JPH10182412A - 外用剤 - Google Patents

外用剤

Info

Publication number
JPH10182412A
JPH10182412A JP8357827A JP35782796A JPH10182412A JP H10182412 A JPH10182412 A JP H10182412A JP 8357827 A JP8357827 A JP 8357827A JP 35782796 A JP35782796 A JP 35782796A JP H10182412 A JPH10182412 A JP H10182412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
salts
acid
derivatives
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8357827A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikimasa Takisada
幹正 滝貞
Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
Masami Senoo
正巳 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP8357827A priority Critical patent/JPH10182412A/ja
Publication of JPH10182412A publication Critical patent/JPH10182412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】薬効成分が本来有する薬効を向上し、皮膚老化
防止効果、肌荒れ防止効果並びに保湿効果に優れた外用
剤を提供する。 【解決手段】深層水と、細胞賦活剤及び/又は保湿剤か
ら選ばれる一種又は二種以上とを含有する外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深層水と特定の薬
効成分とを配合した外用剤に関し、更に詳細には、優れ
た皮膚老化防止効果や肌荒れ防止効果並びに保湿効果を
有する外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乳液、クリーム、化粧水、パ
ック、シャンプー、リンス、洗浄料等の化粧料や、軟膏
剤、分散液、クリーム剤、外用液剤等の医薬部外品であ
る外用剤には、これらに所定の薬効を付与することを目
的として薬効成分が加えられている。例えば、肌荒れ改
善、皮膚老化防止、細胞賦活の他、切創やひげそり後の
傷の治療、ひび、あかぎれ、ただれ、痔疾、火傷などの
改善等の創傷治療を目的に、アラントイン、アロエ抽出
物、人参抽出物、シコンエキス、胎盤抽出物、牛血液除
蛋白物、発酵代謝物等の薬効成分が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の薬効成分を配合した外用剤では、薬効成分の効果が充
分でなかったり、あるいは、薬効を得るのに充分な量を
配合すると安定性に欠けたり使用感が損なわれるなど、
その改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、薬効成分
の効果を向上させ、皮膚への刺激を低減させるべく鋭意
研究を行った結果、深層水と特定の薬効成分とを組み合
わせれば、本来薬効成分の有する作用が充分発揮される
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(A)及び
(B); (A)深層水 (B)細胞賦活剤及び/又は保湿剤 を含有することを特徴とする外用剤である。以下、詳細
に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分である深層水
とは、表面海水が沈降して層を形成しているもので、低
温、清浄で栄養塩に富む固有水であり、その取水海域は
富山県沖1000〜4000m、好ましくは2000〜
3000mであり、取水深度は250〜500m、好ま
しくは300〜400mである。
【0007】本発明の外用剤における(A)成分の含有
量は、特に限定されないが、好ましくは、0.1〜85
重量%(以下単に「%」で示す)であり、より好ましく
は、5〜50%である。
【0008】一方、本発明の(B)成分としては、細胞
賦活剤及び/又は保湿剤から選ばれるものである。具体
的には、それぞれ以下に示すものが挙げられる。
【0009】(細胞賦活剤)細胞賦活剤としては、例え
ば、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸
(ATP)、アデノシン一リン酸(AMP)等のアデニ
ル酸誘導体及びそれらの塩、リボ核酸及びその塩、グア
ニン、キサンチン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩
等の核酸関連物質;血清除蛋白抽出物、脾臓抽出物、胎
盤抽出物、鶏冠抽出物、ローヤルゼリー等の動物由来の
抽出物;酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出
物、霊芝抽出物等の微生物由来の抽出物;オタネニンジ
ン抽出物、センブリ抽出物、ローズマリー抽出物、オウ
バク抽出物、ニンニク抽出物、トウガラシ抽出物、イチ
ョウ抽出物、ヒノキチオール、セファランチン等の植物
由来の抽出物;α−又はγ−リノレン酸、エイコサペン
タエン酸及びそれらの誘導体、コハク酸及びその誘導体
並びにそれらの塩、エストラジオール及びその誘導体並
びにそれらの塩、グリコール酸、乳酸、サリチル酸等の
α−ヒドロキシ酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩
等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択し
て配合することができる。
【0010】これら細胞賦活剤のうち、特に好ましいも
のとしては、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン
三リン酸及びその塩、血清除蛋白抽出物、胎盤抽出物、
酵母抽出物、オタネニンジン抽出物、ローズマリー抽出
物、ローヤルゼリー抽出物、トウガラシ抽出物、イチョ
ウ抽出物、乳酸、コハク酸及びその誘導体並びにそれら
の塩が挙げられる。
【0011】(保湿剤)保湿剤としては、ヒアルロン
酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫
酸、ヘパリン及びケラタン硫酸等のムコ多糖類及びそれ
らの塩、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等のタンパ
ク質及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ソルビトー
ル、イノシトール、トレハロース、尿素、ピロリドンカ
ルボン酸及びその塩、グリシン及びその塩またはその誘
導体、セリン及びその塩またはその誘導体、アルギニン
及びその塩またはその誘導体、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコール等の多価アルコール、D−パンテノー
ル、アロエ抽出物、シコン抽出物、海藻抽出物、マルメ
ロ抽出物、ハマメリス抽出物、カミツレ抽出物、オウゴ
ン抽出物及びアルテア抽出物等が挙げられ、これらの一
種又は二種以上を適宜選択して配合することができる。
【0012】これら保湿剤のうち、特に好ましいもの
は、皮膚の構成成分であり、従来から化粧料に配合され
ているヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン
硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸等のム
コ多糖類及びそれらの塩、グリセリン、1,3−ブチレ
ングルコール等の多価アルコール、D−パンテノール、
コラーゲン、エラスチン、ケラチン等のタンパク質及び
それらの誘導体並びにそれらの塩である。これらの各成
分は、その起源について特に制約はなく、動物由来、微
生物由来、合成品のいずれであってもよい。また、その
抽出方法、精製処理方法等、製法についても特に制約は
ない。
【0013】本発明の外用剤における上記(B)成分の
配合量は、特に限定されないが、細胞賦活剤としは、好
ましくは、0.001〜5%、より好ましくは、0.0
1〜3%である。この範囲であれば細胞賦活剤単独で用
いた場合より優れた細胞賦活効果がみられる。また、保
湿剤の場合、多価アルコールとしては、好ましくは、1
〜20%、より好ましくは、5〜15%であり、その他
の保湿剤においては、好ましくは、0.0001〜5
%、より好ましくは、0.001〜3%である。この範
囲であれば、より優れた保湿効果が発現し、かつ、優れ
た使用感の組成物が得られる。
【0014】本発明の外用剤は、常法に従い、必須成分
である(A)成分と(B)成分とを通常の皮膚外用剤と
して知られる種々の形態の基剤に配合して調製すること
ができる。
【0015】外用剤の形態の例としては、特に限定され
ず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料
等のスキンケア化粧料、口紅、ファンデーション等のメ
ーキャップ化粧料、頭皮・毛髪用化粧料や、軟膏剤、分
散液、クリーム剤、外用液剤等の医薬品等とすることが
できる。
【0016】本発明の外用剤には、上記した必須成分の
他に、通常の外用剤に配合される成分、例えば、油剤、
粉体、界面活性剤、精製水、低級アルコール、高分子化
合物、ゲル化剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、酸化防
止剤、色素、防腐剤、香料、美容成分等を本発明の効果
を損なわない範囲で適宜選択して用いることができる。
【0017】
【実施例】次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発
明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制
約されるものではない。
【0018】参考例1 深層水 富山県沖2500〜2700mの海域において、深度3
00〜350mから採水した海水を深層水として用い
た。本深層水は、下記表1に示すように、表層水と比較
して低温で、栄養塩に富み、清浄なものであった。
【0019】
【表1】
【0020】試験例1 線維芽細胞増殖試験 シャーレに培地を適量取り、マウス上皮系PAM線維芽
細胞を播種して、37℃、二酸化炭素濃度5%中にて静
置する。翌日、凍結乾燥した表1に示す各細胞賦活剤を
濃度が100μg/mlとなるように深層水に溶解し、
培地の1/10量をシャーレに添加混和する。対照とし
て、PBS(リン酸緩衝液)を添加する。各試料に対す
る細胞数(A)及び対照の細胞数(B)を測定し、下記
数式1より細胞増殖率を算出した。以上の結果を表1に
示す。
【0021】
【数1】
【0022】
【表2】
【0023】表2の結果から明らかな如く、深層水と細
胞賦活剤とを組合わせることにより、非常に高い細胞増
殖促進効果が得られることがわかった。
【0024】実施例1 クリーム 表3に示す組成のクリームを調製し、その美肌効果を調
べた。
【0025】
【表3】
【0026】(製法) A:成分1〜6、11及び12を混合し、加熱して70
℃に保つ。 B:成分10、14及び15を混合し、加熱して70℃
に保つ。 C:AにBを添加し、乳化混合した後、冷却する。 D:Cに成分7〜9及び13を添加混合してクリームを
得た。
【0027】(試験方法)24〜45才の健常人15名
をパネルとし、実験的な荒れ肌を惹起する前の肌状態を
ミクロスコープカメラで撮影し、下記基準によりそのス
コアを求めた。実験的な荒れ肌は、上腕屈側部をエーテ
ル、アセトン(1:1)混液で処理することにより惹起
した。さらにその後は、7日間にわたって毎日、朝と夜
の2回被験乳液を塗布し、荒れ肌惹起の1、3、5及び
7日後に前記と同様肌状態のスコアを求めた。それらの
スコアを平均して、肌荒れの改善並びに防止効果を評価
した。
【0028】 [肌状態スコア] <スコア> <状 態> 1 肌の皮溝が不鮮明であり、角質のはがれが認められる。 2 肌の皮溝がやや不鮮明であるかまたは一方向性が強い。 3 肌の皮溝は認められるが、浅いかまたは一方向性が強い。 4 肌の皮溝が認められるかまたはやや網目状である。 5 肌の皮溝がはっきり認められるかまたはきれいな網目状である。 上記評価方法により得られた結果を表3に併せて示す。
【0029】表3の結果から明かな如く、本発明に係わ
る深層水と保湿剤とを配合したクリームは、これらを皮
膚に適用することにより、肌荒れの発生を防止、改善す
ることができ、美しい肌とすることが明らかとなった。
【0030】実施例2 乳液 表4に示す組成の乳液を調製し、その皮膚老化防止効果
を調べた。
【0031】
【表4】
【0032】(製法) A:成分6、9及び13の一部を加熱混合し、70℃に
保つ。 B:成分1〜5及び10を加熱混合し、70℃に保つ。 C:BをAに加えて混合し、成分12を加えて均一に乳
化して、30℃まで冷却後、成分11を加え、均一に混
合する。 D:成分13の残分に成分7及び8を混合し、Cに加
え、均一に混合し乳液を得た。
【0033】(試験方法)被験乳液1品につき26〜5
0才の女性15名をパネルとし、毎日、朝と夜の2回、
12週間にわたって洗顔後に被験乳液の適量を顔面に塗
布した。塗布による皮膚老化防止効果を下の基準によっ
て評価した。
【0034】皮膚老化防止効果: [評価] [内 容] 有 効 肌のはり、つやが改善された。 やや有効 肌のはり、つやがやや改善された。 無 効 使用前と変化なし。上記評価結果により
得られた結果を表4に併せて示す。
【0035】表4の結果から明かな如く、本発明に係わ
る深層水と細胞賦活剤とを配合した乳液は、皮膚に適用
することにより、肌のはり、つやが改善され、皮膚の老
化を防止することが明らかとなった。
【0036】実施例3 化粧水 表5に示す組成の化粧水を調製し、その皮膚老化防止効
果を調べた。試験方法並びに評価基準については前述と
同様である。得られた結果を表5に併せて示す。
【0037】
【表5】
【0038】(製法) A:成分1、2、6及び7を混合溶解する。 B:成分3〜5及び8を混合溶解する。 C:AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0039】表5の結果から明かな如く、本発明に係わ
る深層水と細胞賦活剤又は保湿剤とを配合した化粧水
は、皮膚に適用することにより、肌のはり、つやが改善
され、皮膚の老化を防止することが明らかとなった。
【0040】実施例4 シャンプー 表6に示す組成のシャンプーを調製し、その毛髪保湿効
果を調べた。
【0041】
【表6】
【0042】(製法) A:成分1〜5及び13を加熱混合し、均一に溶解す
る。 B:Aを冷却し、成分6〜12を添加して均一に混合
し、シャンプーを得る。
【0043】 毛髪保湿効果: [評価] [内 容] 有 効 頭皮並びに毛髪のしっとり感が増し、髪が滑らかになった。 やや有効 頭皮並びに毛髪のしっとり感がやや増し、髪がやや滑らかに なった。 無 効 使用前と変化なし。 上記評価方法により得られた結果を表6に併せて示す。
【0044】表6の結果から明かな如く、本発明に係わ
る深層水と保湿剤とを配合したシャンプーは、毛髪に適
用することにより、髪のしっとり感が付与され、毛髪が
滑らかとなり、優れた毛髪保湿効果を有することが明ら
かとなった。
【0045】 実施例5 軟膏 (成分) (%) 1.ステアリン酸 18.0 2.セタノール 4.0 3.トリエタノールアミン 2.0 4.グリセリン 5.0 5.深層水 1.0 6.トレハロース 1.0 7.尿素 2.0 8.精製水 残量
【0046】(製法) A:成分3、4及び8の一部を加熱混合し、75℃に保
つ。 B:成分1及び2を加熱混合し、75℃に保つ。 C:AをBに添加して乳化混合する。 D:Cを冷却しながら、成分8の残部で溶解した成分5
〜7を加え、軟膏を得た。 実施例5は、優れた保湿効果を有し、肌荒れ改善に有効
な軟膏であった。
【0047】 実施例6 パック (成分) (%) 1.ポリビニルアルコール 20.0 2.エチルアルコール 20.0 3.グリセリン 5.0 4.カオリン 6.0 5.深層水 7.0 6.オウゴン抽出物 3.0 7.防腐剤 適量 8.香料 適量 9.精製水 残量
【0048】(製法) A:成分1、3、4及び9を混合し、70℃に加熱し、
攪拌する。 B:成分2、7及び8を混合する。 C:BをAに加え、混合した後、冷却して成分5、6を
均一に分散してパックを得た。 実施例6は、しっとり感があり、保湿効果に優れ、肌に
潤いを付与するパックであった。
【0049】 実施例7 洗浄料 (成分) (%) 1.ステアリン酸 10.0 2.パルミチン酸 8.0 3.ミリスチン酸 12.0 4.ラウリン酸 4.0 5.オレイルアルコール 1.5 6.精製ラノリン 1.0 7.香料 適量 8.防腐剤 適量 9.グリセリン 18.0 10.水酸化カルシウム 6.0 11.深層水 15.0 12.D−パンテノール 0.05 13.精製水 残量
【0050】(製法) A:成分9、10及び13を混合し、70℃に加熱す
る。 B:成分1〜6、8及び12を混合し、70℃に加熱す
る。 C:BをAに加え、しばらく70℃に保ち、反応が終了
後、50℃まで冷却し、成分7及び1 1を加え、冷却
して洗浄料を得た。 実施例7は、洗浄後の肌に潤いを付与し、肌のかさつき
を防止する洗浄料であった。
【0051】 実施例8 口紅 (成分) (%) 1.深層水 0.1 2.γ−リノレン酸 0.02 3.乳酸菌抽出物 0.001 4.赤色202号 0.2 5.キャンデリラロウ 9.0 6.固形パラフィン 8.0 7.ミツロウ 5.0 8.カルナウバロウ 5.0 9.ラノリン 11.0 10.イソプロピルミリステート 10.0 11.精製ヒマシ油 残量 12.防腐剤 適量 13.香料 適量
【0052】(製法) A:成分3〜12を加熱溶解後、3本ローラーで練る。 B:Aに成分1、2及び13を加えた後、再び3本ロー
ラーで練る。 C:Bを冷却・成型して口紅を得た。 実施例8は、口唇の荒れを防ぎ、良好なつや、はりをも
たらす口紅であった。
【0053】 実施例9 ヘアトニック (成分) (%) 1.深層水 50.0 2.センブリ抽出物 0.1 3.メントール 0.1 4.エタノール 40.0 5.香料 適量 6.精製水 残量
【0054】(製法) A:成分3〜5を混合溶解する。 B:成分1、2及び6を混合溶解する。 C:BにAを加えて均一に混合し、ヘアトニックを得
た。 実施例9は、頭皮並びに毛髪に良好な保湿効果を付与
し、ぱさつきを低減するヘアトニックであった。
【0055】
【発明の効果】本発明の外用剤は、深層水と細胞賦活剤
及び/又は保湿剤とを配合することにより、薬効成分の
本来有する効能を十分に発揮させることができる。例え
ば、薬効成分として細胞賦活剤を併用した外用剤は、安
定で且つ優れた皮膚老化防止作用を有するため、皮膚の
ハリ・つやを維持し、シワ形成に高い抑制効果を発揮
し、また、保湿剤を併用した外用剤は、肌のキメを整
え、安定で且つ優れた肌荒れ改善作用並びに保湿作用を
有するため、肌の「くすみ」等の発生の防止、改善に有
効なものである。このように、本発明の外用剤は、薬効
成分の本来有する薬効を向上させることができるので、
美容や医療において極めて有用なものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】(製法) A:成分1〜、11及び12を混合し、加熱して70
℃に保つ。 B:成分及び13を混合し、加熱して70℃に保つ。 C:AにBを添加し、乳化混合した後、冷却する。 D:Cに成分及び10を添加混合してクリームを得
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】(製法) A:成分9、10及び13を混合し、70℃に加熱す
る。 B:成分1〜6、8及び12を混合し、70℃に加熱す
る。 C:BをAに加え、しばらく70℃に保ち、反応が終了
後、50℃まで冷却し、成分7及び11を加え、冷却し
て洗浄料を得た。 実施例7は、洗浄後の肌に潤いを付与し、肌のかさつき
を防止する洗浄料であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/00 A61K 7/00 F U // A61K 7/025 7/025 7/06 7/06 7/50 7/50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)及び(B); (A)深層水 (B)細胞賦活剤及び/又は保湿剤 を含有することを特徴とする外用剤。
  2. 【請求項2】細胞賦活剤が、デオキシリボ核酸及びその
    塩、アデノシン三リン酸(ATP)、アデノシン一リン
    酸(AMP)等のアデニル酸誘導体及びそれらの塩、リ
    ボ核酸及びその塩、グアニン、キサンチン及びそれらの
    誘導体並びにそれらの塩等の核酸関連物質;血清除蛋白
    抽出物、脾臓抽出物、胎盤抽出物、鶏冠抽出物、ローヤ
    ルゼリー等の動物由来の抽出物;酵母抽出物、乳酸菌抽
    出物、ビフィズス菌抽出物、霊芝抽出物等の微生物由来
    の抽出物;オタネニンジン抽出物、センブリ抽出物、ロ
    ーズマリー抽出物、オウバク抽出物、ニンニク抽出物、
    トウガラシ抽出物、イチョウ抽出物、ヒノキチオール、
    セファランチン等の植物由来の抽出物;α−又はγ−リ
    ノレン酸、エイコサペンタエン酸及びそれらの誘導体、
    コハク酸及びその誘導体並びにそれらの塩、エストラジ
    オール及びその誘導体並びにそれらの塩、グリコール
    酸、乳酸、サリチル酸等のα−ヒドロキシ酸及びそれら
    の誘導体並びにそれらの塩から選ばれる一種又は二種以
    上であることを特徴とする請求項1記載の外用剤。
  3. 【請求項3】保湿剤がヒアルロン酸、コンドロイチン硫
    酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びケラ
    タン硫酸等のムコ多糖類及びそれらの塩、コラーゲン、
    エラスチン、ケラチン等のタンパク質及びそれらの誘導
    体並びにそれらの塩、ソルビトール、イノシトール、ト
    レハロース、尿素、ピロリドンカルボン酸及びその塩、
    グリシン及びその塩またはその誘導体、セリン及びその
    塩またはその誘導体、アルギニン及びその塩またはその
    誘導体、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の
    多価アルコール、D−パンテノール、アロエ抽出物、シ
    コン抽出物、海藻抽出物、マルメロ抽出物、ハマメリス
    抽出物、カミツレ抽出物、オウゴン抽出物及びアルテア
    抽出物から選ばれた一種又は二種以上であることを特徴
    とする請求項1又は2のいずれかに記載の外用剤。
JP8357827A 1996-12-27 1996-12-27 外用剤 Pending JPH10182412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8357827A JPH10182412A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8357827A JPH10182412A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 外用剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10182412A true JPH10182412A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18456133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8357827A Pending JPH10182412A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10182412A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171224A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Shiseido Co Ltd くすみ防止用皮膚外用剤
JP2000290161A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する化粧品
JP2000290168A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する入浴剤
JP2000290159A (ja) * 1999-04-05 2000-10-17 Wamiles Cosmetics Kk 化粧品
JP2001072550A (ja) * 1999-09-08 2001-03-21 Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd 毛髪処理組成物及び該毛髪処理組成物を配合した毛髪化粧料
JP2001072526A (ja) * 1999-09-07 2001-03-21 Kochi Prefecture 海洋深層水乾燥物及び/又は海洋深層水由来ミネラルを配合した化粧料
JP2001278735A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Kawaken Fine Chem Co Ltd 電解海洋深層水含有化粧料
JP2001278768A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
JP2001278767A (ja) * 2000-03-28 2001-10-10 Matsukawa Kagaku:Kk 化粧料
JP2001302461A (ja) * 2000-04-24 2001-10-31 Nonogawa Shoji Kk 毛髪化粧料
JP2001302490A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Ishikawa Pref Gov 化粧料
WO2002051361A1 (fr) * 2000-12-22 2002-07-04 Shu Uemura Cosmetics Inc. Produits de beaute pour la peau
JP2002201120A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
WO2002083087A1 (fr) * 2001-04-13 2002-10-24 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Promoteurs d'apport de sucre
JP2003313106A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Santebeeru:Kk 化粧料
WO2003097072A1 (ja) * 2002-05-20 2003-11-27 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. 肝斑改善用組成物及びくすみ改善用組成物
ES2200685A1 (es) * 2002-04-30 2004-03-01 Probox Mallorca S L Bronceador de agua de mar enriquecida.
KR20050014254A (ko) * 2003-07-30 2005-02-07 임자 반도 심층수 또는 그 농축물을 함유하는 항암활성을 갖는약학 조성물
JP2005041870A (ja) * 2003-07-10 2005-02-17 Nisshin Kyorin Pharmaceutical Co Ltd 外用剤
JP2008297260A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Hayashi Shoji Kk 肌用シート材
JP2009298724A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Hinoki Shinyaku Kk コラーゲン産生促進剤及び皮膚外用剤
JP2011522884A (ja) * 2008-06-13 2011-08-04 株式会社ウンファ 天然高麗人参または高麗人参を含む高麗人参類の形成層由来植物幹細胞株を有効成分として含有する老化防止または抗酸化用組成物
JP2014001148A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Picaso Cosmetic Laboratory Ltd 線維芽細胞増殖促進剤

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171224A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Shiseido Co Ltd くすみ防止用皮膚外用剤
JP2000290159A (ja) * 1999-04-05 2000-10-17 Wamiles Cosmetics Kk 化粧品
JP2000290161A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する化粧品
JP2000290168A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する入浴剤
JP2001072526A (ja) * 1999-09-07 2001-03-21 Kochi Prefecture 海洋深層水乾燥物及び/又は海洋深層水由来ミネラルを配合した化粧料
JP2001072550A (ja) * 1999-09-08 2001-03-21 Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd 毛髪処理組成物及び該毛髪処理組成物を配合した毛髪化粧料
JP2001278767A (ja) * 2000-03-28 2001-10-10 Matsukawa Kagaku:Kk 化粧料
JP2001278768A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
JP2001278735A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Kawaken Fine Chem Co Ltd 電解海洋深層水含有化粧料
JP2001302461A (ja) * 2000-04-24 2001-10-31 Nonogawa Shoji Kk 毛髪化粧料
JP2001302490A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Ishikawa Pref Gov 化粧料
WO2002051361A1 (fr) * 2000-12-22 2002-07-04 Shu Uemura Cosmetics Inc. Produits de beaute pour la peau
JP2002201120A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
CN1305460C (zh) * 2001-04-13 2007-03-21 大塚制药株式会社 糖摄取的促进方法
WO2002083087A1 (fr) * 2001-04-13 2002-10-24 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Promoteurs d'apport de sucre
US7820636B2 (en) 2001-04-13 2010-10-26 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Sugar intake promoters
JP2003313106A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Santebeeru:Kk 化粧料
ES2200685A1 (es) * 2002-04-30 2004-03-01 Probox Mallorca S L Bronceador de agua de mar enriquecida.
AU2003234818B8 (en) * 2002-05-20 2009-03-26 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Chloasma amelioration composition and dullness amelioration composition
EP1512405A1 (en) * 2002-05-20 2005-03-09 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Chloasma amelioration composition and dullness amelioration composition
AU2003234818B2 (en) * 2002-05-20 2009-03-12 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Chloasma amelioration composition and dullness amelioration composition
EP1512405A4 (en) * 2002-05-20 2009-11-18 Otsuka Pharma Co Ltd CHLOASMA TREATMENT COMPOSITION AND MATITIS TREATMENT COMPOSITION
WO2003097072A1 (ja) * 2002-05-20 2003-11-27 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. 肝斑改善用組成物及びくすみ改善用組成物
US7994153B2 (en) 2002-05-20 2011-08-09 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Chloasma amelioration composition and dullness amelioration composition
EP2517712A1 (en) * 2002-05-20 2012-10-31 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Composition for improving melasma and composition for reducing skin dullness
JP2005041870A (ja) * 2003-07-10 2005-02-17 Nisshin Kyorin Pharmaceutical Co Ltd 外用剤
KR20050014254A (ko) * 2003-07-30 2005-02-07 임자 반도 심층수 또는 그 농축물을 함유하는 항암활성을 갖는약학 조성물
JP2008297260A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Hayashi Shoji Kk 肌用シート材
JP2009298724A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Hinoki Shinyaku Kk コラーゲン産生促進剤及び皮膚外用剤
JP2011522884A (ja) * 2008-06-13 2011-08-04 株式会社ウンファ 天然高麗人参または高麗人参を含む高麗人参類の形成層由来植物幹細胞株を有効成分として含有する老化防止または抗酸化用組成物
JP2014001148A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Picaso Cosmetic Laboratory Ltd 線維芽細胞増殖促進剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10182412A (ja) 外用剤
JP3513873B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2002020225A (ja) 保湿組成物
JPH09291011A (ja) 外用に適する組成物
JP2008110927A (ja) ローヤルゼリー蛋白加水分解物を含む化粧料
TWI324932B (en) Sugar-uptake promoting agent
JP2005306831A (ja) 皮膚外用剤
JP2004323401A (ja) 皮膚外用剤
JP2015034131A (ja) イチジク発酵抽出物及びその製造方法、並びにイチジク発酵抽出物を配合する化粧料
JPH09183718A (ja) 外用に適する組成物
JP3513872B2 (ja) 皮膚外用剤
US20080153741A1 (en) Compounding ingredients for cosmetic formulation for improving skinditch density and cosmetic
JP3881411B2 (ja) 外用に適する組成物
JP2006028026A (ja) 育毛剤
JPS63150209A (ja) 皮膚化粧料
JPH10182411A (ja) 皮膚外用剤
JP3507635B2 (ja) 外用に適する組成物
JPH069422A (ja) 生体ヒアルロン酸合成促進剤
JP2953529B2 (ja) 新規化粧料
JP2000327525A (ja) 皮膚外用剤
JPS60116618A (ja) 化粧料
JP3505003B2 (ja) 外用剤
JP7135106B2 (ja) 頭皮頭髪用組成物
JPH04321615A (ja) 皮膚外用剤
JP2000327553A (ja) 皮膚外用剤