JP4194271B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロックアームにより相手側コネクタ取付具の嵌合状態にロックされるようにしたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コネクタ同士を嵌合する際には、嵌合過程でターミナル同士の間に生じる嵌合抵抗が増大したときに嵌合動作が完了したと作業者が勘違いする虞があり、この場合にはコネクタが半嵌合状態のままとなってしまうことになる。そこで、コネクタが半嵌合のままになることを未然に防止するために、いわゆる慣性ロックと称される機構が用いられている。これは、嵌合の過程においてターミナル間の嵌合抵抗よりも大きい嵌合抵抗を一時的に生じさせる嵌合抵抗発生手段を設け、この嵌合抵抗発生手段による嵌合抵抗に打ち勝ってその嵌合抵抗発生領域を通過したときには、その嵌合抵抗の急速な緩和により作業者が節度感を得られるとともに通過時の勢いによって両コネクタが正規嵌合状態に至る構成となっている。
【0003】
その嵌合抵抗発生手段として、図6に示すものがある。これは、一方のコネクタ1のロックアーム2を相手側コネクタ3の係合部4に係合させて両コネクタ1、3を嵌合状態にロックするようにしたものにおいて、嵌合過程でロックアーム2の先端が係合部4に突き当たったときに、ロックアーム2の弾力に起因してその突き当たり部分に生じる摩擦力が大きくなるようにしてロックアーム2が係合部4を乗り越え難くなるようにしてあり、これによって嵌合抵抗を発生させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように嵌合抵抗を増大させる構造では、嵌合操作に大きな力が必要となるため、作業者が意図的にロックアーム2をロック解除姿勢にした状態で嵌合操作を行うことがある。しかし、このようにすると、ロックアーム2が係合部4に突き当たらないために節度感が得られず、嵌合状態を判断しにくくなる。
一方、他の嵌合抵抗発生手段として実開平2−95174号公報に開示されているものがある。これは、図7に示すように、一対のロックアーム5と、これとは独立した弾性撓みが可能な抵抗アーム6とを設けたものであり、相手側の係合部(図示せず)に対して双方のアーム5、6が係合されるようになっている。この構造では、ロックアーム5がロック解除姿勢になったとしても抵抗アーム6は殆ど撓まないため、節度感が得られなくなる虞はない。しかし、抵抗アーム6はロックアーム5の間に割り込むようにして設けられているため、この抵抗アーム6を設けるのに必要なスペース分だけロックアーム5の位置が外側へ変位させれられている。そのため、相手側コネクタの係合部の位置も外側へずらさなければならず、相手側コネクタの形状を変更する必要が生じることになる。
【0005】
本願発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、ロックアームがロック解除操作されても節度感が失われず、且つ相手側コネクタの形状変更を伴わずに済む嵌合抵抗発生手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のハウジングのうちの一方のハウジングには弾性撓み可能なロックアームが設けられ、他方のハウジングは前記一方のハウジングを嵌合可能な筒状嵌合部を有するとともに、この筒状嵌合部の外面には前記ロックアームと係合することにより前記両ハウジングを嵌合状態にロックする係合部が設けられているものにおいて、前記一方のハウジングには同ハウジングと一体に形成されかつ前記ロックアームのロック操作による弾性撓みとは独立した弾性撓みを許容されかつ前記両ハウジングの嵌合方向に対して直角に近い角度の当接面を有する抵抗アームが設けられる一方、前記筒状嵌合部には前記抵抗アームの前記当接面と突き当たり可能な突当部が、前記係合部から離間して独立して設けられ、前記ロックアームが前記一方のハウジングの中心位置に配されていると共に、前記抵抗アームが前記ロックアームを挟む両側位置に対称的に一対配され、前記両ハウジングの嵌合過程において前記抵抗アームの前記当接面が前記突当部に突き当たることによりその抵抗アームの弾力に起因する嵌合抵抗が発生するとともに、その嵌合抵抗に打ち勝つ嵌合操作力によって前記抵抗アームが前記突当部からの解離方向へ弾性撓みして前記当接面が前記突当部から外れることにより前記嵌合抵抗が急激に緩和された後の慣性力をもって前記一方のハウジングが一気に前記嵌合状態へと至らしめる構成としたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記抵抗アームが前記一方のハウジングの外面と平行な方向へ弾性撓みを生じるようにされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記係合部を両側から挟むように配したリブの前端面が前記突当部とされているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、前記抵抗アームは、前記一対のハウジングが正規嵌合した状態において弾性復帰するようにしたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
請求項1の発明においては、相手側コネクタへの嵌合過程で、抵抗アームが突当部に係合することにより嵌合抵抗が生じ、この嵌合抵抗に打ち勝つ力で嵌合操作が進むと抵抗アームが弾性的に撓んで嵌合抵抗が緩和される。このとき、嵌合抵抗の緩和により作業者が節度感を感得することができると共に、嵌合抵抗に打ち勝った嵌合操作の勢いによって正規嵌合状態に至る。
抵抗アームはロックアームとは独立して設けられているから、嵌合の際にロックアームが係合部からの解離方向へ撓まされていても、抵抗アームが突当部に係合して確実に嵌合抵抗が発生する。
抵抗アームはロックアームを挟んで対称的に一対設けられているから、抵抗アームによる嵌合抵抗もロックアームの両側で均等に発生するようになり、嵌合抵抗の発生時にコネクタハウジングが嵌合方向に対して傾くことが防止される。
【0009】
請求項2の発明においては、嵌合抵抗の増大のために抵抗アームの撓み方向の寸法を大きくしてその弾力を強化する場合には、抵抗アームの撓み方向がコネクタハウジングの外面と平行であることから、抵抗アームのコネクタハウジングの外面と直交する方向の寸法は変わらずに済む。したがって、嵌合抵抗の増大を図ることに起因してコネクタが大型化することを防止できる。
請求項3の発明においては、抵抗アームは相手側コネクタの係合部の両側に既設されているリブと係合するようになっているから、抵抗アームが係合するための部材を別に設ける必要がない。
請求項4の発明においては、両ハウジングが正規嵌合したときに抵抗アームが弾性復帰した状態とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。
電気機器のハウジング10には相手側コネクタ11が一体成形によって設けられている。この相手側コネクタ11はハウジング10から方形筒状に突出する筒状嵌合部12を有しており、その筒状嵌合部12内には電機機器内の回路に接続された雄ターミナル13が突出されている。筒状嵌合部12には雌コネクタ(本発明の構成要件であるコネクタ)20が嵌合されるようになっている。
【0011】
筒状嵌合部12の上面(図1及び図5における上側の面)には、雌コネクタ20のロックアーム25を係合させるための係合部14が突出して形成されている。この係合部14は、両コネクタ11、20の嵌合方向と直角な左右方向における中央位置に配されている。係合部14には、雌コネクタ20との嵌合の際にロックアーム25を引っ掛かりを生じさせることなく円滑に上方へ撓むように誘導するための傾斜した誘導面15が形成されている。また、係合部14の誘導面15と反対側には、雌コネクタ20との嵌合方向に対して直角をなす係止面16が形成されており、相手側コネクタ11と雌コネクタ20が嵌合されるとこの係止面16にロックアーム25が係止して両コネクタ11、20が嵌合状態にロックされるようになっている。
【0012】
筒状嵌合部12の上面においては、係合部14を挟んで左右両側に対称に配された一対のリブ17が形成されている。これらのリブ17は、係合部14に対して比較的接近した位置に配されていると共に、両コネクタ11、20の嵌合方向と平行をなしている。この一対のリブ17が設けられていることにより、係合部14に対して他の部材が左右方向から干渉すること等が防止されるようになっている。このように係合部14を保護するためにその両側に一対のリブ17を設けることは周知の構成である。
【0013】
次に、本実施形態にかかる雌コネクタ20について説明する。
雌コネクタ20は、内部に雌ターミナル22が収容されたコネクタハウジング21と、このコネクタハウジング21のほぼ前半分領域を囲むフード部23とを備えている。フード部23には、相手側コネクタ11の筒状嵌合部12が内嵌されるようになる。フード部23の上面のうち左右方向における中央部分は上方へ立ち上げられており、この立ち上げた部分は、嵌合状態において筒状嵌合部12の上面と対応する作動空間24となっている。
【0014】
この作動空間24内には、コネクタハウジング21の上面から前方へ片持ち状に延出して上下方向への弾性撓みを可能とされたロックアーム25が設けられている。ロックアーム25は、相手側コネクタ11の係合部14と対向するように左右方向における中央位置に配されている。相手側コネクタ11と雌コネクタ20が正規嵌合した状態では、ロックアーム25の先端の係止突起26が係合部14の係止面16に係合することにより両コネクタ11、20が離脱不能にロックされ、また、ロックアーム25の後端の操作部27を押し下げ操作すると、ロックアーム25が弾性撓みして係止突起26が係止面16から解離することによりロックが解除されるようになっている。
【0015】
フード部23のうち作動空間24内を構成している左右一対の側壁部28には、夫々、作動空間24内において前方へ片持ち状に延出する抵抗アーム29が形成されている。この抵抗アーム29は、ロックアーム25に対してその左右両側近傍に配され、且つロックアーム25を中心として左右対称をなしており、両コネクタ11、20の嵌合の際には抵抗アーム29が相手側コネクタ11のリブ17の外側面に沿うようになっている。かかる抵抗アーム29は、左右方向、即ちコネクタハウジング21の上面と平行な方向へ弾性撓みを生じることが可能となっている。
【0016】
抵抗アーム29の先端部には、内側(ロックアーム25側)へ突出する突当て突起30が形成されており、この突当て突起30は両コネクタ11、20の嵌合過程においてリブ17の前端に突き当たるようになっている。この突当て突起30のリブ17との当接面31は嵌合方向に対して直角に近いきつい角度で傾斜している。そのため、嵌合時の操作力によってリブ17側から突当て突起30側へ作用した反力が抵抗アーム29を外側へ弾性撓みさせる押動力として働いたときに、その撓み方向の押動力は小さく抑えられる。したがって、抵抗アーム29をその弾力に抗して外側へ撓ませるには、相当大きな嵌合操作力が必要とされることになる。このようにして抵抗アーム29による大きな嵌合抵抗が発生するようになり、いわゆる慣性ロックが構成されている。
【0017】
そして、この抵抗アーム29による嵌合抵抗の大きさは、両コネクタ11、20の嵌合時に雄ターミナル13と雌ターミナル22との間で摩擦抵抗に起因して生じる嵌合抵抗よりも大きい値となるように設定されている。また、この抵抗アーム29による嵌合抵抗が発生する状態では雄ターミナル13と雌ターミナル22とが未嵌合となるように、各部材の寸法設定がなされている。
尚、突当て突起30の当接面31とは反対側の面は、嵌合方向に対して比較的小さい角度で傾斜したガイド面32となっている。このガイド面32は、リブ17の後端縁と係合することにより抵抗アーム29を外側へ円滑に撓ますように機能する。
【0018】
次に、本実施形態の作用について説明する。
雌コネクタ20のフード部23を相手側コネクタ11の筒状嵌合部12に外嵌しつつ、雌コネクタ20を相手側コネクタ11へ押し付けるようにして嵌合操作を行うと、その嵌合過程において雄ターミナル13に雌ターミナル22が嵌合する前に抵抗アーム29の突当て突起30がリブ17の前端に突き当たり、抵抗アーム29の弾力に起因する大きな嵌合抵抗が瞬間的に発生する。この状態から相手側コネクタ11への押付力を強めると、その押付力が抵抗アーム29による嵌合抵抗の大きさを越えたところで、抵抗アーム29が外側へ弾性撓みして突当て突起30がリブ17から外れ、これによって抵抗アーム29による嵌合抵抗が急激に緩和される。この嵌合抵抗の急激な変動により作業者は節度感を感得することができ、これによって慣性ロックの機能が発揮されたことが判る。
【0019】
このように抵抗アーム29による嵌合抵抗が急激に緩和されると、その押付力の勢いによって両コネクタ11、20の嵌合が一気に進んで正規嵌合状態に至る。このとき、雄ターミナル13と雌ターミナル22との間の摩擦による嵌合抵抗が生じるが、抵抗アーム29の嵌合抵抗を越えた押付力はターミナルによる嵌合抵抗よりも大きいため、両ターミナルは支障なく正規嵌合される。また、外側へ弾性撓みした抵抗アーム29は、その突当て突起30をリブ17の外側面に摺接させた後、正規嵌合状態において弾性復帰してリブ17の後端縁に突当て突起30を係止させるようになる。
【0020】
一方、ロックアーム25は、抵抗アーム29による嵌合抵抗が発生している状態では相手側コネクタ11の係合部14とは未係合であり、抵抗アーム29による嵌合抵抗が緩和された後にロックアーム25が上方へ弾性撓みしつつ係合部14を乗り越え、正規嵌合状態になると同時に係止突起26が係止面16に係止されて、両コネクタ11、20が離脱不能にロックされる。
尚、ロックアーム25によるロックが行われている状態では、抵抗アーム29の突当て突起30がリブ17の後端縁に係合することによってもロックの機能が発揮されているから、ロック機能の信頼性が高い。
【0021】
また、両コネクタ11、20を分離するときには、ロックアーム25によるロックを解除して両コネクタ11、20を引き離すようにすればよい。このとき、突当て突起30には引抜き方向に対して傾斜したガイド面32が形成されているから、抵抗アーム29は大きな抵抗を生じさせずに外側へ弾性撓みすることができ、抵抗アーム29とリブ17との係合によって両コネクタ11、20の離脱操作に大きな支障を来すことはない。
【0022】
上述のように、本実施形態における慣性ロック機能は、ロックアーム25と係合部14との係合作用によって発揮されるようにしているのではなく、ロックアーム25とは別個に設けた抵抗アーム29によって発揮されるようになっているため、もしロックアーム25がロック解除方向(上方向)へ弾性撓みしている状態で嵌合操作が行われても、慣性ロックの機能には全く影響がなく、慣性ロック機能の信頼性が高い。
【0023】
また、相手側コネクタ11のリブ17は、雌コネクタ20に抵抗アーム29を設けたこととは無関係に係合部14の保護を目的として相手側コネクタ11に既設されている周知のものである。したがって、本実施形態の雌コネクタ20を適用するにあたって相手側コネクタ11及びこれが一体成形されている電気機器の形状を変更必要がなく、コスト面で有利となっている。
さらに、本実施形態ではロックアーム25を雌コネクタ20の中心位置に配すると共にこのロックアーム25を中心として抵抗アーム29を左右対称に設けたから、抵抗アーム29による嵌合抵抗が左右均等に作用することになる。したがって、抵抗アーム29による嵌合抵抗の作用に起因して雌コネクタ20の姿勢が左右に傾くことが防止され、操作性に優れている。しかも、抵抗アーム29が1片だけの場合に比べると嵌合抵抗が2倍となっている。
【0024】
また、抵抗アーム29による嵌合抵抗を増大させる場合には抵抗アーム29の撓み方向である左右方向の幅寸法を大きくすることが考えられるが、このときに寸法が増す方向はコネクタハウジング21のコネクタハウジング21の上面と平行な方向であるから、コネクタハウジング21の高さ寸法が増すことはない。しかも、コネクタハウジング21の上面と平行に面内においては、抵抗アーム29の外側に広くスペースが空いているため、コネクタハウジング21の左右幅の寸法が大きくなる虞もない。即ち、嵌合抵抗の増大を目的として抵抗アーム29の寸法を変更しても、コネクタハウジング21は大型化せずに済むという効果がある。
【0025】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)抵抗アームは、ロックアームの左右いずれかの片側だけに設けるようにしてもよい。
(2)抵抗アームは、リブに対して内側(ロックアーム側)へ弾性撓みを生じるようにしてもよい。
【0026】
(3)抵抗アームの弾性撓み方向は、コネクタハウジングの上面に対して直角方向となるようにしてもよい。
(4)本実施形態では、雌型のコネクタに適用した場合について説明したが、本発明は雄型のコネクタにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において相手側コネクタと雌コネクタが未嵌合の状態をあらわす平面図
【図2】相手側コネクタと雌コネクタが未嵌合の状態をあらわす断面図
【図3】相手側コネクタと雌コネクタの嵌合過程をあらわす平面図
【図4】嵌合された相手側コネクタと雌コネクタがロックされている状態をあらわす平面図
【図5】嵌合された相手側コネクタと雌コネクタがロックされている状態をあらわす断面図
【図6】従来例においてコネクタ同士が未嵌合の状態をあらわす断面図
【図7】従来例の斜視図
【符号の説明】
10…相手側コネクタ
14…係合部
17…リブ
20…雌コネクタ(コネクタ)
21…コネクタハウジング
25…ロックアーム
29…抵抗アーム
Claims (4)
- 互いに嵌合可能な一対のハウジングのうちの一方のハウジングには弾性撓み可能なロックアームが設けられ、他方のハウジングは前記一方のハウジングを嵌合可能な筒状嵌合部を有するとともに、この筒状嵌合部の外面には前記ロックアームと係合することにより前記両ハウジングを嵌合状態にロックする係合部が設けられているものにおいて、
前記一方のハウジングには同ハウジングと一体に形成されかつ前記ロックアームのロック操作による弾性撓みとは独立した弾性撓みを許容されかつ前記両ハウジングの嵌合方向に対して直角に近い角度の当接面を有する抵抗アームが設けられる一方、前記筒状嵌合部には前記抵抗アームの前記当接面と突き当たり可能な突当部が、前記係合部から離間して独立して設けられ、
前記ロックアームが前記一方のハウジングの中心位置に配されていると共に、前記抵抗アームが前記ロックアームを挟む両側位置に対称的に一対配され、
前記両ハウジングの嵌合過程において前記抵抗アームの前記当接面が前記突当部に突き当たることによりその抵抗アームの弾力に起因する嵌合抵抗が発生するとともに、その嵌合抵抗に打ち勝つ嵌合操作力によって前記抵抗アームが前記突当部からの解離方向へ弾性撓みして前記当接面が前記突当部から外れることにより前記嵌合抵抗が急激に緩和された後の慣性力をもって前記一方のハウジングが一気に前記嵌合状態へと至らしめる構成としたことを特徴とするコネクタ。 - 前記抵抗アームが前記一方のハウジングの外面と平行な方向へ弾性撓みを生じるようにしたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記係合部を両側から挟むように配したリブの前端面が前記突当部とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
- 前記抵抗アームは、前記一対のハウジングが正規嵌合した状態において弾性復帰するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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