JP3233866B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP3233866B2
JP3233866B2 JP00241397A JP241397A JP3233866B2 JP 3233866 B2 JP3233866 B2 JP 3233866B2 JP 00241397 A JP00241397 A JP 00241397A JP 241397 A JP241397 A JP 241397A JP 3233866 B2 JP3233866 B2 JP 3233866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥を加熱乾燥処
理するための厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平5
−155681号公報に示されているように、始動に当
たって送風器及び加熱器を作動させることにより収容槽
に収容された厨芥に熱風を送り、同厨芥を加熱乾燥処理
するようにしている。そして、同加熱乾燥処理中、厨芥
内の水分の蒸発が完了すると同厨芥から発生する水蒸気
の温度が上昇する現象を利用して、同水蒸気及び収容槽
の温度が所定温度より高くなったとき、送風器及び加熱
器の作動を停止させて同加熱乾燥処理を終了するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置においては、上記水蒸気及び収容槽の温度は外気の影
響を直接的に受ける。したがって、外気の温度が非常に
大きく変化した場合には、同水蒸気及び収容槽の温度も
同外気の温度に依存して変化するため、的確に厨芥内の
水分の蒸発が完了したときに加熱乾燥処理を終了させる
ことができないという問題が生じていた。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、外気温度の影響を受けるこ
となく、厨芥内の水分の蒸発が完了したときに加熱乾燥
処理を的確に終了させる厨芥処理装置を提供することに
ある。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、厨芥を収容する収容槽と、該収容槽の内部
に外気を導入して同収容槽に収容した厨芥に向けて送風
し循環させる送風器と、該送風器から前記厨芥に向けて
送風される空気を加熱する加熱器と、前記送風器及び加
熱器の作動を制御する制御装置とを備え、前記加熱器に
より加熱された熱風を前記収容槽内にて循環させて前記
厨芥を加熱乾燥処理する厨芥処理装置において、前記加
熱器により加熱された熱風の温度を検出する熱風温度セ
ンサと、前記厨芥から発生する水蒸気の温度を検出する
水蒸気温度センサとを設け、前記制御装置に前記熱風温
度センサにより検出された熱風の温度と前記水蒸気温度
センサにより検出された水蒸気の温度との差が所定値以
下になったとき前記加熱器の作動を停止させる停止制御
手段を設けたことにある。
【0006】上記のように構成した本発明においては、
停止制御手段は、熱風温度センサにより検出された厨芥
に送られる熱風の温度と、水蒸気温度センサにより検出
された厨芥から発生した水蒸気の温度との差が所定値以
下になったとき、加熱器の作動を停止させる。この場
合、上記厨芥に送られる熱風の温度と厨芥から発生した
水蒸気の温度との差は、厨芥内に含まれていた水分が蒸
発したときに使われた熱量(気化熱)を表しており、厨
芥内に含まれる水分が減少して同厨芥から発生する水蒸
気が減少すれば小さくなる。すなわち、これによれば、
外気の温度の影響を受けることなく、厨芥内の水分量を
直接的に検出していることになる。言い換えれば、外気
の温度が変化した場合には上記熱風の温度及び水蒸気の
温度が同外気の温度の変化分だけ同時に変化するので、
同変化が相殺されてその影響を受けることがない。その
結果、外気の温度の影響を受けることなく、厨芥内の水
分の蒸発が完了したときに加熱乾燥処理を的確に終了さ
せることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1及び図2は同実施形態に係る厨
芥処理装置の外観を示しており、図3及び図4は同厨芥
処理装置の外装パネルを外した内部構成を示している。
この厨芥処理装置は、収容槽10、撹拌部材20、駆動
装置30、熱風循環装置40、排気装置50及び制御ボ
ックス60を備えており、収容槽10内に投入される厨
芥(図示省略)を加熱及び撹拌して加熱乾燥処理するよ
うに構成されている。
【0008】収容槽10は、厨芥を収容するタンク11
を備えている。タンク11は、底部を半円筒状に形成し
てなり、フレーム90に一体的に組付けられている。タ
ンク11の底部の外側には、同タンク11の底部を加熱
するタンクヒータ12が組付けられているとともに、同
タンク11の底部の温度を検出するタンク温度センサ1
3も組付けられている。
【0009】タンク11の前面上部には、同タンク11
内に厨芥を投入するための投入口11aが設けられてい
るとともに、同投入口11aを開閉可能に投入口蓋14
が組付けられている。投入口蓋14は、上端外側に同蓋
14を開閉操作するためのバーハンドル14aを備えて
いるとともに、裏面にロック機構(図1に鍵穴14bの
み図示)を備えている。同ロック機構は、鍵穴14bに
挿入されるキーにより、投入口11aが開かれることを
許容または禁止する。また、投入口蓋14の内側には、
投入される厨芥をタンク11内へ導くシュート14cが
組付けられている。また、タンク11には、投入口状態
検出スイッチ15も組付けられている。投入口状態検出
スイッチ15は、投入口蓋14により投入口11aが閉
じられているときオン状態となるとともに、同投入口1
1aが開かれているときオフ状態となる。
【0010】タンク11の前面中間部には、同タンク1
1から加熱乾燥処理後の厨芥を排出するための排出口1
1bが設けられているとともに、同排出口11bを開閉
するための排出口蓋16が設けられている。排出口蓋1
6は、図5に詳細に示すように、上端にてヒンジ16a
を介してタンク11に揺動可能に組付けられているとと
もに、下端部の左右両端にそれぞれ外側に向けて突出し
たピン16b,16bを備えている。各ピン16b,1
6bはそれぞれカムプレート16c,16cに設けられ
たL字状の長孔16c1,16c1をそれらの内周面に
沿って摺動可能に貫通しており、各カムプレート16
c,16cは左右方向に延設された軸16dに固着され
ている。軸16dは、下方に開口を有してなりタンク1
1に組付けられたカバー17(図1,2,4にて図示)
内適宜箇所に同軸16d回りに回動可能に組付けられて
おり、カバー17内に設けた排出口蓋モータ16eによ
り回動されるようになっている。したがって、排出口蓋
16は、排出口蓋モータ16eの回転により左右一対の
カムプレート16c,16cを介して揺動され、排出口
11bを図5(A)に示す閉状態と図5(B)に示す開
状態とに切換える。また、カバー17内には、排出口閉
状態検出センサ16f及び排出口開状態検出センサ16
gも設けられている。各センサ16f,16gはリード
スイッチにより構成され、軸16dに固着されて両カム
プレート16c,16cと共に回動する突出片16hの
近接を感知することにより、それぞれ排出口11bの閉
状態及び開状態を検出する。
【0011】排出口11bの下方には、加熱乾燥処理後
の厨芥を収容するための容器18が配設されている。容
器18は、上端に開口を有するとともに下端にてフレー
ム90に傾動可能に組付けられており、図4の実線の状
態にあるとき、排出口11bから排出された加熱乾燥処
理後の厨芥がホッパ11b1を介して導入されるように
なっている。なお、容器18内には、上記厨芥の導入の
前に予め市販のゴミ袋(図示省略)が脱着可能に取付け
られるようになっている。また、フレーム90には、容
器セットスイッチ19も組付けられている。容器セット
スイッチ19は、容器18が図4の実線の状態にあって
排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあるとき
オン状態となり、容器18が同図4の二点鎖線の状態に
あって排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状態に
あるときオフ状態となる。
【0012】撹拌部材20は、タンク11の軸線方向に
延設された回転軸21を備えている。回転軸21は、タ
ンク11に軸線回りに回転可能に組付けられているとと
もに同タンク11を貫通し、駆動装置30により回転駆
動される。回転軸21には、同軸21の軸方向の等間隔
位置にて、径方向逆向きに交互に延設された6本の連結
棒22がそれぞれ各内側端にて固着されている。各連結
棒22の各外側端には、横長の板状に形成した羽根23
が、その先端側を連結棒22の延長線に対して撹拌部材
20の正の回転方向(図4における反時計回り方向)側
に約45度だけ傾斜させて固着されている。
【0013】回転軸21のタンク11外に突設した右端
には、同回転軸21と共に回転する回転板24が組付け
られている。回転板24の端部外周には、径方向に延設
された多数の突出部(図示しない)が周方向の等間隔に
て設けられている。また、回転板24の近傍であって上
下位置には、1対の回転位置センサ25,25が配設さ
れている。各回転位置センサ25は、それぞれ回転板2
4の突出部の近接を感知して、撹拌部材20の回転位置
を検出する。
【0014】駆動装置30は、正逆転可能な撹拌モータ
31を備えている。撹拌モータ31は、フレーム90に
組付けられているとともに、スプロケット32、チェー
ン33及びスプロケット34を介して撹拌部材20の回
転軸21に動力伝達可能に接続され、同軸21を正方向
又は逆方向に回転駆動する。
【0015】熱風循環装置40は、タンク11の内気を
循環させて(図3及び図4の幅広の矢印を参照)同タン
ク11底部に収容された厨芥に熱風を送り、同厨芥を加
熱するものである。熱風循環装置40は、タンク11内
の上端背面側に設けた還流ダクト41を有する。還流ダ
クト41は、前面上部に左右方向に長い流入口41aを
有するとともに、下面後方に左右方向に長い流出口41
bを有し、内部に熱風ファン42を収容している。熱風
ファン42は、タンク11外に組付けた熱風ファンモー
タ43により回転駆動され、流入口41aからタンク1
1上方の内気を環流ダクト41内に導入するとともに、
環流ダクト41の右側前面下部に組付けた吸気ダクト4
4から収容槽10の外気を環流ダクト41内に導入し、
導入した空気を流出口41bから導出する。還流ダクト
41の下面前方には、左右方向に長い誘導板45が組付
けられている。誘導板45は、還流ダクト41の流出口
41bから下方に導出された空気をタンク11内の厨芥
に導くとともに、同厨芥から発生して上方に向けて流れ
る水蒸気を環流ダクト41の流入口41a及び排気装置
50に導く。誘導板45とタンク11の背壁との間に形
成された上記厨芥に導かれる空気の通路には、同空気を
加熱して熱風とする熱風ヒータ46が設けられている。
【0016】また、熱風循環装置40は、熱風温度セン
サ47及び水蒸気温度センサ48も備えている。熱風温
度センサ47は熱風ヒータ46の下方に設けられて、同
ヒータ46によって加熱されてタンク11内の厨芥に送
られる熱風の温度を検出する。水蒸気温度センサ48は
還流ダクト41の流入口41a近傍に設けられて、上記
厨芥から発生して誘導板45により同流入口41aに導
かれた水蒸気の温度を検出する。
【0017】排気装置50は、タンク11の内気の一部
を大気中に放出するものであり、タンク11の上方に設
けられてタンク11内に連通した排気ダクト51を有す
る。排気ダクト51は、同ダクト51外に組付けた排気
ファンモータ52によって回転駆動される排気ファン
(図示省略)を収容している。同排気ファンは、タンク
11の内気を脱臭装置53及び放出ダクト54を介して
大気中に放出する。脱臭装置53は、排気ファンにより
送出されたタンク11の内気を脱臭した上で通過させる
ものであり、通過する内気に含まれる厨芥から発生した
ガスや水蒸気を酸化及び分解するための触媒53aと、
同触媒53aの上流にて同触媒53aを通過する空気を
加熱するための触媒ヒータ53bとを収容している。ま
た、触媒ヒータ53bと触媒53aの間には触媒温度セ
ンサ53cが設けられている。触媒温度センサ53c
は、上記触媒ヒータ53bにより加熱された空気の温度
を検出する。
【0018】制御ボックス60には、使用者が操作する
ためのパネル61が組付けられている。パネル61は、
起動スイッチ61a、排出スイッチ61b、乾燥処理ラ
ンプ61c及び排出ランプ61dを備えている。起動ス
イッチ61aは、厨芥の加熱乾燥処理を指示するための
スイッチである。排出スイッチ61bは、厨芥の排出を
指示するためのスイッチである。加熱乾燥処理ランプ6
1cは、厨芥の加熱乾燥処理中に点灯するランプであ
る。排出ランプ61dは、厨芥の排出中に点灯するラン
プである。
【0019】制御ボックス60内には、図6に示すよう
に、上記各ヒータ12,46,53b、センサ13,1
6f,16g,25,25,47,48,53c、スイ
ッチ15,19、モータ16e,31,43,52及び
パネル61に接続された電気制御回路70が設けられて
いる。電気制御回路70はマイクロコンピュータにより
構成され、図7〜11に示すフローチャートに対応した
プログラムを実行し、各ヒータ12,46,53b及び
モータ16e,31,43,52の作動を制御する。ま
た、電気制御回路70は、第1及び第2タイマ71,7
2を内蔵している。第1タイマ71は時間を計測し、所
定時間毎にタイマインタラプト信号を発生して電気制御
回路70に図11のタイマインタラプトプログラムを実
行させる。第2タイマ72は、後述する厨芥の冷却処理
及び排出処理の終了時間を計測するためのものである。
【0020】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を図7〜11のフローチャートを用いて説明する。図
示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路7
0は、図7のステップ100にてプログラムの実行を開
始するとともに、ステップ102〜106からなる循環
処理を繰返し実行し続けて、投入口11aが閉じられて
いて投入口状態検出スイッチ15がオン状態にあること
を条件に、起動スイッチ61a又は排出スイッチ61b
の操作を待ち続ける。そして、同循環処理中、投入口1
1aから厨芥がタンク11内に投入された後、同投入口
11aが閉じられて投入口状態検出スイッチ15がオン
状態になり、さらに起動スイッチ61aがオン操作され
ると、ステップ104にて「YES」と判定してプログ
ラムを図8のステップ110以降へ進め、厨芥の加熱乾
燥処理を開始する。
【0021】電気制御回路70は、ステップ110に
て、加熱乾燥処理ランプ61cを点灯させる。ステップ
112においては、排出口閉状態検出センサ16fが排
出口11bの閉状態を検出するまで排出口蓋モータ16
eを作動させて、排出口11bを閉状態にする。ステッ
プ114においては、タンクヒータ12、撹拌モータ3
1、熱風ファンモータ43、熱風ヒータ46、排気ファ
ンモータ52及び触媒ヒータ53bの作動を開始させ
る。これにより、タンク11の底部が加熱され始めると
ともに、熱風が同タンク11内の厨芥に向けて送られ始
め、同厨芥の加熱が開始される。また、これと同時に、
同厨芥が撹拌部材20により撹拌され始めるとともに、
タンク11の内気の一部が脱臭装置53を介して大気中
に放出され始める。ステップ116においては、タイマ
71によるインタラプトの受付を許容し始める。これに
より、以後、電気制御回路70は、このプログラムの実
行中、後述する図11に示すタイマインタラプトプログ
ラムを所定時間毎に割込み実行するようになる。そし
て、上記ステップ116の各処理後、ステップ118〜
126からなる循環処理を繰返し実行する。
【0022】ステップ118においては、タンクヒータ
制御処理を実行する。このタンクヒータ制御処理は、タ
ンク温度センサ13の検出に基づいて、タンク11の底
部の温度が上昇して所定の上限温度(例えば、130
℃)に達したときタンクヒータ12の作動を停止させ、
同停止後同タンク11の底部の温度が所定の下限温度
(例えば、127℃)以下まで下降したとき同作動を再
開させる処理である。これにより、このステップ118
〜126の循環処理中、タンク11の底部の温度は上記
所定の上限温度と下限温度の間に保たれて、タンク11
内の厨芥が加熱される。
【0023】ステップ120においては、触媒ヒータ制
御処理を実行する。この触媒ヒータ制御処理は、触媒温
度センサ53cにより検出される温度が上昇して所定の
上限温度(例えば、600℃)に達したとき触媒ヒータ
53bの作動を停止させ、同検出温度が所定の下限温度
(例えば、400℃)以下まで下降したとき同作動を再
開させる処理である。これにより、このステップ118
〜126の循環処理中、大気中に放出されるタンク11
の内気の触媒53aを通過するときの温度が上記所定の
上限温度と下限温度の間に保たれるため、同触媒53a
の脱臭効率が安定する。
【0024】ステップ122においては、撹拌モータ制
御処理を実行する。この撹拌モータ制御処理は、回転位
置検出センサ25,25による攪拌部材20の回転位置
の検出を用いながら撹拌モータ31を制御し、同撹拌部
材20に所定の回転動作を行わせてタンク11内の厨芥
を撹拌させるものである。具体的には、この加熱乾燥処
理が開始されてから所定時間(例えば、3分)が経過す
るまでの間は、所定時間(例えば、30秒)毎にその方
向を切換えながら、撹拌部材20を連続的に回転させ続
ける。これにより、加熱乾燥処理する厨芥を予め粉砕す
るとともにタンク11内に全体的に均質化させる。そし
て、この回転動作の終了後、同終了から所定時間(例え
ば、3時間)が経過するまでの間、所定時間(例えば、
3分)毎にその方向を切換えながら、撹拌部材20に3
60度未満の所定角度(例えば、45度)だけ回転して
所定時間(例えば、22.5秒)だけ停止する回転動作
を繰返させる。これにより、加熱乾燥処理の初期におけ
る水分を多く含んだ厨芥を、過度に撹拌しすぎて表面積
を小さくしすぎ同加熱乾燥処理の効率を低下させたり、
静止させすぎて焦げつかせタンク11の底部内壁に固着
させたりすることを回避した上で、効率的に撹拌する。
さらに、この回転動作の終了後、所定回数(例えば、1
回)毎にその方向を切換えながら、撹拌部材20に所定
数(例えば、3)だけ回転して所定時間(例えば、5
秒)だけ停止する動作を繰返させる。これにより、加熱
乾燥処理の後期における水分量の減少した厨芥を、表面
のみを乾燥させすぎて同加熱乾燥処理の効率を低下させ
たり、静止させすぎて焦げつかせタンク11の底部内壁
に固着させたりすることを回避した上で、効率的に撹拌
する。
【0025】なお、上記ステップ118〜122の各処
理における各制御は、プログラムの進行を止めることな
く、このステップ118〜126の循環処理中に随時実
行されるものである。
【0026】ステップ124においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。そ
して、このとき投入口11aが閉じられており、投入口
状態検出スイッチ15がオン状態にあれば、電気制御回
路70は「YES」と判定してプログラムをステップ1
26へ進める。ステップ126においては、フラグFL
Gの値が“1”であるか否かを判定する。フラグFLG
は、値“1”にて厨芥内の水分の蒸発が完了したことを
表すとともに値“0”にて同蒸発が未完了であることを
表すものであり、図示しない初期設定により最初は値
“0”に設定されている。したがって、加熱乾燥処理の
初期において、電気制御回路70は「NO」と判定して
プログラムを再びステップ118以降へ進める。
【0027】上記ステップ118〜126の循環処理
中、タンク11内の厨芥は、撹拌部材20により撹拌さ
れながら、タンクヒータ12により加熱されたタンク1
1の底部及び熱風ヒータ46により加熱された熱風によ
って加熱され、加熱乾燥処理される。このとき、同厨芥
からは水蒸気が発生し、その一部は流入口41aを介し
て還流ダクト41内に導入されるとともに、その一部は
脱臭装置53により脱臭された上で大気中に放出され
る。
【0028】上記ステップ118〜126の循環処理
中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッチ1
5がオフ状態となった場合、ステップ124における
「NO」との判定のもとに、電気制御回路70はプログ
ラムを図9のステップ128以降へ進める。ステップ1
28においては、タンクヒータ12、撹拌モータ31、
熱風ファンモータ43、熱風ヒータ46、排気ファンモ
ータ52及び触媒ヒータ53bの作動をすべて停止させ
る。なお、このとき既に作動を停止しているものについ
ては、その停止状態を保つ。そして、加熱乾燥処理ラン
プ61cを消灯する。そして、同処理後、プログラムを
再び前記図7のステップ102以降へ進める。
【0029】一方、上記ステップ118〜126の循環
処理中、第1タイマ71が所定時間を計測する毎に、電
気制御回路70は図11に示すタイマインタラプトプロ
グラムを割込み実行している。電気制御回路70は、ス
テップ200にて同タイマインタラプトプログラムの実
行を開始した後、ステップ202にて、熱風温度センサ
47により検出された熱風の温度K1及び水蒸気温度セ
ンサ48により検出された水蒸気の温度K2を入力し
て、両温度K1,K2の差K1−K2が予め設定した所
定値K0(例えば、25℃)以下であるか否かを判定す
る。
【0030】上記ステップ118〜126の循環処理
中、タンク11内の厨芥が水分を十分に多く含んでいる
とき、上記厨芥に送られる熱風の熱量は同厨芥内の水分
の蒸発のための気化熱として主に消費され、同厨芥から
発生する水蒸気の昇温には使われない。このため、水蒸
気の温度K2は比較的低く、熱風の温度K1と水蒸気の
温度K2の差K1−K2は所定値K0より大きくなる。
したがって、このとき電気制御回路70は上記ステップ
202にて「NO」と判定し、ステップ204にてカウ
ント値CNT(後に詳述する)を値“0”に設定した
後、ステップ214にて同タイマインタラプトプログラ
ムを終了する。
【0031】一方、上記ステップ118〜126の循環
処理中、タンク11内の厨芥の加熱乾燥処理が進行し、
同厨芥内の水分の蒸発が完了に近づくと、上記熱風の熱
量は上記水蒸気の昇温に主に用いられるようになる。こ
れにより、水蒸気の温度K2が上昇し、熱風の温度K1
と水蒸気の温度K2の差K1−K2が所定値K0以下と
なると、電気制御回路70は上記ステップ202にて
「YES」と判定し、プログラムをステップ206以降
へ進める。
【0032】ステップ206においては、カウント値C
NTに値“1”を加算する。カウント値CNTは、熱風
の温度K1と水蒸気の温度K2の差K1−K2が所定値
K0以下であると判定された回数を計測するためのもの
であり、図示しない初期設定により最初は値“0”に設
定されている。ステップ208においては、同加算した
カウント値CNTが、予め設定した所定値N(例えば、
「5」)に達したか否かを判定する。そして、同カウン
ト値CNTが所定値Nに達していなければ、「NO」と
判定してステップ214にて同タイマインタラプトプロ
グラムを終了する。
【0033】以後、このタイマインタラプトプログラム
が実行されると、上述のようにステップ202にて「Y
ES」と判定される毎に、ステップ206にてカウント
値CNTが値“1”づつ加算される。そして、同ステッ
プ206の繰返し実行により同カウント値CNTが所定
値Nに達すると、ステップ208における「YES」と
の判定のもとに、電気制御回路70はステップ210に
てフラグFLGを厨芥内の水分の蒸発完了を表す値
“1”に設定するとともに、ステップ212にてカウン
ト値CNTを値“0”にリセットしておく。
【0034】なお、上記ステップ202の繰返し実行
中、一度でも熱風の温度K1と水蒸気の温度K2の差K
1−K2が所定値K0より大きいと判定されると、電気
制御回路70はステップ204にてカウント値CNTを
再び値“0”に設定する。これにより、電気制御回路7
0は、所定値N回だけ連続して、ステップ202におけ
る熱風の温度K1と水蒸気の温度K2の差K1−K2が
所定値K0以下であるとの判定を繰返した場合にのみ、
厨芥内の水分の蒸発を完了とするようにしている。
【0035】上記ステップ210におけるフラグFLG
の設定により、電気制御回路70は、上記図8のステッ
プ118〜126の循環処理中、次にステップ126の
判定処理を実行したとき「YES」と判定し、プログラ
ムをステップ130へ進めてこの加熱乾燥処理を終了す
る。ステップ130においては、タンクヒータ12、熱
風ヒータ46及び触媒ヒータ53bの作動を停止させ
る。なお、このとき既に作動を停止しているものについ
ては、その停止状態を保つ。
【0036】上述のように、同実施形態において、電気
制御回路70は、ステップ118〜126の循環処理
中、すなわち厨芥の加熱乾燥処理中、所定時間毎に図1
1のステップ202の判定処理を実行し、熱風温度セン
サ47により検出される同厨芥に送られる熱風の温度K
1と、水蒸気温度センサ48により検出される同厨芥か
ら発生した水蒸気の温度K2との差K1−K2が、所定
値K0以下であるか否かを判定する。そして、上記熱風
の温度K1と水蒸気の温度K2との差K1−K2が所定
値K0以下となったとき、厨芥内の水分の蒸発を完了と
してステップ210にてフラグFLGを設定し、図8の
ステップ130にてタンクヒータ12及び熱風ヒータ4
6の作動を停止させて同厨芥の加熱乾燥処理を終了させ
る。
【0037】この場合、上記熱風の温度K1と水蒸気の
温度K2との差K1−K2は、厨芥内の水分の蒸発のた
めに使われた熱量(気化熱)を表しており、厨芥内の水
分が減少して同厨芥から発生する水蒸気が減少すれば小
さくなる。すなわち、これによれば、外気の温度の影響
を受けることなく、上記厨芥内の水分量を直接的に検出
していることになる。言い換えれば、外気の温度が変化
した場合には上記熱風の温度K1及び水蒸気の温度K2
が同外気の温度の変化分だけ同時に変化するため、同変
化が相殺されてその影響を受けることがない。その結
果、外気の温度の影響を受けることなく、厨芥内の水分
の蒸発が完了したときに加熱乾燥処理を的確に終了させ
ることができる。
【0038】また、上述のように熱風の温度K1と水蒸
気の温度K2の差K1−K2が所定値K0以下となった
と判定して厨芥内の水分の蒸発を完了とする場合には、
同判定が、図11のステップ202が実行される毎に、
すなわち所定時間毎にタイマインタラプトプログラムが
実行される毎に、連続して所定値N回だけ繰返されるこ
とを条件としている。これにより、一時的に熱風の温度
K1が下がったり水蒸気の温度K2が上がったりして上
記差K1−K2が所定値K0以下になった場合に加熱乾
燥処理を終了させてしまうことがなくなるため、同加熱
乾燥処理を常に安定して終了させることができる。
【0039】上記加熱乾燥処理の終了後、電気制御回路
70は、プログラムを図9のステップ132以降へ進め
て、加熱乾燥処理後のタンク11内の厨芥を冷却する処
理を開始する。電気制御回路70は、ステップ132に
て第2タイマ72をリセットスタートして計時を開始さ
せた後、ステップ134〜138からなる循環処理を繰
返し実行する。
【0040】ステップ134においては、連続撹拌処理
を実行する。この連続撹拌処理は、所定時間(例えば、
30秒)毎にその方向を切換えながら撹拌モータ31を
連続的に回転させ続けて、撹拌部材20を連続的に回転
させ続けてタンク11内の厨芥を撹拌する処理である。
なお、この連続撹拌処理における各制御は、プログラム
の進行を止めることなく、このステップ134〜138
の循環処理中に随時実行されるものである。
【0041】ステップ136においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。そ
して、このとき投入口11aが閉じられており、投入口
状態検出スイッチ15がオン状態にあれば、電気制御回
路70は「YES」と判定してプログラムをステップ1
38へ進める。ステップ138においては、上記ステッ
プ132にてリセットスタートされた第2タイマ72の
計時が予め設定された第1所定時間T1(例えば、10
分)に達しているか否かを判定する。そして、このとき
この厨芥を冷却する処理の開始から第1所定時間T1が
経過しておらず、第2タイマ72の計時が同所定時間T
1に達していなければ、電気制御回路70は「NO」と
判定してプログラムを再びステップ134以降へ進め
る。
【0042】上記ステップ134〜138の循環処理
中、前記図8のステップ114にて開始された熱風ファ
ン42及び排気ファンの回転は継続しており、同各回転
によりタンク11の内気はその一部を大気中に放出させ
ながら循環し続けている。したがって、このとき、加熱
乾燥処理後のタンク11内の厨芥は、タンクヒータ12
及び熱風ヒータ46の余熱により加熱乾燥されながら、
徐々に冷却される。これにより、後述する同厨芥の排出
時に、同厨芥を収容する容器18内のゴミ袋が同厨芥の
熱で溶けるなどの不具合が回避され、同厨芥が扱いやす
くなる。
【0043】上記ステップ134〜138の循環処理
中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッチ1
5がオフ状態となった場合、ステップ136における
「NO」との判定のもとに、電気制御回路70は前述し
たステップ128にて熱風ファンモータ43及び排気フ
ァンモータ52の作動を停止させるとともに加熱乾燥処
理ランプ61cを消灯した後、プログラムを前記図7の
ステップ102以降へ進める。
【0044】一方、上記ステップ134〜138の循環
処理中、この厨芥を冷却する処理の開始から第1所定時
間T1が経過して、上記ステップ132にてリセットス
タートされた第2タイマ72の計時が同所定時間T1に
達した場合、ステップ146における「YES」との判
定のもとに、電気制御回路70はプログラムをステップ
140以降へ進めて同処理を終了する。ステップ140
においては、撹拌モータ31、熱風ファンモータ43及
び排気ファンモータ52の作動を停止させるとともに、
加熱乾燥処理ランプ61cを消灯する。
【0045】上記厨芥を冷却する処理の終了後、電気制
御回路70は、ステップ146にて、容器セットスイッ
チ19がオン状態にあるか否かを判定する。そして、こ
のとき容器18が排出口11bからの厨芥の導入が不可
能な状態にあって容器セットスイッチ19がオフ状態に
あれば、「NO」と判定してプログラムを前記図7のス
テップ102以降へ進める。一方、このとき容器18が
排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあって容
器セットスイッチ19がオン状態にあれば、「YES」
と判定してプログラムを図10のステップ148以降へ
進め、上記冷却した加熱乾燥処理後の厨芥を容器18内
に排出する処理を開始する。
【0046】電気制御回路70は、ステップ148に
て、第2タイマ72をリセットスタートして計時を開始
させる。ステップ150においては、排出ランプ61d
を点灯させる。ステップ152においては、排出口開状
態検出センサ16gが排出口11bの開状態を検出する
まで排出口蓋モータ16eを作動させて、排出口11b
を開状態にする。ステップ154においては、撹拌モー
タ31を逆転させて撹拌部材20を逆方向へ回転させ始
める。そして、これら各処理後、ステップ156〜16
0からなる循環処理を繰返し実行する。
【0047】ステップ156においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。そ
して、このとき投入口11aが閉じられており投入口状
態検出スイッチ15がオン状態にあれば、「YES」と
判定してプログラムをステップ158以降へ進める。ス
テップ158においては、容器セットスイッチ19がオ
ン状態にあるか否かを判定する。そして、このとき容器
18が排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあ
って容器セットスイッチ19がオン状態にあれば、「Y
ES」と判定してプログラムをステップ160以降へ進
める。ステップ160においては、上記ステップ148
にてリセットスタートされた第2タイマ72の計時が予
め設定された第2所定時間T2(例えば、4分)に達し
ているか否かを判定する。そして、このときこの厨芥を
排出する処理の開始から第2所定時間T2が経過してお
らず、第2タイマ72の計時が同所定時間T2に達して
いなければ、電気制御回路70は「NO」と判定してプ
ログラムを再びステップ156以降へ進める。
【0048】上記ステップ156〜160の循環処理
中、上記ステップ154にて開始された撹拌部材20の
逆方向への回転は、連続的に継続されている。これによ
り、タンク11内の厨芥は各羽根23によって排出口1
1bに向けて持ち上げられ、その多くは同各羽根23か
ら滑落して排出口11bを介してタンク11外に排出さ
れる。同排出された厨芥は、ホッパ11b1を介して、
容器18内に取付けられたゴミ袋内に収容される。
【0049】上記ステップ156〜160の循環処理
中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッチ1
5がオフ状態となった場合、又は容器18が傾動されて
排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状態になり、
容器セットスイッチ19がオフ状態となった場合、又は
この厨芥を排出する処理の開始から第2所定時間T2が
経過して、上記ステップ148にてリセットスタートさ
れた第2タイマ72の計時が同所定時間T2に達した場
合、各ステップ156,158,160におけるそれぞ
れ「NO」,「NO」,「YES」との判定のもとに、
電気制御回路70はプログラムをステップ162以降へ
進めて、このタンク11内の厨芥を排出する処理を終了
する。ステップ162においては、撹拌モータ31を停
止させるとともに、排出ランプ61dを消灯する。そし
て、同処理後、プログラムを再び前記図7のステップ1
02以降へ進める。また、上記容器18内のゴミ袋に収
容された厨芥は、同容器18が傾動した状態(図4の仮
想線の状態)にあるとき、同ゴミ袋と共に取り出され
る。
【0050】また、前記図7のステップ102〜106
の循環処理中、排出スイッチ61bがオン操作された場
合は、電気制御回路70はステップ106にて「YE
S」と判定し、容器18が排出口11bからの厨芥の導
入可能な状態にあって容器セットスイッチ19がオン状
態にあることを条件にプログラムをステップ148以降
へ進め、上記加熱乾燥処理を介さず直接タンク11内の
厨芥を排出する処理を開始する。
【0051】次に、上記実施形態の変形例について説明
する。上記実施形態においては、タンク11内の厨芥の
加熱乾燥処理中に同厨芥に送る熱風の温度を制御しなか
ったが、同熱風の温度を所定範囲に制御するようにして
もよい。この場合、図12に示すように、上記図8のス
テップ120とステップ124との間にステップ164
の熱風ヒータ制御処理を加えるようにすればよい。
【0052】この熱風ヒータ制御処理は、熱風温度セン
サ47の検出にもとづいて、タンク11内の厨芥に送ら
れる熱風の温度K1が上昇して所定の上限温度(例え
ば、130℃)に達したとき熱風ヒータ46の作動を停
止させ、同停止後同熱風の温度K1が所定の下限温度
(例えば、127℃)以下まで下降したとき同作動を再
開させる処理である。これにより、上記ステップ118
〜128の循環処理中、タンク11内の厨芥に送られる
熱風の温度K1が上記所定の上限温度と下限温度の間に
保たれて、同熱風により同厨芥が加熱される。ただし、
この加熱乾燥処理が開始されてから所定時間(例えば、
1時間)の間は、上記上限温度を高く(例えば、150
℃に)設定しておくことにより、上記熱風の温度K1を
上記高い上限温度まで上昇させる。これにより、厨芥に
含まれる水分を蒸発させる前の厨芥自体を昇温する過程
を短時間で終了させるようにしている。
【0053】上記変形例によっても、上記実施形態にお
ける場合と同様に、外気の温度の影響を受けることな
く、厨芥内の水分の蒸発が完了したときに加熱乾燥処理
を的確に終了させることができる。なお、この場合、上
記熱風の温度K1がほぼ所定の範囲に保たれるため、同
熱風の温度K1と、水蒸気温度センサ48により検出さ
れる厨芥から発生した水蒸気の温度K2との差が所定値
K0以下であるか否かを判定することは、同水蒸気の温
度K2自体が所定温度に達したか否かを判定することと
同等にも考えられる。しかし、本変形例においては、例
えばタンク11内の厨芥が非常に多量であったり、外気
の温度が非常に低いなどして上記熱風の温度K1が上記
所定の範囲内に制御できない場合においても、厨芥内の
水分の蒸発が完了したときに加熱乾燥処理を的確に終了
させることができる。
【0054】なお、上記実施形態及び変形例において
は、熱風ファン42の下流に熱風ヒータ46を配設し
て、熱風ファン42によりタンク11内の厨芥に送られ
る空気を熱風ヒータ46により加熱するようにしたが、
逆に、熱風ファン42の上流に熱風ヒータ46を設け
て、熱風ヒータ46により加熱された空気を熱風ファン
42によりタンク11内の厨芥に送るようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る厨芥処理装置を示
す正面図である。
【図2】 前記厨芥処理装置の右側面図である。
【図3】 前記厨芥処理装置の内部構成を示した部分破
断正面図である。
【図4】 前記厨芥処理装置の部分破断右側面図であ
る。
【図5】 (A)は図4の排出口の閉状態を示す右側面
図であり、(B)は同排出口の開状態を示す右側面図で
ある。
【図6】 前記厨芥処理装置の電気制御部の全体を示す
ブロック図である。
【図7】 図6の電気制御回路にて実行されるメインプ
ログラムの最初の部分を示すフローチャートである。
【図8】 前記メインプログラムの2番目の部分を示す
フローチャートである。
【図9】 前記メインプログラムの3番目の部分を示す
フローチャートである。
【図10】 前記メインプログラムの4番目の部分を示
すフローチャートである。
【図11】 図6の電気制御回路にて実行されるタイマ
インタラプトプログラムを示すフローチャートである。
【図12】 図8の前記メインプログラムの2番目の部
分の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…収容槽、11…タンク、20…撹拌部材、30…
駆動装置、40…熱風循環装置、42…熱風ファン、4
3…熱風ファンモータ、46…熱風ヒータ、47…熱風
温度センサ、48…水蒸気温度センサ、50…排気装
置、60…制御ボックス、70…電気制御回路(マイク
ロコンピュータ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−142634(JP,A) 特開 平8−75355(JP,A) 特開 昭63−315881(JP,A) 特開 平5−155681(JP,A) 特開 平2−26599(JP,A) 特開 平8−192135(JP,A) 特開 平8−303959(JP,A) 特開 平8−75363(JP,A) 特開 平7−96272(JP,A) 特開 平4−350490(JP,A) 実開 平5−22087(JP,U) 特公 平2−35599(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 9/06,25/00 F26B 11/14,21/00 B09B 3/00,5/00 C05F 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を収容する収容槽と、該収容槽の内
    部に外気を導入して同収容槽に収容した厨芥に向けて送
    風し循環させる送風器と、該送風器から前記厨芥に向け
    送風される空気を加熱する加熱器と、前記送風器及び
    加熱器の作動を制御する制御装置とを備え、前記加熱器
    により加熱された熱風を前記収容槽内にて循環させて前
    記厨芥を加熱乾燥処理する厨芥処理装置において、 前記加熱器により加熱された熱風の温度を検出する熱風
    温度センサと、 前記厨芥から発生する水蒸気の温度を検出する水蒸気温
    度センサとを設け、前記制御装置に前記熱風温度センサ
    により検出された熱風の温度と前記水蒸気温度センサに
    より検出された水蒸気の温度との差が所定値以下になっ
    たとき前記加熱器の作動を停止させる停止制御手段を設
    けたことを特徴とする厨芥処理装置。
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