JPH1171224A - くすみ防止用皮膚外用剤 - Google Patents

くすみ防止用皮膚外用剤

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JPH1171224A
JPH1171224A JP9249844A JP24984497A JPH1171224A JP H1171224 A JPH1171224 A JP H1171224A JP 9249844 A JP9249844 A JP 9249844A JP 24984497 A JP24984497 A JP 24984497A JP H1171224 A JPH1171224 A JP H1171224A
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JP
Japan
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acid
skin
serine
poe
ether
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Application number
JP9249844A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Hirao
哲二 平尾
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】肌のくすみを効果的に防止する手段を提供する
こと。 【解決手段】アミノ酸の一種であるセリンを有効成分と
して配合することにより、優れた肌のくすみを防止する
効果を有するくすみ防止用皮膚外用剤が提供され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関す
る技術分野の発明である。より詳細には、特定のアミノ
酸を組み合わせて配合した、くすみ防止効果を有する皮
膚外用剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】肌のくすみは、女性の肌の悩みの上位を
占めており、美容上大きな問題であるにもかかわらず、
その現象自体に漠然とした面が多い。肌のくすみは、あ
る特定の視覚的現象であり、顔全体又は目の回りや頬等
の部位に生じ、肌の赤みが減少して黄味が増し、及び/
又は肌のつやや透明感が減少したり、皮膚表面の凹凸等
による影によって、明度が低下して暗く見える状態で、
その境界は不明瞭である。くすみの発生要因として、以
下のことが想定されており、これらの要因が単独か複数
関与することにより、具体的現象として把握されてい
る。
【0003】血行不良による肌色の赤味の低下 境界不明瞭な局面形成性又は微細斑集簇性の色素沈着 皮膚の弾力が低下することにより生ずる皮膚表面の微
細な凹凸等による影 角質層の増生や剥離等による透明性(光透過性)の低
下 皮膚表面での乱反射による、つやの低下 皮膚の黄色化 性周期による肌色の変化 ほこり,汗,皮脂等の汚れによるくすみ 近年、この肌のくすみを改善する試みが多様な観点から
行われているが、未だ満足するべき成果が現れていない
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
すべき課題は、肌のくすみを効果的に防止する手段を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、アミノ酸の
一種であるセリンを皮膚外用剤中に配合すると、この皮
膚外用剤が優れたくすみ防止効果,すなわち予防及び防
止効果を有するに至ることを見出し本発明を完成した。
すなわち本発明はセリンを有効成分として配合してな
る、くすみ防止用皮膚外用剤を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明皮膚外用剤は、セリンを有効成分と
して配合してなる,専らくすみを予防,治療するための
くすみ防止用皮膚外用剤である。
【0007】本発明皮膚外用剤に配合するセリンは、L
−セリン,DL−セリン又はD−セリンのいずれでも構
わないが、メチルエステル塩酸塩等のセリン誘導体は除
外される。
【0008】本発明においては、通常公知の方法で製造
したセリンを用いることができる。すなわち、例えばタ
ンパク質の加水分解物を4−オキシアゾベンゼン−4’
−スルホン酸塩として沈澱させる方法や、N−(p−ニ
トロベンゾイル)−DL−セリンのキニンによるラセミ
分割によって得る方法等を用いて製造したセリンを用い
ることができる。
【0009】市販品を用いることも勿論可能であり、D
L−セリンであれば、例えばDL−セリン(日本理化学
薬品)(味の素)(田辺製薬)等を用いることが可能で
あり、L−セリンであれば、例えばL−セリン(田辺製
薬)(日本理化学薬品)(味の素),L−セリン協和
(協和醗酵工業)等を用いることが可能である。
【0010】本発明皮膚外用剤において、セリンは皮膚
外用剤に対して0.001重量%以上,20.0重量%
以下、好ましくは同0.1重量%以上,10.0重量%
以下である。
【0011】この配合量が皮膚外用剤に対して0.00
1重量%未満では、皮膚外用剤においてセリンが発揮す
べき、くすみ防止効果が十分に発揮されず、同20.0
重量%を超えて配合しても、この配合量の増加に見合っ
た効果の増強を見込むことが困難である。
【0012】このようにして、セリンを有効成分をして
皮膚外用剤中に配合することにより、主に角質剥離作用
により、肌のくすみを改善することが可能な本発明皮膚
外用剤が提供される。
【0013】本発明皮膚外用剤においては、他の成分を
配合して、その薬効を本発明皮膚外用剤に付加する限り
において、本発明の所期の効果を損なわない範囲で、そ
の他の成分を配合することができる。
【0014】例えば、すでにくすみに有効であることが
知られている成分を本発明皮膚外用剤中に配合して、こ
れらのくすみ防止効果を本発明皮膚外用剤に付加するこ
とができる。この成分をしては、例えばトラネキサム酸
類、アルブチン、トリメチルグリシン、ビタミンE類、
アラニン等を挙げることができる。
【0015】さらに例えば、本発明皮膚外用剤にさらに
紫外線遮蔽効果を付与する場合には、紫外線吸収剤や紫
外線遮断剤を本発明皮膚外用剤中に配合することができ
る。紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香
酸(以下PABAと略す)、PABAモノグリセリンエ
ステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステ
ル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,
N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチ
ルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABA
チルエステル等のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、
ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアン
トラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メン
チルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチ
ルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリ
シレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート
等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメー
ト、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−
2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4
−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイ
ソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシン
ナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、
イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p
−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メ
トキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メト
キシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシン
ナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメ
ート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニル
シンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイ
ル−ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸
収剤、
【0016】2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベ
ンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチ
ルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフ
ェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾ
フェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4
−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3
−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外
線吸収剤、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l
−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファ
ー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−
フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、
ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチル
ジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノ
ルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン等が挙げら
れる。
【0017】また、保湿効果を積極的に本発明皮膚外用
剤に付与する場合には、保湿剤を本発明皮膚外用剤中に
配合することができる。保湿剤としては、例えば、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソル
ビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアル
ロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲ
ン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳
酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸
塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO
付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽
出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
【0018】さらに様々な薬効を本発明皮膚外用剤中に
付与するために、上記の必須配合成分以外の薬効成分等
〔例えば、皮膚賦活成分,さらなるビタミン類(ビタミ
ンA,B1 ,B2 ,B6 ,C,パントテン酸及びその誘
導体、ビオチン等)やアミノ酸類(グリシン、バリン、
ロイシン、イソロイシン、スレオニン、トリプトファ
ン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリン等の中性アミノ酸;アスパラギン酸、
グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン等の酸性アミ
ノ酸;及びアルギニン、ヒスチジン、リジン、ヒドロキ
シリジン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。また、アミ
ノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウ
ム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタ
ミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオ
ン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる)等〕を本発
明皮膚外用剤中に配合することができる。
【0019】本発明皮膚外用剤は、医薬品,医薬部外品
(軟膏剤等)及び化粧品〔洗顔料、乳液、クリーム、ジ
ェル、エッセンス(美容液)、パック・マスク等の基礎
化粧品;ファンデーション、口紅等のメーキャップ化粧
品;芳香化粧品,ボディ化粧品等〕の形態に広く適用可
能である。そして、これらの形態に、本発明皮膚外用剤
の採り得る形態が限定されるものではない。また、剤型
も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、油液系、ゲル
系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉
末3層系等、幅広い剤型を採り得る。
【0020】本発明皮膚外用剤においては、これらの所
望する形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等を、そ
の配合により本発明の所期の効果を損なわない範囲で広
く配合して用いることができる。すなわち、粉末成分、
液体油脂、固体油脂、ロウ類、エステル油、炭化水素
油、シリコーン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界
面活性剤、両性界面活性剤、親油性非イオン界面活性
剤、親水性非イオン界面活性剤、低級アルコール、ステ
ロール類、水溶性高分子、金属イオン封鎖剤、中和剤、
pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、香料、色素等を本発
明の所期の効果を損なわない範囲で本発明皮膚外用剤に
配合することもできる。
【0021】粉末成分としては、例えば、タルク、カオ
リン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、
合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュラ
イト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸
金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリ
ウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カル
シウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラ
ミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミ
チン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化
ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉
末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉
末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合
体樹脂粉末、ベンゾクアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エ
チレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、
【0022】酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機
赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化
鉄、黄土等の無機黄色系顔料黒酸化鉄、カーボンブラッ
ク、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マンゴバイオ
レット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸
化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑
色系顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタン
コーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビ
スマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタン
コーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパ
ール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等
の金属粉末顔料、赤色201号、赤色202号、赤色2
04号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、
赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色20
4号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号
などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106
号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色
505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色2
02号、黄色203号、緑色3号及び青色1号などのジ
ルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機
顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素等が挙
げられる。但し、一般の化粧品に適応できる粉末であれ
ば良く、上記の成分に限定されるものではない。
【0023】液体油脂としては、例えば、アボガド油、
ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロ
コシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴ
マ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、
トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリ
セリン等が挙げられる。
【0024】固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤ
シ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化
牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化
油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0025】ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カン
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエー
テル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコ
レステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレング
リコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル
等が挙げられる。
【0026】炭化水素油としては、例えば、流動パラフ
ィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフ
ィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワッ
クス等が挙げられる。
【0027】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げら
れる。
【0028】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリン
アルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキ
シルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチ
ルドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
【0029】合成エステル油としては、例えば、ミリス
チン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸
オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステア
リン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリ
スチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシ
ルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリ
ン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセ
チル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ
−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタ
エリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸
N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチ
ルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル
酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリ
メチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペ
ンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グ
リセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキ
シルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ
−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂
肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリ
ルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−
ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラ
ウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエ
ステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチ
ルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミ
リスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキ
シルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン
酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル
等が挙げられる。
【0030】シリコーンとしては、例えば、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元綱目構造を形成
しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられ
る。
【0031】アニオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸K等の高級アルキル硫酸エステル塩、
POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウ
リル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル
塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサ
ルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、
ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸ア
ミドスルホン酸塩、POEオレイルエーテルリン酸ナト
リウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エ
ステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナト
リウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキ
シエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプ
ロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスル
ホコハク酸塩、
【0032】リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノー
ルアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアル
キルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン
酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナ
トリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナ
トリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂
肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル
硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアルキ
ルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテル
カルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪
酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル
塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラ
ウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N
−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミ
ン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0033】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0034】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界
面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、
アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活
性剤等が挙げられる。
【0035】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペ
ンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂
肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレ
イン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリ
セリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒ
マシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げら
れる。
【0036】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POEソルビタンモノオレエート、POE−ソルビ
タンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレー
ト、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソ
ルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラ
ウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE
−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモ
ノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル
類、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グ
リセリンモノイソステアレート、POE−グリセリント
リイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステ
ル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、
POEモノジオレエート、システアリン酸エチレングリ
コール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエ
ーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエ
ーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチル
ドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等の
POEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエ
ーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニ
ルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテ
ル類、
【0037】ブルロニック等のブルアロニック型類、P
OE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシ
ルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエ
ーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POP
グリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテ
ル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエ
チレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化
ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、
POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化
ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジ
エステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒ
マシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ
等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、
脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミ
ド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、PO
Eアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸
エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合
物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオ
レイルリン酸等が挙げられる。
【0038】天然の水溶性高分子としては、例えば、ア
ラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガ
ム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチ
ン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコ
ロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロ
コシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植
物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノ
グルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、
カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙
げられる。
【0039】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピル
デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系
高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられ
る。
【0040】合成の水溶性高分子としては、例えば、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボ
ポール)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール
20,000、4,000,000、600,000等
のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアク
リルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミ
ン、カチオンポリマー等が挙げられる。
【0041】無機の水溶性高分子としては、例えば、ベ
ントナイト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイ
ト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0042】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーニン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロ
ブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキ
ストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アルギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、
CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカス
トビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、ジアルキ
ルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、
ヘクトライト等が挙げられる。
【0043】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−
ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒド
ロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム
塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エ
デト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸
ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン
酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸等
が挙げられる。
【0044】低級アルコールとしては、例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げ
られる。
【0045】多価アルコールとしては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,2−ブチレンルリコール、1,3−ブチ
レングルコール、テトラメチレングルコール、2,3−
ブチレングルコール、ペンタメチレングルコール、2−
ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オ
クチレングリコール等の2価のアルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサント
リオール等の3価のアルコール、ペンタエリスリトール
等の4価アルコール、キシリトール等の5価アルコー
ル、ソルビトール、マンニトール等の6価アルコール、
ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
エチレングルコール、ポリプロピレングリコール、テト
ラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレング
リコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグ
リセリン等の多価アルコール重合体、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングルコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エ
チレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリ
コールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ
2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソ
アミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテ
ル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジ
エチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル
等の2価のアルコールアルキルエーテル類、
【0046】ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエ
チレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレング
リコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等
の2価アルコールアルキルエーテル類、
【0047】エチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリ
コールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテルアステート、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロ
ピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフ
ェニルエーテルアセテート等の2価アルコールエーテル
エステル、キシルアルコール、セラキルアルコール、バ
チルアルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル、
ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マン
ニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フル
クトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトー
ス、デンプン分解糖還元アルコール等の糖アルコール、
グリソリッド、テトラハイドロフルフリルアルコール、
POEテトラハイドロフルフリルアルコール、POPブ
チルエーテル、POP・POEブチルエーテル、トリポ
リオキシプロピレングリセリンエーテル、POPグリセ
リンエーテル、POPグリセリンエーテルリン酸、PO
P・POEペンタンエリスリトールエーテル等が挙げら
れる。
【0048】単糖としては、例えば、D−グリセリルア
ルデヒド、ジヒドロキシアセトン等の三炭糖、D−エリ
トロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリ
スリトール等の四炭糖、L−アラビノース、D−キシロ
ース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボー
ス、D−リブロース、D−キシルロース、D−キシルロ
ース等の五炭糖、D−グルコース、D−タロース、D−
プシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L
−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等の
六炭糖、アルドヘプトース、ヘプツロース等の七炭糖、
オクツロース等の八炭糖、2−デオキシ−D−リボー
ス、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−
L−マンノース等のデオキシ糖、D−グルコサミン、D
−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミ
ン酸等のアミノ糖、D−グルクロン酸、D−マンヌロン
酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロ
ン酸等のウロン酸等が挙げられる。
【0049】オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グン
チアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、ブラン
テオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、
ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオ
ースベルバスコース類等が挙げられる。
【0050】多糖としては、例えば、セルロース、クイ
ンスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタ
ン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘ
パラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン
硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫
酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカスト
ビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げら
れる。
【0051】有機アミンとしては、例えば、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−ア
ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−ア
ミノ−2−メチル−1−プロノール等が挙げられる。
【0052】合成樹脂エマルジョンとしては、例えば、
アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマ
ルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエ
ステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン
等が挙げられる。
【0053】pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸
ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤
等が挙げられる。
【0054】酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒ
ドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食
子酸エステル類等が挙げられる。
【0055】酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、
クエン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル
酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン
酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
【0056】これらの基剤成分は所望する形態に応じた
処方に従い、適宜組み合わせて本発明皮膚外用剤に配合
することができる。本発明皮膚外用剤の具体的処方につ
いては、後述する実施例において記載する。
【0057】
【実施例】以下、本発明を実施例等を用いてより具体的
に説明する。ただし、これらの実施例等により本発明の
技術的範囲が限定されて解釈されるべきものではない。
また、本実施例等において、配合量は特に断らない限
り、その成分が配合される対象における重量%を表す。
【0058】まず、下記の処方のクリームを調製した。 〔実施例1〕 クリーム 配合成分 重量% A(油相) スクワラン 15.0 ワセリン 7.0 セタノール 4.0 イソプロピルミリステート 8.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.0 ビタミンEアセテート 1.0 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 B(水相) グリセリン 4.0 ジプロピレングリコール 4.0 DL−セリン 5.0 乳酸ナトリウム 2.0 エデト酸三ナトリウム 0.01 水酸化カリウム 0.2 精製水 残 余
【0059】<製法>A(油相)とB(水相)を、それ
ぞれ70℃に加熱して完全に溶解した。次いで、AをB
に加えて乳化機で乳化して製造した乳化物を熱交換機で
冷却して、所望するクリームを得た。
【0060】くすみ防止効果判定試験 上記実施例1の本発明に関わるクリームにおいて、以下
に示す方法でくすみ防止効果を判定した(下記実施例1
のクリームの処方からDL−セリンを抜去したクリーム
を対照とした)。被験者は、30〜50代の女性で、各
群20名が試験品を顔面頬部に1日2回(朝と晩)塗布
して、2ヵ月間の連用試験を行った。
【0061】連用試験終了後、被験者自身による評価及
び美容技術者(3名)による視感評価により、くすみの
改善効果(評価項目は「くすみの改善」「肌の透明感の
向上」「肌の白さの向上」である)を評価した。評価
は、著効(3点),有効(2点),やや有効(1点),
効果なし(0点)の4段階に分け、各々の被験者及び美
容技術者間の評価平均点で表した。
【0062】 結果 (1)被験者自身による評価 評価項目 実施例1 対照品 くすみの改善 2.30 0.95 肌の透明感の向上 1.85 1.20 肌の白さの向上 1.55 0.90
【0063】 (2)美容技術者による評価 評価項目 実施例1 対照品 くすみの改善 2.45 0.60 肌の透明感の向上 2.25 1.35 肌の白さの向上 1.70 1.05
【0064】これらの結果より、確かに有効成分として
セリンを皮膚外用剤中に配合することで、くすみの改善
だけではなく,肌の透明感や肌の白さを向上させること
が可能であることが明らかになった。
【0065】以下、本発明皮膚外用剤の種々の処方例を
実施例として下に示す。なお、これらの本発明皮膚外用
剤に上記のくすみ防止効果判定試験を行ったところ、被
験者自身によっても美容技術者によっても、全ての評価
項目において、セリンを抜去した対照品に比べて有意に
優れていた。
【0066】 〔実施例2〕 化粧水 配合成分 重量% エタノール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 POE(15)オレイルエーテル 0.8 グリセリン 5.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 L−セリン 1.0 クエン酸 0.03 クエン酸ナトリウム 0.07 メチルパラベン 0.1 精製水 残 余
【0067】<製法>精製水に、L−セリン,クエン酸
及びクエン酸ナトリウムを溶解し、これを水相とした。
他方、その他の成分を攪拌溶解し、これを水相に添加し
て均質にし、化粧水を得た。
【0068】 〔実施例3〕 クリーム 配合成分 重量% ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 POE(25)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 エデト酸・3ナトリウム 0.1 L−セリン 5.0 グリチルレチン酸ナトリウム 0.1 アルブチン 5.0 ビタミンEアセテート 0.3 エチルパラベン 0.3 精製水 残 余
【0069】<製法>精製水に1,3−ブチレングリコ
ール、エデト酸・3ナトリウム,L−セリン,グリチル
レチン酸ナトリウム及びアルブチンを加えて、70℃に
保ち、これを水相とした。他方、その他の成分を混合
し、加熱融解して70℃に保ち、これを油相とした。水
相に油相を加えて予備乳化を行い、ホモミキサーで均一
に乳化した後、これを30℃に冷却し、充填を行い、ク
リームを得た。
【0070】 〔実施例4〕 パック 配合成分 重量% (A相) ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 DL−セリン 10.0 精製水 残 余 (B相) エタノール 10.0 ビタミンEアセテート 0.2 POE(15)オレイルアルコールエーテル 2.0 メチルパラベン 0.2
【0071】<製法>A相の各成分を70℃に加熱して
攪拌溶解し、これにB相の混合溶液を攪拌しながら均一
に混合し、冷却及び充填して、パックを調製した。
【0072】 〔実施例5〕 乳液 配合成分 重量% ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 POE(10)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 DL−セリン 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.05 精製水 残 余
【0073】<製法>少量の精製水にカルボキシビニル
ポリマーを溶解した(A相)。残りの精製水に、ポリエ
チレングリコール1500,トリエタノールアミン及び
DL−セリンを加え、70℃に加熱して溶解した(水
相)。他の成分を混合融解して70℃に保った(油
相)。水相に油相を加えて予備乳化を行い、A相を加え
てホモミキサーで均一に乳化し、30℃まで冷却して充
填して、乳液を得た。
【0074】
【発明の効果】本発明により、優れたくすみ防止効果を
有するくすみ防止用皮膚外用剤が提供される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セリンを有効成分として配合してなる、く
    すみ防止用皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】セリンの配合量が、皮膚外用剤に対して
    0.001重量%以上,20.0重量%以下である、請
    求項1記載のくすみ防止用皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】セリンの配合量が、皮膚外用剤に対して
    0.01重量%以上,10.0重量%以下である、請求
    項1記載のくすみ防止用皮膚外用剤。
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