JP3540725B2 - 高速道路用ルーバーフェンス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路、特に高速道路の道路側壁に沿って設置するルーバーフェンスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路、特に高速道路の側壁に、走行車輛による騒音の防止、走行車輛からの積載物落下防止、さらに道路周辺の環境(飛雪防止、横風調整、投石防止、飛球防止、光量調節など)から、それぞれの目的に合わせて多種多様な形状をしたフェンス体からなる壁面部が設けてある。
【0003】
前記壁面部は、一定間隔毎に樹立させて設けた支柱に、道路環境に応じた形状のフェンス体を取付けて形成してある。例えば、図30に示すごとく、走行車輛からの積載物落下防止を目的とする壁面部1の場合、ステンレス線または鋼線などを網目状に形成したネット部4の周縁部分に基枠5を取付けたフェンス体3を、支柱部7、7に取付けてある。
【0004】
前記フェンス体3は、積載物落下防止のため網目状に形成してあるが、横風の強い個所や飛雪が積もる場所では、雪や風は該フェンス体をそのまま通過するので風雪防止用の機能を有した壁面部としては使用できなかった。飛雪防止や横風調整などを行うフェンス体(図示せず)は、耐久性と風雪に対する強度が要求されることから、該フェンス体の他に、公知の笠木や胴縁やネット押え板などの部品を必要とする等の欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように高速道路の側壁に設けた壁面部は、夫々道路環境に合わせたフェンス体を用いるため、複合的な問題点(騒音防止や景観保護など)を有する場合に、一度に両方の問題点を解決できるフェンス体を設けることはコスト上から困難であった。また、用途に応じたフェンス体を構成する場合に、該フェンス体の他に、他の複数の部品が必要となってコスト高になると共に、支柱への取付作業が複雑になって非能率的であった。
【0006】
本発明は、少ない部品を用いて多様に変化させるフェンス体を安価に形成し、該フェンス体の支柱への取付けを容易にして道路環境に合わせて耐久性を有するものを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、水平方向に位置させた複数の羽根板12の取付角度が仰角45度から俯角45度の範囲であって、該羽根板の側端面に、垂直方向に位置させた複数の掛止棒15,15を一定間隔ごとに夫々格子状に組合わせてなるフェンス体11と、高速道路の側壁に一定間隔に樹立させ、断面略T字型にして上部に庇部を設けた支柱30の本体31の前部に直角に形成した連結板35の両側部分には上下方向に一定間隔にボルト孔36,36をそれぞれ対に設けてなる複数の支柱30と、前記フェンス体11を前記支柱30に取付け、中央に通孔61を設けたナット座部62の両側にそれぞれ凹部63,63を設けた連結金具60とからなり、前記支柱30の連結板35に設けたボルト孔36,36に固定したボルト67,67に、前記フェンス体の羽根板12の端部を前記凹部63に係合させた前記連結金具の通孔61を挿通させてナット69で取付けてなることを特徴とする。したがって、道路環境に合わせたフェンス体を安価に製造でき、軽量で強度を有した支柱へフェンス体を容易に取付けることができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施の形態を図1〜3に基づいて説明すると、ルーバーフェンス10は、フェンス体11と該フェンス体を取付ける支柱30とで、高速道路の側壁に沿って形成してある。フェンス体11は、水平方向にそれぞれ平行に位置させた複数の第1羽根板12、12と、該羽根板の側端面に水平方向に一定の間隔b毎に、垂直方向に位置する複数の掛止棒15を固着させて、全体として略格子状に形成してある。
【0013】
フェンス体11は、周縁部分に端面板を設けてないが、後記する第2のフェンス体11aの場合、それぞれ水平方向に配した羽根板12の少なくとも両側端に、上下方向に端面板13を取付けてある(図27)。この場合、図27には図示しないが、羽根板12の側端面に複数の掛止棒15を設けてある。この掛止棒を設けなくてもよいが、該掛止棒15を設けてあれば、前記端面板13とあいまって強度を高めるという効果がある。
【0014】
図4、5、6に示した第1羽根板12は、鋼材、ステンレス材、アルミ材などの金属板または合成樹脂板などで断面薄板型に形成し、夫々水平方向に位置させて各第1羽根板12どうしの上下の間にそれぞれ間隔aを設けてある。また、掛止棒15は、鋼材、ステンレス材、アルミ材などの金属材または合成樹脂材などで形成し、全体を棒状またはスパイラル状に形成してある。また、上下方向に位置した各掛止棒1どうしの間に間隔bを設けてある(図2)。
【0015】
第1羽根板12を掛止棒15に取付けるには、各種溶接、その他の固着手段により行う。また、各羽根板の側端面に掛止棒15を嵌合させる溝部(図示せず)を一定間隔毎に設け、該溝部内に前記掛止棒を嵌合固着(溶接、圧着溶接手段)させて形成すれば、一層強度を高めることができる。
【0016】
掛止棒15に第1羽根板12の側端面を取付けるには、主として図4に示す如く、水平方向に配して上下方向にそれぞれ平行に取付けてあるが、道路環境(風向、風量、光量など)により仰角を約30度(図5)、俯角を約30度(図6)にそれぞれ傾斜して取付けてある。この第1羽根板12の取付角度は、仰角45度から俯角45の範囲内であり、特に、15、30、45度の角度は汎用性があって好ましい。
【0017】
図7、8、9は、第2の実施の形態を示す第2羽根板22で、前記図4〜6に示たものと同じ材質で、断面翼型に形成したものをそれぞれ水平方向に配し、上下に位置する各第2羽根板22の間に前記と同様に間隔aを設けてある。該第2羽根板22を断面翼型に形成したことにより羽根板の強度を高め、且つ、各羽根板の間を通過する風や光の角度を変えて見た目に軽快感を与えることができる。
【0018】
掛止棒15に対する第2羽根板22の取付角度は、主として図7に示すごとく水平方向に取付けてあるが、道路環境(例えば、風向、風量または光量など)により仰角を約30度(図8)、俯角を約30度(図9)にそれぞれ傾斜して形成してもよい。即ち、この羽根板の傾斜角度は、仰角45度から俯角45度の範囲内であり、特に、15、30、45度の角度が好ましい。この第2羽根板22の取付角度を種々と変化させて光の反射角度を変えたり、間隔aを通過する光量や風向などを変えて調整することができる。
【0019】
図10、11、12は、第3の実施の形態を示す第3羽根板23で、前記図4〜6および図7〜9に示したものと同じ材質で、薄板型の両端をそれぞれ尖端状にして断面略菱形状に形成したものをそれぞれ水平方向に配し、上下に位置する各第3羽根板23の間に前記と同様に間隔aを設けてある。この第3羽根板23を断面略菱形状に形成したことにより、該羽根板の先端部分を薄肉状にし、該先端部側から見た場合の視覚を遮らない錯覚に陥り、運転者の目の疲労を防止し、各羽根板の間を通過する風や光の角度を変えて見た目に軽快感を与えることができる。
【0020】
掛止棒15に対する第3羽根板23の取付角度は、主として図10に示すごとく水平方向に取付けてあるが、道路環境(例えば、風向、風量または光量など)により仰角を約30度(図11)、俯角を約30度(図12)にそれぞれ傾斜して形成してもよい。
【0021】
この羽根板の傾斜角度は、仰角45度から俯角45度の範囲内であり、特に、15、30、45度の角度が好ましい。この第3羽根板32の取付角度を種々と変化させて光の反射角度を変えたり、間隔aを通過する光量や風向などを変えて調整でき,特に、視覚を良好にする効果がある。また、前記と同様に、第3羽根板23を掛止棒15に取付けるには、各種溶接、その他の固着手段により行う。
【0022】
図13は第4の実施の形態を示した第4羽根板25で、鋼材、ステンレス材、アルミ材などの金属板または合成樹脂板などにより、中間に設けた斜面部26の両端に一方を上方に、他方を下方に折曲げてそれぞれ並行な平坦部27、27を設けて全体が略Z字型に形成し、上下に位置する各第4羽根板25の間に間隔aを設けて取付けてある。この第4羽根板は、一例として略Z字型をしているが、その他,例えば、くの字型など任意の形状でもよく、要するに角形部を有した形状を意味している。
【0023】
図14から22は、高速道路の側壁に一定間隔で樹立させる断面略T字型をした支柱の実施形態を示すもので、第1支柱30は本体31の前部に該本体と直角に連結板35を形成し、また後部にも直角に連結させた補強片35aを形成してある。連結板35の両側部分には上下方向に一定間隔にボルト孔36、36をそれぞれ対をなして設けてある。
【0024】
本体31は、支柱30を設置する場所に求められる強度に合わせて、断面略T字型に形成してあるが、図14に示す如く、本体31の後部側に補強片35aを設けてもよい。また、図15〜17に示すように、断面略T型をした種々の支柱30b、30c、30dを形成してある。この場合、支柱30cの本体31bを肉厚にして本体の強度を高めてもよいが、このように肉厚に形成すると重量が増す欠点がある。また、支柱30dの連結板35dを肉厚にして該連結板の強度を高めているが、肉厚にすると強度は高まるが重量は増す。
【0025】
支柱30の形状は、支柱を設置する道路環境によって、図18に示すように断面略T字型をした第1支柱30のごとく、該支柱の本体31を高速道路の側壁に直立させて形成した形状の他に、図19に示すように、直立させた第2支柱40の上部を、本体41の上端を内側(道路側)に折り曲げて小さな庇部42を形成してもよい。
【0026】
図20に示すように第3支柱45は、本体46の上方中間部を内側(道路側)に折り曲げて上部にやや大きい庇部47を形成してある。さらに、図21に示すように第4支柱50は、本体51の上部を内側(道路側)に湾曲させて曲面状の庇部52を設けてある。
【0027】
図22に示すように、第5支柱55は、本体56を円弧状に湾曲させて中間部を外側(反道路側)に突出するように形成してある。この場合も、湾曲した上方部分は、庇部の機能を有している。
【0028】
前記第2、3、4、5支柱40、45、50、55は、第1支柱30と同様に、本体31と連結板35および補強片35aを一体に設けてもよいことは勿論である。
【0029】
次に、フェンス体を支柱に取付ける取付方法について以下に説明する。
【0030】
まず、第1の取付方法について説明すると、図23において、連結金具60は、中央に通孔61を設けたナット座部62の両側に、前記フェンス体11の羽根板12を係合する凹部63、63をそれぞれ形成してある。
【0031】
支柱30の連結板35に上下方向に設けてあるボルト孔36にボルト67を挿通し、第1ナット68を螺合して該支柱30にボルト67を固定する。ついで、フェンス体11を構成する羽根板12の端部を凹部63に係合させる(図24)。ついで、連結金具60の通孔61に挿通したボルト67は、第2ナット69を螺合させてフェンス体11を支柱30に取付ける(図25)。この場合、フェンス体11端部には端面板13を有していないが、強度を高めるため必要に応じて取付けてもよいことは勿論である。
【0032】
次に、第2の取付方法について説明すると、図26は、第2の連結金具60aを示すもので、ボルト71は、ねじ部72と頭部73とからなり、該頭部73の中央は回動用の掛止凹部74を設けてある。76は前記ボルト71と対をなす袋ナットで、下面中央に前記ねじ部72と螺合する雌ねじ筒77を有した頭部78の中央に、回動用の掛止凹部79を設けてある。この両掛止凹部74、79は略同形に形成してあり、該掛止凹部と合致する形状をした略レンチ状をした回動工具(図示せず)を合致させて回動させる。
【0033】
第2フェンス体11aは、例えば、薄板型をした羽根板12をそれぞれ水平に位置して掛止棒15に固着してあり、且つ、両側端に端面板13をそれぞれ固着してある。この端面板13には上下方向に一定または任意間隔毎にボルト挿通孔14を形成してある(図27)。この場合、羽根板12は前記第1のフェンス体11と同様に、仰角45度から俯角45度の範囲内の取付角度になるように端面板13に取付けるが、特に、15、30、45度の角度が好ましい。
【0034】
図29に示した第2フェンス板11aを取付ける略T型をした第6支柱65は、その後部に設けた補強部65aの中央前部に取付本体65bを設け、該取付本体に上下方向に一定間隔に設けた取付孔65cと、前記第2フェンス体11aの端面板13のボルト挿通孔14を合致させる。ついで、図26に示したボルト・袋ナットからなる第2の連結金具60aを用いて、取付本体65bにそれぞれフェンス体11a、11aを取付けてある。
【0035】
以下、本発明の実施形態の作用について説明すると、まず、フェンス体11および第2のフェンス体11aは、第1、2、3羽根板12、22、25と、掛止棒15とを道路環境に合わせて略格子状に組合せて形成する。
【0036】
フェンス体11、11aを構成する羽根板12および端面板13や掛止棒15の材質は、例えば、鋼材により形成すると強度を有しており、ステンレス材により形成すると風雨または塩害に強くなり、また、アルミニウム材により成形すると軽量で耐久性のあるフェンス体を形成できる。
【0037】
透明または半透明の合成樹脂材により羽根板12、22、25を形成すると、該羽根板を通して周囲の景観が楽しめ、走行中の圧迫感や疲労感を減少させる。さらに、該羽根板を構成する材質を、アルミ繊維材などの吸音効果を有する材質で形成することにより、走行中の車両から発生する騒音を吸収して防音効果を高めることができる。
【0038】
フェンス体11、11aを構成する第1、2、3羽根板12、22、25の各上下方向どうしの間隔aと、各掛止棒15の左右方向の間隔bとは夫々道路環境に応じて変化させて調整して形成する。例えば、飛雪防止、横風調整または投石防止などを目的として形成する場合、各羽根板の間隔を狭くして飛雪、横風などの侵入を防ぐ。また、各羽根板の取付角度を変化させることにより、風の力を弱めたり、光量を調整することができる。
【0039】
羽根板の間隔aを広くしたり、狭くして光の反射角度を変えて景観の変化(走行中の軽快感が促進され、圧迫感が希薄となる)を図ることができる。また、第1、2羽根板12、22の掛止棒15への取付角度、または、端面板13への取付角度を、設置する道路環境に合わせて変化させてフェンス体11、11aを形成すると、前記羽根板の間隔とあいまって各羽根板間を通過する風向、風量、光量を調整することができる。
【0040】
例えば、トンネル部分が断続的に続く個所のトンネルの切れ目部分には、強い光が入射しないように各羽根板の角度と幅を調整して形成したフェンス体を取付けることにより、暗いトンネルから明るい場所にでても目がまぶしくならずに安全走行できる。
【0041】
横風が強くて雪が横方向に飛ぶように降る場所では、前記羽根板の間隔を狭くしたりして、羽根板の角度を変えたりすることにより、横風の方向を変えて飛雪の侵入を防止できる。
【0042】
第1,2羽根板12、22の傾斜角度は仰角45度から俯角45度の範囲内で任意に傾斜して取付けることができる。好ましくは15度、30度または45度の角度に傾斜して取付けることにより、良好な光の調整と風向の風量を調整することができる。もちろん、水平角度に取付けてもよい。
【0043】
フェンス体を構成する上下方向に位置した掛止棒15の左右方向の間隔bは、該掛止棒の間隔を狭くして本数を多くするとフェンス体の強度を強化できるが、走行する車輛からの景観は阻害される。また、掛止棒15の間隔bを広くし過ぎると、景観は良好となるがフェンス体の強度が弱体化するため、道路環境に合わせた本数の掛止棒を取付けて適性なフェンス体を形成すればよい。
【0044】
支柱は、前記フェンス体と同様に設置する道路環境と、フェンス体に合わせて任意形状の支柱(第1〜5支柱)を選択して一定間隔に設置する。フェンス体11の第1支柱30への取付けは、連結金具60とボルト67と第1、2ナット68、69を用いたり、また、ボルトと袋ナットとからなる第2の連結金具60aを用いて取付けることにより行う。この場合、端面板13を有した第2フェンス体11aを第2の連結金具を用いて取付けるには、該連結金具60aと支柱65だけでよいので、部品点数が少なくて済む利点がある。
【0045】
支柱30にフェンス体11を取付けるには、予めボルト67を第1支柱30の連結板に設けたボルト孔36に表側(道路側)から挿通し、第1ナット68を連結板35の裏側から螺合して連結板35に固着する。次いで、連結板35の裏側に所定のフェンス体11を位置させ、上下方向に位置した任意の羽根板12に連結金具60の凹部63を係合させて、前記連結板35に固定したボルト67を連結金具の通孔61に挿通して固着させる。
【0046】
また、第2フェンス体11aの第6支柱65への取付けは、図26に示した第2の連結金具60aを用いて行うため、ボルト・袋ナットの頭部に設けた掛止凹部74と合致するレンチ状の回動工具を用いないと,前記ボルト・袋ナットを回動させることができない。そのため、悪戯を防止することができる。
【0047】
ボルト67に通孔61を有した連結金具60を挿通させた後、第2ナット69をボルト67に螺合して連結金具60を連結板35に締着固定することにより、簡単にフェンス体11を第1支柱30に取付けてルーバーフェンス10を形成する。また、端面板13を有した第2フェンス体を第2の連結金具60aを用いて支柱65に簡単に取付けることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、フェンス体の構成部材を羽根板と掛止棒の2種類と少なくすることにより量産効果により製造コストを安価にできる。また、フェンス体を構成する羽根板の形状および各羽根板の間隔と各掛止棒の間隔を、道路環境に合わせて調整することができる。また、フェンス体を取付ける支柱は、該フェンス体の形状にあわせた支柱を使用して耐久性を有したルーバーフェンスを形成できる。フェンス体と支柱との連結は、中央に通孔を設けたナット座部の両側に前記フェンス体の羽根板を係合する凹部をそれぞれ形成した連結金具とボルト・ナットを用いて簡単に接続できるため、作業性が向上して能率的にルーバーフェンスを形成でき、道路工事による通行止期間を短縮させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高速道路用ルーバーフェンスの一部破断した斜視図である。
【図2】フェンス体の一部を示す正面図である。
【図3】フェンス体の一部を示す平面図である。
【図4】第1羽根板を掛止棒に取付けた状態の要部拡大断面図である。
【図5】第1羽根板を掛止棒に仰角約30度に取付けた状態の側面図である。
【図6】第1羽根板を掛止棒に俯角約30度に取付けた状態の側面図である。
【図7】第2羽根板を掛止棒に取付けた状態のフェンス体の要部拡大断面図である。
【図8】第2羽根板を掛止棒に仰角約30度に取付けた状態の側面図である。
【図9】第2羽根板を掛止棒に俯角約30度に取付けた状態の側面図である。
【図10】第3羽根板を掛止棒に取付けたフェンス体の要部拡大断面図である。
【図11】第3羽根板を掛止棒に仰角約30度に取付けた状態の側面図である。
【図12】第3羽根板を掛止棒に俯角約30度に取付けた状態の側面図である。
【図13】第4羽根板を掛止棒に取付けた状態のフェンス体の側面図である。
【図14】断面略T型をした第1支柱の横断面図である。
【図15】補強板と本体を略T型に形成した第1支柱の第1実施例を示す横断面図である。
【図16】補強板を肉厚に形成した第1支柱の第2実施例を示す横断面図である。
【図17】連結板を肉厚に形成した第1支柱の第3実施例を示す横断面図である。
【図18】第1支柱の一部省略した側面図である。
【図19】第2支柱の一部省略した側面図である。
【図20】第3支柱の一部省略した側面図である。
【図21】第4支柱の一部省略した側面図である。
【図22】第5支柱の一部省略した側面図である。
【図23】連結金具の横断面図である。
【図24】フェンス体を支柱に取付けた状態を側面から見た要部拡大断面図である。
【図25】フェンス体を支柱に取付けた状態を上方から見た要部拡大断面図である。
【図26】第2フェンス体を支柱に取付ける第2の連結金具の拡大断面図である。
【図27】第2フェンス体の一部省略した斜視図である。
【図28】第2フェンス体を支柱に取付けた状態を側面から見た要部拡大断面図である。
【図29】第2フェンス体を支柱に取付けた状態を平面から見た拡大断面図である。
【図30】従来の高速道路の側壁面に、落下物防止を目的としたフェンス体を取付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
11 フェンス体
12 第1羽根板
13 端面板
15 掛止棒
22 第2羽根板
25 第3羽根板
30 第1支柱
31 本体
35 連結板
36 ボルト孔
60 連結金具
60a 第2の連結金具
61 通孔
62 ナット座部
63 凹部
65 第6支柱
65b 取付本体
65c 取付孔
67 ボルト
68 第1ナット
69 第2ナット
73 ボルト
74 掛止凹部
78 袋ナット
79 掛止凹部

Claims (1)

  1. 水平方向に位置させた複数の羽根板(12)の付角度が仰角45度から俯角45度の範囲であって、該羽根板の側端面に、垂直方向に位置させた複数の掛止棒(15,15)を一定間隔ごとに夫々格子状に組合わせてなるフェンス体(11)と、
    高速道路の側壁に一定間隔に樹立させ、断面略T字型にして上部に庇部を設けた支柱(30)の本体(31)の前部に直角に形成した連結板(35)の両側部分には上下方向に一定間隔にボルト孔(36,36)をそれぞれ対に設けてなる該支柱(30)と、
    前記フェンス体(11)を前記支柱(30)に取付け、中央に通孔(61)を設けたナット座部(62)の両側にそれぞれ凹部(63,63)を設けた連結金具(60)とからなり、
    前記支柱(30)の連結板(35)に設けたボルト孔(36,36)に固定したボルト(67,67)に、前記フェンス体の羽根板(12)の端部を前記凹部(63)に係合させた前記連結金具の通孔(61)を挿通させてナット(69)で取付けてなることを特徴とする高速道路用ルーバーフェンス。
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