JP3914344B2 - 防風雪柵 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路や鉄道等に沿って設置され、強風や積雪から車両を防護するための防風雪柵に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
強風や積雪から車両を防護するために道路や鉄道等に沿って設置される防風雪柵として、景観を配慮し又見通しを良くするために透視性を有するポリカーボネート、アクリル樹脂等の合成樹脂板やガラス板等からなる防風雪板が用いられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらかかる合成樹脂板やガラス板等からなる防風雪板は暴風及び車両の衝突等により破壊する恐れがあり、又破壊するとその破片が飛散して二次災害を発生するために、飛散防止策の開発が要望されている。
【0004】
従来、合成樹脂板やガラス板等からなる防風雪板の飛散防止策として、防風雪板の周囲に剛性を有する枠体を取付けて補強したものがあるが、製作が複雑であり、又枠体によって景観性及び透視性が損なわれる問題がある。
【0005】
そこで本発明は、上記の如き問題点を解決し、飛散防止性能を有する防風雪柵を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわち本発明に係る防風雪柵は、間隔を隔てて立設された支柱間に、複数の防風雪板が上下に並列して架設され、支柱に落下防止ワイヤーの端部が固定され、この落下防止ワイヤーにより各防風雪板同士が連結されている防風雪柵であって、支柱は外側面にフランジが相対向して設けられ、防風雪板は両端部に落下防止ワイヤーが挿通されるワイヤー挿通孔が設けられると共にワイヤー挿通孔が設けられた前記両端部が支柱のフランジ間に挿入固定され、各防風雪板同士を連結する落下防止ワイヤーは、防風雪板のワイヤー挿通孔に挿通され、端部が支柱のフランジに固定されていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明によれば、各防風雪板同士が落下防止ワイヤーにより連結されているので、暴風及び車両の衝突等により防風雪板が破壊しても、効果的に飛散を防止することができ、又単に各防風雪板同士を落下防止ワイヤーで連結しておくだけで飛散を防止することができるので、製作及び施工が極めて容易である。
【0008】
さらに、支柱の外側面にフランジを相対向して設け、防風雪板の両端部に落下防止ワイヤーが挿通されるワイヤー挿通孔を設けると共にワイヤー挿通孔を設けた前記両端部を支柱のフランジ間に挿入固定し、各防風雪板同士を連結する落下防止ワイヤーは、防風雪板のワイヤー挿通孔に挿通すると共に端部を支柱のフランジに固定するようにすれば、支柱への防風雪板の取付部及び落下防止ワイヤーは支柱のフランジ間に隠れるために、防風雪板の取付部及び落下防止ワイヤーによって景観性及び透視性が損なわれることがない。
【0009】
本発明において、防風雪板の材質は特に限定されるものではないが、落下防止ワイヤーにより飛散が効果的に防止されるため、暴風及び車両の衝突により破壊する恐れのあるポリカーボネート、アクリル樹脂等の合成樹脂板やガラス板等からなる透視性を有する防風雪板が効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の一形態につき図面に基づき具体的に説明する。
まず、図1は本発明に係る防風雪柵の実施の一形態を示す斜視図であり、図2はその一部切欠正面図である。
【0011】
図1〜2において、1は支柱であり、断面がH型となされて外側面にフランジ11が相対向して設けられ、隣り合う支柱1の前記フランジ11を相対向させて、互いに間隔を隔てて道路や鉄道等に沿って立設される。
【0012】
2は防風雪板であり、景観性を配慮し、又通行者に圧迫感を与えず見通しのきくように透視性を有するポリカーボネート、アクリル樹脂等からなる合成樹脂板やガラス板等で作製するのが好ましい。又この防風雪板2の形状は、剛性を付与するために略く字状に折り曲げられた波板形状のものが一般に用いられるが、平板状のものでもよく、又半円状のものでもよく、特にその形状は限定されるものではない。又風圧を緩和するために多数の開孔が穿設された有孔板であってもよい。
【0013】
この防風雪板2の長さは、相対向して立設された支柱1の間隔とほぼ同一寸法となされ、さらに両端部には後記の落下防止ワイヤー3が挿通されるワイヤー挿通孔21が設けられている。そしてこの防風雪板2は、ワイヤー挿通孔21が設けられた前記両端部が左右の支柱1のフランジ11間に挿入され、いずれか一方のフランジ11に取付ボルト12で固定されることにより、支柱1間に上下に並列して複数架設され、又その状態で前記防風雪板2を固定する取付ボルト12及びワイヤー挿通孔21が、正面から見た場合に、支柱1のフランジ11に隠れて見えないようになされている。前記防風雪板2は、本形態では上下に2個架設されているが、特にその数は限定されるものではない。
【0014】
3は金属や合成樹脂等の適宜材質の鎖やロープ等の強靱な紐状物からなる落下防止ワイヤーであり、前記防風雪板2のワイヤー挿通孔21に挿通されて、上下の各防風雪板2同士が連結され、又その端部は支柱1のフランジ11に固定され、落下防止ワイヤー3が支柱1より離脱しないようになされている。この落下防止ワイヤー3によって上下の各防風雪板2同士が連結されることにより、各防風雪板2が破壊しても支柱1に固定された落下防止ワイヤー3によって支柱1から離脱するのが防止される。
【0015】
すなわち暴風、車両の衝突、投飛来物等の思わぬ外力により防風雪板2が破壊した場合は、防風雪板2は取付ボルト12の部分より剪断し、飛散することが多い。しかしながら各防風雪板2同士が落下防止ワイヤー3によって連結されていると、破壊しても飛散することがない。しかもこの落下防止ワイヤー3は、正面から見た場合に、支柱1のフランジ11に隠れて見えないので、落下防止ワイヤー3によって景観性及び透視性が損なわれることがない。
【0016】
なお本形態においては、落下防止ワイヤー3の中央部を左右に折り曲げ、その両端をそれぞれ支柱1の左右に固定した各防風雪板2のワイヤー挿通孔21に上方より下方に順次挿通し、その両端部に取付けた先端リング31を支柱1のフランジ11に取付けた結合リング13に連結するようになされている。かようにすれば、1本の落下防止ワイヤー3で、支柱1の左右に固定した各防風雪板2をそれぞれ連結することができるので、経済的であり、又施工が容易である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、各防風雪板同士が落下防止ワイヤーにより連結されているので、暴風及び車両の衝突等により防風雪板が破壊しても、効果的に飛散を防止することができ、又単に各防風雪板同士を落下防止ワイヤーで連結しておくだけで飛散を防止することができるので、製作及び施工が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防風雪柵の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】図1の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 支柱
11 フランジ
12 取付ボルト
13 結合リング
2 防風雪板
21 ワイヤー挿通孔
3 落下防止ワイヤー
31 先端リング
Claims (1)
- 間隔を隔てて立設された支柱間に、複数の防風雪板が上下に並列して架設され、支柱に落下防止ワイヤーの端部が固定され、この落下防止ワイヤーにより各防風雪板同士が連結されている防風雪柵であって、支柱は外側面にフランジが相対向して設けられ、防風雪板は両端部に落下防止ワイヤーが挿通されるワイヤー挿通孔が設けられると共にワイヤー挿通孔が設けられた前記両端部が支柱のフランジ間に挿入固定され、各防風雪板同士を連結する落下防止ワイヤーは、防風雪板のワイヤー挿通孔に挿通され、端部が支柱のフランジに固定されていることを特徴とする防風雪柵。
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- 1998-11-30 JP JP33832398A patent/JP3914344B2/ja not_active Expired - Lifetime
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