JP2008306960A - シート止め材のt形ジョイント - Google Patents
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Abstract
【課題】シート止め材をT字交差形状に差し込み接続するT形ジョイントを提供する。
【解決手段】平面方向に見ると、シート止め材kを、T字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にシート止め材kを貫通状態に接続可能なT字頭接続部2とでほぼT字形に形成されている。T字脚接続部1には、その両側縁部にシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する抱持辺3が形成されている。T字頭接続部2には、T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた下辺にそれぞれ、シート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する抱持辺が、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5が形成され、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6が形成され、そして、下辺の抱持辺6、6の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】平面方向に見ると、シート止め材kを、T字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にシート止め材kを貫通状態に接続可能なT字頭接続部2とでほぼT字形に形成されている。T字脚接続部1には、その両側縁部にシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する抱持辺3が形成されている。T字頭接続部2には、T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた下辺にそれぞれ、シート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する抱持辺が、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5が形成され、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6が形成され、そして、下辺の抱持辺6、6の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、いわゆるシート止め材をT字交差形状に差し込み接続するT形ジョイントの技術分野に属する。
薄いプラスチックシートを覆膜に使用して構成される、いわゆるビニールハウス等の構築に際しては、一例を図2に示したように、底面壁aに続く両側壁b、bが略対称形状に内側へ傾けられて横断面がハの字形状のシート止め溝dが形成され、開口縁にカール部cが形成されて成る周知のシート止め材kが、プラスチックシートの止着手段として至便に使用されている。プラスチックシートは、シート止め材kのシート止め溝dの中へ弾性な波形状の止め線mと共に押し込み止着される。
次に、上記のシート止め材kを、ビニールハウス等の骨組みへ、プラスチックシートの止着作業の利便性と止着効果の連続性を確保可能に取り付け固定する手段として、シート止め材用の各種のジョイントが開発され、実用に供されている。その中で、シート止め材を共通平面上でT字交差形状に接続する必要のある場所には、一例として下記の非特許文献1に開示されたT形ジョイントが一般的に汎用されている。
次に、上記のシート止め材kを、ビニールハウス等の骨組みへ、プラスチックシートの止着作業の利便性と止着効果の連続性を確保可能に取り付け固定する手段として、シート止め材用の各種のジョイントが開発され、実用に供されている。その中で、シート止め材を共通平面上でT字交差形状に接続する必要のある場所には、一例として下記の非特許文献1に開示されたT形ジョイントが一般的に汎用されている。
上記非特許文献1のT形ジョイント20を、図5に例示した。上記シート止め材kをT字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部21と、T字の頭と同方向にシート止め材kを貫通状態に接続可能なT字頭接続部22とでほぼT字形状に形成されている。前記T字脚接続部21には、その両側縁部に、シート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺23が形成され、同抱持辺23の入口部分には、当該抱持辺23の上半分を外向きに少し湾曲した誘い込み部24が形成されている。つまり、このT字脚接続部21へは、シート止め材kが、前記誘い込み部24を利用して矢印P方向に差し込まれ接続の作業が行われる。
一方、上記T字頭接続部22には、上記T字脚接続部21と直交する上辺側に、やはりシート止め材kの一方の側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺25が形成されている。また、前記上辺の抱持辺25と相対峙してシート止め材の反対側の側壁下部の外面を抱持する下辺側の抱持辺26は、前記T字脚接続部21とT字頭接続部22との繋ぎ部分27の板材中央部を打ち起こして形成されている。
上記T字頭接続部22に対するシート止め材kの接続作業は、図2から類推できるように、シート止め材kの一方の側壁下部の外面を上辺側の抱持辺25の内側へ矢印Qのように入れ込み、反対側の側壁下部は下辺側の抱持辺26の上へあずけて、金槌又はこれに代わる類似の工具で叩き込むか、若しくはレンチのような工具で挟み付けて静的に押し込む方法が実施される。
一方、上記T字頭接続部22には、上記T字脚接続部21と直交する上辺側に、やはりシート止め材kの一方の側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺25が形成されている。また、前記上辺の抱持辺25と相対峙してシート止め材の反対側の側壁下部の外面を抱持する下辺側の抱持辺26は、前記T字脚接続部21とT字頭接続部22との繋ぎ部分27の板材中央部を打ち起こして形成されている。
上記T字頭接続部22に対するシート止め材kの接続作業は、図2から類推できるように、シート止め材kの一方の側壁下部の外面を上辺側の抱持辺25の内側へ矢印Qのように入れ込み、反対側の側壁下部は下辺側の抱持辺26の上へあずけて、金槌又はこれに代わる類似の工具で叩き込むか、若しくはレンチのような工具で挟み付けて静的に押し込む方法が実施される。
東都興業株式会社のカタログ「ビニペット(登録商標)部品説明図 2007年5月版のT型ジョイント」
上記非特許文献1に開示され図5に示した従来のT形ジョイント20は、シート止め材kをT字交差形状に接続する用途及び機能をそれなりに働くので、平準化部品として当業界で高評価され、広く実用に供されている。
しかし、T字頭接続部22に形成した下辺側の抱持辺26は、繋ぎ部分27の板材中央部を打ち起こして形成されるので、同下辺側抱持辺26の長さL1の確保に板取り設計上の限界があり、必要十分な長さを確保し難く、シート止め材kの接続・固定の性能を十分に大きくできない欠点がある。
その一方で、T字頭接続部22に設計上許容された幅寸L2に対して、下辺側の抱持辺26は、繋ぎ部分27の板材中央部を打ち起こして形成するため、繋ぎ部分27として残る有効幅寸L3は、前記の例で言えば1/2(L2−L1)でしかなく小さいから、この繋ぎ部分27は面外方向の曲げ剛性が劣る欠点があり、構造上この欠点を根本的に解消することは難しい。前記の強度的な欠点は、図示した例のように打ち出しリブ28をプレス加工して補強する程度ではなかなか補完しがたい。
その上、下辺側の抱持辺26は、上記したように繋ぎ部分27の板幅中央部を打ち起こして形成されるので、T字頭接続部22に対するシート止め材kの接続作業、とりわけレンチのような工具で挟み付けてシート止め材kを下辺側の抱持辺26の内側へ静的に押し込む作業を実施したくても、下辺側の抱持辺26が中央寄りに位置して繋ぎ部分27の外形線から遠い関係上、通常のレンチの挟み顎の有効長さではなかなか届かず、作業しにくい欠点がある。
しかし、T字頭接続部22に形成した下辺側の抱持辺26は、繋ぎ部分27の板材中央部を打ち起こして形成されるので、同下辺側抱持辺26の長さL1の確保に板取り設計上の限界があり、必要十分な長さを確保し難く、シート止め材kの接続・固定の性能を十分に大きくできない欠点がある。
その一方で、T字頭接続部22に設計上許容された幅寸L2に対して、下辺側の抱持辺26は、繋ぎ部分27の板材中央部を打ち起こして形成するため、繋ぎ部分27として残る有効幅寸L3は、前記の例で言えば1/2(L2−L1)でしかなく小さいから、この繋ぎ部分27は面外方向の曲げ剛性が劣る欠点があり、構造上この欠点を根本的に解消することは難しい。前記の強度的な欠点は、図示した例のように打ち出しリブ28をプレス加工して補強する程度ではなかなか補完しがたい。
その上、下辺側の抱持辺26は、上記したように繋ぎ部分27の板幅中央部を打ち起こして形成されるので、T字頭接続部22に対するシート止め材kの接続作業、とりわけレンチのような工具で挟み付けてシート止め材kを下辺側の抱持辺26の内側へ静的に押し込む作業を実施したくても、下辺側の抱持辺26が中央寄りに位置して繋ぎ部分27の外形線から遠い関係上、通常のレンチの挟み顎の有効長さではなかなか届かず、作業しにくい欠点がある。
本発明の目的は、T字頭接続部を形成する下辺側の抱持辺によるシート止め材の接続・固定の強度的な性能を十分に大きくでき、しかもT字脚接続部の繋ぎ部分の特に面外方向の曲げ剛性を高めることに有利な構成であり、その上、レンチのような工具で挟み付けてシート止め材を下辺側の抱持辺の内側へ押し込む作業が容易な構成のT形ジョイントを提供することである。
上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るシート止め材のT形ジョイントは、
底面壁に続く両側壁が略対称形状に内側へ傾いて横断面をハの字形状とされ、開口縁にカール部が形成されて成るシート止め材kをT字交差形状に接続するT形ジョイントにおいて、
平面方向に見ると、前記シート止め材kを、T字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にシート止め材kを貫通状態に接続可能なT字頭接続部2とでほぼT字形に形成されており、
前記T字脚接続部1には、その両側縁部にシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺3が形成され、
前記T字頭接続部2には、前記T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた下辺にそれぞれ、同じくシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺が、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5が形成され、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6が形成され、そして、下辺の抱持辺6、6の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成されていることを特徴とする。
底面壁に続く両側壁が略対称形状に内側へ傾いて横断面をハの字形状とされ、開口縁にカール部が形成されて成るシート止め材kをT字交差形状に接続するT形ジョイントにおいて、
平面方向に見ると、前記シート止め材kを、T字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にシート止め材kを貫通状態に接続可能なT字頭接続部2とでほぼT字形に形成されており、
前記T字脚接続部1には、その両側縁部にシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺3が形成され、
前記T字頭接続部2には、前記T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた下辺にそれぞれ、同じくシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺が、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5が形成され、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6が形成され、そして、下辺の抱持辺6、6の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明に係るシート止め材のT形ジョイントにおいて、
上記T字脚接続部1とT字頭接続部2それぞれの底壁に、それぞれの接続部へ差し込まれたシート止め材kの底壁に当たり、接続状態を安定化させる凸部12と13、及び上記T字脚接続部1及びT字頭接続部2双方の底壁にまたがるように形成されたリブ11、及びビス止め用下孔14がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
上記T字脚接続部1とT字頭接続部2それぞれの底壁に、それぞれの接続部へ差し込まれたシート止め材kの底壁に当たり、接続状態を安定化させる凸部12と13、及び上記T字脚接続部1及びT字頭接続部2双方の底壁にまたがるように形成されたリブ11、及びビス止め用下孔14がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明のT形ジョイント10は、T字頭接続部2には、左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ、シート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺6、6を二つ形成するので、T字頭接続部2におけるシート止め材kの保持・固定の機能は、間隔を開けた二つの抱持辺6、6で行うことになり、保持・固定の強度が十分に大きく、堅固なビニールハウス等の構築に寄与する。
その一方で、T字頭接続部2とT字脚接続部1との間のいわゆる繋ぎ部分7は、設計上決められた板幅寸法で無傷に形成できるので、同繋ぎ部分7の面外力に対する強度、剛性を大きく確保でき、やはり堅固なビニールハウス等の構築に寄与する。
その上、T字頭接続部2の左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ抱持辺6、6を形成すると共に、同下辺の抱持辺6、6の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成しているので、レンチのような工具でシート止め材kを直近に効果的に挟み付けることができ、下辺側の抱持辺6の内側へシート止め材kを静的に押し込む接続作業を極めて容易、確実に行うことができる。
その一方で、T字頭接続部2とT字脚接続部1との間のいわゆる繋ぎ部分7は、設計上決められた板幅寸法で無傷に形成できるので、同繋ぎ部分7の面外力に対する強度、剛性を大きく確保でき、やはり堅固なビニールハウス等の構築に寄与する。
その上、T字頭接続部2の左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ抱持辺6、6を形成すると共に、同下辺の抱持辺6、6の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成しているので、レンチのような工具でシート止め材kを直近に効果的に挟み付けることができ、下辺側の抱持辺6の内側へシート止め材kを静的に押し込む接続作業を極めて容易、確実に行うことができる。
平面方向に見ると、シート止め材kを、T字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にシート止め材kを貫通状態に接続可能なT字頭接続部2とをほぼT字形に形成する。
前記T字脚接続部1には、その両側縁部にシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺3を形成する。
前記T字頭接続部2には、前記T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ、同じくシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺5、6を、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5を形成し、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6を形成する。そして、下辺の抱持辺6の上半分は、外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成する。
前記T字脚接続部1には、その両側縁部にシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺3を形成する。
前記T字頭接続部2には、前記T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ、同じくシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺5、6を、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5を形成し、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6を形成する。そして、下辺の抱持辺6の上半分は、外向きに湾曲させた誘い込み部9に形成する。
以下に、本発明を図示した実施例に基づいて説明する。
本発明に係るシート止め材のT形ジョイント10は、図2に例示したように、底面壁aに続く両側壁b、bが略対称形状に内側へ傾けられて横断面がハの字形状のシート止め溝dが形成され、両側壁b、bの開口縁にカール部cが形成されて成るシート止め材kを、T字交差形状に接続する用途、機能のジョイントで、図1〜図4に実施例を示したとおり、基本形状は、図5に示した従来例とは大差ない。
即ち、鉄板あるいはアルミニューム板のプレス加工として、平面方向に見ると、上記シート止め材kをT字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にもう1本のシート止め材kを貫通状態に接続することが可能なT字頭接続部2とでほぼT字形に形成されている。
本発明に係るシート止め材のT形ジョイント10は、図2に例示したように、底面壁aに続く両側壁b、bが略対称形状に内側へ傾けられて横断面がハの字形状のシート止め溝dが形成され、両側壁b、bの開口縁にカール部cが形成されて成るシート止め材kを、T字交差形状に接続する用途、機能のジョイントで、図1〜図4に実施例を示したとおり、基本形状は、図5に示した従来例とは大差ない。
即ち、鉄板あるいはアルミニューム板のプレス加工として、平面方向に見ると、上記シート止め材kをT字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部1と、T字の頭と同方向にもう1本のシート止め材kを貫通状態に接続することが可能なT字頭接続部2とでほぼT字形に形成されている。
上記のT字脚接続部1には、その両側縁部に、シート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺3、3が形成され、同抱持辺3の入口部分には、当該抱持辺3の上半部を外向きに湾曲させて、シート止め材kを差し込み接続する際の誘い込み部4が形成されている。
また、前記T字頭接続部2にも、前記T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ、同じくシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺5、6が、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5が、そして、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6が形成されている。そして、同下辺の二つの抱持辺6、6の上半分は、外向きに湾曲させてシート止め材kを入れ込む際の誘い込み部9に形成されている。
また、前記T字頭接続部2にも、前記T字脚接続部1と直交する上辺および左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ、同じくシート止め材kの両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺5、6が、上辺にはその全長に及ぶ抱持辺5が、そして、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺6、6が形成されている。そして、同下辺の二つの抱持辺6、6の上半分は、外向きに湾曲させてシート止め材kを入れ込む際の誘い込み部9に形成されている。
上記の通り、本発明のT形ジョイント10の場合は、T字頭接続部2と前記T字脚接続部1との繋ぎ部分7を無傷の状態で構成する。そして、繋ぎ部分7の左右両側に分かれた二つの下辺にそれぞれ、T字頭接続部2の抱持辺6、6を形成するから、同繋ぎ部分7の面外力に対する強度、剛性を大きく確保でき、堅固なビニールハウス等の構築に寄与する。したがって、当該T形ジョイント10のプレス加工のための板取り設計を効率的に経済的に行うことができる。
前記下辺の二つの抱持辺6、6は、前記繋ぎ部分7の幅寸相当の間隔をあけてシート止め材kを抱持し固定する構成なので、特に繋ぎ部分7の板面と平行ないわゆる面内におけるシート止め材kの回転や曲げに対する抵抗力が大きく、やはり堅固なビニールハウス等の構築に寄与する。
次に、T字頭接続部2の下辺の左右二つの抱持辺6、6はそれぞれ、T字脚接続部1との繋ぎ部分7とで間に形成するいわゆる内隅部分を作業空間に利用して、T字頭接続部2へ入れ込み接続するシート止め材kを、レンチのような工具で直接的に至近距離で挟み付けて下辺側の抱持辺6の内側へ静的に押し込む作業を軽便に実施できる。即ち、レンチの使用に障害物のない構成であるため、レンチの顎部で直接シート止め材kを挟み付けることができ、同シート止め材kの接続作業を極めて容易、確実に行うことができる。かくして2本のシート止め材kをT字交差形状に接続を完成した状態を、図3に示す。
前記下辺の二つの抱持辺6、6は、前記繋ぎ部分7の幅寸相当の間隔をあけてシート止め材kを抱持し固定する構成なので、特に繋ぎ部分7の板面と平行ないわゆる面内におけるシート止め材kの回転や曲げに対する抵抗力が大きく、やはり堅固なビニールハウス等の構築に寄与する。
次に、T字頭接続部2の下辺の左右二つの抱持辺6、6はそれぞれ、T字脚接続部1との繋ぎ部分7とで間に形成するいわゆる内隅部分を作業空間に利用して、T字頭接続部2へ入れ込み接続するシート止め材kを、レンチのような工具で直接的に至近距離で挟み付けて下辺側の抱持辺6の内側へ静的に押し込む作業を軽便に実施できる。即ち、レンチの使用に障害物のない構成であるため、レンチの顎部で直接シート止め材kを挟み付けることができ、同シート止め材kの接続作業を極めて容易、確実に行うことができる。かくして2本のシート止め材kをT字交差形状に接続を完成した状態を、図3に示す。
なお、図1、図2、図4中の符号11は、繋ぎ部分7およびT字頭接続部2の剛性強化を目的として形成した膨らみ状のリブ、12および13はT字脚接続部1へ、又はT字頭接続部2へ接続したシート止め材kの底辺との遊びを解消して安定性を高める凸部、14は当該T形ジョイント10をハウス骨組み材等へビス止めするための下孔である。
以上に本発明を実施例に基づいて説明したが、もちろん、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。本発明の思想原理と要旨を逸脱しない範囲において、当業者が必要に応じて行う設計変更などに、種々な態様で実施できることを、ここに念のため付言する次第である。
k シート止め材
1 T字脚接続部
2 T字頭接続部
3 抱持辺
5 抱持辺
6 抱持辺
9 誘い込み部
1 T字脚接続部
2 T字頭接続部
3 抱持辺
5 抱持辺
6 抱持辺
9 誘い込み部
Claims (2)
- 底面壁に続く両側壁が略対称形状に内側へ傾いて横断面をハの字形状とされ、開口縁にカール部が形成されて成るシート止め材をT字交差形状に接続するT形ジョイントにおいて、
平面方向に見ると、前記シート止め材を、T字の脚と同方向に差し込み接続可能なT字脚接続部と、T字の頭と同方向にシート止め材を貫通状態に接続可能なT字頭接続部とでほぼT字形に形成されており、
前記T字脚接続部には、その両側縁部にシート止め材の両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺が形成され、
前記T字頭接続部には、前記T字脚接続部と直交する上辺、および左右に分かれた二つの下辺にそれぞれ、同じくシート止め材の両側壁下部の外面を抱持する、同外面と相似形の抱持辺が、前記上辺にはその全長に及ぶ抱持辺が、左右に分かれた二つの下辺にもそれぞれ抱持辺が形成されていると共に、下辺の抱持辺の上半分は外向きに湾曲させた誘い込み部に形成されていることを特徴とする、シート止め材のT形ジョイント。 - 上記T字脚接続部とT字頭接続部それぞれの底壁に、それぞれの接続部へ差し込まれたシート止め材の底壁に当たり、接続状態を安定化させる凸部、及び上記T字脚接続部及びT字頭接続部双方の底壁にまたがるように形成されたリブ、及びビス止め用下孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項1に記載したシート止め材のT形ジョイント。
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- 2007-06-13 JP JP2007156230A patent/JP2008306960A/ja active Pending
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