JP3519671B2 - 交差鉄筋の結合金具 - Google Patents
交差鉄筋の結合金具Info
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Description
造物の構築に用いる鉄筋の上部鉄筋と下部鉄筋を交差部
分で固定化する交差鉄筋の結合金具に関する。
の交差部分での結合は、結合に番線を用い、この番線を
上部鉄筋と下部鉄筋の交差部分に数回巻き付けることで
結合していた。
よる上部鉄筋と下部鉄筋の結合は、結合作業が面倒で時
間がかかるだけでなく、縛り過ぎると断線してしまい、
鉄筋を一定の強さで縛るにはかなりの熟練した技術を要
するという問題がある。
必要とすることなく、交差する鉄筋の固定が簡単に能率
よく行え、かつ、交差する鉄筋を常に一定の強度で固定
化することができる交差鉄筋の結合金具を提供すること
にある。
するため、この発明は、金属板を用い、上板の両側に対
向板を折り曲げて断面コ字状の金具本体を形成し、この
金具本体における対向板の中央部に上部鉄筋に対する嵌
合部を下縁で開放するように形成し、上記対向板の嵌合
部を挟む両側の下部に、向かい合う一対が下部鉄筋に対
して弾力的に外嵌する下筋挟持片を連成した交差鉄筋の
結合金具において、上記対向板の嵌合部を挟む両側で下
筋挟持片の上下の位置に、対向板から内側に向けて突出
し、下筋に対して食い込むように作用する爪片を対向板
から一体に設けた構成を採用したものである。
る嵌合部の内周で、対向板間の両側下部の位置に、上部
鉄筋の外周面下部に圧接する固定爪を設けることができ
る。
筋の交差部分に押し込むと、下筋挟持片が下部鉄筋に対
して弾力的に外嵌し、爪片が下部鉄筋に係合して抜け止
めとなり、これと同時に金具本体の嵌合部が上部鉄筋に
外嵌し、これによって、上部鉄筋と下部鉄筋が結合され
る。
示例と共に説明する。
く、一枚のばね鋼やステンレス鋼等のばね弾性を有する
金属板を用い、上板2の両側に対向板3、3を折り曲げ
て断面コ字状の金具本体4を形成し、この金具本体4に
おける両対向板3、3の中央部の位置に、上部鉄筋Aに
対する嵌合部5を下向きU字状となって下縁で開放する
ように設け、上記両対向板3、3の嵌合部5を挟む両側
の下縁に、向かい合う一対が下部鉄筋Bに対して弾力的
に外嵌する下筋挟持片6が連成されている。
から連なった帯板に、外方へ弧状に膨出することで下部
鉄筋Bに対して外嵌する弧状部7と、弧状部7の下端か
ら外方へ屈曲する誘導部8とを設けて形成され、対向す
る下筋挟持片6の弧状部7が下部鉄筋Bに対して弾力的
に嵌合することになり、この弧状部7の上下の位置に
は、爪片9が内側に向けて突出するように設けられてい
る。
状の打ち抜き部で囲まれた部分を残すことによって形成
され、下部鉄筋Bに対して上下の爪片9が食い込むよう
に作用することで、下部鉄筋Bに対する抜け止めが得ら
れると共に、下部鉄筋Bを回り止め状に固定することが
できる。
に対する嵌合部5の内周には、上部鉄筋Aに対する外嵌
部材10が設けてある。この外嵌部材10は両対向板の
対向面間に納まる幅のばね弾性を有する金属板を用い、
上板2の内面に対する水平固定部11の両端に、外方へ
弧状に膨出する弧状部12と、両弧状部12の下端から
外方に屈曲する屈曲片13とで形成され、上記弧状部1
2と屈曲片13の折れ曲がり部分に、上部鉄筋Aに対す
る固定爪14が内側に突出するように設けられている。
折り曲げ部分に角孔15を設け、外嵌部材10の水平固
定部11の両側にはこの角孔15に嵌合する突部16を
設け、固定部11が上板2の内面に重なるように、突部
16を角孔15内に圧入して固定し、金具本体4の内部
に外嵌部材10を組み込んでいる。
に対して少し内側に位置し、両固定爪14が嵌合部5の
内方に向けて両側から弾力的に突出した配置となり、嵌
合部5を上部鉄筋Aに嵌挿したとき、両固定爪14は外
方に逃げて上部鉄筋Aに対する通過を可能にし、上部鉄
筋Aの最大径の部分が通過すると弾性で復元し、弧状部
12が上部鉄筋Aを弾力的に保持すると共に、両固定爪
14が上部鉄筋Aの外周面下部に圧接することにより、
上部鉄筋Aに対する抜け止めと上部鉄筋Aの回り止めと
を行うことになる。なお、金具本体4の内部に対する外
嵌部材10の固定は、上記圧入以外に、溶接やカシメを
採用してもよい。
であり、交差する上部鉄筋Aと下部鉄筋Bを固定するに
は、図1のように、対となって両側に並ぶ下筋挟持片6
が下部鉄筋Bの軸方向に沿い、かつ、金具本体4に設け
た嵌合部5が上部鉄筋Aの直上に位置するように結合金
具4を交差部分の直上に臨ませ、この状態で対となって
両側に並ぶ下筋挟持片6間を上部鉄筋Aに嵌挿し、対と
なって両側に並ぶ下筋挟持片6の対向面間を下部鉄筋B
上に押し込むと、誘導部8によって下筋挟持片6が両側
に拡開し、対となる下筋挟持片6が下部鉄筋Bに弾力的
に外嵌する。
本体4に設けた嵌合部5が上部鉄筋Aに対して外嵌し、
この嵌合部5の内側に突出する両側の固定爪14が外方
に逃げて上部鉄筋Aに対する通過を可能にし、弧状部1
2で上部鉄筋Aを弾力的に保持すると共に、固定爪14
は上部鉄筋Aの最大径を通過すると弾性で復元し、上部
鉄筋Aの外周面下部に圧接係合する。
部鉄筋Bの交差する部分に上から押し込むと、下筋挟持
片6が下部鉄筋Bに外嵌して弾力的に固持し、下筋挟持
片6の内面に突設した爪片9が下部鉄筋Bの上下に圧接
係合することにより、下部鉄筋Bを回り止め状に固持
し、これと同時に嵌合部5が上部鉄筋Aに外嵌し、固定
爪14が上部鉄筋Aの下部に圧接係合することにより、
上部鉄筋Aを回り止め状に固持し、これによって上部鉄
筋Aと下部鉄筋Bは交差部分において、抜け止め状とな
る結合金具1によって結合固定化されると共に、上部鉄
筋Aと下部鉄筋Bは共に回り止め状に固持されることに
なる。
水平の配置となる上部鉄筋Aと下部鉄筋Bの直線部分で
の結合だけでなく、金具本体4の嵌合部5内に設けた外
嵌部材10の固定爪14が上部鉄筋Aの下部に圧接係合
して抜け止めとなるので、上部鉄筋Aが屈曲しているよ
うな部分や、上部鉄筋Aと下部鉄筋Bが縦に配置されて
いる部分にも使用することができる。即ち、異形鉄筋を
用いた上部鉄筋Aが垂直の場合、固定爪14は上部鉄筋
Aの軸方向に対して移動止めとなり、上部鉄筋Aの所定
位置に下部鉄筋Bを交差状に固定化することができる。
鉄筋Bの結合を行う場合は、外嵌部材10の使用を省
き、上部鉄筋Aへの嵌合は金具本体4の嵌合部5だけと
した結合金具1としてもよい。この場合、下筋挟持片6
が下部鉄筋Bに外嵌して抜け止めとなるので、上部鉄筋
Aと下部鉄筋Bの結合は支障なく行える。
板を用いて形成した金具本体における対向板の中央部に
上部鉄筋に対する嵌合部を下縁で開放するように設け、
上記対向板の嵌合部を挟む両側の下縁に、向かい合う一
対が下部鉄筋に対して弾力的に外嵌する下筋挟持片を連
成した交差鉄筋の結合金具において、上記下筋挟持片の
上下の位置に、対向板から内側に向けて突出し、下筋に
対して食い込むように作用する爪片を設けたので、上部
鉄筋と下部鉄筋の交差する部分に上から押し込んで、上
部鉄筋と下部鉄筋を交差部分を結合固定化した場合に、
下筋挟持片の上下の爪片が下部鉄筋の上下に食い込むよ
うに係合し、下部鉄筋を弾力滝に固持することで交差す
る上下の鉄筋を常に一定の強度で固定化することができ
る。
る嵌合部の内周で両側下部の位置に、上部鉄筋の外周面
下部に圧接する固定爪を設けたので、嵌合部の固定爪が
上部鉄筋の下部に圧接係合することにより、上部鉄筋と
下部鉄筋を共に抜け止め状に固持することができ、水
平、垂直の何れの配置の鉄筋に対しても、交差部分での
結合が行えることになる。
斜視図、(B)は外嵌部材の斜視図
態を示す一部切り欠き正面図
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板を用い、上板の両側に対向板を折
り曲げて断面コ字状の金具本体を形成し、この金具本体
における対向板の中央部に上部鉄筋に対する嵌合部を下
縁で開放するように形成し、上記対向板の嵌合部を挟む
両側の下部に、向かい合う一対が下部鉄筋に対して弾力
的に外嵌する下筋挟持片を連成した交差鉄筋の結合金具
において、上記対向板の嵌合部を挟む両側で下筋挟持片
の上下の位置に、対向板から内側に向けて突出し、下筋
に対して食い込むように作用する爪片を対向板から一体
に設けたことを特徴とする交差鉄筋の結合金具。 - 【請求項2】 上記金具本体に形成した上部鉄筋に対す
る嵌合部の内周で、対向板間の両側下部の位置に、上部
鉄筋の外周面下部に圧接する固定爪を設けたことを特徴
とする請求項1に記載の交差鉄筋の結合金具。
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