JP2000301100A - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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JP2000301100A
JP2000301100A JP11112054A JP11205499A JP2000301100A JP 2000301100 A JP2000301100 A JP 2000301100A JP 11112054 A JP11112054 A JP 11112054A JP 11205499 A JP11205499 A JP 11205499A JP 2000301100 A JP2000301100 A JP 2000301100A
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Japan
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catalyst
suction
odor
garbage
heating
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JP11112054A
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Kenji Ito
健二 伊藤
Yoshiyuki Higashiyama
義幸 東山
Masahiro Kimura
昌弘 木村
Motomichi Mishima
基道 三島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に生ごみを処理する厨芥処理機において、
運転当初の触媒が脱臭可能な温度に加熱するまでの間
に、吸引によるごみの臭いが外部に排気されるのを抑え
るとともに、ごみそのものの臭いも脱臭できるようにす
る。 【解決手段】 加熱されて臭気を脱臭する触媒20を触
媒加熱ヒータ21により加熱し、臭気を触媒20に吸引
する吸引手段22の吸引量を可変できるようにし、触媒
20が脱臭可能な温度に達するまでの間、吸引手段22
を停止または低吸引量で運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に生ごみを処理
する厨芥処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の厨芥処理機は図8および
図9に示すように構成していた。以下、その構成につい
て説明する。
【0003】図8および図9に示すように、収納容器1
は生ごみを投入するもので、その下部は断面が略半円形
状に形成し、攪拌羽根により生ごみを攪拌するよう構成
している。乾燥ヒータ2は収納容器1の上部に設け、乾
燥ファン3とともに生ごみを上方より乾燥するものであ
る。乾燥ファン3は乾燥モータ4に直結されている。触
媒5は触媒加熱ヒータ6により加熱されて臭気を脱臭す
るものであり、この触媒5の後段に、吸引モータ8に直
結し回転される吸引ファン7を設け、臭気を触媒5に吸
引するよう構成し、吸引された蒸気等を排気口9より外
部に排気する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の厨芥
処理機では、運転と同時に、乾燥ヒータ2、乾燥ファン
3、乾燥モータ4などで構成する加熱手段が作動し、触
媒加熱ヒータ6により触媒5の加熱が開始し、吸引モー
タ8にゆり吸引ファン7も作動すると、吸引される加熱
された空気の熱伝導によって、触媒5は効率良く加熱さ
れる。その後、吸引された臭気を含む空気を脱臭し排気
する。
【0005】また、通常は触媒5が脱臭可能な温度に加
熱するまでの僅かな時間は、脱臭能力が十分ではない
が、ごみ処理による蒸気発生が活発になる前に触媒5が
脱臭可能な温度に加熱されるので排気が臭うことはない
が、腐敗ごみ等の強烈な臭気を放つごみを処理した場合
に、運転当初の吸引によって排気されるごみそのものの
臭いが気になる場合があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、運転
当初の触媒が脱臭可能な温度に加熱するまでの間に、吸
引によるごみの臭いが外部に排気されるのを抑えるとと
もに、ごみそのものの臭いも脱臭できるようにすること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、加熱されて臭気を脱臭する触媒を加熱手段
により加熱し、臭気を触媒に吸引する吸引手段の吸引量
を可変できるようにし、触媒が脱臭可能な温度に達する
までの間、吸引手段を停止または低吸引量で運転するよ
うにしたもので、運転当初の触媒が脱臭可能な温度に達
するまでの間に、吸引によるごみの臭いが外部に排気さ
れるのを抑えることができるとともに、低吸引量で運転
することにより、触媒の加熱を効率よく行うことができ
てごみそのものの臭いも脱臭することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、加熱されて臭気を脱臭する触媒と、この触媒を加熱
する加熱手段と、臭気を触媒に吸引し吸引量を可変でき
る吸引手段とを備え、前記触媒が脱臭可能な温度に達す
るまでの間、前記吸引手段を停止または低吸引量で運転
するようにしたものであり、運転当初の触媒が脱臭可能
な温度に達するまでの間に、吸引によるごみの臭いが外
部に排気されるのを抑えることができるとともに、低吸
引量で運転することにより、触媒の加熱を効率よく行う
ことができてごみそのものの臭いも脱臭することができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、加熱されて臭気
を脱臭する触媒と、この触媒を加熱するとともに発熱量
を可変できる加熱手段と、臭気を触媒に吸引する吸引手
段とを備え、前記触媒が脱臭可能な温度に達するまでの
間は加熱手段の発熱量を高くしたものであり、運転開始
時に早期に触媒が脱臭可能な温度に達するのに必要な熱
量を加熱手段に与え、触媒の脱臭能力が十分な状態で、
運転当初のごみの臭いを処理することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、厨芥を収納する
収納容器と、加熱されて臭気を脱臭する触媒と、この触
媒を加熱する加熱手段と、臭気を触媒に吸引する吸引手
段と、前記触媒通過後の排気を前記収納容器に戻す短絡
通路とを備え、前記触媒が脱臭可能な温度に達するまで
の間は、前記短絡通路に触媒通過後の排気を通すように
したものであり、運転当初のごみの臭いを外部に排気せ
ず、更に加熱している触媒を通過した空気を収納容器側
にまわしているので、触媒の加熱も加速させることがで
き、運転当初のごみの臭いを外部に排気せず、触媒の加
熱もはやめることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、触媒の温度を検知する温度セ
ンサを設けたものであり、温度センサにて触媒が脱臭可
能な温度に加熱された状態を検知することができ、環境
温度、電圧変動等に左右されず、運転当初を含む厨芥処
理時に安定した脱臭性能を発揮することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、触媒を複数個設け、前記触媒
を個々に脱臭する臭いの対象に合った成分で構成したも
のであり、特定の生ごみを処理するユーザー等、対象と
する厨芥の種類に合った触媒成分に構成できる。また、
触媒の組合せで様々なユーザーの要望に合わせた脱臭効
果をあげることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0014】(実施例1)図2に示すように、収納容器
11は生ごみを投入するもので、その下部は断面が略半
円形状に形成している。攪拌羽根12は収納容器11内
に回転自在に設け、生ごみを攪拌するもので、駆動モー
タ13の動力を伝達機構14で伝達して駆動されてい
る。乾燥ヒータ15は収納容器11の上部に設け、乾燥
ファン16とともに生ごみを上方より乾燥するものであ
る。乾燥ファン16は乾燥モータ17に直結されてい
る。
【0015】脱臭装置18は収納容器11内にフィルタ
ー19を介して連通して設け、図3に示すように、略L
字型に構成しており、触媒20を直列に並設し、図1に
示すように、その中央に触媒加熱ヒータ(加熱手段)2
1を貫通して設けている。脱臭装置18の後段は、吸引
手段22を構成する吸引ファン23に連結され、排気ダ
クト24を経て排気口25より排気筒26に連通してい
る。吸引ファン23は回転数の可変可能な吸引モータ2
7に直結され回転される。
【0016】上記構成において動作を説明する。まず、
収納容器11内に生ごみを投入し、運転を開始すると、
触媒加熱ヒータ21に通電され、触媒20は中央の触媒
加熱ヒータ21との接触面より温度上昇する。約20分
経過すると、触媒20の大部分は不純物の付着を防ぎ、
脱臭能力を十分維持できる温度(約400℃)に達す
る。
【0017】その時点より、吸引モータ27を回転させ
て吸引ファン23により吸引を開始し、同時に乾燥ヒー
タ15と乾燥モータ17に直結した乾燥ファン16によ
り加熱を開始し、さらに駆動モータ13の動力を伝達機
構14によって伝達して攪拌羽根12を回転させて攪拌
を開始する。すると吸引された蒸気は排気ダクト24、
排気口25を経て排気筒26より排出される。こうして
生ごみは加熱、粉砕され、蒸気を発生させながら乾燥処
理されていく。
【0018】したがって、触媒20の脱臭能力が十分機
能する状態まで加熱してから吸引されているので、収納
容器11内の生ごみそのものの臭いは確実に脱臭され、
外部に直接排気されることはない。よって、例え腐敗し
た魚等の強い臭気の生ごみを投入されても、その臭いが
脱臭されずに外部に出ることはない。
【0019】また、各部よりの処理中の蒸気の漏れを防
止するために、収納容器11の内圧を負圧に保つ必要が
あるが、回転数の可変可能な吸引モータ27によって、
吸引風量を可変できるので、蒸気の発生量に合わせて吸
引量を随時設定できる。
【0020】なお、本実施例では、触媒20を直列に並
設しその中央に触媒加熱ヒータ21を貫通させている
が、後に述べるように触媒加熱ヒータ21を触媒20の
前方に配しても同様の効果を得ることはいうまでもな
い。
【0021】なお、本実施例では、吸引風量の切り替え
はないが、約10分後に触媒20の一部が400℃にな
っている時点で、吸引モータ27を僅かに回転させ、吸
引ファン23により微量(約10L/min)の吸引を
開始し、排気を抑えながら熱せられた空気による熱伝導
で触媒20全体を均一加熱させ、更に5分経過させ触媒
20全体が400℃以上となってから、更に吸引モータ
27の回転数を高くし、吸引風量も蒸気の排出に必要な
量(約200L/min)に上げて吸引風量を切り替え
しても、触媒20の加熱時間は短縮され、本実施例と同
様の効果を得ることはいうまでもない。
【0022】(実施例2)図4に示すように、触媒20
と触媒加熱ヒータ21を交互に直列に設けて、脱臭装置
18を形成し、その後方は吸引モータ27に直結された
吸引ファン23に連通している。触媒加熱ヒータ21
は、空気が流入する側より1番目を1200W、3番目
を500Wのコイル形状で常時加熱用とし、他は250
Wで略W字型の形状で触媒20が400℃に達するまで
の起動時加熱用としている。
【0023】触媒20の間隔は触媒加熱ヒータ21が組
み込み可能なだけ確保し、可能な限り狭めている。ま
た、各触媒加熱ヒータ21の発熱量(ワット数)は吸引
風量0L/min状態で20分加熱して、隣接する各触
媒20が400℃以上に達するよう実験で確認した発熱
量(ワット数)に設定してある。他の構成は上記実施例
1と同じである。
【0024】上記構成において動作を説明する。運転を
開始すると、すべての触媒加熱ヒータ21に通電され、
各触媒20は隣接するヒータの輻射熱により温度上昇す
る。約20分後にはすべての触媒20は400℃以上に
達して、その脱臭能力が十分発揮する状態になってい
る。その段階で乾燥ヒータ15等による加熱と、攪拌羽
根12による攪拌が開始され、生ごみは加熱、粉砕され
蒸気を発生させながら乾燥処理されていく。吸引風量も
蒸気の排出に必要な量を吸引ファン23によって吸引開
始する。
【0025】同時に吸引が開始されると輻射熱に空気の
熱伝導が加わり、触媒20は大容量のコイル形状触媒加
熱ヒータ21のみで温度を400℃以上に維持できるの
で、触媒加熱ヒータ21の熱量は下げられる。よって、
略W字型の形状の触媒加熱ヒータ21はオフする。
【0026】したがって、触媒加熱ヒータ21を交互に
隣接して設けて各触媒20ともに、運転開始後に早期に
400℃以上になるようにして、触媒20の脱臭能力が
十分機能する状態にしてから吸引しているので、収納容
器11内の生ごみそのものの臭いは確実に脱臭され、外
部に直接排気されることはない。
【0027】また、吸引モータ27の回転数を可変する
必要がないので、吸引モータ27の種類を特に限定する
必要がなく、設計自由度が高く、制御も簡略化できる。
【0028】なお、本実施例では、触媒加熱ヒータ21
の発熱量を可変するのに、触媒加熱ヒータ21のオン、
オフで行ったが、触媒加熱ヒータ21の入力電圧による
コントロール等で発熱量を可変しても同様の効果を得る
ことができる。
【0029】(実施例3)図5および図6に示すよう
に、短絡通路28は排気ダクト24と排気口25の連結
部より収納容器11に連通するように設け、排気ダクト
24よりの排気を排気口25側と連通させるときは短絡
通路28側を塞ぎ、短絡通路28と連通するときは排気
口25側を塞ぐ切り替え弁29を排気ダクト24と排気
口25の連結部27に設けている。他の構成は上記実施
例1と同じである。
【0030】上記構成において動作を説明する。運転開
始時の切り替え弁29は、排気ダクト24と短絡通路2
8の経路を連通させており、この状態で触媒加熱ヒータ
21に通電され、同時に吸引モータ27による吸引を開
始する。したがって、触媒20を通過した加熱された空
気は収納容器11内に戻され、一部は再びフィルター1
9より脱臭装置18内に取り込まれ、再加熱され触媒2
0を通過する。
【0031】この状態では、排気口25側は塞がれてい
るので、触媒20通過後の排気は外部に漏れない。そし
て約20分後にすべての触媒20が400℃以上に達し
ている時点で、すなわち脱臭能力が十分機能する状態に
なった後、切り替え弁29を排気ダクト24と排気口2
5との経路を連通させるように切り替え、乾燥および攪
拌による生ごみの乾燥処理を開始する。
【0032】したがって、触媒20の脱臭能力に余裕の
ある状態まで、外部に排気は行われないので、収納容器
11内の生ごみそのものの臭いが外部に直接排気される
ことはなく、例え腐敗した魚等の強い臭気の生ごみを投
入されても、十分脱臭できる。
【0033】また、運転当初は切り替え弁29により外
部への排気は遮断されているので、乾燥ヒータ15や駆
動モータ13を早期に動作させても臭いは外部に漏れな
いので、運転と同時に生ごみの乾燥および攪拌ができる
ので、処理時間を短縮できる。
【0034】(実施例4)図7に示すように、温度セン
サ30は、最後部の触媒20の外周部の下側に設け、触
媒20の温度を検知するようにしている。他の構成は上
記実施例1〜3と同じである。
【0035】上記構成において動作を説明する。運転を
開始すると、触媒加熱ヒータ21に通電され、触媒20
は隣接した触媒加熱ヒータ21の輻射熱により温度上昇
する。触媒20で最も温度上昇が遅いのは、起動用25
0Wヒータが片面のみ隣接している最後部の触媒20
で、その触媒20でも空気による熱伝導で不利な外周部
の下側に温度センサ30を設け、温度を監視し400℃
以上になった後、すなわち脱臭能力が十分機能する状態
になった後、乾燥および攪拌による生ごみの乾燥処理と
吸引ファン23による吸引を開始する。
【0036】したがって、触媒20の最も温度上昇の遅
いところで温度を監視し、脱臭能力が十分機能する状態
になった後吸引するので、触媒20の脱臭能力が十分機
能する状態まで吸引は行われない。ゆえに収納容器11
内の生ごみそのものの臭いが外部に直接排気されること
はない。
【0037】また、触媒20の温度を温度センサ30で
監視し吸引を開始するので、環境温度、電圧変動による
触媒加熱ヒータ21の発熱量のばらつき等の外的要因に
影響を受けず、安定した脱臭機能を得ることができる。
【0038】(実施例5)図3に示すように、触媒20
は5個あり、前段3個の触媒20は一般的生ごみを脱臭
する成分白金パラジウムによって構成し、後段2個の触
媒20は腐敗生ごみより発生するメタンガスを対象に脱
臭する成分で構成している。他の構成は上記実施例1〜
4と同じである。
【0039】上記構成において動作を説明する。腐敗生
ごみ等の混じった生ごみを処理した際、脱臭装置18に
吸引された生ごみの臭いは、触媒加熱ヒータ21により
加熱された触媒20により脱臭されるが、まず前段3個
の触媒20によって一般的な生ごみの脱臭が行われ、後
段の2個で腐敗生ごみの脱臭を行う。
【0040】よって、特定の厨芥を処理するユーザー
等、対象とする生ごみの種類に合った触媒20の成分に
構成できる。また、触媒20の組合せで様々なユーザー
の要望に合わせた脱臭効果をあげることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、加熱されて臭気を脱臭する触媒と、この
触媒を加熱する加熱手段と、臭気を触媒に吸引し吸引量
を可変できる吸引手段とを備え、前記触媒が脱臭可能な
温度に達するまでの間、前記吸引手段を停止または低吸
引量で運転するようにしたから、運転当初の吸引による
ごみの臭いが外部に排気される量を抑えるとともに、低
吸引量で運転すると、加熱手段によって加熱された空気
が吸引され、熱伝導によって触媒の加熱も効率よく行う
ことができ、触媒の加熱時間を短縮できる。よって、例
え腐敗した魚等の強い臭気の生ごみを投入されても、運
転当初より確実に脱臭される脱臭装置を有する厨芥処理
機を提供できる。
【0042】また、請求項2に記載の発明によれば、加
熱されて臭気を脱臭する触媒と、この触媒を加熱すると
ともに発熱量を可変できる加熱手段と、臭気を触媒に吸
引する吸引手段とを備え、前記触媒が脱臭可能な温度に
達するまでの間は加熱手段の発熱量を高くしたから、運
転開始時に早期に触媒が脱臭可能な温度に達するのに必
要な熱量を加熱手段に与え、触媒の脱臭能力が十分な状
態で、運転当初のごみの臭いを処理することができる。
また、吸引モータは回転数可変にする必要がなく、モー
タの種類を特に限定しなくてもよく、設計自由度が高
く、制御も簡略化できる。
【0043】また、請求項3に記載の発明によれば、厨
芥を収納する収納容器と、加熱されて臭気を脱臭する触
媒と、この触媒を加熱する加熱手段と、臭気を触媒に吸
引する吸引手段と、前記触媒通過後の排気を前記収納容
器に戻す短絡通路とを備え、前記触媒が脱臭可能な温度
に達するまでの間は、前記短絡通路に触媒通過後の排気
を通すようにしたから、運転当初のごみの臭いを外部に
排気せず、更に加熱している触媒を通過した空気を収納
容器側にまわしているので、触媒の加熱も加速させるこ
とができ、運転当初のごみの臭いを外部に排気せず、触
媒の加熱もはやめることができる。また、切り替え弁を
追加することで外部への排気は遮断されているので、乾
燥加熱手段や駆動モータを早期に動作させても臭いは外
部に漏れることがなく、運転と同時に生ごみの乾燥およ
び攪拌ができるので、処理時間を短縮できる。
【0044】また、請求項4に記載の発明によれば、触
媒の温度を検知する温度センサを設けたから、温度セン
サにて触媒が脱臭可能な温度に加熱された状態を検知す
ることができ、環境温度、電圧変動等に左右されず、運
転当初を含む厨芥処理時に安定した脱臭性能を発揮する
ことができる。
【0045】また、請求項5に記載の発明によれば、触
媒を複数個設け、前記触媒を個々に脱臭する臭いの対象
に合った成分で構成したから、特定の生ごみを処理する
ユーザー等、対象とする厨芥の種類に合った触媒成分に
構成できる。また、触媒の組合せで様々なユーザーの要
望に合わせた脱臭効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の厨芥処理機の一部切欠
した正面図
【図2】同厨芥処理機の断面図
【図3】同厨芥処理機の一部切欠した要部斜視図
【図4】本発明の第2の実施例の厨芥処理機の一部切欠
した要部斜視図
【図5】本発明の第3の実施例の厨芥処理機の一部切欠
した要部斜視図
【図6】同厨芥処理機の要部拡大断面図
【図7】本発明の第4の実施例の厨芥処理機の一部切欠
した要部斜視図
【図8】従来の厨芥処理機の断面図
【図9】同厨芥処理機の一部切欠した要部斜視図
【符号の説明】
20 触媒 21 触媒加熱ヒータ(加熱手段) 22 吸引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 昌弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三島 基道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AC08 AC49 AC50 AC53 AC57 AC58 AC59 AC63 AC65 AC67 AC83 AC87 AC90 BA01 CA08 CA15 DA01 DA10 DA13 DA26 4D004 AA03 CA04 CA19 CA22 CA42 CA48 CB04 CB28 CB32 CC09 DA01 DA06 4D048 AA22 BD01 CA01 CC21 CC27 CC32 CC38 CC44 CC52 DA02 DA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱されて臭気を脱臭する触媒と、この
    触媒を加熱する加熱手段と、臭気を触媒に吸引し吸引量
    を可変できる吸引手段とを備え、前記触媒が脱臭可能な
    温度に達するまでの間、前記吸引手段を停止または低吸
    引量で運転するようにした厨芥処理機。
  2. 【請求項2】 加熱されて臭気を脱臭する触媒と、この
    触媒を加熱するとともに発熱量を可変できる加熱手段
    と、臭気を触媒に吸引する吸引手段とを備え、前記触媒
    が脱臭可能な温度に達するまでの間は加熱手段による発
    熱量を高くした厨芥処理機。
  3. 【請求項3】 厨芥を収納する収納容器と、加熱されて
    臭気を脱臭する触媒と、この触媒を加熱する加熱手段
    と、臭気を触媒に吸引する吸引手段と、前記触媒通過後
    の排気を前記収納容器に戻す短絡通路とを備え、前記触
    媒が脱臭可能な温度に達するまでの間は、前記短絡通路
    に触媒通過後の排気を通すようにした厨芥処理機。
  4. 【請求項4】 触媒の温度を検知する温度センサを設け
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
  5. 【請求項5】 触媒を複数個設け、前記触媒を個々に脱
    臭する臭いの対象に合った成分で構成した請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212092A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Hoshizaki Electric Co Ltd 乾燥装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212092A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Hoshizaki Electric Co Ltd 乾燥装置

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