに、同検出温度が
所定値N12,N22,N32によって表される複数の
所定回数だけ繰返し下限温度以下となったとき開始制御
される。これにより、厨芥や厨芥から発生した水蒸気の
温度のムラによる一時的な温度変化によらず、タンク1
1の底部、タンク11内の厨芥に送られる熱風、及び大
気中に放出されるタンク11の内気の触媒53aを通過
するときの温度が各ヒータ12,46,53bの作動に
よる上昇と非作動中における下降とを繰返しながら安定
して上限温度と下限温度との間に保たれるため、タンク
11内の厨芥が、撹拌部材20により撹拌されながら、
タンクヒータ12により加熱されたタンク11の底部及
び熱風ヒータ46により加熱された熱風によって常に効
率的に加熱されて加熱乾燥処理され、同厨芥から発生し
た水蒸気が、その一部を流入口41aを介して還流ダク
ト41内に導入されながら、脱臭装置53により常に効
率的に脱臭された上で大気中に放出される。
【0038】ところで、同実施形態においては、上述の
ように各温度センサ13,47,53cによる検出温度
が上限温度以上(下限温度以下)となった回数を計測し
ているとき、同検出温度が一度でも上限温度より低くな
る(下限温度より高くなる)と、それぞれステップ20
4,304,404(216,316,416)におけ
る「NO」との判定のもとにステップ206,306,
406(218,318,418)にて各カウント値C
NT11,CNT21,CNT31(CNT12,CN
T22,CNT32)が値“0”にリセットされて上記
計測がやり直されるようになっている。これにより、各
ヒータ12,46,53bの作動は、各温度センサ1
3,47,53cによる検出温度が連続的に上限温度以
上(下限温度以下)となったときにのみ停止(開始)さ
れるようになるため、上記タンク11の底部、タンク1
1内の厨芥に送られる熱風、及び大気中に放出されるタ
ンク11の内気の触媒53aを通過するときの温度がよ
り安定して上限温度と下限温度との間に保たれるように
なっている。しかし、簡単のために、上記ステップ20
6,306,406(218,318,418)のリセ
ット処理を省略して、単に加熱乾燥処理の開始以後の延
べ回数にもとづき上記各ヒータ12,46,53bの作
動制御を実行するようにしても、本発明による効果を相
応に期待することができる。
【0039】なお、上記タンク11の底部、タンク11
内の厨芥に送られる熱風、及び大気中に放出されるタン
ク11の内気の触媒53aを通過するときの温度が制御
される上限及び下限温度についてそれぞれ説明すると、
まずタンク11の底部の温度が制御される上限及び下限
温度については、上限温度は高温設定スイッチ61b1
又は低温設定スイッチ61b2の操作に応じて同各スイ
ッチ61b1,61b2に対応した温度(例えば、高温
設定スイッチ61b1に対しては130℃、低温設定ス
イッチ61b2に対しては80℃)に設定され、下限温
度は同上限温度より所定温度(例えば、3℃)だけ低い
温度に設定されるようになっている。これにより、厨芥
の投入時に予め各設定スイッチ61b1,61b2によ
って同厨芥を加熱する温度をその種類や状態に適した温
度に設定しておくことにより、例えば焦付きやすい厨芥
を高温で加熱しすぎてタンク11の内壁に固着させた
り、乾燥しにくい厨芥を低温で加熱し続けて加熱乾燥処
理の効率を低下させたりすることを回避して、投入した
厨芥を常に効率的に加熱乾燥処理できるようになってい
る。
【0040】また、厨芥に送られる熱風の温度が制御さ
れる上限及び下限温度については、通常は例えば上限温
度は130℃、下限温度は127℃に予め設定されてい
るが、加熱乾燥処理が開始されてから所定時間(例え
ば、1時間)の間は、上限温度をより高い温度(例え
ば、150℃)に設定して上記熱風の温度をより高い温
度まで上昇させるようにしている。これにより、厨芥に
含まれる水分を蒸発させる前の厨芥自体を昇温する過程
を短時間で終了させるようにしている。また、大気中に
放出されるタンク11の内気の温度が制御される上限及
び下限温度については、例えば上限温度は600℃、下
限温度は400℃に予め設定されている。
【0041】図14に示した第4タイマインタラプトプ
ログラムは、熱風温度センサ47及び水蒸気温度センサ
48による検出温度に基づいて、厨芥内の水分の蒸発の
完了を判定するためのものである。電気制御回路70
は、ステップ500にて同タイマインタラプトプログラ
ムの実行を開始する毎に、ステップ501にて熱風温度
センサ47及び水蒸気温度センサ48による検出温度を
入力し、ステップ502にて、同入力した各温度センサ
47,48による検出温度の差が予め設定した所定値K
0(例えば、25℃)以下であるか否かを判定する。
【0042】ここで、同ステップ502の判定処理につ
いて説明する。上記ステップ122〜126の循環処理
中、タンク11内の厨芥が水分を十分に多く含んでいる
とき、同厨芥に送られる熱風の熱量は同厨芥内の水分の
蒸発のための気化熱として主に消費され、同厨芥から発
生する水蒸気の昇温には使われない。このため、同厨芥
から発生した水蒸気の温度は比較的低く、上記熱風の温
度と水蒸気の温度の差は大きい。一方、タンク11内の
厨芥の加熱乾燥処理が進行して同厨芥内の水分の蒸発が
完了に近づくと、上記熱風の熱量は上記水蒸気の昇温に
主に用いられるようになって、上記熱風の温度と水蒸気
の温度の差は小さくなる。したがって、同ステップ50
2の判定処理によって、外気の影響を受けることなく、
厨芥内の水分の蒸発の完了を判定することが可能とな
る。
【0043】上記ステップ502の判定処理を実行した
とき、各温度センサ47,48による検出温度の差が所
定値K0より大きければ、電気制御回路70は、「N
O」との判定のもとに、ステップ504にてカウント値
CNT4を値“0”に設定した上で、ステップ514に
てこの第4タイマインタラプトプログラムの実行を一旦
終了する。一方、各温度センサ47,48による検出温
度の差が所定値K0以下であれば、「YES」との判定
のもとに、ステップ506にてカウント値CNT4に値
“1”を加算する。カウント値CNT4は、このタイマ
インタラプトプログラムの実行毎に上記ステップ501
にて入力された各温度センサ47,48による検出温度
の差が所定値K0以下であった回数を計測するためのも
のである。
【0044】上記ステップ506における加算処理後、
電気制御回路70は、ステップ508にて、上記加算し
たカウント値CNT4が所定値N4に達したか否かを判
定する。所定値N4は、「2」以上の整数(例えば、
「6」)に予め設定されたものである。このとき、上記
カウント値CNT4が所定値N4に達していなければ、
「NO」と判定してステップ514にて同タイマインタ
ラプトプログラムを一旦終了する。一方、上記ステップ
506の加算処理が複数回だけ繰返されていてカウント
値CNT4が所定値N4に達していた場合には、「YE
S」との判定のもとに、ステップ510にてフラグFL
G4を厨芥内の水分の蒸発完了を表す値“1”に設定す
るとともに、ステップ512にてカウント値CNT4を
値“0”にリセットした上で、ステップ514にてこの
第4タイマインタラプトプログラムを一旦終了する。
【0045】上記ステップ510におけるフラグFLG
4の設定により、電気制御回路70は、上記図8のステ
ップ122〜126の循環処理中、次にステップ126
の判定処理を実行したとき「YES」と判定し、プログ
ラムをステップ130へ進めてこの加熱乾燥処理を終了
する。ステップ130においては、各タイマ71〜74
による各インタラプトの受付を禁止して、上記各タイマ
インタラプトプログラムの割込み実行を禁止する。ステ
ップ131においては、タンクヒータ12、熱風ヒータ
46及び触媒ヒータ53bの作動を停止させる。なお、
このとき既に作動を停止しているものについては、その
停止状態を保つ。ステップ132においては、フラグF
LG1〜FLG3をそれぞれ各ヒータ12,46,53
bが非作動状態であることを表す値“0”に設定する。
【0046】上述のように、同実施形態においては、厨
芥の加熱乾燥処理が、第4タイマインタラプトプログラ
ムの実行毎に各温度センサ47,48により検出されて
入力された温度の差が所定値N4によって表される複数
の所定回数だけ繰返し所定値K0以下となったとき終了
制御されるため、厨芥や厨芥から発生した水蒸気の温度
のムラによる一時的な温度変化によらずに的確に終了す
る。
【0047】ところで、同実施形態においては、上述の
ように各温度センサ47,48による検出温度の差が所
定値K0以下となった回数を計測しているとき、同検出
温度の差が一度でも所定値K0より大きくなると、ステ
ップ502における「NO」との判定のもとにステップ
504にてカウント値CNT4が値“0”にリセットさ
れて上記計測がやり直されるようになっている。これに
より、厨芥の加熱乾燥処理が、各温度センサ47,48
による検出温度の差が連続的に所定値K0以下となった
ときにのみ終了制御されるようになって、より的確に終
了するようになっている。しかし、簡単のために、上記
ステップ504のリセット処理を省略して、単に加熱乾
燥処理の開始以後の延べ回数にもとづき加熱乾燥処理を
終了させるようにしても、本発明による効果を相応に期
待することができる。
【0048】また、同実施形態においては、熱風の温度
と水蒸気の温度の差が所定値K0以下になることを厨芥
内の水分の蒸発の完了を判定する条件として採用した
が、簡単のために、単に水蒸気の温度が所定温度以上と
なったか否かを同条件として採用するようにしても、本
発明による効果を相応に期待することができる。この場
合、前記ステップ501においては水蒸気温度センサ4
8による検出温度のみを入力するようにし、前記ステッ
プ502においては同入力した水蒸気温度センサ48に
よる検出温度が所定温度以上となったか否かを判定する
ようにするとよい。
【0049】なお、上記厨芥の加熱乾燥処理中、すなわ
ちメインプログラムにおけるステップ122〜126の
循環処理中に、上述のように正常に加熱乾燥処理を終了
させることなく停電などによって電源の供給が停止され
てこの厨芥処理装置の運転が停止した場合、電気制御回
路70は、電源の供給の復帰時に、図示しないプログラ
ムの実行により、上記加熱乾燥処理を継続して再開す
る。これにより、タンク11内に未処理の厨芥が滞留す
ることが回避されるため、この厨芥処理装置の使い勝手
が向上する。
【0050】上記加熱乾燥処理の終了後、電気制御回路
70は、プログラムを図9のステップ133以降へ進め
て、加熱乾燥処理後のタンク11内の厨芥を冷却する処
理を開始する。電気制御回路70は、ステップ133に
て第5タイマ75をリセットスタートして計時を開始さ
せた後、ステップ134〜138からなる循環処理を繰
返し実行する。
【0051】ステップ134においては、連続撹拌処理
を実行する。この連続撹拌処理は、所定時間(例えば、
30秒)毎にその方向を切換えながら撹拌モータ31を
連続的に回転させ続けて、撹拌部材20を連続的に回転
させ続けてタンク11内の厨芥を撹拌する処理である。
なお、この連続撹拌処理における各制御は、プログラム
の進行を止めることなく、このステップ134〜138
の循環処理中に随時実行されるものである。
【0052】ステップ136においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。そ
して、このとき投入口11aが閉じられており、投入口
状態検出スイッチ15がオン状態にあれば、電気制御回
路70は「YES」と判定してプログラムをステップ1
38へ進める。ステップ138においては、上記ステッ
プ133にてリセットスタートされた第5タイマ75の
計時が予め設定された第1所定時間T1(例えば、10
分)に達しているか否かを判定する。そして、このとき
この厨芥を冷却する処理の開始から第1所定時間T1が
経過しておらず、第5タイマ75の計時が同所定時間T
1に達していなければ、電気制御回路70は「NO」と
判定してプログラムを再びステップ134以降へ進め
る。
【0053】上記ステップ134〜138の循環処理
中、前記図8のステップ114にて開始された熱風ファ
ン42及び排気ファンの回転は継続しており、同各回転
によりタンク11の内気はその一部を大気中に放出させ
ながら循環し続けている。したがって、このとき、加熱
乾燥処理後のタンク11内の厨芥は、タンクヒータ12
及び熱風ヒータ46の余熱により加熱乾燥されながら、
徐々に冷却される。これにより、後述する同厨芥の排出
時に、同厨芥を収容する容器18内のゴミ袋が同厨芥の
熱で溶けるなどの不具合が回避され、同厨芥が扱いやす
くなる。
【0054】上記ステップ134〜138の循環処理
中、この厨芥を冷却する処理の開始から第1所定時間T
1が経過して、上記ステップ133にてリセットスター
トした第5タイマ75の計時が同所定時間T1に達した
場合、ステップ138における「YES」との判定のも
とに、電気制御回路70はプログラムをステップ140
以降へ進めて同処理を終了する。ステップ140におい
ては、撹拌モータ31、熱風ファンモータ43及び排気
ファンモータ52の作動を停止させるとともに、加熱乾
燥処理ランプ61dを消灯する。
【0055】なお、上記ステップ134〜138の循環
処理中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッ
チ15がオフ状態となった場合、ステップ136におけ
る「NO」との判定のもとに、電気制御回路70はプロ
グラムを前述したステップ128以降へ進めてこの厨芥
を冷却する処理を中止する。
【0056】上記厨芥を冷却する処理の終了後、電気制
御回路70は、ステップ146にて、容器セットスイッ
チ19がオン状態にあるか否かを判定する。そして、こ
のとき容器18が排出口11bからの厨芥の導入が不可
能な状態にあって容器セットスイッチ19がオフ状態に
あれば、「NO」と判定してプログラムを前記図7のス
テップ102以降へ進める。一方、このとき容器18が
排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあって容
器セットスイッチ19がオン状態にあれば、「YES」
と判定してプログラムを図10のステップ148以降へ
進め、上記冷却した加熱乾燥処理後の厨芥を容器18内
に排出する処理を開始する。
【0057】電気制御回路70は、ステップ148に
て、第5タイマ75をリセットスタートして計時を開始
させる。ステップ150においては、排出ランプ61e
を点灯させる。ステップ152においては、排出口開状
態検出センサ16gが排出口11bの開状態を検出する
まで排出口蓋モータ16eを作動させて、排出口11b
を開状態にする。ステップ154においては、撹拌モー
タ31を逆転させて撹拌部材20を逆方向へ回転させ始
める。そして、これら各処理後、ステップ156〜16
0からなる循環処理を繰返し実行する。
【0058】ステップ156においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。そ
して、このとき投入口11aが閉じられており投入口状
態検出スイッチ15がオン状態にあれば、「YES」と
判定してプログラムをステップ158以降へ進める。ス
テップ158においては、容器セットスイッチ19がオ
ン状態にあるか否かを判定する。そして、このとき容器
18が排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあ
って容器セットスイッチ19がオン状態にあれば、「Y
ES」と判定してプログラムをステップ160以降へ進
める。ステップ160においては、上記ステップ148
にてリセットスタートされた第5タイマ75の計時が予
め設定された第2所定時間T2(例えば、4分)に達し
ているか否かを判定する。そして、このときこの厨芥を
排出する処理の開始から第2所定時間T2が経過してお
らず、第5タイマ75の計時が同所定時間T2に達して
いなければ、電気制御回路70は「NO」と判定してプ
ログラムを再びステップ156以降へ進める。
【0059】上記ステップ156〜160の循環処理
中、上記ステップ154にて開始された撹拌部材20の
逆方向への回転は、連続的に継続されている。これによ
り、タンク11内の厨芥は各羽根23によって排出口1
1bに向けて持ち上げられ、その多くは同各羽根23か
ら滑落して排出口11bを介してタンク11外に排出さ
れる。同排出された厨芥は、ホッパ11b1を介して、
容器18内に取付けられたゴミ袋内に収容される。
【0060】上記ステップ156〜160の循環処理
中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッチ1
5がオフ状態となった場合、又は容器18が傾動されて
排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状態になり、
容器セットスイッチ19がオフ状態となった場合、又は
この厨芥を排出する処理の開始から第2所定時間T2が
経過して、上記ステップ148にてリセットスタートさ
れた第5タイマ75の計時が同所定時間T2に達した場
合、各ステップ156,158,160におけるそれぞ
れ「NO」,「NO」,「YES」との判定のもとに、
電気制御回路70はプログラムをステップ162以降へ
進めて、このタンク11内の厨芥を排出する処理を終了
する。ステップ162においては、撹拌モータ31を停
止させるとともに、排出ランプ61eを消灯する。そし
て、同処理後、プログラムを再び前記図7のステップ1
02以降へ進める。また、上記容器18内のゴミ袋に収
容された厨芥は、同容器18が傾動した状態(図4の仮
想線の状態)にあるとき、同ゴミ袋と共に取り出され
る。
【0061】また、前記図7のステップ102〜106
の循環処理中、排出スイッチ61cがオン操作された場
合は、電気制御回路70はステップ106にて「YE
S」と判定し、容器18が排出口11bからの厨芥の導
入可能な状態にあって容器セットスイッチ19がオン状
態にあることを条件にプログラムをステップ148以降
へ進め、上記加熱乾燥処理を介さず直接タンク11内の
厨芥を排出する処理を開始する。
【0062】なお、上記実施形態においては、熱風ファ
ン42の下流に熱風ヒータ46を配設して、熱風ファン
42によりタンク11内の厨芥に送られる空気を熱風ヒ
ータ46により加熱するようにしたが、逆に、熱風ファ
ン42の上流に熱風ヒータ46を設けて、熱風ヒータ4
6により加熱された空気を熱風ファン42によりタンク
11内の厨芥に送るようにしてもよい。
【0063】また、上記実施形態においては、高温設定
スイッチ61b1及び低温設定スイッチ61b2の二個
のスイッチによって厨芥を加熱する温度を二通りに設定
できるようにしたが、さらにスイッチを設けて、厨芥を
加熱する温度を三通り以上に設定できるようにしてもよ
い。これによれば、厨芥の種類や状態に応じてより細や
かに加熱温度を設定できるようになり、より効率的に厨
芥を加熱乾燥処理できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る厨芥処理装置を示
す正面図である。
【図2】 前記厨芥処理装置の右側面図である。
【図3】 前記厨芥処理装置の内部構成を示した部分破
断正面図である。
【図4】 前記厨芥処理装置の部分破断右側面図であ
る。
【図5】 (A)は図4の排出口の閉状態を示す右側面
図であり、(B)は同排出口の開状態を示す右側面図で
ある。
【図6】 前記厨芥処理装置の電気制御部の全体を示す
ブロック図である。
【図7】 図6の電気制御回路にて実行されるメインプ
ログラムの最初の部分を示すフローチャートである。
【図8】 前記メインプログラムの2番目の部分を示す
フローチャートである。
【図9】 前記メインプログラムの3番目の部分を示す
フローチャートである。
【図10】 前記メインプログラムの4番目の部分を示
すフローチャートである。
【図11】 図6の電気制御回路にて実行される第1タ
イマインタラプトプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図12】 図6の電気制御回路にて実行される第2タ
イマインタラプトプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図13】 図6の電気制御回路にて実行される第3タ
イマインタラプトプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図14】 図6の電気制御回路にて実行される第4タ
イマインタラプトプログラムを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…収容槽、11…タンク、12…タンクヒータ、1
3…タンク温度センサ、20…撹拌部材、30…駆動装
置、40…熱風循環装置、42…熱風ファン、43…熱
風ファンモータ、46…熱風ヒータ、47…熱風温度セ
ンサ、48…水蒸気温度センサ、50…排気装置、53
a…触媒、53b…触媒ヒータ、53c…触媒温度セン
サ、60…制御ボックス、70…電気制御回路(マイク
ロコンピュータ)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容槽に収容した厨芥を加熱乾燥処理する
    厨芥処理装置において、 所定箇所に設けられて同箇所の温度を検出する温度セン
    サと、 前記温度センサにより検出された所定時間おきの温度が
    所定の温度条件を複数の所定回数だけ満たしたとき運転
    状態を切換え制御する運転状態制御手段とを設けたこと
    を特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】厨芥を収容する収容槽と、前記収容槽を加
    熱することによって前記収容された厨芥を加熱する収容
    槽加熱手段とを備えた厨芥処理装置において、 前記収容槽の温度を検出する収容槽温度センサと、 前記収容槽加熱手段の作動中に前記収容槽温度センサに
    より検出された所定時間おきの温度が複数の所定回数だ
    け所定の上限温度以上となったとき同収容槽加熱手段を
    非作動状態に切換え制御するとともに、前記収容槽加熱
    手段の非作動中に前記収容槽温度センサにより検出され
    た所定時間おきの温度が複数の所定回数だけ所定の下限
    温度以下となったとき同収容槽加熱手段を作動状態に切
    換え制御する収容槽加熱制御手段とを設けたことを特徴
    とする厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】厨芥を収容する収容槽と、前記収容された
    厨芥に空気を送る送風手段と、前記送風手段により厨芥
    に送られる空気を加熱することによって前記収容された
    厨芥を加熱する熱風加熱手段とを備えた厨芥処理装置に
    おいて、 前記熱風加熱手段により加熱された空気の温度を検出す
    る熱風温度センサと、 前記熱風加熱手段の作動中に前記熱風温度センサにより
    検出された所定時間おきの温度が複数の所定回数だけ所
    定の上限温度以上となったとき同熱風加熱手段を非作動
    状態に切換え制御するとともに、前記熱風加熱手段の非
    作動中に前記熱風温度センサにより検出された所定時間
    おきの温度が複数の所定回数だけ所定の下限温度以下と
    なったとき同熱風加熱手段を作動状態に切換え制御する
    熱風加熱制御手段とを設けたことを特徴とする厨芥処理
    装置。
  4. 【請求項4】厨芥を収容する収容槽と、前記収容された
    厨芥を加熱する厨芥加熱手段と、前記収容された厨芥か
    ら発生した気体を脱臭する触媒と、前記厨芥から発生し
    た気体を前記触媒により脱臭される前に加熱して前記脱
    臭の効率を向上させる触媒加熱手段とを備えた厨芥処理
    装置において、 前記厨芥から発生して触媒加熱手段により加熱された気
    体の温度を検出する触媒温度センサと、 前記触媒加熱手段の作動中に前記触媒温度センサにより
    検出された所定時間おきの温度が複数の所定回数だけ所
    定の上限温度以上となったとき同触媒加熱手段を非作動
    状態に切換え制御するとともに、前記触媒加熱手段の非
    作動中に前記触媒温度センサにより検出された所定時間
    おきの温度が複数の所定回数だけ所定の下限温度以下と
    なったとき同触媒加熱手段を作動状態に切換え制御する
    触媒加熱制御手段とを設けたことを特徴とする厨芥処理
    装置。
  5. 【請求項5】厨芥を収容する収容槽と、前記収容された
    厨芥を加熱乾燥処理する加熱乾燥処理手段と、前記加熱
    乾燥処理手段を作動状態に切換え制御して前記厨芥の加
    熱乾燥処理を開始させる開始制御手段とを備えた厨芥処
    理装置において、 前記収容された厨芥から発生した水蒸気の温度を検出す
    る水蒸気温度センサと、 前記加熱乾燥処理手段の作動中に前記水蒸気温度センサ
    により検出された所定時間おきの温度が所定の温度条件
    を複数の所定回数だけ満たしたとき同加熱乾燥処理手段
    を非作動状態に切換え制御して前記厨芥の加熱乾燥処理
    を終了させる終了制御手段とを設けたことを特徴とする
    厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】前記請求項5に記載の厨芥処理装置におい
    て、 前記加熱乾燥処理手段を、前記収容された厨芥に空気を
    送る送風手段と、前記送風手段により厨芥に送られる空
    気を加熱する熱風加熱手段とにより構成し、 さらに、前記熱風加熱手段により加熱された空気の温度
    を検出する熱風温度センサを設け、 前記終了制御手段が加熱乾燥処理手段を非作動状態に切
    換え制御する所定の温度条件を、前記熱風温度センサに
    より検出された温度と前記水蒸気温度センサにより検出
    された温度との差が所定値以下になることとしたことを
    特徴とする厨芥処理装置。
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JP2004141787A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 厨芥処理機

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