JP2009043635A - 蛍光管用電極支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成であるとともに、繰り返し使用に強く、且つ、蛍光管の落ち込みを防止できる蛍光管用電極支持構造を提供する。
【解決手段】蛍光管用電極支持構造1は、蛍光管の電極2cを支持し、且つ、電極2cに対して電気的に接続されるものであり、第1の電極片10、第2の電極片20、及び、支持部30を備える。電極片10,20は、支持部30から連続しており、且つ、支持部30に対し、軸方向に沿って並べられている。第1の電極片10における湾曲支持部11及び屈曲部12の接続部と、第2の電極片20における湾曲支持部21及び屈曲部22の接続部とは、軸方向に沿って見たときに交差する。
【選択図】図3
【解決手段】蛍光管用電極支持構造1は、蛍光管の電極2cを支持し、且つ、電極2cに対して電気的に接続されるものであり、第1の電極片10、第2の電極片20、及び、支持部30を備える。電極片10,20は、支持部30から連続しており、且つ、支持部30に対し、軸方向に沿って並べられている。第1の電極片10における湾曲支持部11及び屈曲部12の接続部と、第2の電極片20における湾曲支持部21及び屈曲部22の接続部とは、軸方向に沿って見たときに交差する。
【選択図】図3
Description
本発明は、端部に電極を有する蛍光管を支持するための、蛍光管用電極支持構造に関する。
従来の蛍光管の固定部材の例が特許文献1乃至3に開示されている。特許文献1の支持ランプ固定部材は、ランプ固定底部、ランプ支持台及びランプクリップ部材を含む。ランプクリップ部材において、一対のクリップが互いに向き合うように配置される。また、クリップは強い弾性力を有しランプが垂直方向に堅固に挿入されることができるようになっている(特許文献1の図6参照)。
特許文献2のクリップタイプ電圧印加モジュールは、導電性ベース胴体、クリップ胴体部、クリップ部により構成される(特許文献2の図7,8参照)。クリップ胴体部には、冷陰極線管方式ランプの電極ソケットまたは第2電極をグリップすることができるようにクリップ部が長く延びる。クリップ胴体部の両側で互いに離隔された2個のクリップ部が、突出された後、折り曲げられて、冷陰極線管方式ランプの電極ソケットまたは第2電極と結合される。そして、導電性ベース胴体−クリップ胴体部−クリップ部は、全て導体で、冷陰極線管方式ランプの電極ソケット及び第2電極を固定し、及び外部電源から電力供給されるようになっている。
特許文献3のコネクタは、上方から電極が挿入される開口部を有し、基板に取り付けられるベースハウジングと、ベースハウジングに組み込まれ、弾性を有するコンタクトと、上方から押圧されることにより下方のベースハウジングに装着されるカバーハウジングと、カバーハウジングおよびベースハウジングと一体に形成され、ベースハウジングの上方へ移動可能にカバーハウジングをベースハウジングに連結する可撓性のヒンジ部とを備えている。そして、カバーハウジングが、開口部に電極を挿入されたベースハウジングに装着されることにより、コンタクトが電極に接圧をもって接続する(特許文献3の図3参照)。これにより、管状EEFLの端部外側に形成された電極に、EEFLを破損させることなく、簡単にかつ十分な接圧で確実に接続できる。
特許文献1の支持ランプ固定部材では、固定底部の両側から一対のランプクリップが立ち上がっている。このような形状の場合、ランプの抜き差しを繰り返すことによってクリップが撓み、その応力がクリップの根元部分のみに集中するため、塑性変形により、クリップが外側へ開いて元に戻らない状態になりやすい。また、このような形状の場合、クリップの曲げ剛性が弱いためにクリップが撓みやすく、その支持力が小さい。
一方、特許文献2の技術では、二つの対向するクリップ部が、根元から立ち上がるように形成されており、その立ち上がり部分の上端から互いに外側に折り曲げられ、その先に湾曲した支持部が形成されている。このように、クリップの根元部分において複数箇所の折り曲げ部分を形成することにより、ランプの抜き差しが繰り返されても、応力が集中する部分が、一箇所のみでなく、複数箇所に分散されることになるので、クリップが塑性変形により開いてしまうことを防止できる。このように、繰り返し使用に対するクリップの耐久性を向上させようとした場合には、例えば、対になったクリップの根元部分を一旦立ち上げてから互いに外側へ折り曲げることになる。しかし、このような形状の場合、二つのクリップが立ち上がっていることで、ランプの装着位置よりも押し込み方向奥側には溝状の空間が生じており、ランプを強くクリップに押し込んだときに、ランプが、装着位置よりも押し込み方向に関してさらに奥側へと落ち込んでしまうおそれがある。そして、一時的なものであっても、ランプが奥へと落ち込むことによってクリップが外側へ開いてしまうために、クリップの根元部分において不要な応力集中が発生してしまい、クリップの塑性変形の原因となってしまう。
一方、特許文献3のコネクタは、上記のような塑性変形のおそれは無いが、構成として複雑なものとなっている。蛍光管の支持構造としては、部品点数が少なく、簡易に構成されることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成であるとともに、繰り返し使用に強く、且つ、蛍光管の落ち込みを防止できる蛍光管用電極支持構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る蛍光管用電極支持構造は、丸棒状又は円筒状の電極を端部に有する蛍光管の当該電極を支持し、且つ、前記電極に対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造であって、前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第1の電極片と、前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第2の電極片と、前記蛍光管の軸方向に沿って伸びる支持部と、を備えている。そして、前記単数又は複数の第1の電極片、及び、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記支持部から連続しており、且つ、前記支持部に対し、前記軸方向に沿って並べられており、前記単数又は複数の第1の電極片は、前記電極の側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記電極の側周面を他方の側から支持するように配置され、前記第1の電極片及び前記第2の電極片は、前記軸方向に沿って見たときに、前記一方の側及び前記他方の側から前記第1の電極片及び前記第2の電極片が前記電極を支持する方向である支持方向に関して、前記電極を両側から挟むように配置されており、前記第1の電極片及び前記第2の電極片のそれぞれは、前記湾曲支持部と前記支持部との間に、屈曲形成された屈曲部を有しており、前記第1の電極片における前記湾曲支持部及び前記屈曲部の接続部と、前記第2の電極片における前記湾曲支持部及び前記屈曲部の接続部とは、前記軸方向に沿って見たときに交差する。
この構成によると、第1の電極片、及び、第2の電極片が湾曲支持部を有していることで蛍光管の電極を確実に支持することができる。また、第1の電極片、及び、第2の電極片の根元部分に屈曲部が形成されていることにより、蛍光管の抜き差しが繰り返されても、応力が集中する部分が複数箇所に分散されるので、根元部分の塑性変形により電極片が外側へ開いてしまうことを抑止でき、電極片による支持力を維持できる。また、第1の電極片、及び、第2の電極片における湾曲支持部及び屈曲部の接続部同士が、蛍光管の軸方向に沿って見たときに交差するように配置されていることにより、蛍光管が、湾曲支持部によって支持される装着位置よりも押し込み方向に関して奥側へ落ち込んでしまうことを防止でき、蛍光管の確実な位置決めが可能となる。また、第1の電極片及び第2の電極片が、蛍光管が装着位置よりも奥側へ落ち込むことによって押し広げられることがないため、電極片の根元部分において不要な応力集中が発生することがなく、この観点においても、電極片による支持力を維持できる。さらに、このような支持構造を、例えば、一枚の金属板から構成することができる。以上により、簡易な構成であるとともに、繰り返し使用に強く、且つ、蛍光管の落ち込みを防止できる蛍光管用電極支持構造が得られる。
また、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれは、その先端部において、前記電極の抜け防止のため、前記支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部を有し、前記突出部は、前記湾曲支持部における、前記支持方向に関して最も内側の部分よりも、前記支持方向に関して内側へ向かってさらに突出していてもよい。これによると、突出部が形成されていることにより、蛍光管が押し込み方向手前側へ抜けてしまうことを確実に防止できる。そのため、蛍光管の移動に関して、押し込み方向奥側への移動の制限に加え、手前側への移動も制限されるので、蛍光管をさらに強固に支持できる。また、塑性変形により電極片が支持方向に関して外側へ多少開いてしまったときであっても、突出部の長さを適切に設定しておくことにより、湾曲支持部の支持力の低下を補い、支持力を維持することができる。
また、前記突出部は、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれにおいて、折り曲げられる被折り曲げ部を、折り代部を残して周囲に切り込みを入れて形成し、当該被折り曲げ部を、前記支持方向に関して内側に向かって折り入れることで形成されていてもよい。これによると、部品点数を増やすことなく、簡易な構成により、蛍光管の抜けを防止することができる。また、突出部の突出長さを、折り入れ角度や被折り曲げ部の長さの設定により、容易に調整できる。
また、前記突出部は、前記被折り曲げ部の全体を、前記折り代部で折り曲げることにより前記支持方向に関して内側に向かって折り入れ、且つ、その中間部で折り曲げることにより当該被折り曲げ部の先端部を前記支持方向に関して外側に向かって折り戻すことで形成されていてもよい。
これによると、蛍光管の径に対して被折り曲げ部の間の幅が狭い場合であっても、蛍光管を抜き差しするときに、被折り曲げ部の中間部に電極が接触して湾曲支持部を外側に押し広げるので、蛍光管を容易に抜き差しできる。具体的には、電極片の先端部に折り代部を設定し、切り込みを折り代部に対して根元側に形成した場合には、このような折り戻し部分を形成することで、蛍光管を引き抜くときに、被折り曲げ部の先端に電極が引っ掛ることなく、被折り曲げ部の中間部に電極が接触して、湾曲支持部が外側へ押し広げられる。また、電極片の根元側に折り代部を設定し、切り込みを折り代部に対して先端側に形成した場合には、このような折り戻し部分を形成することで、蛍光管を押し込むときに、被折り曲げ部の先端に電極が引っ掛ることなく、被折り曲げ部の中間部に電極が接触して湾曲支持部が外側へ押し広げられる。
また、前記突出部は、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれに対する絞り加工により形成した薄肉突出部であってもよい。これによると、部品点数を増やすことなく、簡易な構成により、蛍光管の抜けを防止することができる。
また、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれとは別部材である取り付け用部材が、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれに対して取り付けられており、前記突出部は、前記取り付け用部材に形成されていてもよい。これによると、簡易な構成により、蛍光管の抜けを防止することができる。また、取り付け用部材の設計自由度が高いので、突出部の突出長さ等を自由に設定できる。
また、他の観点において、本発明に係る蛍光管用電極支持構造は、丸棒状又は円筒状の電極を端部に有する蛍光管の当該電極を支持し、且つ、前記電極に対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造であって、前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第1の電極片と、前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第2の電極片と、前記蛍光管の軸方向に沿って伸びる支持部と、を備えている。そして、前記単数又は複数の第1の電極片、及び、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記支持部から連続しており、前記単数又は複数の第1の電極片は、前記電極の側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記電極の側周面を他方の側から支持するように配置され、前記第1の電極片及び前記第2の電極片は、前記軸方向に沿って見たときに、前記一方の側及び前記他方の側から前記第1の電極片及び前記第2の電極片が前記電極を支持する方向である支持方向に関して、前記電極を両側から挟むように配置されており、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれは、その先端部において、前記電極の抜け防止のため、前記支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部を有し、前記突出部は、前記湾曲支持部における、前記支持方向に関して最も内側の部分よりも、前記支持方向に関して内側へ向かってさらに突出している。
上記の特許文献1,2に記載された固定部材は、蛍光管が装着位置にある状態でも、押し込み方向に関して手前側が開いており、振動や、電極片の塑性変形による支持力の低下に起因して、一度装着された蛍光管が固定部材の間から抜け出てしまうおそれがある。一方、この構成によると、第1の電極片、及び、第2の電極片が湾曲支持部を有していることで蛍光管の電極を確実に支持することができ、さらに、支持方向に関して内側へ突出している突出部が形成されていることにより、蛍光管が押し込み方向手前側へ抜けてしまうこと確実に防止できる。また、塑性変形により電極片が外側へ多少開いてしまったときであっても、突出部の長さを適切に設定しておくことにより、湾曲支持部の支持力の低下を補い、支持力を維持することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下においては、説明の便宜のために本発明の好適な実施形態例のみを示すが、これにより本発明を限定するものではない。
(全体構成について)
まず、本発明の第1実施形態に係る蛍光管用電極支持構造の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る蛍光管、及び、蛍光管用電極支持構造の全体構成を示す概略図であり、(a)は蛍光管の側面概略図、(b)は蛍光管を蛍光管用電極支持構造に装着した状態を示す斜視概略図を示す。図2は、図1の蛍光管用電極支持構造を示す斜視概略図である。図3は、図2の蛍光管用電極支持構造を示す概略図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。図4は、図3の蛍光管用電極支持構造の電極片部分の拡大図である。図5は、図2の蛍光管用電極支持構造の概略展開図である。なお、図3の(a)は、図2のA矢視図に相当し、(b)は図2のB矢視図に相当する。
まず、本発明の第1実施形態に係る蛍光管用電極支持構造の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る蛍光管、及び、蛍光管用電極支持構造の全体構成を示す概略図であり、(a)は蛍光管の側面概略図、(b)は蛍光管を蛍光管用電極支持構造に装着した状態を示す斜視概略図を示す。図2は、図1の蛍光管用電極支持構造を示す斜視概略図である。図3は、図2の蛍光管用電極支持構造を示す概略図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。図4は、図3の蛍光管用電極支持構造の電極片部分の拡大図である。図5は、図2の蛍光管用電極支持構造の概略展開図である。なお、図3の(a)は、図2のA矢視図に相当し、(b)は図2のB矢視図に相当する。
本実施形態において、蛍光管用電極支持構造1は、液晶画面のバックライトとして使用される蛍光管2を支持するために用いられ、且つ、蛍光管2と電気的に接続されるものである。本実施形態において、蛍光管2はEFFL(External Electrode Fluorescent Lamp, 外部電極蛍光ランプ)であり、本体部としてのランプチューブ(ガラス管)2bと、ランプチューブ2bの両端部に配置された二つの電極2cとを有する。電極2cは、ランプチューブ2b外表面において、金属の被覆または導電性塗料などの被膜を設けることにより形成されている。すなわち、電極2cは円筒状(管状)に形成されている。なお、本実施形態においては、電極2cは円筒状に形成されているが、その径方向断面における外表面の輪郭線の形状が円状となるものであればよく、例えば、ランプチューブの端部に取り付けられた丸棒状のものであってもよい。
そして、蛍光管用電極支持構造1は、蛍光管2の電極2cを支持し、且つ、電極2cに対して電気的に接続される。なお、以下の説明においては、蛍光管用電極支持構造1の構成を、蛍光管2の両端部にある二つの電極2cのうち、一方の電極2cを支持するものとして説明するが、二つの蛍光管用電極支持構造1が、蛍光管2の二つの電極2cを支持するように用いられてもよいし、蛍光管用電極支持構造1が一方の電極2cのみを支持するように用いられ、他方の電極2cを別の支持構造(例えば、従来型のクリップ)が支持してもよい。
蛍光管用電極支持構造1は、二つの第1の電極片10と、一つの第2の電極片20と、支持部30と、突き当たり部40とを備えて構成されている。第1の電極片10及び第2の電極片20のそれぞれは、支持部30から連続して形成されている。そして、これらの電極片10,20が蛍光管2の電極2cと接触することで、蛍光管用電極支持構造1と電極2cとが電気的に接続され、その結果、蛍光管用電極支持構造1と蛍光管2とが電気的に接続される。また、本実施形態においては、蛍光管用電極支持構造1は、基板3に対して取り付けられるため、蛍光管用電極支持構造1を介して、蛍光管2と基板3とが電気的に接続されることになる。また、図5に示すように、蛍光管用電極支持構造1は、1回のプレス加工によって一枚の金属板から打ち抜き形成されたもの(打ち抜き構造1p)に対して曲げ加工を施したものとして構成されている。以下、図を参照しながら、各部の詳細について説明する。
(支持部)
支持部30は、蛍光管2が装着された状態における、蛍光管2の軸方向(図1〜3の矢印方向参照)に沿って伸びるように形成されている(図1〜3参照)。また、第1の電極片10及び第2の電極片20は、この支持部30から連続するように、支持部30とは一体的に形成されている(図1〜3、図5参照)。また、支持部30は、長板状に形成されている(図5参照)。
支持部30は、蛍光管2が装着された状態における、蛍光管2の軸方向(図1〜3の矢印方向参照)に沿って伸びるように形成されている(図1〜3参照)。また、第1の電極片10及び第2の電極片20は、この支持部30から連続するように、支持部30とは一体的に形成されている(図1〜3、図5参照)。また、支持部30は、長板状に形成されている(図5参照)。
また、支持部30からは、二つの位置決め用突起30c,30d、及び、三つのリード部30b,30e,30fが突出形成されている(図2,図3,図5等参照)。そして、根元部分において折り曲げられた位置決め用突起30c,30dが、基板に形成された二つの孔部(図1には一方の孔部3hのみ示している)に挿入されることにより、蛍光管用電極支持構造1が、基板3に対して位置決めされつつ取り付けられる。また、リード部30b,30e,30fにおいてはんだ付けすることにより、蛍光管用電極支持構造1は、基板3に対して電気的に接続される(図1では、はんだ部分を省略して示している)。また、リード部30b,30e,30fは押し込み方向に垂直な方向に伸びている。そのため、例えば、蛍光管用電極支持構造1に蛍光管2の軸を中心として回転する方向への力が加えられたときに、リード部30e,30fは、蛍光管用電極支持構造1全体が回転しないように、その力に反して、蛍光管用電極支持構造1全体を支持する。
(突き当たり部)
突き当たり部40は、支持部30から、接続部40sを介して連続して形成されている(図2、図5参照)。また、蛍光管用電極支持構造1において、突き当たり部40は、蛍光管2の軸方向に関して奥側の位置において、軸方向と直交して壁状に形成されている。これにより、蛍光管2を軸方向に関して位置決めすることができる。
突き当たり部40は、支持部30から、接続部40sを介して連続して形成されている(図2、図5参照)。また、蛍光管用電極支持構造1において、突き当たり部40は、蛍光管2の軸方向に関して奥側の位置において、軸方向と直交して壁状に形成されている。これにより、蛍光管2を軸方向に関して位置決めすることができる。
(電極片)
次に、電極片の詳細について説明する。蛍光管用電極支持構造1においては、上記のように、電極片として、二つの第1の電極片10と、一つの第2の電極片20とが形成されている。これらの電極片10,20は、蛍光管2の電極2cに対して、電気的接続のために接触するコンタクト部として機能し、また、電極2cを両側から挟んで支持することにより蛍光管2の接続状態を維持する支え部としても機能する。
次に、電極片の詳細について説明する。蛍光管用電極支持構造1においては、上記のように、電極片として、二つの第1の電極片10と、一つの第2の電極片20とが形成されている。これらの電極片10,20は、蛍光管2の電極2cに対して、電気的接続のために接触するコンタクト部として機能し、また、電極2cを両側から挟んで支持することにより蛍光管2の接続状態を維持する支え部としても機能する。
これらの電極片10,20は、図5に示すように、長板部分に対して曲げ加工等を施すことにより形成されている(図5の第1の電極片に加工される部分10p、第2の電極片に加工される部分20p参照)。
上記のように、第1の電極片10及び第2の電極片20は、この支持部30から連続して形成されている。また、二つの第1の電極片10、及び、一つの第2の電極片20は、支持部30に対し、軸方向に沿って一つずつ並べられている。具体的には、二つの第1の電極片10、及び、一つの第2の電極片20が、支持部30に対し、蛍光管2の軸方向に沿って、図1、図2における手前側から、第1の電極片10、第2の電極片20、第1の電極片10の順に並べられた状態となるように配置されている。すなわち、第1の電極片10、及び、第2の電極片20は、支持方向に関して対向しない。
そして、第1の電極片10は、電極2cの側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、第2の電極片20は、電極2cの側周面を他方の側から支持するように配置されている(図1,図2参照)。そして、第1の電極片10及び第2の電極片20は、蛍光管2の軸方向に沿って見たときに、一方の側及び他方の側から第1の電極片10及び第2の電極片20が電極を支持する方向である支持方向(図3の矢印方向参照)に関して、電極2cを両側から挟むように配置されている(図1〜4参照)。
次に、第1の電極片10、第2の電極片20の各部についてさらに詳細に説明する。なお、第1の電極片10、及び、第2の電極片20は、支持方向に関して互いに逆向きの配置となるものの、各部の構成はほぼ同様であるので、以下の説明においては、第1の電極片10を中心に説明し、第2の電極片20については、場合に応じてその説明を省略する。また、本実施形態において、第1の電極片10は二つ形成されているが、これら二つの電極片は同様のものであるので、主に一方についてのみ説明する。なお、図4は、主に第1の電極片10について説明するための図であるが、相互の位置関係を説明するために、第2の電極片20を破線で示している。
第1の電極片10は、支持部30側(根元側)から順に、屈曲部12、湾曲支持部11、先端広がり部10tを有して形成されている。湾曲支持部11は、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された部分である。具体的には、電極2cの側周面に沿って根元側から先端側へ向かって弓なりに形成されており(図3参照)、湾曲支持部11の上端部(折れ曲がり角部10k)は、湾曲支持部11の支持方向に関して最外部よりも内側にある(図4のJ参照)。そして、第2の電極片20も、第1の電極片10と同様に、支持部30側から順に、屈曲部22、湾曲支持部21、先端広がり部20tを有して形成されている。
屈曲部12は、湾曲支持部11と支持部30との間において、屈曲形成された部分である。具体的には、屈曲部12は、軸方向に沿って見たときに(図4参照)、まず、支持部30における一方の端部の側から立ち上がって湾曲し、その先において、支持方向に関して、支持部30と平行に、且つ、支持部30における他方の端部の側へと平面的(直線的)に伸び、それから、湾曲支持部11へと連続するように形成されている。すなわち、屈曲部12は、湾曲部12bと、平板部12sとを有して構成されている。そして、上記のように屈曲部12が形成されることで、第1の電極片10の根元部(すなわち、屈曲部12付近)には、3箇所の曲げ部分が形成されていることになる(図4の丸で囲った曲げ部分D,E,F参照)。このように、第1の電極片10の根元部には複数の曲げ部分が形成されているために、電極片の撓み変形時に応力が集中する部分が、複数箇所に分散される。
また、第1の電極片10、及び、第2の電極片20のそれぞれにおいて、湾曲支持部11,21よりも先端側には先端広がり部10t,20tが形成されており、この部分は、支持方向に関して互いに互いに外側へと開くように、折れ曲がり角部10k,20kにおいて折り曲げられている(図4の矢印G参照)。その結果、折れ曲がり部15,25が、湾曲支持部11,21から連続して形成されており、折れ曲がり部15,25は、軸方向に沿って見たときに、第1の電極片10の先端広がり部10t及び第2の電極片20の先端広がり部20tのそれぞれが、支持方向に関して互いに外側へ開くように折れ曲がることで形成されている。そして、この折れ曲がり部15,25が形成されていることで、電極2cの径に対して電極片間の幅が狭い場合であっても、蛍光管2を装着するときに、折れ曲がり部15,25に電極2cが接触して湾曲支持部11,21を外側に押し広げながら蛍光管2を奥へ押し込むことになるので、蛍光管2を蛍光管用電極支持構造1に対して容易に装着できる。また、先端広がり部10t,20tの先端には、傾斜部10v,20vが形成されており、これによって、蛍光管2の取り付けがさらに容易になる。
また、第1の電極片10における湾曲支持部11及び屈曲部12の接続部と、第2の電極片20における湾曲支持部21及び屈曲部22の接続部とは、軸方向に沿って見たときに交差する(図4における丸で囲った交差部分C参照)。これにより、蛍光管2が装着される位置に対して、押し込み方向奥側に溝状の空間が形成されない。そのため、蛍光管用電極支持構造1に対して蛍光管2が装着された状態からさらに蛍光管2を押し込み方向に強く押し込んだとしても、電極2cが、第1の電極片10の平板部12s、第2の電極片20の平板部22sに当たるために、蛍光管2がさらに押し込み方向奥側へと落ち込んでしまうことはない。なお、ここで“湾曲支持部及び屈曲部の接続部”とは、電極片における湾曲部と屈曲部との境界付近の領域のことを示し、当該接続部は、ある程度の広さを有しているものとする。
(突出部について)
次に、突出部について説明する。第1の電極片10、及び、第2の電極片20のそれぞれは、その先端部において、電極2cの抜け防止のため、支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部13,23を有している。
次に、突出部について説明する。第1の電極片10、及び、第2の電極片20のそれぞれは、その先端部において、電極2cの抜け防止のため、支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部13,23を有している。
第1の電極片10において、突出部13は、湾曲支持部11における、支持方向に関して最も内側の部分(図4における折れ曲がり角部10k)よりも、支持方向に関して内側へ向かってさらに突出している(図4のH参照)。
また、突出部13は、第1の電極片10において、折り曲げられる被折り曲げ部14を、先端側の折り代部14bを残して周囲に切り込みを入れて形成し(図5参照)、当該被折り曲げ部14を、支持方向に関して内側に向かって折り入れることで形成されている(図3,4参照)。より詳細には、突出部13は、被折り曲げ部14の全体を、折り代部14bで折り曲げることにより支持方向に関して内側に向かって折り入れ、且つ、その中間部14mで折り曲げることにより当該被折り曲げ部14の先端部14tを支持方向に関して外側に向かって折り戻すことで形成されている(図2,4参照)。そして、中間部14mは、丸みをもった折り曲がり角部となっている。
なお、突出部は、被折り曲げ部を折り代部で折り曲げることによって形成されていればよく、先端の折り戻し部分はなくてもよい。すなわち、図4で説明すると、突出部が中間部14mまでで途切れているものであってもよい。また、本実施形態においては、電極片の先端部に折り代部を設定しており、切り込みを折り代部に対して根元側に形成しているが(図5参照)、このようなものには限られず、根元側に折り代部を設定し、且つ、切り込みを折り代部に対して先端側に形成していてもよい。
また、本実施形態において、突出部13,23が、切り込みを入れて折り曲げたものとして構成されているが、突出部は、支持方向に関して内側へ向かって突出形成され、且つ、湾曲支持部における最も内側の部分よりもさらに内側へ突出していればよく、このようなものには限られない(例えば、後述する第2、第3実施形態参照)。また、突出部はなくてもよい。
なお、電極の抜け防止のため、湾曲支持部の上端(本実施形態では折れ曲がり角部)を支持方向に関してさらに内側へ、且つ、押し込み方向に関してさらに奥側へ設定することで突出部の代わりにすることも考えられる。しかし、実際には、突出部を形成せずに、一枚の電極片としての金属板を加工することにより、蛍光管の電極を押し込み方向手前側から奥側へ押さえつけるような形状にすることは、現実的には困難である(なお、ここでは一方の電極片について説明しているが、他方の電極片についても同様である)。これは、一枚の金属板に対して湾曲加工を施す場合に、金属板の湾曲半径を小さくすることには加工上の限界があるからである。そのため、湾曲させた金属板(本実施形態における湾曲支持部)と蛍光管との間には隙間が生じてしまうことにより、湾曲させた金属板のみによって蛍光管を支持することは難しい。そして、湾曲支持部の上端を、支持方向に関してさらに内側、且つ、押し込み方向に関してさらに奥側に設定しようとする場合には、その加工があまりに複雑になってしまう。
一方、このような突出部13,23は、切り込み部分の内側を折り曲げるだけでよいので、簡易な形状により、蛍光管の電極を押し込み方向手前側から奥側へ押さえられる。具体的には、被折り曲げ部、及び、電極片の二種類の金属板を組み合わせることによって、例えば、被折り曲げ部の根元(折り代部)における曲げ角度を自由に設定できるので、簡易な構成によって電極を確実に支持できる。そのため、このような突出部を形成することにより、湾曲支持部の上端を内側に設定することと比べて、より簡素な構成で蛍光管を確実に支持できる。具体的には、なお、突出部の一部(中間部14m、24m)が、湾曲部の上端部(折れ曲がり角部10k,20k)よりも、支持方向に関して内側に配置されていることが望ましく、突出部の一部が、湾曲部の上端部よりも、支持方向に関して内側で、且つ、押し込み方向に関して奥側に配置されていることがさらに望ましい。
また、湾曲支持部11,21の上端部である折れ曲がり角部10k,20kよりも、突出部13,23の先端部14t,24tが、押し込み方向に関して奥側に配置されている。その結果、電極2cが蛍光管用電極支持構造1に装着された状態において、湾曲支持部11,21の代わりに、突出部13,23の先端部14t,24tが、電極2cを押し込み方向に関して奥側へ押さえつけることになる。そのため、電極2cの押し込み方向奥側への押し込みに関して、電極片10,20の根元部分にかかる負荷が軽減される。
(蛍光管の抜き差し動作時における各部の状態)
次に、蛍光管2の抜き差し動作時における蛍光管用電極支持構造1の各部の働きについて説明する。蛍光管2を押し込み方向に関して押し込むときには、まず、電極2cと、折れ曲がり部15,25とが接触する。そして、さらに蛍光管2を奥側に押し込むと、折れ曲がり部15,25と電極2cとが接触して、湾曲支持部11,21が支持方向に関して外側に押し広げられる。さらに蛍光管2を奥側に押し込むと、被折り曲げ部14,24の中間部14m、24mと電極2cとが接触して、湾曲支持部11,21が支持方向に関してさらに外側に押し広げられる。この状態において、湾曲支持部11,21が、支持方向に関して互いに外側へ、最も大きく開いた状態になり、さらに蛍光管2を奥側に押し込むと、蛍光管2が装着位置に移動する。この状態において、湾曲支持部11,21が、その弾性により蛍光管2を支持方向に関して互いに内側へ押すことになるので、蛍光管2が支持方向に関して支持される。また、軸方向に沿って見たときに、第1の電極片10及び第2の電極片20において、電極2cの押し込み方向奥側に交差部分があることによって、蛍光管2が装着位置から押し込み方向奥側へ移動することがない。また、湾曲支持部11,21に支持されることにより、蛍光管2の押し込み方向手前側への移動が制限される。さらに、突出部13,23によって、蛍光管2の押し込み方向手前側への移動がより確実に制限される。
次に、蛍光管2の抜き差し動作時における蛍光管用電極支持構造1の各部の働きについて説明する。蛍光管2を押し込み方向に関して押し込むときには、まず、電極2cと、折れ曲がり部15,25とが接触する。そして、さらに蛍光管2を奥側に押し込むと、折れ曲がり部15,25と電極2cとが接触して、湾曲支持部11,21が支持方向に関して外側に押し広げられる。さらに蛍光管2を奥側に押し込むと、被折り曲げ部14,24の中間部14m、24mと電極2cとが接触して、湾曲支持部11,21が支持方向に関してさらに外側に押し広げられる。この状態において、湾曲支持部11,21が、支持方向に関して互いに外側へ、最も大きく開いた状態になり、さらに蛍光管2を奥側に押し込むと、蛍光管2が装着位置に移動する。この状態において、湾曲支持部11,21が、その弾性により蛍光管2を支持方向に関して互いに内側へ押すことになるので、蛍光管2が支持方向に関して支持される。また、軸方向に沿って見たときに、第1の電極片10及び第2の電極片20において、電極2cの押し込み方向奥側に交差部分があることによって、蛍光管2が装着位置から押し込み方向奥側へ移動することがない。また、湾曲支持部11,21に支持されることにより、蛍光管2の押し込み方向手前側への移動が制限される。さらに、突出部13,23によって、蛍光管2の押し込み方向手前側への移動がより確実に制限される。
また、蛍光管2を押し込み方向手前側に引き抜くときは、まず、被折り曲げ部14,24の、先端部14t,24tと、電極2cとが接触して、湾曲支持部11,21が支持方向に関して外側に押し広げられる。さらに蛍光管2を押し込み方向手前側に引き抜くと、被折り曲げ部14,24の中間部14m、24mと、電極2cとが接触して、湾曲支持部11,21が支持方向に関してさらに外側に押し広げられる。そして、さらに蛍光管2を引き抜くことによって、蛍光管2を蛍光管用電極支持構造1から取り外すことができる。なお、この場合には、第1の電極片10の湾曲支持部11、及び、第2の電極片20の湾曲支持部21による支持力に抗して蛍光管2を引き抜くことになるので、ある程度大きな力が必要になる。
(効果)
次に、本実施形態にかかる蛍光管用電極支持構造1の効果について説明する。蛍光管用電極支持構造1は、円筒状の電極2cを端部に有する蛍光管2の当該電極2cを支持し、且つ、電極2cに対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造1であって、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部11を有する二つの第1の電極片10と、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部21を有する一つの第2の電極片20と、蛍光管2の軸方向に沿って伸びる支持部30と、を備えている。そして、二つの第1の電極片10、及び、一つの第2の電極片20は、支持部30から連続しており、且つ、支持部30に対し、軸方向に沿って並べられており、二つの第1の電極片10は、電極2cの側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、一つの第2の電極片は、電極2cの側周面を他方の側から支持するように配置され、第1の電極片10及び第2の電極片20は、軸方向に沿って見たときに、一方の側及び他方の側から第1の電極片10及び第2の電極片20が電極2cを支持する方向である支持方向に関して、電極2cを両側から挟むように配置されており、第1の電極片10及び第2の電極片20のそれぞれは、湾曲支持部11,21と支持部30との間に、屈曲形成された屈曲部12,22を有しており、第1の電極片10における湾曲支持部11及び屈曲部12の接続部と、第2の電極片20における湾曲支持部21及び屈曲部22の接続部とは、軸方向に沿って見たときに交差する。
次に、本実施形態にかかる蛍光管用電極支持構造1の効果について説明する。蛍光管用電極支持構造1は、円筒状の電極2cを端部に有する蛍光管2の当該電極2cを支持し、且つ、電極2cに対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造1であって、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部11を有する二つの第1の電極片10と、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部21を有する一つの第2の電極片20と、蛍光管2の軸方向に沿って伸びる支持部30と、を備えている。そして、二つの第1の電極片10、及び、一つの第2の電極片20は、支持部30から連続しており、且つ、支持部30に対し、軸方向に沿って並べられており、二つの第1の電極片10は、電極2cの側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、一つの第2の電極片は、電極2cの側周面を他方の側から支持するように配置され、第1の電極片10及び第2の電極片20は、軸方向に沿って見たときに、一方の側及び他方の側から第1の電極片10及び第2の電極片20が電極2cを支持する方向である支持方向に関して、電極2cを両側から挟むように配置されており、第1の電極片10及び第2の電極片20のそれぞれは、湾曲支持部11,21と支持部30との間に、屈曲形成された屈曲部12,22を有しており、第1の電極片10における湾曲支持部11及び屈曲部12の接続部と、第2の電極片20における湾曲支持部21及び屈曲部22の接続部とは、軸方向に沿って見たときに交差する。
この構成により、第1の電極片10、及び、第2の電極片20が湾曲支持部11,21を有していることで蛍光管2の電極2cを確実に支持することができる。また、第1の電極片10、及び、第2の電極片20の根元部分に屈曲部12,22が形成されていることにより、蛍光管2の抜き差しが繰り返されても、応力が集中する部分が複数箇所に分散されるので、根元部分の塑性変形により電極片10,20が外側へ開いてしまうことを抑止でき、電極片による支持力を維持できる。また、第1の電極片10、及び、第2の電極片20における湾曲支持部11,21及び屈曲部12,22の接続部同士が、蛍光管2の軸方向に沿って見たときに交差するように配置されていることにより、蛍光管2が、湾曲支持部11,21によって支持される装着位置よりも押し込み方向に関して奥側へ落ち込んでしまうことを防止でき、蛍光管2の確実な位置決めが可能となる。また、第1の電極片10及び第2の電極片20が、蛍光管2が装着位置よりも奥側へ落ち込むことによって押し広げられることがないため、電極片10,20の根元部分において不要な応力集中が発生することがなく、この観点においても、電極片による支持力を維持できる。さらに、このような支持構造を、例えば、一枚の金属板から構成することができる。以上により、簡易な構成であるとともに、繰り返し使用に強く、且つ、蛍光管の落ち込みを防止できる蛍光管用電極支持構造が得られる。
また、蛍光管用電極支持構造1において、第1の電極片10、及び、第2の電極片20のそれぞれは、その先端部において、電極2cの抜け防止のため、支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部13,23を有し、突出部13,23は、湾曲支持部11,21における、支持方向に関して最も内側の部分よりも、支持方向に関して内側へ向かってさらに突出している。このように、突出部13,23が形成されていることにより、蛍光管2が押し込み方向手前側へ抜けてしまうことを確実に防止できる。そのため、蛍光管2の移動に関して、押し込み方向奥側への移動の制限に加え、手前側への移動も制限されるので、蛍光管2をさらに強固に支持できる。また、塑性変形により電極片10,20が支持方向に関して外側へ多少開いてしまったときであっても、突出部13,23の長さを適切に設定しておくことにより、湾曲支持部11,21の支持力の低下を補い、支持力を維持することができる。
また、蛍光管用電極支持構造1において、突出部13,23は、第1の電極片10、及び、第2の電極片20のそれぞれにおいて、折り曲げられる被折り曲げ部14,24を、折り代部14b,24bを残して周囲に切り込みを入れて形成し、当該被折り曲げ部14,24を、支持方向に関して内側に向かって折り入れることで形成されている。そのため、部品点数を増やすことなく、簡易な構成により、蛍光管2の抜けを防止することができる。また、突出部13,23の突出長さを、折り入れ角度や被折り曲げ部14,24の長さの設定により、容易に調整できる。
また、蛍光管用電極支持構造1において、突出部13,23は、被折り曲げ部14,24の全体を、折り代部14b,24bで折り曲げることにより支持方向に関して内側に向かって折り入れ、且つ、その中間部14m、24mで折り曲げることにより当該被折り曲げ部14,24の先端部14t,24tを支持方向に関して外側に向かって折り戻すことで形成されている。
このため、蛍光管2の径に対して被折り曲げ部14,24の間の幅が狭い場合であっても、蛍光管2を抜き差しするときに、被折り曲げ部14,24の中間部14m、24mに電極2cが接触して湾曲支持部11,21を外側に押し広げるので、蛍光管2を容易に抜き差しできる。具体的には、本実施形態のように、電極片10,20の先端部に折り代部14b,24bを設定し、切り込みを折り代部14b,24bに対して根元側に形成した場合には、このような折り戻し部分を形成することで、蛍光管2を引き抜くときに、被折り曲げ部14,24の先端に電極2cが引っ掛ることなく、被折り曲げ部14,24の中間部14m、24mに電極2cが接触して、湾曲支持部11,21が外側へ押し広げられる。また、例えば、電極片の根元側に折り代部を設定し、切り込みを折り代部に対して先端側に形成した場合には、このような折り戻し部分を形成することで、蛍光管を押し込むときに、被折り曲げ部の先端に電極が引っ掛ることなく、被折り曲げ部の中間部に電極が接触して湾曲支持部が外側へ押し広げられることになる。
また、蛍光管用電極支持構造1は、円筒状の電極2cを端部に有する蛍光管2の当該電極2cを支持し、且つ、電極2cに対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造1であって、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部11を有する二つの第1の電極片10と、電極2cを支持するために電極2cの側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部21を有する一つの第2の電極片20と、蛍光管2の軸方向に沿って伸びる支持部30と、を備えている。そして、二つの第1の電極片10、及び、一つの第2の電極片20は、支持部30から連続しており、二つの第1の電極片10は、電極2cの側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、一つの第2の電極片は、電極2cの側周面を他方の側から支持するように配置され、第1の電極片10及び第2の電極片20は、軸方向に沿って見たときに、一方の側及び他方の側から第1の電極片10及び第2の電極片20が電極2cを支持する方向である支持方向に関して、電極2cを両側から挟むように配置されており、第1の電極片10、及び、第2の電極片20のそれぞれは、その先端部において、電極2cの抜け防止のため、支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部13,23を有し、突出部13,23は、湾曲支持部11,21における、支持方向に関して最も内側の部分よりも、支持方向に関して内側へ向かってさらに突出している。
上記の特許文献1,2に記載された固定部材は、蛍光管が装着位置にある状態でも、押し込み方向に関して手前側が開いており、振動や、電極片の塑性変形による支持力の低下に起因して、一度装着された蛍光管が固定部材の間から抜け出てしまうおそれがある。一方、この構成によると、第1の電極片10、及び、第2の電極片20が湾曲支持部11,21を有していることで蛍光管2の電極を確実に支持することができ、さらに、支持方向に関して内側へ突出している突出部13,23が形成されていることにより、蛍光管2が押し込み方向手前側へ抜けてしまうこと確実に防止できる。また、塑性変形により電極片10,20が外側へ多少開いてしまったときであっても、突出部13,23の長さを適切に設定しておくことにより、湾曲支持部11,21の支持力の低下を補い、支持力を維持することができる。
なお、突出部13,23を形成する対象としては、本実施形態の電極片10,20のような、軸方向に沿って見たときに、根元部が交差するものだけでなく、従来型のクリップ(例えば、二つの対向する電極片が立ち上がっているものや、二つの対向する電極片において、立ち上がり部の上端から互いに外側に向かって折り曲げられているもの等)を対象としてもよい(その例として、参考例を示す図8参照)。また、この場合に、突出部に関しては、具体的には、上記のような切り込みを入れて折り曲げたもの(図8参照)の他、後述するような薄肉突出部(第2実施形態参照)、取り付け用部材(第3実施形態参照)等により実現できる。すなわち、図8の突出部を、薄肉突出部、取り付け用部材で置換してもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る蛍光管用電極支持構造について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図6は、本発明の第2実施形態に係る蛍光管用電極支持構造の電極片部分を示す正面概略図である。
次に、本発明の第2実施形態に係る蛍光管用電極支持構造について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図6は、本発明の第2実施形態に係る蛍光管用電極支持構造の電極片部分を示す正面概略図である。
本実施形態にかかる蛍光管用電極支持構造101は、突出部113,123の構成が上記の実施形態とは異なる。蛍光管用電極支持構造101において、突出部113,123は、第1の電極片110、及び、第2の電極片120のそれぞれに対する絞り加工により形成した薄肉突出部(ディンプル部)となっている。突出部はこのようなものであってもよい。
蛍光管用電極支持構造101において、突出部113,123は、第1の電極片110、及び、第2の電極片120のそれぞれに対する絞り加工により形成した薄肉突出部である。そのため、部品点数を増やすことなく、簡易な構成により、蛍光管の抜けを防止することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る蛍光管用電極支持構造について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図7は、本発明の第3実施形態に係る蛍光管用電極支持構造の電極片部分を示す正面概略図である。
次に、本発明の第3実施形態に係る蛍光管用電極支持構造について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図7は、本発明の第3実施形態に係る蛍光管用電極支持構造の電極片部分を示す正面概略図である。
本実施形態にかかる蛍光管用電極支持構造201は、突出部213,223の構成が上記の実施形態とは異なる。蛍光管用電極支持構造201においては、第1の電極片210、及び、第2の電極片220のそれぞれとは別部材である取り付け用部材251,252が、第1の電極片210、及び、第2の電極片220のそれぞれに対して取り付けられている。そして、突出部213,223は、取り付け用部材251,252において突出形成された部分となっている。ここで、取り付け用部材251,252は、それぞれ、先端に鉤状のフック部215h,252hを有しており、これらが第1の電極片210、第2の電極片220の先端広がり部210t,220tの先端に取り付けられている。
蛍光管用電極支持構造201においては、第1の電極片210、及び、第2の電極片220のそれぞれとは別部材である取り付け用部材251,252が、第1の電極片210、及び、第2の電極片220のそれぞれに対して取り付けられており、突出部213,223は、取り付け用部材251,252に形成されているので、簡易な構成により、蛍光管の抜けを防止することができる。また、取り付け用部材の設計自由度が高いので、突出部の突出長さ等を自由に設定できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
例えば、上記の実施形態では、各電極片における屈曲部(湾曲部及び平板部)の数は一つのみとなっているが、屈曲部は各電極片において複数形成されていてもよい。例えば、屈曲部が、押し込み方向に関して手前側(図3,4等参照)に向かって多重形成されていてもよい。すなわち、各電極片において、湾曲部、平板部の先には、さらに、逆方向に屈曲して伸びる湾曲部、平板部が形成され、そのさらに先には逆方向に屈曲して伸びる湾曲部、平板部が形成され、その結果、電極片の交差部分の数が、押し込み方向に関して複数形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、突き当たり部が形成されているが、この突き当り部はなくてもよく、蛍光管の軸方向に関しての位置決めは、筐体の壁部等を利用して行なうものであってもよい。
また、上記の実施形態では、電極片が三つ形成されているが、電極片の数はこのようなものには限られず、四つ以上の電極片が形成されていてもよい。この場合、当然ながら、第1の電極片、及び、第2の電極片が、それぞれ少なくとも一つは含まれている必要がある。また、蛍光管用電極支持構造には、単数又は複数の第1の電極片、及び、単数又は複数の第2の電極片が形成されていればよく、例えば第1の電極片の数は一つであってもよいし、第2の電極片の数は複数であってもよい。
なお、単数又は複数の第1の電極片、及び、単数又は複数の第2の電極片のみを用いて、蛍光管を安定して支持するには、少なくとも3点で蛍光管を支持し、且つ、この3点が、軸方向に沿って、蛍光管を挟んで交互に並べられている必要がある。例えば、本実施形態では、二つの第1の電極片、及び、一つの第2の電極片の三つの電極片が、蛍光管を挟んで配置され、且つ、軸方向に沿って、第1の電極片、第2の電極片、第1の電極片の順に並べられている。この配置は逆であってもよい(二つの第2の電極片、及び、一つの第1の電極片が配置されていてもよい)。また、蛍光管の落ち込みを防止する観点では、例えば、中央に従来型のクリップ(例えば、二つの対向する電極片が立ち上がっているものや、二つの対向する電極片において、立ち上がり部の上端から互いに外側に向かって折り曲げられているもの等)が配置され、その両脇に、第1の電極片、及び、第2の電極片が配置されていてもよい。
また、上記の実施形態においては、二つの第1の電極片、及び、第2の電極片が、支持部に対し、蛍光管の軸方向に沿って、第1の電極片、第2の電極片、第1の電極片の順に並べられた状態となるように配置されているが、単数又は複数の第1の電極片、及び、単数又は複数の第2の電極片が、支持部に対し、軸方向に沿って並べられていればよく、このような配置には限られない。例えば、単数又は複数の第1の電極片、及び、単数又は複数の第2の電極片の間に、通常の対向型の電極片(従来型のクリップ)があってもよいし、広めの空間が形成されていてもよい。
また、上記の実施形態は、蛍光管がEEFLであるものとして説明しているが、蛍光管はEEFL以外であってもよい。例えば、CCFL(ColdCathodeFluorescent Lamp, 冷陰極型蛍光ランプ)の中には、ランプチューブの両端部が円筒状の電極で覆われている形式のものもあり、本発明は、このようなCCFLにも適用できる。
1 蛍光管用電極支持構造
2 EFFL(蛍光管)
2b ランプチューブ
2c 電極
3 基板
10,110,210 第1の電極片
10k 折れ曲がり角部
10t,110t、210t 先端広がり部
11,111,211 湾曲支持部
12 屈曲部
13,113,213 突出部
14 被折り曲げ部
14b 折り代部
14m 中間部
14t 先端部
15 折れ曲がり部
20,120,220 第2の電極片
20k 折れ曲がり角部
20t,120t,220t 先端広がり部
21,121,221 湾曲支持部
22 屈曲部
23,123,223 突出部
24 被折り曲げ部
24b 折り代部
24m 中間部
24t 先端部
25 折れ曲がり部
30 支持部
40 突き当たり部
40b 刳り貫き部
251,252 取り付け用部材
2 EFFL(蛍光管)
2b ランプチューブ
2c 電極
3 基板
10,110,210 第1の電極片
10k 折れ曲がり角部
10t,110t、210t 先端広がり部
11,111,211 湾曲支持部
12 屈曲部
13,113,213 突出部
14 被折り曲げ部
14b 折り代部
14m 中間部
14t 先端部
15 折れ曲がり部
20,120,220 第2の電極片
20k 折れ曲がり角部
20t,120t,220t 先端広がり部
21,121,221 湾曲支持部
22 屈曲部
23,123,223 突出部
24 被折り曲げ部
24b 折り代部
24m 中間部
24t 先端部
25 折れ曲がり部
30 支持部
40 突き当たり部
40b 刳り貫き部
251,252 取り付け用部材
Claims (7)
- 丸棒状又は円筒状の電極を端部に有する蛍光管の当該電極を支持し、且つ、前記電極に対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造であって、
前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第1の電極片と、
前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第2の電極片と、
前記蛍光管の軸方向に沿って伸びる支持部と、を備え、
前記単数又は複数の第1の電極片、及び、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記支持部から連続しており、且つ、前記支持部に対し、前記軸方向に沿って並べられており、
前記単数又は複数の第1の電極片は、前記電極の側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記電極の側周面を他方の側から支持するように配置され、
前記第1の電極片及び前記第2の電極片は、前記軸方向に沿って見たときに、前記一方の側及び前記他方の側から前記第1の電極片及び前記第2の電極片が前記電極を支持する方向である支持方向に関して、前記電極を両側から挟むように配置されており、
前記第1の電極片及び前記第2の電極片のそれぞれは、前記湾曲支持部と前記支持部との間に、屈曲形成された屈曲部を有しており、
前記第1の電極片における前記湾曲支持部及び前記屈曲部の接続部と、前記第2の電極片における前記湾曲支持部及び前記屈曲部の接続部とは、前記軸方向に沿って見たときに交差することを特徴とする蛍光管用電極支持構造。 - 前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれは、その先端部において、前記電極の抜け防止のため、前記支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部を有し、
前記突出部は、前記湾曲支持部における、前記支持方向に関して最も内側の部分よりも、前記支持方向に関して内側へ向かってさらに突出していることを特徴とする請求項1に記載の蛍光管用電極支持構造。 - 前記突出部は、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれにおいて、折り曲げられる被折り曲げ部を、折り代部を残して周囲に切り込みを入れて形成し、当該被折り曲げ部を、前記支持方向に関して内側に向かって折り入れることで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の蛍光管用電極支持構造。
- 前記突出部は、前記被折り曲げ部の全体を、前記折り代部で折り曲げることにより前記支持方向に関して内側に向かって折り入れ、且つ、その中間部で折り曲げることにより当該被折り曲げ部の先端部を前記支持方向に関して外側に向かって折り戻すことで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の蛍光管用電極支持構造。
- 前記突出部は、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれに対する絞り加工により形成した薄肉突出部であることを特徴とする請求項2に記載の蛍光管用電極支持構造。
- 前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれとは別部材である取り付け用部材が、前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれに対して取り付けられており、
前記突出部は、前記取り付け用部材に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の蛍光管用電極支持構造。 - 丸棒状又は円筒状の電極を端部に有する蛍光管の当該電極を支持し、且つ、前記電極に対して電気的に接続される、蛍光管用電極支持構造であって、
前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第1の電極片と、
前記電極を支持するために前記電極の側周面に沿って湾曲形成された湾曲支持部を有する単数又は複数の第2の電極片と、
前記蛍光管の軸方向に沿って伸びる支持部と、を備え、
前記単数又は複数の第1の電極片、及び、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記支持部から連続しており、
前記単数又は複数の第1の電極片は、前記電極の側周面を一方の側から支持するように配置され、且つ、前記単数又は複数の第2の電極片は、前記電極の側周面を他方の側から支持するように配置され、
前記第1の電極片及び前記第2の電極片は、前記軸方向に沿って見たときに、前記一方の側及び前記他方の側から前記第1の電極片及び前記第2の電極片が前記電極を支持する方向である支持方向に関して、前記電極を両側から挟むように配置されており、
前記第1の電極片、及び、前記第2の電極片のそれぞれは、その先端部において、前記電極の抜け防止のため、前記支持方向に関して内側へ向かって突出形成された突出部を有し、
前記突出部は、前記湾曲支持部における、前記支持方向に関して最も内側の部分よりも、前記支持方向に関して内側へ向かってさらに突出していることを特徴とする蛍光管用電極支持構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018131853A1 (ko) * | 2017-01-10 | 2018-07-19 | 서울바이오시스주식회사 | 점착형 포충기 |
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CN103363477B (zh) * | 2012-03-29 | 2017-09-15 | 海洋王(东莞)照明科技有限公司 | 灯管固定装置 |
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JP2001349002A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Hattori Seiko Kk | 交差鉄筋の結合金具 |
WO2005083322A1 (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-09 | Tama Fine Opto Co., Ltd. | バックライト装置および液晶表示装置 |
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2007
- 2007-08-10 JP JP2007208880A patent/JP2009043635A/ja active Pending
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2008
- 2008-08-07 TW TW097129985A patent/TW200915684A/zh unknown
- 2008-08-08 KR KR1020080077975A patent/KR20090016426A/ko not_active Application Discontinuation
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