JP2000320965A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP2000320965A
JP2000320965A JP11128209A JP12820999A JP2000320965A JP 2000320965 A JP2000320965 A JP 2000320965A JP 11128209 A JP11128209 A JP 11128209A JP 12820999 A JP12820999 A JP 12820999A JP 2000320965 A JP2000320965 A JP 2000320965A
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temperature detecting
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忠 松代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみ等の厨芥を乾燥処理する厨芥処理装置
において、生ごみの乾燥が終了したことを判別して加熱
乾燥を確実に終わらせるとともに、加熱手段および温度
検出手段の取付作業性および組立性を向上する。 【解決手段】 生ごみ収納容器1内の上部に加熱手段と
送風手段16とを設け、吸気部10より外気を流入させ
るとともに、生ごみ20から発生する蒸気を排気部11
より排出し、生ごみ収納容器1内の温度を温度検出手段
23により検知する。加熱手段は温度検出手段23の出
力で温度調整を行う第1の加熱手段22と連続動作を行
う第2の加熱手段22aからなり、温度検出手段23の
出力で乾燥処理の終了時期を判定して生ごみ20の乾燥
処理運転を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ等の厨芥を
乾燥処理するための厨芥処理装置に関すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の厨芥処理装置は図8に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、生ごみ収納容器1は、乾
燥処理する生ごみ20等の厨芥を投入するもので、駆動
モータ8により駆動される撹拌羽根7を回転自在に設け
ている。第1の加熱手段2はシーズヒータなどで構成
し、生ごみ収納容器1の外底面を加熱する。下部温度検
出手段3は生ごみ収納容器1の底裏面に配設し、生ごみ
収納容器1の底面の温度を検出する。第1の加熱手段2
はこの下部温度検出手段3の出力に基づき加熱制御手段
6により所定温度で加熱制御される。
【0004】生ごみ収納容器1の上部には、熱風発生撹
拌手段14を構成する第2の加熱手段15と第2の加熱
手段15の熱を生ごみ収納容器1の内部に送り込む送風
手段16と、外気を流入させる吸気部10と、生ごみ2
0から発生する水蒸気を含むガスを排出させる排気部1
1と、処理中の生ごみ収納容器1の温度を検出する上部
温度検出手段4とを設け、排気部11にはガスに含まれ
る臭いをとる触媒12および触媒加熱手段13を設けて
いる。
【0005】上記構成において図9を参照しながら動作
を説明する。まず、所定期間、触媒加熱手段13を加熱
し、触媒12の温度を上昇させ、触媒機能を上げる。次
に、第1の加熱手段2および第2の加熱手段15をオン
させる。生ごみ収納容器1に投入された生ごみ20は、
撹拌羽根7によってかきあげられながら生ごみ収納容器
1の外底面の第1の加熱手段2により熱せられ、かきあ
げられた生ごみ20は上部の第2の加熱手段15と送風
手段16によって加熱乾燥される。
【0006】運転開始後は、第1の加熱手段2は下部温
度検出手段3の出力に基づき、加熱制御手段6により所
定温度で加熱制御(温調)され、第2の加熱手段15は
常時オンして加熱をつづけ、撹拌羽根7で粉砕されなが
ら生ごみ20を加熱乾燥する。乾燥が進むと水蒸気が少
なくなり、上部空間の温度は急激に上昇する。
【0007】上部温度検出手段4により検知した温度
は、図9に示すような温度特性が得られ、この温度が所
定値に達すると乾燥終了と判断し、第1の加熱手段2お
よび第2の加熱手段15をオフし、所定期間、送風手段
16をオンして装置の冷却を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の構成では、生ごみ収納容器1の上部を加熱する第2
の加熱手段15だけでは、生ごみ収納容器1内の温度が
充分に上昇しないようにしてあり、生ごみ収納容器1内
の温度調整は生ごみ収納容器1の外底面に設けた第1の
加熱手段2で行う構成としていた。
【0009】このため、生ごみ収納容器1の下部を加熱
する第1の加熱手段2は加熱制御(温調)を行う必要が
あり、そのために、下部温度検出手段3を設ける必要が
あった。下部温度検出手段3だけでは、生ごみ収納容器
1の上部の雰囲気温度を素早く検知することができず、
また、乾燥終了時期の温度変化も小さいので、下部温度
検出手段3により検知した温度により、乾燥終了時期を
判定することが困難で、上部温度検出手段4を設ける必
要があった。
【0010】このため、温度検出手段を生ごみ収納容器
1の上部と下部にそれぞれ設けることが必要で、その取
付作業性および組立性の面で不都合であった。
【0011】また、乾燥処理時間や乾燥処理の前工程で
の触媒12の加熱時間や冷却時間を所定時間と定めてい
た。このため、乾燥処理時間を所定時間と定めると、生
ごみの量が少ない場合は過乾燥になり焦げ付くし、反対
に生ごみの量が多い場合は未乾燥となり、生ごみ収納容
器1内に投入された生ごみの量によって、生ごみの乾燥
状態が非常に異なったり、乾燥処理の前工程での触媒1
2の加熱時間を所定時間と定めると、周囲温度が低い場
合十分に触媒12が加熱できずに乾燥処理工程に移行
し、送風手段16がオンすると悪臭が触媒12にて十分
とれずに排出されたり、冷却時間を所定時間と定める
と、生ごみの量が多い場合は十分に冷却されずに終了す
るいう問題があった。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、生ごみの乾燥が終了したことを判別して加熱乾燥を
確実に終わらせるとともに、加熱手段および温度検出手
段の取付作業性および組立性を向上することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、生ごみ収納容器内の上部に加熱手段と送風
手段とを設け、吸気部より外気を流入させるとともに、
生ごみから発生する蒸気を排気部より排出し、生ごみ収
納容器内の温度を温度検出手段により検知するように構
成し、加熱手段は温度検出手段の出力で温度調整を行う
第1の加熱手段と連続動作を行う第2の加熱手段からな
り、温度検出手段の出力で乾燥処理の終了時期を判定し
て生ごみの乾燥処理運転を制御するよう構成したもので
ある。
【0014】これにより、生ごみの乾燥が終了したこと
が判別できて、加熱乾燥を確実に終わらせるとともに、
加熱手段および温度検出手段の取付作業性および組立性
を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、生ごみ収納容器と、この生ごみ収納容器内の上部に
設けた加熱手段と送風手段と、外気を流入させる吸気部
と、生ごみから発生する蒸気を排出する排気部と、前記
生ごみ収納容器内の温度を検知する温度検出手段とを備
え、前記加熱手段は前記温度検出手段の出力で温度調整
を行う第1の加熱手段と連続動作を行う第2の加熱手段
からなり、前記温度検出手段の出力で乾燥処理の終了時
期を判定して生ごみの乾燥処理運転を制御するよう構成
したものであり、生ごみ収納容器に投入された生ごみ
は、撹拌羽根によってかきあげられながら生ごみ収納容
器の上面に取り付けた第1の加熱手段と第2の加熱手段
および送風手段によって乾燥される。乾燥処理が進み水
蒸気が少なくなると生ごみ収納容器の温度が上昇し、第
1の加熱手段をオフしても第2の加熱手段による加熱に
より上部空間の温度は急激に上昇し、温度検出手段によ
って生ごみの乾燥が終了したことが判別できて、加熱乾
燥を確実に終わらせることができ、さらに、生ごみ収納
容器内の上部に加熱手段と温度検出手段を設けること
で、加熱手段および温度検出手段の取付作業性および組
立性を向上することができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、排気の臭いを脱臭する触媒と、こ
の触媒の機能を補助する触媒加熱手段とを備え、加熱手
段と送風手段をオンする前に前記触媒加熱手段をオンす
るようにし、前記触媒加熱手段のみオン時に温度検出手
段の出力にて加熱手段と送風手段をオン開始するように
したものであり、生ごみから発生される水蒸気と臭いは
吸気口から取り込まれる新たな空気とともに、触媒で脱
臭して排気口から排出することができるとともに、加熱
手段と送風手段をオンする前に触媒加熱手段をオンし、
温度検出手段の出力が所定温度に到達してから加熱手段
と送風手段をオンすることで、周囲温度にかかわらず触
媒が十分加熱されてから乾燥処理工程に移行し、送風手
段がオンしても悪臭が触媒にて十分とれるため悪臭が排
出されない。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、所定期間の温度検出手段の出力の
最高値にて、加熱手段をオンオフする設定値を変更し加
熱手段を制御するようにしたものであり、投入された生
ごみの量が多いと生ごみ収納容器内の上部空気量が少な
く、生ごみが暖まり易くなり、温度検出手段の出力の変
動が大きくなるが、温度検出手段の出力の最高値にて加
熱手段をオンオフする設定値を変更すると、温度検出手
段の出力の変動により加熱手段による加熱の終了の誤判
断をなくすることができ、確実な加熱乾燥の終了をさせ
ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、所定期間の温度検出手段の出力の
最高値にて、加熱手段オン時に撹拌羽根を有する回転手
段の周期を変更するようにしたものであり、投入された
生ごみの量が多いと生ごみ収納容器内の上部空気量が少
なく、生ごみが暖まり易くなり、温度検出手段の出力の
変動が大きくなるため、温度検出手段の出力の最高値に
て回転手段のオン時間を延ばし、乾燥を促進させること
ができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、所定期間の温度検出手段の出力の
最高値にて、加熱手段による加熱を終了する設定値を定
め、加熱を終了するようにしたものであり、投入された
生ごみの量が多いと生ごみ収納容器内の上部空気量が少
なく、生ごみが暖まり易くなり、温度検出手段の出力の
変動が大きくなるが、温度検出手段の出力の最高値にて
加熱手段による加熱の終了の設定値を定めるため、投入
した生ごみの量に関わらず加熱手段による加熱の終了が
でき、加熱乾燥を確実に終わらせることができ、必要以
上の乾燥処理や乾燥処理の早終了をなくし、生ごみの焦
げの発生や未乾燥で終了させることもなくなる。
【0020】請求項6に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、加熱手段による加熱を終了した
後、冷却期間を温度検出手段の出力にて設定するように
したものであり、加熱手段による加熱が終了した後、温
度検出手段の出力にて冷却期間を設定するため、乾燥処
理終了時に本体温度が下がり、安全性を向上することが
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0022】(実施例1)以下本発明の第1の実施例を
図1、2を用いて説明する。なお従来例と同一部分につ
いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】図1に於いて、生ごみ収納容器1は、駆動
モータ8により駆動される撹拌羽根7を回転自在に取り
付けている。この生ごみ収納容器1の上部には、シーズ
ヒータ等からなる第1の加熱手段22と第2の加熱手段
22aおよび送風手段16を設けている。生ごみ収納容
器1内には吸気口10から空気を取り込み、送風手段1
6で熱風として生ごみ収納容器1内に送り込まれる。排
気部11は生ごみ収納容器1の一部に設け、生ごみ20
から発生する水蒸気を含むガスを放出させ、ガスに含ま
れる臭いを取るための触媒12および触媒の機能を補助
する触媒加熱手段13を設けている。
【0024】温度検出手段23は、生ごみ収納容器1内
の雰囲気温度を検出するように生ごみ収納容器1の上部
面に配設しており、第1の加熱手段22は温度検出手段
23の出力に基づいて、加熱制御手段6により所定温度
で加熱制御(温調)するよう構成している。第2の加熱
手段22aは、乾燥運転中は常時オンして加熱する。例
えば、温度検知手段23の出力に基づいて加熱制御され
る第1の加熱手段22は1600W、常時オンで加熱さ
れる第2の加熱手段22aは1200Wのヒータで構成
している。
【0025】上記構成において図2を参照しながら動作
を説明する。生ごみ収納容器1に投入された生ごみ20
は、撹拌羽根7により粉砕撹拌されながら、第1の加熱
手段22と第2の加熱手段22aおよび送風手段16に
より加熱乾燥される。撹拌羽根7は所定時間毎にオン/
オフを繰り返し、また正転/逆転と反転させながら動作
を行うことで、生ごみ20の撹拌を行なう。
【0026】温度検出手段23により検知した温度が所
定値以上になると、第1の加熱手段22をオフし、温度
検出手段23により検知した温度が所定値未満になる
と、第1の加熱手段22をオンするのが乾燥処理の主動
作である。生ごみに水分があるときは、温度検出手段2
3による第1の加熱手段22の加熱制御で生ごみ収納容
器1内の温度は所定温度に保たれる。
【0027】この乾燥処理が進み、水蒸気が少なくなる
と、生ごみ収納容器1内の温度が上昇し、第1の加熱手
段22をオフしても第2の加熱手段22aによる加熱に
より上部空間の温度は急激に上昇し、温度検出手段23
の出力が第2の所定値以上になると乾燥終了と判断し、
乾燥処理工程を終了する。
【0028】このように、生ごみ収納容器1内の上部に
設けた温度検出手段23により、生ごみの水分がなくな
ったことを検知して、加熱乾燥を確実に終わらせること
ができ、さらに、生ごみ収納容器1内の上部に第1の加
熱手段22および第2の加熱手段22aと温度検出手段
23を設けることで、第1の加熱手段22および第2の
加熱手段22aと温度検出手段23の取付作業性および
組立性を向上することができる。
【0029】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を図3を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0030】本実施例では、第1の加熱手段22および
第2の加熱手段22aと送風手段16をオンする前に、
触媒加熱手段13をオンするようにし、触媒加熱手段1
3のみオン時に温度検出手段23の出力にて、第1の加
熱手段22および第2の加熱手段22aと送風手段16
をオン開始するようにしたものである。
【0031】上記構成において図3を参照しながら動作
を説明する。第1の加熱手段22および第2の加熱手段
22aをオンして主加熱を開始するのに先立ち、触媒1
2の機能を確保するため触媒加熱手段13をオンする。
触媒加熱手段13をオンすると、少しずつではあるが、
温度検出手段23により検知する温度が上昇する。
【0032】よって周囲温度にかかわらず温度検出手段
23の出力が所定値に達すると、触媒12が十分に加熱
できたと判断して、第1の加熱手段22および第2の加
熱手段22aと送風手段16をオンし、乾燥処理を開始
する。また初期から温度検出手段23の出力が所定値に
達しておれば、直ちに第1の加熱手段22および第2の
加熱手段22aと送風手段16をオンし、乾燥処理を開
始する。
【0033】このように、触媒12の機能が十分に発揮
できる温度状態で乾燥処理を開始するため、送風手段1
6がオンしても悪臭が触媒12にて十分とれるため、悪
臭が排出されることはない。
【0034】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
を図4を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】本実施例は、加熱制御手段6で、所定期間
の温度検出手段23の出力の最高値に応じて、第1の加
熱手段22をオンオフする設定値を変更し、第1の加熱
手段22を制御するよう構成している。
【0036】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。生ごみ収納容器1内に投入された生ごみ2
0の量が多いと、生ごみ収納容器1内の上部空間の空気
量が少なく、生ごみ20が暖まり易くなり、温度検出手
段23の出力の変動が大きくなる。また、乾燥処理初期
時には、水蒸気の発生量が少ないため上部空間の温度が
暖まり易く、同様に温度検出手段23の出力の変動が大
きくなる。
【0037】そこで、所定期間、温度検出手段23の出
力の最高値にて第1の加熱手段22をオンオフする設定
値を変更する。たとえば、図4の太線で示すように、温
度が高ければ、第1の加熱手段22をオンオフする設定
値を低く変更する。すると温度検出手段23の出力の変
動の最高値も下がり、温度検出手段23の出力の変動の
値により第1の加熱手段22および第2の加熱手段22
aによる加熱の終了の誤判断をなくし、確実な加熱乾燥
の終了ができる。
【0038】よって、投入した生ごみの量に関わらず、
第1の加熱手段22および第2の加熱手段22aによる
加熱の終了ができ、加熱乾燥を確実に終わらせることが
できる。
【0039】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
を図5を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】本実施例は、第1の実施例における駆動モ
ータ8による撹拌羽根7の回転周期を、所定期間に於け
る温度検出手段23の出力の最高値に応じて、第1の加
熱手段22のオン時に変更するようにしたものである。
他の構成は上記実施例と同じである。
【0041】上記構成において図5を参照しながら動作
を説明する。生ごみ収納容器1内に投入された生ごみ2
0の量が多いと、生ごみ収納容器1内の上部空間の空気
量が少なく、生ごみ20が暖まり易くなり、温度検出手
段23の出力の変動が大きくなる。所定期間、温度検出
手段23の出力の最高値にて撹拌羽根7の動作のオン時
間を変えることで、投入された生ごみ20の量に応じて
撹拌度合いを対応させ、適切な乾燥処理を行うことがで
きる。
【0042】図5の太線で示すように、生ごみ20が多
ければ長く撹拌し、生ごみ20が少なければ短く撹拌す
ることにより、生ごみ収納容器1内の温度分布をより均
一にすることができ、温度検出手段23の出力を安定さ
せ、乾燥処理工程の終了を安定化する。
【0043】よって、投入した生ごみの量に関わらず、
第1の加熱手段22および第2の加熱手段22aによる
加熱の終了ができ、加熱乾燥を確実に終わらせることが
できる。また、生ごみ20の撹拌を均一にすることで、
生ごみ20の処理生成物を均一化し、処理の出来映えを
よくする効果もある。
【0044】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
を図6を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】本実施例は、加熱制御手段6で、所定期間
の温度検出手段23の出力の最高値にて、第1の加熱手
段22および第2の加熱手段22aによる加熱を終了す
る設定値を定め、加熱を終了するようにしたものであ
る。他の構成は上記実施例と同じである。
【0046】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。生ごみ収納容器1内に投入された生ごみ2
0の量が多いと、生ごみ収納容器1内の上部空間の空気
量が少なく、生ごみ20が暖まり易くなり、温度検出手
段23の出力の変動が大きくなる。また、乾燥処理初期
時には水蒸気の発生量が少ないため、上部空間の温度が
暖まり易く、同様に温度検出手段23の出力の変動が大
きくなる。
【0047】そこで、所定期間、温度検出手段23の出
力の最高値にて第1の加熱手段22および第2の加熱手
段22aによる加熱の終了の設定値を定める。たとえ
ば、図6の太線で示すように、温度が高ければ、第1の
加熱手段22および第2の加熱手段22aによる加熱の
終了の設定値を高く変更する。乾燥処理の後半に水蒸気
が少なくなり、上部空間の温度は急激に上昇し、温度検
出手段23の出力が設定値以上になり、乾燥終了と判断
し、乾燥処理工程を終了する。
【0048】よって、投入した生ごみの量に関わらず、
第1の加熱手段22および第2の加熱手段22aによる
加熱の終了ができ、加熱乾燥を確実に終わらせることが
でき、必要以上の乾燥処理や乾燥処理の早終了をなく
し、生ごみの焦げの発生や未乾燥で終了させることもな
くなる。
【0049】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
を図7を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】本実施例では、加熱制御手段6で、第1の
加熱手段22および第2の加熱手段22aによる加熱を
終了した後の冷却期間を、温度検出手段23の出力にて
設定するようにしたものである。他の構成は上記実施例
と同じである。
【0051】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明する。第1の加熱手段22および第2の加熱手段
22aによる加熱が終了し、第1の加熱手段22および
第2の加熱手段22aをオフすると、温度が低下する。
図7の太線で示すように、投入された生ごみ20の量が
多いと温度の低下が緩やかで、生ごみ20の量が少ない
と温度の低下が急である。温度検出手段23の出力にて
冷却期間を設定すると、投入した生ごみ20の量にかか
わらず、乾燥処理終了時には本体温度が下がり、安全性
を向上することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、生ごみ収納容器と、この生ごみ収納容器
内の上部に設けた加熱手段と送風手段と、外気を流入さ
せる吸気部と、生ごみから発生する蒸気を排出する排気
部と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する温度検出
手段とを備え、前記加熱手段は前記温度検出手段の出力
で温度調整を行う第1の加熱手段と連続動作を行う第2
の加熱手段からなり、前記温度検出手段の出力で乾燥処
理の終了時期を判定して生ごみの乾燥処理運転を制御す
るよう構成したから、乾燥処理が進み水蒸気が少なくな
ると生ごみ収納容器の温度が上昇し、第1の加熱手段を
オフしても第2の加熱手段による加熱により上部空間の
温度は急激に上昇し、温度検出手段によって生ごみの乾
燥が終了したことが判別できて、加熱乾燥を確実に終わ
らせることができ、さらに、生ごみ収納容器内の上部に
加熱手段と温度検出手段を設けることで、加熱手段およ
び温度検出手段の取付作業性および組立性を向上するこ
とができる。また、1個の温度検出手段で加熱乾燥制御
ができ、構成が簡単になり、安価にできる。
【0053】また、請求項2に記載の発明によれば、排
気の臭いを脱臭する触媒と、この触媒の機能を補助する
触媒加熱手段とを備え、加熱手段と送風手段をオンする
前に前記触媒加熱手段をオンするようにし、前記触媒加
熱手段のみオン時に温度検出手段の出力にて加熱手段と
送風手段をオン開始するようにしたから、生ごみから発
生される水蒸気と臭いは吸気口から取り込まれる新たな
空気とともに、触媒で脱臭して排気口から排出すること
ができるとともに、周囲温度にかかわらず触媒が十分加
熱されてから乾燥処理工程に移行し、送風手段がオンし
ても悪臭が触媒にて十分とれるため悪臭が排出されな
い。
【0054】また、請求項3に記載の発明によれば、所
定期間の温度検出手段の出力の最高値にて、加熱手段を
オンオフする設定値を変更し加熱手段を制御するように
したから、温度検出手段の出力の変動により加熱手段に
よる加熱の終了の誤判断をなくすることができ、確実な
加熱乾燥の終了をさせることができる。
【0055】また、請求項4に記載の発明によれば、所
定期間の温度検出手段の出力の最高値にて、加熱手段オ
ン時に撹拌羽根を有する回転手段の周期を変更するよう
にしたから、温度検出手段の出力の最高値にて回転手段
のオン時間を変更し、乾燥を促進させることができる。
【0056】また、請求項5に記載の発明によれば、所
定期間の温度検出手段の出力の最高値にて、加熱手段に
よる加熱を終了する設定値を定め、加熱を終了するよう
にしたから、投入した生ごみの量に関わらず加熱手段に
よる加熱の終了ができ、加熱乾燥を確実に終わらせるこ
とができ、必要以上の乾燥処理や乾燥処理の早終了をな
くし、生ごみの焦げの発生や未乾燥で終了させることも
なくなる。
【0057】また、請求項6に記載の発明によれば、加
熱手段による加熱を終了した後、冷却期間を温度検出手
段の出力にて設定するようにしたから、加熱手段による
加熱が終了した後、温度検出手段の出力にて冷却期間を
設定するため、乾燥処理終了時に本体温度が下がり、安
全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の厨芥処理装置の断面図
【図2】同厨芥処理装置の温度変化を示すタイムチャー
【図3】本発明の第2の実施例の厨芥処理装置の温度変
化を示す要部タイムチャート
【図4】本発明の第3の実施例の厨芥処理装置の温度変
化を示すタイムチャート
【図5】(a)本発明の第4の実施例の厨芥処理装置の
温度変化を示す要部タイムチャート (b)同厨芥処理装置の撹拌羽根の動作を示すタイムチ
ャート
【図6】本発明の第5の実施例の厨芥処理装置の温度変
化を示すタイムチャート
【図7】本発明の第6の実施例の厨芥処理装置の温度変
化を示す要部タイムチャート
【図8】従来の厨芥処理装置の断面図
【図9】同厨芥処理装置の温度変化を示すタイムチャー
【符号の説明】
1 生ごみ収納容器 10 吸気部 11 排気部 16 送風手段 20 生ごみ 22 第1の加熱手段 22a 第2の加熱手段 23 温度検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ収納容器と、この生ごみ収納容器
    内の上部に設けた加熱手段と送風手段と、外気を流入さ
    せる吸気部と、生ごみから発生する蒸気を排出する排気
    部と、前記生ごみ収納容器内の温度を検知する温度検出
    手段とを備え、前記加熱手段は前記温度検出手段の出力
    で温度調整を行う第1の加熱手段と連続動作を行う第2
    の加熱手段からなり、前記温度検出手段の出力で乾燥処
    理の終了時期を判定して生ごみの乾燥処理運転を制御す
    るよう構成した厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 排気の臭いを脱臭する触媒と、この触媒
    の機能を補助する触媒加熱手段とを備え、加熱手段と送
    風手段をオンする前に前記触媒加熱手段をオンするよう
    にし、前記触媒加熱手段のみオン時に温度検出手段の出
    力にて加熱手段と送風手段をオン開始するようにした請
    求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 所定期間の温度検出手段の出力の最高値
    にて、加熱手段をオンオフする設定値を変更し加熱手段
    を制御するようにした請求項1記載の厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 所定期間の温度検出手段の出力の最高値
    にて、加熱手段オン時に撹拌羽根を有する回転手段の周
    期を変更するようにした請求項1記載の厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】 所定期間の温度検出手段の出力の最高値
    にて、加熱手段による加熱を終了する設定値を定め、加
    熱を終了するようにした請求項1記載の厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】 加熱手段による加熱を終了した後、冷却
    期間を温度検出手段の出力にて設定するようにした請求
    項1記載の厨芥処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008249160A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Tdk Corp 粉体の乾燥方法、粉体の乾燥装置及び希土類焼結磁石の製造方法
JP2011185587A (ja) * 2010-02-13 2011-09-22 Yoshinobu Kobayashi 被処理物の乾燥方法および乾燥装置

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