JP2003071402A - 厨芥処理機 - Google Patents
厨芥処理機Info
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- JP2003071402A JP2003071402A JP2001261414A JP2001261414A JP2003071402A JP 2003071402 A JP2003071402 A JP 2003071402A JP 2001261414 A JP2001261414 A JP 2001261414A JP 2001261414 A JP2001261414 A JP 2001261414A JP 2003071402 A JP2003071402 A JP 2003071402A
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Abstract
触媒の温度を常に活性温度に保って脱臭性能を確保し、
同時に脱臭用の触媒と化学反応して高熱を発生させる厨
芥ごみが投入された場合であっても、脱臭性能を維持
し、機器の損傷を防ぐ。 【解決手段】 制御回路29は脱臭器センサー23の検
出する触媒20aの温度が所定温度(T1)を超えた
時、排気手段22をONとし、脱臭器センサー23の検
出する温度の変化が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/
△t)以上でかつ脱臭器センサー23の検出する温度が
所定温度(T3)を超えた時、電動モーター9および触
媒加熱手段20bをOFFし、その後脱臭器センサー2
3の検出する温度が所定温度(T3)以下となった時、
電動モーター9をONし、さらに脱臭器センサー23の
検出する温度が所定温度(T2)以下となった時、触媒
加熱手段20bをONとする制御を行う。
Description
料理屋あるいはファーストフード店等で発生する厨芥ご
みを乾燥して減容処理する厨芥処理機に関するものであ
る。
厨芥処理機として、特開平7−88463号公報に示す
ものがある。
て、40は本体、41は厨芥収納容器で、この厨芥収納
容器41内には厨芥ごみを粉砕、撹拌する手段として固
定刃42と回転撹拌刃43が設けられている。
に設けられ、回転撹拌刃43は厨芥収納容器41の底面
から突き出た回転軸44に固定されている。この回転軸
44は電動モーター45、減速装置46を介した駆動軸
47と係合している。
熱手段としてのヒーター48と撹拌ファン49が設けら
れている。
器41及びヒーター48の上部に配置されている。そし
てヒーター48と撹拌ファン49により厨芥ごみの表面
上部を加熱し、この加熱された厨芥ごみを電動モーター
45によって駆動される回転撹拌刃43によって破砕す
るようにしている。
定容器51が設けられており、この外側固定容器51の
上部開口部は蓋52で覆われている。この蓋52には空
気を取り入れる空気取り入れ口53が設けられている。
そして、外側固定容器51には厨芥収納容器41内で発
生した臭気を排出する排気口54が設けられている。こ
の排気口54は連結パイプ55と厨芥収納容器41内で
発生した臭気を無臭化する触媒加熱手段56aと触媒5
6bで構成された触媒脱臭器56と、この触媒脱臭器5
6によって脱臭された気体を本体外に排出する排気手段
57に連通されている。
収納容器41内に厨芥ごみが投入されて乾燥運転が開始
されると、ヒーター48と撹拌ファン49によって厨芥
ごみの表面上部が加熱される。
転撹拌刃43によって破砕されながら臭気を含む蒸気を
発生する。その臭気を、触媒加熱手段56aで加熱され
た触媒56bによって脱臭し、排気手段57によって本
体40外に排出し、乾燥が行われる。
知手段(図示せず)が検知して運転を終了させるもので
ある。
た従来のものでは、排気手段57と触媒加熱手段56a
の制御のタイミングが双方同時に通電するなどの方法で
制御されているため、周囲温度が低い時、特に極端な低
温下において脱臭用の触媒56bの温度が活性温度に達
しないうちに脱臭および排気が作動を始めるので、臭気
が本体40外に排出されてしまい、脱臭性能を充分発揮
できない場合が生ずる。
どが含まれていると、触媒56bと激しく化学反応して
高熱を発生し、触媒56b周辺が予期せぬ高温にさらさ
れ、損傷して安全性に問題が生ずる場合があり、この対
処法としてサーモスタットや温度ヒューズなどの安全装
置を設けて、異常な温度上昇を検出して回路を切断して
安全性を保っていた。
の防止が充分ではないという欠点があった。
り、周囲温度が低い時にも排気運転中は脱臭用の触媒の
温度を常に活性温度に保って脱臭性能を確保し、同時に
脱臭用の触媒と化学反応して高熱を発生させる厨芥ごみ
が投入された場合であっても、脱臭性能を維持し、機器
の損傷を防ぐことを目的とする。
かに高温まで上昇させる厨芥ごみが投入され、機器内部
が高温となる等の異常になった場合、機器の損傷を防ぐ
ことを目的とする。
なった場合、使用者に異常発生を報知することを目的と
する。
に鑑みてなされたものであり、厨芥処理機の本体と、こ
の本体の開口部を覆う本体蓋と、前記本体内に取り付け
られた外側固定容器と、この外側固定容器内に着脱自在
に設置された厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内に収
容される厨芥ごみを撹拌させる回転撹拌刃と、この回転
撹拌刃を回転させる電動モーターと、前記厨芥収納容器
内の厨芥ごみを加熱する加熱手段と、この加熱手段によ
って加熱される空気を前記厨芥収納容器内に送風する送
風手段と、この送風手段と前記厨芥収納容器とを連通し
て空気を循環させる循環送風ダクトと、触媒および触媒
加熱手段とで構成され、前記厨芥収納容器内で発生した
臭気を無臭化する触媒脱臭器と、この触媒脱臭器によっ
て脱臭された気体を前記本体外に排出する排気手段と、
前記電動モーター、加熱手段、送風手段、前記触媒加熱
手段、前記排気手段を制御する制御回路とで構成された
厨芥処理機において、前記触媒の温度を検出する脱臭器
センサーを設け、制御回路は脱臭器センサーの検出する
触媒の温度が所定温度(T1)を超えた時、排気手段を
ONとし、脱臭器センサーの検出する温度の変化が所定
の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器
センサーの検出する温度が所定温度(T3)を超えた
時、電動モーターおよび触媒加熱手段をOFFし、その
後脱臭器センサーの検出する温度が所定温度(T3)以
下となった時、電動モーターをONし、さらに脱臭器セ
ンサーの検出する温度が所定温度(T2)以下となった
時、触媒加熱手段をONとする制御を行うものである。
理機において、触媒の温度を検出する脱臭器センサーを
設け、制御回路は脱臭器センサーの検出する触媒の温度
が所定温度(T1)を超えた時、排気手段をONとし、
脱臭器センサーの検出する温度の変化が所定の時間的な
温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器センサーの
検出する温度が所定温度(T3)を超えた時、電動モー
ターおよび触媒加熱手段をOFFし、その後脱臭器セン
サーの検出する温度が所定温度(T3)以下となった
時、電動モーターをONし、さらに脱臭器センサーの検
出する温度が所定温度(T2)以下となった時、触媒加
熱手段をONとする制御を行うものである。
転中は脱臭用の触媒の温度を常に活性温度に保って脱臭
性能を確保し、同時に脱臭用の触媒と化学反応して高熱
を発生させる厨芥ごみが投入された場合であっても、脱
臭性能を維持し、機器の損傷を防ぐことができる。
定温度(T4)を超えた時には、制御回路は電動モータ
ーおよび触媒加熱手段をOFFし、脱臭器センサーの検
出する温度が所定温度(T5)以下となった時、排気手
段をOFFとする制御を行うものである。
に緩やかに高温まで上昇させる厨芥ごみが投入され、機
器内部が高温となる等の異常になった場合、機器の損傷
を防ぐことができる。
備え、脱臭器センサーの検出する温度が所定温度(T
4)を超えた時には、制御回路は報知手段により使用者
に異常発生の旨を報知するものである。
常になった場合、使用者に異常発生を報知することがで
きる。
び図4を用いて説明する。
機の要部断面図である。図2は本発明の一実施例におけ
る厨芥処理機の制御動作を示すブロック図である。図3
は本発明の一実施例における厨芥処理機の基本的な制御
方法を示す図である。図4は本発明の一実施例における
厨芥処理機の異常を発生させる厨芥ごみの場合の制御方
法を示す図である。
る。2はこの本体1の上部に開閉自在に取り付けられ、
本体1の開口部を覆う本体蓋で、後部が蓋ヒンジ2aに
より本体1の後部上方に枢支されている。3は本体1内
に取り付けられた外側固定容器である。4は厨芥収納容
器で、外側固定容器3の内部に着脱自在に設置されてい
る。
の下部に取り付けられている。6は回転撹拌刃で、厨芥
収納容器4内の下部に設置されており、厨芥収納容器4
内に収容される厨芥ごみを撹拌するほかに、固定刃5と
連携して厨芥ごみを破砕するものである。
部に設けられて、その先端が回転撹拌刃6と連結してお
り、厨芥収納容器4の取り外しの際に容器ごと取り外さ
れるものである。
に取り付けられており、被駆動回転軸7と着脱自在に連
結して被駆動回転軸7に回転力を伝えるものである。9
は電動モーターで、回転駆動軸8を回転させるための回
転力を発生し、回転撹拌刃6を回転させるものである。
10は減速機構で、電動モーター9の回転力を減速して
回転駆動軸8に伝達するものである。
し、厨芥収納容器4及び外側固定容器3の上部開口部を
覆うように設けられている。12は加熱手段で、電熱ヒ
ーターよりなり、厨芥収納容器4の上方において、内蓋
11の内側天井部に取外し自在に取り付けられ、厨芥収
納容器4内の厨芥ごみを加熱する。
せず)と、このシロッコファンを駆動するファンモータ
ー(図示せず)とで構成され、厨芥収納容器4と加熱手
段12の上方を避けて本体蓋2内の一側に設置されてお
り、加熱手段12によって加熱される空気を厨芥収納容
器4内に送風するものである。
の下部近傍に前記加熱手段12が設置されている。15
はこの送風口14とは別に内蓋11に開口加工された循
環口である。
循環送風ダクトで、一側に前記送風手段13を設置し、
反対側を送風口14及び循環口15を通して、送風手段
13と前記厨芥収納容器4とを連通して空気を循環させ
る。16aは遮熱板で、加熱手段12と対向した循環送
風ダクト16の内壁面に取り付けられている。16bは
ダクト仕切で、送風手段13と加熱手段12によって加
熱された熱風を送風口14を通して厨芥収納容器4に送
風する循環風路16cと、厨芥収納容器4内の厨芥ごみ
を加熱乾燥させた後の空気を循環口15から送風手段1
3に戻す循環風路16dを分離遮断する役目をしてい
る。図示していないが、循環送風ダクト16の側面には
送風手段13を構成する前記ファンモーターの軸貫通穴
を兼ね、外気を循環送風ダクト16内に取り入れる通風
口を設けている。
付けられた加熱手段12をカバーするものであり、内蓋
11の下面に同じく取外し自在に取り付けられている。
17aはヒーターカバー17の周側壁に開設されたヒー
ターカバー開口で、送風口14から厨芥収納容器4内に
送風される空気を厨芥収納容器4の壁面に当たるように
している。17bは循環口15の下面でヒーターカバー
17に開設されたヒーターカバー開口である。
口14と循環口15とを仕切る仕切で、送風口14から
厨芥収納容器4内に送風される空気と循環口15から送
風手段13に戻る空気を分離させるためのものである。
19は臭気流出口で、循環口15より外側の内蓋11に
設けられている。
器3との間に設置されており、臭気流出口19から流出
する臭気を受け入れて脱臭するものであり、触媒20a
および触媒加熱手段20bとで構成され、前記厨芥収納
容器4内で発生した臭気を無臭化する。触媒20aは、
触媒加熱手段20bにより加熱され活性温度となって本
来の脱臭機能を発揮する。
連結する連結パイプである。なお、図示はしていない
が、この連結パイプ21には接続と離脱が自在なジョイ
ント部が形成されていて、本体蓋2の開閉時にその離脱
と接続が行なわれるようになっている。
触媒脱臭器20によって脱臭された気体を前記本体1外
に排出するためのものであり、排気ファン22aと、こ
の排気ファン22aを駆動する排気モーター22bとで
構成されている。
近傍あるいは隣接して設けられ、触媒20aの温度を検
出するものである。
けた吸引口で、触媒脱臭器20の排気パイプ25と接続
されている。
気と、排気パイプ25から吸引口24を通して脱臭後の
気体の両者を本体1外へ流出させるための排気口であ
る。
下部側面に取り付けられ、該外側固定容器3内部の温度
を検出するものである。
り付けられた循環送風ダクト16の内面に取り付けら
れ、その感熱部は循環送風ダクト16内に臨んでいる。
は、前記した脱臭器センサー23、容器センサー27及
び温度センサー28が接続され、出力側には電動モータ
ー9、加熱手段12、送風手段13、触媒加熱手段20
b、排気手段22及び後記報知手段30が夫々接続さ
れ、これらを制御する。
設けられ、表示、音などで運転状態等を報知する。
作について、図1、図2、図3および図4を参照し説明
する。
基本的な制御方法を説明する。図3(a)は通常の厨芥
ごみの場合の制御方法を示し、(b)は特殊な厨芥ごみ
の場合の制御方法を示しており、脱臭器センサー23の
検出する触媒20a温度と主な出力の制御関係を時間軸
(横軸)を一致させて表している。
されて乾燥運転が開始されると、先ず、制御回路29は
電熱ヒーターよりなる加熱手段12および触媒加熱手段
20bをONとする。
媒20aの温度が上昇し、脱臭器センサー23の検出す
る触媒20aの温度が所定温度(T1)を超えた時、制
御回路29は送風手段13をONとし、排気手段22を
ONとして、厨芥収納容器4内の熱風の循環と、触媒脱
臭器20によって脱臭された気体の本体1外への排出が
行われる。
領域の下限に近い値に設定する。これにより、周囲温度
が低い時にも触媒20aの温度が活性温度に達してか
ら、脱臭、排気が行われる。このため、周囲温度が低い
時にも脱臭性能を確保することができる。
計測を行い、運転開始から所定時間(ty)が経過した
時、回転撹拌刃6の駆動用の電動モーター9をONと
し、厨芥ごみの粉砕、撹拌を開始する。所定時間(t
y)は、通常の厨芥ごみの場合に、触媒加熱手段20b
によって加熱される触媒20aが充分活性温度に達する
と予測される時間に設定する。
1の矢印で示す。)を説明すると、循環送風ダクト16
の循環風路16cを通った風は送風口14の近傍に設置
された加熱手段12によって暖められた後、ヒーターカ
バー開口17aを通って厨芥収納容器4の壁面に吹き付
けられる。
芥ごみに当てられ、厨芥ごみを乾燥しながらヒーターカ
バー開口17b、循環口15を通り、循環風路16dか
ら送風手段13の構成部品であるシロッコファン(図示
せず)に戻るという流れで循環する。
8の検出する温度が110℃〜140℃に維持されるよ
うに、加熱手段12に電力が供給され、制御回路29が
電動モーター9を制御し回転撹拌刃6を適宜作動させる
と、投入された厨芥ごみは撹拌され、かつ厨芥収納容器
4の内壁に取り付けられた固定刃5とによって破砕され
ながら蒸気を発生し、乾燥が進行する。
本体1内の部品を冷却した空気が排気口26から本体1
の外部に排出されるが、同時に吸引口24は排気ファン
22aが動作することによって大気圧に対して低圧とな
り、厨芥収納容器4内の雰囲気が臭気流出口19を通っ
て吸引され、触媒脱臭器20すなわち活性化された触媒
20aを通過して脱臭された後、排気口26から冷却風
と混合されて本体1の外部に排出される。
16内も大気に対して低圧となるため、外気が循環送風
ダクト16に設けられた通風口(図示せず)を通して循
環送風ダクト16内に取り入れられる。
と、厨芥収納容器4の外部壁面部の温度も上昇し、さら
に厨芥ごみの乾燥が終了する温度に達すると、その温度
を外側固定容器3に取り付けられた容器センサー27が
検出し、制御回路29は各出力をOFFして運転動作を
終了する。
厨芥ごみの場合の制御方法の主要部を図3(b)を参照
し説明する。アルコール等は触媒20aと激しく化学反
応して高熱を発生させるので、この場合の触媒20aの
時間的な温度傾斜は図3(a)に示す通常の厨芥ごみの
場合より急なものとなる。
サー23の検出する触媒20aの温度の時間的な変化を
常に演算処理している。具体的には、脱臭器センサー2
3の検出する温度が所定時間(△t)の間に上昇する温
度上昇分(△T)を常に把握し、この時間的な温度傾斜
(△T/△t)が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△
t)以上か否かを判断している。尚、所定の時間的な温
度傾斜(△Tf/△t)は製品の仕様に合わせて適切な
値に定めればよい。
御回路29は触媒加熱手段20bをONとし、脱臭器セ
ンサー23の検出する温度が所定温度(T1)を超えた
時、排気手段22をONとして、触媒脱臭器20によっ
て脱臭された気体を本体1外に排出する。
制御回路29は脱臭器センサー23の検出する温度の変
化が所定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でか
つ脱臭器センサー23の検出する温度が所定温度(T
3)を超えた時(図のUで示す。)、電動モーター9お
よび触媒加熱手段20bをOFFする。これによって触
媒20aと厨芥ごみに含まれるアルコール等との化学反
応が抑制される。所定温度(T3)は、触媒20aの活
性温度領域内で高い温度値に設定する。
時間が所定時間(ty)以内に前記現象が生じた時は、
電動モーター9は未だOFFなので、OFFのままであ
る。
ル等との化学反応が抑制されたため、やがて化学反応に
よる発熱が減退し、脱臭器センサー23の検出する温度
が低下して行く。制御回路29は、その後脱臭器センサ
ー23の検出する温度が所定温度(T3)以下となった
時、電動モーター9をONし、回転撹拌刃6を回転させ
厨芥ごみの粉砕、撹拌を再開する。
3の検出する温度が所定温度(T2)以下となった時、
触媒加熱手段20bをONとする。つまり、触媒20a
の温度が所定温度(T2)以下となれば、触媒20aと
厨芥ごみに含まれるアルコール等との化学反応が低調と
なり、激しい発熱が収まったと見なせるので、触媒20
aを再度加熱し、触媒20aの温度を活性温度に維持
し、通常の乾燥運転状態とする。所定温度(T2)は、
触媒20aの活性温度領域内で所定温度(T1)と所定
温度(T3)の間の値に設定する。
もし再び触媒20aの温度が運転開始から所定時間(t
y)以上経過してから急激に上昇した場合には、制御回
路29は脱臭器センサー23の検出する温度の変化が所
定の時間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭
器センサー23の検出する温度が所定温度(T3)を超
えた時(図のUで示す。)、電動モーター9および触媒
加熱手段20bをOFFする等の制御を行う。
媒20a周辺の温度を抑制できる。
較的に緩やかに高温まで上昇させる場合の制御方法につ
いて、図4を参照し説明する。
投入されて乾燥運転が開始されると、時間が経過しても
触媒20aの温度が上昇を続け、遂には所定温度(T
4)を超える場合がある。所定温度(T4)は、触媒2
0a等に損傷を与えない上限に近い値に設定する。
ー23の検出する温度が所定温度(T4)を超えた時に
は、制御回路29は電動モーター9および触媒加熱手段
20bをOFFし、触媒20aの温度上昇を抑制する。
で、制御回路29は脱臭器センサー23の検出する温度
が所定温度(T5)以下となった時、排気手段22をO
FFとする。つまり、再度乾燥運転をしても問題のない
温度まで低下したことを確認して制御を終了する。所定
温度(T5)は、所定温度(T1)より低く、触媒20
aの活性温度領域のほぼ下限の値に設定する。
が所定温度(T4)を超えた時には、制御回路29は報
知手段30により使用者に異常発生の旨を報知する。つ
まり、使用者に異常が発生した旨を表示、または音、あ
るいは表示および音で報知して適切な処置を促す。
およびT5の設定値の大小関係は、T5<T1<T2<
T3<T4とするとよい。
厨芥処理機において、触媒の温度を検出する脱臭器セン
サーを設け、制御回路は脱臭器センサーの検出する触媒
の温度が所定温度(T1)を超えた時、排気手段をON
とし、脱臭器センサーの検出する温度の変化が所定の時
間的な温度傾斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器セン
サーの検出する温度が所定温度(T3)を超えた時、電
動モーターおよび触媒加熱手段をOFFし、その後脱臭
器センサーの検出する温度が所定温度(T3)以下とな
った時、電動モーターをONし、さらに脱臭器センサー
の検出する温度が所定温度(T2)以下となった時、触
媒加熱手段をONとする制御を行うので、周囲温度が低
い時にも排気運転中は脱臭用の触媒の温度を常に活性温
度に保って脱臭性能を確保し、同時に脱臭用の触媒と化
学反応して高熱を発生させる厨芥ごみが投入された場合
であっても、脱臭性能を維持し、機器の損傷を防ぐこと
ができる。
定温度(T4)を超えた時には、制御回路は電動モータ
ーおよび触媒加熱手段をOFFし、脱臭器センサーの検
出する温度が所定温度(T5)以下となった時、排気手
段をOFFとする制御を行うので、脱臭用の触媒の温度
を比較的に緩やかに高温まで上昇させる厨芥ごみが投入
され、機器内部が高温となる等の異常になった場合、機
器の損傷を防ぐことができる。
備え、脱臭器センサーの検出する温度が所定温度(T
4)を超えた時には、制御回路は報知手段により使用者
に異常発生の旨を報知するので、機器内部が高温となる
等の異常になった場合、使用者に異常発生を報知し、適
切な処置を促すことができる。
面図である。
作を示すブロック図である。
な制御方法を示す図で、(a)は通常の厨芥ごみの場合
の制御方法を示し、(b)は特殊な厨芥ごみの場合の制
御方法を示している。
発生させる厨芥ごみの場合の制御方法を示す図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 厨芥処理機の本体(1)と、この本体
(1)の開口部を覆う本体蓋(2)と、前記本体(1)
内に取り付けられた外側固定容器(3)と、この外側固
定容器(3)内に着脱自在に設置された厨芥収納容器
(4)と、この厨芥収納容器(4)内に収容される厨芥
ごみを撹拌させる回転撹拌刃(6)と、この回転撹拌刃
(6)を回転させる電動モーター(9)と、前記厨芥収
納容器(4)内の厨芥ごみを加熱する加熱手段(12)
と、この加熱手段(12)によって加熱される空気を前
記厨芥収納容器(4)内に送風する送風手段(13)
と、この送風手段(13)と前記厨芥収納容器(4)と
を連通して空気を循環させる循環送風ダクト(16)
と、触媒(20a)および触媒加熱手段(20b)とで
構成され、前記厨芥収納容器(4)内で発生した臭気を
無臭化する触媒脱臭器(20)と、この触媒脱臭器(2
0)によって脱臭された気体を前記本体(1)外に排出
する排気手段(22)と、前記電動モーター(9)、加
熱手段(12)、送風手段(13)、前記触媒加熱手段
(20b)、前記排気手段(22)を制御する制御回路
(29)とで構成された厨芥処理機において、前記触媒
(20a)の温度を検出する脱臭器センサー(23)を
設け、制御回路(29)は脱臭器センサー(23)の検
出する触媒(20a)の温度が所定温度(T1)を超え
た時、排気手段(22)をONとし、脱臭器センサー
(23)の検出する温度の変化が所定の時間的な温度傾
斜(△Tf/△t)以上でかつ脱臭器センサー(23)
の検出する温度が所定温度(T3)を超えた時、電動モ
ーター(9)および触媒加熱手段(20b)をOFF
し、その後脱臭器センサー(23)の検出する温度が所
定温度(T3)以下となった時、電動モーター(9)を
ONし、さらに脱臭器センサー(23)の検出する温度
が所定温度(T2)以下となった時、触媒加熱手段(2
0b)をONとする制御を行うことを特徴とする厨芥処
理機。 - 【請求項2】 脱臭器センサー(23)の検出する温度
が所定温度(T4)を超えた時には、制御回路(29)
は電動モーター(9)および触媒加熱手段(20b)を
OFFし、脱臭器センサー(23)の検出する温度が所
定温度(T5)以下となった時、排気手段(22)をO
FFとする制御を行うことを特徴とする請求項1記載の
厨芥処理機。 - 【請求項3】 運転状態等を報知する報知手段(30)
を備え、脱臭器センサー(23)の検出する温度が所定
温度(T4)を超えた時には、制御回路(29)は報知
手段(30)により使用者に異常発生の旨を報知するこ
とを特徴とする請求項2記載の厨芥処理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001261414A JP3621665B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 厨芥処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
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