JPH10111074A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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Publication number
JPH10111074A
JPH10111074A JP8264656A JP26465696A JPH10111074A JP H10111074 A JPH10111074 A JP H10111074A JP 8264656 A JP8264656 A JP 8264656A JP 26465696 A JP26465696 A JP 26465696A JP H10111074 A JPH10111074 A JP H10111074A
Authority
JP
Japan
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storage tank
exhaust
temperature
driven
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP8264656A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
隆志 渡邊
Yoshiyuki Hirate
禎之 平手
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥処理動作の初期においては排気量を制限
して、この厨芥処理装置からの臭い漏れを少なくする。 【解決手段】 収容タンク10の底部を加熱する第1加
熱手段15と、回転駆動装置30により収容タンク10
の底部の内壁に沿って回転駆動される撹拌部材20と、
収容タンク10内の内気を加熱する第2加熱手段45
と、第2加熱手段45にて加熱された内気を循環させる
熱風ファン42と、収容タンク10の内気を外部に排出
させる排気装置50と、排気装置50の上流側に回転駆
動される排気ファン51aと、同排気ファン51aの下
流側に流入した排気を脱臭する脱臭装置と同脱臭装置を
加熱する第3加熱手段とを備え、乾燥運転開始時の収容
タンク10内の温度が低い時は排気ファン51aを間欠
駆動し、収容タンク10内の温度が高くなると排気ファ
ン51aを連続駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭やレスト
ラン等の厨房から出される生ゴミ、樹脂パック、殻類等
の混在する厨芥を加熱乾燥処理するための厨芥処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の厨芥処理装置の一つとして、底
部が断面半円形状に形成され加熱手段にて加熱される収
容タンクと、この収容タンクに回転自在に組付けられて
回転駆動装置により前記底部の半円形内壁に沿って回転
駆動される撹拌部材とを備えるとともに、前記収容タン
ク内の内気を前記収容タンク外に排出させる排気装置を
備えて、前記収容タンク内に入れた厨芥を撹拌し乾燥さ
せるようにしたものがあり、例えば特開平8−7535
5号公報において提案されている。
【0003】この公報において提案された厨芥処理装置
においては、収容タンク内の上部に吸気送風ファンとこ
の吸気送風ファンの周囲を覆って下方に開口するフード
が配置されていて、この吸気送風ファンが収容タンク外
に設けた駆動装置によって回転駆動されるように構成さ
れている。また、吸気送風ファンの吹き出し側にヒータ
が配置されるとともに、吸い込み側に外気吸入用のダク
トに連通する吸気開口部が設けられていて、吸気送風フ
ァンが回転するとダクトを通して吸気送風ファンに吸い
込まれた外気がヒータによって加熱されて収容タンク内
に入れた厨芥に向けて送風されるように構成されてい
る。さらに、収容タンクの天面には排気ファンを内蔵さ
せた排気筒を設けていて、厨芥から発生する水蒸気を外
部に排出させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した厨芥処理装置
においては、厨芥処理装置の乾燥運転開始時に、排気フ
ァンも同時に回転駆動させて厨芥から発生する水蒸気を
外部に排出させるようにしている。一般的に、未乾燥状
態の厨芥は悪臭を発生させるため、乾燥運転開始時に排
気ファンも同時に回転駆動させると悪臭も同時に外部に
排出される。そのため、周囲環境に悪影響をおよぼすと
いう問題を生じた。
【0005】そこで、排気部に触媒等の脱臭装置を設け
て、排気成分を脱臭してから外部に排気するようにした
ものが提案されるようになった。しかしながら、触媒等
の脱臭装置においては、高温にならないと触媒は活性状
態とならないため、乾燥運転開始時に排気ファンも同時
に回転駆動させると、同様に悪臭も同時に外部に排出さ
れるという問題を生じる。
【0006】本発明は、上記した問題に対処すべくなさ
れたものであって、その目的とするところは、乾燥処理
動作の初期においては排気量を制限して、この厨芥処理
装置からの臭い漏れを少なくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その内部に厨
芥を収容する収容タンクを配設し、同収容タンク内に入
れた厨芥を撹拌して加熱乾燥させるようにした厨芥処理
装置であって、上記目的を達成するために、請求項1に
記載の発明においては、収容タンクの底部を加熱する第
1加熱手段と、この収容タンクに回転自在に組付けられ
て第1回転駆動装置により底部の内壁に沿って回転駆動
される撹拌部材と、収容タンク内の上部に配設されて同
収容タンク内の内気を加熱する第2加熱手段と、第2加
熱手段にて加熱された収容タンク内の内気を第2回転駆
動装置により回転駆動されて同収容タンク内に循環させ
る熱風ファンと、収容タンクの上部に配設されて同収容
タンク内の内気を収容タンク外に排出させる排気装置と
を備え、排気装置の上流側に第3回転駆動装置により回
転駆動される排気ファンを設けるとともに、同排気ファ
ンの下流側に同排気装置内に流入した排気を脱臭する脱
臭装置と同脱臭装置を加熱する第3加熱手段とを設け、
撹拌部材、第1加熱手段、第2加熱手段、熱風ファンお
よび第3加熱手段を駆動すると排気ファンを間欠的に駆
動し、タンク内の温度が予め設定した所定の温度になる
と排気ファンを連続的に駆動するようにしたことにあ
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明においては、
上述した所定の温度は厨芥が蒸発する温度としたことに
ある。さらに、請求項2に記載の発明においては、上述
した脱臭装置は触媒を備えるようにしたことにある。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明によれば、
収容タンク内の温度が予め設定した所定の温度になるま
では、厨芥は第1加熱手段によって下方から加熱乾燥さ
れるとともに、第2加熱手段により加熱された熱風が第
2駆動装置によって回転駆動される熱風ファンによって
上方から加熱乾燥される。そして、収容タンク内の厨芥
に向けて熱風が吹き付けられて循環するとともに、厨芥
から生じた水蒸気は熱風の流れをキャリアとして上方へ
移動して熱風の一部とともに、間欠駆動される排気ファ
ンにより排気装置を通して間欠的に大気中に排出され
る。
【0010】したがって、脱臭装置の温度が低くて脱臭
装置が活性状態となっていない内は、排気ファンは間欠
的に駆動されるため、その排気量は結果的に少なくなる
ため、臭気の排出を極力少なくすることが可能となる。
また、排気ファンを間欠的に駆動することにより、第3
加熱装置により加熱された空気が排気ファンの間欠駆動
により脱臭装置に向けて吹き付けられると、脱臭装置の
温度上昇が速くなって脱臭装置を速く活性状態にするこ
とが可能となる。さらに、外部より吸気しないで排気フ
ァンを間欠的に駆動して収容タンク内の厨芥から発生し
た水蒸気を排気するようにしているので、排気した分だ
け収容タンク内が負圧となり、厨芥からの水蒸気の発生
を促進できるようになって、乾燥時間を短縮することが
可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、収容タン
ク内の温度が厨芥が蒸発する温度になると排気ファンを
連続回転駆動するようにしている。そのため、収容タン
ク内の温度が厨芥が蒸発する温度になれば、脱臭装置は
活性状態となるので、この状態で排気ファンを連続回転
駆動しても排気成分は脱臭装置により完全に脱臭される
こととなるので、この装置から外部に悪臭が排出される
ことが防止できるようになる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、脱臭装置
は触媒を備えているので、脱臭装置内に流入した水蒸気
を含む収容タンク内の内気は触媒により酸化、分解され
て脱臭され、無臭のガスとして外部に排出されることと
なる。このため、この厨芥処理装置より悪臭を発生させ
ることが防止できるようになるとともに、その脱臭装置
の構成が簡単、容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1〜図5に基づいて説明する。図1及び図2は本発明に
よる厨芥処理装置の外観を示し、また図3及び図4は本
発明による厨芥処理装置の外装パネルを外した内部構成
を示していて、この厨芥処理装置は、図3及び図4に詳
細に示したように、収容タンク10と撹拌部材20と第
1回転駆動装置30を備えるとともに、熱風循環装置4
0と排気装置50を備えており、収容タンク10内に入
れられる厨芥(図示省略)が撹拌されるとともに加熱乾
燥されるように構成されている。
【0014】収容タンク10は、前面上部の縦壁に矩形
の投入口11aを有するとともに前面中間部の縦壁に矩
形の排出口11bを有して底部11cが断面半円形状に
形成されたタンク本体11と、このタンク本体11の投
入口11aを開閉可能に密閉するロック機構(図1に鍵
穴19のみ図示されている)付きの投入口蓋12と、タ
ンク本体11の排出口11bを開閉可能に密閉する排出
口蓋13を備えていて、フレーム90に一体的に組付け
られている。
【0015】タンク本体11は、その底部11cの外側
に制御装置60a(図1の右上方隅部に設けた制御ボッ
クス60内に組付けられている。なお、制御ボックス6
0の上面には、電源スイッチ62、起動スイッチ63、
排出スイッチ64、乾燥処理ランプ65、排出ランプ6
6が設けられており、これらの各スイッチおよびランプ
62,63,64,65,66は制御装置60aと接続
されている)によって作動を制御されるタンクヒータ
(第1加熱手段)15が蛇行状に取付けられていて、外
側全体が断熱材(図示省略)によって被覆されており、
この断熱材によって熱の放散防止が図られている。ま
た、タンク本体11の投入口11aと排出口11bは、
その図3左右方向幅がタンク本体11の図3左右方向幅
と略等しくされており、排出口11bに対応してホッパ
ー16とカバー17と容器18が配設されている。
【0016】投入口蓋12は、図1〜図4に示したよう
に、下端にてブラケット81を介してタンク本体11に
傾動可能に組付けられていて、上端外側にはバーハンド
ル12aが取付けられ、また内側には図4に示したよう
に厨芥の投入時に厨芥を収容タンク10内に導くシュー
ト12bが取付けられている。排出口蓋13は、カバー
17に設けた円弧状の貫通長孔17aに沿って移動され
る操作レバー14によって開閉されるようになってい
て、操作レバー14が貫通長孔17aの下端にある場合
には収容タンク10内から厨芥によって外側に押動され
ても閉状態に保持されて開かないようにされるととも
に、操作レバー14が貫通長孔17aに沿って上動され
ることにより開かれるように構成されている。
【0017】ホッパー16は、これを覆うカバー17と
によって排出口11bから容器18に加熱乾燥後の厨芥
を導くためのものであって、カバー17とともにタンク
本体11に固着されている。容器18は、加熱乾燥後の
厨芥を収容するものであって、上端に開口を有してい
て、図4の仮想線にて示したように下端にてフレーム9
0に傾動可能に組付けられており、内部には市販のごみ
袋(図示省略)が脱着可能に組付けられるようになって
いる。
【0018】なお、フレーム90の鍵穴19の近傍に
は、図示しない鍵を鍵穴19に挿入して図示しないロッ
ク機構により投入口蓋12がロックされたことを検出し
てキーロック信号を出力するキーロック検出スイッチ1
9aが設けられている。また、フレーム90の排出口蓋
13の近傍には、排出口蓋13が閉じられたことを検出
して排出口蓋閉信号を出力する排出口蓋検出スイッチ1
1fが設けられている。さらに、フレーム90の容器1
8の近傍には、容器18がセットされたことを検出して
容器セット信号を出力する容器検出スイッチ18aが設
けられている。
【0019】撹拌部材20は、収容タンク10のタンク
本体11に左右一対の軸支装置29を介して回転自在に
組付けられてタンク本体11を貫通する回転軸21と、
この回転軸21の一端にて固着されて径方向に延びる6
本の連結棒22と、これら各連結棒22の先端に固着さ
れて一体的に回転する6枚の羽根23によって構成され
ていて、第1回転駆動装置30により収容タンク10の
底部半円形内壁に沿って回転駆動されるようになってい
る。
【0020】各羽根23は、図3に示したようにそれぞ
れ横長の板であり、回転軌跡が軸方向において一部重合
するようになっている。各軸支装置29は、回転軸21
を回転自在かつ軸方向移動不能に支承するスラスト軸受
及びラジアル軸受(共に図示省略)と、回転軸21とタ
ンク本体11間からの厨芥及び内気(蒸気を含む空気)
の漏れを防止するシール部材(図示省略)等によって構
成されている。
【0021】第1回転駆動装置30は、減速機及びブレ
ーキ付で正逆回転可能な撹拌モータ31と、この撹拌モ
ータ31の出力軸に一体的に組付けた駆動スプロケット
32と、撹拌部材20における回転軸21のタンク本体
11外に突出した右端に一体的に組付けた従動スプロケ
ット33と、両スプロケット32,33を繋ぐチェーン
34によって構成されていて、撹拌モータ31の作動は
制御装置60aによって制御されるようになっている。
また、従動スプロケット33に近接して回転軸21の回
転位置を検出する非接触型の位置検出センサ(例えばフ
ォトカプラー)35がブラケット82を介してタンク本
体11に固着されている。位置検出センサ35は、制御
装置60aに接続されていて、従動スプロケット33の
端部外周に周方向にて等間隔に形成した多数の切欠(図
示省略)によって回転軸21の回転位置を検出するよう
になっている。
【0022】熱風循環装置40は、収容タンク10内の
内気を熱風(図3及び図4に幅広の矢印にて示した)と
して循環させるものであり、タンク本体11内の上端背
面側に設けた還流ダクト41と、この還流ダクト41内
に配設した熱風ファン42と、タンク本体11の右側上
部外側に取付けられて熱風ファン42を回転駆動させる
熱風ファンモータ(第2回転駆動装置)43と、還流ダ
クト41の下面前方に取付けた誘導板44と、この誘導
板44とタンク本体11の背壁間に配設した熱風ヒータ
(第2加熱手段)45と、この熱風ヒータ45によって
加熱された熱風ヒータ45近傍の温度を検出する吐出側
温度センサ46と、循環風の吸込温度を検出する吸込側
温度センサ48とを備えていて、熱風ファンモータ43
と熱風ヒータ45の作動は制御装置60aによって制御
されるようになっている。
【0023】還流ダクト41は、左右方向に長い形状に
形成されていて、前面上部に左右方向に長い流入口41
aを有するとともに下面後方に左右方向に長い流出口4
1bを有しており、右側前面下部には吸気ダクト47が
一体的に組付けられている。熱風ファン42は、熱風フ
ァンモータ43によって図4の矢印にて示した時計方向
に回転されるラインクロスフローファンであり、前側か
ら吸い込んで下方に吐き出すようになっている。
【0024】熱風ファンモータ43は、上方から見てコ
字状に形成されたブラケット83を介してタンク本体1
1に組付けられていて、その出力軸43aは熱風ファン
42の駆動軸42aにトルク伝達可能に嵌合連結されて
いる。なお、出力軸43aには、熱風ファンモータ43
本体を空冷するためのファン43b,43cが一体的に
取付けられている。誘導板44は、図3に示したように
左右方向に長い板であって、図3及び図4にて示したよ
うに還流ダクト41の流出口41bから下方に吐き出さ
れて熱風ヒータ45によって加熱される内気をタンク本
体11の底部11c後方に導くとともに、タンク本体1
1の底部11c前方から上方に向けて流れる内気を上方
に導くものであり、還流ダクト41の下面前方に略垂直
に取付けられている。
【0025】排気装置50は、図5に示すように、タン
ク本体11の上方に設けた排気ダクト51と、この排気
ダクト51の中間部に設けた排気ファン51a(この排
気ファン51aは、例えばシロッコファンからなる)
と、この排気ファン51aを排気ダクト51外から回転
駆動する排気ファンモータ(第3回転駆動装置)52
と、排気ダクト51の排気ファン51aより下流側(排
出側)に設けた脱臭装置53を備えている。脱臭装置5
3内には、触媒ヒータ(第3加熱手段)54と触媒55
と触媒温度センサ56とを備えていて、触媒ヒータ55
と排気ファンモータ52の作動は制御装置60aによっ
て制御されるようになっている。
【0026】触媒ヒータ54はタンク本体11内で発生
したガスや水蒸気を排気ファン51aによって吸い込
み、この吸い込んだガスや水蒸気を触媒55によって酸
化、分解により脱臭される温度まで加熱するとともに、
触媒55が活性状態になる温度まで加熱するために設け
ている。触媒55はハニカム状あるいは格子状に形成し
た活性アルミナに白金族金属を担持したものを使用して
おり、タンク本体11内で発生したガスや水蒸気がその
隙間を通過する際に酸化、分解して、無臭の気体とする
ために設けている。そして、排気ダクト51は、タンク
本体11の左側前方上端にて収容タンク10内に連通し
ていて、収容タンク10内の内気の一部を排気ファン5
1aと脱臭装置53を通して排気口57より大気中に放
出可能となっている。
【0027】図6は制御装置60aとこの制御装置60
aに接続される各種スイッチ、各種センサ、各種ヒー
タ、各種モータおよび各種ランプとの接続構成を示すブ
ロック図である。制御装置60aはCPU,ROM,R
AM,A/D変換器、D/A変換器等からなる周知のマ
イクロコンピュータ61と、タンクヒータ15を駆動す
るタンクヒータ駆動回路61aと、撹拌モータ31を駆
動制御する撹拌モータ駆動回路61bと、熱風ファンモ
ータ43を駆動する熱風ファンモータ駆動回路61c
と、熱風ヒータ45を駆動する熱風ヒータ駆動回路61
dと、排気ファンモータ54を駆動する排気ファンモー
タ駆動回路61eと、触媒ヒータ54を駆動する触媒ヒ
ータ駆動回路61fと、乾燥処理ランプ65を駆動する
乾燥処理ランプ駆動回路61gと、排出ランプ66を駆
動する排出ランプ駆動回路61hとから構成される。
【0028】この制御装置60aには排出口蓋検出スイ
ッチ11f、容器セット検出スイッチ18a、キーロッ
ク検出スイッチ19a、電源スイッチ62、起動スイッ
チ63および排出スイッチ64等の各スイッチから出力
されるスイッチ信号、ならびにタンク温度センサ15
a、回転位置検出センサ35、吐出側温度センサ46、
吸込側温度センサ48および触媒温度センサ56等の各
センサから出力されるセンサ信号が入力され、これらの
各スイッチ信号ならびに各センサ信号に応じてマイクロ
コンピュータ61は各駆動回路61a〜61hに駆動指
令を送出して、各駆動回路61a〜61hを作動させ
る。なお、各温度センサ15a、46、48、56は熱
電対から構成されており、この熱電対の温度差による熱
起電力に対応した電圧が出力されて検出温度となる。
【0029】ついで、上記のように構成した本実施形態
の厨芥処理装置の動作を図7〜図8のフローチャートに
基づいて説明する。なお、図7〜図8はマイクロコンピ
ュータ61の動作を説明するフローチャートであり、こ
のフローチャートに対応したプログラムはマイクロコン
ピュータ61のROMあるいはハードディスク、CD−
ROM、フロッピーディスク等の記憶媒体に予め記憶さ
せている。
【0030】制御ボックス60に設けた電源スイッチ6
2を操作することにより、マイクロコンピュータ61は
ステップ100にて乾燥処理動作のプログラムの実行を
開始する。すると、ステップ102にて、キーロック検
出スイッチ18aがキーロック検出信号を出力したか否
かの判定を行う。ここで、投入口蓋12を開けて所定量
の厨芥を収容タンク10内に入れ、投入口蓋12を閉じ
て、鍵穴19に図示しない鍵を挿入して鍵をロックする
と、キーロック検出スイッチ18aはキーロックを検出
してキーロック検出信号をマイクロコンピュータ61に
出力する。すると、マイクロコンピュータ61はステッ
プ102にて「Yes」と判定してプログラムをステッ
プ104に進める。
【0031】ステップ104においては、マイクロコン
ピュータ61は排出口蓋13が閉じられているか否かの
判定、即ち、排出口蓋検出スイッチ11fが検出信号を
出力しているか否かの判定を行う。排出口蓋検出スイッ
チ11fが検出信号を出力していて、ステップ104に
て「Yes」と判定するとプログラムをステップ106
に進め、排出口蓋検出スイッチ11fが検出信号を出力
していなくて、ステップ104にて「No」と判定する
とプログラムをステップ144に進める。
【0032】ステップ106においては、制御ボックス
60に設けた起動スイッチ63が操作されたか否かの判
定を行う。ここで、起動スイッチ63が操作されると、
起動スイッチ63はオン信号をマイクロコンピュータ6
1に出力するので、ステップ106にて「Yes」と判
定して、プログラムをステップ108に進める。ステッ
プ106にて「No」と判定すると上述のステップ10
2からステップ106までの処理を繰り返し実行する。
【0033】ステップ108においては、マイクロコン
ピュータ61は乾燥処理ランプ駆動回路61gに駆動信
号を送出して、制御ボックス60に設けた乾燥処理ラン
プ65を点灯させる。その後、ステップ110におい
て、マイクロコンピュータ61はタンクヒータ駆動回路
61a、撹拌モータ駆動回路61b、熱風ファンモータ
駆動回路61c、熱風ヒータ駆動回路61d、排気ファ
ンモータ駆動回路61eおよび触媒ヒータ駆動回路61
fに駆動信号を送出して、タンクヒータ15、撹拌モー
タ31、熱風ファンモータ43、熱風ヒータ45、排気
ファンモータ52および触媒ヒータ54を駆動する。こ
れにより、タンクヒータ15、熱風ヒータ45および触
媒ヒータ54が通電されるとともに、撹拌モータ31、
熱風ファンモータ43および排気ファンモータ52が起
動される。
【0034】ついで、ステップ112からステップ12
2までの循環処理を繰り返し実行し、ステップ122に
て収容タンク10内の温度が予め設定した温度(τa)
になると、マイクロコンピュータ61はプログラムをス
テップ124以降に進める。ここで、ステップ112か
らステップ122までの循環処理は次のようにして行
う。即ち、ステップ112においては、マイクロコンピ
ュータ61は排気ファンモータ駆動回路61eに間欠駆
動指令を送出して、排気ファンモータ52を間欠駆動
(オン/オフ制御)させる。具体的には、排気ファンモ
−タ52を一定時間(例えば、3〜6分)回転駆動した
後、一定時間(例えば、20〜50秒)停止させる動作
を繰り返し実行させる。
【0035】ステップ114においては、マイクロコン
ピュータ61はタンクヒータ15を所定の温度に保持す
るため、タンク温度センサ15aが検出した温度が13
0℃になると、マイクロコンピュータ61はタンクヒー
タ駆動回路61aに停止指令を送出してタンクヒータ1
5への通電を停止させるとともに、タンク温度センサ1
5aが検出した温度が127℃になると、タンクヒータ
駆動回路61aに駆動指令を送出してタンクヒータ15
への通電を開始させる。これにより、タンクヒータ15
の温度は127〜130℃の温度範囲になるようにオン
/オフ制御される。
【0036】ステップ116においては、マイクロコン
ピュータ61は熱風ヒータ45を所定の温度に保持する
ため、吐出側温度センサ46が検出した温度が130℃
になると、マイクロコンピュータ61は熱風ヒータ駆動
回路61dに停止指令を送出して熱風ヒータ45への通
電を停止させるとともに、吐出側温度センサ46が検出
した温度が127℃になると、熱風ヒータ駆動回路61
dに駆動指令を送出して、熱風ヒータ45への通電を開
始させる。これにより、熱風ヒータ45の温度が127
〜130℃の温度範囲になるようにオン/オフ制御され
る。
【0037】ところで、上述したタンクヒータ15の温
度を127〜130℃の温度範囲になるように設定し、
熱風ヒータ45の温度を127〜130℃の温度範囲に
なるように設定するのは、厨芥中には油分や樹脂、ビニ
ール類等も含まれていることを考慮すると、樹脂やビニ
ール類等が溶融する温度あるいはガスを発生させる温度
とならないように130℃以下になるように設定するの
が好ましいからである。
【0038】ステップ118においては、マイクロコン
ピュータ61は触媒ヒータ54を所定の温度に保持する
ため、触媒温度センサ56が検出した温度が300℃に
なると、マイクロコンピュータ61は触媒ヒータ駆動回
路61fに停止指令を送出して触媒ヒータ54への通電
を停止させるとともに、触媒温度センサ56が検出した
温度が280℃になると、触媒ヒータ駆動回路61fに
駆動指令を送出して触媒ヒータ54への通電を開始させ
る。これにより、触媒ヒータ54の温度が280〜30
0℃の温度範囲になるようにオン/オフ制御される。こ
のように、触媒ヒータ54の温度が280〜300℃の
温度範囲になるように設定すると、触媒55は常に活性
状態となって触媒反応が促進されるようになる。
【0039】ステップ120においては、まず、マイク
ロコンピュータ61が撹拌モータ駆動回路61bに連続
駆動指令を送出して、撹拌モータ31を連続的に所定の
時間(例えば3分間)正回転(図4の反時計方向の回
転)させる。ついで、所定の時間(例えば3分間)が経
過すると、マイクロコンピュータ61は撹拌モータ駆動
回路61bに分割駆動指令を送出して、撹拌モータ31
を回転位置センサ35の検出信号に基づいて、8分割正
回転(45°毎のステップ正回転)、8分割逆回転(4
5°毎のステップ逆回転)を繰り返し行なわせる。
【0040】このように、撹拌モータ31を所定の時間
の間だけ連続正回転させて羽根23により厨芥を撹拌す
ることにより、厨芥は収容タンク10の低部11cに設
けられたタンクヒータ15による加熱と厨芥に向けて吹
き付けられる熱風により厨芥全体に亘って加熱乾燥され
るようになる。しかしながら、所定の時間以上連続正回
転させて厨芥を撹拌すると、厨芥は団子状になってその
内部の水部が蒸発しなくなるという現象を生じる。その
ため、本実施形態においては、所定の時間が経過する
と、撹拌モータ31の回転を8分割正回転と8分割逆回
転とを交互に繰り返すような制御を行う。これにより、
厨芥は団子状になることなく、厨芥全体から水分が蒸発
するようになる。
【0041】したがって、厨芥は収容タンク10の底部
11cのタンクヒータ15によって下方から加熱乾燥さ
れるとともに、熱風ヒータ45により加熱された熱風が
熱風ファンモータ43によって回転駆動される熱風ファ
ン42と排気ファンモータ52によって間欠回転駆動さ
れる排気ファン51aによって上方から加熱乾燥され
る。そして、収容タンク10内の厨芥に向けて熱風が吹
き付けられて循環するとともに、厨芥から生じた水蒸気
は熱風の流れをキャリアとして上方へ移動して熱風の一
部とともに排気ダクト51と排気ファン51aと脱臭装
置53を通して間欠的に大気中に排出される。
【0042】これにより、触媒55の温度が低くて触媒
55が活性状態となっていない内は、排気ファンモータ
52は間欠的に駆動されるため、その排気量は結果的に
少なくなり、臭気の排出を極力少なくすることが可能と
なる。また、排気ファンモータ52を間欠的に駆動する
ことにより、触媒ヒータ54により加熱された空気が排
気ファン51aの回転駆動により触媒55に向けて吹き
付けられると、触媒55の温度上昇が速くなって触媒5
5を速く活性状態にすることが可能となる。さらに、外
部より吸気しないで排気ファンモータ52を間欠的に駆
動して収容タンク10内の厨芥から発生した水蒸気を排
気するようにしているので、排気した分だけ収容タンク
10内が負圧となり、厨芥からの水蒸気の発生を促進で
きるようになって、乾燥時間を短縮することが可能とな
る。
【0043】ステップ112からステップ122までの
循環処理を繰り返し実行している内に、収容タンク10
内の温度が予め設定した所定の温度τa(例えば、10
0℃に予め設定している)になると、即ち、吸込側温度
センサ48が検出した温度τが予め設定した所定の温度
τaになると、マイクロコンピュータ61はステップ1
22にて「Yes」と判定して、プログラムをステップ
124に進め、ステップ124からステップ134まで
の循環処理を繰り返し実行する。即ち、ステップ124
においては、マイクロコンピュータ61は排気ファンモ
ータ駆動回路61eに連続駆動指令を送出して、排気フ
ァンモータ52を連続駆動する。
【0044】ステップ126においては、ステップ11
4と同様に、マイクロコンピュータ61はタンクヒータ
15を所定の温度に保持するため、タンク温度センサ1
5aが検出した温度が130℃になると、マイクロコン
ピュータ61はタンクヒータ駆動回路61aに停止指令
を送出してタンクヒータ15への通電を停止させるとと
もに、タンク温度センサ15aが検出した温度が127
℃になると、タンクヒータ駆動回路61aに駆動指令を
送出してタンクヒータ15への通電を開始させる。これ
により、タンクヒータ15の温度は127〜130℃の
温度範囲になるようにオン/オフ制御される。
【0045】ステップ128においては、ステップ11
6と同様に、マイクロコンピュータ61は熱風ヒータ4
5を所定の温度に保持するため、吐出側温度センサ46
が検出した温度が130℃になると、マイクロコンピュ
ータ61は熱風ヒータ駆動回路61dに停止指令を送出
して熱風ヒータ45への通電を停止させるとともに、吐
出側温度センサ46が検出した温度が127℃になる
と、熱風ヒータ駆動回路61dに駆動指令を送出して、
熱風ヒータ45への通電を開始させる。これにより、熱
風ヒータ45の温度が127〜130℃の温度範囲にな
るようにオン/オフ制御される。
【0046】ステップ130においては、ステップ11
8と同様に、マイクロコンピュータ61は触媒ヒータ5
4を所定の温度に保持するため、触媒温度センサ56が
検出した温度が300℃になると、マイクロコンピュー
タ61は触媒ヒータ駆動回路61fに停止指令を送出し
て触媒ヒータ54への通電を停止させるとともに、触媒
温度センサ56が検出した温度が280℃になると、触
媒ヒータ駆動回路61fに駆動指令を送出して触媒ヒー
タ54への通電を開始させる。これにより、触媒ヒータ
54の温度が280〜300℃の温度範囲になるように
オン/オフ制御される。このように、触媒ヒータ54の
温度が280〜300℃の温度範囲になるように設定す
ると、触媒55は常に活性状態となって触媒反応が促進
されるようになる。
【0047】ステップ132においては、マイクロコン
ピュータ61は撹拌モータ43の運転制御を行う。即
ち、上述のステップ120にて、8分割正回転(45°
毎のステップ正回転)、8分割逆回転(45°毎のステ
ップ逆回転)を交互に繰り返し行っている間に、マイク
ロコンピュータ61は10分毎にタンクヒータ15への
通電率の演算を行うとともに、マイクロコンピュータ6
1は吐出側温度と吸込側温度の温度差の演算、即ち、吐
出側温度センサ46から出力された検出温度と吸込側温
度センサ48から出力された検出温度とに基づいて、そ
の温度差の演算を行う。
【0048】そして、ステップ124からステップ13
4までの循環処理を繰り返して実行している内に、マイ
クロコンピュータ61が演算したタンクヒータ15への
通電率が所定の通電率(例えば40%)以下となったこ
とを所定回数(例えば2回)検出すると、マイクロコン
ピュータ61は撹拌モータ駆動回路61bに間欠駆動指
令を送出して、撹拌モータ31を間欠正逆回転(例え
ば、30秒間正回転させた後、5秒間停止させ、30秒
間逆回転させた後、5秒間停止させる間欠回転)を交互
に繰り返し行わせる。また、ステップ124からステッ
プ134までの循環処理を繰り返して実行している内
に、マイクロコンピュータ61が演算した吐出側温度と
吸込側温度との温度差が予め設定した温度差(例えば2
5℃)以内となると、乾燥処理動作が終了したものとし
てステップ134にて「Yes」と判定する。
【0049】ここで、タンクヒータ15への通電率が所
定の通電率(例えば40%)以下になるということは、
タンクヒータ15の温度低下率が小さくなることと同義
であるので、結局は、厨芥中の水分がほとんど蒸発して
厨芥はほぼ乾燥状態になったことを意味する。そのた
め、本実施形態においては、8分割正回転と8分割逆回
転とを交互に繰り返した後、タンクヒータ15への通電
率が所定の通電率(例えば40%)以下になると、今度
は厨芥が団子状になる恐れがないため、撹拌モータ31
の回転を間欠正逆回転させて、残りの水分を完全に蒸発
させるようにしている。
【0050】ステップ134にて「Yes」と判定する
と、即ち、乾燥処理の終了を検知すると、プログラムを
ステップ136に進め、タンクヒータ駆動回路61a、
熱風ヒータ駆動回路61dおよび触媒ヒータ駆動回路6
1fに停止指令を送出して、タンクヒータ15、熱風ヒ
ータ45および触媒ヒータ54への通電を停止させると
ともにマイクロコンピュータ61が内蔵するタイマをリ
セットして計時動作を開始させ、プログラムをステップ
138に進める。ステップ138においては、ステップ
136にて計時動作を開始した内蔵タイマの計時値が予
め設定した所定のT1時間(このT1時間は収容タンク
10内をある程度の温度まで冷却するために設定してお
り、例えば10分に予め設定している)を経過したか否
かの判定を行う。
【0051】ステップ138にて「Yes」と判定する
と、プログラムをステップ140に進め、ステップ13
8にて「No」と判定すると、所定のT1時間が経過す
るまでこの処理を繰り返す。ステップ140において
は、マイクロコンピュータ61は撹拌モータ駆動回路6
1b、熱風ファンモータ駆動回路61cおよび排気ファ
ンモータ駆動回路61eにそれぞれ駆動停止指令を送出
して、撹拌モータ31、熱風ファンモータ43および排
気ファンモータ52の駆動をそれぞれ停止させ、プログ
ラムをステップ142に進める。ステップ142におい
ては、マイクロコンピュータ61は乾燥処理ランプ駆動
回路61gに駆動停止指令を送出して、乾燥処理ランプ
65を消灯させた後、ステップ102に戻り、起動スイ
ッチ63が操作されるまで乾燥処理動作を待機状態とす
る。
【0052】乾燥処理動作の待機状態において排出口蓋
13を開動作させると、排出口蓋検出スイッチ11fは
オフ信号を出力することとなるので、マイクロコンピュ
ータ61はステップ104にて「No」と判定してプロ
グラムをステップ144に進める。ステップ144にお
いては、加熱乾燥後の厨芥を収容する容器18がセット
されているか否かの判定、即ち、容器セット検出スイッ
チ18aが検出信号をマイクロコンピュータ61に出力
したか否かの判定を行う。容器セット検出スイッチ18
aが検出信号を出力していると、ステップ144にて
「Yes」と判定してプログラムをステップ146に進
める。ステップ144にて「No」と判定すると、ステ
ップ102に戻り、容器セット検出スイッチ18aが検
出信号を出力するまで上述のステップ102、ステップ
104およびステップ144の処理を繰り返し実行す
る。
【0053】ステップ146においては、制御ボックス
60に設けた排出スイッチ64が操作されたか否かの判
定を行う。排出スイッチ64が操作されてマイクロコン
ピュータ61にオン信号が出力されると、ステップ14
6にて「Yes」と判定してプログラムをステップ14
8に進める。ステップ146にて「No」と判定する
と、ステップ102に戻り、排出スイッチ64がオン信
号を出力するまで上述のステップ102、ステップ10
4、ステップ144および146の処理を繰り返し実行
する。
【0054】ついで、ステップ148にて、マイクロコ
ンピュータ61は排出ランプ駆動回路61hに駆動信号
を送出して排出ランプ66を点灯させた後、ステップ1
50にて、マイクロコンピュータ61は撹拌モータ駆動
回路6bに逆回転駆動信号を送出して、撹拌モータ31
を連続的に逆回転(図3の時計方向の回転)させるとと
もに、内蔵タイマをリセットして計時値の計時動作を開
始させ、プログラムをステップ152に進める。
【0055】撹拌モータ31を連続的に逆回転(図3の
時計方向の回転)させることにより、収容タンク10内
にある加熱乾燥処理後の厨芥が、撹拌部材20の羽根2
3によって排出口11bに向けて持ち上げられるととも
に、一部は羽根23から底部11cに落下するものの残
部は羽根23から排出口11bに向けて滑落して、排出
口11bを通して収容タンク10外に自動的に排出さ
れ、ホッパー16を通して容器18内に収容される。そ
して、容器18内に収容された加熱乾燥処理後の厨芥
は、容器18を図4の仮想線にて示したように傾動した
状態にてごみ袋とともに取り出して適宜に処理すること
ができる。
【0056】ステップ152においては、ステップ15
0にて計時動作を開始した内蔵タイマの計時値が予め設
定した所定のT2時間(このT2時間は加熱乾燥した全
ての厨芥を容器18内に排出する時間であって、例えば
4分に予め設定している)が経過したか否かの判定を行
う。内蔵タイマの計時値が予め設定した所定のT2時間
を経過すると、ステップ152にて「Yes」と判定し
てプログラムをステップ154に進める。ステップ15
2にて「No」と判定すると、T2時間を経過するまで
この処理を繰り返し実行する。
【0057】ステップ154において、マイクロコンピ
ュータ61は撹拌モータ駆動回路6bに駆動停止信号を
送出して、撹拌モータ31の回転駆動を停止させた後、
ステップ156にて、マイクロコンピュータ61は排出
ランプ駆動回路61hに停止信号を送出して排出ランプ
66を消灯させた後、ステップ102に戻り、乾燥処理
動作を待機状態とする。
【0058】ところで、この実施形態においては、撹拌
部材20が回転駆動装置30によって回転駆動されると
ともに、熱風ファン42が熱風ファンモータ43によっ
て回転駆動されると、収容タンク10内に入れた厨芥が
撹拌部材20によって撹拌されるとともに、タンクヒー
タ15によって加熱される収容タンク10の底部に接触
している部位にて加熱乾燥され、また熱風ファン42に
よって循環される熱風によって表面部位を加熱乾燥され
るため、収容タンク10内に入れた厨芥を効率よく加熱
乾燥させることができる。
【0059】なお、上記実施形態においては、熱風循環
装置40が熱風ヒータ45を備える構成としたが、タン
ク本体11の底部11cを加熱するタンクヒータ15に
よって収容タンク10内の空気も十分に加熱されて熱風
となる場合には、熱風循環装置40の熱風ヒータ45を
無くして実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による厨芥処理装置の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】 図1に示した厨芥処理装置の右側面図であ
る。
【図3】 図1及び図2に示した厨芥処理装置の内部構
成を示した部分破断正面図である。
【図4】 図3に示した厨芥処理装置の部分破断右側面
図である。
【図5】 図1の排気装置の構成を示す断面図である。
【図6】 本発明による厨芥処理装置の制御装置の構成
とこの制御装置に接続される各種スイッチ、各種セン
サ、各種ヒータ、各種モータおよび各種ランプとの接続
構成を示すブロック図である。
【図7】 図6の制御装置の動作を示すフローチャート
の前半部である。
【図8】 図6の制御装置の動作を示すフローチャート
の後半部である。
【符号の説明】 10…収容タンク、11…タンク本体、11a…投入
口、11b…排出口、11c…底部、12…投入口蓋、
13…排出口蓋、15…タンクヒータ(第1加熱手
段)、20…撹拌部材、21…回転軸、22…連結棒、
23…羽根、30…回転駆動装置(第1回転駆動装
置)、40…熱風循環装置、41…還流ダクト、42…
熱風ファン、43…熱風ファンモータ(第2回転駆動装
置)、45…熱風ヒータ(第2加熱手段)、50…排気
装置、51…排気ダクト、51a…排気ファン、52…
排気ファンモータ(第3回転駆動装置)、53…脱臭装
置、54…触媒ヒータ(第3加熱手段)、55…触媒、
60…制御ボックス、60a…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F26B 21/10 B09B 3/00 303M 25/00 5/00 ZABP

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内部に厨芥を収容する収容タンクを
    配設し、同収容タンク内に入れた厨芥を撹拌して加熱乾
    燥させるようにした厨芥処理装置であって、 前記収容タンクの底部を加熱する第1加熱手段と、 この収容タンクに回転自在に組付けられて第1回転駆動
    装置により前記底部の内壁に沿って回転駆動される撹拌
    部材と、 前記収容タンク内の上部に配設されて同収容タンク内の
    内気を加熱する第2加熱手段と、 前記第2加熱手段にて加熱された前記収容タンク内の内
    気を第2回転駆動装置により回転駆動されて同収容タン
    ク内に循環させる熱風ファンと、 前記収容タンクの上部に配設されて同収容タンク内の内
    気を前記収容タンク外に排出させる排気装置とを備え、 前記排気装置の上流側に第3回転駆動装置により回転駆
    動される排気ファンを設けるとともに、同排気ファンの
    下流側に同排気装置内に流入した排気を脱臭する脱臭装
    置と同脱臭装置を加熱する第3加熱手段とを設け、 前記撹拌部材、前記第1加熱手段、前記第2加熱手段、
    前記熱風ファンおよび前記第3加熱手段を駆動すると前
    記排気ファンを間欠的に駆動し、前記タンク内の温度が
    予め設定した所定の温度になると前記排気ファンを連続
    的に駆動するようにしたことを特徴とする厨芥処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の温度は前記厨芥が蒸発する温
    度としたことを特徴とする請求項1に記載の厨芥処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記脱臭装置は触媒を備えていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の厨芥処理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108613480A (zh) * 2018-05-02 2018-10-02 芜湖众梦电子科技有限公司 一种用于3d打印的耗材高效率烘干装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108613480A (zh) * 2018-05-02 2018-10-02 芜湖众梦电子科技有限公司 一种用于3d打印的耗材高效率烘干装置
CN108613480B (zh) * 2018-05-02 2021-01-19 亳州易泽信息科技有限公司 一种用于3d打印的耗材高效率烘干装置

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