JPH08296613A - 係合構造及びコネクタ - Google Patents
係合構造及びコネクタInfo
- Publication number
- JPH08296613A JPH08296613A JP12573495A JP12573495A JPH08296613A JP H08296613 A JPH08296613 A JP H08296613A JP 12573495 A JP12573495 A JP 12573495A JP 12573495 A JP12573495 A JP 12573495A JP H08296613 A JPH08296613 A JP H08296613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- lock arm
- hood portion
- connector
- hood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックアームが相手側部材の挿入時の干渉を
受け難くして係合を正確に行うことができるようにす
る。 【構成】 雄側コネクタ10の雄側フード部11外周側
面にはロック突起12を備え、雌側コネクタ20は同雄
側フード部11が挿入される奥壁21aと側壁21bと
からなる雌側フード部21と、同奥壁21aから同側壁
21bへと連続するように切り欠くとともに奥壁21a
に対してはわずかに奥側にずれるようにして形成された
ロックアーム22とを備えており、雄側コネクタ10と
雌側コネクタ20とを対面させて互いに近づけていって
雄側フード部11の先端が雌側フード部21における奥
壁21aに当接するときには、ロックアーム22がロッ
ク突起12を乗り越え、根部22bが上記フード部11
の先端にて干渉を受けることなくロックアーム22は弾
性によって速やかに復帰して正確に係合する。
受け難くして係合を正確に行うことができるようにす
る。 【構成】 雄側コネクタ10の雄側フード部11外周側
面にはロック突起12を備え、雌側コネクタ20は同雄
側フード部11が挿入される奥壁21aと側壁21bと
からなる雌側フード部21と、同奥壁21aから同側壁
21bへと連続するように切り欠くとともに奥壁21a
に対してはわずかに奥側にずれるようにして形成された
ロックアーム22とを備えており、雄側コネクタ10と
雌側コネクタ20とを対面させて互いに近づけていって
雄側フード部11の先端が雌側フード部21における奥
壁21aに当接するときには、ロックアーム22がロッ
ク突起12を乗り越え、根部22bが上記フード部11
の先端にて干渉を受けることなくロックアーム22は弾
性によって速やかに復帰して正確に係合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、係合構造及びコネクタ
に関し、特に、一方の係合組立品の外周側面には第一凹
凸を形成され、他方の係合組立品は同第一凹凸と係合可
能するロックアーム部を備えた係合構造及びコネクタに
関する。
に関し、特に、一方の係合組立品の外周側面には第一凹
凸を形成され、他方の係合組立品は同第一凹凸と係合可
能するロックアーム部を備えた係合構造及びコネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の係合構造を有するものと
して、図4に示す防水コネクタが知られている。図にお
いて、一方の係合組立品である雄側コネクタ1は雄側フ
ード部2内に雄側端子金具3を立設せしめており、同雄
側フード部2の外周壁面には略楔形のロック突起4を形
成してある。雌側コネクタ5は上記雄側フード部2内に
挿入可能で内部には上記雄側端子金具3と嵌合接続可能
な雌側端子金具6を保持する筒状の本体部7と、この本
体部7を覆う筒状に形成されて上記雄側コネクタ1の雄
側フード部2を挿入可能な雌側フード部8とを備え、こ
の雌側フード部8の一部を切り欠くようにしてシーソー
タイプのロックアーム9を形成してある。同ロックアー
ム9は雌側フード部8を構成する奥壁8aと側壁8bに
沿って形成されており、奥壁8aに対しては面一に形成
され、側壁8bに対してはこのロックアーム9の方がわ
ずかに内側に出っ張るように形成されている。ロックア
ーム9の先端内側面には上記ロック突起4と係合可能な
ロック孔9aを形成してある。なお、本体部7の奥側外
周面には雄側フード部2の開口側内周面に密接してシー
ル面を形成するゴムシール7aを装着してあり、本体部
7と雄側フード部2との対向面を防水する。
して、図4に示す防水コネクタが知られている。図にお
いて、一方の係合組立品である雄側コネクタ1は雄側フ
ード部2内に雄側端子金具3を立設せしめており、同雄
側フード部2の外周壁面には略楔形のロック突起4を形
成してある。雌側コネクタ5は上記雄側フード部2内に
挿入可能で内部には上記雄側端子金具3と嵌合接続可能
な雌側端子金具6を保持する筒状の本体部7と、この本
体部7を覆う筒状に形成されて上記雄側コネクタ1の雄
側フード部2を挿入可能な雌側フード部8とを備え、こ
の雌側フード部8の一部を切り欠くようにしてシーソー
タイプのロックアーム9を形成してある。同ロックアー
ム9は雌側フード部8を構成する奥壁8aと側壁8bに
沿って形成されており、奥壁8aに対しては面一に形成
され、側壁8bに対してはこのロックアーム9の方がわ
ずかに内側に出っ張るように形成されている。ロックア
ーム9の先端内側面には上記ロック突起4と係合可能な
ロック孔9aを形成してある。なお、本体部7の奥側外
周面には雄側フード部2の開口側内周面に密接してシー
ル面を形成するゴムシール7aを装着してあり、本体部
7と雄側フード部2との対向面を防水する。
【0003】雄側コネクタ1と雌側コネクタ5とを対面
させ、互いに近づけて押し付けると、雌側コネクタ5の
本体部7が雄側コネクタ1の雄側フード部2内に挿入さ
れつつ、当該雄側フード部2自身は雌側コネクタ5の雌
側フード部8内に挿入される。本体部7内では雄側端子
金具3が雌側端子金具6に嵌合接続され、上記ゴムシー
ル7aを介して防水される。一方、雄側フード部2の外
周面では雌側フード部8のロックアーム9がロック突起
4に当接し、外側に撓められる。雄側フード部2の先端
が雌側フード部8における奥壁8aに当接するときにロ
ックアーム9はロック突起4を乗り越え、弾性によって
復帰する。ロックアーム9は側壁8bよりもわずかに内
側に出っ張っており、雄側フード部2の外周面にたたき
つけられてクリック音が発生する。作業者はこのクリッ
ク音を聞いたときにきちんとロックさせたものと判断す
ることができる。
させ、互いに近づけて押し付けると、雌側コネクタ5の
本体部7が雄側コネクタ1の雄側フード部2内に挿入さ
れつつ、当該雄側フード部2自身は雌側コネクタ5の雌
側フード部8内に挿入される。本体部7内では雄側端子
金具3が雌側端子金具6に嵌合接続され、上記ゴムシー
ル7aを介して防水される。一方、雄側フード部2の外
周面では雌側フード部8のロックアーム9がロック突起
4に当接し、外側に撓められる。雄側フード部2の先端
が雌側フード部8における奥壁8aに当接するときにロ
ックアーム9はロック突起4を乗り越え、弾性によって
復帰する。ロックアーム9は側壁8bよりもわずかに内
側に出っ張っており、雄側フード部2の外周面にたたき
つけられてクリック音が発生する。作業者はこのクリッ
ク音を聞いたときにきちんとロックさせたものと判断す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の係合構
造においては、ロックアーム9が復帰して雄側フード部
2の外周側面にたたきつけられてクリック音を発生させ
るようにしているが、ぐらつかないように雄側フード部
2が雌側フード部8の奥壁8aに当接するようにしてあ
るため、雄側フード部2の先端が公差によって奥壁8a
と面一に形成されているロックアーム9に当接している
と、復帰する際の妨げとなり、きれいなクリック音を発
生できないことがあるという課題があった。また、クリ
ック音の問題以外にも、雄側フード部2が干渉してロッ
クアーム9が速やかに復帰できない場合にはロック突起
4に対してわずかに引っかかったままとなり、後に外れ
てしまいかねない。
造においては、ロックアーム9が復帰して雄側フード部
2の外周側面にたたきつけられてクリック音を発生させ
るようにしているが、ぐらつかないように雄側フード部
2が雌側フード部8の奥壁8aに当接するようにしてあ
るため、雄側フード部2の先端が公差によって奥壁8a
と面一に形成されているロックアーム9に当接している
と、復帰する際の妨げとなり、きれいなクリック音を発
生できないことがあるという課題があった。また、クリ
ック音の問題以外にも、雄側フード部2が干渉してロッ
クアーム9が速やかに復帰できない場合にはロック突起
4に対してわずかに引っかかったままとなり、後に外れ
てしまいかねない。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、ロックアーム9が雄側フード部2の干渉を受け難く
して係合を正確に行うようにすることが可能なコネクタ
及びその係合構造の提供を目的とする。
で、ロックアーム9が雄側フード部2の干渉を受け難く
して係合を正確に行うようにすることが可能なコネクタ
及びその係合構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、外周側面に第一凹凸を備え
た第一の係合組立品と、この第一の係合組立品が挿入さ
れる奥壁と側壁とからなるフード部を備えるとともに、
同奥壁から同側壁へと連続するように切り欠いて先端内
面側に上記第一凹凸が係合可能な第二凹凸を有するロッ
クアーム部を備える第二の係合組立品とから構成され、
上記第一の係合組立品を上記第二の係合組立品の上記フ
ード部に挿入していくと、同第一の係合組立品が同フー
ド部の奥壁に当接するときに上記ロックアーム部が上記
第一凹凸を乗り越えて同第一凹凸が上記第二凹凸に係合
するとともに、上記ロックアーム部は上記第一の係合組
立品の外周側面に突き当たる係合構造において、上記ロ
ックアーム部における根部は上記フード部の奥壁よりも
奥側に形成して構成してある。
め、請求項1に係る発明は、外周側面に第一凹凸を備え
た第一の係合組立品と、この第一の係合組立品が挿入さ
れる奥壁と側壁とからなるフード部を備えるとともに、
同奥壁から同側壁へと連続するように切り欠いて先端内
面側に上記第一凹凸が係合可能な第二凹凸を有するロッ
クアーム部を備える第二の係合組立品とから構成され、
上記第一の係合組立品を上記第二の係合組立品の上記フ
ード部に挿入していくと、同第一の係合組立品が同フー
ド部の奥壁に当接するときに上記ロックアーム部が上記
第一凹凸を乗り越えて同第一凹凸が上記第二凹凸に係合
するとともに、上記ロックアーム部は上記第一の係合組
立品の外周側面に突き当たる係合構造において、上記ロ
ックアーム部における根部は上記フード部の奥壁よりも
奥側に形成して構成してある。
【0007】また、請求項2に係る発明は、フード部を
有する一のコネクタハウジングに、他のコネクタハウジ
ングを挿入して係合するにあたり、同他のコネクタハウ
ジングの外周側面には第一凹凸を形成するとともに、同
一のコネクタハウジングには上記フード部を切り欠いて
奥壁側から同他のコネクタハウジングの外周側面側に回
り込むアーム状であって先端内側には上記第一凹凸が係
合可能な第二凹凸を備えたロックアーム部を形成し、同
ロックアーム部は上記一のコネクタハウジングのフード
部に上記他のコネクタハウジングを挿入して奥壁に当接
せしめたときに上記第一凹凸を乗り越えて上記第二凹凸
に係合せしめるとともに同他のコネクタハウジングの外
周面に当接するコネクタであって、上記ロックアーム部
における根部は上記フード部の奥壁よりも奥側に形成し
て構成してある。
有する一のコネクタハウジングに、他のコネクタハウジ
ングを挿入して係合するにあたり、同他のコネクタハウ
ジングの外周側面には第一凹凸を形成するとともに、同
一のコネクタハウジングには上記フード部を切り欠いて
奥壁側から同他のコネクタハウジングの外周側面側に回
り込むアーム状であって先端内側には上記第一凹凸が係
合可能な第二凹凸を備えたロックアーム部を形成し、同
ロックアーム部は上記一のコネクタハウジングのフード
部に上記他のコネクタハウジングを挿入して奥壁に当接
せしめたときに上記第一凹凸を乗り越えて上記第二凹凸
に係合せしめるとともに同他のコネクタハウジングの外
周面に当接するコネクタであって、上記ロックアーム部
における根部は上記フード部の奥壁よりも奥側に形成し
て構成してある。
【0008】さらに、請求項3に係る発明は、奥壁と側
壁とを有するフード部に当該フード部を切り欠くように
してシーソーアーム式のロックアーム部を備えるにあた
り、同ロックアーム部の根部を上記フード部の奥壁より
も奥側に形成した構成としてある。
壁とを有するフード部に当該フード部を切り欠くように
してシーソーアーム式のロックアーム部を備えるにあた
り、同ロックアーム部の根部を上記フード部の奥壁より
も奥側に形成した構成としてある。
【0009】
【作用】上記のように構成した請求項1に係る発明にお
いては、第一の係合組立品の外周側面には第一凹凸を備
え、第二の係合組立品はこの第一の係合組立品が挿入さ
れる奥壁と側壁とからなるフード部と、同奥壁から同側
壁へと連続するように切り欠いて先端内面側に上記第一
凹凸が係合可能な第二凹凸を有するロックアーム部とを
備えており、上記第一の係合組立品を上記第二の係合組
立品の上記フード部に挿入していき、同第一の係合組立
品が同フード部の奥壁に当接するときに上記ロックアー
ム部が上記第一凹凸を乗り越えて同第一凹凸が上記第二
凹凸に係合するとともに、上記ロックアーム部は上記第
一の係合組立品の外周側面に突き当たる。ここにおい
て、上記ロックアーム部における根部は上記フード部の
奥壁よりも奥側に形成してあり、第一の係合組立品が第
二の係合組立品におけるフード部の奥壁に当接しても同
根部に当接することはなく、干渉しない。
いては、第一の係合組立品の外周側面には第一凹凸を備
え、第二の係合組立品はこの第一の係合組立品が挿入さ
れる奥壁と側壁とからなるフード部と、同奥壁から同側
壁へと連続するように切り欠いて先端内面側に上記第一
凹凸が係合可能な第二凹凸を有するロックアーム部とを
備えており、上記第一の係合組立品を上記第二の係合組
立品の上記フード部に挿入していき、同第一の係合組立
品が同フード部の奥壁に当接するときに上記ロックアー
ム部が上記第一凹凸を乗り越えて同第一凹凸が上記第二
凹凸に係合するとともに、上記ロックアーム部は上記第
一の係合組立品の外周側面に突き当たる。ここにおい
て、上記ロックアーム部における根部は上記フード部の
奥壁よりも奥側に形成してあり、第一の係合組立品が第
二の係合組立品におけるフード部の奥壁に当接しても同
根部に当接することはなく、干渉しない。
【0010】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、フード部を有する一のコネクタハウ
ジングに、他のコネクタハウジングを挿入して係合して
いくとき、同他のコネクタハウジングの外周側面には第
一凹凸を形成してあり、同一のコネクタハウジングには
上記フード部を切り欠いて奥壁側から同他のコネクタハ
ウジングの外周側面側に回り込むアーム状であって先端
内側には上記第一凹凸が係合可能な第二凹凸を備えたロ
ックアーム部を形成してあるので、同ロックアーム部は
上記一のコネクタハウジングのフード部に上記他のコネ
クタハウジングを挿入して奥壁に当接せしめたときに上
記第一凹凸を乗り越えて上記第二凹凸に係合せしめ、か
つ、同他のコネクタハウジングの外周面に当接する。こ
こにおいて、上記ロックアーム部における根部は上記フ
ード部の奥壁よりも奥側に形成してあるので、一のコネ
クタハウジングのフード部に他のコネクタハウジングを
挿入して奥壁に当接せしめたとき、同ロックアーム部は
干渉を受けない。
る発明においては、フード部を有する一のコネクタハウ
ジングに、他のコネクタハウジングを挿入して係合して
いくとき、同他のコネクタハウジングの外周側面には第
一凹凸を形成してあり、同一のコネクタハウジングには
上記フード部を切り欠いて奥壁側から同他のコネクタハ
ウジングの外周側面側に回り込むアーム状であって先端
内側には上記第一凹凸が係合可能な第二凹凸を備えたロ
ックアーム部を形成してあるので、同ロックアーム部は
上記一のコネクタハウジングのフード部に上記他のコネ
クタハウジングを挿入して奥壁に当接せしめたときに上
記第一凹凸を乗り越えて上記第二凹凸に係合せしめ、か
つ、同他のコネクタハウジングの外周面に当接する。こ
こにおいて、上記ロックアーム部における根部は上記フ
ード部の奥壁よりも奥側に形成してあるので、一のコネ
クタハウジングのフード部に他のコネクタハウジングを
挿入して奥壁に当接せしめたとき、同ロックアーム部は
干渉を受けない。
【0011】さらに、上記のように構成した請求項3に
係る発明においては、奥壁と側壁とを有するフード部に
当該フード部を切り欠くようにして形成されるシーソー
アーム式のロックアーム部は、その根部を上記フード部
の奥壁よりも奥側に形成してあるので、フード部に相手
側部材を挿入してもロックアーム部は干渉を受けにく
い。
係る発明においては、奥壁と側壁とを有するフード部に
当該フード部を切り欠くようにして形成されるシーソー
アーム式のロックアーム部は、その根部を上記フード部
の奥壁よりも奥側に形成してあるので、フード部に相手
側部材を挿入してもロックアーム部は干渉を受けにく
い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ロックア
ーム部が干渉を受け難くしてあるため、第一凹凸を乗り
越えるときに迅速に復帰し、クリック音をクリアに発生
させたり、正確に係合させることが可能な係合構造及び
コネクタを提供することができる。
ーム部が干渉を受け難くしてあるため、第一凹凸を乗り
越えるときに迅速に復帰し、クリック音をクリアに発生
させたり、正確に係合させることが可能な係合構造及び
コネクタを提供することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る係合構造を適用
した防水コネクタを断面図により示しており、図2は要
部を正面図により示しており、図3は要部だけを拡大し
て断面図により示している。本実施例においては、第一
の係合組立品である雄側コネクタ10の雄側フード部1
1外周側面に第一凹凸としてのロック突起12を備える
とともに、第二の係合組立品である雌側コネクタ20は
同雄側フード部11が挿入される奥壁21aと側壁21
bとからなる雌側フード部21を備えるとともに、同奥
壁21aから同側壁21bへと連続するように切り欠い
て先端内面側に上記ロック突起12が係合可能な第二凹
凸としての係合孔22aを有するロックアーム22とを
備えている。
する。図1は、本発明の一実施例に係る係合構造を適用
した防水コネクタを断面図により示しており、図2は要
部を正面図により示しており、図3は要部だけを拡大し
て断面図により示している。本実施例においては、第一
の係合組立品である雄側コネクタ10の雄側フード部1
1外周側面に第一凹凸としてのロック突起12を備える
とともに、第二の係合組立品である雌側コネクタ20は
同雄側フード部11が挿入される奥壁21aと側壁21
bとからなる雌側フード部21を備えるとともに、同奥
壁21aから同側壁21bへと連続するように切り欠い
て先端内面側に上記ロック突起12が係合可能な第二凹
凸としての係合孔22aを有するロックアーム22とを
備えている。
【0014】図において、一方の係合組立品である雄側
コネクタ10は雄側フード部11内に雄側端子金具13
を立設せしめており、同雄側フード部11の外周壁面に
は略楔形の上記ロック突起12を形成してある。本実施
例においては、雄側フード部11内に雄側端子金具13
を立設せしめるように略筒状に形成してあるが、少なく
とも外周側面にロック突起12を備えて先端が第二係合
組立品におけるフード部奥壁に突き当たるようなもので
あれば良く、雌側端子金具を収容していても良いし、そ
の断面形状も特に限定されるものではない。
コネクタ10は雄側フード部11内に雄側端子金具13
を立設せしめており、同雄側フード部11の外周壁面に
は略楔形の上記ロック突起12を形成してある。本実施
例においては、雄側フード部11内に雄側端子金具13
を立設せしめるように略筒状に形成してあるが、少なく
とも外周側面にロック突起12を備えて先端が第二係合
組立品におけるフード部奥壁に突き当たるようなもので
あれば良く、雌側端子金具を収容していても良いし、そ
の断面形状も特に限定されるものではない。
【0015】一方、雌側コネクタ20は、上記雌側フー
ド部21内にて上記雄側フード部11内に挿入可能で内
部には上記雄側端子金具13と嵌合接続可能な雌側端子
金具23を保持する筒状の本体部24を備えており、ま
た、この雌側フード部21の一部を切り欠くようにして
シーソータイプのロックアーム22を形成してある。同
ロックアーム22は雌側フード部21を構成する奥壁2
1aと側壁21bに沿って形成され、奥壁21aに対し
てはわずかに奥側にずれ、側壁21bに対してはこのロ
ックアーム22の方がわずかに内側に出っ張るようにな
っている。図2及び図3は、このロックアーム22の根
部22bが奥壁21aよりも奥側にずれている状態を示
している。
ド部21内にて上記雄側フード部11内に挿入可能で内
部には上記雄側端子金具13と嵌合接続可能な雌側端子
金具23を保持する筒状の本体部24を備えており、ま
た、この雌側フード部21の一部を切り欠くようにして
シーソータイプのロックアーム22を形成してある。同
ロックアーム22は雌側フード部21を構成する奥壁2
1aと側壁21bに沿って形成され、奥壁21aに対し
てはわずかに奥側にずれ、側壁21bに対してはこのロ
ックアーム22の方がわずかに内側に出っ張るようにな
っている。図2及び図3は、このロックアーム22の根
部22bが奥壁21aよりも奥側にずれている状態を示
している。
【0016】本実施例においては、ロックアーム22と
してシーソータイプの物を使用しているが、概ね雌側フ
ード部21の奥壁21aと側壁21bに沿って形成され
つつ、奥壁21aに対しては当該ロックアーム22の根
部22bの方が奥側に下がっていればよい。従って、ロ
ックアーム22の先端側を引き上げるような構成となっ
ている物であっても良い。また、奥側にずれるにあたっ
ては、本実施例の場合であれば、雄側コネクタ10にお
ける雄側フード部11がその公差によって同ロックアー
ム22の根部22bに干渉しない程度であればよい。干
渉しなければよいので、根部22b全体が必ずしも奥側
に下がる必要はなく、その一部が下がった形状となって
いても良い。
してシーソータイプの物を使用しているが、概ね雌側フ
ード部21の奥壁21aと側壁21bに沿って形成され
つつ、奥壁21aに対しては当該ロックアーム22の根
部22bの方が奥側に下がっていればよい。従って、ロ
ックアーム22の先端側を引き上げるような構成となっ
ている物であっても良い。また、奥側にずれるにあたっ
ては、本実施例の場合であれば、雄側コネクタ10にお
ける雄側フード部11がその公差によって同ロックアー
ム22の根部22bに干渉しない程度であればよい。干
渉しなければよいので、根部22b全体が必ずしも奥側
に下がる必要はなく、その一部が下がった形状となって
いても良い。
【0017】なお、本体部24の奥側外周面には雄側フ
ード部11の開口側内周面に密接してシール面を形成す
るゴムシール25を装着してあり、本体部24と雄側フ
ード部11との対向面を防水する。次に、上記構成から
なる本実施例の動作を説明する。雄側コネクタ10と雌
側コネクタ20とを対面させ、互いに近づけて押し付け
ると、雌側コネクタ20の本体部24が雄側コネクタ1
0の雄側フード部11内に挿入されつつ、当該雄側フー
ド部11自身は雌側コネクタ20の雌側フード部21内
に挿入される。本体部24内では雄側端子金具13が雌
側端子金具23に嵌合接続され、上記ゴムシール25を
介して防水される。
ード部11の開口側内周面に密接してシール面を形成す
るゴムシール25を装着してあり、本体部24と雄側フ
ード部11との対向面を防水する。次に、上記構成から
なる本実施例の動作を説明する。雄側コネクタ10と雌
側コネクタ20とを対面させ、互いに近づけて押し付け
ると、雌側コネクタ20の本体部24が雄側コネクタ1
0の雄側フード部11内に挿入されつつ、当該雄側フー
ド部11自身は雌側コネクタ20の雌側フード部21内
に挿入される。本体部24内では雄側端子金具13が雌
側端子金具23に嵌合接続され、上記ゴムシール25を
介して防水される。
【0018】一方、雄側フード部10の外周面では雌側
フード部21のロックアーム22がロック突起12に当
接し、さらに押し込んでいくとロックアーム22は外側
に撓められるとともに雄側フード部11の先端が雌側フ
ード部21における奥壁21aに当接する。上述したよ
うに、ロックアーム22の根部22bは奥壁21aより
も奥側に下げてあるので、雄側フード部11の先端が奥
壁21aに当接しても根部22bまでは余裕があり、シ
ーソータイプのロックアーム22が前後に撓でも干渉し
ないようになっている。このため、ロックアーム22が
ロック突起12を乗り越えたときに弾性によって復帰す
る際、ロックアーム22はなんらの干渉も受けずに速や
かに雄側フード部11の外周面にたたきつけられるよう
にして復帰する。そして、たたきつけられる際にクリッ
ク音を発生するので、作業者はきちんとロックさせたも
のと判断することができる。
フード部21のロックアーム22がロック突起12に当
接し、さらに押し込んでいくとロックアーム22は外側
に撓められるとともに雄側フード部11の先端が雌側フ
ード部21における奥壁21aに当接する。上述したよ
うに、ロックアーム22の根部22bは奥壁21aより
も奥側に下げてあるので、雄側フード部11の先端が奥
壁21aに当接しても根部22bまでは余裕があり、シ
ーソータイプのロックアーム22が前後に撓でも干渉し
ないようになっている。このため、ロックアーム22が
ロック突起12を乗り越えたときに弾性によって復帰す
る際、ロックアーム22はなんらの干渉も受けずに速や
かに雄側フード部11の外周面にたたきつけられるよう
にして復帰する。そして、たたきつけられる際にクリッ
ク音を発生するので、作業者はきちんとロックさせたも
のと判断することができる。
【0019】このように、雄側コネクタ10の雄側フー
ド部11外周側面にはロック突起12を備え、雌側コネ
クタ20は同雄側フード部11が挿入される奥壁21a
と側壁21bとからなる雌側フード部21と、同奥壁2
1aから同側壁21bへと連続するように切り欠くとと
もに奥壁21aに対してはわずかに奥側にずれるように
して形成されたロックアーム22とを備えており、雄側
コネクタ10と雌側コネクタ20とを対面させて互いに
近づけていって雄側フード部11の先端が雌側フード部
21における奥壁21aに当接するときには、ロックア
ーム22がロック突起12を乗り越え、根部22bが上
記フード部11の先端にて干渉を受けることなくロック
アーム22は弾性によって速やかに復帰して正確に係合
する。
ド部11外周側面にはロック突起12を備え、雌側コネ
クタ20は同雄側フード部11が挿入される奥壁21a
と側壁21bとからなる雌側フード部21と、同奥壁2
1aから同側壁21bへと連続するように切り欠くとと
もに奥壁21aに対してはわずかに奥側にずれるように
して形成されたロックアーム22とを備えており、雄側
コネクタ10と雌側コネクタ20とを対面させて互いに
近づけていって雄側フード部11の先端が雌側フード部
21における奥壁21aに当接するときには、ロックア
ーム22がロック突起12を乗り越え、根部22bが上
記フード部11の先端にて干渉を受けることなくロック
アーム22は弾性によって速やかに復帰して正確に係合
する。
【図1】本発明の一実施例に係る係合構造を適用した防
水コネクタの断面図である。
水コネクタの断面図である。
【図2】同防水コネクタの要部を示す正面図である。
【図3】同防水コネクタの要部の拡大断面図である。
【図4】従来の係合構造を適用した防水コネクタの断面
図である。
図である。
10…雄側コネクタ 11…雄側フード部 12…ロック突起 20…雌側コネクタ 21…雌側フード部 21a…奥壁 21b…側壁 22…ロックアーム 22a…係合孔 22b…根部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市田 清文 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 外周側面に第一凹凸を備えた第一の係合
組立品と、 この第一の係合組立品が挿入される奥壁と側壁とからな
るフード部を備えるとともに、同奥壁から同側壁へと連
続するように切り欠いて先端内面側に上記第一凹凸が係
合可能な第二凹凸を有するロックアーム部を備える第二
の係合組立品とから構成され、 上記第一の係合組立品を上記第二の係合組立品の上記フ
ード部に挿入していくと、同第一の係合組立品が同フー
ド部の奥壁に当接するときに上記ロックアーム部が上記
第一凹凸を乗り越えて同第一凹凸が上記第二凹凸に係合
するとともに、上記ロックアーム部は上記第一の係合組
立品の外周側面に突き当たる係合構造において、 上記ロックアーム部における根部は上記フード部の奥壁
よりも奥側に形成してあることを特徴とする係合構造。 - 【請求項2】 フード部を有する一のコネクタハウジン
グに、他のコネクタハウジングを挿入して係合するにあ
たり、同他のコネクタハウジングの外周側面には第一凹
凸を形成するとともに、同一のコネクタハウジングには
上記フード部を切り欠いて奥壁側から同他のコネクタハ
ウジングの外周側面側に回り込むアーム状であって先端
内側には上記第一凹凸が係合可能な第二凹凸を備えたロ
ックアーム部を形成し、同ロックアーム部は上記一のコ
ネクタハウジングのフード部に上記他のコネクタハウジ
ングを挿入して奥壁に当接せしめたときに上記第一凹凸
を乗り越えて上記第二凹凸に係合せしめるとともに同他
のコネクタハウジングの外周面に当接するコネクタであ
って、 上記ロックアーム部における根部は上記フード部の奥壁
よりも奥側に形成してあることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項3】 奥壁と側壁とを有するフード部に当該フ
ード部を切り欠くようにしてシーソーアーム式のロック
アーム部を備えるにあたり、同ロックアーム部の根部を
上記フード部の奥壁よりも奥側に形成したことを特徴と
する係合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12573495A JPH08296613A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 係合構造及びコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12573495A JPH08296613A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 係合構造及びコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296613A true JPH08296613A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14917476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12573495A Pending JPH08296613A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 係合構造及びコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296613A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6419515B1 (en) * | 1999-10-06 | 2002-07-16 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector |
WO2004114471A1 (ja) * | 2003-06-18 | 2004-12-29 | Ryosei Electro-Circuit Systems, Ltd. | 電気コネクタ |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP12573495A patent/JPH08296613A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6419515B1 (en) * | 1999-10-06 | 2002-07-16 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector |
WO2004114471A1 (ja) * | 2003-06-18 | 2004-12-29 | Ryosei Electro-Circuit Systems, Ltd. | 電気コネクタ |
US7252556B2 (en) | 2003-06-18 | 2007-08-07 | Fci | Electrical connector having locking claw |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7731536B2 (en) | Shielded connector | |
US6443764B2 (en) | Watertight connector, a connector housing and a waterproof member therefor | |
JP3693149B2 (ja) | コネクタ | |
JPH07245153A (ja) | シールドコネクタ | |
JP3463636B2 (ja) | コネクタ | |
JPH10223304A (ja) | 防水型電気コネクタ組立体 | |
JP3632811B2 (ja) | リテーナ付きコネクタ | |
EP0608863B1 (en) | Shield connector | |
JPH08293352A (ja) | 待ち受けコネクタ | |
JPH08250176A (ja) | コネクタ | |
JP3823247B2 (ja) | コネクタ | |
JP2000058190A (ja) | 雄型コネクタ及び雄型コネクタ用キャップ | |
JP2001110526A (ja) | コネクタ | |
JP2000286016A (ja) | シールドコネクタ | |
US20090117770A1 (en) | Connector | |
JPH08296613A (ja) | 係合構造及びコネクタ | |
JP3260322B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JP2000223205A (ja) | 防水コネクタ用ゴム栓 | |
JP2000260519A (ja) | 雄型コネクタ | |
JP2002056919A (ja) | シールドコネクタ | |
JPH10144405A (ja) | シールドコネクタ | |
JP3327166B2 (ja) | コネクタ | |
JP3405270B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JPH08250198A (ja) | コネクタにおけるシール構造 | |
JP3463795B2 (ja) | 防水コネクタ用ゴム栓 |