JP2622935B2 - ラッチ式電気コネクタ - Google Patents

ラッチ式電気コネクタ

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JP2622935B2 JP5207303A JP20730393A JP2622935B2 JP 2622935 B2 JP2622935 B2 JP 2622935B2 JP 5207303 A JP5207303 A JP 5207303A JP 20730393 A JP20730393 A JP 20730393A JP 2622935 B2 JP2622935 B2 JP 2622935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電気コネクタに係
り、より詳細には、一対の嵌合コネクタ部分をラッチ解
除する改良された手段を有するラッチ式電気コネクタに
係る。
【０００２】
【従来の技術】ほとんどの嵌合電気コネクタは、雄と雌
のコネクタ部分を押し／引きする操作によって嵌合され
る。これらのコネクタ部分は、嵌合が解除するのを防止
するために嵌合状態にラッチすることがしばしば所望さ
れる。ある用途では、ラッチ機構はこれらコネクタ部分
を単に嵌合状態に保持するように設計されているだけ
で、コネクタ部分を容易に解離することができない。他
の用途では、ラッチ機構は、それ自体を物理的に解除し
なければコネクタ部分を解離することができない（例え
ば、特開昭５７−１６２２８０号公報に開示された電気
コネクタアセンブリ。）。この用途では、ラッチ機構の
設計上の理由で、又はコネクタ部分のサイズが小さくて
手で操作することが非常に困難であるために、コネクタ
部分を解離することが非常に困難であるか又はやっかい
である。実際に、あるラッチ／解離機構では、ユーザが
コネクタ部分を片手で物理的に保持しながらラッチ機構
を他方の手で解除することが必要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気コネクタ用のラッ
チ機構は種々様々なものが知られている。多くのラッチ
機構は、フレキシブルな又は弾力性のラッチアームや、
コネクタ部分のフレキシブルな壁に設けられたカムラッ
チ等を使用しており、これらは全て弾力性のスナップロ
ック動作で機能する。換言すれば、一対の電気コネクタ
部分は嵌合時に自動的にラッチされ、これらコネクタ部
分を解離するためにはラッチ機構を解除又は解離しなけ
ればならない。ラッチ機構がコネクタ嵌合時にラッチ状
態にパチンと入る場合には、コネクタ部分を解離する前
にラッチ機構をラッチ状態から解除しなければならな
い。コネクタ部分のラッチ状態を解除するためには余計
な手操作が要求されるために、常に問題が生じる。
【０００４】又、ラッチ機構は、電気コネクタの設計
上、別の問題も生じる。例えば、ラッチ機構は突出部を
形成することがしばしばあり、このような突出部は電気
ワイヤのような外部部品の妨げとなったりそれを引っ掛
けたりすることがある。又、ラッチアームは、電気コネ
クタのハウジングと一体的に成形されているので、破壊
することがしばしばある。
【０００５】
【目的】本発明は、上記のようにワイヤその他の外部部
品を巻き添えにすることも破壊することもなく、機構に
おいては簡単に片手でのラッチ解除操作を可能とするこ
とにより公知のラッチ機構の上記問題を解消することの
できるラッチ式の電気コネクタを提供することを目的と
している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、所与の嵌合方
向に嵌合することのできる雌型コネクタ部分と雄型コネ
クタ部分とを備えたラッチ式電気コネクタであって、上
記雌型コネクタ部分は一対のラッチ機構を備え、これら
ラッチ機構は、雌雄両コネクタ部分を嵌合するときに雄
型コネクタ部分の相補的なラッチ手段に相互係合して、
雌雄両コネクタ部分が解離しないようにし、そして上記
ラッチ機構は上記嵌合方向に対して横方向に撓んで上記
雄型コネクタ部分のラッチ手段とラッチ係合したり解離
したりするように動くことができるラッチ式電気コネク
タにおいて、上記ラッチ機構が雌型コネクタ部分を構成
した絶縁ハウジングの互いに対向する側壁の内面に設け
てあり、雄型コネクタ部分を構成した絶縁ハウジングの
側壁の外面に設けたラッチボスと相互係合可能としてあ
ると共に、上記雌型コネクタ部分の絶縁ハウジングのラ
ッチ機構を設けた部分が、側壁内に窓を形成することに
よって嵌合方向に対して横方向に撓むことを可能として
あり、かつ、上記ラッチ機構を設けた両側壁に、絶縁ハ
ウジングの上壁に沿って、外方に突出させて設けた横方
向バンドが一体に接続してあり、この横方向バンドを絶
縁ハウジングの下壁に向かって内方に撓ませることによ
って、上記ラッチ機構を設けた両側壁が外方に撓んで、
ラッチ機構とラッチボスのラッチ係合が解離されるよう
にして、上記横方向バンドがラッチ解除手段を構成して
いることを特徴とするラッチ式電気コネクタである。
【０００７】また、別の本発明は、所与の嵌合方向に嵌
合することのできる雌型コネクタ部分と雄型コネクタ部
分とを備えたラッチ式電気コネクタであって、上記雄型
コネクタ部分は一対のラッチ機構を備え、これらラッチ
機構は、雌雄両コネクタ部分を嵌合するときに雌型コネ
クタ部分の相補的なラッチ手段に相互係合して、雌雄両
コネクタ部分が解離しないようにし、そして上記ラッチ
機構は上記嵌合方向に対して横方向に撓んで上記雌型コ
ネクタ部分のラッチ手段とラッチ係合したり解離したり
するように動くことができるラッチ式電気コネクタにお
いて、上記ラッチ機構が雄型コネクタ部分の絶縁ハウジ
ングに一体に成形され、先端のラッチフック部分が互い
に対向するように設けられた一対のラッチアームで構成
され、雌型コネクタ部分の絶縁ハウジングの外面に設け
たラッチボスと相互係合可能としてあると共に、上記ラ
ッチアームのラッチフック部分間に、フレキシブルな弧
状のラッチ解除部材が接続してあり、このラッチ解除部
材の中間部分を雄型コネクタ部分の絶縁ハウジング側に
向けて撓ませることによって、上記ラッチアームが外方
に撓んで、ラッチフック部分とラッチボスのラッチ係合
が解離されるようにして、上記フレキシブルな弧状のラ
ッチ解除部材がラッチ解除手段を構成していることを特
徴とするラッチ式電気コネクタである。
【０００８】上記のフレキシブルな弧状のラッチ解除部
材は、絶縁ハウジングおよびラッチアームと共に一体成
形されたものとすることができ、或は、ラッチアームの
ラッチフック部分間に取り付けられて、ラッチアームに
接続されたものとすることもできる。
【０００９】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を
詳細に説明する。添付図面の図１に示す本発明の第１の
実施例によれば、雄型コネクタ部分１０は、雌型コネク
タ部分１２に嵌合することができる。これらのコネクタ
部分１０、１２は、矢印Ａで示された所与の嵌合方向に
嵌合及び解離することができる。雄型コネクタ部分１０
は略長方形の絶縁ハウジング１４を備え、該絶縁ハウジ
ング１４は一対の側壁１６を備えている。この絶縁ハウ
ジング１４には、適当な端子（図示せず）が取付けられ
て、適当な電気ワイヤ１８に終端される。絶縁ハウジン
グ１４は、プラスチック等の絶縁材料で一体的に成形さ
れ、各側壁１６から外方に突出するラッチボス２０を含
んでいる。各ラッチボス２０は、前方に向いた傾斜部即
ちカム面２０ａを備えている。
【００１０】雌型コネクタ部分１２は、プラスチック等
の絶縁材料で一体的に成形された絶縁ハウジング２２を
備えている。この絶縁ハウジング２２は、その中に適当
な端子を取り付け、これら端子は適当な電気ワイヤ２４
に終端される。例えば、これら端子は、雄型コネクタ部
分１０の絶縁ハウジング１４内に設けられたピン接点を
受け入れるためのソケット接点２６である。雌型コネク
タ部分１２の一体成形の絶縁ハウジング２２は、上壁２
８と、下壁３０と、一対の側壁３２とを備え、これらは
互いに協同して、雄型コネクタ部分１０の絶縁ハウジン
グ１４を受け入れるための略長方形の雌型くぼみを形成
する。
【００１１】更に、雌型コネクタ部分１２の絶縁ハウジ
ング２２は、側壁３２から内方に突出する一対のラッチ
機構３４を備えている。これらラッチ機構３４は、雄型
コネクタ部分１０と雌型コネクタ部分１２を完全に嵌合
するときに雄型コネクタ部分１０の絶縁ハウジング１４
のラッチボス２０のカム面２０ａに載せられてラッチボ
ス２０の後方にパチンとロックされるように設計され
る。このため、側壁３２は、上壁２８の側縁３６におい
て離間されており、そして側壁３２には開口即ち窓３８
が設けられていて、ラッチ機構３４のためのフレキシビ
リティ即ち弾力性が与えられ、これにより、雌雄コネク
タ部分１０、１２同志を嵌合する際にラッチ機構３４及
びその周囲の壁部分は外方（即ち、嵌合方向Ａに対して
横方向）に撓むことができ、ラッチ機構３４は雄型コネ
クタ部分１０のラッチボス２０の後方に自動的にパチン
と入ってロック状態となる。
【００１２】図１と共に図２ないし図４を参照すれば、
雄型コネクタ部分１０が固定されているか又はユーザの
片手で保持されている間にユーザの他方の手で雌型コネ
クタ部分１２を操作することによりユーザがこれら雌雄
コネクタ部分１０、１２をラッチ解除するための改良さ
れたラッチ解除手段が設けられる。より詳細には、雌型
コネクタ部分１２の外方に曲げられたフレキシブルな横
方向バンド４０が設けられ、このラッチ解除手段である
横方向バンド４０は雌型コネクタ部分１２の絶縁ハウジ
ング２２と一体成形することによってラッチ機構３４に
結合される。図１及び図３は、この横方向バンド４０を
その通常の非押圧状態で示しており、即ち雌型コネクタ
部分１２に対して外方に突出した状態で示している。図
２は、このラッチ解除手段たる横方向バンド４０がその
非押圧状態において雌型コネクタ部分１２から上方にい
かに突出するかを示している。雄及び雌のコネクタ部分
１０、１２が嵌合状態にあってラッチ機構３４とラッチ
ボス２０がラッチ状態に相互係合するときには、横方向
バンド４０は、図１ないし図３に示すように、非押圧状
態にある。
【００１３】嵌合状態を解除することが所望されるとき
には、矢印Ｂで示す方向にラッチ解除手段たる横方向バ
ンド４０に内方の力を加える。これは、単にユーザが横
方向バンド４０の上面と絶縁ハウジング２２の下壁３０
とに対して雌型コネクタ部分１２を指で挟むだけで行な
うことができる。実際に、雌型コネクタ部分１２は、こ
れを挟んで引っ張るという手操作でラッチ解除すること
ができる。
【００１４】図４は、ラッチ解除手段を構成した横方向
バンド４０が矢印Ｂの方向に押されたところを示してお
り、図４に示すように横方向バンド４０を押圧したラッ
チ解除状態と、図３に示すように横方向バンド４０が外
方に突出している非押圧状態とを比較されたい。図４に
示すように横方向バンド４０が押圧された（即ち、絶縁
ハウジング２２に向かって圧縮された）ときには、ラッ
チ機構３４は、矢印Ｃの方向に外方に押しやられる。こ
の動作により、ラッチ機構３４は、雄型コネクタ部分１
０のラッチボス２０の後方のロック状態から横方向外方
に動かされ、雄及び雌のコネクタ部分１０、１２を容易
に解離することができる。
【００１５】図５に示す本発明の別の実施例によれば、
電気コネクタは、雌型コネクタ部分４２と、雄型コネク
タ部分４４とを備えている。雌型コネクタ部分４２は、
リセプタクル４６を画成する単なる円筒状の絶縁ハウジ
ングとして示されている。図１の雄型コネクタ部分１０
のラッチボス２０と同様に、雌型コネクタ部分４２は、
前方を向いた傾斜面即ちカム面４８ａを含む一対のラッ
チボス４８を備えている。これらのラッチボス４８は、
雌型コネクタ部分４２の直径方向に対向する側部から横
方向外方に突出している。雌雄コネクタ部分４２及び４
４は矢印Ｄの方向に嵌合及び解離される。
【００１６】雄型コネクタ部分４４は、電気ケーブル５
２に終端するための適当な端子を取り付ける円筒状の絶
縁ハウジング５０を備えている。この雄型コネクタ部分
４４の前方嵌合端５４は、雌型コネクタ部分４２のリセ
プタクル４６に挿入できるサイズとされる。上記前方嵌
合端５４とリセプタクル４６の内側とをシールするため
の一対のシールリング５６を設けてもよい。
【００１７】雄型コネクタ部分４４には、一対の前方に
突出するフレキシブルな片持梁式のラッチアーム５８の
形態のラッチ手段が設けられ、該ラッチ手段はその基端
５８ａにおいて絶縁ハウジング５０に一体成形されそし
てその先端においてラッチフック部分６０を画成する。
雄型コネクタ部分４４が雌型コネクタ部分４２に嵌合さ
れるときには、片持梁式のラッチアーム５８のラッチフ
ック部分６０が雌型コネクタ部分４２のラッチボス４８
のカム面４８ａに載せられ、ラッチフック部分６０はラ
ッチボス４８の後方に自動的にパチンとロックされる。
換言すれば、片持梁式のラッチアーム５８のフレキシビ
リティにより、ラッチフック部分６０は矢印Ｅの方向に
横方向外方に動いて、ラッチボス４８の後方に自動的に
復帰してパチンとロックする。
【００１８】図５に示す実施例のラッチ解除手段は、片
持梁式のラッチアーム５８間に接続されてそれらの先端
を接合するフレキシブルな弧状のラッチ解除部材６２に
よって形成され、該ラッチ解除部材６２は各ラッチアー
ム５８のラッチフック部分６０を接合する。このフレキ
シブルな弧状のラッチ解除部材６２は、ラッチアーム５
８の先端間にそれと一体的に成形することもできるし、
或いはラッチアーム５８の先端に設けられた適当な穴を
通して延びるフレキシブルな個別のプラスチック部品に
よって形成することもできる。いずれにせよ、このラッ
チ解除部材６２は、矢印Ｄで示す雌雄コネクタ部分４
２、４４の嵌合方向Ｄに対して横方向にフレキシブルで
ある。
【００１９】図６は、フレキシブルな弧状のラッチ解除
部材６２の通常の状態、即ち非押圧状態を示している。
これは、ラッチアーム５８のラッチフック部分６０が雌
型コネクタ部分４２のラッチボス４８の後方にパチンと
ロックされる時のラッチ解除部材６２の形状を示してい
る。
【００２０】雌雄両コネクタ部分４２、４４を解離する
ことが所望されるときには、図７に示すように、ユーザ
は、矢印Ｆの方向にラッチ解除部材６２の中間部に内方
の力を加えるだけである。図７と図６を比較すると、ラ
ッチアーム５８のラッチフック部分６０が矢印Ｇの方向
に外方に動かされていることが明らかであろう。換言す
れば、ラッチフック部分６０は、好ましくは該ラッチフ
ック部分から９０。離間された位置においてラッチ解除
部材６２に加えられる内方に撓む力に応答して、雌型コ
ネクタ部分４２のラッチボス４８とのラッチ即ちロック
状態から外れるように動かされる。図１ないし図４の実
施例の場合と同様に、ユーザは、単に雄型コネクタ部分
４４を把持して、そのラッチ解除部材６２を指で内方に
挟むだけでよく、この１つの、挟んで引っ張る操作によ
って雌雄両コネクタ部分４２、４４をラッチ解除して解
離することができる。
【００２１】又、図５ないし図７の実施例のフレキシブ
ルな弧状のラッチ解除部材６２は、別の効果も発揮す
る。前記で述べたように、多くの電気コネクタは、片持
梁式のラッチアームをラッチ機構として使用している。
これらのラッチアームは、壊れたり曲がったりすること
が分かっている。ラッチ解除部材６２は、ラッチアーム
５８が外方に過剰にストレスを受ける（これはフレキシ
ビリティを失うことになる）のを防止すると共に、ラッ
チアーム５８が雄型コネクタ部分４４から完全に折れな
いように保護する。更に、図５を参照すれば、これまで
入手できる電気コネクタのラッチアームにはワイヤ６４
のような余計な物体が絡まったり引っ掛かることがある
と分かっている。ラッチ解除部材６２は、これら余計な
物体がラッチアーム５８の下に入るのを防止する。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、ワイヤその他の外部部品が絡まったり引っ掛か
ることがなく、しかも、簡単な操作で片手でラッチ解除
を行なうことのできる新規なラッチ機構を備えたラッチ
式電気コネクタが提供された。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるラッチ式電気コネクタの一実施例
を示す斜視図である。
【図２】図１のラッチ式電気コネクタの雌型コネクタ部
分を示す側面図である。
【図３】図２の左端に向かって見た雌型コネクタ部分の
端面図である。
【図４】図３と同様の図であるが、ラッチ解除手段たる
横方向バンドを押圧して雌雄コネクタ部分を解離すると
ころを示した図である。
【図５】本発明によるラッチ式電気コネクタの別の実施
例を示す斜視図である。
【図６】図５のラッチ式電気コネクタの雄型コネクタ部
分の右端に向かって見た端面図であって、ラッチアーム
がラッチ状態にあるところを示した図である。
【図７】図６と同様の図であるが、ラッチアームのラッ
チを解除するためにラッチ解除部材を変形したところを
示す図である。
【符号の説明】
１０ 雄型コネクタ部分 １２ 雌型コネクタ部分 １４ 絶縁ハウジング １６ 側壁 ２０ ラッチボス ２２ 絶縁ハウジング ２６ ソケット接点 ３４ ラッチ機構 ４０ ラッチ解除手段たる横方向バンド ４２ 雌型コネクタ部分 ４４ 雄型コネクタ部分 ５８ 片持梁式のラッチアーム ６０ ラッチフック部分 ６２ フレキシブルな弧状のラッチ解除部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビル ビー ウイルソン アメリカ合衆国 イリノイ州 モントゴ メリイー フアーンウッド ドライブ 104 (56)参考文献 特開 昭57−162280（ＪＰ，Ａ)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 所与の嵌合方向Ａに嵌合することのでき
    る雌型コネクタ部分１２と雄型コネクタ部分１０とを備
    えたラッチ式電気コネクタであって、上記雌型コネクタ
    部分１２は一対のラッチ機構３４を備え、これらラッチ
    機構３４は、雌雄両コネクタ部分１２、１０を嵌合する
    ときに雄型コネクタ部分１０の相補的なラッチ手段２０
    に相互係合して、雌雄両コネクタ部分１２、１０が解離
    しないようにし、そして上記ラッチ機構３４は上記嵌合
    方向Ａに対して横方向に撓んで上記雄型コネクタ部分１
    ０のラッチ手段２０とラッチ係合したり解離したりする
    ように動くことができるラッチ式電気コネクタにおい
    て、 上記ラッチ機構３４が雌型コネクタ部分１２を構成した
    絶縁ハウジング２２の互いに対向する側壁３２の内面に
    設けてあり、雄型コネクタ部分１０を構成した絶縁ハウ
    ジング１４の側壁１６の外面に設けたラッチボス２０と
    相互係合可能としてあると共に、上記雌型コネクタ部分
    １２の絶縁ハウジング２２のラッチ機構３４を設けた部
    分が、側壁３２内に窓３８を形成することによって嵌合
    方向Ａに対して横方向に撓むことを可能としてあり、か
    つ、上記ラッチ機構３４を設けた両側壁３２に、絶縁ハ
    ウジング２２の上壁２８に沿って、外方に突出させて設
    けた横方向バンド４０が一体に接続してあり、この横方
    向バンド４０を絶縁ハウジング２２の下壁３０に向かっ
    て内方に撓ませることによって、上記ラッチ機構３４を
    設けた両側壁３２が外方に撓んで、ラッチ機構３４とラ
    ッチボス２０のラッチ係合が解離されるようにして、上
    記横方向バンド４０がラッチ解除手段を構成しているこ
    とを特徴とするラッチ式電気コネクタ。
  2. 【請求項２】 所与の嵌合方向Ｄに嵌合することのでき
    る雌型コネクタ部分４２と雄型コネクタ部分４４とを備
    えたラッチ式電気コネクタであって、上記雄型コネクタ
    部分４４は一対のラッチ機構５８を備え、これらラッチ
    機構５８は、雌雄両コネクタ部分４２、４４を嵌合する
    ときに雌型コネクタ部分４２の相補的なラッチ手段４８
    に相互係合して、雌雄両コネクタ部分４２、４４が解離
    しないようにし、そして上記ラッチ機構５８は上記嵌合
    方向Ｄに対して横方向に撓んで上記雌型コネクタ部分４
    ２のラッチ手段４８とラッチ係合したり解離したりする
    ように動くことができるラッチ式電気コネクタにおい
    て、 上記ラッチ機構５８が雄型コネクタ部分４４の絶縁ハウ
    ジング５０に一体に成形され、先端のラッチフック部分
    ６０が互いに対向するように設けられた一対のラッチア
    ーム５８で構成され、雌型コネクタ部分４２の絶縁ハウ
    ジングの外面に設けたラッチボス４８と相互係合可能と
    してあると共に、上記ラッチアーム５８のラッチフック
    部分６０間に、フレキシブルな弧状のラッチ解除部材６
    ２が接続してあり、このラッチ解除部材６２の中間部分
    を雄型コネクタ部分４４の絶縁ハウジング５０側に向け
    て撓ませることによって、上記ラッチアーム５８が外方
    に撓んで、ラッチフック部分６０とラッチボス４８のラ
    ッチ係合が解離されるようにして、上記フレキシブルな
    弧状のラッチ解除部材６２がラッチ解除手段を構成して
    いることを特徴とするラッチ式電気コネクタ。
  3. 【請求項３】 フレキシブルな弧状のラッチ解除部材６
    ２は、絶縁ハウジング５０およびラッチアーム５８と共
    に一体成形されたものである請求項２記載のラッチ式電
    気コネクタ。
  4. 【請求項４】 フレキシブルな弧状のラッチ解除部材６
    ２は、ラッチアーム５８のラッチフック部分６０間に取
    り付けられて、ラッチアーム５８に接続されたものであ
    る請求項２記載のラッチ式電気コネクタ。
JP5207303A 1992-08-13 1993-07-29 ラッチ式電気コネクタ Expired - Lifetime JP2622935B2 (ja)

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