JP2010153899A - 半導体メモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルの微細化と信頼性の向上とを図る。
【解決手段】本発明の例に係る半導体メモリは、アクティブエリアAA1,AA2,・・・と素子分離エリアとが第1方向に交互に配置される周期構造を備える。第1方向の最端部からm(mは2以上の数)番目以降のアクティブエリア上には、第1ゲート絶縁膜が形成され、第1方向の最端部からm番目未満のアクティブエリア上には、第1ゲート絶縁膜よりも厚い第2ゲート絶縁膜が形成される。素子分離絶縁膜は、第1方向の最端部からm−1番目とm番目のアクティブエリアの間に段差を有する。第1方向において、m−1番目とm番目のアクティブエリアの間の素子分離絶縁膜の幅は、m番目とm+1番目のアクティブエリアの間の素子分離絶縁膜の幅よりも広い。
【選択図】図2

Description

本発明は、メモリセルアレイのアクティブエリア構造に関する。
近年、主記憶メモリとしてNAND型フラッシュメモリを使用した電子機器が数多く製品化されている。一方、電子機器の多機能化によってNAND型フラッシュメモリの記憶容量の大容量化が求められ、メモリセルの微細化と信頼性の向上との両立が課題となっている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
例えば、NAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイは、アクティブエリアと素子分離エリアとが一定幅(例えば、最小加工寸法(feature size))で交互に配置される周期構造を有する。また、従来のリソグラフィ技術を用いてこのような周期構造を形成する場合には、露光マージン(パターンのぼやけ)を考慮して、少なくともメモリセルアレイの最端部のアクティブエリアをダミーエリアとし、このダミーエリアの幅を一定幅よりも広くする。
しかし、ダミーエリア内には、メモリセルとしては機能しないが、メモリセルと同様の構造を持つダミーセルが形成される。この場合、ワード線を共通にするダミーセルとメモリセルに関し、そのワード線に書き込み電位を印加すると、ダミーセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界は、メモリセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界よりも大きくなる。
従って、ダミーセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)は、書き込み電位により破壊され易く、仮に、それが破壊されると、破壊されたダミーセルとワード線を共通にするメモリセルは、全て機能しなくなる。
尚、このような問題は、NAND型フラッシュメモリに限られず、それ以外の記憶容量の大容量化が要求される半導体メモリにも生じる。
特開2002−184875号公報 特開平5−88375号公報 特開平8−55920号公報
本発明は、メモリセルの微細化と信頼性の向上とを両立できるメモリセルアレイのアクティブエリア構造を提案する。
本発明の例に係る半導体メモリは、アクティブエリアと素子分離エリアとが第1方向に交互に配置される周期構造を備え、前記第1方向の最端部からm(mは2以上の数)番目以降のアクティブエリア上には、第1ゲート絶縁膜が形成され、前記第1方向の最端部からm番目未満のアクティブエリア上には、前記第1ゲート絶縁膜よりも厚い第2ゲート絶縁膜が形成され、前記素子分離絶縁膜は、前記第1方向の最端部からm−1番目のアクティブエリアとm番目のアクティブエリアとの間に段差を有し、前記第1方向において、前記m−1番目のアクティブエリアと前記m番目のアクティブエリアとの間の素子分離絶縁膜の幅は、前記m番目のアクティブエリアと前記m+1番目のアクティブエリアとの間の素子分離絶縁膜の幅よりも広い。
本発明によれば、メモリセルアレイの新たなアクティブエリア構造によりメモリセルの微細化と信頼性の向上とを両立できる。
メモリセルアレイの位置関係を示す図。 本発明の基本構造を示す図。 NAND型フラッシュメモリを示す図。 閉ループ構造アクティブエリアのレイアウトを示す平面図。 図4のV−V線に沿う断面図。 図4のVI−VI線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図9のX−X線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図11のXII−XII線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図15のXVI−XVI線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図19のXX−XX線に沿う断面図。 セルの結合容量について示す図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図22のXXIII−XXIII線に沿う断面図。 閉ループ構造アクティブエリアのレイアウトを示す平面図。 図24のXXV−XXV線に沿う断面図。 図24のXXVI−XXVI線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図29のXXX−XXX線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図31のXXXII−XXXII線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図33のXXXIV−XXXIV線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図35のXXXVI−XXXVI線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図37のXXXVIII−XXXVIII線に沿う断面図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図39のXL−XL線に沿う断面図。 セルの結合容量について示す図。 製造方法の一工程を示す平面図。 図42のXLIII−XLIII線に沿う断面図。 段差位置の変形例を示す断面図。 段差位置の変形例を示す断面図。 変形例としてのMONOS型メモリセルを示す図。 適用例としてのシステムを示す図。 適用例としての半導体メモリのレイアウトを示す図。 NANDセルユニットを示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の例を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
1. 概要
本発明では、アクティブエリアと素子分離エリアとが第1方向に交互に配置される周期構造に関し、第1方向の最端部からn(nは奇数)番目のアクティブエリアとn+1番目のアクティブエリアとが、第1方向に直交する第2方向の最端部において互いに結合されるレイアウトを採用する。
このようなレイアウトのアクティブエリアを、閉ループ構造(closed-loop structure)アクティブエリアと称する。ここで、閉ループとは、完全なループであることを意味し、これに対する言葉として、開ループ(open-loop structure)が存在する。開ループとは、ループの一部が切断されている(開いている)ことを意味する。
この閉ループ構造は、側壁加工技術により実現する。
側壁加工技術とは、フォトリソグラフィによる解像度の限界よりもさらに微細なパターンを形成する技法のことである。
側壁加工技術を用いると、フォトリソグラフィの露光マージン(パターンのぼやけ)を考慮する必要がないため、メモリセルアレイエリア内の全てのアクティブエリア(ダミーエリアを含む)の第1方向の幅を、フォトリソグラフィによる解像度の限界よりも狭い一定幅で同じにすることができる。
また、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアをダミーエリアとする場合には、ダミーエリア内のダミーセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界は、メモリセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界と同じになるため、ダミーセルの破壊を防止できる。
これにより、メモリセルの微細化と信頼性の向上とを両立できる。
2. 基本構造
本発明の半導体メモリのアクティブエリアの基本構造を説明する。
まず、図1に示すように、メモリセルアレイエリア1の位置関係として、メモリセルアレイエリア1の第1方向の最端部にはロウデコーダ(ワード線ドライバ)2が配置され、メモリセルアレイエリア1の第1方向に直交する第2方向の最端部には、カラムデコーダ(センスアンプ)3が配置されるものとする。
そして、図2に示すように、アクティブエリアAA1,AA2,・・・と素子分離エリア(アクティブエリアAA1,AA2,・・・以外のエリア)とは、第1方向に交互に配置される周期構造とし、かつ、第1方向の最端部からn(nは奇数)番目のアクティブエリアAAnとn+1番目のアクティブエリアAAn+1とを、第2方向の最端部において互いに結合し、閉ループ構造を構成する。
同図(a)では、閉ループ構造アクティブエリアAA1,AA2,・・・がメモリセルアレイエリア1内のみに形成される。周辺回路エリア内のアクティブエリアAA(peripheral)には、例えば、ロウデコーダを構成するMOSトランジスタが形成される。
また、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAA1を、メモリセルとして機能しないダミーセルが形成されるダミーエリアとする場合には、ダミーエリアの第1方向の幅は、メモリセルが形成されるアクティブエリアAA2,AA3,・・・の第1方向の幅と同じになる。
つまり、メモリセルとダミーセルとは、同じ構造を有し、かつ、そのサイズも同じになるため、例えば、ワード線に印加される電位によりダミーセルが破壊されて信頼性が低下する、という事態を防止できる。
また、この閉ループ構造アクティブエリア(ダミーエリアを含む)AA1,AA2,・・・は、側壁加工技術により形成する。側壁加工技術によれば、全てのアクティブエリアAA1,AA2,・・・の第1方向の幅を、フォトリソグラフィによる解像度の限界よりも狭い一定幅で同じにできる。
同図(b)では、閉ループ構造アクティブエリアAA1,AA2,・・・のうち、第1方向の最端部からm(m=2)番目以降のアクティブエリアAA2,AA3,・・・がメモリセルアレイエリア1内に形成され、第1方向の最端部からm番目未満のアクティブエリアAA1が周辺回路エリア内に形成される。
ここでは、m=2とするが、mは、2以上の数であればよい。
この場合、アクティブエリアAA2,AA3,・・・上には、MOSトランジスタの第1ゲート絶縁膜が形成され、アクティブエリアAA1上には、MOSトランジスタの第2ゲート絶縁膜が形成される。第2ゲート絶縁膜は、第1ゲート絶縁膜よりも厚い。
周辺回路エリア内のアクティブエリアAA(peripheral)上にも、アクティブエリアAA1上と同様に、第2ゲート絶縁膜が形成される。
つまり、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAA1上には、第1ゲート絶縁膜よりも厚い第2ゲート絶縁膜が形成されるため、その第2ゲート絶縁膜を有するMOSトランジスタは、破壊され難く、信頼性が向上する。
また、この閉ループ構造アクティブエリア(ダミーエリアを含む)AA1,AA2,・・・は、側壁加工技術により形成する。側壁加工技術によれば、全てのアクティブエリアAA1,AA2,・・・の第1方向の幅を、フォトリソグラフィによる解像度の限界よりも狭い一定幅で同じにできる。
尚、アクティブエリアAA1は、周辺回路エリア内に形成されるため、アクティブエリアAA1,AA2の間の素子分離エリアの第1方向の幅は、アクティブエリアAA1,AA2,・・・の第1方向の幅よりも広い。
また、周期構造を構成するその他の素子分離エリアの第1方向の幅は、同じ、例えば、アクティブエリアAA1,AA2,・・・の幅と同じである。
即ち、周期構造の端の素子分離エリアの第1方向の幅は、周期構造の中央のそれよりも広くなる。
3. 実施の形態
本発明の実施の形態についてNAND型フラッシュメモリを例に説明する。
(1) 第1実施の形態
A. 構造
図3は、NAND型フラッシュメモリの主要部を示している。
メモリセルアレイエリア1内には、第2方向に並ぶj(jは、2以上の数)個のブロックBK1,BK2,・・・,BKjが配置される。ブロックBK1,BK2,・・・,BKjは、第1方向に並ぶ複数のNANDセルユニットを有する。
ロウデコーダ(ワード線ドライバ)2は、例えば、読み出し/書き込み時に、選択された1つのブロックBKi(iは、1〜jのうちの1つ)内の選択された1つのワード線を選択する。
データラッチ回路4は、例えば、読み出し/書き込み時に、データを一時的にラッチする機能を有する。データラッチ回路4は、メモリセルアレイエリア1の第2方向の両端部にそれぞれ配置される。このレイアウトは、ABL(all bit line)センス原理に有効である。
図4は、メモリセルアレイエリアの平面図を示している。図5は、図4のV−V線に沿う断面図、図6は、図4のVI−VI線に沿う断面図である。
p型半導体基板(p-sub)11a内には、n型ウェル領域(n-well)11b及びp型ウェル領域(p-well)11cからなるダブルウェル領域が形成される。
メモリセルアレイエリア1内において、アクティブエリアAAと素子分離エリア(アクティブエリアAA以外のエリア)とは、第1方向に交互に配置される周期構造を有する。また、第1方向の最端部からn(nは奇数)番目のアクティブエリアAAとn+1番目のアクティブエリアAAとは、第2方向の最端部において互いに結合され、閉ループ構造を構成する。
アクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)13Aを介してフローティングゲート電極14(FG)及び下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)が形成される。フローティングゲート電極14(FG)及び下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)は、例えば、導電性ポリシリコン層から構成される。
周辺回路エリア内のアクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜13Aよりも厚いゲート絶縁膜13Bを介してフローティングゲート電極14(FG)と同じ材料からなる導電層14が形成される。
素子分離エリア内には、STI(shallow trench isolation)構造の素子分離絶縁膜12が形成される。素子分離絶縁膜12の上面は、平坦であり、かつ、アクティブエリアAAと素子分離エリアとの周期構造の外側、例えば、メモリセルアレイエリア1と周辺回路エリアとの間に段差Sを有する。
この段差Sは、周期構造の部分において低くなるものである。
その結果、メモリセルアレイエリア1内のアクティブエリアAA上のフローティングゲート14(FG)の側面の一部が素子分離絶縁膜12から露出する。
素子分離絶縁膜12上、フローティングゲート電極14(FG)上、及び、導電層14上には、電極間絶縁膜(例えば、ONO膜、高誘電率材料など)15を介して、コントロールゲート電極(ワード線)16(WL)が形成される。
コントロールゲート電極16(WL)は、メモリセルアレイエリア1及び周辺回路エリアに跨って第1方向に延びる。コントロールゲート電極16(WL)は、多層構造、例えば、導電性ポリシリコン層とシリサイド層との積層構造から構成してもよい。
下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)上には、電極間絶縁膜15を介して、上部ゲート電極(セレクトゲート線)16(SGS),16(SGD)が形成される。下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)と上部ゲート電極16(SGS),16(SGD)とは、電気的に接続される。
このような閉ループ構造アクティブエリアAAは、後述するように、側壁加工技術により形成する。側壁加工技術によれば、メモリセルアレイエリア1内の全てのアクティブエリアAAの第1方向の幅は、フォトリソグラフィによる解像度の限界よりも狭い一定幅で同じにできる。
ここで、メモリセルアレイエリア1の第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAAを、メモリセルとして機能しないダミーセルが形成されるダミーエリアとする場合には、ダミーエリアの第1方向の幅Wendは、メモリセルが形成されるアクティブエリアAAの第1方向の幅Wmiddleと同じになる。
側壁加工技術を用いる場合、基本的には、周期構造を構成する全てのアクティブエリアAAの幅は、同じになる。但し、加工ばらつき(誤差)に起因する幅の変化も、同じ幅に含める。
このため、メモリセルとダミーセルとは、同じ構造を有し、かつ、そのサイズも同じになる。具体的には、メモリセルのカップリング比とダミーセルのカップリング比とは、互いに等しくなる。
従って、ワード線を共通にするメモリセルとダミーセルに関し、そのワード線に書き込み電位を印加しても、ダミーセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界は、メモリセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界に等しく、ダミーセルが破壊されて信頼性が低下する、という事態を防止できる。
B. 製造方法
図4乃至図6のNAND型フラッシュメモリの製造方法について説明する。
まず、図7及び図8に示すように、p型半導体基板11a内に、n型ウェル領域11b及びp型ウェル領域11cからなるダブルウェル領域を形成する。
熱酸化法により、メモリセルアレイエリア1内のp型ウェル領域11c上にゲート絶縁膜13Aを形成し、周辺回路エリア内のp型ウェル領域11c上にゲート絶縁膜13Aよりも厚いゲート絶縁膜13Bを形成する。
続けて、CVD法により、ゲート絶縁膜13A,13B上に、導電層14、第1マスク層17及び第2マスク層18を順次形成する。第1マスク層17と第2マスク層18は、異なるエッチング選択比を持つ異なる材料から構成する。
この後、フォトレジスト膜19を第2マスク層18上に形成する。
フォトレジスト膜19は、フォトリソグラフィプロセスにより、所定のパターンに加工される。例えば、フォトレジスト膜19は、メモリセルアレイエリア1内では、ライン&スペースのパターンで形成される。
フォトレジスト膜19のライン&スペースのピッチは、フォトリソグラフィの解像度の限界(最小加工寸法)、例えば、120nm(ライン幅x=60nm、スペース幅x=60nm)に設定される。
また、メモリセルアレイエリア1内において、フォトレジスト膜19の幅を、スリミング技術により、フォトリソグラフィの解像度の限界よりも小さくする。図8の断面図において、点線は、スリミング前のフォトレジスト膜19のパターンを表し、実線は、スリミング後のフォトレジスト膜19のパターンを表している。
スリミング技術により、フォトレジスト膜19のライン幅aを30nmにし、スペース幅bを90nmにする。
そして、フォトレジスト膜19をマスクにして、RIEにより、第2マスク層18をエッチングした後、このフォトレジスト膜19を除去する。
その結果、図9及び図10に示すように、図7及び図8のフォトレジスト膜19のパターンが第2マスク層18に転写される。
次に、図11乃及び図12に示すように、周辺回路エリア内の第2マスク層18を固化する。同一エッチング条件において、固化された第2マスク層18のエッチング選択比は、固化されていない第2マスク層18のそれよりも十分に小さくなる。固化された部分を灰色で示す。
また、CVD法により、第1マスク層17上及び第2マスク層18上に、第3マスク層20を形成し、RIEにより、この第3マスク層20を、第2マスク層18の側壁部のみに残存させる。
ここで、第3マスク層20は、第2マスク層18を取り囲む閉ループ形状を有する。
また、第2マスク層18の幅及び第3マスク層20の幅は、例えば、共に、30nmになる。また、第3マスク層20間のスペース幅も、例えば、30nmになる。
この後、固化されていない第2マスク層18のみを除去すると、図13及び図14に示すように、メモリセルアレイエリア1内では、第3マスク層(ライン幅=30nm)20及びスペース(スペース幅=30nm)からなるライン&スペース構造が形成される。
そして、固化された第2マスク層18及び第3マスク層20をマスクにして、RIEにより、第1マスク層17をエッチングすると、第1マスク層17に、固化された第2マスク層18及び第3マスク層20のパターンが転写される。
その結果、側壁加工技術による第1マスク層17の微細パターンが形成される。
このパターン(ライン=30nm、スペース=30nm)は、フォトリソグラフィの解像度の限界(最小加工寸法)よりも微細である。
この後、固化された第2マスク層18及び第3マスク層20を除去する。
次に、図15及び図16に示すように、第1マスク層17をマスクにして、RIEにより、導電層14、ゲート絶縁膜13A,13B及び半導体基板(n型ウェル領域及びp型ウェル領域を含む)11aをエッチングし、トレンチを形成する。
次に、図17及び図18に示すように、このトレンチ内に、例えば、CVD法により、素子分離絶縁膜12を満たす。素子分離絶縁膜12の上面は、例えば、CMP(chemical mechanical polishing)により、平坦化される。
素子分離絶縁膜12の上面は、第1マスク層17の上面とほぼ一致する。
次に、図19及び図20に示すように、メモリセルアレイエリア1内の素子分離絶縁膜12を選択的にエッチングし、その上面の位置を低下させ、導電層14の側面の一部を露出させる。
ここで、導電層14の側面の露出は、メモリセルアレイエリア1内の全てのアクティブエリア(ダミーエリアを含む)AA上の導電層14について行う。
これにより、例えば、メモリセルアレイエリア1の第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAAをダミーエリアとした場合に、ダミーセルの構造は、図21に示すように、メモリセルと完全に同一(サイズも同じ)になるため、ダミーセルとメモリセルのカップリング比は、等しくなる。
従って、ダミーセルの破壊は、防止される。
この場合、素子分離絶縁膜12には、メモリセルアレイエリア1内の周期構造の外側、例えば、メモリセルアレイエリア1と周辺回路エリアとの間において、段差Sが形成される。この段差Sの位置は、周期構造の外側であれば、どこであっても構わない。
最後に、図22及び図23に示すように、電極間絶縁膜(例えば、ONO膜、高誘電率材料など)15及び導電層16を形成する。
また、導電層14,16及び電極間絶縁膜15をパターニングすると、メモリセル(ダミーセルを含む)のフローティングゲート電極14(FG)及びコントロールゲート電極(ワード線)16(CG)が形成されると共に、セレクトゲートトランジスタのセレクトゲート線16(SGS),16(SGD)が形成される。
以上により、図4乃至図6のNAND型フラッシュメモリが完成する。
尚、上述の製造方法では、第2マスク層18に関して、固化プロセスを採用したが、固化プロセスを利用しなくても、PEP(photo engraving process)を1回追加すれば、周辺回路エリア内に第2マスク層18を残すことができる。
C. まとめ
第1実施の形態によれば、側壁加工技術を採用することにより、同一幅の閉ループ構造アクティブエリアを形成することができ、その結果、メモリセルの微細化と信頼性の向上とを同時に実現できる。
(2) 第2実施の形態
第2実施の形態は、第1実施の形態と比べると、閉ループ構造アクティブエリアに関して、少なくとも、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアが周辺回路エリア内に配置されている点に特徴の一つを有する。
A. 構造
図24は、メモリセルアレイエリアの平面図を示している。図25は、図24のXXV−XXV線に沿う断面図、図26は、図24のXXVI−XXVI線に沿う断面図である。
p型半導体基板(p-sub)11a内には、n型ウェル領域(n-well)11b及びp型ウェル領域(p-well)11cからなるダブルウェル領域が形成される。
メモリセルアレイエリア1内において、アクティブエリアAAと素子分離エリア(アクティブエリアAA以外のエリア)とは、第1方向に交互に配置される周期構造を有する。また、第1方向の最端部からn(nは奇数)番目のアクティブエリアAAとn+1番目のアクティブエリアAAとは、第2方向の最端部において互いに結合され、閉ループ構造を構成する。
アクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)13Aを介してフローティングゲート電極14(FG)及び下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)が形成される。フローティングゲート電極14(FG)及び下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)は、例えば、導電性ポリシリコン層から構成される。
周辺回路エリア内のアクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜13Aよりも厚いゲート絶縁膜13Bを介してフローティングゲート電極14(FG)と同じ材料からなる導電層14が形成される。
素子分離エリア内には、STI構造の素子分離絶縁膜12が形成される。素子分離絶縁膜12の上面は、平坦であり、かつ、アクティブエリアAAと素子分離エリアとの周期構造の外側、例えば、メモリセルアレイエリア1と周辺回路エリアとの間に段差Sを有する。
この段差Sは、周期構造の部分において低くなるものである。
その結果、メモリセルアレイエリア1内のアクティブエリアAA上のフローティングゲート14(FG)の側面の一部が素子分離絶縁膜12から露出する。
素子分離絶縁膜12上、フローティングゲート電極14(FG)上、及び、導電層14上には、電極間絶縁膜(例えば、ONO膜、高誘電率材料など)15を介して、コントロールゲート電極(ワード線)16(WL)が形成される。
コントロールゲート電極16(WL)は、メモリセルアレイエリア1及び周辺回路エリアに跨って第1方向に延びる。コントロールゲート電極16(WL)は、多層構造、例えば、導電性ポリシリコン層とシリサイド層との積層構造から構成してもよい。
下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)上には、電極間絶縁膜15を介して、上部ゲート電極(セレクトゲート線)16(SGS),16(SGD)が形成される。下部ゲート電極14(SGS),14(SGD)と上部ゲート電極16(SGS),16(SGD)とは、電気的に接続される。
このような閉ループ構造アクティブエリアAAは、後述するように、側壁加工技術により形成する。側壁加工技術によれば、メモリセルアレイエリア1内の全てのアクティブエリアAAの第1方向の幅は、フォトリソグラフィによる解像度の限界よりも狭い一定幅で同じにできる。
ここで、閉ループ構造アクティブエリアAAのうち、第1方向の最端部からm(m=2)番目以降のアクティブエリアAAは、メモリセルアレイエリア1内に形成され、第1方向の最端部からm番目未満のアクティブエリアAAは、周辺回路エリア内に形成される。
ここでは、m=2とするが、mは、2以上の数であればよい。
この場合、閉ループ構造アクティブエリアAAのうち、メモリセルアレイエリア1内のアクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜13Aが形成され、周辺回路エリア内のアクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜13Aよりも厚いゲート絶縁膜13Bが形成される。
つまり、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAA上には、ゲート絶縁膜13Bが形成されるため、そのゲート絶縁膜13Bを有するMOSトランジスタは、書き込み電位により破壊され難く、信頼性が向上する。
また、メモリセルアレイエリア1の第1方向の最端部から2番目のアクティブエリアAAを、メモリセルとして機能しないダミーセルが形成されるダミーエリアとする場合には、ダミーエリアの第1方向の幅Wendは、メモリセルが形成されるアクティブエリアAAの第1方向の幅Wmiddleと同じになる。
このため、メモリセルとダミーセルとは、同じ構造を有し、かつ、そのサイズも同じになる。具体的には、メモリセルのカップリング比とダミーセルのカップリング比とは、互いに等しくなる。
従って、ワード線を共通にするメモリセルとダミーセルに関し、そのワード線に書き込み電位を印加しても、ダミーセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界は、メモリセルの電極間絶縁膜(又はブロック絶縁膜)にかかる電界に等しく、ダミーセルが破壊され難くなり、信頼性が向上する。
B. 製造方法
図24乃至図26のNAND型フラッシュメモリの製造方法について説明する。
まず、図27及び図28に示すように、p型半導体基板11a内に、n型ウェル領域11b及びp型ウェル領域11cからなるダブルウェル領域を形成する。
熱酸化法により、メモリセルアレイエリア1内のp型ウェル領域11c上にゲート絶縁膜13Aを形成し、周辺回路エリア内のp型ウェル領域11c上にゲート絶縁膜13Aよりも厚いゲート絶縁膜13Bを形成する。
続けて、CVD法により、ゲート絶縁膜13A,13B上に、導電層14、第1マスク層17及び第2マスク層18を順次形成する。第1マスク層17と第2マスク層18は、異なるエッチング選択比を持つ異なる材料から構成する。
この後、フォトレジスト膜19を第2マスク層18上に形成する。
フォトレジスト膜19は、フォトリソグラフィプロセスにより、所定のパターンに加工される。例えば、フォトレジスト膜19は、メモリセルアレイエリア1内では、ライン&スペースのパターンで形成される。
フォトレジスト膜19のライン&スペースのピッチは、フォトリソグラフィの解像度の限界(最小加工寸法)、例えば、120nm(ライン幅x=60nm、スペース幅x=60nm)に設定される。
また、メモリセルアレイエリア1と周辺回路エリアとの境界部分においては、フォトレジスト膜19のライン幅は、例えば、120nmに設定される。
この後、フォトレジスト膜19の幅を、スリミング技術により、狭くする。メモリセルアレイエリア1内においては、フォトレジスト膜19の幅は、フォトリソグラフィの解像度の限界よりも小さくなる。
図28の断面図において、点線は、スリミング前のフォトレジスト膜19のパターンを表し、実線は、スリミング後のフォトレジスト膜19のパターンを表している。
メモリセルアレイエリア1内においては、スリミング技術により、フォトレジスト膜19のライン幅aを30nmにし、スペース幅bを90nmにする。
そして、フォトレジスト膜19をマスクにして、RIEにより、第2マスク層18をエッチングした後、このフォトレジスト膜19を除去する。
その結果、図29及び図30に示すように、図27及び図28のフォトレジスト膜19のパターンが第2マスク層18に転写される。
次に、図31乃及び図32に示すように、周辺回路エリア内の第2マスク層18を固化する。同一エッチング条件において、固化された第2マスク層18のエッチング選択比は、固化されていない第2マスク層18のそれよりも十分に小さくなる。固化された部分を灰色で示す。
また、CVD法により、第1マスク層17上及び第2マスク層18上に、第3マスク層20を形成し、RIEにより、この第3マスク層20を、第2マスク層18の側壁部のみに残存させる。
ここで、第3マスク層20は、第2マスク層18を取り囲む閉ループ形状を有する。
また、メモリセルアレイエリア1内においては、第2マスク層18の幅及び第3マスク層20の幅は、例えば、共に、30nmになる。また、第3マスク層20間のスペース幅も、例えば、30nmになる。
この後、固化されていない第2マスク層18のみを除去すると、図33及び図34に示すように、メモリセルアレイエリア1内では、第3マスク層(ライン幅=30nm)20及びスペース(スペース幅=30nm)からなるライン&スペース構造が形成される。
そして、固化された第2マスク層18及び第3マスク層20をマスクにして、RIEにより、第1マスク層17をエッチングすると、第1マスク層17に、固化された第2マスク層18及び第3マスク層20のパターンが転写される。
その結果、側壁加工技術による第1マスク層17の微細パターンが形成される。
このパターン(ライン=30nm、スペース=30nm)は、フォトリソグラフィの解像度の限界(最小加工寸法)よりも微細である。
この後、固化された第2マスク層18及び第3マスク層20を除去する。
次に、図35及び図36に示すように、第1マスク層17をマスクにして、RIEにより、導電層14、ゲート絶縁膜13A,13B及び半導体基板(n型ウェル領域及びp型ウェル領域を含む)11aをエッチングし、トレンチを形成する。
次に、図37及び図38に示すように、このトレンチ内に、CVD法により、素子分離絶縁膜12を満たす。素子分離絶縁膜12の上面は、例えば、CMPにより、平坦化される。
素子分離絶縁膜12の上面は、第1マスク層17の上面とほぼ一致する。
次に、図39及び図40に示すように、メモリセルアレイエリア1内の素子分離絶縁膜12を選択的にエッチングし、その上面の位置を低下させ、導電層14の側面の一部を露出させる。
ここで、導電層14の側面の露出は、メモリセルアレイエリア1内及び周辺回路エリア内の周期構造を構成する全てのアクティブエリア(ダミーエリアを含む)AA上の導電層14について行う。
これにより、例えば、メモリセルアレイエリア1の第1方向の最端部から2番目のアクティブエリアAAをダミーエリアとした場合に、ダミーセルの構造は、図41に示すように、メモリセルと完全に同一(サイズも同じ)になるため、ダミーセルとメモリセルのカップリング比は、等しくなる。
従って、ダミーセルの破壊は、防止される。
この場合、素子分離絶縁膜12には、メモリセルアレイエリア1内及び周辺回路エリア内の周期構造の外側において段差Sが形成される。この段差Sの位置は、周期構造の外側であれば、どこであっても構わない。
最後に、図42及び図43に示すように、電極間絶縁膜(例えば、ONO膜、高誘電率材料など)15及び導電層16を形成する。
また、導電層14,16及び電極間絶縁膜15をパターニングすると、メモリセル(ダミーセルを含む)のフローティングゲート電極14(FG)及びコントロールゲート電極(ワード線)16(CG)が形成されると共に、セレクトゲートトランジスタのセレクトゲート線16(SGS),16(SGD)が形成される。
以上により、図24乃至図26のNAND型フラッシュメモリが完成する。
尚、上述の製造方法では、第2マスク層18に関して、固化プロセスを採用したが、第1実施の形態と同様に、固化プロセスを利用しなくても、PEPを1回追加すれば、周辺回路エリア内に第2マスク層18を残すことができる。
C. まとめ
第2実施の形態によれば、側壁加工技術を採用することにより、同一幅の閉ループ構造アクティブエリアを形成することができ、その結果、メモリセルの微細化と信頼性の向上とを同時に実現できる。
4. 変形例
本発明の変形例のいくつかについて説明する。
まず、第2実施の形態に関し、素子分離絶縁膜の段差の位置は、第1方向の最端部からm−1番目のアクティブエリアとm番目のアクティブエリアとの間に設定してもよい。但し、mは、2以上の数である。
例えば、図44及び図45に示すように、周期構造を構成する閉ループ構造アクティブエリアAAに関し、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAAと2番目のアクティブエリアAAとの間に段差を設定してもよい。
尚、図44及び図45は、上述の製造方法の図40及び図43に対応する。
この場合、図45から明らかなように、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAA上では、導電層14とコントロールゲート電極16(WL)との対向面積が小さくなり、そこに形成されるキャパシタ(図41のC2に相当)の容量が小さくなり、電極間絶縁膜の破壊が懸念される。
しかし、第1方向の最端部から1番目のアクティブエリアAAは、周辺回路エリア内に配置されているため、そのアクティブエリアAA上のゲート絶縁膜13Bは、メモリセルのそれよりも厚くなっており、そこに形成されるキャパシタ(図41のC1に相当)の容量も小さくなる。
従って、結果として、第2実施の形態の場合には、素子分離絶縁膜の段差の位置を周期構造の内側に設定しても、半導体メモリの信頼性は十分に確保される。
もちろん、第2実施の形態で示したように、素子分離絶縁膜の段差の位置を周期構造の外側に設定すれば、さらに、信頼性の向上を図ることが可能である。
次に、第1及び第2実施の形態に関し、メモリセル構造は、フローティングゲート電極及びコントロールゲート電極を有するスタックゲート型に限られない。
図46は、変形例としてのメモリセル構造を示している。
このメモリセルは、いわゆるMONOS型を有している。
上述の実施の形態では、スタックゲート型メモリセルについての例であったが、本発明は、メモリセル(ダミーセルを含む)がMONOS型であっても構わない。
尚、MONOS型とは、電荷蓄積層が絶縁膜から構成される不揮発性半導体メモリセルをいうものとする。
半導体基板(アクティブエリア)21内には、ソース/ドレイン拡散層22が配置される。ソース/ドレイン拡散層22間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)23、電荷蓄積層24、ブロック絶縁膜25及びコントロールゲート電極(ワード線)26が配置される。
ブロック絶縁膜25は、例えば、ONO(oxide/nitride/oxide)膜、高誘電率(high-k)材料などから構成される。
5. 適用例
本発明の半導体メモリが適用されるシステムの例について説明する。
図47は、メモリシステムの一例を示している。
このシステムは、例えば、メモリカード、USBメモリなどである。
パッケージ31内には、回路基板32、複数の半導体チップ33,34,35が配置される。回路基板32と半導体チップ33,34,35とは、ボンディングワイヤ36により電気的に接続される。半導体チップ33,34,35のうちの1つが、本発明に係わる半導体メモリである。
図48は、適用例としての半導体メモリのチップレイアウトを示している。
半導体チップ40上には、メモリセルアレイ41A,41Bが配置される。メモリセルアレイ41A,41Bは、それぞれ、第2方向に配置されるブロックBK0,BK1,・・・BKn−1を有する。ブロックBK0,BK1,・・・BKn−1の各々は、第1方向に配置される複数のセルユニットCUを有する。
セルユニットCUは、図49に示すように、第2方向に直列接続される複数のメモリセルMCと、その両端に1つずつ接続される2つのセレクトゲートトランジスタSTとから構成されるNANDストリングである。
メモリセルアレイ41A,41B上には、それぞれ、第2方向に延びるビット線BLが配置される。メモリセルアレイ41A,41Bの第2方向の両端には、ページバッファ(PB)43が配置される。ページバッファ43は、読み出し/書き込み時に、読み出しデータ/書き込みデータを一時的に記憶する機能を有する。また、ページバッファ43は、読み出し時、又は、書き込み/消去動作のベリファイ時に、センスアンプ(S/A)として機能する。
メモリセルアレイ41A,41Bの第1方向の一端(半導体チップ40の縁側の端部とは反対側の端部)には、ロウデコーダ(RDC)44が配置される。また、メモリセルアレイ41A,41Bの第2方向の一端側には、半導体チップ40の縁に沿ってパッドエリア42が配置される。ページバッファ43とパッドエリア42との間には、周辺回路45が配置される。
6. むすび
本発明によれば、メモリセルアレイの新たなアクティブエリア構造によりメモリセルの微細化と信頼性の向上とを両立できる。
尚、本発明によれば、閉ループ構造のアクティブエリアの幅は、同一になるが、この同一には、加工ばらつきによる多少の幅の相違も含む。
本発明の例は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、各構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を構成できる。例えば、上述の実施の形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施の形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1: メモリセルアレイエリア、 2: ロウデコーダ(ワード線ドライバ)、 3: カラムデコーダ、 4: データラッチ回路、 11a,21: 半導体基板、 11b,11c: ウェル領域、 12: 素子分離絶縁膜、 13A,13B,23: ゲート絶縁膜、 14,16: 導電層、 14(FG): フローティングゲート電極、 15: 電極間絶縁膜、 16(WL),26: コントロールゲート電極、 17: 第1マスク層、 18: 第2マスク層、 19: フォトレジスト膜、 20: 第3マスク層、 22: ソース/ドレイン拡散層、 24: 電荷蓄積層、 25: ブロック絶縁膜、 31: パッケージ、 32: 回路基板、 33,34,35,40: 半導体チップ、 36: ボンディングワイヤ、 41A,41B: メモリセルアレイ、 42: パッドエリア、 43: ページバッファ、 44: ロウデコーダ、 45: 周辺回路。

Claims (5)

  1. アクティブエリアと素子分離エリアとが第1方向に交互に配置される周期構造を具備し、
    前記第1方向の最端部からm(mは2以上の数)番目以降のアクティブエリア上には、第1ゲート絶縁膜が形成され、前記第1方向の最端部からm番目未満のアクティブエリア上には、前記第1ゲート絶縁膜よりも厚い第2ゲート絶縁膜が形成され、
    前記素子分離絶縁膜は、前記第1方向の最端部からm−1番目のアクティブエリアとm番目のアクティブエリアとの間に段差を有し、
    前記第1方向において、前記m−1番目のアクティブエリアと前記m番目のアクティブエリアとの間の素子分離絶縁膜の幅は、前記m番目のアクティブエリアと前記m+1番目のアクティブエリアとの間の素子分離絶縁膜の幅よりも広い
    ことを特徴とする半導体メモリ。
  2. 前記第1方向の最端部からm番目のアクティブエリアの幅は、前記m+1番目のアクティブエリアの幅と等しいことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ。
  3. 前記mが偶数である場合、
    前記第1方向の最端部からm番目のアクティブエリアとm+1番目のアクティブエリアとは、前記第1方向に直交する第2方向の最端部において互いに結合され、閉ループ構造を構成し、
    前記mが奇数である場合、
    前記第1方向の最端部からm番目のアクティブエリアとm−1番目のアクティブエリアとは、前記第1方向に直交する第2方向の最端部において互いに結合され、閉ループ構造を構成していることを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリ。
  4. 前記第1方向の最端部からm番目のアクティブエリアは、メモリセルとして機能しないダミーセルが形成されるダミーエリアであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体メモリ。
  5. 前記第1方向において、1番目のアクティブエリアの幅は、前記m番目のアクティブエリアの幅よりも広いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体メモリ。
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