JP3440993B2 - 自動車用ドアのアームレスト取付け構造 - Google Patents

自動車用ドアのアームレスト取付け構造

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JP3440993B2
JP3440993B2 JP11211199A JP11211199A JP3440993B2 JP 3440993 B2 JP3440993 B2 JP 3440993B2 JP 11211199 A JP11211199 A JP 11211199A JP 11211199 A JP11211199 A JP 11211199A JP 3440993 B2 JP3440993 B2 JP 3440993B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用ドアの内
側に設けられたアームレストの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車には、シートに着席した際の
居住性を高めるため、ドアの内側にアームレストが設け
られている。
【0003】このドアのアームレストは、ドアを開閉す
る際のプルハンドルを兼ねていることから、従来では、
例えば図4ないし図7に示すような取付け構造のアーム
レストが使用されている。
【0004】すなわち自動車用ドアaには、内面にドア
トリムbが装着されていて、このドアトリムbより突設
された突出片cに、ビスなどの固着具dによりアームレ
スト本体eが取付けられている。
【0005】前記アームレスト本体eは、P.P樹脂な
どを射出成形することにより成形された芯材fの表面
を、軟質の塩化ビニールなどの表皮材gで被覆すること
により構成されていて、芯材fと表皮材gは接着されて
いない。
【0006】またアームレスト本体eの取付けボスh
は、固着具dが外部に露出しないよう、アームレスト本
体eに形成されたプルハンドルiの底部に設けられてい
て、この取付けボスhの取付け孔jに上方より挿入した
固着具dを、ドアトリムbの突出片cに螺挿することに
より、ドアaの内側にアームレスト本体eが取付けられ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の自動車用ド
アのアームレスト取付け構造では、ドアaの内側にアー
ムレスト本体eを取付けた際、ドアトリムbとアームレ
スト本体eとの間に隙間が生じないよう、アームレスト
本体eの取付け部kがドアトリムbと密着するようにな
っている。
【0008】このため図5に示すように、ドアトリムb
の突出片cにアームレスト本体eを取付けようとする
と、取付け部kを被覆する表皮材gの巻き返し部mがド
アトリムbの表面と擦れて、図6の仮想線に示すよう
に、上方へめくれ上り、アームレスト本体eの取付け
後、表皮材gの巻き返し部mが浮き上って体裁が著しく
低下するなどの不具合がある。また、プルハンドルiの
底部コ−ナ−部において、表皮材gが芯材fから浮き上
がる不具合がある。
【0009】また表皮材gの巻き返し部mがめくれない
ように巻き返し部mを押えながら、ドアトリムbにアー
ムレスト本体eを取付けようとすると、取付けに多くの
時間を必要として、作業能率が悪いなどの不具合があ
る。
【0010】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、ドアトリムに取付けられたアー
ムレスト本体のプルハンドルの内底部にキャップを嵌着
することにより表皮材の巻き返し部が浮き上るのを防止
した自動車用ドアのアームレスト取付け構造を提供し
て、取付け作業の容易化と体裁の向上などを図ることを
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、芯材の表面を表皮材により被覆
することにより形成されたアームレスト本体を、自動車
用ドアの内面に装着されたドアトリムに取付けた自動車
用ドアのアームレスト取付け構造において、前記アーム
レスト本体に凹状のプルハンドルを形成し、かつこのプ
ルハンドルの底部に少なくとも1個の係止孔を開口する
と共に、前記係止孔に、キャップの底面に突設した係止
爪を係止して、プルハンドルの内底面を覆う表皮材を、
キャップと芯材の間で挟着することにより、表皮材の巻
き返し部が浮き上るのを防止したものである。
【0012】前記構成により、ドアトリムへアームレス
ト本体を取付ける際、表皮材の巻き返し部がドアトリム
内面に擦れて、巻き返し部が浮き上っても、キャップが
浮き上りを押え込むため、巻き返し部の浮き上りを確実
に防止することができる。また、プルハンドル底部コ−
ナ−部において、表皮材が芯材から浮き上がることを防
止できる。
【0013】前記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、キャップを、プルハンドルの底面とほぼ同じ大き
さの平板により形成すると共に、前記キャップの底面
に、弾性を有し、かつ先端部にフックを有する係止爪を
突設したものである。
【0014】前記構成により、プルハンドル底面の係止
孔に係止爪を圧入するだけでキャップを取付けることが
できるため、組立て作業が容易である上、キャップが固
着具の上面を覆うため、ドアトリムへアームレスト本体
を固定している固着具がプルハンドル内へ露出すること
がない。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図3に示す図面を参照して詳述する。
【0016】図1は自動車用ドアのアームレストを示す
斜視図、図2は図1のA方向からの拡大矢視図、図3は
アームレスト本体の断面図である。
【0017】これら図において1はアームレスト本体
で、自動車用ドア2の内側に装着されたドアトリム3の
突出片3aにビスなどの固着具5により取付けられてい
る。
【0018】前記アームレスト本体1は、ドア2を開閉
する際のプルハンドルを兼ねるため、図1に示すように
ドア2の幅方向に細長い長方形状に形成されていて、ほ
ぼ中央部に、手を掛けるための凹状のプルハンドル1a
が形成されている。
【0019】また前記アームレスト本体1は、P.P樹
脂などを射出成形することにより成形された芯材1b
と、この芯材1bの表面を無接着で被覆する軟質の塩化
ビニールなどよりなる表皮材1cより構成されていて、
芯材1bの周縁部は、端部が露出しないように表皮材1
cが内側へ巻き返されている。
【0020】前記アームレスト本体1のドアトリム3側
端部は、水平方向へ突出する取付け部1dとなってい
て、この取付け部1dのほぼ中央に前記プルハンドル1
aが形成されていると共に、このプルハンドル1aの底
面には、取付け孔1eが開口された取付けボス1fと、
この取付けボス1fを挟んで対向する位置に一対の係止
孔1gが形成されている。
【0021】前記係止孔1gは、ほぼ正方形状に形成さ
れていて、これら係止孔1gにキャップ4の底面に突設
された弾性を有する係止爪4aが係止されるようになっ
ている。
【0022】前記キャップ4は、プルハンドル1aの内
底面とほぼ同じ大きさの平板より形成されていて、前記
係止孔1gと合致する位置に、一対の係止爪4aが間隔
を存して突設されており、これら係止爪4aの先端部に
は、前記係止孔1gの縁部に下方より係合するフック4
bが外側を向くように形成されている。
【0023】一方アームレスト本体1を取付けるドアト
リム3の突出片3aには、固着具4を螺挿するためのね
じ孔3bが開口されていると共に、ドアトリム3に取付
けられたアームレスト本体1の下面は、カバー6で覆わ
れるように構成されている。
【0024】次に前記構成された自動車用ドアのアーム
レストの組立て時の作用を説明すると、アームレスト本
体1のプルハンドル1a底部に設けられた取付けボス1
fの取付け孔1eに固着具5を予め挿入した状態で、ド
アトリム3の突出片3aの上方にアームレスト本体1を
位置させ、アームレスト本体1の取付けボス1fを突出
片3a上に載置する。
【0025】このとき取り付け部1dの端部を覆う表皮
材1cがドアトリム3の表面と擦れて、巻き返し部1h
が浮き上ることがあるが、そのまま組立て作業を続け
る。
【0026】以上のようにしてアームレスト本体1の取
付け作業が完了したら、プルハンドル1a内に上方より
キャップ4を図2に示すように挿入して、キャップ4の
底面に突設された各係止爪4aを、プルハンドル1a底
部の係止孔1gへ圧入する。
【0027】係止爪4aは弾性を有するため、係止孔1
gへの圧入時は、各係止爪4a間の幅が縮小されるが、
フック4bが係止孔1gを通過すると、弾性により元の
幅へ復帰するため、係止爪4aの先端に突設されたフッ
ク4bが、図3に示すように係止孔1gの両縁部に係止
される。
【0028】これによってプルハンドル1aの内底面を
覆う表皮材1cは、芯材1bとキャップ4の間に挟着さ
れると共に、アームレスト本体1の取付け時、表皮材1
cの巻き返し部1hが浮き上っても、キャップ4により
押え込まれるため、巻き返し部1hの浮き上りを防止で
きるようになる。また、プルハンドル1aの底部コ−ナ
−部において、表皮材1cが芯材1bから浮き上がるこ
とを防止できる。
【0029】またキャップ4により固着具5が覆われる
ため、プルハンドル1a内に固着具5が露出することも
ない。
【0030】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ドアト
リムへアームレスト本体を取付けた後、アームレスト本
体のプルハンドル内にキャップを嵌合して、プルハンド
ル底部の表皮材をキャップと芯材の間で挟着したことか
ら、ドアトリムへアームレスト本体を取付ける際、表皮
材の巻き返し部がドアトリムと擦れて浮き上っても、キ
ャップにより押え込まれるため、巻き返し部の浮き上り
を確実に防止することができる。
【0031】これによって巻き返し部の浮き上りを気に
せずにアームレスト本体の組立て作業が行えるため、ア
ームレスト本体の組立て作業が短時間で能率よく行える
と共に、アームレスト本体の取付け後、巻き返し部が浮
き上ることがないので体裁も大変よい。また、プルハン
ドルの底部コ−ナ−部において、表皮材が芯材から浮き
上がることを防止できる。
【0032】またアームレスト本体をドアトリムに固着
する固着具がキャップにより覆われるため、プルハンド
ル内に固着具が露出することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動車用ドアのア
ームレスト取付け構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA方向からの拡大矢視図である。
【図3】この発明の実施の形態になる自動車用ドアのア
ームレスト取付け構造を示す断面図である。
【図4】従来の自動車用ドアのアームレスト取付け構造
を示す斜視図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図4のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図7】図6のD方向からの矢視図である。
【符号の説明】
1 アームレスト本体 1a プルハンドル 1b 芯材 1c 表皮材 1d 取付け部 1e 取付け孔 1f 取付けボス 1g 係止孔 1h 巻き返し部 2 自動車用ドア 3 ドアトリム 3a 突出片 3b ねじ孔 4 キャップ 4a 係止爪 4b フック 5 固着具 6 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の表面を表皮材により被覆すること
    により形成されたアームレスト本体を、自動車用ドアの
    内面に装着されたドアトリムに取付けた自動車用ドアの
    アームレスト取付け構造において、前記アームレスト本
    体に凹状のプルハンドルを形成し、かつこのプルハンド
    ルの底部に少なくとも1個の係止孔を開口すると共に、
    前記係止孔に、キャップの底面に突設した係止爪を係止
    して、プルハンドルの内底面を覆う表皮材を、キャップ
    と芯材の間で挟着することにより、表皮材の巻き返し部
    が浮き上るのを防止したことを特徴とする自動車用ドア
    のアームレスト取付け構造。
  2. 【請求項2】 キャップを、プルハンドルの底面とほぼ
    同じ大きさの平板により形成すると共に、前記キャップ
    の底面に、弾性を有し、かつ先端部にフックを有する係
    止爪を突設してなる請求項1記載の自動車用ドアのアー
    ムレスト取付け構造。
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