JP3487413B2 - 自動車用ドアのアームレスト取付け構造 - Google Patents

自動車用ドアのアームレスト取付け構造

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JP3487413B2
JP3487413B2 JP11208399A JP11208399A JP3487413B2 JP 3487413 B2 JP3487413 B2 JP 3487413B2 JP 11208399 A JP11208399 A JP 11208399A JP 11208399 A JP11208399 A JP 11208399A JP 3487413 B2 JP3487413 B2 JP 3487413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用ドアの内
側に設けられたアームレストの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車には、シートに着席した際の
居住性を高めるため、ドアの内側にアームレストが設け
られている。
【0003】このドアのアームレストは、ドアを開閉す
る際のプルハンドルを兼ねていることから、従来では、
例えば図8ないし図11に示すような取付け構造のアー
ムレストが使用されている。
【0004】すなわち自動車用ドアaには、内面にドア
トリムbが装着されていて、このドアトリムbより突設
された突出片cに、ビスなどの固着具dによりアームレ
スト本体eが取付けられている。
【0005】前記アームレスト本体eは、P.P樹脂な
どを射出成形することにより成形された芯材fの表面
を、軟質の塩化ビニールなどの表皮材gで被覆すること
により形成されていて、芯材fと表皮材gは接着されて
いない。
【0006】またアームレスト本体eの取付けボスh
は、固着具dが外部に露出しないよう、アームレスト本
体eに形成されたプルハンドルiの底部に設けられてい
て、この取付けボスhの取付け孔jに上方より挿入した
固着具dを、ドアトリムbの突出片cに螺挿することに
より、ドアaの内側にアームレスト本体eが取付けられ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の自動車用ド
アのアームレスト取付け構造では、ドアaの内側にアー
ムレスト本体eを取付けた際、ドアトリムbとアームレ
スト本体eとの間に隙間が生じないよう、アームレスト
本体eの取付け部kがドアトリムbと密着するようにな
っている。
【0008】このため図9に示すように、ドアトリムb
の突出片cにアームレスト本体eを取付けようとする
と、取付け部kを被覆する表皮材gの巻き返し部mがド
アトリムbの表面と擦れて、図10の仮想線に示すよう
に、上方へめくれ上り、アームレスト本体eの取付け
後、表皮材gの巻き返し部mが浮き上って体裁が著しく
損なわれるなどの不具合がある。また、プルハンドルi
の底部コ−ナ−部において、表皮材gが芯材fから浮き
上がる不具合がある。
【0009】また表皮材gの巻き返し部mがめくれない
ように巻き返し部mを押えながら、ドアトリムbにアー
ムレスト本体eを取付けようとすると、取付けに多くの
時間を必要として、作業能率が悪いなどの不具合があ
る。
【0010】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、ドアトリムにアームレスト本体
を取付ける際、表皮材の巻き返し部がめくれ上ることの
ない自動車用ドアのアームレスト取付け構造を提供し
て、取付け作業の容易化と体裁の向上を図ることをを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
め請求項1記載の発明は、芯材の表面を表皮材により被
覆することにより形成されたアームレスト本体を、自動
車用ドアの内面に装着されたドアトリムに取付けた自動
車用ドアのアームレスト取付け構造において、前記アー
ムレスト本体をドアトリムへ取付ける取付け部をアーム
レスト本体におけるドアトリム側端部に突出するように
設け、取付け部の端部より、アームレスト本体の内側へ
巻き返された表皮材の巻き返し部に取付け部側に延在す
舌片状の係止部を延設し、かつこの係止部を取付け部
の底面に突設された係止手段に係止することにより、ア
ームレスト本体取付け時、巻き返し部がめくるの
を防止したことを特徴とする
【0012】前記構成により、ドアトリムにアームレス
ト本体を取付ける際、表皮材の巻き返し部がめくれ上ら
ないよう巻き返し部を押えながら、アームレスト本体を
取付ける作業を必要としないため、取付け作業が短時間
で能率よく行える。
【0013】またアームレスト本体取付け後、表皮材の
巻き返し部が浮き上ることがないので、体裁も大変よ
い。
【0014】前記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、係止手段を爪体または取付けボスより形成し、爪
体または取付けボスに巻き返し部より延設した係止部を
係止したものである。
【0015】前記構成により、アームレスト本体の取付
け時、係止部が係止手段より外れる心配がないと共に、
係止手段を取付けボスで兼ねるようにすれば、爪体を別
に設ける必要がないので、既存の芯材をそのまま利用す
ることができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図3に示す図面を参照して詳述する。
【0019】図1は自動車用ドアのアームレストを示す
斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図
2のB方向からの矢視図である。
【0020】これら図において1はアームレスト本体
で、自動車用ドア2の内側に装着されたドアトリム3の
突出片3aにビスなどの固着具4により取付けられてい
る。
【0021】前記アームレスト本体1は、ドア2を開閉
する際のプルハンドルを兼ねるため、図1に示すように
ドア2の幅方向に細長い長方形状に形成されていて、ほ
ぼ中央部に、手を掛けるための凹状のプルハンドル1a
が形成されている。
【0022】また前記アームレスト本体1は、P.P樹
脂などを射出成形することにより成形された芯材1b
と、この芯材1bの表面を無接着で被覆する軟質の塩化
ビニールなどよりなる表皮材1cより構成されていて、
芯材1bの周縁部は、端部が露出しないように表皮材1
cが内側へ巻き返されている。
【0023】前記アームレスト本体1のドアトリム3側
端部は、水平方向へ突出する取付け部1dとなってい
て、この取付け部1dのほぼ中央に前記プルハンドル1
aが形成されていると共に、このプルハンドル1aの底
面には、取付け孔1eが開口された取付けボス1fと、
この取付けボス1fを挟んで対向する位置に一対の爪体
1gよりなる係止手段が突設されている。
【0024】 そして前記プルハンドル1aの端部より
内側へ巻き返された表皮材1cの巻き返し部1hに、取
付けボス1fと重なるのを避けるための切欠き1kと、
その両側に、爪体1gへ引っ掛けるための舌片状係止
部1iが形成されている。
【0025】前記係止部1iは、図3に示すようにほぼ
台形に形成されていて、ほぼ中央に爪体1gへ引っ掛け
るための係止孔1jが開口されている。
【0026】一方アームレスト本体1を取付けるドアト
リム3の突出片3aには、固着具4を螺挿するためのね
じ孔3bが形成されていると共に、ドアトリム3に取付
けられたアームレスト本体1の下面は、アンダカバー5
で覆われるように構成されている。
【0027】次に前記構成された自動車用ドアのアーム
レストの組立て時の作用を説明すると、アームレスト本
体1のプルハンドル1aに設けられた取付けボス1fの
取付け孔1eに固着具4を予め挿入した状態で、ドアト
リム3の突出片3aの上方にアームレスト本体1を位置
させ、アームレスト本体1の取付けボス1fを突出片3
a上に載置する。
【0028】このとき取り付け部1dの端部を迂回する
表皮材1cがドアトリム3の表面と擦れて、巻き返し部
1hが上方へめくれ上ろうとするが、巻き返し部1hよ
り延設された舌片状の係止部1iが爪体1gに係止され
ていて、巻き返し部1hがめくれ上るのを阻止するた
め、表皮材1cが芯材1bに接着されていなくとも、巻
き返し部1hが浮き上るのを防止することができる。
【0029】以上のようにしてアームレスト本体1を所
定位置にセットしたら、固着具4を突出片3aのねじ孔
3bに螺挿して、ドアトリム3に対してアームレスト本
体1を取付けるもので、表皮材1cの巻き返し部1hが
めくれ上らないよう押えながら、アームレスト本体1を
取付ける必要がないため、短時間で能率よく取付けられ
ると共に、取付け後表皮材1cの巻き返し部1hが浮き
上ることがないので、体裁もよい。
【0030】なお図4及び図5は表皮材1cの巻き返し
部1hを係止する係止手段の変形例を示すもので、次に
これを説明すると、プルハンドル1aの底面に突設され
た各爪体1gの近傍にスリット1mを開口して、これら
スリット1mに、表皮材1cより延設した舌片状の係止
片1nを挿入して、プルハンドル1aの底面側へ突出さ
せる。
【0031】そして係止片1nの先端に開口した係止孔
1pを、図5に示すように各爪体1gに係止したもの
で、係止片1nによって爪体1gより係止部1iが外れ
にくくなるため、より確実に巻き返し部1hがめくれ上
るのを防止することができる。また、プルハンドル1a
の底部コ−ナ−部において、表皮材1cが芯材1bから
浮き上がることを防止することができる。
【0032】また前記実施の形態では、係止手段を爪体
1gにより構成したが、図6及び図7に示すように取付
けボス1fを係止手段に利用することにより爪体1gを
省略することができる。
【0033】すなわち巻き返し部1hより延設した係止
部1iに、取付けボス1fよりやや大径な円孔1qを開
口して、この円孔1qを取付けボス1fに嵌合すること
により、巻き返し部1hを係止してもよく、この変形例
によれば、爪体1gを必要としないので、既存の芯材1
bがそのまま使用できるため経済的である。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、アーム
レスト本体の取付部より内側へ巻き返された表皮材の巻
き返し部より舌片状の係止部を延設して、この係止部を
取付け部の底面に形成した係止手段に係止したことにか
ら、ドアトリムにアームレスト本体を取付ける際、表皮
材の巻き返し部がめくれ上ることがない。
【0035】これによって表皮材の巻き返し部がめくれ
上らないよう、巻き返し部を押えながらアームレスト本
体を取付ける作業を必要としないため、取付け作業が短
時間で能率よく行えると共に、アームレスト本体取付け
後は巻き返し部が浮き上ることがないため、体裁も大変
よい。
【0036】また表皮材より係止片を延設して、この係
止片を係止手段近傍に開口されたスリットより取付け部
の底面側へ突出し、係止手段に係止するようにすれば、
アームレスト本体の取付け時係止部が係止手段より外れ
るのを阻止するため、巻き返し部がめくれ上るのをより
確実に防止することができると共に、プルハンドルの底
部コ−ナ−部において、表皮材が芯材から浮き上がるこ
とを防止できる。また、係止部を係止する係止手段を取
付けボスで兼ねるようにすれば、爪体を別に設ける必要
がないので、既存の芯材をそのまま利用できるため、大
変経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動車用ドアのア
ームレスト取付け構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2のB方向からの矢視図である。
【図4】この発明の実施の形態になる自動車用ドアのア
ームレスト取付け構造の係止部の変形例を示す断面図で
ある。
【図5】図4のC方向からの矢視図である。
【図6】この発明の実施の形態になる自動車用ドアのア
ームレスト取付け構造の係止手段の変形例を示す断面図
である。
【図7】図6のD方向からの矢視図である。
【図8】従来の自動車用ドアのアームレスト取付け構造
を示す斜視図である。
【図9】図8のE−E線に沿う断面図である。
【図10】図8のF−F線に沿う拡大断面図である。
【図11】図10のG方向からの矢視図である。
【符号の説明】
1 アームレスト本体 1a プルハンドル 1b 芯材 1c 表皮材 1d 取付け部 1e 取付け孔 1f 取付けボス 1g 爪体 1h 巻き返し部 1i 係止部 1j 係止孔 1k 切欠き 1m スリット 1n 係止片 1p 係止孔 1q 円孔 2 ドア 3 ドアトリム 3a 突出片 3b ねじ孔 4 固着具 5 アンダカバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の表面を表皮材により被覆すること
    により形成されたアームレスト本体を、自動車用ドアの
    内面に装着されたドアトリムに取付けた自動車用ドアの
    アームレスト取付け構造において、前記アームレスト本
    体をドアトリムへ取付ける取付け部を前記アームレスト
    本体におけるドアトリム側端部に突出するように設け、
    前記取付け部の端部より、アームレスト本体の内側へ巻
    き返された表皮材の巻き返し部に前記取付け部側に延在
    する舌片状の係止部を延設し、かつこの係止部を取付け
    部の底面に突設された係止手段に係止することにより、
    アームレスト本体取付け時、巻き返し部がめくり上
    のを防止したことを特徴とする自動車用ドアのアームレ
    スト取付け構造。
  2. 【請求項2】 係止手段を爪体または取付けボスより形
    成し、爪体または取付けボスに、巻き返し部より延設し
    た係止部を係止してなる請求項1記載の自動車用ドアの
    アームレスト取付け構造。
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