JPH0645451Y2 - 中央分離帯における植栽用構造体 - Google Patents

中央分離帯における植栽用構造体

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JPH0645451Y2
JPH0645451Y2 JP1990027028U JP2702890U JPH0645451Y2 JP H0645451 Y2 JPH0645451 Y2 JP H0645451Y2 JP 1990027028 U JP1990027028 U JP 1990027028U JP 2702890 U JP2702890 U JP 2702890U JP H0645451 Y2 JPH0645451 Y2 JP H0645451Y2
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JP
Japan
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planting
light
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plant
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JP1990027028U
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JPH03119015U (ja
Inventor
諄一 白井
Original Assignee
瀬戸内金網商工株式会社
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Supports For Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、高速道路や一般道路等における中央分離帯に
遮光と緑化の目的を兼ねて植物を植える際に、該植物を
安全に保護育成するために設置される植栽用構造体に関
するものである。
[従来の技術] 従来、高速道路や一般道路等における中央分離帯には、
夜間走行時に対向車からのライトの直射を防ぐため、金
属や合成樹脂等の部材で構成した適宜構造の遮光フェン
スが設置されていた。
ところが、最近では、自然景観の維持や美感の向上等を
図るため、従来のような遮光フェンスの代りに中央分離
帯に植物を植栽し、道路の緑化を図ると同時に植物自体
を遮光物として兼用することが要求されるようになって
いる。
しかしながら、植物を小さいときから植えて育てるので
は、それが成育して遮光機能を発揮するようになるまで
は遮光効果を期待することができず、交通安全上問題が
ある。一方、十分に成育した植物を植えるようにする
と、現場への輸送が面倒で植栽に手数がかかるばかりで
なく、根付きが悪い場合には風等により倒れて交通障害
を引き起こし易いという問題がある。しかも、植えられ
た植物は次第に成長し、上方及び側方に茂って形を変え
ていくため、それが美感を損ねたり道路上にはみ出して
交通に支障を来すことのないように頻繁に手入れを行わ
なければならず、植栽後の管理にも多くの手数を必要と
する。
そこで、中央分離体に何らかの構造体を設置し、この構
造体によって植物を保護育成する方法が考えられるが、
このような構造体の設置作業は非常に面倒で手数がかか
り、特に、車が高速で走行している既設の道路の中央分
離体にこのような構造体を設置する作業は、非常に危険
を伴うばかりでなく、交通障害を引き起こすおそれがあ
り、そのため、作業をできるだけ簡単且つ迅速に行うこ
とが必要になる。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、植物の保護育成機能と植物成育までの
補助的な遮光機能とを有すると共に、植栽後の植物の管
理が容易で、道路の中央分離体に簡単且つ迅速に設置す
ることができる植栽用構造体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の植栽用構造体は、道
路の中央分離帯に立設する一対の支柱間に植物を保護・
誘導するネット状の植栽ガイドを取り付けると共に、対
向車のライトを遮る遮光補助部材を取り付けてなり、上
記支柱を、中央分離帯に設置された防護柵の左右のビー
ム間に架設されているブラケットに支持させることによ
り立設したことを特徴とするものである。
[作用] 植栽用構造体に沿って植えられた植物は、植栽ガイドに
より保護されながら該ガイドに沿っ成育し、それが一定
の大きさに成育したところで遮光機能を発揮するように
なる。そこで、遮光補助部材を必要に応じて取り外せば
良い。従って、上記植物が小さい間は該遮光補助部材が
遮光機能を発揮することになる。
また、成育した植物が植栽ガイドからはみ出した場合に
は、そのはみ出した部分だけを植栽ガイドに沿って切除
すれば良いため、手入れも非常に簡単である。
ある程度の大きさの植物を植えた場合でも、それが植栽
ガイドにより支持されるため、風等が倒れることがな
い。
一方、上記構造体の設置に当っては、その支柱を防護柵
のビーム間に架設されているブラケットに取り付けるだ
けで良いから、該支柱を現場コンクリート打ち工法や独
立基礎埋め込み工法等によって地面に直接立設する場合
に比べ、作業が非常に簡単で作業時間も短い。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図において、1は道路の中央分離帯、2は該中央分
離帯1に設置した防護柵を示し、該防護柵2の内側に
は、遮光と緑化の目的を兼ねて植えられた植物を保護育
成する植栽用構造体3が一定間隔で設置されている。
上記防護柵2は、ブロックアウト両面型ガードレールと
しての構成を有するもので、第2図に示すように、中央
分離帯1の中央部に立設した柵柱5に該分離帯1を横切
る方向のブラケット6,6を取り付け、該ブラケット6,6の
両端にビーム7を取り付けたものである。なお、上記防
護柵2は、このような構成のガードレールに限るもので
はなく、その他の構成のものやボックスビーム等であっ
ても良い。
一方、上記構造体3は、第3図乃至第5図からも明らか
なように、一対の支柱10,10間に植物の保護・誘導を行
うためのネット状の植栽ガイド12を取り付けると共に、
植えられた植物が成育するまでの間対向車のライトを遮
る遮光補助部材13を取り付けたもので、上記支柱10,10
は、防護柵2における隣接するブラケット6,6を利用し
て次のように立設せしめられている。即ち、一方のブラ
ケット6の一端寄りの位置に、コ字形のボルト15とナッ
ト16とにより支持金具17を該ブラケットに沿って位置調
節可能に取り付けると共に、他方のブラケット6の反対
端寄りの位置にも同様にして支持金具17を位置調節可能
に取り付け、これらの支持金具17,17の溝部17a内にそれ
ぞれ支柱10を嵌合、支持させている。上記支持金具17
は、支柱10を安定的に支持できるように、その支持幅w
を支柱10の直径よりも十分に大きく形成しておくことが
望ましい。
かくして支柱10を防護柵2のブラケット6を利用して立
設すると、該支柱10を現場コンクリート打ち工法や独立
基礎埋め込み工法等によって地面に直接立設する場合に
比べ、作業が非常に簡単で作業時間も短くなる。
また、上記植栽ガイド12は、縦横の素線11a,11bからな
る格子金網を二つに折り曲げるか、二枚の格子金網を一
定間隔をおいて連結する等の方法により、二重金網とし
て構成され、その間の空間を植栽空間20としたもので、
該植栽ガイド12の両端部にはプレート状の取付金具21が
固定され、支柱10に取り付けた螺子棒22を該取付金具21
の取付孔内に挿入してナット23,24で固定することによ
り、上記支柱10,10間に張設されている。該植栽ガイド1
2は、防護柵2と平行に設置しても良いが、図示したよ
うに、運転者との対面角度が大きくなる方向に傾斜させ
て設置することが望ましく、これにより、遮光幅が拡大
して遮光効果がより高くなる。而して、このような植栽
ガイド12の設置角度は、ブラケット6に沿って支柱10の
固定位置を調節すると共に、螺子棒22に沿って植栽ガイ
ド12と支柱10との間隔を調節することにより、任意に設
定することができる。
図示した植栽ガイド12は、2つのブラケット6,6間に別
のブラケット8があるため、該ブラケット8の位置で上
下二つの部材12a,12bに分割されているが、全体を1つ
の部材で構成しても良いことは勿論である。また、該植
栽ガイド12は、直線的である必要はなく、任意の曲面状
や折面状に形成することもできる。
更に、上記遮光補助部材13は、植栽ガイド12の内部又は
外部にフックや螺子等の適当な係止手段によって簡単に
着脱できるように止着されている。このような遮光補助
部材13としては、対向車のライトを遮ることができるも
のであればどのような構成のものでも良く、例えば、網
目を小さくするなどして遮光機能を持たせた金属製又は
合成樹脂製のネットや、方形枠内に複数の棒材を一定間
隔で縦又は縦横に組み付けたパネル、あるいは人造植物
等を用いることができる。
上記構造体3における支柱10や取付部材11及び植栽ガイ
ド12等は、メッキ鉄材やアルミニウム、ステンレス等の
金属又は合成樹脂のように強度が大きく且つ腐食しにく
い任意の素材によって構成することができる。
かくして設置された構造体3は、上記植栽空間20に蔓性
植物や自立性植物が植えられる。勿論植栽ガイド12の外
面に沿って植物を植えることもできる。植えられた植物
は、植栽ガイド12により保護されながら該ガイドに沿っ
て成長し、それが蔓性植物である場合には、植栽ガイド
12における縦線11a及び横線11bに絡み付きながら保護・
誘導されて次第に成育し、それが一定の大きさに成育し
たところで遮光機能を発揮するようになる。そこで、遮
光補助部材13を必要に応じて取り外せば良い。従って、
上記植物が成育するまでの間は該遮光補助部材13が遮光
機能を発揮することになる。また、成育した植物は、植
栽ガイド12に回りを囲まれているため側方へ極端にはみ
出すことがなく、はみ出したとしてもその部分だけを植
栽ガイド12に沿って切除すれば良いため、手入れも非常
に簡単である。
ある程度の大きさの植物を植えた場合でも、それが回り
から植栽ガイド12に支持されるため、風等で倒れること
がない。
なお、上記植栽ガイドは、上記以外の構成を持つ部材、
例えば、菱形金網やクリンプ金網、エキスパンドメタル
金網、強化プラスチックネット等によって構成すること
もできる。
[考案の効果] このように本考案によれば、植栽ガイドを設けて植物を
保護・誘導するようにしたので、植物を苗の状態から植
えてもある程度大きくなったものを植えてもそれらを安
全且つ確実に保護育成することができ、しかも、対向車
のライトを遮る遮光補助部材を取り付けてあるので、植
物が所定の大きさに成育するまでの期間は遮光補助部材
によって補助的に遮光機能を発揮させることができ、こ
れによって、植物の成育状態に拘らず常に走行の安全性
を確保することができ、更に、植物が成長して植栽ガイ
ドからはみ出した場合にはそのはみ出した部分だけを植
栽ガイドに沿って切除するだけで良いため、植物の管理
も容易である。
また、構造体の支柱を防護柵のビーム間に架設されてい
るブラケットを利用して取り付けるようにしたので、該
支柱を現場コンクリート打ち工法や独立基礎埋め込み工
法等によって地面に直接立設する場合に比べ、作業が非
常に簡単で作業時間も短くて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る構造体の設置状態を示す要部平面
図、第2図はそのA−A線での拡大断面図、第3図は構
造体の一実施例を示す正面図、第4図はその側断面図、
第5図は第1図の要部拡大平面図である。 1……中央分離帯、 2……防護柵、 3……構造体、 6……ブラケット、 7……ビーム、 10……支柱、 12……植栽ガイド、 13……遮光補助部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路の中央分離帯に立設する一対の支柱間
    に植物を保護・誘導するネット状の植栽ガイドを取り付
    けると共に、対向車のライトを遮る遮光補助部材を取り
    付けてなり、上記支柱を、中央分離帯に設置された防護
    柵の左右のビーム間に架設されているブラケットに支持
    させることにより立設したことを特徴とする中央分離帯
    における植栽用構造体。
JP1990027028U 1990-03-16 1990-03-16 中央分離帯における植栽用構造体 Expired - Lifetime JPH0645451Y2 (ja)

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JPH03119015U JPH03119015U (ja) 1991-12-09
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JP2007249512A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、表示装置、制御装置、表示制御方法およびプログラム

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