JPH0637056Y2 - 緑化兼用防護柵 - Google Patents

緑化兼用防護柵

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Publication number
JPH0637056Y2
JPH0637056Y2 JP14563589U JP14563589U JPH0637056Y2 JP H0637056 Y2 JPH0637056 Y2 JP H0637056Y2 JP 14563589 U JP14563589 U JP 14563589U JP 14563589 U JP14563589 U JP 14563589U JP H0637056 Y2 JPH0637056 Y2 JP H0637056Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
double wire
net
protective fence
main body
vegetation
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14563589U
Other languages
English (en)
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JPH0383214U (ja
Inventor
諄一 白井
Original Assignee
瀬戸内金網商工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 瀬戸内金網商工株式会社 filed Critical 瀬戸内金網商工株式会社
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、道路に沿って交通安全のためと植生地帯形成
のために設置される緑化兼用防護柵に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に、車道と歩道等との境界には、交通事故の防止や
事故の際の衝撃の吸収緩和等を図る目的で、ガードレー
ルやガードパイプ、ボックスビーム、ガードケーブル、
オートガード等の防護柵が設置されている。
また、最近では、緑化による生活環境の改善や市街地に
おける美感の維持等を図るため、道路の緑化、特に車道
と歩道との境界部分に植生地帯を設けることが要求され
るようになり、種々の試みがなされている。
しかしながら、緑化のために上記防護柵に沿って単に植
物を植えても、その植物が成育と共に歩道や車道にはみ
出し、通行の邪魔になったり、歩行者や犬猫等の動物、
自動車等によって損傷を受けたり、風で倒れるなどの被
害を受け易く、安全に成育しにくいという問題がある。
従って、上記防護柵として、本来の交通安全のための機
能だけでなく、植物を歩行者や動物、自動車、風等から
保護しながら安全且つ確実に育成することができる植物
保護育成機能を兼ね備えたものが必要である。
そこで、本考案者は、ガードレールやガードパイプ等の
防護柵本体に二重金網を被設し、該二重金網の内部に植
生用の空間を形成した緑化兼用の防護柵を提案し(例え
ば実願平1-45867号を参照)、上記従来の問題点を解決
した。
而して、このような防護柵においては、二重金網を防護
柵本体の支柱に取り付ける場合に、ビームやパイプ等の
ガード部材が固定されている位置では支柱に取付金具を
使用して取り付けることができないので、ガード部材を
避けた位置において取り付けるようにするが、防護柵本
体がガードレールで支柱の上部に幅広のビームが架設さ
れている場合には、該ビームを避けた位置で二重金網を
支柱に取り付けると、該二重金網の上部がビーム幅に対
応するかなり広い範囲で支柱に支持されない状態とな
り、そのため、二重金網の上部が外力の作用により変形
し易く、その変形によってビームと面網との間の植生間
隙が狭まったり、ビームと面網との間に植物が挾まれて
傷つく等の不都合を生じる。従って、二重金網の上部の
ビームに対応する部分の強度を高めることが必要であ
る。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、ガードレールに二重金網を被設してな
る防護柵において、二重金網の上部のビームに対応する
部分の強度を高めることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の防護柵は、所定間隔
で位置する支柱間にビームを架設してなる防護柵本体
と、縦横の線条からなる一対の面網を備えた二重金網と
で構成され、該二重金網を防護柵本体における少なくと
もビーム上に被設して、ビームの前面に位置する面網に
設けた当接部を該ビームに当接させることにより、該面
網をビームに支持させると共に、これらの面網とビーム
との間に所定の植生間隙を保持させたことを特徴とする
ものである。
[作用] 上記防護柵は、車道と歩道との境界に設置され、二重金
網の内部の植生空間に例えば蔓性植物が植えられる。植
えられた蔓性植物は、二重金網に絡み付きながら次第に
成長していき、車道と歩道との間が次第に緑化される。
このとき、上記蔓性植物は二重金網により保護され、成
育と共に歩道や車道にはみ出したり、歩行者や犬猫等の
動物、自動車等によって損傷を受けたり、風で倒れるな
どの被害を受けることがない。
また、二重金網の上部のビームに対応する部分において
は、ビームの前面に位置する面網が該ビームに当接、支
持されることによって強度が高められているため、該面
網にビームに押し付ける方向の外力が作用してもその変
形が防止され、面網とビームとの間の植生間隙が狭まっ
たり、面網とビームとの間に植物が挾まれて傷つく心配
がない。
一方、防護柵本体は、自動車が強く接触した場合の衝撃
を吸収緩和したり歩行側等にオーバーランするのを防止
し、交通事故の防止や交通安全のために機能する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図乃至及び第3図において、1は防護柵本体であっ
て、該防護柵本体1は、所定間隔で地面に立設した支柱
3,3間にビーム4を架設することによりガードレールと
して構成され、該防護柵本体1上にはビーム4を覆うよ
うに二重金網2が被設され、該二重金網2の内部に植物
を育成するための植生空間5が形成されている。
上記二重金網2は、縦線10と横線11とからなる一対の面
網12a,12bを所定間隔で備えたもので、各支柱3,3間にそ
れぞれ独立する二重金網2が配設され、これらの二重金
網2が、その側端部に二つの面網12a,12bに跨がるよう
に取り付けた取付プレート13と、支柱3のビーム4を避
けた位置に固定した取付金具14とにより、該支柱3に取
り付けられている。また、該二重金網2における二つの
面網12a,12bのうちビーム4の前面側に位置する面網12a
には、縦線10を該面網12aと交差する方向に折曲するこ
とにより当接部16が形成され、該当接部16をビーム4の
前面に当接させることにより、該面網12aを二重金網2
の内側からビーム4に支持させると共に、これらの面網
12aとビーム4との間に植物が伸びていくことのできる
所定の植生間隙5aを保持させている。
なお、上記当接部16の折曲形状は、図示したようなV字
形に限らず、U字形やコ字形など任意の形状とすること
ができ、この場合、縦線10をジグザグ状に折曲すること
なく、必要な箇所だけを局部的に折曲して当接部を形成
しても良い。また、縦線10を折曲することなく、面網12
aに線状や板状、棒状等の他の部材を取り付けることに
より当接部16を形成することもできる。
上記取付金具14は、支柱3,3を挾持する一対のブラケッ
ト14a,14bからなり、一方のブラケット14aに支柱3の前
方に向かって伸びる取付アーム18を設けると共に、該取
付アームの先端に該アーム18の左右両側に突出するよう
に螺子棒19を取り付けたもので、該螺子棒19を、取付ア
ーム18の両側に位置する二重金網2,2の取付プレート13
に穿設された取付穴に挿入し、ナット20で固定すること
により、上記二重金網2が支柱3,3に取り付けられてい
る。
上記構成を有する防護柵は、車道と歩道との境界に設置
され、二重金網2の内部の植生空間5に例えば蔓性植物
が植えられる。植えられた蔓性植物は、二重金網2に絡
み付きながら次第に成長していき、車道と歩道との間が
次第に緑化される。このとき、上記蔓性植物は二重金網
2により保護され、成育と共に歩道や車道にはみ出した
り、歩行者や犬猫等の動物、自動車等によって損傷を受
けたり、風で倒れるなどの被害を受けることがない。
また、ビーム4の前面に位置する面網12aに自転車や自
動車等が軽度に接触したり人体が接触することによって
面網12aをビーム4に押し付ける方向の外力が作用して
も、該面網12aがビーム4に支持されて変形しにくいた
め、面網12aとビーム4との間の植生間隙5aが狭まった
り、面網12aとビーム4との間に植物が挾まれて傷つく
心配がない。この場合、横線11を面網12aの外面側に配
設し、縦線10を内面側に配設しておくことにより、自転
車や自動車等が斜めに接触したときにそれらのものに縦
線10が係止しにくくなるようにすることもできる。
一方、防護柵本体1は、自動車が強く接触した場合の衝
撃を吸収緩和したり該自動車が歩道側等にオーバーラン
するのを防止し、交通事故の防止や交通安全のために機
能する。
ここで、上記二重金網2は、一枚の溶接金網をU字形等
に折曲して自由端部を必要に応じて連結するとか、二枚
の溶接金網を直接又は適当な連結部材を介して所定の間
隔で連結する等の方法により形成することができる。ま
た、二重金網2における面網12a,12bの網目は縦長であ
っても横長であっても良く、或は二つの面網12a,12bの
間で網目の大きさや形状、線の配置等が互いに異なって
いても良いが、蔓性植物を育成する場合には、それが絡
まり易くするため網目を横長とするのが好ましい。更
に、該二重金網2における二つの面網12a,12bは、必ず
しも平面であったりそれらの間隔が一定である必要はな
く、下広がりや上広がりとしたり、上下、左右の端部や
中間部等を部分的に広げたり狭めたり、適宜の凹凸や段
部等を形成しても良い。
また、上記実施例では、二重金網2をビーム4のみに被
設しているが、第2図に鎖線で示すように、支柱3を含
めた防護柵本体1全体に被設することもできる。
[考案の効果] このように本考案によれば、緑化用植物の保護育成機能
と、交通事故の防止や事故の際の衝撃の吸収緩和機能と
を兼備し、車道と歩道との境界部分に植生地帯を設ける
のに適した緑化用防護柵を得ることができる。
また、二重金網の上部のビームに対応する部分におい
て、ビームの前面に位置する面網に設けた当接部を該ビ
ームに当接させることにより該面網をビームに支持させ
ると共に、これらの面網とビームとの間に所定の植生間
隙を保持させているので、上記面網にそれをビームに押
し付ける方向の外力が作用しても、該面網が変形するこ
とが防止され、面網とビームとの間の植生間隙が狭まっ
たり、面網とビームとの間に植物が挾まれて傷つく心配
がない。しかも、二重金網に当接部を形成してそれを単
にビームに当接させるだけで良いので、面網とビームと
を連結する場合に比べて構成が極めて簡単で施行も容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分正面図、第2図は
その拡大側断面図、第3図は第2図におけるA-A線での
断面図である。 1……防護柵本体、2……二重金網、 3……支柱、4……ビーム、 5a……植生間隙、12a,12b……面網、 16……当接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔で位置する支柱間にビームを架設
    してなる防護柵本体と、縦横の線条からなる一対の面網
    を備えた二重金網とで構成され、該二重金網を防護柵本
    体における少なくともビーム上に被設して、ビームの前
    面に位置する面網に設けた当接部を該ビームに当接させ
    ることにより、該面網をビームに支持させると共に、こ
    れらの面網とビームとの間に所定の植生間隙を保持させ
    たことを特徴とする緑化用防護柵。
JP14563589U 1989-12-18 1989-12-18 緑化兼用防護柵 Expired - Lifetime JPH0637056Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14563589U JPH0637056Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 緑化兼用防護柵

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Publication Number Publication Date
JPH0383214U JPH0383214U (ja) 1991-08-23
JPH0637056Y2 true JPH0637056Y2 (ja) 1994-09-28

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JP14563589U Expired - Lifetime JPH0637056Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 緑化兼用防護柵

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JPH0383214U (ja) 1991-08-23

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