JP6609886B2 - ソケット - Google Patents

ソケット Download PDF

Info

Publication number
JP6609886B2
JP6609886B2 JP2016007372A JP2016007372A JP6609886B2 JP 6609886 B2 JP6609886 B2 JP 6609886B2 JP 2016007372 A JP2016007372 A JP 2016007372A JP 2016007372 A JP2016007372 A JP 2016007372A JP 6609886 B2 JP6609886 B2 JP 6609886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin terminal
socket
hole
substrate
base portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016007372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017130286A (ja
Inventor
清隆 植木
崇 三宮
靖明 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TGK Co Ltd filed Critical TGK Co Ltd
Priority to JP2016007372A priority Critical patent/JP6609886B2/ja
Publication of JP2017130286A publication Critical patent/JP2017130286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6609886B2 publication Critical patent/JP6609886B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、基板の導通部と電子部品のピン端子との間に介在して両者を電気的に接続するとともに、ピン端子を基板へ固定するためのソケットに関する。
プリント基板への電子部品の実装方法として、プリント基板に設けたスルーホールにソケットを取り付け、電子部品のピン端子をそのソケットに差し込んで固定する方法がある。ソケットは導電性材料からなり、プリント基板の配線パターンと接触するように取り付けられる。それにより、電子部品をプリント基板に固定するとともに両者の電気的接続がなされる。
例えば、スルーホールにハトメ状のソケットを挿通して加締め、そのソケットにピン端子を差し込んだ後にそれらをプリント基板に半田付けする実装方法がある(例えば特許文献1参照)。また、スルーホールにばね状のソケットを圧入した後にそのソケットをプリント基板に半田付けし、そのソケットにピン端子を差し込む実装方法がある(例えば特許文献2参照)。
特開2001−143782号公報 特開2013−161541号公報
しかしながら、このような実装構造は、ソケットの抜け止めを確実にするために半田付けが必須となる。このため、実装工程が煩雑となり、また実装のための装置も複雑化する点で改善の余地があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、基板の導通部とピン端子との間に介在して両者を電気的に接続するソケットについて、半田付けを伴わなくとも基板への十分な固定強度を確保可能な構造を提供することにある。
本発明のある態様は、基板のスルーホールに差し込まれる一方、電子部品のピン端子を差し込むように受け入れることにより、基板の導通部と電子部品との電気的接続を実現するとともに、ピン端子の基板への固定を実現するソケットである。このソケットは、スルーホールの入口側に配置されるベース部と、ベース部からそれぞれ延出し、互いの間にピン端子を挟持するための複数の挟持部と、を備える。
挟持部は、ベース部からスルーホールの出口側に向けて延出可能であり、ピン端子が差し込まれることにより反力を発生し、その反力がピン端子を挟持するための付勢力となる第1ばね部と、第1ばね部に連設され、スルーホールの出口側に突出可能な折り返し部を含み、ピン端子が差し込まれることにより折り返し部がピン端子と基板との間で圧縮されて反力を発生し、その反力がピン端子の固定を補助しつつ当該ソケットを基板へ固定するための付勢力となる第2ばね部と、を有する。
この態様によると、ソケットが複数の挟持部を有し、それらの挟持部の先端部がばね性(弾性)を有する折り返し部とされている。ソケットが基板のスルーホールに差し込まれると、折り返し部がスルーホールの出口から突出する。その状態でピン端子が差し込まれると、そのピン端子が折り返し部を外向きに押し出すようにして挟持部を変形させる。このとき、第1ばね部の弾性反力がピン端子を挟持する方向に付勢する。また、第2ばね部の弾性反力が一方でピン端子への挟持力を高め、他方で基板への固定力を高める。その結果、ソケットおよびピン端子が基板に対して十分な強度で固定されるようになる。そのため、半田付けを省略しても十分な固定強度が得られる。
本発明によれば、基板の導通部とピン端子との間に介在して両者を電気的に接続するソケットについて、半田付けを伴わなくとも基板への十分な固定強度を確保できる。
第1実施形態に係るソケットの外観を表す図である。 ソケットの詳細を表す図である。 ソケットのプリント基板への取付構造を表す図である。 ソケットのプリント基板への取付構造を表す図である。 変形例に係るプリント基板とソケットとの取付構造を表す図である。 第2実施形態に係るソケットの外観を表す図である。 ソケットの詳細を表す図である。 ソケットのプリント基板への取付構造を表す図である。 変形例に係るソケットの構造を表す図である。 第3実施形態に係るソケットを表す図である。 変形例に係るソケットを表す図である。 第4実施形態に係るソケットを表す図である。 変形例に係るソケットを表す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。また、以下の実施形態およびその変形例について、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
[第1実施形態]
本実施形態のソケットは、プリント基板の導通部と電子部品のピン端子との間に介在して両者を電気的に接続する。このソケットは、プリント基板のスルーホールに挿通された状態から電子部品のピン端子を受け入れる。このピン端子の受け入れにより、ソケットのばね性が効果的に発揮され、プリント基板とピン端子とをしっかりと固定する。以下、ソケットの構造および機能を中心に説明する。
図1は、第1実施形態に係るソケットの外観を表す図である。(A)はソケットを底面側からみた斜視図である。(B)はソケットがピン端子の固定手段として機能した状態を示す斜視図である。図2は、ソケットの詳細を表す図である。(A)は正面図であり、(B)は側面図である。(C)は平面図であり、(D)は底面図である。
図1(A)に示すように、ソケット10は、円筒状(円環状)のベース部12と、ベース部12の一端側に設けられた一対の挟持部14および一対のガイド部16とを備える。ベース部12の他端側には、一対の支持部18が設けられている。
図1(B)に示すように、プリント基板20にはスルーホール22が設けられており、そのスルーホール22には導電層24のメッキが施されている。導電層24は、「導通部」として機能し、スルーホール22の内周面と開口部近傍を覆っている。スルーホール22に挿通されたソケット10にピン端子26が挿入されることにより、図示しない電子部品がプリント基板20に対して固定される。ピン端子26は、本実施形態では断面正方形状をなし、一対の挟持部14と一対のガイド部16とにより4つの側面をガイドされながらベース部12の軸線に沿って安定に挿入される。
図2(A)〜(D)にも示すように、ソケット10は、ベース部12の軸線Lに対して対称な構造を有する。ソケット10は、リン青銅やステンレス等からなるばね材を所定形状に打ち抜いて得られたブランク材をプレス成形することにより得られる。このブランク材は、帯状の本体と、その本体から幅方向一方の側に延出する一対の第1形成部および一対の第2形成部と、その本体から幅方向他方の側に延出する一対の第3形成部を有する。各形成部は帯状をなす。第1形成部を曲げ成形することにより挟持部14が得られ、第2形成部を曲げ成形することによりガイド部16が得られ、第3形成部を曲げ成形することにより支持部18が得られる。そして、本体を円環状に曲げ成形することによりベース部12が得られ、ソケット10が得られる。
ベース部12は、円筒状をなし、その一端開口部から一対の挟持部14および一対のガイド部16がそれぞれ一方の側(下方)に延出している。また、ベース部12の他端開口部から一対の支持部18がそれぞれ他方の側(上方)に延出している。
挟持部14は、ベース部12から離れるにつれて徐々に軸線Lに近づくように延び、その先端部付近で径方向外側に折り返される。それにより、U字状の折り返し部30が形成される。その折り返し部30の折り返しの角度θは、軸線Lに沿った挿通方向に対して180度以上に設定されている。一対の挟持部14は、ベース部12の径方向に対向する。
また、一対の折り返し部30に接する外接円の径d1が、ベース部12の外径d2より大きくされている。一対の折り返し部30は、ピン端子26のソケット10への固定を補助するとともに、そのソケット10をプリント基板20に対して固定するためのばね部として機能するが、その詳細については後述する。
一方、ガイド部16は、挟持部14よりも短い帯状体をなし、ベース部12から離れるにつれて徐々に軸線に近づくように延び、その先端部付近で径方向外側に若干折り曲げられている。ガイド部16は、挟持部14のような折り返し部を有していない。一対のガイド部16は、ベース部12の径方向に対向する。ガイド部16は、ベース部12の周方向に挟持部14を隔てて設けられている。本実施形態では、互いに隣接する挟持部14とガイド部16とが、ベース部12の軸線Lを中心に90度の間隔をあけて設けられている。
ソケット10の無負荷状態(ピン端子26が差し込まれない状態)において、一対のガイド部16の間隙L2が一対の挟持部14の間隙L1よりも大きくなるように構成されている。間隙L2は挟持部14の幅よりも大きいため、ガイド部16が挟持部14に干渉することもない。一対のガイド部16は、ピン端子26がソケット10の軸線に沿って安定に挿入されるよう、そのピン端子26をガイドするものである。
支持部18は、断面L字状をなし、ベース部12の半径方向外向きに延びる係止部32と、その係止部32の先端から上方に立ち上げられた延在部34とを有する。係止部32は、プリント基板20の上面に支持される一方、ベース部12を吊持する。係止部32の下面には、接点36が半球状に膨出されている。この接点36は、プリント基板20の上端開口部に位置する導電層24の部分に当接する。
図3および図4は、ソケットのプリント基板への取付構造を表す図である。図3はピン端子をソケットに接続する前の状態を示す。(A)はソケット近傍の平面図であり、(B)は(A)のA−A矢視断面図である。図4はピン端子をソケットに接続した状態を示す。(A)はソケット近傍の平面図であり、(B)は(A)のA−A矢視断面図である。
図3(A)および(B)に示すように、プリント基板20におけるスルーホール22の内周面および上下の開口部周辺を覆うように導電層24が形成されている。導電層24は、平面視円環状に形成されており、その導電層24に一対の支持部18が載置される。このとき、接点36が導電層24に点接触し、ソケット10とプリント基板20との電気的接続が確実なものとされる。
ベース部12は、支持部18に吊持されつつ、スルーホール22の入口側に挿通される。挟持部14は、その折り返し部30がスルーホール22の出口から突出する。本実施形態では、折り返し部30が180度よりも大きな角度で折り返されているため、その先端が22内に挿通される。
また、一対の折り返し部30に接する外接円の径d1は、スルーホール22の内径D(より詳細には導電層24の内径)よりもやや大きい。これらの径の差は、ソケット10をスルーホール22に挿入する際に、両者の同軸度を保持するための必要最低限の差し込み抵抗(摩擦抵抗)が生じる程度に設定されている。このような構成によれば、ソケット10をスルーホール22に挿入する際の抵抗が小さいことから、チップマウンタを用いるなどしてソケット10を容易に実装することができる。すなわち、ソケット専用の取付装置を必要とせず、プリント基板20の製造システムを簡素化することができる。チップマウンタを用いる際には、延在部34が把持又は吸着され、ソケット10の移動が行われる。なお、図3(B)に示すように、折り返し部30がスルーホール22を抜けると、ピン端子26がソケット10に差し込まれる前の状態においては、ソケット10がスルーホール22に遊嵌された状態となる。しかし、一対の折り返し部30の外接円の径d1がスルーホール22の内径Dより大きいため、電子部品の実装中にソケット10がスルーホール22から抜け落ちることはない。
図4(A)および(B)に示すように、ピン端子26がソケット10に差し込まれる際には、一対の挟持部14と一対のガイド部16とによりピン端子の4つの側壁がガイドされる。それにより、ピン端子26がベース部12の軸線に沿って安定に挿入される。このとき、ピン端子26の挿入によって一対の折り返し部30の間隔が押し広げられ、折り返し部30がプリント基板20とピン端子26との間に挟まれる。なお、折り返し部30は、弧状の横断面を有し、ピン端子26との当接面が曲面とされている。このため、折り返し部30は、ピン端子26と点接触又は線接触にて当接する。それによりピン端子26に作用する面圧を高くし、一対の挟持部14による挟持力が高められている。
このとき、スルーホール22の出口側開口部とピン端子26の側面との間で折り返し部30が押し縮められる(圧縮される)。この結果、その折り返し部30の弾性反力がプリント基板20およびピン端子26のそれぞれに作用する。その結果、折り返し部30がプリント基板20とピン端子26との間で突っ張る形となり、ソケット10がスルーホール22にしっかりと固定される。
詳細には、挟持部14において、ベース部12との接続点を基点として下方に延び、ピン端子26に当接するまでの部分が第1ばね部42として機能する。第1ばね部42は、ピン端子26がソケット10に差し込まれることにより反力を発生し、その反力がピン端子26を挟持するための付勢力となる。また、挟持部14において、ピン端子26との当接点を基点とした先端までの部分が第2ばね部44として機能する。第2ばね部44は、折り返し部30を含む。第2ばね部44は、ピン端子26がソケット10に差し込まれることにより、折り返し部30がピン端子26とプリント基板20との間で圧縮されて反力を発生する。その反力が、ピン端子26の固定を補助しつつ、ソケット10をプリント基板20へ固定するための付勢力となる。この状態においては、一対の折り返し部30に接する外接円の径d1が、スルーホール22の内径Dよりも相当大きくなるため、ソケット10のスルーホール22からの抜け落ちが確実に防止される。
より詳細には、第2ばね部44の外側壁がスルーホール22の出口側の開口縁(エッジ)に引っ掛かる形となり、その開口縁を斜めに押圧する。その結果、支持部18(係止部32)からプリント基板20に対し、その押圧力に対向する抗力が作用する。すなわち、支持部18と折り返し部30との間にプリント基板20を締め付ける力が発生する(一点鎖線矢印参照)。また、折り返し部30とピン端子26との間に大きな反力が作用し(実線矢印参照)、それが両者の間に大きな静止摩擦力を発生させる。それにより、ソケット10およびピン端子26がプリント基板20に対して十分な強度で固定される。
以上に説明したように、本実施形態によれば、ソケット10が一対の帯状の挟持部14を有する。そして、それぞれの挟持部14が、ベース部12から片持ち状に延在する第1ばね部42と、折り返し部30からなる第2ばね部44とを有する。ソケット10がスルーホール22に挿通されたときには、その折り返し部30がスルーホール22の出口から突出する。このため、ソケット10がプリント基板20に取り付けられた状態でピン端子26が差し込まれると、第1ばね部42が外側に撓み、折り返し部30がプリント基板20の裏面とピン端子26の側面との間に挟まれて圧縮力を受ける。その結果、第1ばね部42が、ピン端子26を固定するための弾性反力を発揮する。また、第2ばね部44が、そのピン端子26の固定を補助するとともに、ソケット10をプリント基板20に固定するための弾性反力を発揮する。
一対の折り返し部30の弾性反力は、ソケット10のプリント基板20からの抜け止め機能と、ピン端子26に対する締め付け機能とを発揮する。すなわち、ピン端子26を差し込むことで得られる折り返し部30の弾性力により、ソケット10がプリント基板20に対して十分な強度で固定される。一方、その弾性力により、ピン端子26をソケット10ひいてはプリント基板20に対して十分な強度で固定することができる。そのため、プリント基板20とソケット10との間、およびソケット10とピン端子26との間のいずれも半田付けを省略することができる。
また、ピン端子26とプリント基板20とを折り返し部30(板ばね)を介した接続とすることで、両者間に生じる振動が吸収され易い。さらに、本実施形態のように半田付けを省略する場合であっても、折り返し部30がスルーホール22の外側に突出することで放熱効果が促進される。すなわち、電子部品をプリント基板20に取り付けた後の耐振動性や耐熱性を高めることができる。また、プリント基板20、ソケット10、およびピン端子26の接続に関し、各部品の寸法公差のバラつきが吸収され易くなる。仮にソケット10とピン端子26との同軸性に狂いがあったとしても、これを吸収して両者の電気的接続を確保することができる。さらに、各部品に振動や外力が加わったとしても、ばねの付勢力によって各部品の接触圧を常に維持することができ、電気的接続を確保することができる。
さらに、上述のように半田付けを省略することで、プリント基板20からの電子部品(ピン端子26)の取り外しも容易となる。そして、ソケット10からピン端子26を抜くことで、折り返し部30の形状が元に戻り、スルーホール22に挿通されたソケット10の部分の外径が小さくなるため、ソケット10についてもプリント基板20から取り外し易くなる。このため、各部品のリサイクル等が容易となる。
[変形例]
図5は、変形例に係るプリント基板とソケットとの取付構造を表す図である。同図はピン端子をソケットに接続した状態を示す。(A)はソケット近傍の平面図であり、(B)は(A)のA−A矢視断面図である。
本変形例においては、導電層124がスルーホール22の内周面には形成されておらず、プリント基板120の上面に形成されている。このような構成においても、ソケット10にピン端子26を差し込むことで、第2ばね部44の外側壁がスルーホール22の出口側の開口縁(エッジ)に当接する。そして、折り返し部30の弾性力により、ソケット10が接点36を介して十分な接触圧力にて導電層124に当接するため、ピン端子26とプリント基板120との電気的接続が確保される。また、ソケット10がプリント基板120に対して十分な強度で固定されるようになる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係るソケットの外観を表す図である。(A)はソケットを底面側からみた斜視図である。(B)はソケットがプリント基板に取り付けられた状態を上方からみた斜視図である。図7は、ソケットの詳細を表す図である。(A)は正面図であり、(B)は左側面図であり、(C)は右側面図である。(D)は平面図であり、(E)は底面図である。図8は、ソケットのプリント基板への取付構造を表す図である。(A)はソケット近傍の平面図であり、(B)は(A)のA−A矢視断面図である。同図はピン端子をソケットに接続する前の状態を示す。
図6(A)に示すように、本実施形態のソケット210は、断面軸線L字状の支持部18,218を有する。一方の支持部18はベース部12に対して上方に折り曲げられ、他方の支持部218はベース部12に対して下方に折り曲げられている。一方、図6(B)に示すように、プリント基板220には、スルーホール22の軸線に対して非対称な形状の導電層224が形成されている。導電層224の外側には、スルーホール22と平行に延びる小径の嵌合孔222が形成されている。
支持部218が嵌合孔222に嵌合することにより、プリント基板220の軸線周りの回転が防止されている。すなわち、支持部218および嵌合孔222は、ソケット210の回り止め構造として機能する。
図7(A)〜(D)にも示すように、他方の支持部218は、ベース部12の半径方向外向きに延びる係止部32と、その係止部32の先端から下方に延出する延在部234とを有する。図8(A)および(B)にも示すように、延在部234が嵌合孔222に嵌合する「嵌合部」として機能する。延在部234が嵌合孔222の内径とほぼ同等の幅を有するため、ソケット210のガタツキが効果的に抑えられる。支持部18,218の各係止部32は、プリント基板220の上面に支持される。各係止部32の下面には接点36が設けられており、それらの接点36が、スルーホール22の上端開口部に位置する導電層224の部分に当接する。
このような構成によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態ではソケット210の回り止め構造が設けられているため、ソケット210がスルーホール22に遊嵌された状態からピン端子26を安定に差し込むことができる。また、プリント基板220に複数のソケット210を隣接配置する場合に、いずれかのソケット210が回転することによる短絡を防止することができる。そのため、隣接するソケット210の間隔を小さくすることができ、部品の高密度実装が可能となる。
[変形例]
図9は、変形例に係るソケットの構造を表す図である。同図はソケットを底面側からみた斜視図であり、(A)は一つの変形例を示し、(B)は他の変形例を示す。図9(A)に示すソケット310においては、その挟持部314が、その折り返し部330において凸形状(半円状)の横断面を有し、ピン端子26の側面との対向面が曲面とされている。また、スルーホール22の出口側開口端部との対向面も曲面とされている。ガイド部316も、ピン端子26と当接する部分において凸形状(半円状)の横断面を有する。これらの曲面の曲率半径は、第1実施形態における挟持部14やガイド部16の横断面の曲率半径よりも小さい。
逆に、図9(B)に示すソケット410においては、挟持部414が、その全長にわたって長方形状の横断面を有し、ピン端子26の側面との対向面が平面とされている。また、スルーホール22の出口側開口端部との対向面も平面とされている。ガイド部416も、その全長にわたって長方形状の横断面をする。いずれの変形例でも、ソケットとピン端子26との電気的接続を実現することは可能であるが、図9(A)に示す変形例のほうがピン端子26やプリント基板220に付与する面圧を高くすることができる。それにより、ソケットとピン端子26との電気的接続を確実なものとできるとともに、ソケットおよびピン端子26をプリント基板220に対してよりしっかりと固定することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態に係るソケットを表す図である。(A)はソケット近傍の平面図である。(B)はソケットがピン端子の固定手段として機能した状態を示す斜視図である。(C)および(D)は、(A)のA−A矢視断面図である。(C)はピン端子をソケットに接続する前の状態を示し、(D)はピン端子をソケットに接続した状態を示す。
本実施形態のソケット510は、一対の挟持部514において、折り返し部530が内側に折り返されている。折り返し部530は、シンプルな円環状に成形されており、その折り返しの角度θは、軸線Lに沿った挿通方向に対して180度以上に設定されている。挟持部514において、ベース部12との接続点を基点として下方に延び、折り返し部530の手前までの部分が第1ばね部542として機能する。また、折り返し部530が第2ばね部544として機能する。
ピン端子26がソケット510に差し込まれることにより、第1ばね部542が外側に撓み、第2ばね部544がプリント基板20の裏面とピン端子26の側面との間に挟まれて圧縮力を受ける。その結果、第1ばね部542の弾性反力が、折り返し部530をピン端子26に押し付ける側に作用する。すなわち、第1ばね部542が、ピン端子26を固定するための弾性反力を発揮する。また、第2ばね部544が、そのピン端子26の固定を補助するとともに、ソケット510をプリント基板20に固定するための弾性反力を発揮する。その結果、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
このような構成においては図示のように、折り返し部530の先端をスルーホール22の内方に挿通する必要がない。折り返し部530の外壁面が連続的につながっているため、その外壁面をスルーホール22の出口側開口端部に当接させることが容易だからである。なお、変形例においては、折り返し部530の先端をスルーホール22の内方に挿通させる構成としてもよい。
[変形例]
図11は、変形例に係るソケットを表す図である。(A)はソケット近傍の平面図である。(B)はソケットがピン端子の固定手段として機能した状態を示す斜視図である。(C)および(D)は、(A)のA−A矢視断面図である。(C)はピン端子をソケットに接続する前の状態を示し、(D)はピン端子をソケットに接続した状態を示す。
本変形例のソケット610は、挟持部614における第2ばね部644の構成が、第3実施形態と異なる。すなわち、その折り返し部630における折り返しの角度θが、軸線Lに沿った挿通方向に対して180度よりも小さく設定されている。折り返し部630の先端はR形状に丸められており、ピン端子26の側面に当接する。このような構成によっても第3実施形態と近似した一定の効果は得られるが、第2ばね部644の弾性力が第3実施形態と比較して小さくなるため、その効果は相対的に小さくなる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態に係るソケットを表す図である。(A)はソケットを表す平面図である。(B)は(A)のA−A矢視断面図である。(C)は、はソケットを底面側からみた斜視図である。(D)はプリント基板にソケットを取り付ける前の状態を示す斜視図である。
本実施形態のソケット710は、円環状のベース部712と、ベース部712に溶接された一対の挟持部714とを備える。ベース部712は、円板状の部材の中央を円形に切り取ったような形状を有する。挟持部714は、帯状の本体を有し、その本体の上端部が直角に折り曲げられてベース部712の上面に溶接されている。挟持部714は、ベース部712の軸線方向に延在する第1ばね部742と、その第1ばね部742に連設された第2ばね部44とを有する。一対の挟持部714は、ベース部712の径方向に対向する。ベース部712の下面には、その軸線を中心とした90度おきに接点36が設けられている。
ベース部712の外周縁から上方に突出するように一対の支持部18が設けられている。ベース部712は、スルーホール722には挿通されず、プリント基板720の上面に支持される。このため、プリント基板720のスルーホール722を、一対の挟持部714が挿入可能な程度の大きさを有する断面長方形状とすることもできる。このような構成によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[変形例]
図13は、変形例に係るソケットを表す斜視図である。本変形例のソケット810は、ベース部812の構成が第4実施形態と大きく異なる。すなわち、ベース部812は、横断面が環状ではなく、U字状(長方形状の一つの長辺が除かれたような形状)とされている。そのベース部812の一端側に一対の支持部18が設けられ、他端側に一対の挟持部14が設けられている。言い換えれば、ソケット810は、第1実施形態のソケット10において一対のガイド部16をなくし、ベース部12をベース部812に置き換えたような構造を有する。このような構成によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ベース部812の断面形状を利用して、ソケット810の大部分を断面長方形状のスルーホールに挿通させることもできる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、複数の折り返し部に接する外接円の径d1がスルーホールの内径Dよりもやや大きくなるように構成される例を示した。変形例においては、複数の折り返し部に接する外接円の径d1がスルーホールの内径D以下となるように構成してもよい。特にその外接円の径d1がスルーホールの内径Dよりも小さくなる構成とすれば、ソケットをスルーホールに挿入する際の抵抗がないことから、チップマウンタを用いるなどしてソケットをより容易に実装することができる。このことが製造装置の簡素化および製造工程の効率化をもたらす。一方、このような構成においても、ピン端子がソケットに差し込まれると、折り返し部が半径方向外向きに押し出されることでスルーホールの出口で引っ掛かり、抜け止めの機能を発揮する。すなわち、本変形例においても、ソケット10の実装効率を高めつつ、電子部品をプリント基板にしっかりと固定することができる。ただし、ソケットをスルーホールへ挿入した後、ピン端子が挿入されるまでのソケットの脱落を確実に防止するためには、その外接円の径d1がスルーホールの内径Dよりもやや大きくなる上記実施形態の構成が好ましい。
上記実施形態では、挟持部を一対のみ設ける例を示した。変形例においては、3つの挟持部をベース部に対して等間隔で(120度おきに)設けてもよい。あるいは、2対以上の挟持部を設け、それらの挟持部をベース部に対して等間隔に配置してもよい。その場合、互いに対となる挟持部が、ベース部の径方向に対向するようにする。ガイド部についても同様であるが、挟持部とガイド部の数については等しくしてもよいし、異ならせてもよい。なお、上記実施形態では、ピン端子として横断面が正方形状のものを例示したが、横断面がそれ以外の多角形状又は円形状のものを採用してもよい。
上記実施形態では、挟持部およびガイド部を含むソケットの全体を導電性材料にて構成したが、例えば挟持部およびガイド部の一方を導電性材料にて構成し、他方を非導電性材料にて構成してもよい。挟持部をピン端子26の抜け止め用に機能させ、ガイド部を電気的接続用に機能させてもよい。
上記実施形態では、ベース部12を断面円形の円環状としたが、断面多角形状の角環状としてもよい。なお、「環状」は概ね環状又は筒状であればよく、例えば軸線方向に複数段に径が変化する段付形状であってもよい。また、周方向の所定箇所に切り欠きや不連続部があってもよい。
上記実施形態では、ベース部12の端部から一対の帯状の支持部を延出させる構成を例示した。変形例においては、ベース部12の端部から半径方向外向きに延出する環状のフランジ部を支持部としてもよい。
上記実施形態では、折り返し部がソケットの軸線に対して180度以上の角度で折り返される構成を示したが、180度よりも小さい角度で折り返されてもよい。そのような構成を有しつつ、ピン端子が差し込まれる前の状態において折り返し部の先端がスルーホールに挿通されてもよい。そして、ピン端子が差し込まれることによって複数の折り返し部間が押し広げられることにより、結果的にその折り返し角度が180度以上となるようにしてもよい。このような構成においても、折り返し部による大きな弾性反力を得ることができる。
上記実施形態では、プリント基板20とソケット10との間、およびソケット10とピン端子26との間のいずれも半田付けを省略したが、少なくとも一方において補強的に半田付けを行うようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
10 ソケット、12 ベース部、14 挟持部、16 ガイド部、18 支持部、20 プリント基板、22 スルーホール、24 導電層、26 ピン端子、30 折り返し部、32 係止部、34 延在部、36 接点、42 第1ばね部、44 第2ばね部、120 プリント基板、124 導電層、210 ソケット、218 支持部、220 プリント基板、222 嵌合孔、224 導電層、234 延在部、314 挟持部、414 挟持部、430 折り返し部、510 ソケット、514 挟持部、530 折り返し部、542 第1ばね部、544 第2ばね部、610 ソケット、614 挟持部、630 折り返し部、644 第2ばね部、710 ソケット、712 ベース部、714 挟持部、720 プリント基板、722 スルーホール、742 第1ばね部、810 ソケット、812 ベース部。

Claims (10)

  1. 基板のスルーホールに差し込まれる一方、電子部品のピン端子を差し込むように受け入れることにより、前記基板の導通部と前記電子部品との電気的接続を実現するとともに、前記ピン端子の前記基板への固定を実現するソケットであって、
    前記スルーホールの入口側に配置されるベース部と、
    前記ベース部からそれぞれ延出し、互いの間に前記ピン端子を挟持するための複数の挟持部と、
    を備え、
    前記挟持部は、
    前記ベース部から前記スルーホールの出口側に向けて延出可能であり、前記ピン端子が差し込まれることにより反力を発生し、その反力が前記ピン端子を挟持するための付勢力となる第1ばね部と、
    前記第1ばね部に連設され、前記スルーホールの出口側に突出可能な折り返し部を含み、前記ピン端子が差し込まれることにより前記折り返し部が前記ピン端子と前記基板との間で圧縮されて反力を発生し、その反力が前記ピン端子の固定を補助しつつ当該ソケットを前記基板へ固定するための付勢力となる第2ばね部と、
    を有し、
    前記ベース部から半径方向外向きに延出する支持部をさらに備え、
    前記支持部が、前記基板における前記スルーホールの入口側の面に設けられた導通部と接触することにより、前記基板と前記電子部品との電気的接続が実現され、
    前記第2ばね部の付勢力により、前記支持部と前記導通部との接触力が高められることを特徴とするソケット。
  2. 前記支持部は、前記入口側の面に向けて突出する接点を有し、その接点にて前記基板の導通部と接触することを特徴とする請求項1に記載のソケット。
  3. 前記ベース部が筒状をなし、前記スルーホールに挿通され、
    前記支持部が、前記ベース部の開口端から半径方向外向きに延出する部分からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のソケット。
  4. 前記支持部は、前記基板と嵌合する嵌合部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のソケット。
  5. 基板のスルーホールに差し込まれる一方、電子部品のピン端子を差し込むように受け入れることにより、前記基板の導通部と前記電子部品との電気的接続を実現するとともに、前記ピン端子の前記基板への固定を実現するソケットであって、
    前記スルーホールの入口側に配置されるベース部と、
    前記ベース部からそれぞれ延出し、互いの間に前記ピン端子を挟持するための複数の挟持部と、
    を備え、
    前記挟持部は、
    前記ベース部から前記スルーホールの出口側に向けて延出可能であり、前記ピン端子が差し込まれることにより反力を発生し、その反力が前記ピン端子を挟持するための付勢力となる第1ばね部と、
    前記第1ばね部に連設され、前記スルーホールの出口側に突出可能な折り返し部を含み、前記ピン端子が差し込まれることにより前記折り返し部が前記ピン端子と前記基板との間で圧縮されて反力を発生し、その反力が前記ピン端子の固定を補助しつつ当該ソケットを前記基板へ固定するための付勢力となる第2ばね部と、
    を有し、
    前記折り返し部は、前記スルーホールの軸線に平行な延出方向に対して180度以上の角度で折り返されていることを特徴とするソケット。
  6. 基板のスルーホールに差し込まれる一方、電子部品のピン端子を差し込むように受け入れることにより、前記基板の導通部と前記電子部品との電気的接続を実現するとともに、前記ピン端子の前記基板への固定を実現するソケットであって、
    前記スルーホールの入口側に配置されるベース部と、
    前記ベース部からそれぞれ延出し、互いの間に前記ピン端子を挟持するための複数の挟持部と、
    を備え、
    前記挟持部は、
    前記ベース部から前記スルーホールの出口側に向けて延出可能であり、前記ピン端子が差し込まれることにより反力を発生し、その反力が前記ピン端子を挟持するための付勢力となる第1ばね部と、
    前記第1ばね部に連設され、前記スルーホールの出口側に突出可能な折り返し部を含み、前記ピン端子が差し込まれることにより前記折り返し部が前記ピン端子と前記基板との間で圧縮されて反力を発生し、その反力が前記ピン端子の固定を補助しつつ当該ソケットを前記基板へ固定するための付勢力となる第2ばね部と、
    を有し、
    前記挟持部は、前記ピン端子が差し込まれた際に、前記第2ばね部の先端が前記スルーホール内に挿通され、前記第2ばね部の外側面にて前記スルーホールの出口側の開口縁に当接するように構成されていることを特徴とするソケット。
  7. 基板のスルーホールに差し込まれる一方、電子部品のピン端子を差し込むように受け入れることにより、前記基板の導通部と前記電子部品との電気的接続を実現するとともに、前記ピン端子の前記基板への固定を実現するソケットであって、
    前記スルーホールの入口側に配置されるベース部と、
    前記ベース部からそれぞれ延出し、互いの間に前記ピン端子を挟持するための複数の挟持部と、
    を備え、
    前記挟持部は、
    前記ベース部から前記スルーホールの出口側に向けて延出可能であり、前記ピン端子が差し込まれることにより反力を発生し、その反力が前記ピン端子を挟持するための付勢力となる第1ばね部と、
    前記第1ばね部に連設され、前記スルーホールの出口側に突出可能な折り返し部を含み、前記ピン端子が差し込まれることにより前記折り返し部が前記ピン端子と前記基板との間で圧縮されて反力を発生し、その反力が前記ピン端子の固定を補助しつつ当該ソケットを前記基板へ固定するための付勢力となる第2ばね部と、
    を有し、
    複数の折り返し部に接する外接円の径が、前記ピン端子が差し込まれていない状態において前記スルーホールの内径以下となり、前記ピン端子が差し込まれた状態において前記スルーホールの内径よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするソケット。
  8. 前記折り返し部は、少なくとも前記ピン端子との当接面が曲面とされ、前記ピン端子と点接触又は線接触するように構成されていることを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のソケット。
  9. 前記挟持部が一対又は複数対設けられ、互いに対となる挟持部が対向することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のソケット。
  10. 基板のスルーホールに差し込まれる一方、電子部品のピン端子を差し込むように受け入れることにより、前記基板の導通部と前記電子部品との電気的接続を実現するとともに、前記ピン端子の前記基板への固定を実現するソケットであって、
    前記スルーホールの入口側に配置されるベース部と、
    前記ベース部からそれぞれ延出し、互いの間に前記ピン端子を挟持するための複数の挟持部と、
    を備え、
    前記挟持部は、
    前記ベース部から前記スルーホールの出口側に向けて延出可能であり、前記ピン端子が差し込まれることにより反力を発生し、その反力が前記ピン端子を挟持するための付勢力となる第1ばね部と、
    前記第1ばね部に連設され、前記スルーホールの出口側に突出可能な折り返し部を含み、前記ピン端子が差し込まれることにより前記折り返し部が前記ピン端子と前記基板との間で圧縮されて反力を発生し、その反力が前記ピン端子の固定を補助しつつ当該ソケットを前記基板へ固定するための付勢力となる第2ばね部と、
    を有し、
    前記挟持部が一対又は複数対設けられ、互いに対となる挟持部が対向し、
    前記ベース部が環状又は筒状をなし、
    前記複数の挟持部が前記ベース部の周方向に所定間隔をあけて設けられ、前記互いに対となる挟持部が前記ベース部の径方向に対向し、
    前記ベース部の周方向に前記挟持部を隔てて設けられ、前記ピン端子を延在方向にガイドするための一対のガイド部をさらに備え、
    前記一対のガイド部が、前記ベース部の径方向に対向し、
    前記一対のガイド部の間隔が、前記互いに対となる挟持部の間隔よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするソケット。
JP2016007372A 2016-01-18 2016-01-18 ソケット Expired - Fee Related JP6609886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007372A JP6609886B2 (ja) 2016-01-18 2016-01-18 ソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007372A JP6609886B2 (ja) 2016-01-18 2016-01-18 ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017130286A JP2017130286A (ja) 2017-07-27
JP6609886B2 true JP6609886B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=59396289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016007372A Expired - Fee Related JP6609886B2 (ja) 2016-01-18 2016-01-18 ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6609886B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109768399B (zh) * 2018-10-23 2020-09-29 番禺得意精密电子工业有限公司 组合装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4181387A (en) * 1978-06-21 1980-01-01 Western Electric Company, Inc. Interconnect sockets and assemblies
US4515422A (en) * 1983-10-19 1985-05-07 Amp Incorporated Pin receptacle intended for mounting in a circuit board
JPH10199595A (ja) * 1997-01-16 1998-07-31 Furukawa Electric Co Ltd:The プリント基板用接続端子
JP2011003618A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd 中継端子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017130286A (ja) 2017-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5270480B2 (ja) コネクタ
WO2016084571A1 (ja) 接続端子
JP5218490B2 (ja) 同軸コネクタプラグ
JP5488771B2 (ja) 同軸コネクタプラグ及び同軸コネクタレセプタクル
JP5858024B2 (ja) 同軸コネクタプラグ
CN107017494B (zh) 压接连接器、压接连接器的制造方法
JP2007066887A (ja) コネクタ
JP7247621B2 (ja) 雌型コンタクト
JP6609886B2 (ja) ソケット
JP2006179362A (ja) 接続端子およびそれを備えたコネクタ
JP2013149578A (ja) 接続端子
JP2004039742A (ja) 仮止部品
JP2018045929A (ja) 接触端子
JP6584926B2 (ja) 圧接コネクタ
JP2015088400A (ja) 電線と電子機器との接続構造、及び、接続に用いるクリップ
JP5528584B2 (ja) 電気および/または電子モジュールと回路支持体とを有する装置
JP2011181831A (ja) 基板構造
JP4868464B2 (ja) 表面実装コンタクト
JP2011070949A (ja) 電線接続構造
JP2017199462A (ja) 電気コネクタ
JP2011060544A (ja) 実装基板と電子部品の接続構造および電子装置
JP2010103312A (ja) 基板の導通構造体
JP2017107754A (ja) 圧接コネクタ
US11196202B2 (en) Electrical connector and electronic device
WO2015012224A1 (ja) 給電用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6609886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees