JP3519583B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性半導体
記憶装置のメモリセルのゲート絶縁膜の高信頼性化に関
する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMは、電気的にデータの書き
換えが可能な不揮発性メモリの一種であり、データを記
憶するためのメモリセルが集積されたメモリセルアレイ
を有している。EEPROMにおけるメモリセルは、浮
遊ゲートと制御ゲートとを積層したFETMOS型トラ
ンジスタが広く知られている。
【0003】図17(A)は、FETMOS型のメモリ
セルが集積されたメモリセルアレイの平面図、図17
(B)は、図17(A)中のB−B線に沿う断面図であ
る。
【0004】図17(A)、(B)に示すように、p型
シリコン基板(あるいはp型ウェル)101には、素子
分離領域102が形成され、活性領域104が分離され
ている。絶縁膜102の下には、基板101よりも不純
物濃度が高いp+ 型層103が形成されている。p+ 型
層103は、チャンネルストッパである。活性領域10
4には、トンネル電流が流れ得る薄い第1のゲート絶縁
膜105が形成され、この上には、浮遊ゲート106が
形成されている。浮遊ゲート106の上には、第2のゲ
ート絶縁膜107が形成され、この上には、制御ゲート
108が形成されている。これにより、メモリセルのゲ
ートは、浮遊ゲート106と制御ゲート108とが積層
された積層ゲート構造となっている。浮遊ゲート106
と制御ゲート108とは同じマスクを用い、連続してエ
ッチングされることにより形成され、ロー方向に沿った
積層ゲート構造のエッジは揃っている。ソース領域10
9S、ドレイン領域109Dは、積層ゲート構造と、素
子分離領域102とをそれぞれマスクに用い、活性領域
104内にn型不純物をイオン注入することにより形成
されている。浮遊ゲート106の端部は、素子分離領域
102の上に配置され、一般的にウィング110と呼ば
れる部分を構成している。ウィング110は、制御ゲー
ト108と浮遊ゲート106とが互いに対向する対向面
積を広げ、制御ゲート108と浮遊ゲート106との間
の容量を高める。
【0005】参照符号150は層間絶縁膜であり、この
層間絶縁膜150の上には、ビット線151が形成され
ている。ビット151は、層間絶縁膜150に形成され
たビット線コンタクト孔152を介してドレイン領域1
09Dに接続されている。
【0006】なお、図17(A)では、ビット線コンタ
クト孔152の位置のみを示し、層間絶縁膜150、お
よびビット線151はそれぞれ省略されている。
【0007】図17(A)、(B)に示す素子分離領域
102としては、基板101の表面の選ばれた部分を熱
酸化して形成したLOCOS型が、広く用いられてい
る。LOCOS型は、基板101の活性領域が形成され
る部分を、窒化シリコン膜(Si3 N4 )で覆った後、
熱酸化する。窒化シリコン膜は酸化の障壁となるので、
基板101の素子分離領域を形成する部分に、厚い熱酸
化膜を局所的に形成できる。
【0008】近年では、素子分離領域102の寸法を、
LOCOS型よりも微細にできる技術として、基板10
1の素子分離領域を形成する部分にトレンチを形成し、
このトレンチを絶縁物で埋め込むという、トレンチ素子
分離法も良く知られるようになってきた。
【0009】図18は、トレンチ素子分離法を用いて形
成されたメモリセルの断面図である。なお、図18に示
す断面は、例えば図17(A)中のB−B線に沿う部分
に対応する。図18において、図17(B)と同一の部
分には同一の参照符号を付す。
【0010】図18に示すように、トレンチ型では、基
板101の素子分離領域が形成される部分にトレンチ1
11が形成され、このトレンチ111の内部は、絶縁物
112により埋め込まれている。
【0011】このようなトレンチ型では、基板101内
に深く素子分離領域を形成できるので、実効的な素子分
離間隔は、LOCOS型よりも広がる。このため、素子
分離幅が同一であった場合には、LOCOS型に比べて
素子分離能力が大幅に向上する。
【0012】さらに、EEPROMのメモリセルアレイ
内の素子分離においては、そのロー方向の分離間隔を、
トレンチ型よりもさらに微細にできる自己整合トレンチ
素子分離法がある。
【0013】図19は、自己整合トレンチ素子分離法を
用いて形成されたメモリセルの断面図である。なお、図
19に示す断面は、例えば図17(A)中のB−B線に
沿う部分に対応する。図19において、図17(B)と
同一の部分には同一の参照符号を付す。
【0014】図19に示すように、自己整合トレンチ型
では、ウィング110が活性領域104とトレンチ11
1との境界上に、基板101に対して垂直な方向に形成
される。このため、ウィング110をロー方向に広げ
る、LOCOS型やトレンチ型に比べて、集積密度を向
上させることができる。
【0015】図20は、EEPROMの基本構成を示す
ブロック図である。なお、図20では、メモリセルアレ
イ部201周辺に存在する代表的な回路ブロックのみを
示している。
【0016】一般に、EEPROMは、データを記憶す
るためのメモリセルアレイ部201と、このアレイ部2
01を駆動し、その記憶機能を活性にする周辺駆動回路
部202とから構成される。回路部202は、ワード線
WLに接続され、これらワード線WLを選択するローデ
コーダ301、ビット線BLに接続され、読み出しデー
タ(READ DATA) や書き込みデータ(PROGRAM DATA)を増幅
してラッチするセンスアンプ回路部302、センスアン
プ回路部302内のビット線BLに接続され、これらビ
ット線を選択するカラムデコーダ部303、および所望
の内部電圧を作る昇圧回路部304などにより構成され
ている。
【0017】アレイ部201および回路部202の素子
分離は双方とも、先に示した3つの素子分離技術のいず
れかを用いて行うことも可能であるし、双方でそれぞれ
異なった素子分離技術を使うこともできる。
【0018】特に微細化が要求されるアレイ部201で
は、最小寸法が0.4ミクロンを超えてくると、トレン
チ素子分離や自己整合トレンチ素子分離が非常に有効で
ある。
【0019】これに対して、回路部202では、アレイ
部201に比べてトランジスタや、素子分離の間隔が大
きい。これはトランジスタの構造上、コンタクトあるい
はゲート長等がメモリセルMCに比べて大きいこと、お
よびpn接合部に書き込み電圧(例えば20V)が印加
されることなどが理由である。このようなプロセスマー
ジンやインテグレーションの都合により、回路部202
においては、トレンチ素子分離よりもLOCOS素子分
離のほうが適している場合がある。このような場合に
は、アレイ部201にはトレンチ素子分離や自己整合ト
レンチ素子分離を用い、回路部202にはLOCOS素
子分離を用いる。
【0020】図21は、NAND型EEPROMにおけ
るアレイ部201と周辺駆動回路部202、特にローデ
コーダ部301との接続部分を簡略的に示した図であ
る。
【0021】図21に示すように、ワード線WL(WL
1〜WLn)、および選択ゲート線SG(SG1、SG
2)は各々、ローデコーダ部301に含まれる高耐圧型
トランジスタHVTrのソースに接続される。書き込み
モードのとき、トランジスタHVTrのゲートには、書
き込み電圧+トランジスタHVTrのしきい値電圧以上
の電圧が印加され、トランジスタHVTrは“オン”さ
れる。これにより、書き込み選択されたワード線には、
書き込み電圧(例えば20V)が、トランジスタHVT
rのドレイン〜ソースを介して転送される。図中、参照
符号153、155はそれぞれコンタクト孔である。ま
た、参照符号154は、コンタクト孔153、155を
介して、トランジスタHVTrのソース領域とワード線
WL、あるいは選択ゲート線SGとを互いに接続する金
属配線である。
【0022】図22は、図21に示す部分の断面図であ
る。なお、図22は、アレイ部201と、ローデコーダ
部301、即ち、回路部202との双方に、LOCOS
素子分離を用いた例を示す。
【0023】図22に示すように、制御ゲート108
は、アレイ部201内の活性領域104の上から、周辺
駆動回路部202内の素子分離絶縁膜102の上にかけ
て延長されて形成されている。この部分において、制御
ゲート108は、コンタクト孔153を介して金属配線
154に接続され、図示せぬローデコーダ部301のト
ランジスタHVTrに接続される。
【0024】また、アレイ部201内の素子分離領域1
02は、制御ゲート(ワード線)108に交差する方向
に延びた、細い線状パターンが周期性を持って繰り返さ
れる。
【0025】これに対し、回路部202内の素子分離領
域102には、細い線状パターンが繰り返されるような
周期性はない。このため、アレイ部201と回路部20
2との境界にあたる素子分離領域102上で、パターン
の周期性が乱れてしまう。これは、リソグラフィ時に、
アレイ部201の最外周と、その内部とで、例えば浮遊
ゲート106を同一寸法に揃った形に加工することを難
しくする。この周期性の乱れを打ち消すために、アレイ
部201の最外周には、ダミーパターンが、例えば数本
にわたって設けられる。しかし、アレイ部201最外周
では、回路部202の素子分離領域102に接するため
に、図22に示すように、浮遊ゲート106のパターン
が、アレイ部201の内部に存在する浮遊ゲート106
のパターンと異なってくる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、最外
周の浮遊ゲート106のパターンは、メモリセルアレイ
部201内部のパターンとは異なる。このため、浮遊ゲ
ート106と制御ゲート108との間の容量が、最外周
に存在するダミーパターン内のセルと、その内側に存在
し、実際にセルとして使用される正規のパターン内のセ
ルとで互いに異なってくる。
【0027】図23(A)はメモリセルの等価回路図、
図23(B)はダミーパターンセルの寸法、および正規
のセル(以下メモリセル)の寸法を説明するための図で
ある。
【0028】図23(A)に示すように、メモリセル
は、基板101と制御ゲート108との間に、キャパシ
タC1とキャパシタC2とを直列に接続した回路に置き
換えることができる。キャパシタC1とキャパシタC2
とで共有される電極が浮遊ゲート106に相当する。こ
のような等価回路においては、キャパシタC1が基板1
01と浮遊ゲート106との間の容量、キャパシタC2
が浮遊ゲート106と制御ゲート108との間の容量と
なる。また、キャパシタC1の誘電体が基板101と浮
遊ゲート106との間の第1のゲート絶縁膜105、キ
ャパシタC2の誘電体が浮遊ゲート106と制御ゲート
108との間の第2のゲート絶縁膜107となる。
【0029】図23(A)に示す制御ゲート108に電
位VCGが印加されたとき、浮遊ゲート106の電位VFG
は、次の式により表される。
【0030】
【数1】
【0031】また、キャパシタC1の誘電体の膜厚をT
としたとき、この誘電体に印加される電界Eは、次の式
により表される。
【0032】
【数2】
【0033】(1)式より、ダミーパターンセル、メモ
リセルの双方の制御ゲート108に同じ電位VCGが印加
されたとしても、容量C2が異なれば、それらの浮遊ゲ
ート106の電位VFGは互いに異なってくることが理解
される。
【0034】さらに(2)式より、ダミーパターンセル
の浮遊ゲート106の電位とメモリセルの浮遊ゲート1
06の電位が異なると、キャパシタC1の誘電体、即
ち、第1のゲート絶縁膜105に印加される電界は、そ
れぞれ異なってくることが分かる。
【0035】これを、図23(B)を参照しながら具体
的に説明する。
【0036】図23(B)において、Wd、Wcはそれ
ぞれ、ダミーパターンセル、メモリセルの活性領域10
4の幅、Wwはウィング110の幅、lは浮遊ゲート1
06が周辺駆動回路部202内の素子分離領域102に
延長される長さ、Lはダミーパターンセル、メモリセル
それぞれのチャネル長である。
【0037】ここで、第1のゲート絶縁膜105、第2
のゲート絶縁膜107の比誘電率をそれぞれε1、ε
2、ダミーパターンセル、メモリセルの第1のゲート絶
縁膜105の膜厚をそれぞれTd、Tc、ダミーパター
ンセル、メモリセルそれぞれの第2のゲート絶縁膜10
7の膜厚をT2とする(なお、ε0は真空の誘電率であ
る。)。
【0038】以上の条件において、メモリセルの容量C
1は、
【数3】
【0039】メモリセルの容量C2は、
【数4】
【0040】(1)式、(3)式、(4)式より、制御
ゲート108に電位VCGが印加されたとき、メモリセル
の浮遊ゲート106の電位VFGは、
【数5】
【0041】また、ダミーパターンセルの容量C1は、
【数6】
【0042】ダミーパターンセルの容量C2は、
【数7】
【0043】(1)式、(6)式、(7)式より、制御
ゲート108に電位VCGが印加されたとき、ダミーパタ
ーンセルの浮遊ゲート106の電位VFGは、
【数8】
【0044】さらに(2)式、(5)式より、メモリセ
ルの第1のゲート絶縁膜105に印加される電界Ec
は、
【数9】
【0045】さらに(2)式、(8)式より、ダミーパ
ターンセルの第1のゲート絶縁膜105に印加される電
界Edは、
【数10】
【0046】(9)式、(10)式より、ダミーパター
ンセルにおいて第1のゲート絶縁膜105に印加される
電界Edは、メモリセルでの電界Ecと異なる場合が生
ずることが分かる。
【0047】即ち、ダミーパターンセルの浮遊ゲート1
06が回路部202内の素子分離領域102に延長され
る部分が広い場合には、ダミーパターンセルにおいて、
その制御ゲート108とその浮遊ゲート106とのカッ
プリングが高くなり、電界Edは、電界Ecに比べて強
くなる。逆に、狭い場合には、電界Edが弱まってくる
分、第2のゲート絶縁膜107に印加される電界が強ま
ってくる。
【0048】また、(9)式、(10)式より、電界E
cと電界Edとの比は、
【数11】
【0049】(11)式より、電界Edを、電界Ecと
同じにするには、ダミーパターンセル、メモリセルとも
同一の寸法で形成すれば良い。しかし、上述の通り、リ
ソグラフィの事情により、最外周のパターンと内側のパ
ターンとを、同一の寸法で形成することは困難であり、
ダミーパターンセルの浮遊ゲート106の寸法は、メモ
リセルの浮遊ゲート106の寸法よりも大きくなってし
まう。
【0050】第1のゲート絶縁膜105は、書き込み時
や消去時、電子が通過するところであり、その膜厚など
は、メモリセルに合わせて最適化される。このため、電
界Ecよりも高い電界Edが印加されるダミーパターン
セルの第1のゲート絶縁膜105では、例えば耐圧等に
関する信頼性が、メモリセルの第1のゲート絶縁膜10
5よりも低下することになる。ダミーパターンセルの第
1のゲート絶縁膜105の絶縁特性が低下した場合に
は、第2のゲート絶縁膜107に印加される電界が大き
くなり、第2のゲート絶縁膜107の絶縁特性も低下し
だす。やがて、第1のゲート絶縁膜105、第2のゲー
ト絶縁膜107の双方とも、その絶縁特性が低下し、制
御ゲート108と基板101との絶縁性が損なわれる。
この結果、例えば制御ゲート108の電位が充分に上昇
しなくなるなど、メモリセルの特性を損なう現象が生ず
る。
【0051】このような最外周の浮遊ゲート106のパ
ターンが異なってくる事情は、図24に示すように、ア
レイ部201、回路部202の双方に、トレンチ素子分
離を用いても、あるいは図25に示すように、アレイ部
201にトレンチ素子分離、周辺駆動回路部202にL
OCOS素子分離を用いても、同様である。
【0052】また、図26に示すように、アレイ部20
1、周辺駆動回路部202の双方に、自己整合トレンチ
素子分離を用いた場合には、最外周のダミーパターンセ
ルの容量C2が、メモリセルの容量C2よりも小さくな
る。このため、ダミーパターンセルの第2のゲート絶縁
膜107に印加される電界が大きくなって、この第2の
ゲート絶縁膜107の絶縁特性が低下し、第1のゲート
絶縁膜105に印加される電界が増加して、第1のゲー
ト絶縁膜105の絶縁特性が低下する。このようにし
て、上記同様に、メモリセルの特性が損なわれるように
なる。
【0053】また、図27に示すように、アレイ部20
1に自己整合トレンチ素子分離、周辺駆動回路202に
LOCOS型の素子分離を用いた場合には、最外周のダ
ミーパターンセルの容量C2が、メモリセルの容量C2
よりも大きくなるので、第1のゲート絶縁膜105の絶
縁特性が低下し、第2のゲート絶縁膜107に印加され
る電界が増加して、第2のゲート絶縁膜107の絶縁特
性が低下する、という順序で、メモリセルの特性が損な
われる。
【0054】上記のように従来の不揮発性半導体記憶装
置では、アレイ部の最外周のセルのパターンと、それよ
りも内側のセルのパターンとが異なっているために、制
御ゲートと基板との絶縁特性が低下し、この結果、メモ
リセルの特性が損なわれる、という事情があった。
【0055】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、メモリアレイ部
の最外周のセルのパターンと、最外周のセルのパターン
よりも内側に存在するセルのパターンとが異なっていて
も、制御ゲートと基板との絶縁特性の低下を抑制でき、
メモリセルの特性が損なわれ難くなる不揮発性半導体記
憶装置およびその製造方法を提供することにある。
【0056】
【課題を解決するための手段】この発明に係る不揮発性
半導体記憶装置は、半導体基板に第1のゲート絶縁膜を
誘電体とする第1容量C1を介して結合する電荷蓄積層
と、この電荷蓄積層に第2のゲート絶縁膜を誘電体とす
る第2容量C2を介して結合するゲートとを含むメモリ
セルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ部を
有し、前記メモリセルアレイ部の最外周に配置された第
1のメモリセルの第2容量C2が、この第1のメモリセ
ルよりも前記メモリセルアレイ部の中央の部分に配置さ
れた第2のメモリセルの第2容量C2と異なっている不
揮発性半導体記憶装置であって、前記第1のメモリセル
の第1のゲート絶縁膜が、前記第2のメモリセルの第1
のゲート絶縁膜よりも厚いことを特徴としている。
【0057】また、前記メモリセルは、前記メモリセル
アレイ部に形成された素子分離領域により区画され、互
いに略並行した線状の活性領域に配置され、前記第1の
メモリセルと前記第2のメモリセルとは、前記線状の活
性領域に交差する方向に延びるワード線をゲートとして
共有し、前記第1のメモリセルの第2容量C2が、前記
第2のメモリセルの第2容量C2よりも大きい場合、前
記第1のメモリセルが配置される活性領域の幅は、前記
第2のメモリセルが配置される活性領域の幅よりも広い
ことを特徴としている。
【0058】また、前記第1のメモリセルの第1のゲー
ト絶縁膜に印加される電界E1と、前記第2のメモリセ
ルの第1のゲート絶縁膜に印加される電界E2との比の
値(E1/E2)が1以下に設定されていることを特徴
としている。
【0059】また、前記メモリセルアレイ部に隣接し
て、このメモリセルアレイ部に対する周辺駆動回路が形
成される周辺駆動回路部が設けられ、前記メモリセルア
レイ部に形成された素子分離領域、および前記周辺駆動
回路部に形成された素子分離領域が各々、(a)LOC
OS型、LOCOS型、(b)トレンチ型、トレンチ
型、(c)LOCOS型、トレンチ型のいずれかの組み
合わせから選ばれていることを特徴としている。
【0060】また、前記トレンチ型の素子分離領域は、
前記電荷蓄積層に対しトレンチを自己整合的に形成した
自己整合トレンチ型であることを特徴としている。
【0061】また、前記周辺駆動回路部に形成された素
子分離領域上に、周辺駆動回路と前記ワード線との電気
的接点を有し、前記電気的接点が、前記ワード線、前記
第2のゲート絶縁膜、および前記第1、第2のメモリセ
ルの電荷蓄積層と同じ導電物からなる導電層の積層構造
部に形成され、前記導電層と前記第1のメモリセルの電
荷蓄積層との離隔距離が、前記メモリセルアレイ部内に
おける電荷蓄積層どうしの離隔距離以下であることを特
徴としている。
【0062】また、前記メモリセルアレイ部には、選択
ゲートトランジスタが含まれ、この選択ゲートトランジ
スタのゲート絶縁膜の厚さが、前記第1のメモリセルの
第1のゲート絶縁膜の厚さと実質的に等しいことを特徴
としている。
【0063】また、前記周辺駆動回路部には、電源電圧
よりも高い電圧をスイッチングするトランジスタが含ま
れ、このトランジスタのゲート絶縁膜の厚さが、前記第
1のメモリセルの第1のゲート絶縁膜の厚さと実質的に
等しいことを特徴としている。
【0064】また、前記周辺駆動回路部には、電源電圧
をスイッチングするトランジスタが含まれ、このトラン
ジスタのゲート絶縁膜の厚さが、前記第1のメモリセル
の第1のゲート絶縁膜の厚さと実質的に等しいことを特
徴としている。
【0065】また、前記第1のメモリセルは、ビット線
との電気的接点を持たないダミーパターンセルであるこ
とを特徴としている。
【0066】また、この発明に係る不揮発性半導体記憶
装置の製造方法は、半導体基板内のメモリアレイ部内
、少なくとも前記メモリアレイ部の最外周に位置する
部分において幅が広くされ、互いに略並行する線状の活
性領域をそれぞれ区画する素子分離領域を形成し、前記
活性領域上に、第1の絶縁膜を形成し、少なくとも前記
メモリセルアレイ部の最外周に位置する前記幅が広くさ
れた活性領域を除いた前記活性領域上から前記第1の絶
縁膜を除去し、前記第1の絶縁膜が除去された部分に、
前記第1の絶縁膜よりも薄い第2の絶縁膜を形成し、少
なくとも前記素子分離領域上に前記活性領域に沿った方
向に延びたスリットを有し、前記第1の絶縁膜および前
記第2の絶縁膜を介して、前記活性領域に対向する第1
の導電膜を形成し、前記第1の導電膜上に、第3の絶縁
膜を形成し、前記第3の絶縁膜を介して、前記第1の導
電膜に対向する第2の導電膜を形成し、前記第2の導電
膜、前記第3の絶縁膜、前記第1の導電膜をパターニン
グし、前記第2の導電膜からなる制御ゲート、前記第1
の導電膜からなる電荷蓄積層を含む積層ゲート構造を有
するメモリセルを形成することを特徴としている。
【0067】また、前記第1の絶縁膜は、前記メモリセ
ルアレイ部の最外周に位置する前記活性領域と、前記活
性領域のうち選択トランジスタが形成される部分とを除
いた前記活性領域から除去されることを特徴としてい
る。
【0068】また、前記第1の導電膜には、前記メモリ
セルアレイ部を囲んで環状に形成された環状スリットが
形成されていることを特徴としている。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
NAND型EEPROMを例にとり説明する。
【0070】図2(B)は、この発明の第1の実施形態
に係るNAND型EEPROMの一回路構成例を示す図
である。
【0071】まず、図2(B)に示すように、チップに
は、メモリセルMCが形成されたメモリセルアレイ部2
01が設けられている。その周囲は、周辺駆動回路部2
02により囲まれている。回路部202には、アレイ部
201の記憶機能を活性にするための周辺駆動回路が形
成される。同図では、周辺駆動回路のうち、アレイ部2
01に直接に接続されるもの、特にローデコーダ部30
1、センスアンプ回路部302、およびソース線電位制
御回路部303がそれぞれ示されている。
【0072】NAND型EEPROMは、複数のメモリ
セルMCが互いに直列に接続されたNAND型セル40
0を、アレイ部201内に有する。NAND型セル40
0の電流通路の一端は、選択トランジスタST1を介し
てビット線BL(BL1〜BLm)に接続され、その他
端は、選択トランジスタST2を介してソース線SLに
接続されている。メモリセルMCのゲートは、ワード線
WL(WL1〜WLn)に接続され、選択トランジスタ
ST1、ST2のゲートはそれぞれ、選択ゲート線SG
1、SG2に接続されている。ワード線WL1〜WL
n、選択ゲート線SG1、SG2はそれぞれ、ローデコ
ーダ部301に接続される。ビット線BL1〜BLmは
それぞれ、センスアンプ回路部302に接続される。ソ
ース線SLは、ソース線電位制御回路部303に接続さ
れる。アレイ部201のカラム方向に沿った最外周に
は、ビット線BLとの接点を持たないダミーパターンセ
ルDPCを含むダミーパターンDPが配置され、メモリ
セルMCは、ダミーパターンDPよりも内側に配置され
る。
【0073】図1は、図2(B)中の一点鎖線枠401
内の平面図、図2(A)は、図1中のB−B線に沿う断
面図である。
【0074】図1、図2(A)に示すように、p型シリ
コン基板(あるいはp型ウェル)1には、LOCOS型
の素子分離領域2が形成され、アレイ部201に、活性
領域4(4d、4c)を分離している。アレイ部201
のカラム方向に沿った最外周に位置する活性領域4d
は、メモリセルとして使用しないダミーパターンセルD
PCが形成される部分であり、活性領域4cは、メモリ
セルMCが形成される部分である。この実施形態では、
活性領域4dの幅Wdが、活性領域4cの幅Wcよりも
広くされている。
【0075】活性領域4cの上には、トンネル電流が流
れ得る、薄いゲート絶縁膜(SiO2 、以下トンネル絶
縁膜)5cが形成されている。また、活性領域4dの上
には、トンネル絶縁膜5cよりも厚いゲート絶縁膜(S
iO2 )5dが形成されている。トンネル絶縁膜5cの
上には浮遊ゲート6cが形成され、ゲート絶縁膜5dの
上には浮遊ゲート6dが形成されている。浮遊ゲート6
dのカラム方向に沿って延びる端部の一つは、アレイ部
201の分離領域2上に配置され、他の一つは、回路部
202の分離領域2上に配置されている。
【0076】浮遊ゲート6d、6cの上には、第2のゲ
ート絶縁膜7が形成され、この上には、ワード線WL
(WL1〜WL3)となる制御ゲート8(WL1)〜8
(WL3)が形成されている。これにより、メモリセル
MCはそれぞれ、浮遊ゲート6cと制御ゲート8(W
L)とを有した積層ゲート構造となる。ダミーパターン
セルDPCも、同様の積層ゲート構造となる。制御ゲー
ト8(WL1)〜8(WL3)はそれぞれ、回路部20
2の分離領域2の上で、金属配線54(WL1)〜54
(WL3)に、層間絶縁膜50に形成されたコンタクト
孔53(WL1)〜53(WL3)を介して接続されて
いる。金属配線54(WL1)〜54(WL3)は、図
示せぬローデコーダ部内のトランジスタに接続される。
【0077】また、選択ゲート線SG(SG1)は、浮
遊ゲート6c、6dを構成する導電膜と同じ膜からな
り、ロー方向に分断されない第1層め選択ゲート線6
(SG1)、制御ゲート8(WL1)〜8(WL3)を
構成する導電膜と同じ膜からなる、第2層め選択ゲート
線8(SG1)との積層ゲート構造からなっている。第
1層め選択ゲート線6(SG1)は、回路部202の分
離領域2の上で、金属配線54(SG1)に、層間絶縁
膜50に形成されたコンタクト孔53(SG1)−1を
介して接続されている。同様に、第2層め選択ゲート線
8(SG1)は、回路部202の分離領域2の上で、金
属配線54(SG1)に、層間絶縁膜50に形成された
コンタクト孔53(SG1)−2を介して接続されてい
る。金属配線54(SG1)は、金属配線54(WL
1)〜54(WL3)と同様に、図示せぬローデコーダ
部のトランジスタに接続される。
【0078】さらに参照符号9はN型拡散層であり、メ
モリセルMCのソース/ドレイン領域として機能する。
なお、参照符号9Dに示すN型拡散層は、図示せぬビッ
ト線が層間絶縁膜50に形成されるコンタクト孔52を
介して接続される拡散層であり、NAND型セル400
のドレインとして機能するものである。また、図1の平
面では、ソースとして機能するN型拡散層は図示されて
いない。
【0079】図1、図2(A)には、ロー方向に沿った
浮遊ゲート6dの幅W6dは、ロー方向に沿った浮遊ゲ
ート6cの幅W6cよりも大きいものが図示されてい
る。このような構造は、パターンの周期性が無くなるア
レイ部201の外周と、その内部とで、浮遊ゲートの寸
法が同一寸法にならない場合があるために生ずる。
【0080】また、分離領域2の基板1の表面からの高
さが、微細な活性領域パターンが繰り返されるアレイ部
201より、大きな活性領域パターンが繰り返される回
路部202のほうが高くなる場合がある。この場合、ス
リット62の幅を、アレイ部201と回路部202と
で、同一に揃えることは難しい。しかも、浮遊ゲート6
dの、回路部202の分離領域2上に延在する部分の幅
lは、ウィングの幅Wwよりも長くなってしまう。
【0081】したがって、従来の技術の欄で説明したよ
うに、ダミーパターンセルDPCでは、その制御ゲート
8(WL)と浮遊ゲート6dとの間の容量C2が、メモ
リセルMCにおける容量C2よりも大きくなる。
【0082】しかし、第1の実施形態によれば、ゲート
絶縁膜5dの膜厚を、トンネル絶縁膜5cの膜厚よりも
厚くする。従来の技術の欄に示した(8)式によれば、
ゲート絶縁膜5dの膜厚(Td)を厚くすると、浮遊ゲ
ート6dの電位(VFG)が高まり、ゲート絶縁膜5dに
かかる電圧は大きくなる。しかし、(10)式より、ゲ
ート絶縁膜5dに印加される電界Edは、膜厚(Td)
を厚くすることにより、逆に低下する。さらには、浮遊
ゲート6dの電位(VFG)が高まることで、制御ゲート
8(WL)と浮遊ゲート6dとの電位差は小さくなる。
即ち、第2のゲート絶縁膜7に印加される電圧を低下で
きる。
【0083】これらの事項より、第1の実施形態に係る
NAND型EEPROMによれば、ダミーパターンセル
DPCのゲート絶縁膜5dの膜厚を、メモリセルMCの
トンネル絶縁膜5cの膜厚よりも厚くすることで、ゲー
ト絶縁膜5dに印加される電界Edおよび第2のゲート
絶縁膜7に印加される電圧をそれぞれ低下できる。よっ
て、アレイ部201の最外周のセルのパターンと、それ
よりも内側に存在するセルのパターンとが異なっていて
も、制御ゲート8(WL1)〜8(WL3)と基板1と
の絶縁特性の低下を抑制でき、メモリセルMCの特性を
損い難くすることができる。
【0084】さらに、第1の実施形態では、活性領域4
dの幅Wdを、活性領域4cの幅Wcよりも広くする。
この構成によれば、次のような効果を得ることができ
る。
【0085】浮遊ゲート6dの分離領域2の上に延在し
た部分の幅lは、浮遊ゲート6dと制御ゲート8(W
L)との対向面積を増加させる。このため、ダミーパタ
ーンセルC2における容量C2が増加して、ゲート絶縁
膜5dに印加される電圧が増加する。そこで、幅lは、
出来る限り小さいほうが良い。しかしながら、上述した
ように、リソグラフィの事情や、分離領域2の高さの違
いなどにより、浮遊ゲート6dの分離領域2の上に延在
した部分の幅lをウィングの幅Wwと同等にすることは
非常に難しい。そこで、ダミーパターンセルDPCの活
性領域4dの幅Wdを、メモリセルMCの活性領域4c
の幅Wcよりも広くする。
【0086】この構成によれば、浮遊ゲート6dと基板
1との間の容量C1を、容量C2の増加に合わせて大き
くできるので、(1)式などに示されるカップリング比
C2/(C1+C2)が高まることが抑制される。よっ
て、浮遊ゲート6dの電位(VFG)が無用に大きくなる
ことを防止でき、ゲート絶縁膜5dの絶縁特性の低下を
抑制することができる。
【0087】また、この構成は、ダミーパターンセルD
PCのチャネル領域の面積(Wd×L:Lはチャネル
長)を、メモリセルMCのチャネル領域の面積(Wc×
L:Lはチャネル長)よりも大きくすることと等価であ
る。よって、以下に示す通り変形されても良く、その指
針を定式化すれば、下記のようになる。
【0088】
【数12】
【0089】なお、(12)式において、Edはゲート
絶縁膜5dに印加される電界、Ecはトンネル絶縁膜5
cに印加される電界、T2は第2のゲート絶縁膜7の膜
厚である。
【0090】(12)式より、ダミーパターンセルDP
Cの各部の寸法、即ち活性領域4dの幅Wd、回路部2
02の分離領域2上に延在する幅l、ゲート絶縁膜5d
の膜厚Tdの値をそれぞれ、(Ed/Ec)≦1となる
ように選ぶ。これにより、最外周のダミーパターンセル
DPCにおいて、容量C2の増加による、浮遊ゲート6
dの電位(VFG)の増加を抑制することができる。
【0091】次に、この発明の第2、第3の実施形態を
説明する。
【0092】図3は、この発明の第2の実施形態に係る
NAND型EEPROMの断面図、図4は、この発明の
第3の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図
である。図3、図4それぞれに示す断面は、図1中のB
−B線に沿う断面に対応している。また、図3、図4に
おいて、図2(A)と同一の部分には、同一の参照符号
を付す。
【0093】図3に示すように、アレイ部201、およ
び回路部202双方の素子分離に、基板1にトレンチ1
1を形成し、このトレンチ11を二酸化シリコンなどの
絶縁物により埋め込んだトレンチ型素子分離領域12を
用いても良い。
【0094】また、図4に示すように、アレイ部201
の素子分離にトレンチ型素子分離領域12を用い、回路
部202の素子分離にLOCOS型素子分離領域2を用
いるようにしても良い。
【0095】これらのような場合にも、第1の実施形態
のように、ダミーパターンセルDPCのゲート絶縁膜5
dの膜厚を、メモリセルMCのトンネル絶縁膜5cの膜
厚よりも厚くする、あるいはさらにダミーパターンセル
DPCの活性領域4dの幅Wdを、メモリセルMCの活
性領域4cの幅Wcよりも広くする等の構成により、第
1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0096】次に、この発明の第4の実施形態に係るN
AND型EEPROMを、その製造方法とともに説明す
る。
【0097】図5(A)〜(C)、および図6(A)〜
(C)はそれぞれ、第4の実施形態に係るNAND型E
EPROMを主要な製造工程毎に示した平面図である。
【0098】まず、図5(A)に示すように、p型シリ
コン基板(あるいはp型ウェル)1の表面のうち、回路
部202に対応した部分に、LOCOS素子分離技術を
用いて、厚さ約0.3〜0.8μm程度の素子分離領域
2を形成する。
【0099】次に、図5(B)に示すように、基板1の
表面のうち、アレイ部201に対応した部分に、素子分
離パターンに応じ、深さ約0.3〜0.7μm程度のト
レンチ11を形成し、このトレンチ11を、例えばSi
O2 、TEOS、BPSGなどの埋め込み用絶縁物12
により埋め込む。次いで、エッチバック、あるいはCM
P等により絶縁物12の表面を平坦化し、活性領域に対
応して露出した基板1の表面に、第1のゲート絶縁膜5
d、例えば熱酸化膜、あるいは酸窒化膜を形成する。
【0100】次に、図5(C)に示すように、アレイ部
201において、選択ゲートトランジスタSTが形成さ
れる部分、およびダミーパターンDPが形成される部分
を覆い、メモリセルが形成される部分に窓を有するマス
ク61を用いて、第1のゲート絶縁膜5dを除去し、基
板1の表面を露出させる。次いで、露出した基板1の表
面に、第1のゲート絶縁膜5dよりも薄いトンネル絶縁
膜5c、例えば熱酸化膜を形成する。
【0101】次に、図6(A)に示すように、第1ゲー
ト6、例えばN型のポリシリコン、あるいはアモルファ
スシリコンを全面に形成する。次いで、アレイ部201
内のトレンチ型素子分離領域12上の第1ゲート6に、
ロー方向に隣接する浮遊ゲートどうしを分断するための
スリット62を形成する。このとき、回路部202内の
LOCOS型素子分離領域2の上においても、ダミーパ
ターンセルDPCの浮遊ゲートを分断するために、同様
なスリット62を形成する。
【0102】次に、図6(B)に示すように、第2のゲ
ート絶縁膜、例えば酸化膜/窒化膜/酸化膜の積層膜
(ONO膜)、あるいは酸窒化膜を形成した後、この上
に、第2ゲート8、例えばN型のポリシリコン、アモル
ファスシリコン、あるいはタングステンシリサイドなど
のシリサイド、またはこれらの積層体を形成する。次い
で、第2ゲート8をワード線パターンにパターニングす
る。このとき、同一のマスクを用いて、第2のゲート絶
縁膜、第1ゲート6を順次エッチングする。これによ
り、第2ゲート8は、第2層め選択ゲート線8(SG
1)、8(SG2)、ワード線8(WL1)、8(WL
n)のパターンに加工される。同時に、第1ゲート6
は、第1層め選択ゲート線6(SG1)、6(SG
2)、浮遊ゲート6d、6cのパターンに加工される。
この後、LOCOS型素子分離領域2上の第2層め選択
ゲート線8(SG1)、8(SG2)の端部をエッチン
グし、第1層め選択ゲート線6(SG1)、6(SG
2)を露出させる。
【0103】次に、図6(C)に示すように、層間絶縁
膜50(図6(C)には図示せず)、例えばBPSGを
形成した後、この層間絶縁膜50に、第1層め選択ゲー
ト線6(SG1)、6(SG2)に通じるコンタクト孔
53(SG1)−1、53(SG2)−1をそれぞれ形
成し、さらに第2層め選択ゲート線8(SG1)、8
(SG2)に通じるコンタクト孔53(SG1)−2、
53(SG2)−2、ワード線8(WL1)〜8(WL
n)に通じるコンタクト孔53(WL1)〜53(WL
n)を形成する。次いで、金属配線54(SG1)、5
4(WL1)〜54(WLn)、54(SG2)を形成
する。
【0104】このような製造方法により形成されたNA
ND型EEPROMであると、ダミーパターンセルDP
Cのゲート絶縁膜5dが、メモリセルMCのトンネル絶
縁膜5cよりも厚くなるので、第1〜第3の実施形態と
同様な効果を得ることができる。
【0105】また、選択トランジスタST1、ST2の
ゲート絶縁膜は、通常、トンネル絶縁膜5cよりも厚
い。このため、ゲート絶縁膜5dの厚さを、選択トラン
ジスタST1、ST2のゲート絶縁膜と同じ厚さとす
る。
【0106】このような構成であると、例えば選択トラ
ンジスタST1、ST2のゲート絶縁膜(この実施形態
ではゲート絶縁膜5dに相当)を形成した後、このゲー
ト絶縁膜をメモリセルを形成する部分から除去するため
のマスクのパターンを変えるだけで、トンネル絶縁膜5
cよりも厚いダミーパターンセルDPCのゲート絶縁膜
5dを得ることができる。したがって、この発明に係る
NAND型EEPROMを、製造工程を増やさずに、得
ることができる。
【0107】次に、この発明の第5の実施形態を説明す
る。
【0108】第5の実施形態は、素子分離技術に、自己
整合トレンチ素子分離技術を用いた例である。
【0109】図7は、第5の実施形態に係るNAND型
EEPROMの平面図、図8は、図7中のB−B線に沿
う断面図である。図7に示す平面は、図2(B)中の一
点鎖線枠401内の平面に対応している。図7、図8に
おいて、図1、図2(A)と同一の部分には、同一の参
照符号を付す。
【0110】図7、図8に示すように、アレイ部201
には、カラム方向に沿った浮遊ゲート6d、6cの、カ
ラム方向に沿った端部に対して自己整合的に基板1内に
形成された、自己整合型トレンチ素子分離領域12(S
TI)が形成されている。アレイ部201内の浮遊ゲー
ト6cの側壁は、分離領域12(STI)から露出され
ている。制御ゲート8(WL1)〜8(WL3)と浮遊
ゲート6cとの間の容量C2を、浮遊ゲート6cと基板
1との間の容量C1よりも大きくするためである。この
ため、アレイ部201の最外周に存在する浮遊ゲート6
dの側壁も、アレイ部201側では、浮遊ゲート6cと
同様に露出している。しかし、回路部202側の側壁
は、分離領域12(STI)から露出しない。
【0111】したがって、従来の技術の欄で説明したよ
うに、ダミーパターンセルDPCでは、その制御ゲート
8(WL)と浮遊ゲート6dとの間の容量C2が、メモ
リセルMCにおける容量C2よりも小さくなる。このた
め、浮遊ゲート6dの電位(VFG)が上昇し難くなり、
結果、第2のゲート絶縁膜7に大きい電圧がかかること
になる。
【0112】しかし、第5の実施形態によれば、ゲート
絶縁膜5dの膜厚を、トンネル絶縁膜5cの膜厚よりも
厚くする。このため、浮遊ゲート6dと基板1との間の
容量C1が小さくなる。したがって、(1)式に示され
るカップリング比C2/(C1+C2)が高まるように
なり、浮遊ゲート6dの電位(VFG)が上昇し易くな
る。この結果、第2のゲート絶縁膜7に大きい電圧がか
かることを抑制できる。このように、第5の実施形態に
係るNAND型EEPROMによれば、ダミーパターン
セルDPCのゲート絶縁膜5dの膜厚を、メモリセルM
Cのトンネル絶縁膜5cの膜厚よりも厚くすることで、
浮遊ゲート6dの周辺駆動回路部202側の端部が露出
していないパターンであっても、第1〜第4の実施形態
と同様に、制御ゲート8(WL1)と基板1との絶縁特
性の低下を抑制でき、メモリセルMCの特性を損なわれ
難くすることができる。
【0113】次に、この発明の第6の実施形態を説明す
る。
【0114】図9は、この発明の第6の実施形態に係る
NAND型EEPROMの断面図である。図9に示す断
面は、図7中のB−B線に沿う断面に対応している。ま
た、図9において、図8と同一の部分には、同一の参照
符号を付す。
【0115】図9に示すように、アレイ部201の素子
分離に自己整合型トレンチ素子分離領域12(STI)
を用い、回路部202の素子分離にLOCOS型素子分
離領域2を用いるようにしても良い。
【0116】この場合には、ダミーパターンセルDPC
のゲート絶縁膜5dの膜厚を、メモリセルMCのトンネ
ル絶縁膜5cの膜厚よりも厚くする、あるいはさらにダ
ミーパターンセルDPCの活性領域4dの幅Wdを、メ
モリセルMCの活性領域4cの幅Wcよりも広くする等
の構成により、第1の実施形態と同様な効果を得ること
ができる。
【0117】次に、この発明の第7の実施形態に係るN
AND型EEPROMを、その製造方法とともに説明す
る。
【0118】図10(A)〜(C)、および図11
(A)〜(C)はそれぞれ、第7の実施形態に係るNA
ND型EEPROMを主要な製造工程毎に示した平面図
である。まず、図10(A)に示すように、p型シリコ
ン基板(あるいはp型ウェル)1の表面のうち、回路部
202に対応した部分に、LOCOS素子分離技術を用
いて、厚さ約0.3〜0.8μm程度の素子分離領域2
を形成する。
【0119】次に、図10(B)に示すように、アレイ
部201に露出した基板1の表面に、第1のゲート絶縁
膜5d、例えば熱酸化膜、あるいは酸窒化膜を形成す
る。次いで、アレイ部201において、選択ゲートトラ
ンジスタSTが形成される部分、およびダミーパターン
DPが形成される部分を覆い、メモリセルが形成される
部分に窓を有するマスク61を用いて、第1のゲート絶
縁膜5dを除去し、基板1の表面を露出させる。次い
で、露出した基板1の表面に、第1のゲート絶縁膜5d
よりも薄いトンネル絶縁膜5c、例えば熱酸化膜を形成
する。
【0120】次に、図10(C)に示すように、第1ゲ
ート6、例えばN型のポリシリコン、あるいはアモルフ
ァスシリコンを全面に形成する。次いで、第1ゲート6
の上に、基板1とエッチングレートを異ならせることが
できる材料からなる膜、例えば二酸化シリコン膜(図示
せず)を形成する。次いで、第1ゲート6に、アレイ部
201内に形成される素子分離領域に対応したスリット
63を形成する。このとき、回路部202内のLOCO
S型素子分離領域2の上においても、ダミーパターンセ
ルDPCの浮遊ゲートを分断するためのスリット64を
形成する。次いで、図示せぬ二酸化シリコン膜が表面に
積層されている第1ゲート6をマスクに用いて、基板1
をエッチングし、トレンチ11を形成する。
【0121】次に、図11(A)に示すように、トレン
チ11を、例えばSiO2 、TEOS、BPSGなどの
埋め込み用絶縁物により埋め込む。次いで、エッチバッ
ク、あるいはCMP等により絶縁物の表面を平坦化す
る。次いで、回路部202上を覆い、アレイ部201上
に窓を有した図示せぬマスクを用いて、RIE法等によ
り絶縁物をエッチバックし、第1ゲート6の側壁を露出
させる。
【0122】次に、図11(B)に示すように、第2の
ゲート絶縁膜、例えば酸化膜/窒化膜/酸化膜の積層膜
(ONO膜)、あるいは酸窒化膜を形成した後、この上
に、第2ゲート8、例えばN型のポリシリコン、アモル
ファスシリコン、あるいはタングステンシリサイドなど
のシリサイド、またはこれらの積層体を形成する。次い
で、第2ゲート8をワード線パターンにパターニングす
る。このとき、同一のマスクを用いて、第2のゲート絶
縁膜、第1ゲート6を順次エッチングする。これによ
り、第2ゲート8は、第2層め選択ゲート線8(SG
1)、8(SG2)、ワード線8(WL1)〜8(WL
n)のパターンに加工される。同時に、第1ゲート6
は、浮遊ゲート6d、6cのパターンに加工される。ま
た、第2層め選択ゲート線8(SG1)、8(SG2)
それぞれの下には、浮遊ゲート状のパターン6d(SG
1)、6d(SG2)、6c(SG1)、6c(SG
2)が形成される。これらの浮遊ゲート状のパターンの
上からは、図示せぬ第2のゲート絶縁膜を除去してお
き、第2層め選択ゲート線8(SG1)、8(SG2)
と直接に接続しておくことが好ましい。
【0123】次に、図11(C)に示すように、層間絶
縁膜50(図11(C)には図示せず)、例えばBPS
Gを形成した後、この層間絶縁膜50に、第2層め選択
ゲート線8(SG1)、8(SG2)に通じるコンタク
ト孔53(SG1)、53(SG2)、ワード線8(W
L1)〜8(WLn)に通じるコンタクト孔53(WL
1)〜53(WLn)を形成する。次いで、金属配線5
4(SG1)、54(WL1)〜54(WLn)、54
(SG2)を形成する。
【0124】このような製造方法により形成されたNA
ND型EEPROMであると、ダミーパターンセルDP
Cのゲート絶縁膜5dが、メモリセルMCのトンネル絶
縁膜5cよりも厚くなるので、第1〜第4の実施形態と
同様な効果を得ることができる。
【0125】また、第7の実施形態では、選択トランジ
スタST1、ST2のゲート絶縁膜は、トンネル絶縁膜
5cよりも厚く、このため、ダミーパターンセルDPC
のゲート絶縁膜5dの厚さを、選択トランジスタST
1、ST2のゲート絶縁膜と同じ厚さとしている。した
がって、第4の実施形態と同様に、例えば選択トランジ
スタST1、ST2のゲート絶縁膜(この実施形態では
ゲート絶縁膜5dに相当)を形成した後、このゲート絶
縁膜をメモリセルを形成する部分から除去するためのマ
スクのパターンを変えるだけで、トンネル絶縁膜5cよ
りも厚いダミーパターンセルDPCのゲート絶縁膜5d
を得ることができる。したがって、この発明に係るNA
ND型EEPROMを、製造工程を増やさずに、得るこ
とができる。
【0126】また、第5、第6、第7の実施形態のよう
に、アレイ部201の素子分離に、自己整合トレンチ素
子分離技術を用いた場合、第1ゲート6の側壁を露出さ
せるエッチバックにおいて、プラズマダメージが、第1
ゲート絶縁膜、即ち、ゲート絶縁膜5dや、トンネル絶
縁膜5cに加わるおそれがある。これは、エッチバック
中に、導電物である第1ゲート6の表面が露出し、ここ
に荷電粒子が衝突するためである。第1ゲート6に衝突
した荷電粒子は、活性領域4d、4cの上に存在するゲ
ート絶縁膜5dやトンネル絶縁膜5cにプラズマダメー
ジを与える。このようなプラズマダメージは、アンテナ
比、即ち、第1ゲート6の露出する面積Sbと、第1ゲ
ート6の活性領域4d、4cに対向する面積Saとの比
Sb/Saが高いほど大きくなる。したがって、プラズ
マダメージを軽減するには、アンテナ比を、可能な限り
“1”に近づけることが重要である。
【0127】そこで、第8の実施形態は、第5〜第7の
実施形態のように自己整合トレンチ素子分離技術を用い
たEEPROMにおいて、ゲート絶縁膜5d、トンネル
絶縁膜5cに加わるプラズマダメージを軽減し、これら
の膜の製造工程中に不慮に進行する劣化を、さらに抑制
できるようにした。
【0128】図12(A)は、第8の実施形態に係るE
EPROMの第1ゲートにスリット加工を施した時点
を、概略的に示した平面図、図12(B)は、図12
(A)中のB−B線に沿う断面図である。また、図13
は、図12(A)を、第1ゲートを取り除いて示した平
面図である。
【0129】図12(A)に示すように、回路部202
内のLOCOS型素子分離領域2の上に形成され、ダミ
ーパターンセルDPCの浮遊ゲートを分断するためのス
リット64を、アレイ部201の縁に沿って環状に設け
る。
【0130】この構成により、第1ゲート6を、アレイ
部201とほぼ同じ大きさの孤立したパターンとするこ
とができる。通常、第1ゲート層は、ウェーハの全面に
形成されるものである。このため、例えば図14に示す
ように、環状のスリット64を有していない装置に比べ
て、アンテナ比Sb/Saを、より“1”に近づけるこ
とができる。
【0131】次に、第9の実施形態を説明する。
【0132】図15に示すように、回路部202内のス
リット64の幅W64が、アレイ部201内のスリット
63の幅W63よりも広くなると、スリット64の内部
における二酸化シリコン等の埋め込み絶縁物71の膜厚
が、スリット63の内部における膜厚よりも薄くなる。
このような状態で、絶縁物71をエッチバックすると、
参照符号300に示すように、回路部202内のLOC
OS型素子分離領域2の膜厚が薄くなることがある。こ
の膜厚が薄くなった部分300では、フィールド反転耐
圧や、ゲート耐圧が著しく低下する。
【0133】このような事情を解消するには、図12に
示すように、幅W64を、幅W63と等しくする、ある
いは図9に示すように、幅W64を、幅W63よりも狭
くする。これにより、埋め込み絶縁物71の膜厚を、ス
リット64内とスリット63内とでほぼ等しくできる。
よって、エッチバック時の膜減り量を、スリット64内
とスリット63内とでほぼ同じにでき、回路部202内
の素子分離領域2において、膜厚が薄くなる事情を抑制
することができる。
【0134】なお、このような第9の実施形態は、LO
COS型の素子分離領域2だけでなく、トレンチ型の分
離領域12や、自己整合トレンチ素子分離型の分離領域
12(STI)であっても適用できる。膜厚の減少は、
トレンチ型、あるいは自己整合トレンチ型の素子分離に
おいても、フィールド反転耐圧や、ゲート耐圧の低下の
原因となるものであるためである。
【0135】次に、この発明の第10の実施形態を説明
する。
【0136】図16は、この発明の第10の実施形態に
係るEEPROMの断面図である。
【0137】周辺駆動回路部202内には、アレイ部2
01の記憶機能を活性にするための様々な周辺駆動回路
が集積される。周辺駆動回路を構成するトランジスタに
は、チップに供給される電源電圧、例えば5Vを駆動す
る電源電圧系トランジスタの他、電源電圧よりも高い電
圧、例えば20Vを駆動する高耐圧系トランジスタがあ
る。
【0138】高耐圧系トランジスタでは、その耐圧を確
保するために、電源電圧系トランジスタよりも厚いゲー
ト絶縁膜を持つ。
【0139】EEPROMチップの中に形成されるゲー
ト絶縁膜のうち、最も厚いものは、高耐圧系トランジス
タのゲート絶縁膜であり、最も薄いゲート絶縁膜は、メ
モリセルの第1のゲート絶縁膜5cである。アレイ部2
01内に設けられる選択トランジスタのゲート絶縁膜の
厚さ、および回路部202内に設けられる電源電圧系ト
ランジスタのゲート絶縁膜の厚さは、通常、それらの中
間にあたるが、選択トランジスタや電源電圧系トランジ
スタのゲート絶縁膜の厚さを、ゲート絶縁膜5cと同じ
とすることもある。このようなEEPROM、あるいは
アレイ部内201に選択トランジスタを持たないNOR
型EEPROMなどにあっては、メモリセルのゲート絶
縁膜よりも厚いゲート絶縁膜は、回路部202内の、高
耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜のみとなる。
【0140】第10の実施形態では、図16に示すよう
に、アレイ部201の内側にメモリセルMC、その最外
周にダミーパターンセルDPCがそれぞれ形成され、回
路部202には、電源電圧系トランジスタ、高耐圧系ト
ランジスタがそれぞれ形成されている。メモリセルMC
のゲート絶縁膜5cは最も薄い。高耐圧系トランジスタ
のゲート絶縁膜5hは最も厚い。電源電圧系トランジス
タのゲート絶縁膜5tは、それらの中間の厚さを持つ。
そして、アレイ部201内の最外周に存在するダミーパ
ターンセルDPCのゲート絶縁膜5dの厚さは、回路部
202内の高耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜5hと
同じである。
【0141】なお、同図に示す回路部202内に形成さ
れるトランジスタのゲートG1、G2には、第1ゲート
層6、第2ゲート層8の二層構造で形成されたものを示
している。つまり、電源電圧系トランジスタのゲート電
極G1は、第1層めゲート6t、この第1層めゲート6
tに接続された第2層めゲート8tの積層からなり、高
耐圧系トランジスタのゲート電極G2は、第1層めゲー
ト6h、この第1層めゲート6hに接続された第2層め
ゲート8tの積層からなる。
【0142】このような第10の実施形態によれば、ダ
ミーパターンセルDPCのゲート絶縁膜5dの厚さを、
高耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜5hと同じ厚さと
することにより、メモリセルMCのゲート絶縁膜5cよ
りも厚くできる。したがって、第1〜第9の実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0143】しかも、第10の実施形態では、NOR型
EEPROMのように、選択トランジスタをアレイ部2
01内に持たない場合でも、高耐圧系トランジスタのゲ
ート絶縁膜形成時に、ダミーパターンセルDPCのゲー
ト絶縁膜5dを同時に形成できるので、製造工程を増や
さずに形成することができる。
【0144】第10の実施形態に係るEEPROMの形
成手順を以下に説明する。
【0145】まず、半導体基板1の回路部202の部分
に、LOCOS型素子分離領域2を形成する。次いで、
回路部202およびアレイ部201に、ゲート絶縁膜5
h、5dを形成する。次いで、回路部202の電源電圧
系トランジスタを形成する部分、アレイ部201のメモ
リセルMCを形成する部分それぞれから、ゲート絶縁膜
5h、5dを除去する。次いで、ゲート絶縁膜5h、5
dが除去された部分に、ゲート絶縁膜5hよりも薄いゲ
ート絶縁膜5tを形成する。次いで、アレイ部201の
メモリセルMCを形成する部分から、ゲート絶縁膜5t
を除去する。次いで、ゲート絶縁膜5tが除去された部
分に、ゲート絶縁膜5tよりも薄いゲート絶縁膜5cを
形成する。次いで、全面に、第1ゲート層6を形成し、
第1ゲート層6に、アレイ部201内における素子分離
領域に対応したスリットを形成し、さらにアレイ部20
1にトレンチ11を形成する。次いで、トレンチ11を
絶縁物で埋め込み、エッチバックして自己整合トレンチ
型の分離領域12(STI)を形成する。
【0146】次いで、第2ゲート絶縁膜7を形成する。
次いで、回路部202から、第2ゲート絶縁膜7を除去
する。次いで、全面に、第2ゲート層8を形成し、第2
ゲート層8上に、ワード線パターン、および回路部20
2内のゲート電極パターンに対応したホトレジスト膜を
形成する。次いで、ホトレジスト膜をマスクに用いて、
回路部202内にあっては、第2ゲート層8および第1
ゲート層6、アレイ部201内にあっては、第2ゲート
層8、第2ゲート絶縁膜7、第1ゲート層6を順次エッ
チングする。これにより、回路部202内にゲート電極
G1、G2を形成し、アレイ部201内にワード線8
(WL)を形成する。
【0147】このようにして、第10の実施形態に係る
EEPROMを形成することができる。
【0148】また、第10の実施形態において、ダミー
パターンセルDPCのゲート絶縁膜5dの厚さを、電源
電圧系トランジスタ5tと同じ厚さとしても良い。
【0149】この場合には、回路部202の電源電圧系
トランジスタを形成する部分、アレイ部201のダミー
パターンセルDPCを形成する部分、およびメモリセル
MCを形成する部分それぞれから、ゲート絶縁膜5hを
除去する。次いで、ゲート絶縁膜5hが除去された部分
に、ゲート絶縁膜5hよりも薄いゲート絶縁膜5t、5
dを形成する。次いで、アレイ部201のメモリセルM
Cを形成する部分から、ゲート絶縁膜5t、5dを除去
する。次いで、ゲート絶縁膜5t、5dが除去された部
分に、ゲート絶縁膜5tよりも薄いゲート絶縁膜5cを
形成すれば良い。
【0150】また、第10の実施形態は、回路部202
の素子分離に、LOCOS型の素子分離領域2を用い、
アレイ部201の素子分離に、自己整合トレンチ型の分
離領域12(STI)を用いたが、回路部202、アレ
イ部201それぞれの素子分離に、LOCOS型の素子
分離領域、あるいはトレンチ型の素子分離領域を用いる
ようにしても良い。さらに、回路部202の素子分離
に、LOCOS型の素子分離領域を用い、アレイ部20
1の素子分離に、トレンチ型、あるいは自己整合トレン
チ型の素子分離領域を用いるようにしても良い。
【0151】以上、この発明を、第1〜第10の実施形
態により説明したが、この発明は、第1〜第10の実施
形態に限定されて実施されるものではなく、例えば下記
のように変形して実施することができる。
【0152】例えばEEPROMは、NAND型、NO
R型の他、メモリセルアレイ部の最外周のメモリセルと
その内部のメモリセルとで、浮遊ゲートと制御ゲートと
の間の容量が異なっているものであれば、AND型やD
INOR型、グランドアレイ型などのEEPROMにも
実施できる。さらにはEEPROMでなくとも、同じよ
うなメモリセルを有する紫外線消去型EPROM、マス
クROM、OTPROMなどでも実施できる。
【0153】また、トレンチ11内を埋め込む絶縁物
は、二酸化シリコンの他、酸化シリコン系の絶縁物であ
るTEOSや、BPSGなどに変更でき、もちろん、他
の絶縁物にも変更できる。同様に、ゲート絶縁膜5d、
5c、5t、5hは、二酸化シリコン(SiO2 )の
他、窒化シリコン(Si3 N4 )、酸窒化シリコン(S
iON)など、他の絶縁物に変更でき、第2ゲート絶縁
膜7も、ONOの他、二酸化シリコン(SiO2 )の
他、窒化シリコン(Si3 N4 )、酸窒化シリコン(S
iON)など、他の絶縁物に変更できる。
【0154】さらに、第1ゲート層6を構成する導電物
も、不純物のドーピングにより電気伝導率が高められた
多結晶シリコンや非晶質シリコン以外の導電物に変更で
きる。同様に第2ゲート層8を構成する導電物も、不純
物のドーピングにより電気伝導率が高められた多結晶シ
リコンや非晶質シリコンの他、タングステンシリサイド
に代表される高融点金属の珪化物などの他の導電物に変
更できる。さらに第2ゲート層8は、多結晶シリコンと
珪化物との積層構造(ポリサイド構造)、あるいは多結
晶シリコンと金属との積層構造(ポリメタル構造)など
の積層構造にも変更できる。
【0155】その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形できることはもちろんである。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、メモリセルアレイ部の最外周のセルのパターンと、
その内側のセルのパターンとが異なっていても、制御ゲ
ートと基板との絶縁特性の低下を抑制でき、メモリセル
の特性が損なわれ難くなる不揮発性半導体記憶装置と、
その製造方法とをそれぞれ提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係るNAN
D型EEPROMの平面図。
【図2】図2(A)は図1中のB−B線に沿う断面図、
図2(B)はNAND型EEPROMの回路構成の一例
を示す図。
【図3】図3はこの発明の第2の実施形態に係るNAN
D型EEPROMの断面図。
【図4】図4はこの発明の第3の実施形態に係るNAN
D型EEPROMの断面図。
【図5】図5(A)〜(C)はそれぞれこの発明の第4
の実施形態に係るNAND型EEPROMを製造工程順
に示した平面図。
【図6】図6(A)〜(C)はそれぞれこの発明の第4
の実施形態に係るNAND型EEPROMを製造工程順
に示した平面図。
【図7】図7はこの発明の第5の実施形態に係るNAN
D型EEPROMの平面図。
【図8】図8は図7中のB−B線に沿う断面図。
【図9】図9はこの発明の第6の実施形態に係るNAN
D型EEPROMの断面図。
【図10】図10(A)〜(C)はそれぞれこの発明の
第7の実施形態に係るNAND型EEPROMを製造工
程順に示した平面図。
【図11】図11(A)〜(C)はそれぞれこの発明の
第7の実施形態に係るNAND型EEPROMを製造工
程順に示した平面図。
【図12】図12(A)はこの発明の第8の実施形態に
係るEEPROMの平面図、図12(B)は図12
(A)中のB−B線に沿う断面図。
【図13】図13は図12(A)の第1ゲート6を取り
除いて示した平面図。
【図14】図14(A)は第8の実施形態の比較例に係
るEEPROMの平面図、図14(B)は図14(A)
中のB−B線に沿う断面図。
【図15】図15はこの発明の第9の実施形態の背景技
術を説明するための図。
【図16】図16はこの発明の第10の実施形態に係る
EEPROMの断面図。
【図17】図17(A)はEEPROMの平面図、図1
7(B)は図17(A)中のB−B線に沿う断面図。
【図18】図18はEEPROMの断面図。
【図19】図19はEEPROMの断面図。
【図20】図20はEEPROMの構成を示すブロック
図。
【図21】図21はメモリセルアレイ部と周辺駆動回路
部との境界部分の回路図。
【図22】図22はEEPROMの断面図。
【図23】図23(A)はメモリセルの等価回路図、図
23(B)はメモリセルの斜視図。
【図24】図24はEEPROMの断面図。
【図25】図25はEEPROMの断面図。
【図26】図26はEEPROMの断面図。
【図27】図27はEEPROMの断面図。
【符号の説明】
1…P型シリコン基板、 2…LOCOS型素子分離領域、 4d、4c…活性領域、 5d…ゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜)、 5c…トンネル絶縁膜(第1ゲート絶縁膜)、 5h…ゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜)、 6…第1ゲート、 6d、6c…浮遊ゲート 7…第2ゲート絶縁膜、 8…第2ゲート、 8(WL)…ワード線、 9…N型拡散層、 11…トレンチ、 12…トレンチ型素子分離領域、 12(STI)…自己整合トレンチ型素子分離領域、 62、63、64…スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−74326(JP,A) 特開 平6−188393(JP,A) 特開 平4−230077(JP,A) 特開 平8−180696(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/788

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に第1のゲート絶縁膜を誘電
    体とする第1容量C1を介して結合する電荷蓄積層と、
    この電荷蓄積層に第2のゲート絶縁膜を誘電体とする第
    2容量C2を介して結合するゲートとを含むメモリセル
    がマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ部を有
    し、 前記メモリセルアレイ部の最外周に配置された第1のメ
    モリセルの第2容量C2が、この第1のメモリセルより
    も前記メモリセルアレイ部の中央の部分に配置された第
    2のメモリセルの第2容量C2と異なっている不揮発性
    半導体記憶装置であって、 前記第1のメモリセルの第1のゲート絶縁膜が、前記第
    2のメモリセルの第1のゲート絶縁膜よりも厚いことを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルは、前記メモリセルアレ
    イ部に形成された素子分離領域により区画され、互いに
    略並行した線状の活性領域に配置され、 前記第1のメモリセルと前記第2のメモリセルとは、前
    記線状の活性領域に交差する方向に延びるワード線をゲ
    ートとして共有し、 前記第1のメモリセルの第2容量C2が、前記第2のメ
    モリセルの第2容量C2よりも大きい場合、前記第1の
    メモリセルが配置される活性領域の幅は、前記第2のメ
    モリセルが配置される活性領域の幅よりも広いことを特
    徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のメモリセルの第1のゲート絶
    縁膜に印加される電界E1と、前記第2のメモリセルの
    第1のゲート絶縁膜に印加される電界E2との比の値
    (E1/E2)が1以下に設定されていることを特徴と
    する請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイ部に隣接して、こ
    のメモリセルアレイ部に対する周辺駆動回路が形成され
    た周辺駆動回路部が設けられ、 前記メモリセルアレイ部に形成された素子分離領域、お
    よび前記周辺駆動回路部に形成された素子分離領域が各
    々、 (a)LOCOS型、LOCOS型、 (b)トレンチ型、トレンチ型、 (c)LOCOS型、トレンチ型、 上記(a)〜(c)のいずれかの組み合わせから選ばれ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか
    一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記トレンチ型の素子分離領域は、前記
    電荷蓄積層に対しトレンチを自己整合的に形成した自己
    整合トレンチ型であることを特徴とする請求項4に記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記周辺駆動回路部に形成された素子分
    離領域上に、前記周辺駆動回路と前記ワード線との電気
    的接点を有し、 前記電気的接点が、前記ワード線、前記第2のゲート絶
    縁膜、および前記第1、第2のメモリセルの電荷蓄積層
    と同じ導電物からなる導電層の積層構造部に形成され、 前記導電層と前記第1のメモリセルの電荷蓄積層との離
    隔距離が、前記メモリセルアレイ部内における電荷蓄積
    層どうしの離隔距離以下であることを特徴とする請求項
    4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルアレイ部には、選択ゲー
    トトランジスタが含まれ、この選択ゲートトランジスタ
    のゲート絶縁膜の厚さが、前記第1のメモリセルの第1
    のゲート絶縁膜の厚さと実質的に等しいことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6いずれか一項に記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記周辺駆動回路部には、電源電圧より
    も高い電圧をスイッチングするトランジスタが含まれ、
    このトランジスタのゲート絶縁膜の厚さが、前記第1の
    メモリセルの第1のゲート絶縁膜の厚さと実質的に等し
    いことを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】 前記周辺駆動回路部には、電源電圧をス
    イッチングするトランジスタが含まれ、このトランジス
    タのゲート絶縁膜の厚さが、前記第1のメモリセルの第
    1のゲート絶縁膜の厚さと実質的に等しいことを特徴と
    する請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のメモリセルは、ビット線と
    の電気的接点を持たないダミーパターンセルであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項9いずれか一項に記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板内のメモリアレイ部内に
    少なくとも前記メモリアレイ部の最外周に位置する部分
    において幅が広くされ、互いに略並行する線状の活性領
    域をそれぞれ区画する素子分離領域を形成する工程と、 前記活性領域上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、 少なくとも前記メモリセルアレイ部の最外周に位置する
    前記幅が広くされた活性領域を除いた前記活性領域上か
    ら前記第1の絶縁膜を除去する工程と、 前記第1の絶縁膜が除去された部分に、前記第1の絶縁
    膜よりも薄い第2の絶縁膜を形成する工程と、 少なくとも前記素子分離領域上に前記活性領域に沿った
    方向に延びたスリットを有し、前記第1の絶縁膜および
    前記第2の絶縁膜を介して、前記活性領域に対向する第
    1の導電膜を形成する工程と、 前記第1の導電膜上に、第3の絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第3の絶縁膜を介して、前記第1の導電膜に対向す
    る第2の導電膜を形成する工程と、 前記第2の導電膜、前記第3の絶縁膜、前記第1の導電
    膜をパターニングし、前記第2の導電膜からなる制御ゲ
    ート、前記第1の導電膜からなる電荷蓄積層を含む積層
    ゲート構造を有するメモリセルを形成する工程とを具備
    することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第1の絶縁膜は、前記メモリセル
    アレイ部の最外周に位置する前記活性領域と、前記活性
    領域のうち選択トランジスタが形成される部分とを除い
    た前記活性領域から除去されることを特徴とする請求項
    11に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の導電膜には、前記メモリセ
    ルアレイ部を囲んで環状に形成された環状スリットが形
    成されていることを特徴とする請求項11および請求項
    12いずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
JP25504897A 1997-09-19 1997-09-19 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3519583B2 (ja)

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