JPH10113644A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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Publication number
JPH10113644A
JPH10113644A JP8266351A JP26635196A JPH10113644A JP H10113644 A JPH10113644 A JP H10113644A JP 8266351 A JP8266351 A JP 8266351A JP 26635196 A JP26635196 A JP 26635196A JP H10113644 A JPH10113644 A JP H10113644A
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JP
Japan
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storage tank
garbage
heating
blowing
heating means
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Application number
JP8266351A
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English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
隆志 渡邊
Yoshiyuki Hirate
禎之 平手
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨芥を効率よく加熱乾燥処理でき、また処理
中に投入口蓋を開けても、投入口から臭気が排出される
のを抑制できる厨芥処理装置を提供すること。 【解決手段】 収容槽の投入口が投入口蓋によって閉じ
られた状態で、加熱手段15、駆動手段31、送風手段
43及び排気装置(52,53a)が作動状態とされる
ことにより、収容槽に入れた厨芥が駆動手段31による
撹拌部材の撹拌と加熱手段15及び送風手段43による
加熱乾燥により処理され、また収容槽内の内気が排気装
置によって脱臭されて収容槽外に排出させるようにした
厨芥処理装置において、加熱手段15、駆動手段31、
送風手段43及び排気装置50が作動状態にあって投入
口蓋が開かれたときに加熱手段15、駆動手段31及び
送風手段43の各作動を停止させる制御手段(リレー1
05,常開接点105a)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭やレスト
ラン等の厨房から出される生ゴミ、樹脂パック、殻類等
の混在する厨芥を撹拌し加熱乾燥させるための厨芥処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の厨芥処理装置の一つとして、投
入口蓋によって開閉される投入口を有して加熱手段にて
加熱される収容槽と、この収容槽に回転自在に組付けら
れて駆動手段により回転駆動される撹拌部材と、前記収
容槽内の上部に配置されて前記収容槽内に入れた厨芥に
向けて送風する送風手段と、前記収容槽内の内気を前記
収容槽外に脱臭して排出させる排気装置を備えるととも
に、前記加熱手段、前記駆動手段、前記送風手段及び前
記排気装置の各作動を制御する制御装置を備えて、前記
投入口が前記投入口蓋によって閉じられた状態で、前記
加熱手段、前記駆動手段、前記送風手段及び前記排気装
置が作動状態とされることにより、前記収容槽に入れた
厨芥が前記撹拌部材により撹拌されるとともに前記加熱
手段及び前記送風手段により加熱乾燥され、また前記収
容槽内の内気が前記排気装置によって脱臭されて前記収
容槽外に排出させるようにしたものがあり、例えば特開
平8−49977号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の厨芥処
理装置においては、その処理時に収容槽に入れた厨芥が
撹拌部材により撹拌されるとともに加熱手段及び送風手
段により加熱乾燥されるものであるため、厨芥を効率よ
く処理することができるものの、かかる処理中に例えば
厨芥の追加投入のために投入口蓋を開けると、撹拌部材
の撹拌作動、加熱手段の加熱作用、及び送風手段の送風
作動によって、排気装置が作動していても投入口から多
量の臭気が排出されて使用者に不快感を与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、投入口蓋によって開
閉される投入口を有して加熱手段にて加熱される収容槽
と、この収容槽に回転自在に組付けられて駆動手段によ
り回転駆動される撹拌部材と、前記収容槽内の上部に配
置されて前記収容槽内に入れた厨芥に向けて送風する送
風手段と、前記収容槽内の内気を前記収容槽外に脱臭し
て排出させる排気装置を備えるとともに、前記加熱手
段、前記駆動手段、前記送風手段及び前記排気装置の各
作動を制御する制御装置を備えて、前記収容槽内に入れ
た厨芥を撹拌し加熱乾燥させるようにした厨芥処理装置
において、前記投入口が前記投入口蓋によって閉じられ
た状態で、前記加熱手段、前記駆動手段、前記送風手段
及び前記排気装置が作動状態とされることにより、前記
収容槽に入れた厨芥が前記撹拌部材により撹拌されると
ともに前記加熱手段及び前記送風手段により加熱乾燥さ
れ、また前記収容槽内の内気が前記排気装置によって脱
臭されて前記収容槽外に排出させるようにした厨芥処理
装置において、前記加熱手段、前記駆動手段、前記送風
手段及び前記排気装置が作動状態にあって前記投入口蓋
が開かれたときに前記加熱手段、前記駆動手段及び前記
送風手段の各作動を停止させる制御手段を設けたことに
特徴がある。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による厨芥処理装置におい
ては、収容槽の投入口が投入口蓋によって閉じられた状
態で、加熱手段、駆動手段、送風手段及び排気装置が作
動状態とされることにより、収容槽に入れた厨芥が撹拌
部材により撹拌されるとともに加熱手段及び送風手段に
より加熱乾燥され、また収容槽内の内気が排気装置によ
って脱臭されて収容槽外に排出させる。したがって、収
容槽内に入れた厨芥を効率よく、しかも悪臭を外部に放
出することなく処理することができる。
【0006】また、かかる厨芥の処理中に例えば厨芥の
追加投入のために投入口蓋を開けると、制御手段により
加熱手段、駆動手段及び送風手段の各作動が停止され、
厨芥から臭気発生を促す各作動、すなわち加熱手段の加
熱作動、撹拌部材の撹拌作動、及び送風手段の送風作動
が全て停止する。したがって、厨芥からの臭気発生が抑
制されるとともに、このときにも作動している排気装置
によって収容槽内の内気の投入口からの排出が抑制され
て、使用者が投入口を通して臭気を吸入することを抑制
回避することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明による厨
芥処理装置の外観を示し、また図3及び図4は本発明に
よる厨芥処理装置の外装パネルを外した内部構成を示し
ていて、この厨芥処理装置は、図3及び図4に詳細に示
したように、収容槽10と撹拌部材20と回転駆動装置
30を備えるとともに、熱風循環装置40と排気装置5
0を備えており、収容槽10内に入れられる厨芥(図示
省略)が撹拌されるとともに加熱乾燥されるように構成
されている。
【0008】収容槽10は、前面上部の縦壁に矩形の投
入口11aを有するとともに前面中間部の縦壁に矩形の
排出口11bを有して底部11cが断面半円形状に形成
された槽本体11と、この槽本体11の投入口11aを
開閉可能に密閉するロック機構(図1にシリンダ錠71
のみ図示されている)付きの投入口蓋12と、槽本体1
1の排出口11bを開閉可能に密閉する排出口蓋13を
備えていて、フレーム90に一体的に組付けられてい
る。
【0009】槽本体11は、その底部11cの外側に、
制御装置100(図1の右上方隅部に設けた制御ボック
ス60内に組付けられていて、その一部が図7に示され
ている)によって作動を制御される電熱ヒータ15が蛇
行状に取付けられるとともに、槽本体11の温度を検出
する温度センサ19(このセンサからの信号に基づいて
検出温度が上限設定温度130℃に上昇したとき開き下
限設定温度127℃に下降したとき閉じる常閉接点10
1が図7に示したように電熱ヒータ15の通電回路に介
装されている)が取付けられていて、外側全体が断熱材
(図示省略)によって被覆されており、この断熱材によ
って熱の放散防止が図られている。また、槽本体11の
投入口11aと排出口11bは、その図3左右方向幅が
槽本体11の図3左右方向幅と略等しくされており、排
出口11bに対応してホッパー16とカバー17と容器
18が配設されている。
【0010】投入口蓋12は、図1〜図4に示したよう
に、下端にてブラケット81を介して槽本体11に傾動
可能に組付けられていて、上端外側にはバーハンドル1
2aが取付けられ、また内側には図4に示したように厨
芥の投入時に厨芥を収容槽10内に導くシュート12b
が取付けられている。また、投入口蓋12の開閉状態は
ドアスイッチ102(図7参照)によって検出可能とな
っていて、投入口蓋12が開いている状態ではドアスイ
ッチ102が開き、投入口蓋12が閉じている状態では
ドアスイッチ102が閉じるようになっている。
【0011】排出口蓋13は、カバー17に設けた円弧
状の貫通長孔17aに沿って移動される操作レバー14
によって開閉されるようになっていて、操作レバー14
が貫通長孔17aの下端にある場合には収容槽10内か
ら厨芥によって外側に押動されても閉状態に保持されて
開かないようにされるとともに、操作レバー14が貫通
長孔17aに沿って上動されることにより開かれるよう
に構成されている。また、排出口蓋13の開閉状態はド
アスイッチ103(図7参照)によって検出可能となっ
ていて、排出口蓋13が開いている状態ではドアスイッ
チ103が開き、排出口蓋13が閉じている状態ではド
アスイッチ103が閉じるようになっている。
【0012】ホッパー16は、これを覆うカバー17と
によって排出口11bから容器18に加熱乾燥後の厨芥
を導くためのものであって、カバー17とともに槽本体
11に固着されている。容器18は、加熱乾燥後の厨芥
を収容するものであって、上端に開口を有していて、図
4に示したように下端にてフレーム90に傾動可能に組
付けられており、内部には市販のごみ袋(図示省略)が
脱着可能に組付けられるようになっている。
【0013】撹拌部材20は、収容槽10の槽本体11
に左右一対の軸支装置29を介して回転自在に組付けら
れて槽本体11を貫通する回転軸21と、この回転軸2
1に一端にて固着されて径方向に延びる6本の連結棒2
2と、これら各連結棒22の先端に固着されて一体的に
回転する6枚の羽根23によって構成されていて、回転
駆動装置30により収容槽10の底部半円形内壁に沿っ
て回転駆動されるようになっている。
【0014】各羽根23は、図3に示したようにそれぞ
れ横長の板であり、回転軌跡が軸方向において一部重合
するようになっている。各軸支装置29は、回転軸21
を回転自在かつ軸方向移動不能に支承するスラスト軸受
及びラジアル軸受(共に図示省略)と、回転軸21と槽
本体11間からの厨芥及び内気(蒸気を含む空気)の漏
れを防止するシール部材(図示省略)等によって構成さ
れている。
【0015】回転駆動装置30は、減速機及びブレーキ
付で正逆回転可能な電動モータ31と、この電動モータ
31の出力軸に一体的に組付けた駆動スプロケット32
と、撹拌部材20における回転軸21の槽本体11外に
突出した右端に一体的に組付けた従動スプロケット33
と、両スプロケット32,33を繋ぐチェーン34によ
って構成されていて、電動モータ31の作動は図7に示
したように制御装置100によって制御されるようにな
っている。
【0016】熱風循環装置40は、収容槽10内の空気
を熱風(図3及び図4に幅広の矢印にて示した)として
送風循環させるものであり、槽本体11内の上端背面側
に設けた還流ダクト41と、この還流ダクト41内に配
設した熱風循環ファン42と、槽本体11の右側上部外
側に取付けられて熱風循環ファン42を回転駆動させる
電動モータ43と、還流ダクト41の下面前方に取付け
た誘導板44と、この誘導板44と槽本体11の背壁間
に配設した電熱ヒータ45と、この電熱ヒータ45によ
って加熱された熱風の温度を検出する温度センサ46
(このセンサからの信号に基づいて検出温度が上限設定
温度130℃に上昇したとき開き下限設定温度127℃
に下降したとき閉じる常閉接点104が図7に示したよ
うに電熱ヒータ45の通電回路に介装されている)とを
備えていて、電動モータ43と電熱ヒータ45の各作動
は図7に示したように制御装置100によって制御され
るようになっている。
【0017】還流ダクト41は、左右方向に長い形状に
形成されていて、前面上部に左右方向に長い流入口41
aを有するとともに下面後方に左右方向に長い流出口4
1bを有しており、右側前面下部には吸気ダクト47が
一体的に組付けられている。熱風循環ファン42は、電
動モータ43によって図4の矢印にて示した時計方向に
回転されるラインクロスフローファンであり、前側から
吸い込んで下方に吐き出すようになっている。
【0018】電動モータ43は、図6に示したように上
方から見てコ字状に形成されたブラケット83を介して
槽本体11に組付けられていて、その出力軸43aは熱
風循環ファン42の駆動軸42a(還流ダクト41に軸
支されている)にトルク伝達可能に嵌合連結されてい
る。なお、出力軸43aには、電動モータ本体を空冷す
るためのファン43b,43cが一体的に取付けられて
いて、各ファン43b,43cが出力軸43aによって
回転されるときには図3の右から左に外気が流れるよう
になっている。また、外気はファン43cの図3右側に
配設される外装パネルに設けた通気孔(共に図示省略)
を通して流入するようになっている。
【0019】誘導板44は、図3に示したように左右方
向に長い板であって、図3及び図4にて示したように還
流ダクト41の流出口41bから下方に吐き出されて電
熱ヒータ45によって加熱される内気を槽本体11の底
部11c後方に導くとともに、槽本体11の底部11c
前方から上方に向けて流れる内気を上方に導くものであ
り、還流ダクト41の下面前方に略垂直に取付けられて
いる。
【0020】吸気ダクト47は、熱風循環ファン42の
吸入側に収容槽10外の外気を導くための吸気通路Aを
形成するものであり、収容槽10の槽本体11自体に設
けた貫通孔11dが吸気通路Aの吸気開口となるように
構成されている。貫通孔11dは、熱風循環ファン42
の駆動軸42aが非接触で貫通する孔であり、熱風循環
ファン42の回転駆動時には電動モータ43の周囲を通
して図3の矢印にて示したように流れる外気が流入する
ようになっている。なお、外気の流入量を十分に確保す
る必要が場合には、上記貫通孔11d自体を大径とする
か、図5に示したように、貫通孔11dの周囲に仮想線
にて示した貫通孔11eを設けて実施する。この場合、
貫通孔11eに合わせて開閉シャッター(図示省略)を
設けることも可能である。
【0021】排気装置50は、槽本体11の上方に設け
た排気ダクト51と、この排気ダクト51の中間部に設
けた排気ファン(図示省略)と、この排気ファンを排気
ダクト51外から回転駆動する電動モータ52と、排気
ダクト51の排気ファンより排出側に設けたそれ自体周
知の触媒式脱臭装置53を備えていて、図7に示したよ
うに電動モータ52の作動と触媒式脱臭装置53におけ
る触媒加熱用電熱ヒータ53aの各作動は制御装置10
0によって制御されるようになっている。排気ダクト5
1は、槽本体11の左側前方上端にて収容槽10内に連
通していて、収容槽10内の内気の一部を排気ファンと
脱臭装置53を通して大気中に放出可能となっている。
【0022】図7に示した制御装置100の一部は、上
述した常閉接点101,104とドアスイッチ102,
103を備えるとともに、投入口蓋12の開閉を検出す
るドアスイッチ102に直列接続したリレー105と、
排出口蓋13の開閉を検出するドアスイッチ103に直
列接続したリレー106と、図1の制御ボックス60内
に設けた起動スイッチ107と、この起動スイッチ10
7に直列接続したリレー108と、このリレー108に
直列接続した停止スイッチ109と、乾燥完了時間を設
定するためのタイマー110と、触媒加熱用電熱ヒータ
53aに直列接続されて同電熱ヒータ53aによって加
熱された触媒の温度を検出する温度センサ(図示省略)
からの信号に基づいて検出温度が上限設定温度300℃
に上昇したとき開き下限設定温度280℃に下降したと
き閉じる常閉接点111を備えていて、リレー105,
106,108の常開接点105a,106a,108
a1が電熱ヒータ15,電動モータ31,電動モータ4
3,電熱ヒータ45及びタイマー110の通電回路に直
列接続され、リレー108の常開接点108a2が起動
スイッチ107に並列でタイマー110の常閉接点11
0b(タイマーの計時時間が設定時間になると開く接
点)に直列接続され、リレー108の常開接点108a
3が電動モータ52及び電熱ヒータ53aの通電回路に
直列接続されている。
【0023】上記のように構成した本実施形態において
は、排出口蓋13が閉じられている状態にて、投入口蓋
12を開けて所定量の厨芥を収容槽10内に入れ、投入
口蓋12を閉じて起動スイッチ107を操作すると、制
御装置100の制御下にて電熱ヒータ15,45,53
aが通電されるとともに、電動モータ31,43,52
が起動され、またタイマー109が起動されて計時を開
始する。したがって、収容槽10の底部11cが電熱ヒ
ータ15により外側から加熱され、収容槽10内の内気
が電熱ヒータ45によって加熱され、脱臭装置53の触
媒(図示省略)が電熱ヒータ53aにて加熱されるとと
もに、電動モータ31によって撹拌部材20が回転駆動
され、電動モータ43によって熱風循環ファン42が回
転駆動され、電動モータ52によって排気ファンが回転
駆動される。
【0024】このため、収容槽10内の厨芥に向けて熱
風が吹き付けられて循環するとともに、熱風循環ファン
42に還流する熱風に吸気通路Aを通して外気が加わる
と同時に、熱風循環ファン42に還流する熱風の一部が
排気ダクト51と排気ファンと脱臭装置53を通して大
気に放出される(図3及び図4の矢印参照)。また、厨
芥が収容槽10の底部11cによって下方から加熱乾燥
されるとともに、熱風によって上方から加熱乾燥され、
厨芥から生じた水蒸気は熱風の流れをキャリアとして上
方へ移動して熱風の一部とともに排気ダクト51と排気
ファンと脱臭装置53を通して大気に排出される。な
お、上記した起動スイッチ107の操作時に投入口蓋1
2または排出口蓋13が開いていると、各蓋に対応して
設けたドアスイッチ102,103が開いていて、各リ
レー105,106に通電がなされず、各常開接点10
5a,106aによって当該装置が起動しないようにな
っている。
【0025】上記した作動は起動後の経過時間がタイマ
ー110の設定時間に達するまで継続し、その間には、
収容槽10の底部11cの加熱温度及び厨芥に向けて吹
き付けられる熱風の温度がそれぞれ略127〜130℃
(厨芥中に油分や樹脂、ビニール類が含まれていること
を考慮して設定した温度範囲)に維持されるとともに、
脱臭装置53の触媒の温度が略280〜300℃(触媒
が有効に機能する温度範囲)に維持される。なお、起動
後の経過時間がタイマー110の設定時間に達すると、
タイマー110の常閉接点110bが開いてリレー10
8への通電が遮断され、これによってリレー108の常
開接点108a1,108a2,108a3が開いて、
電熱ヒータ15,45,53aと、電動モータ31,4
3,52と、タイマー109への通電が遮断され、加熱
乾燥処理が完了するとともに、タイマー109がリセッ
トされる。
【0026】また、上述したようにして加熱乾燥処理が
完了した後に、排出口蓋13を開けた状態で排出スイッ
チ(図示省略)を押動操作すれば、図7には示されてい
ない別の通電回路にて電動モータ31が通電されて、撹
拌部材20が図4の時計方向に連続的に回転されて、収
容槽10内にある加熱乾燥処理後の厨芥が、撹拌部材2
0の羽根23によって排出口11bに向けて持ち上げら
れるとともに、一部は羽根23から底部11cに落下す
るものの残部は羽根23から排出口11bに向けて滑落
して、排出口11bを通して収容槽10外に自動的に排
出され、ホッパー16を通して容器18内に収容され
る。なお、投入口蓋12が開いている状態或いは容器1
8が所定の位置にセットされていない状態(図示しない
スイッチにて検出される)では排出スイッチを押動操作
しても回転駆動装置30が起動しないように構成される
とともに、上記した排出スイッチの押動操作をやめる
と、撹拌部材20が停止するように構成されている。ま
た、容器18内に収容された加熱乾燥処理後の厨芥は、
容器18を図4の仮想線にて示したように傾動した状態
にてごみ袋とともに取り出して適宜に処理することがで
きる。
【0027】ところで、本実施形態においては、収容槽
10の投入口11aが投入口蓋12によって閉じられる
とともに排出口11bが排出口蓋13によって閉じられ
た状態で、起動スイッチ107の押動によって電熱ヒー
タ15,45,53a及び電動モータ31,43,52
が作動状態とされることにより、収容槽10に入れた厨
芥が撹拌部材20により撹拌されるとともに電熱ヒータ
15及び熱風循環装置40により加熱乾燥され、また収
容槽10内の内気の一部が排気装置50によって脱臭さ
れて収容槽10外に排出させる。したがって、収容槽1
0内に入れた厨芥を効率よく、しかも悪臭を外部に放出
することなく加熱乾燥処理することができる。
【0028】また、本実施形態においては、上記した厨
芥の処理中に例えば厨芥の追加投入のために投入口蓋1
2を開けると、図7に示したリレー105の常開接点1
05aが開いて、電熱ヒータ15,45及び電動モータ
31,43の各作動が停止され、厨芥から臭気発生を促
す各作動、すなわち電熱ヒータ15による加熱作動、撹
拌部材20により撹拌作動、及び熱風循環装置40によ
る加熱・送風作動が全て停止する。したがって、厨芥か
らの臭気発生が抑制されるとともに、このときにも作動
している排気装置50によって投入口近傍が負圧化され
収容槽10内の内気の投入口11aからの排出が抑制さ
れて、使用者が投入口11aを通して臭気を吸入するこ
とを抑制回避することができる。
【0029】また、本実施形態においては、熱風循環フ
ァン42の電動モータ43による回転駆動によって吸気
通路Aを通して外気が熱風循環ファン42の吸入側に吸
引され、熱風循環ファン42により循環熱風に同化して
循環されるとともに、収容槽10内の内気、すなわち水
蒸気を含んだ熱風の一部が排気装置50を通して収容槽
10外に排出される。したがって、外気の吸入によって
内気の水蒸気飽和を抑制できて、厨芥からの水蒸気発生
を促進することができ、これによっても厨芥の加熱乾燥
効率を向上させることができる。また、外気の吸引は、
収容槽10内にて熱風を循環させるために設けた熱風循
環ファン42を用いて行っているため、吸気用ファン及
び駆動装置を用いて行う場合に比してシンプルかつ安価
に構成することができる。
【0030】また、本実施形態においては、熱風循環フ
ァン42の吸入側に吸引される外気が電動モータ43の
周囲を通して導かれる構成であるため、電動モータ43
を収容槽10内に吸引される外気によっても冷却するこ
とができて、電動モータ43の過熱損傷を抑制すること
ができ、これによって電動モータ43の耐久性を向上さ
せることができるとともに、収容槽10内に吸引される
外気を電動モータ43によって予熱することができて、
収容槽10内での外気による熱風の冷却を抑制すること
ができ、収容槽10内での熱利用効率を向上させること
ができる。
【0031】また、本実施形態においては、熱風循環フ
ァン42の駆動軸42aを貫通させるために収容槽10
の槽本体11自体に設けた貫通孔11dが吸気通路Aの
吸気開口となるように構成したため、吸気開口を別に設
ける必要がなく、コストダウンと構造の簡素化を図るこ
とができる。
【0032】上記実施形態においては、熱風循環装置4
0が電熱ヒータ45を備える構成としたが、槽本体11
の底部11cを加熱する電熱ヒータ15によって収容槽
10内の空気も十分に加熱されて熱風となる場合には、
熱風循環装置40の電熱ヒータ45を無くして実施する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による厨芥処理装置の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】 図1に示した厨芥処理装置の右側面図であ
る。
【図3】 図1及び図2に示した厨芥処理装置の内部構
成を示した部分破断正面図である。
【図4】 図3に示した厨芥処理装置の部分破断右側面
図である。
【図5】 図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】 図1に示した厨芥処理装置が備える制御装置
の一部を示す電気回路図である。
【符号の説明】
10…収容槽、11…槽本体、11a…投入口、11b
…排出口、11c…底部、11d…貫通孔(吸気開
口)、12…投入口蓋、13…排出口蓋、15…電熱ヒ
ータ(加熱手段)、20…撹拌部材、21…回転軸、2
2…連結棒、23…羽根、30…回転駆動装置、31…
電動モータ(駆動手段)、40…熱風循環装置、41…
還流ダクト、42…熱風循環ファン、43…電動モータ
(送風手段)、45…電熱ヒータ、47…吸気ダクト、
50…排気装置、52…排気ファン用電動モータ、53
a…触媒加熱用電熱ヒータ、100…制御装置、105
…リレー、105a…常開接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F26B 25/00 B09B 3/00 303M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口蓋によって開閉される投入口を有
    して加熱手段にて加熱される収容槽と、この収容槽に回
    転自在に組付けられて駆動手段により回転駆動される撹
    拌部材と、前記収容槽内の上部に配置されて前記収容槽
    内に入れた厨芥に向けて送風する送風手段と、前記収容
    槽内の内気を前記収容槽外に脱臭して排出させる排気装
    置を備えるとともに、前記加熱手段、前記駆動手段、前
    記送風手段及び前記排気装置の各作動を制御する制御装
    置を備えて、前記投入口が前記投入口蓋によって閉じら
    れた状態で、前記加熱手段、前記駆動手段、前記送風手
    段及び前記排気装置が作動状態とされることにより、前
    記収容槽に入れた厨芥が前記撹拌部材により撹拌される
    とともに前記加熱手段及び前記送風手段により加熱乾燥
    され、また前記収容槽内の内気が前記排気装置によって
    脱臭されて前記収容槽外に排出させるようにした厨芥処
    理装置において、前記加熱手段、前記駆動手段、前記送
    風手段及び前記排気装置が作動状態にあって前記投入口
    蓋が開かれたときに前記加熱手段、前記駆動手段及び前
    記送風手段の各作動を停止させる制御手段を設けたこと
    を特徴とする厨芥処理装置。
JP8266351A 1996-10-07 1996-10-07 厨芥処理装置 Pending JPH10113644A (ja)

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