JP3540979B2 - 固定可能な芯材の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定可能な芯材を製造する方法、並びにその方法によって製造される固定可能な芯材に関する。より詳細には、本発明はアウター衣料、上着に使用される固定可能な芯材に関する。
【0002】
【従来の技術】
裏表に貫通する孔を絶対に生じない固定芯材を求める芯材加工者の要求は、さまざまな工程技術上の革新をもたらしている。裏表に貫通する孔を生じない固定芯材を製造するためには、層構造をなす接着剤からなる点もしくは接着剤ポイント、接着剤領域、すなわち裏面への貫通を防止する1つの基層と、表面に貫通しないそして上部素材との接着結合を生じる1つの表層とからなる接着剤ポイントを作り出さなければならない。二層構造の接着剤ポイントを得るための方法は、さまざまな方法、例えば二重粉末ポイント法又は二重プラスチックポイント法を挙げることが可能である。
【0003】
二層のポイント被覆を持つ芯材は、DP2214236からすでに公知である。この場合、内部に設けられた2つのドクターブレードを備える回転フィルム印刷の原理にしたがって作業が行われ、これらのドクターブレードによって、異なる組成の溶融接着剤のペーストが同じステンシル穴から直接重ね合わせられて印刷、押しつけられる。これにより層構造を持つペーストポイント、ペースト領域が形成される。
【0004】
しかし従来の古典的な二層のポイントの場合、ペースト(分散性溶融接着剤)をポイント下層、ポイントの下層部分として塗布するため、水を蒸発させなければならないのが欠点である。平均的な焼結温度が必要であり、すなわち芯材の基盤重量が小さい場合には、芯材の厚みが薄い場合には裏面へ貫通する孔を生じる危険性がある。
【0005】
さらには網状構造の、網状結合する、網目状に結合するアクリル酸エステルのポイント下層(バインダー分散系、例えばアクリル酸エステルベースのもの)を備える二層のポイントは、アクリル酸エステルが網状重合体であるため、そして塗布されたポリマー粉末をポイント下層に焼結するために、高温を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、固定可能な芯材を製造する方法、かつ従来の技術の欠点を克服するような製造方法を作り上げることである。本発明は、損傷を受けやすい、特に熱による損傷を受けやすい芯材にも適用可能な方法を得ることを目的としている。本方法は、経済的であり、かつ簡単に実施できる方法を提供することを目的としている。さらにこのような方法により、互いにべとつくことなく巻き取ることができるような固定可能な芯材を製造することを目的としている。そして無制限にもしくは半永久的に在庫可能な固定可能な芯材を製造することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の次のような特徴を持つ固定可能な芯材の製造方法によって解決される。すなわち、固定可能な芯材を製造する方法において、芯材の表面上に断続的にならぶ領域に反応型接着剤を印刷し、この反応型接着剤の反応性がある間に、印刷された反応型接着剤に粉末状の溶融接着剤の粒子を適用することを特徴とする製造方法によって解決される。断続的にならぶ領域に印刷された反応接着剤の高さは、実質上一定であり、それによって、後にこの固定可能な芯材上に第二の連続シート素材を重ねた際に、この第二の連続シート素材の表面は実質上平面となる。本発明において、断続的にならぶ領域とは、芯材の表面が完全に覆われてしまわないように、接着剤を塗布される領域が適当な間隔をもって配置されることを意味し、この場合断続的にならぶ領域の位置が互いに何らかの幾何学的な関係を持っている必要はない。またこの領域のそれ自体の形状は、限定されず、点であっても、長さあるいは広さをもって表現される形状であってもよく、固定可能心材と上部素材とを目的に応じて結合できる形状であればよく、用途に応じて任意の形状とすることができる。この断続的にならぶ領域に反応型接着剤が塗布、印刷されて、接着剤領域もしくは接着剤ポイントが形成される。
【0008】
接着剤領域、接着剤ポイントの下層を反応型接着剤から形成することにより、低い塗布温度を利用することができる。したがって基盤素材、芯材の熱負荷を小さくすることができる。
【0009】
本発明は、本方法によって製造された固定可能な芯材をも含む。
【0010】
本発明の方法の場合、まず最初に湿気硬化型重合体、特に例えば湿気硬化型網状構造のポリウレタン(PU)のような反応型接着剤を、温度に敏感な芯材の表面上に、それ自体は公知である例えば回転−熱/溶融印刷(Roto-Therm/Meltprint)又はスクリーン印刷のホットメルト法によって点状に、あるいは例えば多孔性被覆(Porous Coat)に相当する方法によって不規則かつ断続的にならぶように適用、塗布する。
【0011】
この反応型接着剤が塗布された領域、すなわち接着剤ポイントに、例えば洗濯や化学的なクリーニング等の保守手入れに対して耐久性のある溶融接着剤の粒子を適用する。これらの溶融接着剤の粒子は、それが適用された領域においてまだ接着力が残っている反応型接着剤と結合する。この反応型接着剤を介して溶融接着剤の粒子は芯材に直接接着する。
【0012】
本発明の1つの有利な発展した実施態様では、まだ反応が終了していない及び/又は硬化していない反応型接着剤に溶融接着剤の粒子を押しつける、圧着することによって、溶融接着剤の粒子と反応型接着剤の結合が改善される。その後余剰のポリマー粉末すなわち溶融接着剤の粒子を、適当な方法によって、例えば振り落とす、吸い取る等を行い、芯材表面から除去することが好ましい。
【0013】
さらに反応型接着剤が湿気硬化型重合体である場合には、溶融接着剤の粒子を適用された芯材に対して蒸気を作用させることによって、湿気硬化型重合体の硬化プロセスを促進することができる。
【0014】
芯材の表面で断続的にならぶ領域に印刷された、もしくは芯材を被覆する反応型接着剤の表面が、芯材に対して反応性も接着性もない溶融接着剤の粉末状の粒子によって完全に覆われているということによって、巻き取りの際に各層間のべとつきが防止される。在庫中に、この反応型接着剤はさらに完全に反応し、粒子との結合を強化することも可能である。
【0015】
このような被覆を施された芯材、すなわち固定可能な芯材は、無制限にすなわち半永久的に在庫可能であり、任意の時点で対応する上部素材を熱により固定することができる。
【0016】
任意のホットメルトを接着剤として使用することができる。一例として、湿気硬化型網状構造のホットメルト、湿気硬化型網状重合体、特に湿気硬化型網状構造のポリウレタンを挙げることができる。
【0017】
熱可塑性溶融接着剤の粒子は、反応型接着剤を塗布した後、直接適用される。この場合、反応型接着剤はまだ完全には反応を終了していないこと、完全に硬化していないこと、すなわちまだ接着力のあることが重要である。
【0018】
使用される溶融接着剤は固定させるための熱可塑性粉末であれば、特に限定されない。溶融接着剤の材料は、例えば共重合ポリエステル(Co-PES)、共重合ポリアミド(Co-PA)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)又はポリエチレン(PE)からなるものが有利である。材料の選択は、最終使用目的にしたがって、例えば上部素材又は要求される繊維の保守手入れに対する耐久性にしたがって行われる。
【0019】
本発明の方法によれば任意の芯材を処理することができる。例えば不織布(フリース)、ニット製品又は織布を処理することができる。本発明の芯材は、通常の芯材に用いられる繊維から製造することができる。例えばポリエステル(PES)、ナイロン6(PA6)又はナイロン66(PA66)、ビスコース、木綿、アクリル及びこれらの混合物からなる群から選択される材料によって芯材を製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に図を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
【0021】
図1に示した芯材1は、断続的にならぶ領域において反応型接着剤2で被覆され、接着剤ポイント、接着剤領域を形成されている。本実施例では、これら接着剤ポイントはそれぞれ点形状であり、複数の列a、b、cをなして順次ならぶように配列されている。
【0022】
図1に示される接着剤ポイントにおいて、列aに配置された接着剤ポイントを例外として、芯材1の上に散布、適用された溶融接着剤の粒子3は反応型接着剤2と結合している。このときこの溶融接着剤3の適用を重力によって行うか、重力に反して行うかにより、散布と吹き付けの2つの方法のどちらかを利用することができる。
【0023】
芯材1に相応の運動を与えることにより、溶融接着剤の粒子3は芯材1の上で自ら移動を始めるので、溶融接着剤の粒子3は接着剤ポイントに達し反応型接着剤2と結合する。この場合の結合は、接着剤ポイントにおける反応型接着剤2の材料の特性により生じる。つまり反応型接着剤2の接着性により溶融接着剤の粒子3が接着ポイントに接着する。溶融接着剤の粒子3は、この状態において芯材1に対して反応性がなく、接着力がない。
【0024】
図2は図1の列cの断面を示す。芯材1が、その上に設けられた接着剤ポイントにおいて反応型接着剤2と溶融接着剤の粒子3とともに存在することが認められる。ある一部の溶融接着剤の粒子3は接着剤ポイントにおいて反応型接着剤2と結合しているが(3.1)、他の一部の溶融接着剤の粒子3は、結合されず、固定されずに芯材1の上に直接載っている(3.2)。固定されずに芯材1に直接載っている溶融接着剤の粒子3.2は、接着剤ポイントが完全に溶融接着剤の粒子に覆われたなら、すなわち接着剤ポイントにおいて反応型接着剤2と結合することができなければ、溶融接着剤3の余剰粒子となり、この余剰粒子は芯材1の上から容易に除去され得る。
【0025】
図3は、芯材1とその上に配置された接着剤ポイントの反応型接着剤2と溶融接着剤の粒子3からなる集合体、すなわち固定可能な芯材がローラー空隙を通過した後の状態を示す。固定可能な芯材のローラ通過後の高さはローラーの空隙に依存し、当初の高さの0.95〜0.5倍に減少する。この高さの減少は、一方では接着ポイント上のまだ硬化又は凝固していない反応型接着剤2に溶融接着剤の粒子3.1が押しつけられることによって、また他方では溶融接着剤の粒子3.3が変形することによって生じる。あるいはまた硬化又は凝固していない反応型接着剤2それ自体が変形することによって生じる。このような高さの減少を達成するには、もしくは高さを調節するにはローラー空隙を利用して相応の圧力を作用させることが必要である。
【0026】
これらの図2及び3に示される概略図から容易に理解されることは、接着剤ポイントにおいて反応型接着剤2が溶融接着剤の粒子3.1で完全に覆われているので、異なる芯材を互いにべとつかせることなく積み上げることが可能であるということである。この場合溶融接着剤の粒子3が芯材1に対して反応性がなく、接着力もないことが前提となっている。
【0027】
図4は固定可能な芯材と連続シート素材4からなる積層品5を示す。積層品5は、図1及び2に示した固定可能な芯材に連続シート素材4を重ね、熱と圧力を加えて結合させることによって得られる。その際溶融接着剤の粒子3は溶融して溶融ゾーン3.4となる。接着剤ポイントの反応型接着剤2は、溶融接着剤の粒子とは異なり、ほとんど変形することなく以前の形状を維持している。すなわち接着剤ポイントの高さは、溶融接着剤の粒子3を溶融する前後で実質上変化せず、維持される。
【0028】
反応型接着剤としては、傷つきやすい、損傷を受けやすい芯材に対して比較的低い溶融温度で塗布することができる反応型ホットメルト系を一例として挙げることができる。この反応型接着剤が溶融接着剤、特に熱可塑性ポリマーの粒子と結合することによって、結果として固定可能な芯材が圧力及び/又は温度の作用下で連続シート素材と結合可能となる。
【0029】
粉末状溶融接着剤もしくは溶融接着剤の粒子の適用、塗布と、その溶融接着剤の余剰粒子の除去は、散布及び落下と、吹き付け及び吸引によって、重力にしたがって又は重力に反して行うことが可能である。したがって頭上を導かれる芯材に対して重力に反して吹き付けによって溶融接着剤の粒子を適用する場合には、すなわち下方より上方に対して溶融接着剤の粒子を適用する場合には、余剰粒子を落下させて除去することが可能であり、これに対して芯材に対して溶融接着剤の粒子を散布によって重力と同じ向きに適用する場合には、すなわち上方より下方に対して溶融接着剤の粒子を適用する場合には、芯材を振動させて溶融接着剤の粒子を各方向に動かした後、余剰粒子を吸引することが可能である。
【0030】
図5は本発明の方法を実施する装置の概念図である。図5においては、左から右へと進むにつれて工程が進む。グラビアロール11を使用して、湿気硬化型網状構造のポリウレタンを、芯材1上の断続的にならぶ領域に塗布し、接着剤ポイントを形成する。次の段階では、溶融接着剤であるポリマー粉末の粒子3を、散布装置12を使用して重力の向きに、接着剤ポイントで反応型接着剤2が被覆された芯材1に対して散布、適用する。ローラー13を用いて機械的に圧力を加えて、圧着して、粒子3を接着剤ポイントの反応型接着剤2と密接に結合させる。
【0031】
芯材が水蒸気によって処理されることによって変質せず、損傷を受けないのであれば、湿気硬化型網状構造のポリウレタンの反応を促進するために、水蒸気処理装置14を設けることができる。
【0032】
吸引装置15を使用して、余剰の溶融接着剤の粒子3.2を芯材1から除去するので、芯材1自体の上には、接着剤ポイントの反応型接着剤2に付着している溶融接着剤の粒子3.1のみが残る。すなわち芯材1の上に直接載っている溶融接着剤の粒子3.2は存在しない。
【0033】
図5における最終製品は、熱可塑性被覆を施された、すなわち溶融接着剤の粒子が付着した反応済み接着剤ポイントを備える芯材、すなわち固定可能な芯材である。つまりこの段階での最終製品は、芯材の上に溶融接着剤の粒子が付着した接着剤ポイントを備えており、このとき接着剤ポイントの反応型接着剤は反応が終了している。そしてこの溶融接着剤の粒子は、芯材に対して反応性及び接着性を持たないために、この最終製品は使用されるまで積層して在庫することが可能である。
【0034】
下記の実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1
35g/m2の不織布(PA6繊維100%、ポイントカレンダーを使用して熱により結合)に、湿気硬化型網状構造のPU(Ceca社製)を3g/m2となるように、CP52ステンシル(52ドット/cm2)を使用してスクリーン印刷法により80℃で印刷する。反応型ホットメルトすなわち湿気硬化型網状構造のPUの反応が終了しないうちに、引き続いて粒子の大きさが80〜160μmの範囲にある熱可塑性ポリエステル粉末粒子(Griltex 9)を14g/m2の割合で適用する。適用された熱可塑性ポリエステル粉末は、接着力のあるホットメルトポイント、ホットメルト領域に接着してとどまる(場合によっては軽く圧力をかけて結合を促進する)。余剰の熱可塑性ポリエステル粉末は吸引によって除去されるので、最終的に全体として7g/m2のポリマー粉末が反応型接着剤すなわちホットメルトと結合してとどまる。さらにこの反応型接着剤と熱可塑性ポリエステル粉末粒子を適用された、被覆された芯材すなわち固定可能な芯材を巻き取る。このようにして溶融接着剤、ポリマー粒子を適用された芯材は、その後連続プレス装置により140℃で適当な上部素材と積層加工することができる。
実施例2
25g/m2の不織布(PES:PA6の比が85%:15%の繊維、ポイントカレンダーを使用して熱により結合)に、湿気硬化型網状構造のPU(H,B Fuller社製)を4g/m2となるように、CP37のグラビアロール(37ドット/cm2)を使用して回転熱(Rototherm)法により95℃で印刷する。反応型ホットメルトすなわち湿気硬化型網状構造のPUの反応が終了しないうちに、引き続いて粒子の大きさが160μm以下の熱可塑性ポリアミド粉末粒子(ATOCHEM社製 Platamid H106)を24g/m2の割合で、粉末用ガン(Nordsonシステム)を使用した吹き付けにより適用する。適用された熱可塑性ポリアミド粉末は接着力のあるホットメルトポイントに接着してとどまる(場合によっては軽く圧力をかけて結合を促進する)。余剰の熱可塑性ポリアミド粉末粒子を軽くたたき、又は振り落として除去することにより、最終的に全体として8g/m2のポリマー粉末が反応型接着剤すなわちホットメルトと結合してとどまる。網目状結合を促進するために、この反応型接着剤と熱可塑性ポリアミド粉末粒子が適用された芯材の表面に蒸気を吹き付ける。その後被覆された芯材すなわち固定可能な芯材を巻き取る。このようにして溶融接着剤を施された芯材は、帯状カレンダーにより130℃で適当な上部素材と積層加工することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、固定可能な芯材を製造する方法に関し、芯材(1)の表面上に断続的にならぶ領域に反応型接着剤(2)を印刷し、この反応型接着剤(2)に反応性がある間に、印刷された反応型接着剤(2)に粉末状の溶融接着剤(3)の粒子を適用することを特徴とする。さらに次の段階では印刷された反応型接着剤(2)に適用された溶融接着剤(3)の粒子(3.1)が圧着され、続いて溶融接着剤(3)の余剰粒子(3.2)が除去される。このような本発明の方法は、損傷を受けやすい、特に熱による損傷を受けやすい芯材にも適用可能であり、そのような損傷を受けやすい芯材においても裏表に貫通する孔を生じない固定芯材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】反応型接着剤と溶融接着剤を施された芯材の概略図である。
【図2】反応型接着剤と溶融接着剤を施された芯材の概略断面図である。
【図3】ローラー空隙を通過後の図2の芯材の概略断面図である。
【図4】1つの芯材と1つの連続シート素材からなる積層品の概略断面図である。
【図5】図1及び2の芯材を製造する手順経過を示す図である。
【符号の説明】
1 芯材
2 反応型接着剤
3 溶融接着剤の粒子
4 連続シート素材

Claims (7)

  1. 固定可能な芯材を製造する方法であって、芯材(1)の表面上に断続的にならぶ領域に反応型接着剤(2)を印刷し、この反応型接着剤(2)に反応性がある間に、前記反応型接着剤(2)に粉末状の溶融接着剤(3)の粒子を適用し、前記印刷された反応型接着剤(2)に適用された粉末状の溶融接着剤(3)の粒子(3.1)が、反応が終了していない及び/又は硬化していない前記反応型接着剤(2)に押しつけられ、前記反応型接着剤(2)の表面は前記粉末状の溶融接着剤の粒子( 3.1 )によって完全に覆われ、かつ前記粉末状の溶融接着剤(3)の余剰粒子(3.2)が除去され、前記反応型接着剤(2)が湿気硬化型網状構造のポリウレタンであることを特徴とする方法。
  2. 前記溶融接着剤(3)が、共重合ポリエステル、共重合ポリアミド、エチレン酢酸ビニル、熱可塑性ポリウレタン又はポリエチレンの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記反応型接着剤(2)が公知の方法で塗布されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記芯材(1)が、不織布、ニット製品又は織布であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記芯材(1)が、ポリエステル、ナイロン6又はナイロン66、ビスコース、木綿、アクリル及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の方法で得られた固定可能な芯材。
  7. 請求項に記載の固定可能な芯材を使用して製造された衣料。
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