JPH10156304A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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Publication number
JPH10156304A
JPH10156304A JP8316748A JP31674896A JPH10156304A JP H10156304 A JPH10156304 A JP H10156304A JP 8316748 A JP8316748 A JP 8316748A JP 31674896 A JP31674896 A JP 31674896A JP H10156304 A JPH10156304 A JP H10156304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
stirring
heating
series
input port
Prior art date
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Pending
Application number
JP8316748A
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English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
隆志 渡邊
Yoshiyuki Hirate
禎之 平手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10156304A publication Critical patent/JPH10156304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨芥の加熱乾燥処理中に収容槽に新たな厨芥
が投入されたとき、同新たに投入された厨芥を迅速かつ
確実に加熱乾燥処理する厨芥処理装置を提供する。 【解決手段】 撹拌部材20が一連の異なる回転動作を
所定の順序で実行しておりタンク11内の厨芥が加熱乾
燥処理されているとき、投入口11aが開かれて新たな
厨芥が投入された後、同投入口11aが閉じられた場合
に、投入口状態検出スイッチ15の検出にもとづいて、
撹拌部材20に上記一連の異なる回転動作をあらためて
最初から実行させる。また、上記新たな厨芥が投入され
て投入口11aが閉じられた後に、スイッチのオン操作
にもとづいて、撹拌部材20に上記一連の異なる回転動
作をあらためて最初から実行させるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥を加熱乾燥処
理するための厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の厨芥処理装置は、例えば
特開平8−49977号公報に見られるように、収容槽
に収容した厨芥を、同収容槽に設けた加熱手段により加
熱するとともに、同収容槽内に収容した撹拌部材をモー
タなどの駆動手段により回転させることによって撹拌
し、予め定めた所定時間だけ加熱乾燥処理するようにし
ていた。この場合、加熱乾燥処理の進行に応じて一連の
異なる回転動作を所定の順序で撹拌部材に行わせること
により、同加熱乾燥処理の進行に伴う厨芥の水分量の減
少を加味しながら常に同厨芥を効率的に撹拌するように
し、同厨芥を迅速かつ確実に加熱乾燥処理しようとして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置においては、厨芥の加熱乾燥処理中に収容槽に新たな
厨芥が投入された場合、撹拌部材は上記加熱乾燥処理の
進行に応じた一連の回転動作を継続するため、同新たに
投入された厨芥が効率的に撹拌されず迅速かつ確実に加
熱乾燥処理されないという問題があった。
【0004】
【発明の概要】本発明は、厨芥の加熱乾燥処理中に収容
槽に新たな厨芥が投入された場合に、同新たに投入され
た厨芥を迅速かつ確実に加熱乾燥処理する厨芥処理装置
を提供することを目的とする。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の第1
の構成上の特徴は、一連の処理を所定の順序で実行して
駆動手段を制御し、同駆動手段により回転駆動される撹
拌部材に一連の異なる回転動作を所定の順序で行わせる
撹拌制御手段を備えた厨芥処理装置において、投入口蓋
によって開閉される収容槽の投入口が開状態又は閉状態
のいずれにあるかを検出する状態検出手段と、撹拌制御
手段が前記一連の処理を実行しているとき、状態検出手
段による収容槽の投入口の開状態から閉状態への切換り
の検出に応答して、同撹拌制御手段に同一連の処理を最
初から実行させる再開手段とを設けたことにある。
【0006】上記第1の構成上の特徴においては、撹拌
制御手段が一連の処理を所定の順序で実行していて収容
槽内の厨芥が加熱乾燥処理されているとき、投入口が開
かれて収容槽に新たな厨芥が投入された後、同投入口が
閉じられると、状態検出手段がこれを検出し、同検出に
応答して再開手段が撹拌制御手段に上記一連の処理を最
初から実行させるため、撹拌部材は一連の回転動作を最
初から実行し始める。これにより、新たに投入された厨
芥が効率的に撹拌されるようになるため、同厨芥が迅速
かつ確実に加熱乾燥処理される。
【0007】また、本発明の第2の構成上の特徴は、前
記と同様な撹拌制御手段を備えた厨芥処理装置におい
て、撹拌制御手段に前記一連の処理の最初からの実行を
指示するためのスイッチと、撹拌制御手段が前記一連の
処理を実行しているとき、スイッチの操作に応答して、
同撹拌制御手段に同一連の処理を最初から実行させる再
開手段とを設けたことにある。
【0008】上記第2の構成上の特徴においては、撹拌
制御手段が一連の処理を所定の順序で実行していて収容
槽内の厨芥が加熱乾燥処理されているとき、収容槽内に
新たな厨芥が投入されてスイッチが操作されると、同操
作に応答して再開手段が撹拌制御手段に上記一連の処理
を最初から実行させるため、撹拌部材は一連の回転動作
を最初から実行し始める。これにより、新たに投入され
た厨芥が効率的に撹拌されるようになるため、上記第1
の構成上の特徴における場合と同様に、同厨芥が迅速か
つ確実に加熱乾燥処理される。
【0009】また、本発明の第3の構成上の特徴は、前
記と同様な撹拌制御手段を備えた厨芥処理装置におい
て、収容槽の投入口が開状態又は閉状態のいずれにある
かを検出する状態検出手段と、撹拌制御手段に前記一連
の処理の最初からの実行を指示するためのスイッチと、
撹拌制御手段が前記一連の処理を実行しているとき、状
態検出手段による収容槽の投入口の開状態の検出に応答
して、同撹拌制御手段に同一連の処理を中断させて駆動
手段による撹拌部材の回転駆動を中断させる中断手段
と、同中断手段による撹拌制御手段の一連の処理の中断
中、状態検出手段による収容槽の投入口の閉状態の検出
に応答して、同中断を解除して撹拌制御手段に前記一連
の処理を続行させる継続手段と、撹拌制御手段が前記一
連の処理を実行しているとき、スイッチの操作に応答し
て、撹拌制御手段に前記一連の処理を最初から実行させ
る再開手段とを設けたことにある。
【0010】上記第3の構成上の特徴においては、撹拌
制御手段が前記一連の処理を所定の順序で実行していて
収容槽内の厨芥が加熱乾燥処理されているとき、投入口
が開かれると、状態検出手段がこれを検出し、同検出に
応答して中断手段が同撹拌制御手段に同一連の処理を中
断させて前記駆動手段による撹拌部材の回転駆動を中断
させる。これにより、新たな厨芥の投入が容易になるた
め、当該厨芥処理装置の使い勝手が向上する。また、上
記中断手段による撹拌制御手段の一連の処理の中断中に
投入口が閉じられると、状態検出手段がこれを検出し、
同検出に応答して継続手段が同中断を解除し撹拌制御手
段に上記一連の処理を続行させるため、撹拌部材が前記
一連の回転動作を続行する。さらに、このときスイッチ
が操作されると、前記第2の構成上の特徴における場合
と同様に、撹拌部材が一連の回転動作を最初から実行し
始める。したがって、これによれば、上記中断手段によ
る撹拌制御手段の一連の処理の中断中に収容槽に少量の
厨芥が投入された場合や、誤操作により投入口が単に開
閉されただけの場合には、上記加熱乾燥処理されていた
厨芥がそのまま効率的に撹拌され続ける。また、上記撹
拌制御手段の一連の処理の中断中に収容槽に比較的多量
な厨芥が新たに投入された場合には、投入口を閉じた後
にスイッチを操作することにより、同厨芥が迅速かつ確
実に加熱乾燥処理される。
【0011】また、本発明の第4の構成上の特徴は、ス
イッチの操作に応答して一連の処理の実行を開始し、収
容槽内の厨芥を加熱するための加熱手段及び同厨芥を撹
拌する撹拌部材を回転駆動するための駆動手段の制御を
開始するとともに、同一連の処理の実行が開始されてか
ら所定時間経過後に同一連の処理を終了して同加熱手段
及び撹拌手段の制御を終了する加熱撹拌制御手段を備え
た厨芥処理装置において、収容槽の投入口が開状態又は
閉状態のいずれにあるかを検出する状態検出手段と、加
熱撹拌制御手段が前記一連の処理を実行しているとき、
状態検出手段による収容槽の投入口の開状態から閉状態
への切換りの検出に応答して、同加熱撹拌制御手段に同
一連の処理の実行をあらためて開始させる再開手段とを
設けたことにある。
【0012】上記第4の構成上の特徴においては、加熱
撹拌制御手段が一連の処理を実行しており収容槽内の厨
芥が加熱乾燥処理されているとき、投入口が開かれて収
容槽に新たな厨芥が投入された後、同投入口が閉じられ
ると、状態検出手段がこれを検出し、同検出に応答して
再開手段が加熱撹拌制御手段に上記一連の処理をあらた
めて開始させる。そして、同開始から所定時間経過した
とき、加熱撹拌制御手段は同一連の処理を終了する。し
たがって、これによれば、新たに投入された厨芥が確実
に加熱乾燥処理される。
【0013】また、本発明の第5の構成上の特徴は、前
記と同様な加熱撹拌制御手段及び状態検出手段を備え、
加熱撹拌制御手段が前記一連の処理を実行していると
き、状態検出手段による収容槽の投入口の開状態の検出
に応答して、同加熱撹拌制御手段に同一連の処理を中断
させる中断手段と、同中断手段による加熱撹拌制御手段
の一連の処理の中断中、状態検出手段による収容槽の投
入口の閉状態の検出に応答して、同中断を解除して加熱
撹拌制御手段に前記一連の処理を続行させる継続手段と
を設けたことにある。
【0014】上記第5の構成上の特徴においては、加熱
撹拌制御手段が一連の処理を実行しており収容槽内の厨
芥が加熱乾燥処理されているとき、投入口が開かれる
と、状態検出手段がこれを検出し、同検出に応答して中
断手段が同加熱撹拌制御手段による同一連の処理を中断
させる。これにより、新たな厨芥の投入が容易になるた
め、当該厨芥処理装置の使い勝手が向上する。また、上
記中断手段による加熱撹拌制御手段の中断中に投入口が
閉じられると、状態検出手段がこれを検出し、同検出に
応答して継続手段が同中断を解除し加熱撹拌制御手段に
前記一連の処理を続行させる。一方、上述のように投入
口を閉じた後にスイッチを操作した場合は、同操作に応
答して加熱撹拌制御手段が上記一連の処理を改めて開始
する。したがって、これによれば、上記中断手段による
加熱撹拌制御手段の一連の処理の中断中に収容槽に少量
の厨芥が投入された場合や、誤操作により投入口が単に
開閉されただけの場合には、加熱手段及び駆動手段が無
駄に長時間作動することなく、上記加熱乾燥処理されて
いた厨芥が確実に加熱乾燥処理される。また、上記中断
手段による加熱撹拌制御手段の一連の処理の中断中に収
容槽に比較的多量な厨芥が新たに投入された場合には、
投入口を閉じた後にスイッチを操作することにより、同
厨芥が迅速かつ確実に加熱乾燥処理される。
【0015】
【発明の実施の形態】
a.第1の実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を図面を用いて説明す
る。図1及び図2は同実施形態に係る厨芥処理装置の外
観を示しており、図3及び図4は同厨芥処理装置の外装
パネルを外した内部構成を示している。この厨芥処理装
置は、収容槽10、撹拌部材20、駆動装置30、熱風
循環装置40、排気装置50及び制御ボックス60を備
えており、収容槽10内に投入される厨芥(図示省略)
を加熱及び撹拌して加熱乾燥処理するように構成されて
いる。
【0016】収容槽10は、厨芥を収容するタンク11
を備えている。タンク11は、底部を断面半円形状に形
成してなり、フレーム90に一体的に組付けられてい
る。タンク11の底部の外側には、同タンク11の底部
を加熱するタンクヒータ12が組付けられているととも
に、同タンク11の底部の温度を検出するタンク温度セ
ンサ13も組付けられている。
【0017】タンク11の前面上部には、同タンク11
内に厨芥を投入するための投入口11aが設けられてい
るとともに、同投入口11aを開閉可能に投入口蓋14
が組付けられている。投入口蓋14は、上端外側に同蓋
14を開閉操作するためのバーハンドル14aを備えて
いるとともに、裏面にロック機構(図1に鍵穴14bの
み図示)を備えている。同ロック機構は、鍵穴14bに
挿入されるキーにより、投入口11aが開かれることを
許容または禁止する。また、投入口蓋14の内側には、
投入される厨芥をタンク11内へ導くシュート14cが
組付けられている。また、タンク11には、投入口状態
検出スイッチ15も組付けられている。投入口状態検出
スイッチ15は、投入口蓋14により投入口11aが閉
じられているときオン状態となるとともに、同投入口1
1aが開かれているときオフ状態となる。
【0018】タンク11の前面中間部には、同タンク1
1から加熱乾燥処理後の厨芥を排出するための排出口1
1bが設けられているとともに、同排出口11cを開閉
するための排出口蓋16が設けられている。排出口蓋1
6は、図5に詳細に示すように、上端にてヒンジ16a
を介してタンク11に揺動可能に組付けられているとと
もに、下端部の左右両端にそれぞれ外側に向けて突出し
たピン16b,16bを備えている。各ピン16b,1
6bはそれぞれカムプレート16c,16cに設けられ
たL字状の長孔16c1,16c1をそれらの内周面に
沿って摺動可能に貫通しており、各カムプレート16
c,16cは左右方向に延設された軸16dに固着され
ている。軸16dは、下方に開口を有してなりタンク1
1に組付けられたカバー17(図1,2,4にて図示)
内適宜箇所に同軸16d回りに回動可能に組付けられて
おり、カバー17内に設けた排出口蓋モータ16eによ
り回動されるようになっている。したがって、排出口蓋
16は、排出口蓋モータ16eの回転により左右一対の
カムプレート16c,16cを介して揺動され、排出口
11bを図5(A)に示す閉状態と図5(B)に示す開
状態とに切換える。また、カバー17内には、排出口閉
状態検出センサ16f及び排出口開状態検出センサ16
gも設けられている。各センサ16f,16gはリード
スイッチにより構成され、軸16dに固着されて両カム
プレート16c,16cと共に回動する突出片16hの
近接を感知することにより、それぞれ排出口13の閉状
態及び開状態を検出する。
【0019】排出口11bの下方には、加熱乾燥処理後
の厨芥を収容するための容器18が配設されている。容
器18は、上端に開口を有するとともに下端にてフレー
ム90に傾動可能に組付けられており、図4の実線の状
態にあるとき、排出口11bから排出された加熱乾燥処
理後の厨芥がホッパ11b1を介して導入されるように
なっている。なお、容器18内には、上記厨芥の導入の
前に予め市販のゴミ袋(図示省略)が脱着可能に取付け
られるようになっている。また、フレーム90には、容
器セットスイッチ19も組付けられている。容器セット
スイッチ19は、容器18が図4の実線の状態にあって
排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態にあるとき
オン状態となり、容器18が同図4の二点鎖線の状態に
あって排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状態に
あるときオフ状態となる。
【0020】撹拌部材20は、回転軸21を備えてい
る。回転軸21は、左右方向に延設されてタンク11に
回転可能に組付けられているとともに同タンク11を貫
通し、駆動装置30により回転駆動される。回転軸21
には、同軸21の軸方向の等間隔位置にて、径方向逆向
きに交互に延設された6本の連結棒22がそれらの各内
側端にて固着されている(図3,6参照)。各連結棒2
2の各外側端には、横長の板状に形成した羽根23が、
その先端側を連結棒22の延長線に対して、連結棒22
及び羽根23の正の回転方向側(図4,6における反時
計回り方向側)に約45度だけ傾斜させて固着されてい
る。羽根23の正の回転方向側の先端部分は回転軸21
の軸線方向に沿って切欠かれており、その切欠き面23
a(以後、剥がし面23aという)は連結棒22の軸線
方向とほぼ平行をなすとともに、外側面23b(以後、
押しつけ面23bという)に対して約45度だけ傾いて
いる。これにより、各羽根23は、回転軸21の回転に
連動してタンク11の底部内壁に沿って回転し、同回転
の方向が正方向であるとき剥がし面23aにより同タン
ク11底部内壁の厨芥を剥取りながら同厨芥を撹拌し、
同回転の方向が逆方向であるとき押しつけ面23bによ
り同厨芥を同タンク11底部内壁に押しつけながら同厨
芥を撹拌する。
【0021】回転軸21のタンク11外に突設した右端
には、同回転軸21と共に回転する回転板24が組付け
られている。回転板24は、図7に詳細に示すように、
各連結棒22に平行に径方向へ突出した1対の突出部2
4a,24aを備えている。また、回転板24の近傍で
あって上下位置には、1対の回転位置センサ25,25
が配設されている。各回転位置センサ25は、回転軸2
1が回転して各連結棒22が垂直な状態になったとき、
それぞれ回転板24の各突出部24a,24aの近接を
検出する。
【0022】駆動装置30は、撹拌モータ31を備えて
いる。撹拌モータ31は、フレーム90に組付けられて
いるとともに、スプロケット32、チェーン33及びス
プロケット34を介して撹拌部材20の回転軸21に動
力伝達可能に接続され、同軸21を回転駆動する。
【0023】熱風循環装置40は、タンク11内の空気
を熱風(図3及び図4に幅広の矢印にて示した)として
循環させるものであり、タンク11内の上端背面側に設
けた還流ダクト41を有する。還流ダクト41は、前面
上部に左右方向に長い流入口41aを有するとともに、
下面後方に左右方向に長い流出口41bを有し、内部に
熱風ファン42を収容している。熱風ファン42は、タ
ンク11外に組付けた熱風ファンモータ43により回転
駆動され、流入口41aからタンク11上方の内気を環
流ダクト41内に導入するとともに、環流ダクト41の
右側前面下部に組付けた吸気ダクト47から収容槽10
の外気を環流ダクト41内に導入し、導入した空気を流
出口41bから導出する。還流ダクト41の下面前方に
は、左右方向に長い誘導板44が組付けられている。誘
導板44は、還流ダクト41の流出口41bから下方に
導出された空気をタンク11の底部後方に導くととも
に、タンク11の底部前方から上方に向けて流れる空気
を環流ダクト41の流入口41a及び排気装置50に導
く。誘導板44とタンク11の背壁との間に形成される
通路には、同通路を通過する空気を加熱するための熱風
ヒータ45と、同ヒータ45によって加熱された熱風の
温度を検出する熱風温度センサ46とが設けられてい
る。
【0024】排気装置50は、タンク11の内気の一部
を大気中に放出するものであり、タンク11の上方に設
けられてタンク11内に連通した排気ダクト51を有す
る。排気ダクト51は、同ダクト51外に組付けた排気
ファンモータ52によって回転駆動される排気ファン
(図示省略)を収容している。同排気ファンは、タンク
11の内気を脱臭装置53及び放出ダクト54を介して
大気中に放出する。脱臭装置53は、排気ファンにより
送出されたタンク11の内気を脱臭した上で通過させる
ものであり、通過する内気に含まれる厨芥から発生した
ガスや水蒸気を酸化及び分解するための触媒53aと、
同触媒53aの上流にて同触媒53aを通過する空気を
加熱するための触媒ヒータ53bとを収容している。ま
た、触媒ヒータ53bと触媒53aの間には触媒温度セ
ンサ53cが設けられている。触媒温度センサ52は、
上記触媒ヒータ53bにより加熱された空気の温度を検
出する。
【0025】制御ボックス60には、使用者が操作する
ためのパネル61が組付けられている。パネル61は、
起動スイッチ61a、排出スイッチ61b、乾燥処理ラ
ンプ61c及び排出ランプ61dを備えている。起動ス
イッチ61aは、厨芥の加熱乾燥処理を指示するための
スイッチである。排出スイッチ61bは、厨芥の排出を
指示するためのスイッチである。加熱乾燥処理ランプ6
1cは、厨芥の加熱乾燥処理中に点灯するランプであ
る。排出ランプ61dは、厨芥の排出中に点灯するラン
プである。
【0026】制御ボックス60内には、図8に示すよう
に、上記各ヒータ12,45,53b、センサ13,1
6f,16g,25,25,46,53c、スイッチ1
5,19、モータ16e,31,43,52及びパネル
61に接続された電気制御回路70が設けられている。
電気制御回路70はマイクロコンピュータにより構成さ
れ、図10〜16に示すフローチャートに対応したプロ
グラムを実行し、各ヒータ12,45,53b及びモー
タ16e,31,43,52の作動を制御する。また、
電気制御回路70は、時間を計測するタイマ71を内蔵
している。
【0027】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を、図9のタイムチャート及び図10〜16のフロー
チャートを用いて説明する。
【0028】a−1.概要 図示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路
70は図10のステップ100にてプログラムの実行を
開始するとともにステップ102〜106からなる循環
処理を繰返し実行し続けて、投入口11aが閉じられて
いて投入口状態検出スイッチ15がオン状態にあること
を条件に、起動スイッチ61a又は排出スイッチ61b
の操作を待ち続ける。
【0029】上記ステップ102〜106の循環処理
中、投入口11aから厨芥がタンク11内に投入された
後、同投入口11aが閉じられて投入口状態検出スイッ
チ15がオン状態になり、起動スイッチ61aがオン操
作されると、電気制御回路70はステップ104にて
「YES」と判定してプログラムを図11のステップ1
10以降へ進める。以後、電気制御回路70は、ステッ
プ110〜128からなる処理の実行により、タンク1
1内の厨芥を加熱乾燥処理する。また、この加熱乾燥処
理後、図12のステップ136〜152からなる処理の
実行により、加熱乾燥処理したタンク11内の厨芥を冷
却する。さらに、この冷却後、容器18が排出口11b
からの厨芥の導入が可能な状態にあって容器セットスイ
ッチ19がオン状態にあれば、ステップ158における
「YES」との判定のもとに図13のステップ160〜
176からなる処理を実行して、冷却した加熱乾燥処理
後の厨芥を容器18に排出する。
【0030】また、上記ステップ102〜106の循環
処理中、排出スイッチ61bがオン操作されると、電気
制御回路70はステップ106にて「YES」と判定
し、容器18が排出口11bからの厨芥の導入可能な状
態にあって容器セットスイッチ19がオン状態にあるこ
とを条件にプログラムをステップ160以降へ進め、上
記加熱乾燥処理を介さず直接タンク11内の厨芥の排出
を開始する。
【0031】a−2.加熱乾燥処理 次に、上記加熱乾燥処理について詳しく説明する。タン
ク11内の厨芥の加熱乾燥処理を開始するとき、電気制
御回路70は、まず、ステップ110にてタイマ71を
リセットスタートして計時を開始させる。ステップ11
2においては、加熱乾燥処理ランプ61cを点灯させ
る。ステップ114においては、排出口閉状態検出セン
サ16fが排出口11bの閉状態を検出するまで排出口
蓋モータ16eを作動させて、排出口11bを閉状態に
する。ステップ116においては、熱風ファンモータ4
3及び排気ファンモータ52を作動させて熱風ファン4
2及び排気ファンの回転を開始し、タンク11の内気を
循環させ始めるとともに同内気を脱臭装置53を介して
大気中に放出させ始める。そして、これら各処理後、ス
テップ118〜128からなる循環処理を繰返し実行す
る。
【0032】ステップ118においては、タンクヒータ
制御処理を実行する。このタンクヒータ制御処理におい
ては、図14に詳細に示すように、上記図11のステッ
プ110にてリセットスタートされたタイマ71の計時
にもとづき、加熱乾燥処理の進行に応じて異なる加熱処
理が実行される(図9参照)。
【0033】上記加熱乾燥処理の開始から予め設定され
た第1所定時間T1(例えば、1時間)が経過しておら
ず、タイマ71の計時が同所定時間T1に達していない
とき、図14のステップ200にてこのタンクヒータ制
御処理が開始されると、ステップ202における「N
O」との判定のもとに、電気制御回路70はステップ2
04の高温加熱処理を実行する。この高温加熱処理にお
いては、タンク温度センサ13の検出にもとづいて、タ
ンク11の底部の温度が所定の下限温度(例えば、12
7℃)以下まで下降したときタンクヒータ12を作動さ
せ、同作動により同タンク11の底部の温度が上昇して
所定の上限温度(例えば、150℃)に達したとき同作
動を停止させる。これにより、タンク11の底部の温度
が上記所定の上限温度と下限温度の間に保たれ、加熱乾
燥処理の開始直後の厨芥が加熱されて昇温する。
【0034】一方、上記加熱乾燥処理の開始から上記第
1所定時間T1が経過し、タイマ71の計時が同所定時
間T1に達しているとき、ステップ202における「Y
ES」との判定のもとに、電気制御回路70はステップ
206の低温加熱処理を実行する。この低温加熱処理に
おいては、その上限温度を上記ステップ204の高温加
熱処理における所定の上限温度より低い所定の温度(例
えば、130度)に設定した上で、同高温加熱処理と同
様の制御を実行する。これにより、タンク11の底部の
温度が上記所定の低い上限温度と下限温度の間に保たれ
て加熱乾燥処理中の十分に昇温した厨芥が加熱され、同
厨芥が焦げついてタンク11の内壁に固着することなく
同厨芥に含まれる水分が蒸発する。
【0035】ステップ120においては、熱風ヒータ制
御処理を実行する。この熱風ヒータ制御処理において
は、図15に詳細に示すように、上記ステップ118の
タンクヒータ制御処理と同様に、前記図11のステップ
110にてリセットスタートされたタイマ71の計時に
もとづき、加熱乾燥処理の進行に応じて異なる加熱処理
が実行される(図9参照)。
【0036】上記加熱乾燥処理の開始から予め設定され
た第2所定時間T2(例えば、1時間)が経過しておら
ず、タイマ71の計時が同所定時間T2に達していない
とき、図15のステップ300にてこの熱風ヒータ制御
処理が開始されると、ステップ302における「NO」
との判定のもとに、電気制御回路70はステップ304
の高温加熱処理を実行する。この高温加熱処理において
は、熱風温度センサ46により検出される温度が所定の
下限温度(例えば、127℃)以下まで下降したとき熱
風ヒータ45を作動させ、同作動により同検出温度が上
昇して所定の上限温度(例えば、150℃)に達したと
き同作動を停止させる。これにより、上記ステップ11
8〜128の循環処理中、熱風ヒータ45により加熱さ
れた熱風の温度が上記所定の上限温度と下限温度の間に
保たれる。そして、同熱風が熱風ファン42によりタン
ク11内の加熱乾燥処理の開始直後の厨芥に吹きつけら
れ、同厨芥を加熱して昇温する。
【0037】一方、上記加熱乾燥処理の開始から上記第
2所定時間T2が経過し、タイマ71の計時が同所定時
間T2に達しているとき、ステップ302における「Y
ES」との判定のもとに、電気制御回路70はステップ
306の低温加熱処理を実行する。この低温加熱処理に
おいては、その上限温度を上記ステップ304の高温加
熱処理における所定の上限温度より低い所定の温度(例
えば、130度)に設定した上で、同高温加熱処理と同
様の制御を実行する。これにより、上記ステップ118
〜128の循環処理中、熱風ヒータ45により加熱され
た熱風の温度が上記所定の低い上限温度と下限温度の間
に保たれる。そして、同熱風が熱風ファン42によりタ
ンク11内の加熱乾燥処理中の十分に昇温した厨芥に吹
きつけられて同厨芥を加熱し、同厨芥が焦げついてタン
ク11内の内壁に固着することなく同厨芥に含まれる水
分が蒸発する。
【0038】ステップ122においては、撹拌モータ制
御処理を実行する。この撹拌モータ制御処理において
は、図16に詳細に示すように、前記図11のステップ
110にてリセットスタートされたタイマ71の計時に
もとづき、加熱乾燥処理の進行に応じて異なる撹拌処理
が実行される(図9参照)。
【0039】上記加熱乾燥処理の開始から予め設定され
た第3所定時間T3(例えば、3分)が経過しておら
ず、タイマ71の計時が同所定時間T3に達していない
とき、図16のステップ400にてこのタンクヒータ制
御処理が開始されると、ステップ402における「N
O」との判定のもとに、電気制御回路70はステップ4
04の連続撹拌処理を実行する。この連続撹拌処理にお
いては、所定時間(例えば、30秒)毎にその方向を切
換えながら撹拌モータ31を作動させ続け、撹拌部材2
0を連続的に回転させ続ける。これにより、加熱乾燥処
理される厨芥が予め粉砕されるとともにタンク11内に
全体的に均質化される。
【0040】一方、上記加熱乾燥処理の開始から上記第
3所定時間が経過してタイマ71の計時が同所定時間T
3に達しており、かつ同開始から予め設定された第4所
定時間T4(例えば、3時間)が経過しておらずタイマ
71が同所定時間T4に達していないとき、ステップ4
02における「YES」及びステップ406における
「NO」との判定のもとに、電気制御回路70はステッ
プ408の分割撹拌処理を実行する。この分割撹拌処理
においては、撹拌モータ31を制御して、所定時間(例
えば、3分)毎にその方向を切換えながら、撹拌部材2
0に360度未満の所定角度(例えば、45度)だけ回
転して所定時間(例えば、21.4秒)だけ停止する動
作を繰返させる。これにより、加熱乾燥処理の初期にお
ける水分を多く含んだ厨芥を、過度に撹拌しすぎて表面
積を小さくしすぎ同加熱乾燥処理の効率を低下させた
り、静止させすぎて焦げつかせタンク11の底部内壁に
固着させたりすることを回避した上で、効率的に撹拌す
る。
【0041】一方、上記加熱乾燥処理の開始から上記第
4所定時間T4が経過し、タイマ71の計時が同所定時
間T4以上であれば、ステップ402,406における
「YES」との判定のもとに、ステップ410の間欠撹
拌処理を実行する。この間欠撹拌処理においては、撹拌
モータ31を制御して、所定回数(例えば、1回)毎に
その方向を切換えながら、撹拌部材20に所定数(例え
ば、3)回転して所定時間(例えば、5秒)だけ停止す
る動作を繰返させる。これにより、加熱乾燥処理の後期
における水分量の減少した厨芥を、表面のみを乾燥させ
過ぎて同加熱乾燥処理の効率を低下させたり、静止させ
すぎて焦げつかせタンク11の底部内壁に固着させたり
することを回避した上で、効率的に撹拌する。
【0042】ステップ124においては、触媒ヒータ制
御処理を実行する。この触媒ヒータ制御処理において
は、触媒温度センサ53cにより検出される温度が所定
の下限温度(例えば、400℃)以下まで下降したとき
触媒ヒータ53bを作動させ、同作動により同検出温度
が上昇して所定の上限温度(例えば、600℃)に達し
たとき同作動を停止させる。これにより、大気中に放出
されるタンク11の内気の触媒53aを通過するときの
温度が上記所定の上限温度と下限温度の間に保たれるた
め、同触媒53aの脱臭効率が安定する。
【0043】なお、上記ステップ118〜124の各処
理における各制御は、プログラムの進行を止めることな
く、上記ステップ118〜128の循環処理中に随時実
行されるものである。
【0044】ステップ126においては、投入口状態検
出スイッチ15がオン状態にあるか否かを判定する。そ
して、このとき投入口11aが閉じられており、投入口
状態検出スイッチ15がオン状態にあれば、電気制御回
路70は「YES」と判定してプログラムをステップ1
28へ進める。ステップ128においては、タイマ71
の計時が予め設定された第5所定時間T5(例えば、6
時間)に達しているか否かを判定する。そして、このと
き上記加熱乾燥処理の開始から第5所定時間T5が経過
しておらず、タイマ71の計時が同所定時間T5に達し
ていなければ、電気制御回路70は「NO」と判定して
プログラムを再びステップ118以降へ進める。
【0045】上述のように、電気制御回路70はステッ
プ118〜128の循環処理を繰返し実行してタンクヒ
ータ12、熱風ヒータ45、撹拌モータ31及び触媒ヒ
ータ53cをそれぞれに制御し、タンク11内の厨芥が
加熱及び撹拌されて加熱乾燥処理される。このとき、ス
テップ122の撹拌モータ制御処理においては、前記ス
テップ110にてリセットスタートされたタイマ71の
計時にもとづいて、図16のステップ404の連続撹拌
処理、ステップ408の分割撹拌処理及びステップ41
0の間欠撹拌処理が同順に実行される。これにより、撹
拌部材20は、同加熱乾燥処理の進行に応じて一連の異
なる回転動作を所定の順序で実行し、同加熱乾燥処理の
進行に伴う厨芥の水分量の減少を加味しながら常に同厨
芥を効率的に撹拌するため、同厨芥が迅速かつ確実に加
熱乾燥処理される。そして、同ステップ118〜128
の循環処理中、上記加熱乾燥処理の開始から第5所定時
間T5が経過し、タイマ71の計時が同所定時間T5に
達すると、ステップ128における「YES」との判定
のもとに電気制御回路70はプログラムを図12のステ
ップ136以降へ進め、この加熱乾燥処理を終了する。
【0046】一方、上記加熱乾燥処理中、投入口11a
が開かれて、タンク11内に新たな厨芥が投入された場
合について説明する。この場合、まず、投入口11aが
開かれて投入口状態検出スイッチ15がオフ状態となっ
たとき、電気制御回路70は上記ステップ118〜12
8からなる循環処理中ステップ126にて「NO」と判
定し、プログラムをステップ130以降へ進める。ステ
ップ130においては、タンクヒータ12、熱風ファン
モータ43、熱風ヒータ45、排気ファンモータ52及
び触媒ヒータ53bの作動をすべて停止させる。これに
より、上記新たな厨芥の投入が容易になるため、当該厨
芥処理装置の使い勝手が向上する。なお、このとき既に
作動を停止しているものについては、その停止状態を保
つ。また、加熱乾燥処理ランプ61cを消灯する。
【0047】ステップ132においては、撹拌モータ停
止処理を実行する。この撹拌モータ停止処理において
は、撹拌モータ31が作動中であって撹拌部材20が回
転中であった場合、同回転により少なくともいずれか一
方の回転位置センサ25が回転板24の突出部24aを
検出したときに、同作動を停止させる。また、撹拌モー
タ31が停止中であって撹拌部材20が停止中であり、
かつ回転位置センサ25,25が共に回転板24の突出
部24aを検出していなかった場合は、撹拌モータ31
を作動させて撹拌部材20を回転させ、同回転により少
なくともいずれか一方の回転位置センサ25が回転板2
4の突出部24aを検出したときに、同作動を停止させ
る。また、撹拌モータ31が停止中であって撹拌部材2
0が停止中であり、かつ少なくともいずれか一方の回転
位置センサ25が回転板24の突出部24aを検出して
いた場合は、同停止状態を保つ。したがって、この撹拌
モータ停止処理の実行により、撹拌部材20は各連結棒
22が垂直になった状態にて停止状態となる。これによ
り、図6に示すように、上記新たな厨芥の投入が容易に
なるため、当該厨芥処理装置の使い勝手が向上する。
【0048】上記撹拌モータ停止処理後、電気制御回路
70はステップ134の判定処理を繰返し実行し続け
て、投入口状態検出スイッチ15がオン状態となるのを
待ち続ける。一方、このとき、タンク11には投入口1
1aから新たな厨芥が投入される。そして、同投入後、
投入口11aが閉じられて投入口状態検出スイッチ15
がオン状態となると、電気制御回路70はステップ13
4にて「YES」と判定してプログラムを再び前記ステ
ップ110以降へ進める。
【0049】以後、タイマ71がステップ110にて再
びリセットスタートされて計時を開始した上で、電気制
御回路70は再び上記ステップ118〜128の循環処
理を繰返し実行し、タンクヒータ12、熱風ヒータ4
5、撹拌モータ31及び触媒ヒータ53bがそれぞれに
制御されて、タンク11内の厨芥が加熱乾燥処理され
る。このとき、ステップ122の撹拌モータ制御処理に
おいては、上記再びリセットスタートされたタイマ71
の計時にもとづいて、図16のステップ404の連続撹
拌処理、ステップ408の分割撹拌処理及びステップ4
10の間欠撹拌処理が改めて最初から同順に実行され
る。これにより、撹拌部材20は上記加熱乾燥処理の進
行に応じた一連の異なる回転動作を改めて最初から実行
し始めるため、上記新たに投入された厨芥が効率的に撹
拌され、同厨芥が迅速かつ確実に加熱乾燥処理される。
【0050】そして、同ステップ118〜128の循環
処理中、上記加熱乾燥処理の開始から第5所定時間T5
が経過し、上記再びリセットスタートされたタイマ71
の計時が同所定時間T5に達したとき、ステップ128
における「YES」との判定のもとに電気制御回路70
はプログラムを図12のステップ136以降へ進め、こ
の加熱乾燥処理を終了する。したがって、これにより、
上記新たに投入された厨芥が確実に加熱乾燥処理され
る。
【0051】a−3.冷却 次に、加熱乾燥処理後の厨芥を冷却する処理について詳
しく説明する。上記加熱乾燥処理が終了すると、電気制
御回路70はプログラムを図12のステップ136以降
へ進めて、加熱乾燥処理後の厨芥の冷却を開始する。ス
テップ136においては、タイマ71をリセットスター
トして計時を開始させる。ステップ138においては、
タンクヒータ12、熱風ヒータ45及び触媒ヒータ53
bの作動を停止させる。なお、このとき既に作動を停止
しているものについては、その停止状態を保つ。そし
て、これら各処理後、ステップ140〜146からなる
循環処理を繰返し実行する。
【0052】上記ステップ140〜146の循環処理
中、電気制御回路70は、ステップ140にて前記図1
6のステップ404と同様の連続撹拌処理を繰返し実行
する。これにより、同循環処理中、撹拌部材20は所定
時間毎にその方向を切換えながら連続的に回転し続け
る。一方、このとき、前記図11のステップ116にて
開始された熱風ファン42及び排気ファンの回転は継続
しており、同各回転によりタンク11の内気は循環し続
けているとともに、同内気の一部は大気中に放出され続
けている。したがって、このとき、タンク11内の厨芥
は、タンクヒータ12及び熱風ヒータ45の余熱により
加熱乾燥されながら、徐々に冷却される。これにより、
後述する同厨芥の排出時に、同厨芥を収容する容器18
内のゴミ袋が同厨芥の熱で溶けるなどの不具合が回避さ
れ、同厨芥が扱いやすくなる。また、上記熱風ファン4
2及び排出ファンの回転により、熱風ヒータ45及び触
媒ヒータ53bの表面温度が低下されるため、同各ヒー
タ45,53bの耐久性が向上する。
【0053】上記ステップ140〜146の循環処理
中、この厨芥を冷却する処理が開始されてから予め設定
された第6所定時間T6(例えば、10分)が経過し、
上記ステップ136にてリセットスタートされたタイマ
71の計時が同所定時間T6に達すると、ステップ14
6における「YES」との判定のもとに、電気制御回路
70はステップ148にて熱風ファンモータ43及び排
気ファンモータ52の作動を停止させ、ステップ150
にて前記図11のステップ132と同様の撹拌モータ停
止処理を実行して撹拌部材20を各連結棒22が垂直に
なった状態にて停止させるとともに、ステップ152に
て加熱乾燥処理ランプ61cを消灯して、同処理を終了
する。
【0054】また、上記ステップ140〜146の循環
処理中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッ
チ15がオフ状態となった場合、ステップ142におけ
る「NO」との判定のもとに、電気制御回路70はプロ
グラムをステップ154以降へ進め、この厨芥を冷却す
る処理を中止する。ステップ154においては、熱風フ
ァンモータ43及び排気ファンモータ52の作動を停止
させるとともに、加熱乾燥処理ランプ61cを消灯す
る。ステップ156においては、前記ステップ132と
同様の撹拌モータ停止処理を実行して、撹拌部材20を
各連結棒22が垂直になった状態にて停止させる。そし
て、これら各処理後、プログラムを前記図10のステッ
プ102以降へ進める。
【0055】a−4.排出 次に、タンク11内の厨芥を排出する処理について詳し
く説明する。上記厨芥を冷却する処理が終了すると、容
器18がセットされていて排出口11bから厨芥を導入
可能な状態にあることを条件に、電気制御回路70はス
テップ158における「YES」との判定のもとにプロ
グラムを図13のステップ160以降へ進め、冷却した
厨芥の排出を開始する。ステップ160においては、タ
イマ71をリセットスタートして計時を開始させる。ス
テップ162においては、排出ランプ61dを点灯させ
る。ステップ164においては、排出口開状態検出セン
サ16gが排出口11bの開状態を検出するまで排出口
蓋モータ16eを作動させて、排出口11bを開状態に
する。ステップ166においては、撹拌モータ31を作
動させて撹拌部材20を逆方向へ回転させ始める。そし
て、これら各処理後、ステップ168〜172からなる
循環処理を繰返し実行する。
【0056】上記ステップ168〜172の循環処理
中、上記ステップ166にて開始された撹拌部材20の
逆方向への回転は、連続的に継続される。これにより、
タンク11内の厨芥は撹拌部材20の羽根23によって
排出口11bに向けて持ち上げられ、その多くは羽根2
3から滑落して排出口11bを介してタンク11外に排
出される。同排出された厨芥は、ホッパ11b1を介し
て、容器18内に取付けられたゴミ袋内に収容される。
【0057】上記ステップ168〜172の循環処理
中、この厨芥を排出する処理が開始されてから予め設定
された第7所定時間T7(例えば、4分)が経過し、上
記ステップ160にてリセットスタートされたタイマ7
1の計時が同所定時間T7に達すると、ステップ172
における「YES」との判定のもとに、電気制御回路7
0はステップ174にて前記図11のステップ132と
同様の撹拌モータ制御処理を実行して撹拌部材20を停
止させるとともに、ステップ176にて排出ランプ61
dを消灯して、このタンク11内の厨芥を排出する処理
を終了する。そして、同終了後、プログラムを再び前記
図11のステップ102以降へ進める。また、上記容器
18内のゴミ袋に収容された厨芥は、同容器18が傾動
した状態(図4の仮想線の状態)にあるとき、同ゴミ袋
と共に取り出される。
【0058】また、上記ステップ168〜172の循環
処理中、投入口11aが開かれて投入口状態検出スイッ
チ15がオフ状態となった場合、又は容器18が傾動さ
れて排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状態にな
り、容器セットスイッチ19がオフ状態となった場合、
ステップ168,170の各判定処理における「NO」
との判定のもとに、電気制御回路70はプログラムを上
記ステップ174以降へ進めてこの厨芥を排出する処理
を中止する。
【0059】b.第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態を図面を用いて説明す
る。この第2の実施形態においては、図11にて破線に
より示したように、厨芥の加熱乾燥処理中、投入口11
aが開かれてタンク11に新たな厨芥が投入された後、
投入口11aが閉じられて投入口状態検出スイッチ15
がオン状態となると、電気制御回路70はステップ13
4における「YES」との判定のもとに、プログラムを
図10のステップ102以降へ進める。
【0060】以後、電気制御回路70は前記ステップ1
02〜106の循環処理を繰返し実行し続けて、起動ス
イッチ61a又は排出スイッチ61bの操作を待ち続け
る。そして、起動スイッチ61aがオン操作されたと
き、プログラムを図11のステップ110以降へ進め、
上記第1の実施形態と同様に、タイマ71を再びリセッ
トスタートした上で、ステップ118〜128の循環処
理を繰返し実行してタンクヒータ12、熱風ヒータ4
5、撹拌モータ31及び触媒ヒータ53cを制御し、タ
ンク11内の厨芥を加熱乾燥処理する。したがって、こ
れによっても、厨芥を新たに投入した後に起動スイッチ
61aをオン操作することにより、上記新たに投入され
た厨芥が迅速かつ確実に加熱乾燥処理される。
【0061】c.第3の実施形態 次に、本発明の第3の実施形態を図面を用いて説明す
る。この第3の実施形態においては、電気制御回路70
は上記第1及び第2の実施形態の図11のステップ12
6以降の処理を図17に示するように変更したメインプ
ログラムを実行する。
【0062】この第3の実施形態において、電気制御回
路70は、図17のステップ110〜116の処理の実
行後、ステップ118〜126,178,128からな
る循環処理を繰返し実行する。このとき、上記第1及び
第2の実施形態における場合と同様に、ステップ118
〜124の各制御処理によりタンクヒータ12、熱風ヒ
ータ45、撹拌モータ31及び触媒ヒータ53cがそれ
ぞれに制御され、タンク11内の厨芥が加熱及び撹拌さ
れて加熱乾燥処理される。また、このとき、ステップ1
22の撹拌モータ制御処理においては、上記ステップ1
10にてリセットスタートされたタイマ71の計時にも
とづいて、図16のステップ404の連続撹拌処理、ス
テップ408の分割撹拌処理及びステップ410の間欠
撹拌処理が同順に実行される。これにより、撹拌部材2
0は、同加熱乾燥処理の進行に応じて一連の異なる回転
動作を所定の順序で実行し、同加熱乾燥処理の進行に伴
う厨芥の水分量の減少を加味しながら常に同厨芥を効率
的に撹拌するため、同厨芥が迅速かつ確実に加熱乾燥処
理される。
【0063】また、上記ステップ118〜126,17
8,128の循環処理中、電気制御回路70は、ステッ
プ178にて、フラグFLGの値が“1”であるか否か
を判定する。フラグFLGは、値“1”にて同加熱乾燥
処理中に投入口11aが開かれたことを表すとともに、
図示しない初期設定により最初は値“0”に設定されて
いる。したがって、このとき、電気制御回路70は「N
O」と判定してプログラムをステップ128へ進め、同
循環処理を継続する。
【0064】上記ステップ118〜126,178,1
28の循環処理中、投入口11aが開かれて投入口状態
検出スイッチ15がオフ状態となると、ステップ126
における「NO」との判定のもとに、電気制御回路70
はステップ180にてフラグFLGを値“1”に設定し
た後、上記第1及び第2の実施形態と同様にステップ1
30,132にてタンクヒータ12、熱風ファンモータ
43、熱風ヒータ45、排気ファンモータ52、触媒ヒ
ータ53b及び撹拌モータ31を停止させる。そして、
同停止後、投入口11aが閉じられて投入口状態検出ス
イッチ15がオン状態となると、ステップ134におけ
る「YES」との判定のもとに、プログラムを上記ステ
ップ118以降へ進める。
【0065】上記ステップ180におけるフラグFLG
の設定により、以後、電気制御回路70は、ステップ1
78の判定処理が実行されたときに「YES」と判定し
てプログラムをステップ182へ進めるようになり、ス
テップ118〜126,178,182,128の循環
処理を繰返し実行する。ステップ182は起動スイッチ
61aがオン操作されたか否かの判定処理であり、同ス
イッチ61aがオン操作されなければ、電気制御回路7
0は「NO」と判定してプログラムをステップ128以
降へ進め、同循環処理を継続する。
【0066】上記ステップ118〜126,178,1
82,128の循環処理中、ステップ122の撹拌モー
タ制御処理においては、同加熱乾燥処理の開始時に前記
ステップ110にてリセットスタートされたタイマ71
の計時にもとづいて、前記連続撹拌処理、分割撹拌処理
及び間欠撹拌処理が再び継続して同順に実行される。こ
れにより、撹拌部材20は同加熱乾燥処理の進行に応じ
た上記一連の異なる回転動作を再び継続して実行する。
【0067】一方、上記ステップ118〜126,17
8,182,128の循環処理中、起動スイッチ61a
がオン操作されると、電気制御回路70はステップ18
2にて「YES」と判定し、ステップ184にてフラグ
FLGを値“0”に設定した後、プログラムを再びステ
ップ110以降へ進める。
【0068】以後、タイマ71がステップ110にて再
びリセットスタートされて計時を開始した上で、電気制
御回路70は再び上記ステップ118〜126,17
8,128の循環処理を繰返し実行し、タンクヒータ1
2、熱風ヒータ45、撹拌モータ31及び触媒ヒータ5
3cがそれぞれに制御されて、タンク11内の厨芥が加
熱乾燥処理される。このとき、ステップ122の撹拌モ
ータ制御処理においては、上記再びリセットスタートさ
れたタイマ71の計時にもとづいて、図16のステップ
404の連続撹拌処理、ステップ408の分割撹拌処理
及びステップ410の間欠撹拌処理があらためて最初か
ら同順に実行される。これにより、撹拌部材20は上記
加熱乾燥処理の進行に応じた一連の異なる回転動作をあ
らためて最初から実行し始める。
【0069】上述のように、上記第3の実施形態によれ
ば、投入口11aが開かれてタンクヒータ12、熱風フ
ァンモータ43、熱風ヒータ45、排気ファンモータ5
2、触媒ヒータ53c及び撹拌モータ31が停止されて
いるときタンク11に少量の厨芥が投入された場合や、
誤操作により投入口11aが単に開閉されただけの場合
には、同投入口11aを閉じるとそれまで加熱乾燥処理
されていた厨芥がそのまま効率的に撹拌され続ける。ま
た、上記投入口11aが開かれて各ヒータ12,45,
53c及びモータ43,52,31が停止されていると
きタンク11に比較的多量の厨芥が新たに投入された場
合には、同投入口11aを閉じた後に起動スイッチ61
aを操作することにより同厨芥が迅速かつ確実に加熱乾
燥処理される。
【0070】d.変形例 上記各実施形態においては、図11のステップ122の
撹拌モータ制御処理において、加熱乾燥処理の進行に応
じて図16のステップ404の連続撹拌処理、ステップ
408の分割撹拌処理及びステップ410の間欠撹拌処
理を同順に実行するようにしているが、同各処理のうち
のいずれか一つ又は二つの処理のみを実行するものに対
しても本発明は有効である。また、分割撹拌処理又は間
欠撹拌処理の実行中に、撹拌部材20の回転量や停止時
間を変更するものに対しても本発明は有効である。
【0071】上記各実施形態においては、予め第3〜第
5所定時間T3〜T5を設定しておき、加熱乾燥処理の
開始から同各所定時間T3〜T5がそれぞれ経過したと
き、図11のステップ122の撹拌モータ制御処理にて
実行する撹拌処理を切換えて撹拌部材20の回転動作を
切換えたり、ステップ118〜128の循環処理を終了
して同加熱乾燥処理を終了させたりするようにしたが、
この各切換及び終了の条件は他のものを採用してもよ
い。例えば、タンク11内への厨芥の投入時に同厨芥の
重量を計測しておき、同投入時の重量に対して加熱乾燥
処理中の厨芥の重量が所定比率(例えば、それぞれ95
%,50%,10%)になったとき、上記各切換及び終
了を実行するようにしてもよい。また、厨芥の加熱乾燥
処理中、所定時間(例えば、10分)毎にタンクヒータ
12の同所定時間内における延べ作動時間を計測し、同
延べ作動時間が同所定時間に対して所定比率(例えば、
それぞれ90%,40%,20%)になったとき、上記
各切換及び終了を実行するようにしてもよい。また、還
流ダクト41内に導入されるタンク11上方の内気の温
度を検出し、同検出温度と熱風温度センサ46の検出温
度の差が所定温度(例えば、25℃)になったとき、上
記終了を実行するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態に係る厨芥
処理装置を示す正面図である。
【図2】 前記厨芥処理装置の右側面図である。
【図3】 前記厨芥処理装置の内部構成を示した部分破
断正面図である。
【図4】 前記厨芥処理装置の部分破断右側面図であ
る。
【図5】 (A)は図4の排出口の閉状態を示す右側面
図であり、(B)は同排出口の開状態を示す右側面図で
ある。
【図6】 図4の部分拡大図である。
【図7】 図3の回転板の平面図である。
【図8】 前記厨芥処理装置の電気制御部の全体を示す
ブロック図である。
【図9】 前記厨芥処理装置の加熱乾燥処理時の動作を
示すタイムチャートである。
【図10】 図8の電気制御回路にて実行されるメイン
プログラムの最初の部分を示すフローチャートである。
【図11】 前記メインプログラムの2番目の部分を示
すフローチャートである。
【図12】 前記メインプログラムの3番目の部分を示
すフローチャートである。
【図13】 前記メインプログラムの4番目の部分を示
すフローチャートである。
【図14】 図11のタンクヒータ制御処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図15】 図11の熱風ヒータ制御処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図16】 図11の撹拌モータ制御処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図17】 本発明の第3の実施形態に係り、図11に
代えて前記メインプログラムの2番目の部分を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…収容槽、11…タンク、11a…投入口、12…
タンクヒータ、14…投入口蓋、15…投入口状態検出
スイッチ、20…撹拌部材、30…駆動装置、40…熱
風循環装置、50…排出装置、60…制御ボックス、6
1a…起動スイッチ、70…電気制御回路(マイクロコ
ンピュータ)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厨芥を投入するための投入口を有してなり
    同投入口から投入された厨芥を収容する収容槽と、 前記収容槽の投入口を開閉する投入口蓋と、 前記収容槽に収容された厨芥を加熱する加熱手段と、 前記収容槽に同収容槽の内壁に沿って回転可能に組付け
    られ、回転により前記収容槽に収容された厨芥を撹拌す
    る撹拌部材と、 前記撹拌部材を回転駆動する駆動手段と、 一連の処理を所定の順序で実行して前記駆動手段を制御
    し、前記撹拌部材に一連の異なる回転動作を所定の順序
    で行わせる撹拌制御手段とを備えた厨芥処理装置におい
    て、 前記収容槽の投入口が開状態又は閉状態のいずれにある
    かを検出する状態検出手段と、 前記撹拌制御手段が前記一連の処理を実行していると
    き、前記状態検出手段による前記収容槽の投入口の開状
    態から閉状態への切換りの検出に応答して、同撹拌制御
    手段に同一連の処理を最初から実行させる再開手段とを
    設けたことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】厨芥を収容する収容槽と、 前記収容槽に収容された厨芥を加熱する加熱手段と、 前記収容槽に同収容槽の内壁に沿って回転可能に組付け
    られ、回転により前記収容槽に収容された厨芥を撹拌す
    る撹拌部材と、 前記撹拌部材を回転駆動する駆動手段と、 一連の処理を所定の順序で実行して前記駆動手段を制御
    し、前記撹拌部材に一連の異なる回転動作を所定の順序
    で行わせる撹拌制御手段とを備えた厨芥処理装置におい
    て、 前記撹拌制御手段に前記一連の処理の最初からの実行を
    指示するためのスイッチと、 前記撹拌制御手段が前記一連の処理を実行していると
    き、前記スイッチの操作に応答して、同撹拌制御手段に
    同一連の処理を最初から実行させる再開手段とを設けた
    ことを特徴とする厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】厨芥を投入するための投入口を有してなり
    同投入口から投入された厨芥を収容する収容槽と、 前記収容槽の投入口を開閉する投入口蓋と、 前記収容槽に収容された厨芥を加熱する加熱手段と、 前記収容槽に同収容槽の内壁に沿って回転可能に組付け
    られ、回転により前記収容槽に収容された厨芥を撹拌す
    る撹拌部材と、 前記撹拌部材を回転駆動する駆動手段と、 一連の処理を所定の順序で実行して前記駆動手段を制御
    し、前記撹拌部材に一連の異なる回転動作を所定の順序
    で行わせる撹拌制御手段とを備えた厨芥処理装置におい
    て、 前記収容槽の投入口が開状態又は閉状態のいずれにある
    かを検出する状態検出手段と、 前記撹拌制御手段に前記一連の処理の最初からの実行を
    指示するためのスイッチと、 前記撹拌制御手段が前記一連の処理を実行していると
    き、前記状態検出手段による前記収容槽の投入口の開状
    態の検出に応答して、同撹拌制御手段に同一連の処理を
    中断させて前記駆動手段による撹拌部材の回転駆動を中
    断させる中断手段と、 前記中断手段による撹拌制御手段の一連の処理の中断
    中、前記状態検出手段による前記収容槽の投入口の閉状
    態の検出に応答して、同中断を解除して前記撹拌制御手
    段に前記一連の処理を続行させる継続手段と、 前記撹拌制御手段が前記一連の処理を実行していると
    き、前記スイッチの操作に応答して、前記撹拌制御手段
    に前記一連の処理を最初から実行させる再開手段とを設
    けたことを特徴とする厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】厨芥を投入するための投入口を有してなり
    同投入口から投入された厨芥を収容する収容槽と、 前記収容槽の投入口を開閉する投入口蓋と、 前記収容槽に収容された厨芥を加熱する加熱手段と、 前記収容槽に同収容槽の内壁に沿って回転可能に組付け
    られ、回転により前記収容槽に収容された厨芥を撹拌す
    る撹拌部材と、 前記撹拌部材を回転駆動する駆動手段と、 前記収容槽に収容された厨芥に対する加熱乾燥処理の開
    始を指示するためのスイッチと、 前記スイッチの操作に応答して一連の処理の実行を開始
    し前記加熱手段及び駆動手段の制御を開始するととも
    に、同一連の処理の実行が開始されてから所定時間経過
    後に同一連の処理を終了して同加熱手段及び撹拌手段の
    制御を終了する加熱撹拌制御手段とを備えた厨芥処理装
    置において、 前記収容槽の投入口が開状態又は閉状態のいずれにある
    かを検出する状態検出手段と、 前記加熱撹拌制御手段が前記一連の処理を実行している
    とき、前記状態検出手段による前記収容槽の投入口の開
    状態から閉状態への切換りの検出に応答して、同加熱撹
    拌制御手段に同一連の処理の実行をあらためて開始させ
    る再開手段とを設けたことを特徴とする厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】厨芥を投入するための投入口を有してなり
    同投入口から投入された厨芥を収容する収容槽と、 前記収容槽の投入口を開閉する投入口蓋と、 前記収容槽に収容された厨芥を加熱する加熱手段と、 前記収容槽に同収容槽の内壁に沿って回転可能に組付け
    られ、回転により前記収容槽に収容された厨芥を撹拌す
    る撹拌部材と、 前記撹拌部材を回転駆動する駆動手段と、 前記収容槽に収容された厨芥に対する加熱乾燥処理の開
    始を指示するためのスイッチと、 前記スイッチの操作に応答して一連の処理の実行を開始
    し前記加熱手段及び駆動手段の制御を開始するととも
    に、同一連の処理の実行が開始されてから所定時間経過
    後に同一連の処理を終了して同加熱手段及び撹拌手段の
    制御を終了する加熱撹拌制御手段とを備えた厨芥処理装
    置において、 前記収容槽の投入口が開状態又は閉状態のいずれにある
    かを検出する状態検出手段と、 前記加熱撹拌制御手段が前記一連の処理を実行している
    とき、前記状態検出手段による前記収容槽の投入口の開
    状態の検出に応答して、同加熱撹拌制御手段に同一連の
    処理を中断させる中断手段と、 前記中断手段による加熱撹拌制御手段の一連の処理の中
    断中、前記状態検出手段による前記収容槽の投入口の閉
    状態の検出に応答して、同中断を解除して前記加熱撹拌
    制御手段に前記一連の処理を続行させる継続手段を設け
    たことを特徴とする厨芥処理装置。
JP8316748A 1996-11-27 1996-11-27 厨芥処理装置 Pending JPH10156304A (ja)

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