JP3534013B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3534013B2
JP3534013B2 JP28597999A JP28597999A JP3534013B2 JP 3534013 B2 JP3534013 B2 JP 3534013B2 JP 28597999 A JP28597999 A JP 28597999A JP 28597999 A JP28597999 A JP 28597999A JP 3534013 B2 JP3534013 B2 JP 3534013B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックアームによ
り嵌合状態にロックするようにしたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタとして、図11に示す
ものが知られている。このものは、雌ハウジング1の上
面に、前後方向に延出して長さ方向のほぼ中央の支点部
2を中心としてシーソー状に揺動可能なロックアーム3
が設けられ、その前端側に、相手の雄ハウジング4に突
設された係止部5に係止可能な被係止孔6が形成される
とともに、後端側に解除用の操作部7が形成されてい
る。そして雌ハウジング1は相手の雄ハウジング4に対
して、係止部5に乗り上げることでロックアーム3が揺
動しつつ嵌合され、正規嵌合に至るとロックアーム3が
復動して被係止孔6に係止部5が嵌まることで嵌合状態
にロックされる。一方、係る状態から操作部7を指で押
して、ロックアーム3を同図の時計回り方向に強制的に
揺動させると、係止部5が被係止孔6から抜けることで
ロックが解除されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来では、ロ
ックアーム3の操作部7側の上面が、僅かに後方への引
っ掛かりとなる部分を設けただけのほぼ平坦な面に形成
されていたため、指を当てるべき位置が判り辛く、また
押した時に指が前方に滑りやすくて、操作部7の押圧操
作、すなわちロックの解除操作がし難いという問題があ
った。本発明は上記のような事情に基づいて完成された
ものであって、その目的は、ロック解除を行うべくロッ
クアームの押圧操作をしやすくするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される
一対のコネクタハウジングのうちの一方には、前後方向
に延出してシーソー状に揺動変位可能なロックアームが
設けられ、両コネクタハウジングはこのロックアームを
揺動させつつ嵌合され、正規嵌合に至ると前記ロックア
ームが復動してその前端側が他方のコネクタハウジング
に設けられた係止部に係止することで嵌合状態にロック
されるとともに、このロックアームの後端側に設けられ
た操作部を押圧してロックアームを強制的に揺動させる
ことで前記ロックが解除されるようにしたコネクタにお
いて、前記操作部の上面には凹部が形成され、この凹部
の前面により前記操作部を押圧する指を当てて前止まり
させる当て壁が形成されており、この当て壁は、前記ロ
ックアームの支点部のほぼ真上に設けられるとともに、
前記凹部が、前記当て壁に向けて前下がりとなった傾斜
面とされている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項の発明は、請求項に記載のもの
において、前記ロックアームと前記コネクタハウジング
とを繋ぐ補強片が設けられ、この補強片の位置が前記凹
部の底よりも低い位置に設定されているところに特徴を
有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>操作部の上面に設けられた凹部の前面によって当て壁が
形成される。 ロックを解除すべくロックアームの操作部
を押圧する場合は、当て壁に指を当てつつ押圧する。指
を当てる位置がはっきりと判り、また指が前方に滑るこ
とも阻止されるから、操作部の押圧操作、すなわちロッ
クの解除操作をスムーズに行うことができる。 <請求項2の発明> 補強片が設けられている場合に、凹部の底よりも低い位
置に形成されているから、補強片が押圧操作する指の邪
魔になることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図10に基づいて説明する。この実施形態のコネ
クタは防水コネクタであって、図1に示すように、互い
に嵌合可能な雄側のコネクタハウジング10(以下、雄
ハウジングという)と、雌側のコネクタハウジング20
(以下、雌ハウジングという)とを備えている。以下で
は雄ハウジング10と雌ハウジング20において、それ
ぞれの嵌合端側を前方として説明する。
【0008】雄ハウジング10は合成樹脂製であって、
機器11から一体的に形成されており、前方に突出した
横長の小フード部12を有し、小フード部12内の奥壁
から、タブ状をなす複数本の雄側端子金具13が所定間
隔を開けて横方向に並んで突設されている。雌ハウジン
グ20は同じく合成樹脂製であって、上記した雄ハウジ
ング10の小フード部12内に所定のクリアランスを持
って嵌合される端子収容部21が設けられ、この端子収
容部21の前半部分の回りに、図2にも示すように、小
フード部12の外側にほぼ緊密に嵌合される大フード部
22が形成されている。
【0009】雌ハウジング20の端子収容部21には、
雌側端子金具26を収容可能なキャビティ23が、雄ハ
ウジング10の雄側端子金具13と対応して同数形成さ
れている。端子収容部21の回りには、大フード部22
の奥壁22Aの直ぐ前方位置において、ゴム等の弾性材
からなるシールリング24が装着され、雄ハウジング1
0における小フード部12の先端側の内周との間で弾縮
されることにより、両ハウジング10,20間のシール
を取るようになっている。そして、電線25の端末に固
着された雌側端子金具26はキャビティ23内に後方か
ら挿入され、底面に設けられたランス27により一次係
止されるとともに、防水ゴム栓28がキャビティ23の
入口を塞ぎ、続いてフロントタイプのリテーナ29が装
着されることで、雌側端子金具26が二重係止され、ま
たシールリング24が抜け止めされるようになってい
る。
【0010】次に、雄ハウジング10と雌ハウジング2
0とを正規の嵌合状態にロックするためのロック機構に
ついて説明する。雄ハウジング10の小フード部12の
上面には、幅方向の中央において、前後方向を向いた一
対のガイド壁15が平行姿勢で形成され、両ガイド壁1
5の間における中央よりも少し前方に寄った位置に係止
部16が突設されている。係止部16の前面は急なテー
パ面17とされている。
【0011】一方、雌ハウジング20の上面にはロック
アーム40が設けられている。まず、大フード部22の
上面における幅方向の中央部には膨出部31が設けら
れ、膨出部31の上面にはさらに、前端から少し奥に入
った位置から後端に開口した逃がし溝32が形成されて
いる。この逃がし溝32の左右の側壁33は、図4に示
すように、途中から幅を広げて端子収容部21の上面を
後端に向けて延出され、膨出部31の上面と面一となる
高さを持った一対の保護壁34が形成されている。
【0012】上記した逃がし溝32と両保護壁34との
間のスペースには、ロックアーム40が配されている。
このロックアーム40は、図4にも示すように、前後方
向に細長く、かつ後端側に幅広部41を設けた平面T字
形に形成されている。ロックアーム40は、長さ方向の
ほぼ中央部において、下面の両側縁が端子収容部21の
上面と連結され、両連結部分が支点部42となってシー
ソー状に揺動可能とされている。この支点部42の設け
られた位置は、大フード部22の奥壁22Aの位置とほ
ぼ一致している。
【0013】ロックアーム40は、支点部42を挟んだ
前側がロック部43、後側がロック解除の操作を行うた
めの操作部44となっている。ロック部43は、その上
面が、図1に示すように、支点部42の位置から前端に
向けて緩やかな下り勾配となっており、上記した雄ハウ
ジング10の両ガイド壁15の内側に真直に進入可能と
なっている。このロック部43には、前端から少し入っ
た位置から後方に向けて溝46が切られており、その溝
46の前端が、雄ハウジング10の係止部16が係止可
能な被係止面47となっている。
【0014】一方の操作部44側の上面も、後端の幅広
部41から支点部42の位置に向けて緩やかな前下がり
の傾斜面50となっていて、この傾斜面50の前端側で
は、ロック部43側の山の頂上に向けて急な上り坂とな
り、ここが当て壁51となっている。なお、幅広部41
の上面には、後端に向けて低い上り階段状となった引掛
面52が形成されている。また、上記した幅広部41に
おける左右両側に突出した部分の前面下部と、その前方
で対向する大フード部22の奥壁22Aの裏面との間に
は、図4及び図6に示すように、一対の補強片54がわ
たされて繋がれており、ロックアーム40の特に支点部
42を補強する役目を担っている。この補強片54は、
上記した操作部44の傾斜面50の底50Aよりもさら
に低い位置に設けられている。
【0015】続いて、本実施形態の作用を説明する。雌
ハウジング20側では、既述したとおりに、電線25の
端末に固着された雌側端子金具26がキャビティ23内
に後方から挿入され、リテーナ29により二重係止され
た状態で収容される。係る状態で、図1の矢線に示すよ
うに、雌ハウジング20を雄ハウジング10に向けて嵌
合する。嵌合が進むと、ロックアーム40のロック部4
3の先端が、相手の雄ハウジング10の係止部16のテ
ーパ面17に突き当たり、ロックアーム40は係止部1
6に乗り上げるようにして前端側を上方へ傾動させた状
態で押し込まれる。所定位置まで押し込まれると、ロッ
クアーム40の被係止面47が係止部16の位置を通過
するため、図9に示すように、ロックアーム40が元姿
勢に復元して係止部16が溝46内に嵌合され、被係止
面47に係止することで両ハウジング10,20が嵌合
状態にロックされる。
【0016】一方、メンテナンス等において、雌雄のハ
ウジング10,20の嵌合を外す場合は、以下のように
して行う。すなわち図9の鎖線に示すように、雌ハウジ
ング20の後端側を摘んで、ロックアーム40の操作部
44の傾斜面50に指Fを載せ、操作部44を下方に向
けて押し込む。そうすると、図10に示すように、ロッ
クアーム40は支点部42を中心として前端側が上昇す
るように揺動し、係止部16が被係止面47の下方に外
れることによってロックが解除される。続いて雌ハウジ
ング20を後方に引き抜くことで、雄ハウジング10か
ら外すことができる。
【0017】ここでロックアーム40の操作部44の上
面には、前端に当て壁51を設けた傾斜面50が形成さ
れているから、押圧操作用の指Fを置く位置がはっきり
と判り、また押している際に指Fが前方に滑ることも阻
止されるから、操作部44を押圧する操作、すなわちロ
ックの解除操作をスムーズに行うことができる。また、
支点部42のへたり等を防止するために補強片54が設
けられているが、この補強片54は、操作部44の傾斜
面50の底50Aよりも低い位置に形成されているか
ら、補強片54が押圧操作する指Fの邪魔になることが
ない。
【0018】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)ロックレバーの操作部の上面を従前通りにほぼ平
坦とする一方、支点部付近で当て壁を立てて設けるよう
にしても、載せる指の位置決めと、前方への滑り止めを
期することができるから、このようなものも本発明に含
まれる。 (2)本発明は、ロックアームとこれに係止する係止部
とを、上記実施形態とは雌雄逆のハウジングに設けたコ
ネクタにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌雄のハウジングの
嵌合前の縦断面図
【図2】雌ハウジングの斜視図
【図3】その背面側から見た斜視図
【図4】その一部切欠平面図
【図5】その背面図
【図6】図5のX−X線断面図
【図7】補強片の配設構造を示す部分断面図
【図8】図7のY−Y線断面図
【図9】嵌合完了時の縦断面図
【図10】離脱動作を示す縦断面図
【図11】従来例の縦断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング 16…係止部 20…雌ハウジング 40…ロックアーム 42…支点部 43…ロック部 44…操作部 47…被係止面 50…傾斜面(凹部) 50A…底 51…当て壁 54…補強片 F…指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−144809(JP,A) 特開 平8−103341(JP,A) 特開 平10−177880(JP,A) 特開 平7−307185(JP,A) 実開 昭55−49432(JP,U) 実開 平1−58338(JP,U) 実開 平2−150774(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/639 H01R 13/633

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタハウジ
    ングのうちの一方には、前後方向に延出してシーソー状
    に揺動変位可能なロックアームが設けられ、両コネクタ
    ハウジングはこのロックアームを揺動させつつ嵌合さ
    れ、正規嵌合に至ると前記ロックアームが復動してその
    前端側が他方のコネクタハウジングに設けられた係止部
    に係止することで嵌合状態にロックされるとともに、こ
    のロックアームの後端側に設けられた操作部を押圧して
    ロックアームを強制的に揺動させることで前記ロックが
    解除されるようにしたコネクタにおいて、 前記操作部の上面には凹部が形成され、この凹部の前面
    により前記操作部を押圧する指を当てて前止まりさせる
    当て壁が形成されており、この当て壁は、前記ロックア
    ームの支点部のほぼ真上に設けられるとともに、前記凹
    部が、前記当て壁に向けて前下がりとなった傾斜面とさ
    れていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ロックアームと前記コネクタハウジ
    ングとを繋ぐ補強片が設けられ、この補強片の位置が前
    記凹部の底よりも低い位置に設定されていることを特徴
    とする請求項記載のコネクタ。
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