JP3800620B2 - 緑化パネル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物を植える緑化パネルを道路の防音壁等の壁体に取り付ける緑化パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の緑化パネル装置として、例えば、特開平8−306446号公報には、地面に立設した支柱に竪材と横材を格子状に組み立て、上下の格子を垂直に形成して各格子に上下の緑化パネルを取り付ける技術が開示されている。各緑化パネルは、各緑化パネルは上部及び下部を垂直にして左右の竪材に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の公報に開示の技術では、支柱を地面に立てるとともに竪材及び横材を緑化パネルの寸法に適合した格子を形成するように組み立てる必要があり、施工に手間がかかるという問題がある。特に、支柱は、取り付けた緑化パネルの荷重を受けとめるため地面に頑丈に立てる必要があり、施工に手間がかかる。また、上下の緑化パネルは、垂直にして取り付けているので上緑化パネルの上部と下緑化パネルの下部とが隣接し、任意の緑化パネルの取り付けや取り外し作業がし難いため、メンテナンスがし難いという問題がある。
上下の緑化パネルは栽培面を垂直にしているので、日光や雨水を各緑化パネルが受け難く、栽培育成環境の向上が望まれている。
【0004】
そこで、本発明は、施工及びメンテナンスが容易であるとともに植物育成環境の向上を図ることができる緑化パネル装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、上下の緑化パネルと、壁体に竪材固定具で固定した左右の竪材と、左右の竪材に跨って上下の緑化パネルを並列に取り付けるパネル固定具とを備え、各緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜して取り付けており、パネル固定具の下面には受けた水を下緑化パネルに案内する水受け具を着脱自在に設けていることを特徴とする。
【0006】
この請求項1に記載の発明では、緑化パネル装置の施工は、既存の壁体に左右の竪材を取り付け、左右の竪材に跨ってパネル固定具で上下の緑化パネルを取り付ける。パネル固定具は、上下の緑化パネルの下部を上部よりも前方に出るように傾斜して取り付け、パネル固定具の下面に水受け具を取り付ける。
竪材は既存の壁体に取り付け、別途地面に固定した支柱を設ける必要がないので、施工が容易である。
緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜している。従って、上下に設けた各緑化パネルはそれぞれが雨水や日光を受けやすく、栽培環境の向上を図ることができる。
パネル固定具の下面には水受け具を設け、水受け具が灌漑水や雨水等の水を下緑化パネルに案内しているから、簡易な構成で潅水を行うことができる。
水受け具はパネル固定具に脱着自在であるから、メンテナンス等の作業に邪魔になるときは取り外すことができるのでメンテナンスが容易である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上下の緑化パネルは互いに干渉しない位置に固定してあり、水受け具を取り付ける前または取り外した後に、上下の緑化パネルのいずれからも前方からパネル固定具に取り外し及び装着自在であることを特徴とする。
【0008】
この請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、メンテナンス時に各緑化パネルを外すときには、緑化パネルのパネル受け部から水受け具を外し、各緑化パネルを前方から水平方向に移動して取り外しできる。したがって、各緑化パネルのいずれからも取り外しができ、取り外し順序に制限がないので作業性が良い。
メンテナンス時及び施工時のパネルの取り付けも、各緑化パネルを前方から水平方向に移動して取り付けでき、取り付け後に水受け具を装着する。したがって、各緑化パネルのいずれからも取り付けができ、取り付け順序に制限がないので、作業性が良い。
【0009】
請求項3に記載の発明は、上下の緑化パネルと、壁体に固定した左右の竪材と、左右の竪材に跨って各緑化パネルを並列に取り付けるパネル固定具とを備え、パネル固定具は左右の竪材間に取り付けた横方向に長尺の第1固定部材と、第1固定部材の下で竪材間に取り付けた横方向に長尺の左右の第2固定部材と、第2固定部材に係止した横方向に短尺の第3固定部材とを備え、第1固定部材は上緑化パネルの上部を係止する上パネル係止部と、下方が上方よりも前方に出るように傾斜し且つ上緑化パネルの上部裏面に当接する上部裏面当接部とを備え、第2固定部材は下緑化パネルの上部を係止可能な下緑化パネル係止部を備え、第3固定部材は上緑化パネルの下部を載置するパネル受け部と、下方が上方よりも前方に出るように傾斜し且つ上緑化パネルの下部裏面に当接する下部裏面当接部とを備え、各緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜して取り付けていることを特徴とする。
【0010】
この請求項3に記載の発明では、緑化パネル装置の施工は、既存の壁体に左右の竪材を取り付け、左右の竪材にパネル固定具を取り付ける。パネル固定具の取付は、第1固定部材を横長にして左右の竪材に取り付け、同様に第1固定部材の下に第2固定部材を横にして左右の竪材に取り付ける。次に、第2固定部材に第3固定部材を係止する。第2固定部材と第3固定部材とを上下に設ける緑化パネルの段数に応じて必要な数を取り付ける。
上下の緑化パネルの取り付けは、上緑化パネルの上部を第1固定部材の上パネル係止部に係合し、第3固定部材の下部裏面当接部に上緑化パネルの下部を載置して固定する。次に、下緑化パネルの上部を第2固定部材の下緑化パネル係止部に係合し、下緑化パネルの下部を対応する位置にある第3固定部材の下部裏面当接部に載置して固定する。
第1固定部材の上部裏面当接部と第3固定部材の下部裏面当接部とは下方が前方に出るように傾斜しているとともに、緑化パネルの栽培面は下部が上部よりも前方に出るように傾斜している。
竪材は既存の壁体に取り付け、別途地面に固定した支柱を設ける必要がないので、施工が容易である。
上緑化パネルは第1固定部材に係止し、下緑化パネルは第2固定部材に係止により固定しているので、各緑化パネルの取り付け及び取り外しが容易であり、施工し易く且つメンテナンスも容易である。
また、緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜してから、上下に設けた各緑化パネルはそれぞれが雨水や日光を受けやすく、栽培環境の向上を図ることができる。
緑化パネルの上下に第1〜第3の各固定部材を取り付ければよく、固定部材で緑化パネルの四方を囲む必要がないので、施工し易い。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は図3に示す緑化パネル装置の縦断面図であり、図2は図3に示す緑化パネル装置のA−A断面図であり、図3は本発明の実施の形態にかかる緑化パネル装置の平面図である。
本実施の形態にかかる緑化パネル装置1は、上緑化パネル3と、下緑化パネル5と、壁体7に竪材固定具9で固定した左右の竪材11、11と、左右の竪材11、11に各緑化パネル3、5を取り付けるパネル固定具13と、水受け具15とを備えている。
各緑化パネル3、5はそれぞれ同一の構成であり、枠材を四方組みして形成した枠体17の内周側に発泡スチロール材を有する断熱層19、リサイクルガーデンブロックを用いた保水層21、植物を植え込んだ栽培層23が下からこの順序で積層されており、栽培層23の上面は網材25で押さえられている。
枠体17の上枠材27にはパネル固定具13の上パネル係止部31(後述する)に係止する被係止部29が形成されており、上枠材27が上パネル係止部31に吊り下げるように係止されている。下枠材28にはパネル固定具13のパネル受け部33に係合する載置部35が設けられており、この載置部35は下方に突設されている。
壁体7は、道路の防音壁であり、本発明の緑化パネル装置1は既存の防音壁に後付けできるようになっている。本実施の形態では、壁体7はパネル37、37とH形鋼39とを備えており、H形鋼39の左右両側の凹みにパネル37、37が保持されている。
竪材固定具9は、H形鋼39とパネル37との間に挿入した左右のブラケット41、41にボルト43で竪材11を固定している。本実施の形態では、壁体7が緑化パネル装置の加重を受けるので、竪材11は地面に固定していない。
パネル固定具13は、左右の竪材11、11間に取り付けた横方向に長尺の第1固定部材47と、第1固定部材47の下で竪材11間に取り付けた横方向に長尺の第2固定部材49と、第2固定部材49に係止した横方向に短尺の第3固定部材51とを備えている。
第1固定部材47には、上パネル係止部31と上部裏面当接部53とが設けられており、上パネル係止部31は上方に突設されており、この上パネル係止部31に被係止部29が上方から掛けられて係止されている。上部裏面当接部53は上緑化パネル3の上部の裏面が当接されており、上方よりも下方が前方に出るように傾斜している。
第2固定部材49は、竪材11にボルト固定されており、第3固定部材51との係合部55と、下緑化パネル係止部57とが設けられている。第3固定部材51との係合部55は、前方の上部及び下部にそれぞれ断面略コ字形状に設けられており、各係合部55に後述する第3固定部材51の被係合59が噛み合っている。下緑化パネル係止部57は、上方に突設されており、下緑化パネル5の被係止部29が上方から掛けられている。
第3固定部材51は、第2固定部材49に係合する被係合部59、59と上緑化パネル3の下部を載置するパネル受け部33と、下部裏面当接部63と、水受け具15の装着部61とが設けられている。被係合部59は、第2固定部材49の上下において係合部55に嵌合しており、第2固定部材49に左右からスライドにより嵌合し、第2固定部材49と第3固定部材51とはねじ65により固定されている。パネル受け部33は、凹状に形成されており、凹部67に上緑化パネル3の下端に設けた載置部35を受け、仮置き可能に設けている。載置部35はパネル受け部33にボルト69により固定されている。
第3固定部材51の下面には、断面略L字形状の水受け具15の装着部61が設けられており、水受け具15に形成された係止部71に係合した状態でねじ73により止められている。
水受け具15は、底面15aが前方から後方に下がるように傾斜しており、前方は上緑化パネル3の栽培面3aよりも前方に突出し、後方は下緑化パネル5の上部において栽培面5aの上方に位置している。
【0012】
次に、本実施の形態にかかる緑化パネル装置1の施工及び作用について説明する。緑化パネル装置1の施工は、既存の壁体7に左右の竪材11をそれぞれパネル固定具13で固定する。竪材11の固定は、H型鋼39の左右にブラケット41、41を挿入して竪材11をブラケット41、41で挟み、ボルト43で止める。
左右の竪材11に第1固定部材47を横長にしてボルト72で固定し、同様に第1固定部材47の下方において、第2固定部材49を横長にして左右の竪材11、11にボルト74で固定する。
次に、第2固定部材49に短尺の第3固定部材51を固定する。第3固定部材51は、第2固定部材49の前方にある係合部55に第3固定部材51の被係合部59をスライド挿入して係合し、ねじ65で固定する。第3固定部材51は少なくとも上緑化パネル3の左右端側に取り付ける。
次に、上緑化パネル3の上部にある被係止部29を第1固定部材47の上パネル係止部31に上から掛け、上緑化パネル3の下部にある載置部35を第3固定部材のパネル受け部33に仮置きし、この状態でパネル受け部33の裏面からボルト69で固定する。本実施の形態では、パネル受け部33を凹み状とし載置部35を凹みに嵌合する突部としているので、仮置き時に上緑化パネルの脱落を防止できる。
次に、第2固定部材49の下緑化パネル係止部57に下緑化パネル5の上部にある被係止部29を上から吊り下げるように掛けて係止する。下緑化パネル5の下部は、上述した上緑化パネル3と同様に第3固定部材51に載置して固定する。 各緑化パネル3、5を取り付け後、各第3固定部材51の装着部61に水受け具15を係止し、ねじ73で止める。
本実施の形態では、各パネル3、5はそれぞれ被係止部29を係止部31(又は57)に掛けて第3固定部材51に仮置きし、その状態でボルト留めにより簡単に固定することができ、施工が容易である。また、竪材11は既存の壁体7に取り付けるので支柱は不用であり、施工が容易である。
各パネル3、5は下部が上部よりも前方に出るように傾斜しているので、上下の緑化パネルが干渉することなく日光や雨水を受けることができ、直物育成環境に優れる。また、潅水時には上緑化パネル3にのみに水をかければ、上緑化パネルを通った水を水受け具15が受けて、下緑化パネル5に導くことができるので、潅水及び排水が簡易にできる。
メンテナンスにおいて、各緑化パネル3、5を取り外すときには、水受け具15を外して、緑化パネル3、5の載置部35を固定しているボルト69を外す。上緑化パネル3では、上緑化パネル3を少し上に持ち上げるようにして被係止部29を第1固定部材47の上パネル係止部31から外して、下緑化パネル5では第2固定部材49の下緑化パネル係止部57から外して、それぞれの緑化パネル3、5を前方に移動することにより各緑化パネル3、5外すことができる。この場合、上緑化パネル3のみを外したり、下緑化パネル5のみを外しても互いに干渉することなく、いずれかの緑化パネル3、5のみを選択的に取り外すことができ、メンテナンスし易い。
上下の緑化パネル3、5は、各緑化パネルの下部を上部よりも前方に出るように傾斜して取り付けているので、上緑化パネル3の下部と下緑化パネルの上部とが上下に重なっていないので、取り付け及び取り外しのための作業空間を確保しやすく、メンテナンスがし易い。
下緑化パネル5の下部を取り付ける第2固定部材49と第3固定部材51とを、上緑化パネル3の下部の取り付けにも用いているので、同一部品を使用でき、施工しやすくコストも低減できる。
高速道路等の既存の防音壁を緑化することにより、都市におけるヒートアイランド現象の削減や二酸化炭素の吸収、防音性能の向上やドライバーのストレス解消、更には衝突事故の緩衝材として機能させることができる。
【0013】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、第3固定部材51は、各緑化パネル3、5の左右端側にのみ設けることに限らず、必要に応じて左右端の間に幾つ設けてもよい。
緑化パネル3及び5は上下に合計2段設けることに限らず、3段、4段等上下に幾つ設けてもよい。この場合、最上の緑化パネル3を取り付ける第1固定部材47以外は全て第2固定部材49及び第3固定部材51で各下緑化パネル5を固定できるので、何段にしても同じ部品を使用することができる。
第3固定部材51に設けた載置部35は突状でなく凹み状とし、パネル受け部33を凹み状とせずに突状として互いに嵌合させるものであってもよく、また両者は共に平坦にして嵌合しないものであってもよい。
壁体7は、道路の防音壁に限らず、建物の壁や塀の壁であってもよい。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、竪材は既存の壁体に取り付け、別途地面に固定した支柱を設ける必要がなく、且つ既存の壁体を取り除くことなく施工できるので、施工が容易である。
緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜している。従って、上下に設けた各緑化パネルはそれぞれが雨水や日光を受けやすく、栽培環境の向上を図ることができる。
水受け具は、受けた水を下緑化パネルに案内しているから、下緑化パネルに潅水設備が不用であり、構成を簡易にできる。
水受け具はパネル固定具に脱着自在であるから、メンテナンス作業時に取り外すことにより作業の邪魔にならず、メンテナンスが容易にできる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、上下の緑化パネルは水平方向から見たときに上下に重ならない位置にあるから、緑化パネルのパネル受け部から水受け具を外し、各緑化パネルを水平方向に移動して取り外しや取り付けできるから、各緑化パネルのいずれからも取り外しや取り付けができ、取り外しや取り付け順序に制限がない。したがって、施工やメンテナンスの作業性がよい。
【0016】
請求項3に記載の発明では、竪材は既存の壁体に取り付け、別途地面に固定した支柱を設ける必要がなく、且つ既存の壁体を取り除くことなく施工できるので、施工が容易である。
上緑化パネルは第1固定部材に係止し、下緑化パネルは第2固定部材に係止により固定しているので、各パネルの取り付け及び取り外しが容易であり、施工し易く且つメンテナンスも容易である。
また、緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜しているから、上下に設けた各緑化パネルのそれぞれが雨水や日光を受けやすく、栽培環境の向上を図ることができる。
緑化パネルの上下に第1〜第3の各固定部材を取り付ければよく、固定部材で緑化パネルの四方を囲む必要がないので、施工し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3に示す緑化パネル装置の縦断面図である。
【図2】図3に示す緑化パネル装置のA−A断面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる緑化パネル装置の平面図である。
【符号の説明】
1 緑化パネル装置
3 上緑化パネル
5 下緑化パネル
7 壁体
9 竪材固定具
11 竪材
13 パネル固定具
15 水受け具
29 被係止部
31 上パネル係止部
33 パネル受け部
35 載置部
47 第1固定部材
49 第2固定部材
51 第3固定部材
53 上部裏面当接部
57 下緑化パネル係止部
63 下部裏面当接部
Claims (3)
- 上下の緑化パネルと、壁体に竪材固定具で固定した左右の竪材と、左右の竪材に跨って上下の緑化パネルを並列に取り付けるパネル固定具とを備え、各緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜して取り付けており、パネル固定具の下面には受けた水を下緑化パネルに案内する水受け具を着脱自在に設けていることを特徴とする緑化パネル装置。
- 上下の緑化パネルは互いに干渉しない位置に固定してあり、水受け具を取り付ける前または取り外した後に、上下の緑化パネルのいずれからも前方からパネル固定具に取り外し及び装着自在であることを特徴とする請求項1に記載の緑化パネル装置。
- 上下の緑化パネルと、壁体に固定した左右の竪材と、左右の竪材に跨って各緑化パネルを並列に取り付けるパネル固定具とを備え、パネル固定具は左右の竪材間に取り付けた横方向に長尺の第1固定部材と、第1固定部材の下で竪材間に取り付けた横方向に長尺の左右の第2固定部材と、第2固定部材に係止した横方向に短尺の第3固定部材とを備え、第1固定部材は上緑化パネルの上部を係止する上パネル係止部と、下方が上方よりも前方に出るように傾斜し且つ上緑化パネルの上部裏面に当接する上部裏面当接部とを備え、第2固定部材は下緑化パネルの上部を係止可能な下緑化パネル係止部を備え、第3固定部材は上緑化パネルの下部を載置するパネル受け部と、下方が上方よりも前方に出るように傾斜し且つ上緑化パネルの下部裏面に当接する下部裏面当接部とを備え、各緑化パネルは下部が上部よりも前方に出るように傾斜して取り付けていることを特徴とする緑化パネル装置。
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