JP3502808B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JP3502808B2
JP3502808B2 JP2000125868A JP2000125868A JP3502808B2 JP 3502808 B2 JP3502808 B2 JP 3502808B2 JP 2000125868 A JP2000125868 A JP 2000125868A JP 2000125868 A JP2000125868 A JP 2000125868A JP 3502808 B2 JP3502808 B2 JP 3502808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sea water
deep sea
seeds
skin
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000125868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001302490A (ja
Inventor
善正 新保
啓輔 守田
誠一 新村
伸也 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawa Prefecture
Original Assignee
Ishikawa Prefecture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawa Prefecture filed Critical Ishikawa Prefecture
Priority to JP2000125868A priority Critical patent/JP3502808B2/ja
Publication of JP2001302490A publication Critical patent/JP2001302490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502808B2 publication Critical patent/JP3502808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロッコリー、ラ
ディッシュ、クレタ等の種子を、脱塩若しくは減塩した
海洋深層水に浸積させた後、これらの種子から抽出され
る抽出物を含有することにより、美肌効果、保湿効果に
優れ、安全性、かつ、信頼性の高い化粧料に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、皮膚に対する刺激性が低く、
安全性の高い化粧料が求められていた。皮膚に対する刺
激性の観点から、天然成分を配合した化粧料が多く使用
されてきた。天然成分の例として、植物の葉、根、茎、
種子などから抽出した成分がある。
【0003】しかし、ブロッコリー、ラディッシュ、ク
レタからなる群の種子に関して、その種子から抽出され
る抽出物を化粧料に使用するということは、知られてい
なかった。
【0004】一方、穀物類を原料にした化粧料は、次の
2件により公知である。
【0005】特開平7−304648には、穀物または
穀物の精製残渣を中性媒体で抽出してなる抽出物を配合
したことを特徴とする美白化粧料が記載されている。
【0006】特開平10−81615には、ライ麦、
稲、大麦、トウモロコシ、キビ及びスペルトコムギから
なる群から選ばれた一種以上の植物の種子または果実の
アルコールまたは水性アルコール抽出物を含有すること
を特徴とする毛髪及び頭皮処理用組成物が記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−3
04648によると、中性媒体で抽出する例として、エ
タノールなどの1価の低級アルコール類、オレイルアル
コール、ステアリルアルコールなどの1価の高級アルコ
ール類、ヘキセン、クロロホルム、ベンゼンなどの炭化
水素系溶剤などを用いて抽出する例が記載されており、
さらには、その混合溶媒を用いて抽出する例が記載され
ている。また、「これらの抽出物は、そのまま美白化粧
料に配合してもよく」と記載されている。つまり、アル
コールなどの有機溶媒を用いて抽出を行い、該有機溶媒
中に抽出された抽出物をそのまま含有する化粧料は、皮
膚への刺激性が低いものとは言えない。
【0008】また、特開平10−81615に記載され
ている毛髪及び頭皮処理用組成物も、アルコールまたは
水性アルコール、多価アルコール、プロピレングリコー
ルなどの有機溶剤を用いた抽出物であることから、皮膚
への刺激性は必ずしも低いものとは言えなかった。
【0009】以上のことより、皮膚への刺激性が低く、
美肌効果や、湿潤性、保湿性などの効果の点で、有効な
効果が発揮されていなかった。
【0010】本発明の目的は、特定の植物成分を含有
し、優れた美肌効果および湿潤効果、保湿効果を有する
化粧料およびその製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決すべく鋭意検討した結果、特定の植物の種子
から抽出される抽出物を含有することにより、美肌効
果、保湿効果などの肌荒れを効果的に改善し得る事を見
いだし、本発明を完成させるに至った。
【0012】 本発明は、請求項1において、ブロッコ
リー、ラディッシュ、クレタからなる群から選ばれた少
なくとも一種以上の種子であって、脱塩若しくは減塩し
た海洋深層水に浸積させ、発芽、発根させた種子から抽
出される抽出物を含有する化粧料を提供する。
【0013】本請求項に係る化粧料は、ブロッコリー、
ラディッシュ、クレタからなる群の少なくとも一種以上
の種子から抽出されたものであればよい。また、ブロッ
コリーの種子から抽出した抽出物と、ラディッシュの種
子から抽出した抽出物との混合物であってもよく、所望
の二種または三種を混合したものであってもよい。さら
に、本発明の化粧料には、必要に応じて、任意の量のグ
リチルリチン酸、若しくはその塩、若しくはその誘導体
(グリチルレチン酸ステアリルなど)、アラントイン、
アズレン、バイカリン、マロニエ抽出物、オウバク抽出
物、オウレン抽出物、アスコルビン酸、アスコルビン酸
リン酸マグネシウム、エラグ酸、アルブチン、コウジ
酸、プラセンターエキス、桑白皮酸、クジン抽出物、ワ
レモコウ抽出物、エイジツ抽出物、ビタミン類、トコフ
ェロールおよびその誘導体、天然ビタミンE、コラーゲ
ン、エラスチン・ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸か
ら選ばれる1種又は2種以上の成分を含有するものであ
ってもよい。
【0014】 抽出方法は、ブロッコリー等の種子を溶
媒に浸積させたものであってもよいが、種子を粉砕して
溶媒に浸積させた方が好ましい。本発明においては、発
芽、発根する条件下で、上述のブロッコリー、ラディッ
シュまたはクレタの種子や、後述する穀物類の種子を海
洋深層水に浸積させる。同時に、10℃以上30℃以下
の温度と直射日光若しくは間接日光を1日乃至5日間程
度与えることにより、発芽、発根させるが、種子によっ
ては条件が異なるので適宜変更することが好ましい。発
芽、発根の状態は、種子によって異なるため、所望の状
態で採取する。種子によっては、発芽してから発根する
ものと、発根してから発芽するものとがあるが、発芽し
てから発根するものは幼葉が2枚の時に成長を終了さ
せ、発根してから発芽するものは発芽する手前で成長を
終了させることが好ましい。この状態で採取した発芽、
発根した種子を粉砕して抽出を行うことが好ましい。
【0015】
【0016】海洋深層水とは、一般的には海面から20
0〜300メートル以深より採取される海水をいう。こ
の領域では、太陽からの光が到達しないため、光合成が
行われず、生物の育成はほとんどなく無菌に近い状態で
ある。また、工業廃水や生活排水が直接流れ込むことが
なく、海面近くの層とは異なる海流の層になっている。
ここより採取される海水は、天然ミネラルが豊富であ
り、無菌状態に近い清浄な水である。
【0017】脱塩とは、海洋深層水中に含有されるナト
リウムイオン、塩化物イオン、硫化物イオン、マグネシ
ウムイオン、カルシウムイオン、カリウムイオンなどを
蒸留法、逆浸透圧法、電気透析法などにより完全に除去
した状態をいう。減塩とは、前記組成を示す種々の塩
を、一部除去した状態をいい、上記塩が海洋深層水中に
100〜200mg/リットル程度含有している状態が好
ましい。
【0018】種子の大きさや、種類により浸積時間は異
なり、数時間から数日間程度の所望の時間でもよいが、
1日から5日間程度が好ましい。
【0019】これらの海洋深層水を浸積させることによ
りより天然成分を含有した抽出物を得ることが可能とな
る。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】 本発明は、請求項3において、穀物類の
種子から抽出される抽出物を含有する化粧料であって、
前記種子は、海洋深層水、または脱塩若しくは減塩した
海洋深層水に浸積させ、発芽、発根させたものであるこ
とを特徴とする化粧料を提供する。穀物の種子にも、上
述の脱塩、減塩した海洋深層水を利用することができ
る。穀物としては、例えば、米、大麦、小麦、玄米、
粟、ひえ、きび、トウモロコシ、豆などがある。
【0028】 上述の化粧料は、美肌効果、保湿効果、
湿潤効果若しくは皮膚老化防止効果の少なくとも何れか
1つの効果を有することを特徴とする。
【0029】 上述の化粧料は、皮膚の手入れ製剤、毛
髪の手入れ製剤若しくは頭皮の手入れ製剤としての効能
を有する。
【0030】本発明の化粧料は、ローション、乳液、ク
リーム、パック、ジェル状化粧料、パウダー化粧料、石
鹸、液状洗浄剤など、皮膚の手入れ製剤、毛髪の手入れ
製剤若しくは頭皮の手入れ製剤などのような化粧用分野
における化粧料に適用される任意の形態をとることがで
きる。
【0031】また、本発明における化粧料とは、薬事法
で定めるところの医薬部外品のうち育毛剤、浴用剤、薬
用化粧料、薬用化粧品即ち薬用石鹸、薬用シャンプー、
薬用リンス、薬用化粧水、薬用クリーム・乳液、薬用パ
ック、染毛料、頭髪用化粧品、一般クリーム・乳液、ひ
げそり用クリームまたはローション、日焼け・日焼け止
めローション、化粧油、軟膏、日焼け・日焼け止めオイ
ル、白粉、パウダー、ファンデーション、香水、パッ
ク、爪クリーム、エナメル、エナメル除去剤、眉墨、頬
紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライ
ナー、口紅、リップクリーム、はみがき、浴用化粧品な
どに応用できる。
【0032】本発明の化粧料は、化粧料の製造に通常使
用される構成成分、たとえば、油分、界面活性剤、増粘
剤、保湿剤、防腐剤、香料、着色料、キレート剤、アミ
ノ酸、糖類などを1種又は、2種以上含有するものであ
ってもよい。
【0033】 本発明は、さらに、種子から抽出される
抽出物を含有する化粧料を製造する方法において、種子
を第1の脱塩若しくは減塩した海洋深層水に浸積させ、
発芽、発根した状態にする第1の工程と、第1の工程よ
り得られた種子を第2の海洋深層水、または脱塩若しく
は減塩した海洋深層水により抽出する第2の工程と、得
られた抽出物を化粧料に含有させる第3の工程と、を備
える化粧料の製造方法を提供する。第1の工程により、
海洋深層水に浸積した種子を得ることができる。浸積期
間は、種子の種類に応じて適宜設定しうるものである
が、1日乃至5日間程度が好ましい。同時に、10℃以
上30℃以下の温度と直射日光若しくは間接日光を与え
ることにより、発芽、発根させるが、種子によって条件
が異なるので適宜変更することが好ましい。
【0034】本請求項により、美肌効果、保湿効果に優
れ、安全性、かつ、信頼性の高い化粧料が製造される。
【0035】第2の工程における抽出は、抽出効率を上
げるため、種子を粉砕することが好ましい。微細粉砕す
るとろ過が困難となるため、粗粉砕が好ましい。
【0036】 前記種子は、ブロッコリー、ラディッシ
ュ、クレタからなる群から選ばれた少なくとも一種以上
の種子であることが好ましい。
【0037】種子は、植物の種子であればよく、ブロッ
コリー、ラディッシュ、クレタの種子であることが好ま
しいが、これらには限定されない。
【0038】 前記種子としては、穀物類の種子を選択
することもできる。
【0039】
【0040】
【0041】 前記第2の工程は、第1の工程より得ら
れた種子を第2の海洋深層水、または脱塩若しくは減塩
した海洋深層水により、常温から200℃以下の範囲で
抽出を行うことが好ましい。
【0042】本請求項は、抽出する温度範囲を常温から
200℃以下にすることにより、抽出効率を飛躍的に高
めることとなるため、製造費を低減させることができ
る。
【0043】 前記第2の工程は、第1の工程より得ら
れた種子を第2の海洋深層水、または脱塩若しくは減塩
した海洋深層水により、100気圧以上4000気圧以
下の圧力下で抽出を行うことが好ましい。
【0044】1気圧下では水は100℃で沸騰するが、
高圧下では水は100℃でも沸騰しない。本請求項で
は、100気圧以上4000気圧以下という圧力条件で
抽出を行うことにより、短時間で抽出を行うことがで
き、抽出効率を飛躍的に高めることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を示
す。なお、本発明は、この実施の態様に限定されるもの
ではない。以下で、数量を表す「%」は、特に限定しな
い限り「重量%」である。
【0046】本発明で使用されるブロッコリー、ラディ
ッシュ若しくはクレタの種子を、脱塩若しくは減塩した
海洋深層水に浸積し、発芽、発根させた後、成長を止
め、粉砕し、少量のアルコール類、グリセリンなどを含
有した脱塩した海洋深層水で抽出を行う。
【0047】本発明で使用される海洋深層水とは、水深
200〜300メートル以深の深海より採取される。ろ
過した後、イオン交換樹脂または逆浸透膜により脱塩若
しくは減塩処理を施し、適当な塩濃度の海水を得る。ま
たは、上記方法により処理した同海水を精製水、イオン
交換水、水道水などと併用し、適当な塩濃度に希釈した
海水とすることもできる。例として表1に石川県沖水深
300〜400メートルより採取される海水の組成を示
す。本海洋深層水は、表1に示すように、表層水と比較
して低温であり、かつ一般に栄養塩といわれるイオンで
あるリン酸イオン、ケイ酸イオンの量が多く含まれてお
り、明らかに表層水とは異なるものである。海洋深層水
の分析結果は、特開平10−182346、特開平10
−182412、若しくは特開平11−12154にお
いても公知である。
【0048】
【表1】
【0049】本発明の化粧料における第1の減塩した海
洋深層水の成分の含有量は、特に限定されないが、10
0mg〜200mg/リットル程度含有していることが好ま
しい。また、第2の減塩した海洋深層水の成分の含有量
も、特に限定されないが、0.0001%から100%
未満であることが適当である。100%とは、減塩せ
ず、ろ過以外の処理を行っていない海洋深層水である。
本発明の方法により、種子を第1の減塩した海洋深層水
に浸積させ、発芽、発根させたものを粉砕し、高温・高
圧にする装置を用いて、100℃、100気圧の気圧を
かけ20分程度で、第2の減塩した海洋深層水により抽
出を行った。その結果、得られた成分を分析するとカリ
ウム、ナトリウム、マグネシウムなどの無機物、ビタミ
ンA、B、及びCを含んでいる。本発明に係る方法によ
り製造された化粧料は、海洋深層水中に含まれる天然ミ
ネラルを損なうことなく含有し、かつ肌に対して保湿
性、湿潤性を与える効果を有するものであった。上記と
同様の方法で抽出すると、上記の成分の他に必須アミノ
酸、例えばリジン、アルファアミノ酪酸などを含有する
化粧料を製造することができる。
【0050】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらになんら限定されるもので
はない。
【0051】
【実施例1】本実施例1においては、石川県沖水深30
0〜400mから採取された海洋深層水を使用し、美肌
効果、保湿効果、湿潤効果を試験するための保湿力の評
価を行った。ブロッコリー、ラディッシュの種子を用意
し、0.2%に減塩した海洋深層水に浸積し、20〜2
5℃で、4日間日光に照射し、発芽、発根させた後、成
長を止め、粗粉砕し、それぞれ50gを混合し、20%
に減塩した海洋深層水1リットルで、130℃、150
0〜2000気圧で抽出を行い、目的物を得た。
【0052】下記に示す組成の化粧料を調整した。 <実施例品1> (A)(1)ジプロピレングリコール 4.0 重量% (2)1、3―ブチレングリコール 2.0 (3)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 (4)エチルアルコール 4.0 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)クエン酸 0.2 (7)クエン酸ソーダ 0.1 (8)香料 0.02 (B) 本発明の抽出物で、全量を100とした。 <比較例品1>実施例品1の(A)の成分を配合し、
(B)は精製水で、全量を100とした。 (試験方法)実施例品1につき、パネル試験を行った。
パネラーとして、乾燥肌の27〜55歳の女性30名を
2組に分け、実施例品1と、比較例品1とを、実際に使
用してもらった。通常通りの使用方法で30日間毎日、
朝と夜、適量の化粧水を顔に塗布し、肌荒れ、乾燥の状
態変化についてアンケートを行った。その結果は表2に
示す。
【0053】
【表2】
【0054】〔肌のツヤ・クスミおよびカサツキ〕 評点 観察結果 1 肌のツヤが全く無く、クスミが強い。角層の剥離
が多く観察される。 2 肌のツヤが全く無く、全体にクスミがあり、角層
の剥離が所々に見られる。 3 肌ツヤがややあり、クスミが見られない。角層は
肉眼では剥がれていないが、化粧綿で軽くこすると剥離
する。 4 肌にツヤがあり、ハリもある。化粧綿でこすって
も角層の剥離がほとんどない。 表2の結果から明かなように、本発明に係わるブロッコ
リーおよびラディッシュを第1の減塩した海洋深層水に
浸積し、第2の減塩した海洋深層水で抽出した抽出物を
配合した化粧料は、皮膚に使用すると、優れた美肌効
果、保湿効果、湿潤効果を示すことが明らかとなった。
【0055】
【実施例2】本実施例2においても、実施例1と同様の
海洋深層水を使用し、美肌効果、保湿効果、湿潤効果を
試験するための保湿力の評価を行った。玄米を用意し、
第1の0.2%に減塩した海洋深層水に浸積し、20〜
25℃で、5日間日光に照射し、発芽、発根させた後、
成長を止め、微粉砕し、それぞれ50gを混合し、第2
の20%に減塩した海洋深層水1リットルで、160
℃、1800〜2300気圧で抽出を行い、目的物を得
た。
【0056】下記に示す組成のクリームを調整した。 <実施例品2> (A)(1)パルミチン酸 0.4 (2)アセトステアリルアルコール 3.5 (3)スクワラン 30.0 (4)ミツロウ 3.0 (5)還元ラノリン 5.0 (6)パラオキシ安息香酸ステアリル 0.1 (7)ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタン 2.0 (8)グリセリンモノステアリン酸エステル 5.0 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)香料 0.05 (B) 本発明の抽出物で、全量を100とした。 <比較例品2>実施例品2の(A)の成分を配合し、
(B)は精製水で、全量を100とした。 (試験方法)実施例品2についても、実施例1と同様
の、パネル試験を行った。パネラーとして、乾燥肌の2
7〜55歳の女性30名を2組に分け、実施例品2と、
比較例品2とを、実際に使用してもらった。通常通りの
使用方法で60日間毎日、朝と夜、適量の化粧水を手
や、膝、肘などかさつきやすい肌の部分に塗布し、肌荒
れ、乾燥の状態変化についてアンケートを行った。その
結果は表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】表3の結果から明かなように、本発明に係
る抽出物、すなわち玄米を第1の減塩した海洋深層水に
浸積し、第2の減塩した海洋深層水で抽出した抽出物を
配合したクリームは、皮膚に使用すると、優れた美肌効
果、保湿効果、湿潤効果を示すことが明らかとなった。
【0059】
【実施例3】本実施例3においても、実施例1と同様の
海洋深層水を使用した。ブロッコリー、ラディッシュお
よびクレタをそれぞれ用意し、第1の0.1%に減塩し
た海洋深層水に浸積し、20〜25℃で、5日間日光に
照射し、発芽、発根させた後、成長を止め、微粉砕し、
それぞれ40:30:30(重量%)の割合で混合し、
第2の20%に減塩した海洋深層水1.5リットルで、
120℃、1200〜2000気圧で抽出を行い、目的
物を得た。
【0060】下記に示す組成の乳液を調整した。 <実施例品3> (A)(1) アデノシン三りん酸 0.02 (2) ニンジン抽出液 0.065 (3) セチルアルコール 0.5 (4) スクワラン 3.0 (5) ミツロウ 1.0 (6) ワセリン 2.0 (7) ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸ソルビタン 1.0 (8) グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 (9) ジプロピレングリコール 4.0 (10) エタノール 2.0 (11) バラオキシ安息香酸メチル 0.12 (12) ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 (B) 本発明の抽出物を精製水で10倍に希釈した
溶液で、全量を100とした。 <比較例品3>実施例品3の(A)の成分を配合し、
(B)は精製水で、全量を100とした。
【0061】(試験方法3)被験乳液1品につき29〜
57歳の女性20名を2組に分け、実施例品3と、比較
例品3とを、実際に使用してもらった。通常通りの使用
方法で60日間毎日、朝と夜、適量の乳液を顔と手に塗
布して皮膚老化防止効果についてアンケートを行った。
その結果は表4に示す。
【0062】
【表4】
【0063】 〔評価内容〕 評点 観察結果 有効 肌のはり、つやが改善された。 やや有効 肌のはり、つやがやや改善された。 変化なし 使用前と比べて、特に変化がなかった。 無効 使用前と比べて、肌のはり、つやがややなくなった。 表4の結果から明かなように、本発明に係わるブロッコ
リー、ラディッシュおよびクレタを第1の減塩した海洋
深層水に浸積し、第2の減塩した海洋深層水で抽出した
抽出物を配合した乳液は、顔や手に使用すると、優れた
皮膚老化防止効果を示すことが明らかとなった。
【0064】
【実施例4】本実施例4においても、実施例1と同様の
海洋深層水を使用した。実施例2により抽出された抽出
物を使用し、下記に示す組成のヘアトニックを調整し
た。
【0065】 <実施例品4> (1)センブリ抽出物 0.1 (2)メントール 0.1 (3)エタノール 40.0 (4)香料 適量 (5)本発明の抽出物を精製水で10倍に希釈した溶液
で、全量を100とした。
【0066】実施例4は、頭皮並びに毛髪に対しては刺
激性が低く、良好な保湿効果、湿潤効果を付与し、ぱさ
つきを低減するヘアトニックであった。
【0067】
【実施例5】本実施例5においても、実施例1と同様の
海洋深層水を使用した。玄米、大麦、および大豆を用意
し、第1の0.2%に減塩した海洋深層水に浸積し、2
0〜25℃で、玄米、大麦は、5日間日光に照射し、一
方、大豆は、4日間日陰にし、発芽、発根させた後、成
長を止め、微粉砕し、それぞれ50gを混合し、第2の
20%に減塩した海洋深層水1.5リットルで、70
℃、100〜300気圧で抽出を行い、目的物を得た。
下記に示す組成のシャンプーを調整した。 <実施例品5> (1)Nヤシ油脂脂肪Lグルタミン酸トリエタノールアミン 15.0 (2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0 (3)ヤシ油脂脂肪ジエタノールアミド 5.0 (4)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 10.0 (5)ジステアリン酸エチレングリコール 2.0 (6)カチオン化セルロース 2.0 (7)ジブチルヒドロキシトルエン 0.15 (8)安息香酸ナトリウム 0.1 (9)本発明の抽出物を精製水で10倍に希釈した溶液で、全量を100とした 。 (10)クエン酸でpH6.0に調整。
【0068】実施例5は、頭皮並びに毛髪に対しては刺
激性が低く、良好な保湿効果、湿潤効果を付与し、ぱさ
つきを低減するシャンプーであった。
【0069】
【実施例6】本実施例6においても、実施例1と同様の
海洋深層水を使用した。実施例1により抽出された抽出
物を使用し、下記に示す組成のパックを調整した。 <実施例品6> (1) グリセリン 5.0 (2) ポリビニルアルコール 20.0 (3) ポリエチレングリコール 3.0 (4) プロピレングリコール 7.0 (5) エタノール 10.0 (6) メチルパラベン 0.05 (7) 香料 0.05 (8) 本発明の抽出物で、全量を100とした。
【0070】実施例6は、しっとり感があり、優れた保
湿効果、湿潤効果を付与し、爽快感を与えるパックであ
った。
【0071】
【実施例7】本実施例7においても、実施例1と同様の
海洋深層水を使用した。実施例3により抽出された抽出
物を使用し、下記に示す組成の軟膏を調整した。 <実施例品7> (1) ステアリン酸 15.0 (2) セチルアルコール 18.0 (3) モクロウ 20.0 (4) ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸エステル 0.25 (5) グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 (6) ワセリン 40.0 (7) 本発明の抽出物を精製水で10倍に希釈した溶液で、全量を100とし た。
【0072】実施例7は、優れた保湿効果を有し、皮膚
刺激性が少ない軟膏であった。
【0073】
【発明の効果】本発明により製造した化粧料は、美肌効
果、保湿効果、湿潤効果に極めて顕著な効果を示してお
り、乾燥肌に対して優れた改善効果が見られた。また、
皮膚老化防止効果についても、極めて優れた改善効果が
見られた。
フロントページの続き (72)発明者 松川 伸也 東京都墨田区向島1丁目24番12号101 (56)参考文献 特開2001−302461(JP,A) 特開2001−278768(JP,A) 特開2001−278735(JP,A) 特開2001−162103(JP,A) 特開2001−72550(JP,A) 特開2001−72526(JP,A) 特開2000−302665(JP,A) 特開2000−290168(JP,A) 特開2000−290161(JP,A) 特開2000−290159(JP,A) 特開2000−159655(JP,A) 特開2000−159654(JP,A) 特開 平11−12154(JP,A) 特開2001−163734(JP,A) 特開2000−290162(JP,A) 特開2000−169382(JP,A) 特開2001−97983(JP,A) 特開 平10−81615(JP,A) 特開 平10−182412(JP,A) 特開 平7−304648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 A61K 35/78 JICSTファイル(JOIS)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロッコリー、ラディッシュ、クレタか
    らなる群から選ばれた少なくとも一種以上の種子であっ
    て、脱塩若しくは減塩した海洋深層水に浸積させ、発
    芽、発根させた種子から抽出される抽出物を含有する化
    粧料。
  2. 【請求項2】 穀物類の種子から抽出される抽出物を含
    有する化粧料であって、 前記種子は、海洋深層水、または脱塩若しくは減塩した
    海洋深層水に浸積させ、発芽、発根させたものであるこ
    とを特徴とする化粧料。
  3. 【請求項3】 美肌効果、保湿効果、湿潤効果若しくは
    皮膚老化防止効果の少なくとも何れか1つの効果を有す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 皮膚の手入れ製剤、毛髪の手入れ製剤若
    しくは頭皮の手入れ製剤としての効能を有する請求項1
    乃至の何れか一項に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 種子から抽出される抽出物を含有する化
    粧料を製造する方法において、 種子を第1の脱塩若しくは減塩した海洋深層水に浸積さ
    せ、発芽、発根した状態にする第1の工程と、 第1の工程より得られた種子を第2の海洋深層水、また
    は脱塩若しくは減塩した海洋深層水により抽出する第2
    の工程と、 得られた抽出物を化粧料に含有させる第3の工程と、 を備える化粧料の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記種子は、ブロッコリー、ラディッシ
    ュ、クレタからなる群から選ばれた少なくとも一種以上
    の種子であることを特徴とする請求項に記載の化粧料
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記種子は、穀物類の種子であることを
    特徴とする請求項に記載の化粧料の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の工程は、第1の工程より得ら
    れた種子を第2の海洋深層水、または脱塩若しくは減塩
    した海洋深層水により、常温から200℃以下の範囲で
    抽出を行うことを特徴とする請求項5に記載の化粧料の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の工程は、第1の工程より得ら
    れた種子を第2の海洋深層水、または脱塩若しくは減塩
    した海洋深層水により、100気圧以上4000気圧以
    下の圧力下で抽出を行うことを特徴とする請求項乃至
    の何れか一項に記載の化粧料の製造方法。
JP2000125868A 2000-04-26 2000-04-26 化粧料 Expired - Fee Related JP3502808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125868A JP3502808B2 (ja) 2000-04-26 2000-04-26 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125868A JP3502808B2 (ja) 2000-04-26 2000-04-26 化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001302490A JP2001302490A (ja) 2001-10-31
JP3502808B2 true JP3502808B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=18635742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125868A Expired - Fee Related JP3502808B2 (ja) 2000-04-26 2000-04-26 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3502808B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3502819B2 (ja) * 2000-08-25 2004-03-02 石川県 超臨界流体にすることにより抽出した抽出物を含有する化粧料及びその製造方法
EP1262167A1 (de) * 2001-06-01 2002-12-04 Cognis France S.A. Kosmetische Zubereitungen enthaltend ein Extrakt von keimenden Pflanzen
NZ516876A (en) * 2002-01-28 2004-05-28 New Zealand Botan Oils Ltd A method of producing an oil extract from the seeds of the plants meadowfoam, brassicas and crambe and its use in skin conditions e.g. eczema, psoriasis and burns
JP2006169209A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Fuji Kasei Kk 動物用防虫忌避化粧料
KR100783063B1 (ko) * 2006-01-10 2007-12-07 (주)에이티 랩 거대배아미 추출물을 함유하는 화장료 조성물
JP2008074816A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Oriza Yuka Kk 生体内抗酸化剤
JP6861134B2 (ja) * 2017-09-15 2021-04-21 ヤクルトヘルスフーズ株式会社 ヒアルロン酸産生促進剤及びヒアルロン酸産生促進用食品

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3576200B2 (ja) * 1994-05-09 2004-10-13 共栄化学工業株式会社 美白化粧料
JP3486327B2 (ja) * 1996-08-16 2004-01-13 花王株式会社 毛髪及び頭皮処理用組成物
JPH10182412A (ja) * 1996-12-27 1998-07-07 Kose Corp 外用剤
JPH1112154A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Kochi Pref Gov 化粧料
JP2000169382A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 Sunstar Inc アレルギー予防乃至治療用組成物
JP2000159654A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Kochi Prefecture 化粧料
JP2000159655A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Kochi Prefecture 化粧料
JP2000290159A (ja) * 1999-04-05 2000-10-17 Wamiles Cosmetics Kk 化粧品
JP2000290161A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する化粧品
JP2000290168A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する入浴剤
JP2000290162A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Nisshin Oil Mills Ltd:The 化粧料
JP2000302665A (ja) * 1999-04-22 2000-10-31 San Kikaku:Kk 化粧水およびそれを製造する方法
JP2001072526A (ja) * 1999-09-07 2001-03-21 Kochi Prefecture 海洋深層水乾燥物及び/又は海洋深層水由来ミネラルを配合した化粧料
JP2001072550A (ja) * 1999-09-08 2001-03-21 Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd 毛髪処理組成物及び該毛髪処理組成物を配合した毛髪化粧料
JP2001097983A (ja) * 1999-09-27 2001-04-10 Oriza Yuka Kk スフィンゴ脂質を含有する植物抽出物およびその製造方法
JP2001162103A (ja) * 1999-12-06 2001-06-19 Lion Corp 植物エキスの抽出方法及び該植物エキスを含有する外用剤
JP2001163734A (ja) * 1999-12-13 2001-06-19 Lion Corp 養育毛剤組成物
JP2001278768A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
JP2001278735A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Kawaken Fine Chem Co Ltd 電解海洋深層水含有化粧料
JP2001302461A (ja) * 2000-04-24 2001-10-31 Nonogawa Shoji Kk 毛髪化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001302490A (ja) 2001-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101480700B1 (ko) 복방 생약 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 외용제조성물
KR102014680B1 (ko) 염모제 조성물을 이용한 모발의 염색 시술방법
JP4563521B2 (ja) コラーゲン産生促進剤および皮膚外用剤
JP3415198B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH1112154A (ja) 化粧料
CN105496938B (zh) α-红没药醇护肤液
CN105476950B (zh) 保湿泡沫洁面乳及其制备方法
KR20030023398A (ko) 손바닥선인장 추출물을 함유하는 피부 외용제 조성물
JP2010241762A (ja) 化粧料
JP3502808B2 (ja) 化粧料
JP3991164B2 (ja) ナツメ抽出物および胡桃抽出物を含む化粧料組成物
JP3370289B2 (ja) 化粧料及び化粧料の製造方法
KR20100006796A (ko) 생약 발효 추출물을 포함하는 피부 노화 방지 화장료조성물
KR102130243B1 (ko) 글루타치온, 미세침, 아세틸헥사펩타이드, 닥나무 추출물을 유효성분으로 포함하는 피부미백, 주름개선, 항노화, 항산화 효능의 화장료 조성물
CN101360478B (zh) 含有红松提取物作为活性成分的化妆品组合物
KR20070008831A (ko) 피부 보습 효과를 가지는 올리브 추출물, 귀리 추출물 및꿀을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물
JP3432175B2 (ja) 細胞増殖促進化粧料
EP0835121A1 (fr) Composition cosmetique ou pharmaceutique contenant un extrait de plantes du genre filicium et utilisation dudit extrait pour stimuler la synthese des glycosaminoglycanes
KR100744947B1 (ko) 천궁 추출물 및 프로테아제를 유효성분으로 함유하는 피부미백용 화장료 조성물
JPH10194982A (ja) コラゲナーゼ阻害剤及びこれを含有する皮膚の老化防止用外用剤
CN113583768A (zh) 一种去屑止痒顺滑亮泽防脱发的洗发皂及其制备方法
KR101969684B1 (ko) 천연 미세침 분말과 천연 복합 추출물을 유효성분으로 포함하는 주름개선 및 모공축소 기능의 화장료 조성물
JP2023518124A (ja) 2,5-ジホルミルフランに富むモリンガ・ペレグリナ種子抽出物、それを得るための方法、及び美容用品組成物におけるその使用
JP2004307437A (ja) 老化防止用皮膚外用剤
JP2004035425A (ja) むくみ改善剤

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031208

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees