JP2000337770A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP2000337770A
JP2000337770A JP11148419A JP14841999A JP2000337770A JP 2000337770 A JP2000337770 A JP 2000337770A JP 11148419 A JP11148419 A JP 11148419A JP 14841999 A JP14841999 A JP 14841999A JP 2000337770 A JP2000337770 A JP 2000337770A
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temperature
storage tank
garbage
control
heating
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Yoshiyuki Hirate
禎之 平手
Toshie Kobayashi
利枝 小林
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厨芥処理装置の収容タンク21を加熱するタン
クヒータ25aの温度を制御して、収容タンク21のオ
ーバシュート加熱を防止して、収容タンク21内での厨
芥の焦付きを防止する。 【解決手段】制御手段を、収容タンク21の温度を設定
された所定の温度範囲に保持する制御に加えて、定常温
度制御に先だって、収容タンク21が第1の設定温度
(127℃)より低い第3の設定温度(104℃)に達
するとタンクヒータ25aの動作を停止させ、かつ、第
1の設定温度(127℃)に達して時点でタンクヒータ
25aを動作させる制御を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等厨芥を加
熱して乾燥処理するための厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】厨芥処理装置の一形式として、特開平7
−260356号公報に示されているように、生ゴミ等
厨芥を収容する収容槽と、収容槽に収容されている厨芥
を加熱する加熱手段と、収容槽の温度を検出する温度セ
ンサと、温度センサによる検出温度に基づいて加熱手段
の作動を制御して収容槽の温度を設定された所定の温度
範囲に保持する制御を行う制御手段を備えた形式の厨芥
処理装置がある。
【0003】当該形式の厨芥処理装置においては、制御
手段は、収容槽の温度が設定温度を越える時点で加熱手
段の動作を停止し、かつ、収容槽の温度が設定温度を下
回る時点で加熱手段を動作させる制御を行っているの一
般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の
厨芥処理装置の加熱乾燥処理においては、収容槽内の厨
芥はその水分を漸次減少して乾燥することになるが、収
容槽の温度は、厨芥の水分量が多い場合には水分の沸点
近傍にほぼ保持されるが、厨芥の水分量が少なくなると
水分の沸点より上昇する。このため、厨芥の水分量が少
なくなった場合、収容槽の温度が設定温度に達した時点
で加熱手段の動作を停止させても、加熱手段および収容
槽の蓄熱により、収容槽はさらに昇温して設定温度を大
幅に越える現象が発生する。この現象が発生すると、厨
芥は収容槽の内壁に焦付いた状態に付着するとともに、
収容槽がさらに昇温すると、加熱手段を保護するための
サーモスタット等の過昇防止手段が動作して、加熱手段
の作動およびその制御を停止させ、さらには、当該厨芥
処理装置の運転を停止させることになる。
【0005】当該形式の厨芥処理装置において、収容槽
の設定温度を大幅に越える過昇現象(オーバシュート加
熱と称する)の発生を防止すべく、上記した公報に示さ
れた厨芥処理装置では、乾燥開始から加熱手段が所定の
温度に達する間の昇温速度を検出して、検出された昇温
速度に基づく予め設定した加熱手段の動作停止時間、加
熱手段の動作を停止することによりオーバシュート加熱
を防止する制御を採っている。
【0006】このような厨芥処理装置における加熱手段
の制御では、厨芥の水分量が多い場合にも加熱手段の動
作を停止させることになり、この場合には、収容槽を設
定温度に昇温するまでの時間が長くなり、結果的には、
厨芥の加熱乾燥処理時間が長くなる。従って、本発明の
目的は、オーバシュート加熱を防止する場合のかかる問
題に対処することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、生ゴミ等厨芥
を加熱乾燥処理するための厨芥処理装置に関するもの
で、厨芥を収容する収容槽と、同収容槽に収容されてい
る厨芥を加熱する加熱手段と、前記収容槽の温度を検出
する温度センサと、同温度センサによる検出温度に基づ
いて前記加熱手段を、前記収容槽の温度が第1の設定温
度以下では動作させ、かつ第1の設定温度より所定温度
高い第2の設定温度に達すると動作を停止させて、前記
収容槽の温度を設定された所定の温度範囲に保持する制
御を行う制御手段を備え、前記厨芥を加熱して乾燥処理
する厨芥処理装置を適用対象とするものである。
【0008】しかして、本発明に係る第1の厨芥処理装
置においては、前記制御手段を、前記収容槽の温度を前
記所定の温度範囲に保持する定常温度制御に加えて、同
定常温度制御に先だって、前記収容槽が前記第1の設定
温度より低い第3の設定温度に達すると前記加熱手段の
動作を停止させ、かつ、前記第1の設定温度、前記第3
の設定温度またはこれら両温度範囲に達すると前記加熱
手段を動作させる制御を行うように構成したことを特徴
とするものである。
【0009】本発明に係る第2の厨芥処理装置において
は、前記制御手段にタイマーを設けて、同制御手段を、
前記収容槽の温度を設定された前記所定の温度範囲に保
持する定常温度制御に加えて、同定常温度制御に先だっ
て、前記収容槽が前記第1の設定温度より低い第3の設
定温度に達すると前記加熱手段の動作を所定時間停止さ
せる制御を行うように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本発明に係る第3の厨芥処理装置に
おいては、前記制御手段を、前記収容槽の温度を設定さ
れた前記所定の温度範囲に保持する定常温度制御に加え
て、同定常温度制御に先だって、前記収容槽が前記第1
の設定温度より低い第3の設定温度に達すると前記加熱
手段の動作を所定時間停止させ、かつ、その後前記第1
の設定温度、前記第3の設定温度またはこれら両温度範
囲に達すると前記加熱手段を動作させる制御を行うよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係る第4の厨芥処理装置に
おいては、前記制御手段を、前記収容槽の温度を設定さ
れた前記所定の温度範囲に保持する定常温度制御に加え
て、同定常温度制御に先だって、前記収容槽が前記第1
の設定温度より低い温度範囲で昇温勾配が設定値に達す
ると前記加熱手段の動作を停止させ、かつ、前記昇温勾
配が設定値以下に低下すると前記加熱手段を動作させる
制御を行うように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係る第1の厨芥処理装置
によれば、収容槽の温度を設定された所定の温度範囲に
保持する定常温度制御に先だって、運転開始から定常温
度制御の所定の温度範囲の下限の温度に達する以前の所
定の温度に達した時点で加熱手段の動作が停止され、収
容槽は加熱手段および収容槽の蓄熱作用で上記した所定
の温度範囲に昇温され、その後、収容槽の温度が上記し
た所定の温度範囲の下限に低下した時点で加熱手段が動
作し、収容槽は加熱手段の加熱作用で昇温される。収容
槽は、その後は上記した定常温度制御されて厨芥の加熱
乾燥処理がなされる。
【0013】従って、定常温度制御の所定の温度範囲の
下限の温度に達する以前の所定の温度を、厨芥の水分量
が大幅に低減して収容槽の温度が急激に上昇する直前の
温度、例えば104℃に設定すれば、収容槽のオーバシ
ュート加熱を確実に防止することができる。この場合、
加熱手段の動作を停止した時点では、加熱手段および収
容槽は十分に蓄熱されていることから、収容槽の昇温速
度にはさほど影響を及ぼすことはなく、収容槽の温度を
定常温度制御の所定の温度範囲に速やかに昇温させるこ
とができる。
【0014】本発明に係る第2の厨芥処理装置において
も、運転開始から定常温度制御の所定の温度範囲の下限
の温度に達する以前の所定の温度に達した時点で加熱手
段の動作が停止されるが、加熱手段の動作はタイマーで
設定される所定の時間の間停止される。このため、収容
槽が蓄熱作用で定常温度制御の所定の温度範囲に達した
後に下限の温度に達するまでの時間、例えば5分をタイ
マーに設定することにより、その後の収容槽の温度制御
を定常温度制御に速やかに移行させることができる。
【0015】また、本発明に係る第3の厨芥処理装置に
おいても、運転開始から定常温度制御の所定の温度範囲
の下限の温度に達する以前の所定の温度に達した時点で
加熱手段の動作が停止され、加熱手段の動作は少なくと
もタイマーで設定された所定の時間停止される。この場
合、加熱手段は、タイマーで設定された所定の時間経過
後、収容槽の温度が上記した所定の温度範囲の下限に低
下した時点で動作し、その後の収容槽の温度制御を定常
温度制御に速やかに移行させることができる。
【0016】また、本発明に係る第4の厨芥処理装置に
よれば、運転開始から定常温度制御の所定の温度範囲の
下限の温度に達する以前に、収容槽の温度上昇速度、換
言すれば昇温勾配が予め設定された値に達すると加熱手
段の動作が停止されて、その後、収容槽は加熱手段およ
び収容槽の蓄熱作用により昇温され、かつ、前記昇温勾
配が設定値以下に低下すると加熱手段が動作して収容槽
は加熱手段の加熱作用により昇温される。その後の収容
槽の温度制御は、定常温度制御に速やかに移行する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1〜図4には、本発明の一例に係る厨芥処
理装置が示されている。当該厨芥処理装置は、ハウジン
グ10内に配設された収容槽20、撹拌機構30、駆動
機構40、および熱風循環機構50と、ハウジング10
に組付けられた排気機構60および制御ボックス70と
を備えている。ハウジング10は、枠状フレーム11の
左右側面、背面、および上下両面を外装パネル12で覆
蓋してなるもので、収容槽20はハウジング10内に収
容されて枠状フレーム11に組付けられている。
【0018】収容槽20は、底部が半円筒形状を呈する
長方形の箱状の収容タンク21を主体とするもので、収
容タンク21の上方部に設けた投入口21aを開閉する
投入口蓋22、収容タンク21の中央部に設けた排出口
21bを開閉する排出口蓋23、および、排出口21b
の下方に位置する取出容器24を備えている。また、収
容タンク21の底部の円弧状外周には、収容タンク21
を加熱乾燥するためのタンクヒータ25aが多数条に渡
って配設されているとともに、タンク温度センサ25b
が配設されている。
【0019】収容タンク21の投入口21aを開閉する
投入口蓋22は、その下端縁部にて投入口21aの下端
縁部に回動可能に組付けらているもので、投入口蓋22
はバーハンドル22aを備えるとともにシュータ22b
を備え、バーハンドル22aを引張り操作することによ
り、投入口蓋22およびシュータ22bを引出して投入
口21aを開き、かつ、バーハンドル22aを押戻し操
作することにより、投入口蓋22およびシュータ22b
を押戻して投入口21bを閉じるようになっている。厨
芥は、引出されたシュータ22b上に投入することによ
り投入口21aに導かれ、投入口21aを通して収容タ
ンク21内に投入される。
【0020】収容タンク21の排出口21bを開閉する
排出口蓋23は、その上端縁部にて排出口21bの上端
縁部に回動可能に組付けられているとともに、その下端
部にて枠状フレーム11に組付けたカバー26内に回動
可能に支持されている。排出口蓋23は、カバー26に
配設された図示しない駆動モータの駆動により回動して
排出口21bを開閉するもので、排出口21bが開いた
状態では、収容タンク21内の加熱乾燥処理された厨芥
を取出すことができる。
【0021】取出容器24は、その下端部にて枠状フレ
ーム11に傾動可能に組付けられているもので、収容タ
ンク21の排出口21bに設けたホッパ21cの下方に
位置して起立している。この取出容器24には、ゴミ袋
が予め取付けられていて、排出口21bからホッパ21
cを通して排出される処理済みの厨芥をゴミ袋にて受承
する。受承された処理済みの厨芥は、取出容器24を傾
動させてゴミ袋ごと取出される。
【0022】撹拌機構30は、回転軸31と、回転軸3
1に直交状に突出する複数の第1撹拌羽根32と、回転
軸31に直交状に突出する複数の第2撹拌羽根33から
なるもので、回転軸31は収容タンク21内の下方の部
位にて左右の各側壁部を貫通した状態で回転可能に支持
されている。各第1撹拌羽根32および各第に撹拌羽根
33は、回転軸31上にて左右方向に所定の間隔を保持
して取付けられていて、第1撹拌羽根32と第2撹拌羽
根33同士は回転方向に互いに180度偏倚して交互に
位置している。各撹拌羽根32,33の羽根部32a,
33aは平板状を呈するもので、連結軸32b、33b
に対して、回転軸31の図4の図示反時計回り(正回
転)方向の側に約45度傾斜して取付けられている。
【0023】駆動機構40は、駆動モータ41と、一対
の第1,第2スプロケット42,43と、連動チェーン
44からなるもので、駆動モータ41は正逆回転可能で
あって、枠状フレーム11に固定されている。第1スプ
ロケット42は駆動モータ41の出力軸上に、かつ、第
2スプロケット43は撹拌機構30を構成する回転軸3
1上にそれぞれ組付けられており、連動チェーン44は
これら両スプロケット42,43に懸装されている。駆
動機構40においては、駆動モータ41の駆動により、
回転軸31および各撹拌羽根32,33を正回転および
逆回転させるもので、各撹拌羽根32,33を正回転さ
せることにより収容タンク21内の厨芥を撹拌し、ま
た、各撹拌羽根32,33を逆回転させることにより収
容タンク21内の処理済み厨芥を掻き上げて、同厨芥を
収容タンク21の排出口21bを通して排出させる。
【0024】熱風循環機構50は、還流ダクト51、送
風ファン52、駆動モータ53、吸気ダクト54、誘導
板55、および熱風ヒータ56にて構成されているもの
で、収容タンク21内の空気を図3および図4の矢印に
示すように循環して、収容タンク21内を昇温させて均
一の温度に保持する。
【0025】還流ダクト51は、収容タンク21内にて
その上方後部に配設されているもので、その前面側の上
部に左右方向に延びる長い流入口51aを有するととも
に、下面側の後部に左右方向に延びる長い流出口51b
を有し、内部には送風ファン52が収容されている。送
風ファン52は、収容タンク21の外に配設した駆動モ
ータ53にて回転駆動するもので、流入口51aからは
収容タンク21の内気を還流ダクト51内に吸入すると
ともに、還流ダクト51の右側の前面下部に組付けた吸
気ダクト54から外気を還流ダクト51内に吸入して、
吸引された内気および外気を収容タンク21内に流出す
る。
【0026】誘導板55は、還流ダクト51の下面側の
前方に配設されているもので、還流ダクト51の流出口
51bから流出する空気を収容タンク21の底部に位置
する厨芥に導くとともに、厨芥から発生する水蒸気を還
流ダクト51の流入口51aおよび排気機構60に導
く。ヒータ56は、誘導板55と収容タンク21の後壁
との間にて、収容タンク21の底部へ向かう空気の通路
に配設されている。
【0027】排気機構60は、排気ダクト61、排気フ
ァン用駆動モータ62、脱臭ダクト63、放出ダクト6
4からなるもので、収容タンク21内の内気の一部を大
気に放出すべく機能する。排気ダクト61は、駆動モー
タ62にて回転駆動される図示しない排気ファンを内蔵
するもので、収容タンク21と脱臭ダクト63に連結し
ている。脱臭ダクト63は放出ダクト64に連結してい
るもので、触媒63aおよびヒータ63bを内蔵してい
る。これにより、排気機構60においては、駆動モータ
62の駆動により排気ファンが回転駆動して収容タンク
21内の内気の一部を排気ダクト61内に吸入し、脱臭
ダクト63を通して放出ダクト64から外部へ放出す
る。この間、吸入された内気は脱臭ダクト63内にてヒ
ータ63bにて昇温されて触媒63aにて脱臭される。
【0028】制御ボックス70は、図5に示す電気制御
回路70aを内蔵するもので、そのパネル71には、起
動スイッチ72a、温度設定スイッチ72b,72c、
排出スイッチ72d、乾燥処理ランプ73a、排出ラン
プ73b等を備えている。起動スイッチ72aは当該厨
芥処理装置の運転開始を指示し、温度設定スイッチ72
b,72cは加熱乾燥処理中に厨介の加熱温度を高温、
低温に設定し、排出スイッチ72dは処理済みの厨芥の
排出を指示するものである。また、加熱処理ランプ73
aは厨芥の加熱乾燥処理中点灯し、排出ランプ73bは
処理済みの厨芥の排出中点灯するものである。
【0029】しかして、電気制御回路70aはマイクロ
コンピュータからなるもので、制御手段、記憶手段およ
びタイマーを備え、タンクヒータ25aおよびタンク温
度センサ25bに接続しており、また、その他の各ヒー
タ、温度センサ、駆動モータ、スイッチ等と接続する制
御回路70bに接続されている。電気制御回路70aに
おいては、制御回路70bとの関係の下で、各ヒータお
よび駆動モータの作動を制御することにより当該厨芥処
理装置の運転状態を制御するとともに、この運転の間
に、制御回路70bとの関係の下で、本発明が意図して
いる収容タンク21の温度制御を行う。当該温度制御に
おいて、電気制御回路70aは、図6に示すフローチャ
ートに対応するプログラム、図9に示すフローチャート
に対応するプログラム、または、図11に示すフローチ
ャートに対応するプログラムを実行する。
【0030】電気制御回路70aの作動について、先ず
図6に示すフローチャートに基づいて説明する。当該プ
ログラムにおいては、当該厨芥処理装置の運転を開始す
ると、起動スイッチが作動してタンクヒータ25aが通
電されるとともに(ステップ101)、タンク温度セン
サ25bはタンクヒータ25aの温度を検出して温度検
出信号を電気制御回路70aに出力し、電気制御回路7
0aではタンクヒータ25aの温度を判別し(ステップ
102)する。電気制御回路70aは、タンクヒータ2
5aの温度が104℃に達すると、タンクヒータ25a
への通電を停止するとともにタイマーを作動し(ステッ
プ103)、タンクヒータ25aの温度上昇速度(昇温
勾配)を判別する(ステップ104)。電気制御回路7
0aは、昇温勾配が負になった時点でタンクヒータ25
aの温度を判別し(ステップ105)、タンクヒータ2
5aの温度が127℃に低下した場合にはタンクヒータ
25aに通電する(ステップ106)。電気制御回路7
0aは、その後タンクヒータ25aの温度を判別し(ス
テップ107)、タンクヒータ25aが130℃に達し
た時点でタンクヒータ25aへの通電を停止し(ステッ
プ108)して、タンクヒータ25aの温度を判別する
(ステップ109)。以後、電気制御回路70aは、厨
芥処理装置の運転中、プログラムをステップ106〜1
09に基づく循環プログラムを実行して、タンクヒータ
25aの温度(収容タンク21の底部の温度)を127
℃〜130℃の範囲に制御する。
【0031】当該ヒータ制御によれば、タンクヒータ2
5aは図7のグラフに示すように制御される。また、当
該ヒータ制御では、タンクヒータ25aへの通電停止し
た後、所定時間経過後にタンクヒータ25aへの通電を
開始するようにすることもできる。この場合のタンクヒ
ータ25aへの通電停止時間は、昇温勾配が負となって
タンクヒータ25aの温度が127℃程度に降下する時
間を設定する。これにより、当該ヒータ制御では、タン
クヒータ25aは図8のグラフに示すように制御され
る。
【0032】電気制御回路70aは、図9に示すフロー
チャートに基づいて、タンクヒータ25aの温度制御を
行うこともできる。
【0033】当該プログラムにおいては、当該厨芥処理
装置の運転を開始すると、起動スイッチが作動してタン
クヒータ25aが通電され(ステップ201)、タンク
温度センサ25bはタンクヒータ25aの温度を検出し
て温度検出信号を電気制御回路70aに出力し、電気制
御回路70aでは、タンクヒータ25aの温度を判別し
(ステップ202)する。電気制御回路70aは、タン
クヒータ25aの温度が104℃に達すると、タンクヒ
ータ25aへの通電を停止し(ステップ203)、タン
クヒータ25aの温度を判別する(ステップ204)。
電気制御回路70aは、タンクヒータ25aの温度が1
27℃に低下した場合にはタンクヒータ25aに通電す
る(ステップ205)。電気制御回路70aは、その後
タンクヒータ25aの温度を判別し(ステップ20
6)、タンクヒータ25aが130℃に達した時点でタ
ンクヒータ25aへの通電を停止して(ステップ20
7)、タンクヒータ25aの温度を判別する(ステップ
208)。以後、電気制御回路70aは、厨芥処理装置
の運転中、プログラムをステップ205〜208に基づ
く循環プログラムを実行して、タンクヒータ25aの温
度(収容タンク21の底部の温度)を127℃〜130
℃の範囲に制御する。当該ヒータ制御によれば、タンク
ヒータ25aは図10のグラフに示すように制御され
る。
【0034】また、電気制御回路70aは、図11に示
すフローチャートに基づいて、タンクヒータ25aの温
度制御を行うこともできる。
【0035】当該プログラムにおいては、当該厨芥処理
装置の運転を開始すると、起動スイッチが作動してタン
クヒータ25aが通電され(ステップ301)、タンク
温度センサ25bはタンクヒータ25aの温度を検出し
て温度検出信号を電気制御回路70aに出力し、電気制
御回路70aでは、当該厨芥処理装置の運転を開始する
と、起動スイッチが作動してタンクヒータ25aが通電
されるとともに(ステップ301)、タンク温度センサ
25bはタンクヒータ25aの温度を検出して温度検出
信号を電気制御回路70aに出力し、電気制御回路70
aではタンクヒータ25aの温度を判別し(ステップ3
02)する。電気制御回路70aは、タンクヒータ25
aの温度が104℃に達すると、タンクヒータ25aへ
の通電を停止するとともにタイマーを作動し(ステップ
303)、タンクヒータ25aの温度上昇速度(昇温勾
配)を判別する(ステップ304)。電気制御回路70
aは、昇温勾配が設定値Cに低下した時点でタンクヒー
タ25aへ通電し(ステップ305)、タンクヒータ2
5aの温度を判別して(ステップ306)、タンクヒー
タ25aが130℃に達した時点でタンクヒータ25a
への通電を停止するステップ307)。その後、電気制
御回路70aは、タンクヒータ25aの温度を判別する
(ステップ308)し。以後、電気制御回路70aは、
厨介処理装置の運転中、プログラムをステップ305〜
308に基づく循環プログラムを実行して、タンクヒー
タ25aの温度(収容タンク21の底部の温度)を12
7℃〜130℃の範囲に制御する。
【0036】当該ヒータ制御によれば、タンクヒータ2
5aは図12のグラフに示すように制御される。なお、
当該ヒータ制御においては、上記した昇温勾配の設定値
Cは、タンクヒータ25aが104℃に達した直後の温
度上昇速度が所定の値に低下した時点の温度上昇速度と
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る厨芥処理装置の正面図であ
る。
【図2】同厨芥処理装置の側面図である。
【図3】同厨芥処理装置の一部を破断した正面図であ
る。
【図4】同厨芥処理装置の一部を破断した側面図であ
る。
【図5】同厨芥処理装置を構成する電気制御部の概略的
なブロック図である。
【図6】同電気制御部の電気制御回路で実行される第1
の制御のプログラムのフローチャート図である。
【図7】同第1の制御でのタンクヒータの制御状態を示
すグラフである。
【図8】同第1の他の制御でのタンクヒータの制御状態
を示すグラフである。
【図9】同電気制御回路で実行される第2の制御のプロ
グラムのフローチャート図である。
【図10】同第2の制御でのタンクヒータの制御状態を
示すグラフである。
【図11】同電気制御回路で実行される第3の制御のプ
ログラムのフローチャート図である。
【図12】同第3の制御でのタンクヒータの制御状態を
示すグラフである。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…枠状フレーム、12…外装パ
ネル、20…収容槽、21…収容タンク、21a…投入
口、21b…排出口、22…投入口蓋、22a…バーハ
ンドル、22b…シュータ、23…排出口蓋、24…取
出容器、25a…タンクヒータ、25b…タンク温度セ
ンサ、26…カバー、30…撹拌機構、31…回転軸、
32,33…撹拌羽根、32a,33a…羽根部、32
b,33b…連結軸、40…駆動機構、41…駆動モー
タ、42,43…スプロケット、44…連動チェーン、
50…熱風循環機構、51…還流ダクト、51a…流入
口、51b…流出口、52…送風ファン、53…駆動モ
ータ、54…吸気ダクト、55…誘導板、56…熱風ヒ
ータ、60…排気機構、61…排気ダクト、62…排気
ファン用駆動モータ、63…脱臭ダクト、63a…触
媒、63b…ヒータ、64…放出ダクト、70…制御ボ
ックス、70a…電気制御回路、70b…制御回路、7
1…パネル、72a…起動スイッチ、72b…温度設定
スイッチ、72c…温度設定スイッチ、72d…排出ス
イッチ、73a…乾燥処理ランプ、73b…排出ラン
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 23/06 B09B 3/00 303M Fターム(参考) 3L113 AA03 AA07 AB05 AB06 AC01 AC58 BA36 CA08 CA20 CB01 DA05 4D004 AA03 CA22 CA42 CB28 DA01 DA02 DA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ゴミ等厨芥を収容する収容槽と、同収容
    槽に収容されている厨芥を加熱する加熱手段と、前記収
    容槽の温度を検出する温度センサと、同温度センサによ
    る検出温度に基づいて前記加熱手段を、前記収容槽の温
    度が第1の設定温度以下では動作させ、かつ第1の設定
    温度より所定温度高い第2の設定温度に達すると動作を
    停止させて、前記収容槽の温度を設定された所定の温度
    範囲に保持する制御を行う制御手段を備え、前記厨芥を
    加熱して乾燥処理する厨芥処理装置において、前記制御
    手段を、前記収容槽の温度を前記所定の温度範囲に保持
    する定常温度制御に加えて、同定常温度制御に先だっ
    て、前記収容槽が前記第1の設定温度より低い第3の設
    定温度に達すると前記加熱手段の動作を停止させ、か
    つ、前記第1の設定温度、前記第3の設定温度またはこ
    れら両温度範囲に達すると前記加熱手段を動作させる制
    御を行うように構成したことを特徴とする厨芥処理装
    置。
  2. 【請求項2】生ゴミ等厨芥を収容する収容槽と、同収容
    槽に収容されている厨芥を加熱する加熱手段と、前記収
    容槽の温度を検出する温度センサと、同温度センサによ
    る検出温度に基づいて前記加熱手段を、前記収容槽の温
    度が第1の設定温度以下では動作させ、かつ第1の設定
    温度より所定温度高い第2の設定温度に達すると動作を
    停止させて、前記収容槽の温度を設定された所定の温度
    範囲に保持する制御を行う制御手段を備え、前記厨芥を
    加熱して乾燥処理する厨芥処理装置において、前記制御
    手段にタイマーを設けて、同制御手段を、前記収容槽の
    温度を設定された前記所定の温度範囲に保持する定常温
    度制御に加えて、同定常温度制御に先だって、前記収容
    槽が前記第1の設定温度より低い第3の設定温度に達す
    ると前記加熱手段の動作を所定時間停止させる制御を行
    うように構成したことを特徴とする厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】生ゴミ等厨芥を収容する収容槽と、同収容
    槽に収容されている厨芥を加熱する加熱手段と、前記収
    容槽の温度を検出する温度センサと、同温度センサによ
    る検出温度に基づいて前記加熱手段を、前記収容槽の温
    度が第1の設定温度以下では動作させ、かつ第1の設定
    温度より所定温度高い第2の設定温度に達すると動作を
    停止させて、前記収容槽の温度を設定された所定の温度
    範囲に保持する制御を行う制御手段を備え、前記厨芥を
    加熱して乾燥処理する厨芥処理装置において、前記制御
    手段にタイマーを設けて、同制御手段を、前記収容槽の
    温度を設定された前記所定の温度範囲に保持する定常温
    度制御に加えて、同定常温度制御に先だって、前記収容
    槽が前記第1の設定温度より低い第3の設定温度に達す
    ると前記加熱手段の動作を所定時間停止させ、かつ、そ
    の後前記第1の設定温度、前記第3の設定温度またはこ
    れら両温度範囲に達すると前記加熱手段を動作させる制
    御を行うように構成したことを特徴とする厨芥処理装
    置。
  4. 【請求項4】生ゴミ等厨芥を収容する収容槽と、同収容
    槽に収容されている厨芥を加熱する加熱手段と、前記収
    容槽の温度を検出する温度センサと、同温度センサによ
    る検出温度に基づいて前記加熱手段を、前記収容槽の温
    度が第1の設定温度以下では動作させ、かつ第1の設定
    温度より所定温度高い第2の設定温度に達すると動作を
    停止させて、前記収容槽の温度を設定された所定の温度
    範囲に保持する制御を行う制御手段を備え、前記厨芥を
    加熱して乾燥処理する厨芥処理装置において、前記制御
    手段にタイマーを設けて、同制御手段を、前記収容槽の
    温度を設定された前記所定の温度範囲に保持する定常温
    度制御に加えて、同定常温度制御に先だって、前記収容
    槽が前記第1の設定温度より低い温度範囲で昇温勾配が
    設定値に達すると前記加熱手段の動作を停止させ、か
    つ、前記昇温勾配が設定値以下に低下すると前記加熱手
    段を動作させる制御を行うように構成したことを特徴と
    する厨芥処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113582735A (zh) * 2021-07-05 2021-11-02 娜谷环保科技(深圳)有限公司 厨余垃圾处理系统及方法
CN113985944A (zh) * 2021-11-12 2022-01-28 合肥水泥研究设计院有限公司 一种水泥窑协同处置垃圾下的分解炉温度控制方法

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