JP6749987B2 - 防護柵用ブラケット及び防護柵 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管の端部同士を連結しつつこれらを支柱に取り付ける防護柵用ブラケット及びこれを用いた防護柵に関するものである。
従来、車道と歩道を分ける目的等のため、防護柵が用いられている。
例えば、特許文献1には、鋼管を、ブラケットを用いて支柱に取り付けることで形成される防護柵が開示されている。
この従来の防護柵において用いられるブラケットは、1本の支柱に対し2本の鋼管を平面方向に直線状にしか連結することができない構成であり、2本の鋼管を平面方向に角度を変えて連結する場合には、ブラケットを変形させる必要があった。
しかし、変形させたブラケットを用いて鋼管の接続を行うと、ブラケットと鋼管の間に隙間が生じたり、ブラケットに鋭い突起が形成されたりするため、安全上の問題があった。
そこで、これらの隙間や突起をテープで覆うことで安全性を確保することが行われているが、防護柵の美観を損ねてしまうという問題があった。
一方、平面方向に角度を変えることのできる防護柵の例として、特許文献2に開示されているように、ブラケットを用いず、蝶番のような構成を用いるものがある。
しかし、この防護柵はパネル状の部材を支柱に回転可能に取り付けるものであり、鋼管を複数本連結する態様には対応できないものであった。
実公平1−15702号公報 特開平11−81262号公報
上述した従来の防護柵は、何れも鋼管を、間隙や突起の形成を防止し安全性と美観を確保しつつ平面方向に角度調節可能に取り付けるものではなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、鋼管を用いた防護柵に用いられ、鋼管の平面方向の角度を安全性と美観を確保しつつ調節可能な防護柵用ブラケット及びこれを用いた防護柵を提供することを目的とする。
第1発明に係る防護柵用ブラケットは、鋼管を支柱に固定して形成される防護柵において、2本の前記鋼管の端部同士を連結し前記支柱に固定する防護柵用ブラケットであって、第1側面と、 前記第1側面と対向する第2側面と、前記第1側面及び前記第2側面を挟み込むように形成されている第3側面及び第4側面と、前記第1側面及び前記第2側面においてそれぞれ対向する位置に設けられ、前記防護柵用ブラケットを前記支柱にボルト締結するときに用いられる第1ボルト締結孔と、前記防護柵用ブラケットの端部近傍において前記第3側面及び前記第4側面の両端部に設けられた、前記鋼管の固定に用いられる第2ボルト締結孔とを有し、前記第1側面の両端部を幅方向に切り欠いた第1切欠部が形成され、前記第2側面の両端部を幅方向に前記第1切欠部よりも大きく切り欠いた第2切欠部が形成され、前記第2切欠部で切り欠かれた状態の前記第2側面の幅は、前記第1切欠部で切り欠かれた状態の前記第1側面の幅よりも狭いことを特徴とする。
第2発明に係る防護柵用ブラケットは、第1発明において、前記第2側面には、前記防護柵用ブラケットの軸方向に垂直な方向に沿い第2凹部が形成され、前記第2凹部に前記第1ボルト締結孔が設けられていることを特徴とする。
第3発明に係る防護柵用ブラケットは、第1又は第2発明において、前記第2切欠部は、前記第2ボルト締結孔を用いて前記鋼管を固定している状態で、前記第2側面が前記鋼管に当接することがない位置まで切り欠かれていることを特徴とする。
第4発明に係る防護柵用ブラケットは、第1〜第3発明の何れか1つにおいて、前記第2側面の幅は、前記鋼管を前記第1側面に対して45度の角度をなすように前記支柱に取り付けた場合でも前記鋼管と当接しない幅であることを特徴とする。
第5発明に係る防護柵用ブラケットは、第1〜第4発明の何れか1つにおいて、前記第2ボルト締結孔は、長孔形状の少なくとも一部が第1側面に対して傾斜しており、前記鋼管の固定位置を端部が露出しないように変更可能であることを特徴とする。
第6発明に係る防護柵は、防護柵用ブラケットを用いて鋼管を支柱に固定して形成される防護柵であって、前記防護柵用ブラケットは、請求項1乃至5の何れか1項記載の防護柵用ブラケットであって、前記鋼管は、端部近傍において前記鋼管を貫通する孔部が形成され、2本の前記鋼管が平面視において角度をなしつつ前記防護柵用ブラケットの前記第2側面に接しない状態で、前記第2ボルト締結孔と前記鋼管の孔部とを重ね合わせてボルト締結され、前記鋼管のボルト締結されている側の端部が前記防護柵用ブラケットの前記第1側面に覆われ外部から視認できない状態であり、前記支柱は、側面に防護柵用ブラケットをボルト締結するための孔部が形成され、前記防護柵用ブラケットの前記第側面及び前記第側面の何れか一方の第1ボルト締結孔と前記支柱の孔部とを重ね合わせた状態でボルト締結されていることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、鋼管を用いた防護柵に用いられ、鋼管の平面方向の角度を安全性と美観を確保しつつ調節可能な防護柵用ブラケット及びこれを用いた防護柵を提供することができる。
本発明の実施形態に係る防護柵を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる支柱を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる鋼管を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す正面図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す背面図である。 本発明の実施形態に係る防護柵において鋼管が防護柵用ブラケットにより支柱に固定された状態の一例を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る防護柵において鋼管が防護柵用ブラケットにより支柱に固定された状態の他の例を示す上面図である。 防護柵用ブラケットの変形例を示す斜視図である。 変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す平面図である。 変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す正面図である。 変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す側面図である。 変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す背面図である。 変形例に係る防護柵用ブラケットを用いて鋼管が支柱に固定された状態の一例を示す上面図である。 変形例に係る防護柵用ブラケットを用いて鋼管が支柱に固定された状態の他の例を示す上面図である。
以下、本発明の実施形態に係る防護柵について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る防護柵を示す斜視図である。本実施形態に係る防護柵1は、所定の間隔を空けて立設された支柱2と、支柱2間に架け渡された鋼管3と、鋼管3を支柱に固定する防護柵用ブラケット4を備えて構成されている。
図2は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる支柱を示す斜視図である。支柱2は、円柱状の支柱本体21の側面において、上下方向に所定の間隔を空けて防護柵用ブラケット4をボルト締結するための孔部22が設けられている。
図3は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる鋼管を示す斜視図である。鋼管3は、円筒状の金属製の部材であるパイプ本体31の端部近傍において、防護柵用ブラケット4とボルト締結するための孔部32が設けられている。
図4は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す平面図である。図6は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す正面図である。図7は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す側面図である。図8は、本発明の実施形態に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す背面図である。
防護柵用ブラケット4は、金属板を用いて形成された両端部が解放端部となっている筒状のブラケットである。防護柵用ブラケット4は、鋼管3を支柱2に固定して形成される防護柵1において、2本の鋼管3が水平面内において角度をなすよう鋼管3の端部同士を連結し支柱2に固定するためのブラケットである。
この防護柵用ブラケット4は、第1側面41において両端部に形成された第1切欠部である小切欠部41aと、第1側面41と対向する第2側面42において両端部に形成された、小切欠部41aよりも大きな第2切欠部である大切欠部42aと、第1側面41及び第2側面42においてそれぞれ対向する位置に設けられた、防護柵用ブラケット4を支柱2にボルト締結するときに用いられる第1ボルト締結孔41b、42bと、第1側面41及び第2側面42を挟み込むように形成されている第3側面43及び第4側面44と、防護柵用ブラケット4の解放端部近傍において第3側面43及び第4側面44の両端部に1つずつ設けられている、鋼管3の固定に用いられる第2ボルト締結孔43a、44aと、を備えている。
大切欠部42aは、鋼管3が通過可能な径を備えていて、鋼管3の角度を変えて取り付ける場合でも防護柵用ブラケット4から鋼管3の端部が露出しないようにする役割がある。
小切欠部41aは、防護柵1を組み立てた状態において防護柵用ブラケット4自体の突起を削減し安全性を確保する役割がある。
図9は、本発明の実施形態に係る防護柵において鋼管が防護柵用ブラケットにより支柱に固定された状態の一例を示す上面図である。
図9に示すように、防護柵用ブラケット4の支柱2への固定は、防護柵用ブラケット4の第1側面41が支柱21本体に当接した状態で第2側面42側から支柱2の支柱本体21を貫通するようにボルト5が挿入され、貫通したボルト5の端部にナット51が螺合されることで行われる。
また、鋼管3の防護柵用ブラケット4への固定も、図示しないボルトとナットにより行われる。すなわち、鋼管3の固定は、防護柵用ブラケット4の大切欠部42aから先端部分を防護柵用ブラケット4の内部に挿入し、孔部32と第2ボルト締結孔43aとを重ね合わせた状態で孔部32と第2ボルト締結孔43aとにボルトを挿入、貫通させ、このボルトの先端部分にナットを螺合することで行われる。
防護柵用ブラケット4に固定される2本の鋼管3のなす角度は、後述するように大切欠部42aの大きさに応じて、それぞれ第1側面41に対して平面方向内で0度〜45度に調節することができる。図9に示す状態では、2本の鋼管3のなす角度は45度となっている。
防護柵用ブラケット4に鋼管3が固定された状態において、大切欠部42aと鋼管3との間に隙間を生じさせないようにしているため、テープ等で覆わなくとも、作業者や通行人がその隙間に指等を挿入できないようになっている。
また、防護柵用ブラケット4に大切欠部42aが設けられていることで、鋼管3は、大切欠部42aの大きさに応じた角度内(本実施形態においては第1側面41に対して平面方向内で0度〜45度)で、第2側面42に当接することなく、挿通されたボルトを中心に回動することができる。
更に、鋼管3が上記角度内で回動する場合、鋼管3の固定されている側の先端部分が第2側面42よりも図9の紙面左右方向に幅の広い第1側面41で覆われることで、角張った端部が外部に露出しないようになっている。
このように、第1側面41と第2側面42の幅が異なることで、鋼管3の端部が防護柵用ブラケット4の外部に露出することなく、防護柵用ブラケット4への鋼管3の取り付け角度を調節することができる。
なお、本発明においてはこの鋼管3の取り付け角度は0度〜45度に限らず、大切欠部42aの大きさを変えることで上述した範囲以外の範囲に設定することができる。例えば、大切欠部42aの大きさを上述した実施形態よりも小さくすることで取り付け角度の上限は45度よりも小さくなり、大切欠部42aの大きさを上述した実施形態よりも大きくすることで取り付け角度の上限を45度よりも大きくすることができる。
図10は、本発明の実施形態に係る防護柵において鋼管が防護柵用ブラケットにより支柱に固定された状態の他の例を示す上面図である。
図10に示す状態は、第2側面42が支柱2に当接した状態で第1側面41側からボルト5を螺合して、防護柵用ブラケット4を支柱2に固定している点で上述した図9に示す場合と異なっている他は、図9に示す態様と同様である。
すなわち、図10に示す固定の態様では、図9に示す態様と異なり、鋼管3と防護柵用ブラケット4により支柱本体21が挟み込まれた状態となっている。
このように、図9に示す態様と図10に示す態様の2つの態様による固定が可能であるため、本実施形態に係る防護柵1は、図1に示すように、平面方向における防護柵1の延設方向を自在に調節することができる。
すなわち、上述した本実施形態に係る防護柵1は、安全性と美観を確保しつつ、鋼管3の平面方向の角度を調節可能とすることができる。
次に、本発明に係る防護柵において用いられる防護柵用ブラケットの変形例について説明する。
図11は、防護柵用ブラケットの変形例を示す斜視図である。図12は、変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す平面図である。図13は、変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す正面図である。図14は、変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す側面図である。図15は、変形例に係る防護柵に用いられる防護柵用ブラケットを示す背面図である。
本変形例に係る防護柵用ブラケット4’は、第1側面41’及び第2側面42’において、防護柵用ブラケットの軸方向に垂直な方向に沿って、それぞれ第1凹部45及び第2凹部46が設けられている。また、第1凹部45内及び第2凹部46内にそれぞれ第1ボルト締結孔41b’、42b’が設けられている。これら以外の構成は、上述した実施形態において用いられている防護柵用ブラケット4と同様の構成を備えている。
すなわち、本変形例に係る防護柵用ブラケット4’は、防護柵用ブラケット4と同様に、第1側面41’において両端部に形成された小切欠部41a’と、第1側面41’と対向する第2側面42’において両端部に形成された、小切欠部41a’よりも大きな切欠きであり鋼管3が通過可能な大切欠部42a’と、第1側面41’及び第2側面42’においてそれぞれ対向する位置に設けられた、防護柵用ブラケット4’を支柱2にボルト締結するときに用いられる第1ボルト締結孔41b’、42b’と、第1側面41’及び第2側面42’を挟み込むように形成されている第3側面43’及び第4側面44’と、防護柵用ブラケット4’の端部近傍において第3側面43’及び第4側面44’の両端部に1つずつ設けられている、鋼管3の固定に用いられる第2ボルト締結孔43a’、44a’と、を備えている。
また、上述したように、第1側面41’及び第2側面42’にそれぞれ防護柵用ブラケット4’の軸方向に垂直な方向に沿って第1凹部45及び第2凹部46が設けられ、第1凹部45内及び第2凹部46内にそれぞれ第1ボルト締結孔41b’、42b’が設けられている。
図16は、変形例に係る防護柵用ブラケットを用いて鋼管が支柱に固定された状態の一例を示す上面図である。図17は、変形例に係る防護柵用ブラケットを用いて鋼管が支柱に固定された状態の他の例を示す上面図である。
本変形例における支柱2と鋼管3との固定、及び鋼管3と防護柵用ブラケット4’との固定は、上述した実施形態に係る防護柵用ブラケット4と同様に行われる。
すなわち、図16に示すように、防護柵用ブラケット4’の支柱2への固定は、防護柵用ブラケット4’の第1側面41’が支柱21本体に当接した状態で第2側面42’側から支柱2の支柱本体21を貫通するようにボルト5が挿入され、貫通したボルト5の端部にナット51が螺合されることで行われる。
また、鋼管3の防護柵用ブラケット4’への固定も、図示しないボルトとナットにより行われる。すなわち、鋼管3の固定は、防護柵用ブラケット4’の大切欠部42a’から先端部分を防護柵用ブラケット4’の内部に挿入し、孔部32と第2ボルト締結孔43a’とを重ね合わせた状態で孔部32と第2ボルト締結孔43a’とにボルトを挿入、貫通させ、このボルトの先端部分にナットを螺合することで行われる。
防護柵用ブラケット4’に固定される2本の鋼管3のなす角度は、後述するように大切欠部42a’の大きさに応じて、それぞれ第1側面41’に対して平面方向内で0度〜45度に調節することができる。図9に示す状態では、2本の鋼管3のなす角度は45度となっている。
防護柵用ブラケット4’に鋼管3が固定された状態において、大切欠部42a’と鋼管3との間に隙間を生じさせないため、テープ等で覆わなくとも、作業者や通行人がその隙間に指等を挿入できないようになっている。
また、防護柵用ブラケット4’に大切欠部42a’が設けられていることで、鋼管3は、大切欠部42a’の大きさに応じた角度内(本実施形態においては第1側面41’に対して平面方向内で0度〜45度)で、第2側面42’に当接することなく、挿通されたボルトを中心に回動することができる。
更に、鋼管3が上記角度内で回動する場合、鋼管3の固定されている側の先端部分が第2側面42’よりも図9の紙面左右方向に幅の広い第1側面41’で覆われることで、角張った端部が外部に露出しないようになっている。
このように、第1側面41’と第2側面42’の幅が異なることで、鋼管3の端部が防護柵用ブラケット4’の外部に露出することなく、防護柵用ブラケット4’への鋼管3の取り付け角度を調節することができる。
なお、本発明においてはこの鋼管3の取り付け角度は0度〜45度に限らず、大切欠部42a’の大きさを変えることで上述した範囲以外の範囲に設定することができる。例えば、大切欠部42a’の大きさを上述した実施形態よりも小さくすることで取り付け角度の上限は45度よりも小さくなり、大切欠部42a’の大きさを上述した実施形態よりも大きくすることで取り付け角度の上限を45度よりも大きくすることができる。
図17は、本発明の実施形態に係る防護柵において鋼管が防護柵用ブラケットにより支柱に固定された状態の他の例を示す上面図である。
図17に示す状態では、第2側面42’が支柱2に当接した状態で第1側面41’側からボルト5を螺合して、防護柵用ブラケット4’を支柱2に固定している点で上述した図16に示す場合と異なっている。
こうした固定の態様では、図16に示す態様と異なり、鋼管3と防護柵用ブラケット4’により支柱本体21が挟み込まれた状態となっている。
このように、図16に示す態様と図17に示す態様の2つの態様による固定が可能であるため、本変形例に係る防護柵1を用いても、図1に示すように、安全性と美観を確保しつつ、平面方向における防護柵1の延設方向を自在に調節することができる。
また、本変形例に係る防護柵用ブラケット4’は、第1側面41’及び第2側面42’にそれぞれ第1凹部45及び第2凹部46が設けられ、第1凹部45内及び第2凹部46内にそれぞれ第1ボルト締結孔41b’、42b’が設けられている。
そして、ボルト5は、図16の場合を例にすると、ボルト5のヘッドを第2凹部46に嵌まり込みつつ螺合されるとともに、支柱2の周壁も第1凹部45に嵌まり込みつつ支柱2と防護柵用ブラケット4’の固定が行われる。
すなわち、これら2つの凹部45、46が形成されそこにボルト5のヘッドが嵌まり込むとともに、支柱2の周壁も第1凹部45に嵌まり込む分、防護柵用ブラケット4’の支柱2への固定に要するボルト5の長さを短くすることができる。
鋼管3や防護柵用ブラケット4’に積雪等による負荷が加わる場合、防護柵用ブラケット4’の支柱2への固定に要するボルト5の長さが長くなると、その分、てこの原理により防護柵用ブラケット4’と支柱2との境界部分においてボルト5に加わる力が大きくなる。そして、ボルト5に加わる力が大きくなると、その分ボルト5の破損及び防護柵用ブラケット4’の支柱2からの脱落が発生する可能性が高くなる。
しかし、本変形例に係る防護柵用ブラケット4’では、防護柵用ブラケット4’の支柱2への固定に要するボルト5の長さを短くすることができるため、ボルト5に加わる力を小さくすることができ、これによりボルト5の破損と防護柵用ブラケット4’の脱落を効果的に防止することができる。
また、第1凹部45又は第2凹部46を設けることで、防護柵用ブラケット4’の支柱2への固定時に支柱2との接触面積を増加させることができ、安定した固定を行うことができるようになる。
なお、本変形例では第1側面41’及び第2側面42’の両方に第1凹部45内及び第2凹部46が設けられていたが、本発明においてはこれに限らず、何れか一方のみに設けられていてもよい。こうした態様でも、上述した変形例に係る効果と同様に、防護柵用ブラケット4’の支柱2への固定に要するボルト5の長さを短くすることができるため、ボルト5の破損と防護柵用ブラケット4’の脱落を効果的に防止することができる。
1 防護柵
2 支柱
3 鋼管
4 防護柵用ブラケット
5 ボルト
21 支柱本体
22 孔部
31 パイプ本体
32 孔部
41、41’ 第1側面
41a、41a’ 小切欠部(第1切欠部)
41b、41b’ 第1ボルト締結孔
42、42’ 第2側面
42a、42a’ 大切欠部(第2切欠部)
42b、42b’ 第1ボルト締結孔
43、43’ 第3側面
43a、43a’ 第2ボルト締結孔
44、44’ 第4側面
44a、44a’ 第2ボルト締結孔
45 第1凹部
46 第2凹部

Claims (6)

  1. 鋼管を支柱に固定して形成される防護柵において、2本の前記鋼管の端部同士を連結し前記支柱に固定する防護柵用ブラケットであって、
    第1側面と、
    前記第1側面と対向する第2側面と、
    前記第1側面及び前記第2側面を挟み込むように形成されている第3側面及び第4側面と、
    前記第1側面及び前記第2側面においてそれぞれ対向する位置に設けられ、前記防護柵用ブラケットを前記支柱にボルト締結するときに用いられる第1ボルト締結孔と、
    前記防護柵用ブラケットの端部近傍において前記第3側面及び前記第4側面の両端部に設けられた、前記鋼管の固定に用いられる第2ボルト締結孔とを有し、
    前記第1側面の両端部を幅方向に切り欠いた第1切欠部が形成され、
    前記第2側面の両端部を幅方向に前記第1切欠部よりも大きく切り欠いた第2切欠部が形成され、
    前記第2切欠部で切り欠かれた状態の前記第2側面の幅は、前記第1切欠部で切り欠かれた状態の前記第1側面の幅よりも狭いこと
    を特徴とする防護柵用ブラケット。
  2. 前記第2側面には、前記防護柵用ブラケットの軸方向に垂直な方向に沿い第2凹部が形成され、前記第2凹部に前記第1ボルト締結孔が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の防護柵用ブラケット。
  3. 前記第2切欠部は、前記第2ボルト締結孔を用いて前記鋼管を固定している状態で、前記第2側面が前記鋼管に当接することがない位置まで切り欠かれていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の防護柵用ブラケット。
  4. 前記第2側面の幅は、前記鋼管を前記第1側面に対して45度の角度をなすように前記支柱に取り付けた場合でも前記鋼管と当接しない幅であること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の防護柵用ブラケット。
  5. 前記第2ボルト締結孔は、長孔形状の少なくとも一部が第1側面に対して傾斜しており、前記鋼管の固定位置を端部が露出しないように変更可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の防護柵用ブラケット。
  6. 防護柵用ブラケットを用いて鋼管を支柱に固定して形成される防護柵であって、
    前記防護柵用ブラケットは、請求項1乃至5の何れか1項記載の防護柵用ブラケットであって、
    前記鋼管は、端部近傍において前記鋼管を貫通する孔部が形成され、
    2本の前記鋼管が平面視において角度をなしつつ前記防護柵用ブラケットの前記第2側面に接しない状態で、前記第2ボルト締結孔と前記鋼管の孔部とを重ね合わせてボルト締結され、前記鋼管のボルト締結されている側の端部が前記防護柵用ブラケットの前記第1側面に覆われ外部から視認できない状態であり、
    前記支柱は、側面に防護柵用ブラケットをボルト締結するための孔部が形成され、前記防護柵用ブラケットの前記第側面及び前記第側面の何れか一方の第1ボルト締結孔と前記支柱の孔部とを重ね合わせた状態でボルト締結されていること
    を特徴とする防護柵。
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