JP2002319454A - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

半嵌合防止コネクタ

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JP2002319454A JP2001123107A JP2001123107A JP2002319454A JP 2002319454 A JP2002319454 A JP 2002319454A JP 2001123107 A JP2001123107 A JP 2001123107A JP 2001123107 A JP2001123107 A JP 2001123107A JP 2002319454 A JP2002319454 A JP 2002319454A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半嵌合時の嵌合検知部材のハウジング外方へ
の突出長を大きく設定できて、半嵌合状態の検出を容易
にする半嵌合防止コネクタを得る。 【解決手段】 ロックアーム31は、先端側に装備した
ロック部34と後端との中間に雄コネクタハウジング3
3のハウジング本体35に連設された脚部31bを有し
て該脚部31bを支点に揺動自在に設けられ、嵌合検知
部材51は、前記ロックアーム31の揺動時に該ロック
アーム31の後端に設定した検知部材規制部61によっ
て押下されて先端側が前記ハウジング本体35外方に揺
動変位するてこ状に前記雄コネクタハウジング33に装
備される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、自動車
用ワイヤハーネスの接続に用いられる半嵌合防止コネク
タに関し、詳しくは、雌雄嵌合する一対のコネクタハウ
ジング相互の嵌合状態を、一方のコネクタハウジングに
装備した嵌合検知部材の様子によって確認できるように
した半嵌合防止コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10乃至図12は、自動車用ワイヤハ
ーネスの接続に用いられる半嵌合防止コネクタの従来例
を示したものである。この半嵌合防止コネクタ1は、特
開平5−234637号公報に開示されたもので、ロッ
クアーム3を有した雄コネクタハウジング5と、このロ
ックアーム3のロック部3aに係合する係合部7を有し
て雄コネクタハウジング5に雌雄嵌合した際に雄コネク
タハウジング5に離脱不能に連結される雌コネクタハウ
ジング9と、雌コネクタハウジング9に揺動可能に装備
される嵌合検知部材11と、一対のコネクタハウジング
5,9相互の嵌合が不完全な半嵌合時には、嵌合検知部
材11を雌コネクタハウジング9の外方に揺動変位させ
る検知部材規制部13,14とを備えた構成である。
【0003】嵌合検知部材11は、図11、図12に示
すように、雌コネクタハウジング9のハウジング本体9
aの後部寄り位置に装備される支持軸11aと、この支
持軸11aに回動自在に支持された揺動アーム11b
と、揺動アーム11bの先端部に突設されてハウジング
本体9aのアーム係止部9bとの係合により揺動アーム
11bをハウジング本体9aの表面に沿った状態(図1
1の状態)に維持する可撓係止片11cと、嵌合確認用
突起11dとを備えて構成される。この嵌合検知部材1
1は、可撓係止片11cとアーム係止部9bとの係合が
外れた状態では、図12に矢印Aで示すように、支持軸
11aを中心にハウジング外方に回動可能である。
【0004】一つの検知部材規制部14は、コネクタハ
ウジング5,9同士の嵌合初期に、その前端に形成した
テーパ部14aによってアーム係止部9bに係止されて
いる可撓係止片11cの先端部を押圧して、アーム係止
部9bと可撓係止片11cとの係合を解除し、嵌合検知
部材11をハウジング外方に回動自在にする。また、検
知部材規制部13,14は、コネクタハウジング5,9
同士が完全に嵌合するまでは、図12に示すように、嵌
合確認用突起11dの下端に当接して嵌合検知部材11
のハウジング内方への回動を規制し、嵌合検知部材11
がハウジング外方に変位して嵌合確認用突起11dをハ
ウジング本体9aの外部に露出させた状態に維持する。
【0005】以上の検知部材規制部13,14は、図1
1に示すように、コネクタハウジング5,9同士が完全
嵌合して、ロック部3aが係合部7に係合した時には、
前述した可撓係止片11cや嵌合確認用突起11dと干
渉しない位置に移行して、嵌合検知部材11を、可撓係
止片11cがアーム係止部9bに係止された初期状態に
復帰させることができる。これによって、コネクタハウ
ジング同士の完全嵌合状態を検知することができた。即
ち、上記した半嵌合防止コネクタ1は、嵌合検知部材1
1の嵌合確認用突起11dがハウジング外方へ突出し
て、可撓係止片11cとアーム係止部9bとの係合不能
によってコネクタハウジング相互の半嵌合状態を検知可
能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半嵌合
時の嵌合検知部材11のハウジング外方への突出長L
は、図12に示すように、嵌合確認用突起11dが乗り
上げる検知部材規制部13の高さ寸法や、嵌合確認用突
起11d自体の高さ寸法によってきまり、コネクタの小
型化等で、これらの部位の寸法が小さくされると、半嵌
合時の突出長L自体も小さくなって、突出の有無の視認
が困難になり、半嵌合状態を見落とすという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
嵌合検知部材にハウジング外方への変位を生じさせる検
知部材規制部の寸法が、コネクタのコンパクト化に伴い
縮小等された場合でも、コネクタハウジング相互の半嵌
合状態の見落としを確実に防止できる半嵌合防止コネク
タを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る半嵌合防止コネクタは、ロックアームを
有する第1のコネクタハウジングと、前記ロックアーム
のロック部に係合する係合部を有して前記第1のコネク
タハウジングと雌雄嵌合する第2のコネクタハウジング
と、前記第1又は第2のコネクタハウジングに揺動可能
に装備される嵌合検知部材と、前記ロック部と前記係合
部とが非係合状態である前記コネクタハウジングの半嵌
合時には、前記嵌合検知部材の揺動を阻止する検知部材
規制部とを備えた半嵌合防止コネクタにおいて、前記ロ
ックアームは、先端側のロック部と後端との中間にハウ
ジング本体に連設した脚部を有して揺動可能に設けら
れ、前記ロック部と前記係合部との係合完了前に前記脚
部を支点にして傾斜することで後端が前記検知部材規制
部に設定され、前記嵌合検知部材は、前記ロックアーム
の後端の検知部材規制部に押下されて先端側をハウジン
グ本体の外方に変位させるてこ状に前記第1のコネクタ
ハウジングに装備されたことを特徴とする。
【0009】そして、上記構成によれば、嵌合検知部材
にハウジング外方への変位を生じさせる検知部材規制部
の寸法の縮小等が図られた場合でも、半嵌合時の嵌合検
知部材のハウジング外方への突出長自体は、実際に検知
部材規制部が伝達する変位量以上にロックアームや嵌合
検知部材の揺動動作時のてこ作用によって増倍されるた
め、突出の有無が容易に確認できる程度に大きくするこ
とができる。
【0010】なお、好ましくは、上記の半嵌合防止コネ
クタにおいて、前記ロックアームの傾斜時に該ロックア
ームの検知部材規制部によって押下される前記嵌合検知
部材の後端には、検知部材規制部の押下によって弾性変
形して、前記嵌合検知部材の先端側の変位を増大させる
曲げモーメントが発生する弾性変形リブを設けたことを
特徴としてもよい。
【0011】このようにすると、嵌合検知部材の先端の
ハウジング外方への揺動変位量は、ロックアームや嵌合
検知部材のてこ作用による変位増倍作用の他に、弾性変
形リブの発生する曲げモーメントによる揺動方向の変位
が加算されて、半嵌合状態における嵌合検知部材の変位
が更に大きくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半嵌合防止コ
ネクタの好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。図1乃至図9は本発明に係る半嵌合防止コネクタ
の一実施の形態を示したもので、図1は本発明に係る半
嵌合防止コネクタの完全嵌合状態の外観斜視図、図2は
コネクタハウジング相互の嵌合前の状態を示す断面斜視
図、図3はコネクタハウジング相互の嵌合途中の状態を
示す断面斜視図、図4はコネクタハウジング相互の嵌合
途中の状態を示す断面斜視図、図5はコネクタハウジン
グ相互の嵌合途中で、ロックアームのロック部が相手コ
ネクタハウジングの係合部に乗り上げた半嵌合状態を示
す断面斜視図、図6はコネクタハウジング相互の嵌合が
適正に終了した後、嵌合検知部材を初期位置に戻す直前
の状態を示す断面斜視図、図7はコネクタハウジング相
互の完全嵌合状態の断面斜視図、図8は図4に示したコ
ネクタハウジング相互の嵌合途中の要部拡大図、図9は
図5に示したコネクタハウジング相互の嵌合途中の要部
拡大図である。
【0013】この半嵌合防止コネクタ21は、ロックア
ーム31を有する第1のコネクタハウジングである雄コ
ネクタハウジング33と、ロックアーム31のロック部
34に係合する係合部41を有して雄コネクタハウジン
グ33に雌雄嵌合する第2のコネクタハウジングである
雌コネクタハウジング43と、雄コネクタハウジング3
3に揺動可能に装備される嵌合検知部材51と、コネク
タハウジング33,43相互の嵌合長が規定値に到達せ
ず、ロック部34と係合部41とが非係合状態であるコ
ネクタ半嵌合時には、嵌合検知部材51の揺動を阻止す
る検知部材規制部61とを備えた構成で、嵌合検知部材
51のコネクタハウジング外方への突出の有無によって
コネクタハウジング33,43相互の嵌合状態の良否を
判別するものである。
【0014】雄コネクタハウジング33は、不図示の雌
型端子を収容保持する端子収容室35aを有したハウジ
ング本体35が、図3乃至図7に示すように、雌コネク
タハウジング43のハウジング本体45に嵌入される構
造である。
【0015】ロックアーム31は、ハウジング本体35
の上面に突設され、先端にロック部34が装備されると
共に、後端の上面にはロック解除操作用の押圧部36が
装備されたアーム部31aと、このアーム部31aの中
間部をハウジング本体35の上面に連設させた脚部31
bとを備えた構成され、アーム部31aは脚部31bを
支点に前後端が上下に揺動変位可能である。アーム部3
1aは、先端が上下面をテーパ面とした楔形の断面構造
に形成されている。ロック部34は、先端の楔形の断面
構造部の直後に装備された係止孔で、上下方向に貫通形
成されている。また、アーム部31aは、本実施の形態
の場合、後端の下面が嵌合検知部材51を変位させるた
めの検知部材規制部61に設定されている。
【0016】雌コネクタハウジング43は、不図示の雄
型端子を収容保持する端子収容室45aを有したハウジ
ング本体45と、このハウジング本体45の上面に突設
された係合部41と、同じくハウジング本体45の上面
に突設された検知部材解除突起46とを備えている。
【0017】係合部41は、先端にテーパ面41aを有
した突起で、コネクタハウジング33,43相互を嵌合
させた際に、図4及び図5に示すように、アーム部31
aの先端部の下側に潜り込み、テーパ面41aによって
アーム部31aの先端を上方に弾性変形させつつ、雄コ
ネクタハウジング33のハウジング本体35とアーム部
31aとの間を進み、ハウジング相互の嵌合長が規定長
に達した完全嵌合状態になると、弾性復帰するロック部
34に下方から嵌入することで、ロック部34に係合さ
れる。
【0018】つまり、係合部41のテーパ面41aや頂
部にアーム部31aの先端部が乗り上がって、アーム部
31aの先端部が上方に押し上げられている状態では、
図4及び図5に示すように、アーム部31aの先端がハ
ウジング外方側に揺動し、アーム部31aの後端がハウ
ジング内方側に揺動するように、ロックアーム31が脚
部31bを支点にして傾斜する。係合部41がロック部
34に係合して、係合部41によるアーム部31aの押
し上げが解除されると、アーム部31aは弾性復元力に
よって傾斜した状態が解消される。
【0019】嵌合検知部材51は、係合部41によるロ
ックアーム31の揺動時に該ロックアーム31の後端の
検知部材規制部61に押下されて先端側をコネクタハウ
ジングの外方に揺動変位させるてこ状の部材である。こ
の嵌合検知部材51は、先端に、雄コネクタハウジング
33に形成された仮係止部38に係止する可撓係止片5
3が装備されると共に、後端にはアーム部31aの後端
下面に設定された検知部材規制部61によって押下され
る弾性変形リブ54を装備した構成で、弾性変形リブ5
4から先端側に少しずれた位置が揺動支点となるよう
に、嵌合検知部材51に設けられた不図示の回動軸と該
回動軸が係入される雄コネクタハウジング33に形成し
た不図示の軸穴とによって、雄コネクタハウジング33
に回動自在に組み付けられている。
【0020】仮係止部38は、嵌合検知部材51の先端
を図2に矢印Bで示すように押下して、初期位置までに
押し下げた時に、可撓係止片53の先端のフック部53
aを係止させる構造で、コネクタの搬送時等に嵌合検知
部材51が不用意に揺動することがないように位置規制
する。
【0021】雌コネクタハウジング43に突設した検知
部材解除突起46は、コネクタハウジング33,43相
互の嵌合初期に仮係止部38の下を挿通する際に、可撓
係止片53のフック部53aを後方に押圧し、その時に
可撓係止片53に生じる撓みによって、図3に示すよう
に、フック部53aと仮係止部38との係合を外し、嵌
合検知部材51を揺動可能な状態にする。また、検知部
材解除突起46は、アーム部31aの先端が係合部41
のテーパ面41aに乗り上げるまでの嵌合途中では、図
4に示すように、嵌合検知部材51の中間部から下方に
突出した補助突起56を下から支えて、嵌合検知部材5
1の先端を雄コネクタハウジング33の外方に一定以上
突出させた状態に保つ。
【0022】図3に示すように、仮係止部38と可撓係
止片53との係合が検知部材解除突起46によって解除
されるハウジング相互の係合初期には、嵌合検知部材5
1の弾性変形リブ54とアーム部31aの後端の検知部
材規制部61との間には、若干の隙間sが生じている。
【0023】そして、図4に示すように、ハウジング相
互の嵌合が進んで、検知部材解除突起46が補助突起5
6の下面に当接して、アーム部31aの先端がテーパ面
41aに乗り上げる直前になると、図8にも示すよう
に、嵌合検知部材51の後端の弾性変形リブ54は、前
述した隙間sが消失し、ハウジング本体35と検知部材
規制部61とで挟まれた状態になる。
【0024】そして、更にハウジング相互の嵌合が進ん
で、アーム部31aの先端がテーパ面41aに乗り上げ
て、図5に矢印Cで示すように、アーム部31aが先端
上がりに傾斜すると、このアーム部31aの後端の検知
部材規制部61によって弾性変形リブ54が図5の矢印
D方向に押下され、この時のてこ作用によって、嵌合検
知部材51の先端側は、図5に示すように、ハウジング
の外方に大きく揺動する。
【0025】なお、本実施の形態の場合、検知部材規制
部61が弾性変形リブ54を押下して、嵌合検知部材5
1が揺動するとき、図9にも示すように、弾性変形リブ
54は弾性変形して、この弾性変形によって嵌合検知部
材51の先端側の変位を増大させる曲げモーメントMが
発生するように、弾性変形リブ54の形状・寸法が設定
されている。
【0026】そして、更にハウジング相互の嵌合が進ん
で、図6に示すように、アーム部31aの先端が係合部
41を乗り越えると、係合部41がアーム部31aに装
備したロック部34に係合する。この係合部41とロッ
ク部34との係合によって、アーム部31aの先上がり
の傾斜が解除されると、検知部材規制部61が初期位置
に復帰し、検知部材規制部61による弾性変形リブ54
の押下が解除される。そのため、図示のように、嵌合検
知部材51は、可撓係止片53と仮係止部38との係合
が検知部材解除突起46によって解除された時の傾斜状
態に戻り、検知部材規制部61と弾性変形リブ54との
間には、若干の隙間s1が生じた状態になる。その状態
から、嵌合検知部材51の先端側を押下して、図7に矢
印Eで示すように、可撓係止片53のフック部53aを
仮係止部38に係合させた状態にすれば、コネクタハウ
ジング33,43の嵌合操作は、全て完了する。
【0027】もし、コネクタハウジング33,43の嵌
合状態が半嵌合の時は、図5に示すように、嵌合検知部
材51は先端側がハウジング外方に大きく突出し、検知
部材規制部61とハウジング本体35との間に弾性変形
リブ54を挟持した状態で、嵌合検知部材51の揺動が
規制されているため、嵌合検知部材51の先端側を押下
しても、嵌合検知部材51を初期位置に戻すことはでき
ない。
【0028】本実施の形態の半嵌合防止コネクタ21で
は、コネクタのコンパクト化に伴い検知部材規制部61
の寸法の縮小等がなされた場合でも、半嵌合時の嵌合検
知部材51のハウジング外方への突出長X自体は、検知
部材規制部61から伝達される実際の変位量以上に、ロ
ックアーム31や嵌合検知部材51のてこ作用によって
増倍されるため、突出の有無が容易に確認できる程度に
大きく設定することができる。そのため、半嵌合状態が
発生していれば、嵌合検知部材51の大きな揺動変位が
発生するため、嵌合検知部材51の突出の有無を視認す
るだけで、半嵌合状態を確実に検知することができて、
見落としを確実に防止することができる。
【0029】また、本実施の形態の場合は、嵌合検知部
材51の端部に装備した弾性変形リブ54が、検知部材
規制部61から押下作用を受け際に弾性変形して、嵌合
検知部材51の先端側の揺動を増大させる曲げモーメン
トを発生させる構成のため、嵌合検知部材51のハウジ
ング外方への揺動変位量は、ロックアーム31や嵌合検
知部材51のてこ作用による変位増倍作用の他に、弾性
変形リブの発生させる曲げモーメントによる揺動方向の
変位が加算されて、半嵌合状態による嵌合検知部材51
の変位を一層増大させて、嵌合検知部材51の突出の有
無の視認が更に容易になる。
【0030】なお、弾性変形リブの構造は、本実施の形
態に限定するものではない。検知部材規制部の押下によ
る弾性変形でより大きな曲げモーメントが得られるよう
に、弾性変形リブの形状・寸法は適宜に設計変更可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】本発明の半嵌合防止コネクタによれば、
半嵌合時の嵌合検知部材のハウジング外方への突出長自
体は、実際に検知部材規制部が伝達する変位量以上に、
ロックアームや嵌合検知部材の揺動動作時のてこ作用に
よって増倍されるため、突出の有無が容易に確認できる
程度に大きく設定することができる。そのため、コネク
タハウジング相互が半嵌合状態にあれば、嵌合検知部材
の大きな揺動変位が発生するので、この嵌合検知部材の
突出の有無を視認するだけで、半嵌合状態を容易に検知
することができ、半嵌合状態の見落としを確実に防止す
ることができる。
【0032】また、請求項2に記載の構成にすると、嵌
合検知部材の先端のハウジング外方への揺動変位量は、
ロックアームや嵌合検知部材のてこ作用による変位増倍
作用の他に、弾性変形リブの発生する曲げモーメントに
よる揺動方向の変位が加算されて、半嵌合状態による嵌
合検知部材の変位が更に大きくなり、嵌合検知部材の突
出の有無の視認が更に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半嵌合防止コネクタの一実施の形
態の完全嵌合状態での外観斜視図である。
【図2】図1におけるコネクタハウジング相互の嵌合前
の状態を示す断面斜視図である。
【図3】コネクタハウジング相互の嵌合途中の状態を示
す断面斜視図である。
【図4】コネクタハウジング相互の嵌合途中で、ロック
アームのロック部が相手コネクタハウジングの係合部に
乗り上げ始める時の状態を示す断面斜視図である。
【図5】コネクタハウジング相互の嵌合途中で、ロック
アームのロック部が相手コネクタハウジングの係合部に
乗り上げた半嵌合状態を示す断面斜視図である。
【図6】コネクタハウジング相互の嵌合が適正に終了し
た後、嵌合検知部材を初期位置に戻す直前の状態を示す
断面斜視図である。
【図7】コネクタハウジング相互の嵌合が適正に終了し
た後、嵌合検知部材を初期位置に戻した適正嵌合完了状
態の断面斜視図である。
【図8】図4に示したコネクタハウジング相互の嵌合途
中の要部拡大図である。
【図9】図5に示したコネクタハウジング相互の嵌合途
中の要部拡大図である。
【図10】従来の半嵌合防止コネクタの嵌合前の状態を
示す分解斜視図である。
【図11】図10に示した半嵌合防止コネクタの嵌合を
完了した状態の縦断面図である。
【図12】図10に示した半嵌合防止コネクタの半嵌合
状態の縦断面図である。
【符号の説明】
21 半嵌合防止コネクタ 31 ロックアーム 31a アーム部 31b 脚部 33 雄コネクタハウジング(第1のコネクタハウジン
グ) 34 ロック部 35 ハウジング本体 38 仮係止部 41 係合部 43 雌コネクタハウジング(第2のコネクタハウジン
グ) 45 ハウジング本体 46 検知部材解除突起 51 嵌合検知部材 53 可撓係止片 53a フック部 54 弾性変形リブ 61 検知部材規制部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックアームを有する第1のコネクタハ
    ウジングと、前記ロックアームのロック部に係合する係
    合部を有して前記第1のコネクタハウジングと雌雄嵌合
    する第2のコネクタハウジングと、前記第1又は第2の
    コネクタハウジングに揺動可能に装備される嵌合検知部
    材と、前記ロック部と前記係合部とが非係合状態である
    前記コネクタハウジングの半嵌合時には、前記嵌合検知
    部材の揺動を阻止する検知部材規制部とを備えた半嵌合
    防止コネクタにおいて、 前記ロックアームは、先端側のロック部と後端との中間
    にハウジング本体に連設した脚部を有して揺動可能に設
    けられ、前記ロック部と前記係合部との係合完了前に前
    記脚部を支点にして傾斜することで後端が前記検知部材
    規制部に設定され、 前記嵌合検知部材は、前記ロックアームの後端の検知部
    材規制部に押下されて先端側をハウジング本体の外方に
    変位させるてこ状に前記第1のコネクタハウジングに装
    備されたことを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ロックアームの傾斜時に該ロックア
    ームの検知部材規制部によって押下される前記嵌合検知
    部材の後端には、検知部材規制部の押下によって弾性変
    形して、前記嵌合検知部材の先端側の変位を増大させる
    曲げモーメントが発生する弾性変形リブを設けたことを
    特徴とする請求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
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