JP3301522B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3301522B2
JP3301522B2 JP10829096A JP10829096A JP3301522B2 JP 3301522 B2 JP3301522 B2 JP 3301522B2 JP 10829096 A JP10829096 A JP 10829096A JP 10829096 A JP10829096 A JP 10829096A JP 3301522 B2 JP3301522 B2 JP 3301522B2
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靖生 松下
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    • H01R13/70Structural association with built-in electrical component with built-in switch
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    • H01R13/7031Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity
    • H01R13/7032Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity making use of a separate bridging element directly cooperating with the terminals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックアームによ
り相手側コネクタ取付具の嵌合状態にロックされるよう
にしたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コネクタ同士を嵌合する際には、嵌合過
程でターミナル同士の間に生じる嵌合抵抗が増大したと
きに嵌合動作が完了したと作業者が勘違いする虞があ
り、この場合にはコネクタが半嵌合状態のままとなって
しまうことになる。そこで、コネクタが半嵌合のままに
なることを未然に防止するために、いわゆる慣性ロック
と称される機構が用いられている。これは、嵌合の過程
においてターミナル間の嵌合抵抗よりも大きい嵌合抵抗
を一時的に生じさせる嵌合抵抗発生手段を設け、この嵌
合抵抗発生手段による嵌合抵抗に打ち勝ってその嵌合抵
抗発生領域を通過したときには、その嵌合抵抗の急速な
緩和により作業者が節度感を得られるとともに通過時の
勢いによって両コネクタが正規嵌合状態に至る構成とな
っている。
【0003】その嵌合抵抗発生手段として、図6に示す
ものがある。これは、一方のコネクタ1のロックアーム
2を相手側コネクタ3の係合部4に係合させて両コネク
タ1、3を嵌合状態にロックするようにしたものにおい
て、嵌合過程でロックアーム2の先端が係合部4に突き
当たったときに、ロックアーム2の弾力に起因してその
突き当たり部分に生じる摩擦力が大きくなるようにして
ロックアーム2が係合部4を乗り越え難くなるようにし
てあり、これによって嵌合抵抗を発生させるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように嵌合抵抗を
増大させる構造では、嵌合操作に大きな力が必要となる
ため、作業者が意図的にロックアーム2をロック解除姿
勢にした状態で嵌合操作を行うことがある。しかし、こ
のようにすると、ロックアーム2が係合部4に突き当た
らないために節度感が得られず、嵌合状態を判断しにく
くなる。一方、他の嵌合抵抗発生手段として実開平2−
95174号公報に開示されているものがある。これ
は、図7に示すように、一対のロックアーム5と、これ
とは独立した弾性撓みが可能な抵抗アーム6とを設けた
ものであり、相手側の係合部(図示せず)に対して双方
のアーム5、6が係合されるようになっている。この構
造では、ロックアーム5がロック解除姿勢になったとし
ても抵抗アーム6は殆ど撓まないため、節度感が得られ
なくなる虞はない。しかし、抵抗アーム6はロックアー
ム5の間に割り込むようにして設けられているため、こ
の抵抗アーム6を設けるのに必要なスペース分だけロッ
クアーム5の位置が外側へ変位させれられている。その
ため、相手側コネクタの係合部の位置も外側へずらさな
ければならず、相手側コネクタの形状を変更する必要が
生じることになる。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、ロックアームがロック解除操作されても節
度感が失われず、且つ相手側コネクタの形状変更を伴わ
ずに済む嵌合抵抗発生手段を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に嵌合可能な一対のハウジングのうちの一方のハウジン
グには弾性撓み可能なロックアームが設けられ、他方の
ハウジングにはこのロックアームと係合することにより
前記両ハウジングを嵌合状態にロックする係合部が設け
られているコネクタにおいて、前記一対のハウジングの
うちのいずれか一方のハウジングには、そのハウジング
の一部を構成する形態で且つ前記ロックアームとは独立
した弾性撓みを許容された抵抗アームが設けられるとと
もに、もう一方のハウジングには前記抵抗アームと突き
当たり可能な突当部が設けられ、前記両ハウジングの嵌
合過程においては、その両ハウジングに設けたターミナ
ル同士が嵌合するより前に、前記抵抗アームが前記突当
部に突き当たることによりその抵抗アームの弾力に起因
する嵌合抵抗が発生するとともに、その嵌合抵抗に打ち
勝つ嵌合操作力によって前記抵抗アームが前記突当部か
らの解離方向へ弾性撓みすることにより前記嵌合抵抗が
緩和される構成としたところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記抵抗アームは、前記ハウジングに設けたフード
部に形成されているところに特徴を有する。請求項3の
発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記抵
抗アームが前記ハウジングの外面と平行な方向へ弾性撓
みを生じるようにしたところに特徴を有する。請求項4
の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明にお
いて、前記ロックアームが前記ハウジングの中心位置に
配されていると共に、前記抵抗アームが前記ロックアー
ムを挟む両側位置に対称的に一対配されているところに
特徴を有する。 請求項5の発明は、請求項1乃至請求項
4のいずれかの発明において、前記係合部を両側から挟
むように配したリブの前端面が前記突当部とされている
ところに特徴を有する。請求項6の発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれかの発明において、前記抵抗アーム
は、前記一対のハウジングが正規嵌合した状態において
弾性復帰するようにしたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、相
手側コネクタへの嵌合過程で、抵抗アームがリブに係合
することにより嵌合抵抗が生じ、この嵌合抵抗に打ち勝
つ力で嵌合操作が進むと抵抗アームが弾性的に撓んで嵌
合抵抗が緩和される。このとき、嵌合抵抗の緩和により
作業者が節度感を感得することができると共に、嵌合抵
抗に打ち勝った嵌合操作の勢いによって正規嵌合状態に
至る。抵抗アームはロックアームとは独立して設けられ
ているから、嵌合の際にロックアームが係合部からの解
離方向へ撓まされていても、抵抗アームがリブに係合し
て確実に嵌合抵抗が発生する。しかも、抵抗アームはロ
ックアームの側方位置に配されていて相手側コネクタの
係合部の両側に既設されているリブと係合するようにな
っているから、抵抗アームが係合するための部材を別に
設ける必要がない。このように、本発明によれば、ロッ
クアームがロック解除操作されても節度感が失われず、
且つ相手側コネクタの形状を変更せずに済ませることが
できる。
【0009】請求項2の発明においては、嵌合抵抗の増
大のために抵抗アームの撓み方向の寸法を大きくしてそ
の弾力を強化する場合には、抵抗アームの撓み方向がコ
ネクタハウジングの外面と平行であることから、抵抗ア
ームのコネクタハウジングの外面と直交する方向の寸法
は変わらずに済む。したがって、嵌合抵抗の増大を図る
ことに起因してコネクタが大型化することを防止でき
る。請求項3の発明においては、抵抗アームはロックア
ームを挟んで対称的に一対設けられているから、抵抗ア
ームによる嵌合抵抗もロックアームの両側で均等に発生
するようになり、嵌合抵抗の発生時にコネクタハウジン
グが嵌合方向に対して傾くことが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1乃至図5を参照して説明する。電気機器のハ
ウジング10には相手側コネクタ11が一体成形によっ
て設けられている。この相手側コネクタ11はハウジン
グ10から方形筒状に突出する筒状嵌合部12を有して
おり、その筒状嵌合部12内には電機機器内の回路に接
続された雄ターミナル13が突出されている。筒状嵌合
部12には雌コネクタ(本発明の構成要件であるコネク
タ)20が嵌合されるようになっている。
【0011】筒状嵌合部12の上面(図1及び図5にお
ける上側の面)には、雌コネクタ20のロックアーム2
5を係合させるための係合部14が突出して形成されて
いる。この係合部14は、両コネクタ11、20の嵌合
方向と直角な左右方向における中央位置に配されてい
る。係合部14には、雌コネクタ20との嵌合の際にロ
ックアーム25を引っ掛かりを生じさせることなく円滑
に上方へ撓むように誘導するための傾斜した誘導面15
が形成されている。また、係合部14の誘導面15と反
対側には、雌コネクタ20との嵌合方向に対して直角を
なす係止面16が形成されており、相手側コネクタ11
と雌コネクタ20が嵌合されるとこの係止面16にロッ
クアーム25が係止して両コネクタ11、20が嵌合状
態にロックされるようになっている。
【0012】筒状嵌合部12の上面においては、係合部
14を挟んで左右両側に対称に配された一対のリブ17
が形成されている。これらのリブ17は、係合部14に
対して比較的接近した位置に配されていると共に、両コ
ネクタ11、20の嵌合方向と平行をなしている。この
一対のリブ17が設けられていることにより、係合部1
4に対して他の部材が左右方向から干渉すること等が防
止されるようになっている。このように係合部14を保
護するためにその両側に一対のリブ17を設けることは
周知の構成である。
【0013】次に、本実施形態にかかる雌コネクタ20
について説明する。雌コネクタ20は、内部に雌ターミ
ナル22が収容されたコネクタハウジング21と、この
コネクタハウジング21のほぼ前半分領域を囲むフード
部23とを備えている。フード部23には、相手側コネ
クタ11の筒状嵌合部12が内嵌されるようになる。フ
ード部23の上面のうち左右方向における中央部分は上
方へ立ち上げられており、この立ち上げた部分は、嵌合
状態において筒状嵌合部12の上面と対応する作動空間
24となっている。
【0014】この作動空間24内には、コネクタハウジ
ング21の上面から前方へ片持ち状に延出して上下方向
への弾性撓みを可能とされたロックアーム25が設けら
れている。ロックアーム25は、相手側コネクタ11の
係合部14と対向するように左右方向における中央位置
に配されている。相手側コネクタ11と雌コネクタ20
が正規嵌合した状態では、ロックアーム25の先端の係
止突起26が係合部14の係止面16に係合することに
より両コネクタ11、20が離脱不能にロックされ、ま
た、ロックアーム25の後端の操作部27を押し下げ操
作すると、ロックアーム25が弾性撓みして係止突起2
6が係止面16から解離することによりロックが解除さ
れるようになっている。
【0015】フード部23のうち作動空間24内を構成
している左右一対の側壁部28には、夫々、作動空間2
4内において前方へ片持ち状に延出する抵抗アーム29
が形成されている。この抵抗アーム29は、ロックアー
ム25に対してその左右両側近傍に配され、且つロック
アーム25を中心として左右対称をなしており、両コネ
クタ11、20の嵌合の際には抵抗アーム29が相手側
コネクタ11のリブ17の外側面に沿うようになってい
る。かかる抵抗アーム29は、左右方向、即ちコネクタ
ハウジング21の上面と平行な方向へ弾性撓みを生じる
ことが可能となっている。
【0016】抵抗アーム29の先端部には、内側(ロッ
クアーム25側)へ突出する突当て突起30が形成され
ており、この突当て突起30は両コネクタ11、20の
嵌合過程においてリブ17の前端に突き当たるようにな
っている。この突当て突起30のリブ17との当接面3
1は嵌合方向に対して直角に近いきつい角度で傾斜して
いる。そのため、嵌合時の操作力によってリブ17側か
ら突当て突起30側へ作用した反力が抵抗アーム29を
外側へ弾性撓みさせる押動力として働いたときに、その
撓み方向の押動力は小さく抑えられる。したがって、抵
抗アーム29をその弾力に抗して外側へ撓ませるには、
相当大きな嵌合操作力が必要とされることになる。この
ようにして抵抗アーム29による大きな嵌合抵抗が発生
するようになり、いわゆる慣性ロックが構成されてい
る。
【0017】そして、この抵抗アーム29による嵌合抵
抗の大きさは、両コネクタ11、20の嵌合時に雄ター
ミナル13と雌ターミナル22との間で摩擦抵抗に起因
して生じる嵌合抵抗よりも大きい値となるように設定さ
れている。また、この抵抗アーム29による嵌合抵抗が
発生する状態では雄ターミナル13と雌ターミナル22
とが未嵌合となるように、各部材の寸法設定がなされて
いる。尚、突当て突起30の当接面31とは反対側の面
は、嵌合方向に対して比較的小さい角度で傾斜したガイ
ド面32となっている。このガイド面32は、リブ17
の後端縁と係合することにより抵抗アーム29を外側へ
円滑に撓ますように機能する。
【0018】次に、本実施形態の作用について説明す
る。雌コネクタ20のフード部23を相手側コネクタ1
1の筒状嵌合部12に外嵌しつつ、雌コネクタ20を相
手側コネクタ11へ押し付けるようにして嵌合操作を行
うと、その嵌合過程において雄ターミナル13に雌ター
ミナル22が嵌合する前に抵抗アーム29の突当て突起
30がリブ17の前端に突き当たり、抵抗アーム29の
弾力に起因する大きな嵌合抵抗が瞬間的に発生する。こ
の状態から相手側コネクタ11への押付力を強めると、
その押付力が抵抗アーム29による嵌合抵抗の大きさを
越えたところで、抵抗アーム29が外側へ弾性撓みして
突当て突起30がリブ17から外れ、これによって抵抗
アーム29による嵌合抵抗が急激に緩和される。この嵌
合抵抗の急激な変動により作業者は節度感を感得するこ
とができ、これによって慣性ロックの機能が発揮された
ことが判る。
【0019】このように抵抗アーム29による嵌合抵抗
が急激に緩和されると、その押付力の勢いによって両コ
ネクタ11、20の嵌合が一気に進んで正規嵌合状態に
至る。このとき、雄ターミナル13と雌ターミナル22
との間の摩擦による嵌合抵抗が生じるが、抵抗アーム2
9の嵌合抵抗を越えた押付力はターミナルによる嵌合抵
抗よりも大きいため、両ターミナルは支障なく正規嵌合
される。また、外側へ弾性撓みした抵抗アーム29は、
その突当て突起30をリブ17の外側面に摺接させた
後、正規嵌合状態において弾性復帰してリブ17の後端
縁に突当て突起30を係止させるようになる。
【0020】一方、ロックアーム25は、抵抗アーム2
9による嵌合抵抗が発生している状態では相手側コネク
タ11の係合部14とは未係合であり、抵抗アーム29
による嵌合抵抗が緩和された後にロックアーム25が上
方へ弾性撓みしつつ係合部14を乗り越え、正規嵌合状
態になると同時に係止突起26が係止面16に係止され
て、両コネクタ11、20が離脱不能にロックされる。
尚、ロックアーム25によるロックが行われている状態
では、抵抗アーム29の突当て突起30がリブ17の後
端縁に係合することによってもロックの機能が発揮され
ているから、ロック機能の信頼性が高い。
【0021】また、両コネクタ11、20を分離すると
きには、ロックアーム25によるロックを解除して両コ
ネクタ11、20を引き離すようにすればよい。このと
き、突当て突起30には引抜き方向に対して傾斜したガ
イド面32が形成されているから、抵抗アーム29は大
きな抵抗を生じさせずに外側へ弾性撓みすることがで
き、抵抗アーム29とリブ17との係合によって両コネ
クタ11、20の離脱操作に大きな支障を来すことはな
い。
【0022】上述のように、本実施形態における慣性ロ
ック機能は、ロックアーム25と係合部14との係合作
用によって発揮されるようにしているのではなく、ロッ
クアーム25とは別個に設けた抵抗アーム29によって
発揮されるようになっているため、もしロックアーム2
5がロック解除方向(上方向)へ弾性撓みしている状態
で嵌合操作が行われても、慣性ロックの機能には全く影
響がなく、慣性ロック機能の信頼性が高い。
【0023】また、相手側コネクタ11のリブ17は、
雌コネクタ20に抵抗アーム29を設けたこととは無関
係に係合部14の保護を目的として相手側コネクタ11
に既設されている周知のものである。したがって、本実
施形態の雌コネクタ20を適用するにあたって相手側コ
ネクタ11及びこれが一体成形されている電気機器の形
状を変更必要がなく、コスト面で有利となっている。さ
らに、本実施形態ではロックアーム25を雌コネクタ2
0の中心位置に配すると共にこのロックアーム25を中
心として抵抗アーム29を左右対称に設けたから、抵抗
アーム29による嵌合抵抗が左右均等に作用することに
なる。したがって、抵抗アーム29による嵌合抵抗の作
用に起因して雌コネクタ20の姿勢が左右に傾くことが
防止され、操作性に優れている。しかも、抵抗アーム2
9が1片だけの場合に比べると嵌合抵抗が2倍となって
いる。
【0024】また、抵抗アーム29による嵌合抵抗を増
大させる場合には抵抗アーム29の撓み方向である左右
方向の幅寸法を大きくすることが考えられるが、このと
きに寸法が増す方向はコネクタハウジング21のコネク
タハウジング21の上面と平行な方向であるから、コネ
クタハウジング21の高さ寸法が増すことはない。しか
も、コネクタハウジング21の上面と平行に面内におい
ては、抵抗アーム29の外側に広くスペースが空いてい
るため、コネクタハウジング21の左右幅の寸法が大き
くなる虞もない。即ち、嵌合抵抗の増大を目的として抵
抗アーム29の寸法を変更しても、コネクタハウジング
21は大型化せずに済むという効果がある。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)抵抗アームは、ロックアームの左右いずれかの片
側だけに設けるようにしてもよい。 (2)抵抗アームは、リブに対して内側(ロックアーム
側)へ弾性撓みを生じるようにしてもよい。
【0026】(3)抵抗アームの弾性撓み方向は、コネ
クタハウジングの上面に対して直角方向となるようにし
てもよい。 (4)本実施形態では、雌型のコネクタに適用した場合
について説明したが、本発明は雄型のコネクタにも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において相手側コネクタと
雌コネクタが未嵌合の状態をあらわす平面図
【図2】相手側コネクタと雌コネクタが未嵌合の状態を
あらわす断面図
【図3】相手側コネクタと雌コネクタの嵌合過程をあら
わす平面図
【図4】嵌合された相手側コネクタと雌コネクタがロッ
クされている状態をあらわす平面図
【図5】嵌合された相手側コネクタと雌コネクタがロッ
クされている状態をあらわす断面図
【図6】従来例においてコネクタ同士が未嵌合の状態を
あらわす断面図
【図7】従来例の斜視図
【符号の説明】
10…相手側コネクタ 14…係合部 17…リブ 20…雌コネクタ(コネクタ) 21…コネクタハウジング 25…ロックアーム 29…抵抗アーム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/639 H01R 13/64

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のハウジングのう
    ちの一方のハウジングには弾性撓み可能なロックアーム
    が設けられ、他方のハウジングにはこのロックアームと
    係合することにより前記両ハウジングを嵌合状態にロッ
    クする係合部が設けられているコネクタにおいて、 前記一対のハウジングのうちのいずれか一方のハウジン
    グには、そのハウジングの一部を構成する形態で且つ前
    記ロックアームとは独立した弾性撓みを許容された抵抗
    アームが設けられるとともに、もう一方のハウジングに
    は前記抵抗アームと突き当たり可能な突当部が設けら
    れ、 前記両ハウジングの嵌合過程においては、その両ハウジ
    ングに設けたターミナル同士が嵌合するより前に、前記
    抵抗アームが前記突当部に突き当たることによりその抵
    抗アームの弾力に起因する嵌合抵抗が発生するととも
    に、その嵌合抵抗に打ち勝つ嵌合操作力によって前記抵
    抗アームが前記突当部からの解離方向へ弾性撓みするこ
    とにより前記嵌合抵抗が緩和される構成としたことを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記抵抗アームは、前記ハウジングに設
    けたフード部に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記抵抗アームが前記ハウジングの外面
    と平行な方向へ弾性撓みを生じるようにしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ロックアームが前記ハウジングの中
    心位置に配されていると共に、前記抵抗アームが前記ロ
    ックアームを挟む両側位置に対称的に一対配されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記係合部を両側から挟むように配した
    リブの前端面が前記突当部とされていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記抵抗アームは、前記一対のハウジン
    グが正規嵌合した状態において弾性復帰するようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のコネクタ。
JP10829096A 1996-04-26 1996-04-26 コネクタ Expired - Lifetime JP3301522B2 (ja)

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