JPH08267691A - 接着積層品の製造方法 - Google Patents

接着積層品の製造方法

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JPH08267691A
JPH08267691A JP7073665A JP7366595A JPH08267691A JP H08267691 A JPH08267691 A JP H08267691A JP 7073665 A JP7073665 A JP 7073665A JP 7366595 A JP7366595 A JP 7366595A JP H08267691 A JPH08267691 A JP H08267691A
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JP
Japan
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adherend
adhesive
belt
group
transferred
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Pending
Application number
JP7073665A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Tanaka
伸明 田中
Toshihaya Iwai
敏逸 岩井
Motoo Tanaka
基夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 接着積層品の製造方法 【目的】 少量の接着剤で強固な接着力を確保して柔軟
性、通気性、風合い等に優れた接着積層品を効率よく生
産することができる接着積層品の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 ベルト表面に弾き性が付与されたベルトコン
ベアのベルト上面にホットメルト型接着剤パウダーを散
布してこれを加熱することによりベルト表面に無数のホ
ットメルト型接着剤溶融粒よりなる斑点状接着剤群を形
成し、この斑点状接着剤群をベルト表面から第1の被着
体の表面に転写したうえ第2の被着体を添装加圧して前
記第1の被着体に第2の被着体をこの転写された斑点状
接着剤群を介して貼合一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少量の接着剤で強固な
接着力を確保して柔軟性、通気性、風合い等に優れた接
着積層品を効率よく生産することができる接着積層品の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用シートカバー材として
用いられる接着積層品としては、ホットメルト型接着剤
を介してワディング材などの第1の被着体の表面に表皮
材などの第2の被着体を貼合一体化されたものが広く知
られており、前記接着剤の塗布方法としては特殊な塗布
用のグラビアロールやスクリーンロール等を用いて行う
ものが公知である。
【0003】ところが、従来法によるときは接着剤を被
着体に対しロールで強く押し当てて塗布するために接着
剤が被着体内部に浸透してしまい接着力が低下するとと
もに柔軟性、通気性および風合いが低下するという問題
点があった。また、被着体が不織布のような表面性状が
毛羽立って凹凸の激しいものの場合には、塗布した接着
剤が凹部へ入り込んでしまい十分な接着強度が得られ
ず、それを防止するには多量の接着剤が必要となるとい
う問題点があった。更には、特殊なロールが必要で彫刻
等に時間がかかるとともに製作費も高く、また塗布パタ
ーンに応じて何種類ものロールを準備する必要があると
いう問題点や、ロールとは別にホットメルト型接着剤の
溶融装置も必要で設備的に複雑かつ高価なものになると
いう問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、少量の接着剤で強固な接着力
を確保して柔軟性、通気性、風合い等に優れた接着積層
品を効率よく生産することができるとともに、不織布の
ような被着体であっても少量の接着剤で同様に十分な接
着強度を確保することができ、しかも、大規模な溶融装
置も必要とせず設備的にもコンパクトかつ低廉なものと
することができる接着積層品の製造方法を提供すること
を目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、ベルト表面に弾き性が付与され
たベルトコンベアにパウダー状のホットメルト型接着剤
を散布してこれを加熱することによりベルト表面に無数
の粒状溶融ホットメルト型接着剤粒よりなる斑点状接着
剤群を形成し、この斑点状接着剤群をベルト表面から第
1の被着体の表面に転写したうえ第2の被着体を添装加
圧して前記第1の被着体に第2の被着体をこの転写され
た斑点状接着剤群を介して貼合一体化することを特徴と
するものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の装置を用いて表皮材の
裏面に不織布系のワディング材を貼合一体化した自動車
内装材用の接着積層品を製造する場合を実施例として詳
細に説明する。図中1はパウダー状のホットメルト型接
着剤を連続供給するためのホッパー、2は加熱装置3を
内蔵した無端のベルトコンベア、4はベルトコンベア2
の加熱可能な一方のロール、5は前記一方のロール4に
対向させた転写ロール、6、6は第1の被着体10に対
する第2の被着体11の添装加圧して両者を貼合一体化
するように対向配置した一対の低温の圧締ロール、7は
第2の被着体11を加熱するための加熱装置である。ま
た、前記無端のベルトコンベア2は金属性のベルト本体
の表面にテフロン加工処理等の加工が施されてベルト表
面に弾き性が付与されている。
【0007】このような装置を用いてニードルパンチン
グ加工が施された不織布系のワディング材などの第1の
被着体10の裏面に起毛織物などの第2の被着体11を
貼合一体化しようとするときは、図2に示されるように
ベルトコンベア2を駆動させてそのベルト移動中にベル
ト上面にホッパー1よりホットメルト型接着剤パウダー
21を散布してこれを加熱装置3により加熱すれば、ホ
ットメルト型接着剤パウダー21は溶融してベルト表面
に無数のホットメルト型接着剤溶融粒22よりなる斑点
状接着剤群が形成される。そこで、図示しない送りロー
ラの駆動で第1の被着体10をベルトコンベア2の一方
のロール4とこれに対向させた転写ロール5との間を通
過させれば、図3に示されるようにこのベルト表面にあ
る斑点状接着剤群はベルト表面から第1の被着体10の
片面に転写されるから、続いて、斑点状接着剤群が片面
に転写されている第1の被着体10が対向配置されてい
る一対の圧締ロール6、6を通過する間に両者間に第2
の被着体11を送りこめば、両圧締ロール6、6間で斑
点状接着剤群が転写されている第1の被着体10の斑点
状接着剤群が形成されている面に対する第2の被着体1
1の添装加圧が行われ、第1の被着体10に第2の被着
体11が斑点状接着剤群を介して貼合一体化されること
となる。
【0008】なお、前記ホッパー1からのホットメルト
型接着剤の供給量を調整したりベルトコンベアの速度調
整を行うこと等により、ベルト上面に任意量のホットメ
ルト型接着剤溶融粒22よりなる斑点状接着剤群が形成
されて必要な接着強度や柔軟性、通気性、風合い等を使
用目的に応じて任意に調節できるものである。
【0009】このようにして第1の被着体10に第2の
被着体を斑点状接着剤群を介して貼合一体化するとき
は、ベルト表面の表面張力を有効に利用してホットメル
ト型接着剤パウダーが加熱溶融して形成された無数のホ
ットメルト型接着剤溶融粒22よりなる斑点状接着剤群
のベルト表面から第1の被着体の表面への転写時の転写
ロール5の加圧力は低圧でよいので、第1の被着体10
に無数のホットメルト型接着剤溶融粒22が点状で浸透
することもない。なお、必要ならば転写ロール5の加圧
力を増加させることにより第1の被着体10に粒状化し
た接着剤12を浸透させることもでき、被着体の柔軟性
や通気性等を任意に調整することが可能である。しか
も、ホットメルト型接着剤溶融粒22が溶融状態にある
うちに圧締ロール6で第1の被着体10と第2の被着体
11を貼合一体化して接着積層品とすることとなるの
で、第2の被着体11を第1の被着体10に加圧接着す
る際に接着剤を再加熱する必要もなく、加熱装置7によ
り第2の被着体11を若干加熱しておく程度で安定した
接着強度が得られることとなる。
【0010】なお、実施例においては第1の被着体10
として、図4に示されるように繊維ウェブ表面にスパン
ボンド型不織布シート14を添わせて針刺加工を施した
ものとして表面性状が毛羽立って凹凸の激しいものを用
いているが、この場合にもホットメルト型接着剤溶融粒
22が毛羽立ち繊維に絡んだ状態となり少量の接着剤で
強固な接着力が確保されることとなり、また、前記の転
写工程においても転写ロール5の加圧力が低圧でよいの
で表面の毛羽立ちが潰れて毛倒れが生じることもない。
【0011】特に、ベルトコンベア2の弾き性が付与さ
れたベルトを、金属製のベルト本体に弗素樹脂コーティ
ング表層を形成したものとしたときは、ホットメルト型
接着剤パウダーが的確容易にホットメルト型接着剤溶融
粒よりなる斑点状接着剤群に形成できて転写上特に好ま
しく、また、ベルト表面から第1の被着体の表面に対す
る斑点状接着剤群の転写を第1の被着体がベルトコンベ
アの一方のロールとこれに対向させた転写ロールとの間
を通過する間に行い、斑点状接着剤群が転写されている
第1の被着体に対する第2の被着体の添装加圧を対向配
置した一対の圧締ロール間を第1の被着体が通過する間
に第2の被着体を送り込んで行うときは、簡単な構造で
作業を連続的に行うことができるという利点がある。
【0012】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は少量の接着剤で強固な接着力を確保して柔軟性、通
気性、風合い等に優れた接着積層品を効率よく生産する
ことができるとともに、毛羽立ちの多い被着体であって
も少量の接着剤で同様に十分な接着強度を確保すること
ができ、また、大規模な溶融装置も必要とせず設備的に
もコンパクトかつ低廉なものとすることができるもので
ある。よって本発明は従来の問題点を一掃した接着積層
品の製造方法として、産業の発展に寄与するところは極
めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における製造工程を示す概略工
程図である。
【図2】本発明の実施例における無端ベルトコンベアを
示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例における転写工程を示す側面図
である。
【図4】本発明の実施例により得られる接着積層品を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 無端ベルトコンベア 3 加熱装置 5 転写ロール 6 圧締ロール 10 第1の被着体 11 第2の被着体 21 ホットメルト型接着剤パウダー 22 ホットメルト型接着剤溶融粒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト表面に弾き性が付与されたベルト
    コンベアのベルト上面にホットメルト型接着剤パウダー
    を散布してこれを加熱することによりベルト表面に無数
    のホットメルト型接着剤溶融粒よりなる斑点状接着剤群
    を形成し、この斑点状接着剤群をベルト表面から第1の
    被着体の表面に転写したうえ第2の被着体を添装加圧し
    て前記第1の被着体に第2の被着体をこの転写された斑
    点状接着剤群を介して貼合一体化することを特徴とする
    接着積層品の製造方法。
  2. 【請求項2】 ベルトコンベアの弾き性が付与されたベ
    ルトが、金属製のベルト本体に弗素樹脂コーティング表
    層を形成したものである請求項1に記載の接着積層品の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 ベルト表面から第1の被着体の表面に対
    する斑点状接着剤群の転写を第1の被着体がベルトコン
    ベアの一方のロールとこれに対向させた転写ロールとの
    間を通過する間に行い、斑点状接着剤群が転写されてい
    る第1の被着体に対する第2の被着体の添装加圧を対向
    配置した一対の圧締ロール間を第1の被着体が通過する
    間に第2の被着体を送り込んで行う請求項1または2に
    記載の接着積層品の製造方法。
JP7073665A 1995-03-30 1995-03-30 接着積層品の製造方法 Pending JPH08267691A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102187819B1 (ko) * 2019-10-30 2020-12-08 주식회사 서연이화 천연 섬유를 함유한 차량의 내장재용 복합소재 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20021126