JP3211790U - 構造体の補強具 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1部材及び第2部材の直交した面に加え、第1部材及び第2部材の側面も接続することにより十分な構造体の補強を図ることができる構造体の補強具を提供する。【解決手段】一方向に延設された第1部材と、他方向に延設された第2部材とを有し、第1部材及び第2部材が略直交した状態で組み付けられた構造体の補強具において、第1部材及び第2部材が組み付けられて成る直交した面に沿って略L字状に延設され、当該第1部材及び第2部材にそれぞれ接続可能とされた本体部1と、該本体部1に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部1から突出して延設された延設部2aを有し、当該延設部2aが第1部材及び第2部材の側面まで延びて当該側面に接続可能とされた側面部2とを具備したものである。【選択図】図1

Description

本考案は、一方向に延設された第1部材と、他方向に延設された第2部材とを有し、これら第1部材及び第2部材が略直交した状態で組み付けられた構造体の補強具に関するものである。
複数の部材を組み付けて成る建築物等の構造体は、上下に延びる第1部材と左右に延びる第2部材とが直交した状態で組み付けられた部位を有しており、かかる直交部に補強具を取り付けることにより、耐震等を目的とする補強が図られていた。従来の補強具は、例えば特許文献1に開示されているように、第1部材及び第2部材が組み付けられて成る直交した面に沿って延設された略L字状の金属製部材から成り、これら第1部材及び第2部材にそれぞれボルト等により固定されていた。
特開平11−50535号公報
しかしながら、上記従来技術においては、第1部材及び第2部材の直交した面同士の接続を行っているものの、これら第1部材及び第2部材の側面に対する接続がなされていないため、構造体を十分に補強することができないという問題があった。なお、このような問題は、建築物に限らず、第1部材及び第2部材が略直交した状態で組み付けられる他の構造体(例えば家具等)の補強具についても同様に生じるものである。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、第1部材及び第2部材の直交した面に加え、第1部材及び第2部材の側面も接続することにより十分な構造体の補強を図ることができる構造体の補強具を提供することにある。
請求項1記載の考案は、一方向に延設された第1部材と、他方向に延設された第2部材とを有し、前記第1部材及び第2部材が略直交した状態で組み付けられた構造体の補強具において、前記第1部材及び第2部材が組み付けられて成る直交した面に沿って略L字状に延設され、当該第1部材及び第2部材にそれぞれ接続可能とされた本体部と、該本体部に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部から突出して延設された延設部を有し、当該延設部が前記第1部材及び第2部材の側面まで延びて当該側面に接続可能とされた側面部とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の構造体の補強具において、前記本体部は、前記第1部材の延設方向に延びる第1延設部と、前記第2部材の延設方向に延びる第2延設部とを有し、これら第1延設部及び第2延設部にて略L字状とされるとともに、前記側面部は、前記第1延設部と第2延設部とに跨がって延設された板状部材から成ることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2記載の構造体の補強具において、前記本体部は、前記第1部材及び第2部材に接続した状態で当該第1部材の側面及び第2部材の側面に対して略面一となる折り曲げ部を有するとともに、前記側面部は、当該折り曲げ部に固定されて一体化されたことを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1〜3の何れか1つに記載の構造体の補強具において、前記本体部及び側面部は、それぞれネジ孔又は釘孔が形成され、当該ネジ孔又は釘孔に挿通されたネジ又は釘によって前記第1部材又は第2部材に対して接続されることを特徴とする。
請求項5記載の考案は、請求項1〜4の何れか1つに記載の構造体の補強具において、前記第1部材及び第2部材を有する構造体は、建築物であることを特徴とする。
請求項6記載の考案は、請求項1〜4の何れか1つに記載の構造体の補強具において、前記第1部材及び第2部材を有する構造体は、家具であることを特徴とする。
請求項1の考案によれば、第1部材及び第2部材が組み付けられて成る直交した面に沿って略L字状に延設され、当該第1部材及び第2部材にそれぞれ接続可能とされた本体部と、該本体部に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部から突出して延設された延設部を有し、当該延設部が第1部材及び第2部材の側面まで延びて当該側面に接続可能とされた側面部とを具備したので、第1部材及び第2部材の直交した面に加え、第1部材及び第2部材の側面も接続することにより十分な構造体の補強を図ることができる。
請求項2の考案によれば、本体部は、第1部材の延設方向に延びる第1延設部と、第2部材の延設方向に延びる第2延設部とを有し、これら第1延設部及び第2延設部にて略L字状とされるとともに、側面部は、第1延設部と第2延設部とに跨がって延設された板状部材から成るので、側面部が、第1部材及び第2部材の側面に対する補強機能と補強具におけるすじかいとしての機能とを兼用させることができ、構造体の補強をより十分に図ることができる。
請求項3の考案によれば、本体部は、第1部材及び第2部材に接続した状態で当該第1部材の側面及び第2部材の側面に対して略面一となる折り曲げ部を有するとともに、側面部は、当該折り曲げ部に固定されて一体化されたので、折り曲げ部による補強具の強度の向上に加えて、本体部と側面部とをより強固に一体化させることができる。
請求項4の考案によれば、本体部及び側面部は、それぞれネジ孔又は釘孔が形成され、当該ネジ孔又は釘孔に挿通されたネジ又は釘によって第1部材又は第2部材に対して接続されるので、汎用的なネジ又は釘によって接続が可能とされ、補強作業を容易に行わせることができる。
請求項5の考案によれば、第1部材及び第2部材を有する構造体は、建築物であるので、構造体の補強をより十分に図ることができる。
請求項6の考案によれば、第1部材及び第2部材を有する構造体は、家具であるので、家具の補強をより十分に図ることができる。
本考案の実施形態に係る構造体の補強具を示す斜視図 同構造体の補強具を示す斜視図 同構造体の補強具を示す3面図 同構造体の補強具が構造体に取り付けられた状態を示す斜視図 同構造体の補強具が構造体に取り付けられた状態を示す断面図
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る構造体の補強具は、家屋等の木造建築物を補強するためのもので、図4に示すように、一方向に延設された第1部材Hと、他方向に延設された第2部材Kとを有し、第1部材H及び第2部材Kが略直交した状態で組み付けられた構造体を補強するための補強具Tから成る。なお、本実施形態においては、第1部材H及び第2部材Kは、木材から成るものとされており、これらを組み合わせて木造の建築物が構成されている。
かかる補強具Tは、金属(例えば鉄)など高剛性材料から成るもので、図1〜3に示すように、第1部材H及び第2部材Kが組み付けられて成る直交した面(図4で示される面Ha及び面Ka)に沿って略L字状に延設され、当該第1部材H及び第2部材Kにそれぞれ接続可能とされた本体部1と、本体部1に対して一体的に形成されるとともに、第1部材H及び第2部材Kの側面(図4で示される面Hb及び面Kb)まで延び、当該側面に接続可能とされた側面部2とを具備したものである。
本体部1は、第1部材Hの延設方向αに延びる第1延設部1aと、第2部材Kの延設方向βに延びる第2延設部1bとを有し、これら第1延設部1a及び第2延設部1bにて略L字状とされた一体部材から成るものである。また、本体部1は、第1部材H及び第2部材Kに接続した状態で当該第1部材Hの側面Hb及び第2部材Kの側面Kbに対して略面一となる折り曲げ部1c(図5参照)を有している。この折り曲げ部1cは、例えば本体部1をプレス加工することにより形成されている。
側面部2は、本体部1に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部1から突出して延設された延設部(2a、2a)を有し、当該延設部(2a、2a)が第1部材H及び第2部材Kの側面(Hb、Kb)まで延びて当該側面に接続可能とされている。特に、本実施形態に係る側面部2は、第1延設部1aと第2延設部1bとに跨がって延設された板状部材から成るとともに、本体部1に形成された折り曲げ部1cに固定されて一体化されている。本実施形態に係る側面部2は、本体部1に対して溶接等により一体化されているが、例えばネジ等の汎用の締結具による一体化であってもよく、或いは鋳造により本体部1と側面部2とを一体成形するようにしてもよい。
さらに、本体部1及び側面部2は、それぞれネジ孔a(又は釘孔)が形成され、当該ネジ孔a(又は釘孔)に挿通されたネジn(又は釘)によって第1部材H又は第2部材Kに対して接続されるようになっている。具体的には、本体部1の第1延設部1a及び第2延設部1bの各先端部において、ネジ孔aが2つずつ形成されるとともに、側面部2の突端部である延設部(2a、2a)にそれぞれネジ孔aが2つずつ形成されており、ネジn(又は釘)が挿通して構造体と接続可能とされている。
しかるに、第1部材Hと第2部材Kとが略直交した状態で組み付けられた構造体に取り付ける際、図4に示すように、第1部材Hの面Haに沿うように第1延設部1aを当接させるとともに、第2部材Kの面Kaに沿うように第2延設部1bを当接させ、且つ、側面部2の延設部(2a、2a)を第1部材Hの側面Hb及び第2部材Kの側面Kbにそれぞれ当接させて位置決めする。
そして、かかる位置決めがなされた後、本体部1のネジ孔aにネジn(木ねじ等)を挿通させて当該本体部1と第1部材Hの面Ha及び第2部材Kの面Kaとを接続するとともに、側面部2の延設部2aのネジ孔aにネジn(木ねじ等)を挿通させて当該側面部2と第1部材Hの側面Hb及び第2部材Kの側面Kbとを接続することにより、補強具Tを構造体の角部に取り付けることができ、構造体である家屋等の建築物を補強することができる。
なお、補強具Tは、構造体の複数の部位に取り付けてもよく、或いは単一の部位に取り付けてもよい。また、本実施形態に係る側面部2の略中央部分には、ネジ孔aと同様のネジ孔bが形成されており、構造体である建築物の一部を構成する「すじかい」に対して、ネジ孔bを介してネジや釘等による固定が可能とされている。これにより、構造体の補強をより強固に行わせることができる。
上記実施形態によれば、第1部材H及び第2部材Kが組み付けられて成る直交した面に沿って略L字状に延設され、当該第1部材H及び第2部材Kにそれぞれ接続可能とされた本体部1と、該本体部1に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部1から突出して延設された延設部2aを有し、当該延設部2aが第1部材H及び第2部材Kの側面(Hb、Kb)まで延びて当該側面に接続可能とされた側面部2とを具備したので、第1部材H及び第2部材Kの直交した面(Ha、Ka)に加え、第1部材H及び第2部材Kの側面(Hb、Kb)も接続することにより十分な構造体の補強を図ることができる。
また、本実施形態に係る本体部1は、第1部材Hの延設方向αに延びる第1延設部1aと、第2部材Kの延設方向βに延びる第2延設部1bとを有し、これら第1延設部1a及び第2延設部1bにて略L字状とされるとともに、側面部2は、第1延設部1aと第2延設部1bとに跨がって延設された板状部材から成るので、側面部2が、第1部材H及び第2部材Kの側面(Hb、Kb)に対する補強機能と補強具Tにおける「すじかい」としての機能とを兼用させることができ、構造体の補強をより十分に図ることができる。
さらに、本実施形態に係る本体部1は、第1部材H及び第2部材Kに接続した状態で当該第1部材Hの側面Hb及び第2部材Kの側面Kbに対して略面一となる折り曲げ部1cを有するとともに、側面部2は、当該折り曲げ部1cに固定されて一体化されたので、折り曲げ部1cによる補強具Tの強度の向上に加えて、本体部1と側面部2とをより強固に一体化させることができる。
またさらに、本実施形態に係る本体部1及び側面部2は、それぞれネジ孔a(又は釘孔)が形成され、当該ネジ孔a(又は釘孔)に挿通されたネジn(又は釘)によって第1部材H又は第2部材Kに対して接続されるので、汎用的なネジn又は釘によって接続が可能とされ、補強作業を容易に行わせることができる。特に、本実施形態によれば、第1部材H及び第2部材Kを有する構造体は、木造家屋等の建築物であるので、構造体の補強をより十分に図ることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本考案はこれに限定されず、補強の対象は、他の種々構造体であってもよく、例えば第1部材及H及び第2部材Kを有する家具であってもよい。このように、補強の対象として第1部材及H及び第2部材Kを有する家具とすれば、家具の補強をより十分に図ることができる。また、上記実施形態においては、木造の建築物を補強するものとされているが、他の建築物(例えば鉄筋の構造物等)としてもよい。
第1部材及び第2部材が組み付けられて成る直交した面に沿って略L字状に延設され、当該第1部材及び第2部材にそれぞれ接続可能とされた本体部と、該本体部に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部から突出して延設された延設部を有し、当該延設部が第1部材及び第2部材の側面まで延びて当該側面に接続可能とされた側面部とを具備した構造体の補強具であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 本体部
1a 第1延設部
1b 第2延設部
1c 折り曲げ部
2 側面部
2a 延設部
H 第1部材
K 第2部材
Hb 側面
Kb 側面

Claims (6)

  1. 一方向に延設された第1部材と、他方向に延設された第2部材とを有し、前記第1部材及び第2部材が略直交した状態で組み付けられた構造体の補強具において、
    前記第1部材及び第2部材が組み付けられて成る直交した面に沿って略L字状に延設され、当該第1部材及び第2部材にそれぞれ接続可能とされた本体部と、
    該本体部に対して一体的に形成されるとともに、当該本体部から突出して延設された延設部を有し、当該延設部が前記第1部材及び第2部材の側面まで延びて当該側面に接続可能とされた側面部と、
    を具備したことを特徴とする構造体の補強具。
  2. 前記本体部は、前記第1部材の延設方向に延びる第1延設部と、前記第2部材の延設方向に延びる第2延設部とを有し、これら第1延設部及び第2延設部にて略L字状とされるとともに、前記側面部は、前記第1延設部と第2延設部とに跨がって延設された板状部材から成ることを特徴とする請求項1記載の構造体の補強具。
  3. 前記本体部は、前記第1部材及び第2部材に接続した状態で当該第1部材の側面及び第2部材の側面に対して略面一となる折り曲げ部を有するとともに、前記側面部は、当該折り曲げ部に固定されて一体化されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の構造体の補強具。
  4. 前記本体部及び側面部は、それぞれネジ孔又は釘孔が形成され、当該ネジ孔又は釘孔に挿通されたネジ又は釘によって前記第1部材又は第2部材に対して接続されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の構造体の補強具。
  5. 前記第1部材及び第2部材を有する構造体は、建築物であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の構造体の補強具。
  6. 前記第1部材及び第2部材を有する構造体は、家具であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の構造体の補強具。
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