JP5659726B2 - ドアトリム - Google Patents

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Description

本発明は、
ドアトリム本体を構成するボードに車室内側に膨出するアームレスト本体が形成され、
前記アームレスト本体の上面部にアームレストアッパーが載置固定され、
前記アームレスト本体よりも上側の前記ボードの上部にオーナメントが重ねられて固定されているドアトリムに関する。
従来、オーナメントやアームレストなど複数の内装材が組み合わされるドアトリムの各内装材の連結部において、互いの重なり部をスクリューで固定していた(特許文献1参照)。
特開平8−25966号公報
上記従来の構造によれば、スクリューの締め付け作業が必要となるために、組み付けの工数がかかって組み付け性が低下していた。また、締め付け力のばらつきによりオーナメントやアームレストなどの合わせ部に隙が発生して、前記合わせ部の見切りの外観品質が低下しやすかった。そして、スクリューにコストがかかって製作コストが高くなっていた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、組み付け性を向上させることができ、製作コストを低廉化でき、オーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体の合わせ部の見切りの外観品質を向上させることができるドアトリムを提供する点にある。
本発明の特徴は、
ドアトリム本体を構成するボードに車室内側に膨出するアームレスト本体が形成され、
前記アームレスト本体の上面部にアームレストアッパーが載置固定され、
前記アームレスト本体よりも上側の前記ボードの上部にオーナメントが重ねられて固定されているドアトリムであって、
前記アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第1係合部と前記オーナメントの下端部に形成された第1被係合部とが係合し、
前記アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第2係合部と前記アームレスト本体の上面部の車室外側の側部に形成された第2被係合部とが係合し
前記第1係合部は、前記アームレストアッパーの車室外側の側部から下方に突設した板状の第1係合爪で構成され、
前記第1被係合部は、前記オーナメントの下端部から車室内側に突設した第1係合片に第1係合孔を形成して構成され、
前記第2係合部は、前記アームレストアッパーの車室外側の側部から下方に突設した第2係合爪で構成され、
前記第2係合爪は、板状の爪本体と、前記爪本体から車室外側に突出する三角凸部とから成り、
前記第2被係合部は、前記アームレスト本体の車室外側の側部から車室外側に突設した第2係合片に第2係合孔を形成して構成され、
前記板状の第1係合爪が前記第1係合孔に上側から挿入されて前記第1係合孔の内周部に車室外側から当接して係合し、
前記第2係合爪が前記第2係合孔に上側から挿入されて前記三角凸部の上面が前記第2係合片の下面に下側から係合し、
前記第1係合爪は、ドア前後方向で前記第2係合爪の両側に位置するように、前記アームレストアッパーの車室外側の側部に1個の前記第2係合爪に対して一対形成され、
前記第1係合片は、前記一対の第1係合爪に対応して前記オーナメントの下端部に一対形成され、
前記一対の第1係合爪が前記一対の第1係合孔に各別に上側から挿入されている点にある。(請求項1)
上記の構成によれば、前記アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第1係合部と前記オーナメントの下端部に形成された第1被係合部とが係合し、前記アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第2係合部と前記アームレスト本体の上面部の車室外側の側部に形成された第2被係合部とが係合しているから、スクリューでボードとアームレスト本体とアームレストアッパーを連結する場合に比べて、組み付けが簡単で組み付け工数を削減することができ、組み付け性を向上させることができる。
そして、スクリューに要するコストが不要になって、製作コストを低廉化することができる。また、オーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体を締め付け力で連結していないから、締め付け力のばらつきに起因するオーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体の合わせ部の隙の発生を防止することができ、前記合わせ部の外観品質を向上させることができる。
また、この構成によれば、前記第1係合爪が前記第1係合孔に上側から挿入されて前記第1係合孔の内周部に車室外側から係合しているから、オーナメントによってアームレストアッパーの車室内側への移動を阻止することができる。
そして、前記第2係合爪が前記第2係合孔に上側から挿入されて前記第2係合片の下面に下側から係合しているから、アームレスト本体によってアームレストアッパーの浮き上がりを阻止することができる。
これにより、オーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体の合わせ部の見切りの外観品質を向上させることができ、側面衝突時のアームレストアッパーの外れを回避することができて乗員を保護することができ、アームレストアッパーのボードに対するべかつき(アームレストアッパーを押した時にアームレストアッパーが凹む現象)を防止することができる。
さらに、オーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体をスクリューで連結する場合に比べて組み付けが簡単で組み付け工数を削減することができ、組み付け性を向上させることができる。しかも、スクリューに要するコストが不要になり製作コストを低廉化することができる。
また、ドアを室内側から閉める場合、乗員は、アームレスト本体とアームレストアッパーから成るアームレストに手を掛けるため、アームレストとオーナメントが分離する方向に荷重が加わるが、本発明の上記構成によれば、アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第1係合爪が、オーナメントの第1係合片の第1係合孔に上側から挿入されて前記第1係合孔の内周部に車室外側から係合しているから、アームレストとオーナメントの分離をより効果的に防止することができる。
また、前記第1係合爪が第1係合片の第1係合孔に係合することによりオーナメントがアームレストアッパーの車室内側への移動を阻止する作用と、前記第2係合爪が第2係合片の第2係合孔に係合することによりアームレスト本体がアームレストアッパーの浮き上がりを阻止する作用とを、ドア前後方向(車両前後方向)で交互に位置する個所で行うことができて、両阻止作用をより確実に奏することができる。(請求項1)
本発明において、
前記第1係合爪の基端部から車室内側に延びるリブが前記アームレストアッパーの車室外側の側部から下側に突設され、
前記リブが前記アームレスト本体の上面部の車室外側の側部に下側から受け止め支持されていると、次の作用を奏することができる。(請求項
前記リブが前記アームレスト本体の上面部の車室外側の側部に下側から受け止め支持されているから、アームレストアッパーの下降をアームレスト本体で阻止することができ、アームレストアッパーとアームレスト本体の分離を阻止することができる。(請求項
本発明によれば、
組み付け性を向上させることができ、製作コストを低廉化でき、オーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体の合わせ部の見切りの外観品質を向上させることができるドアトリムを提供することができた。
自動車の前半部の側面図 ドアを車室内側から見た図 ドアトリムを裏側(車室外側)から見た図 車室内側から見たドアトリムの斜視図 オーナメントとアームレストアッパーとアームレスト本体の連結構造を示す斜視図 図5のB−B断面図 図5のA−A断面図 アームレストアッパーとアームレスト本体の連結構造を示す斜視図 下方から見たアームレストアッパーの斜視図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に、自動車の車体の側部に開閉自在に設けられたフロントドア50を示してある。このフロントドア50は、窓用開口47が上部に形成されたドアパネル1と、窓用開口47の下方のドアパネル1を覆うドアトリム2とを備えている。ドアパネル1の窓用開口47にはウインドガラスGが昇降自在に設けられ、窓用開口47の前下側のコーナー部47Cにはミラーガーニッシュ10が取り付けられている。ミラーガーニッシュ10は、ドアパネル1のサイドミラー固定部と、サイドミラーをサイドミラー固定部に固定するスクリューとを覆い隠している。
[ドアパネル1の構造]
ドアパネル1は車室外側W2(図4参照)のアウタパネル3と車室内側W1のインナパネル4とから成る。アウタパネル3とインナパネル4は周縁部同士が接合され、周縁部よりも内方側の内方部同士が互いに間隔を空けて対向している。そして、インナパネル4の上端部の取り付けフランジに、ウインドガラスGとの間をシールするゴム状弾性体から成るインナウエザストリップ(図示せず)が取り付けられ、アウタパネル3の上端部の取り付けフランジに、ウインドガラスGとの間をシールするゴム状弾性体から成るアウタウエザストリップ(図示せず)が取り付けられている。
[ドアトリム2の構造]
図2〜図4に示すように、ドアトリム2は、ドアトリム本体を構成するボード11と、ボード11の裏面に重なる加飾部品(意匠部材)としてのオーナメント12と、乗員の腕を載せるアームレスト46とを備えている。アームレスト46は、車室内側W1に膨出する状態に形成されたアームレスト本体49と、アームレスト本体49の上面部に上側から重なるアームレストアッパー48とから成る。図3に示すように、アームレスト46の下方に位置するボード11の下部中央の裏側にポケット部材41が固定され、ドア前後方向(車両前後方向)に長いポケット43(図2〜図4参照)がボード11に形成されている。
ボード11とオーナメント12とアームレストアッパー48とポケット部材41はいずれも樹脂で成形され、ボード11が灰色、オーナメント12が赤色系の色、アームレストアッパー48が青色系の色に設定されてドアトリム2の意匠性が高められている。上記のようにボード11とは別体のオーナメント12を設けてあるので、色や表皮または塗装などの意匠面での仕様分けに対応できるようになる。そして、仕様の選択の幅が広がることにより、商品性を向上させることが可能になる。
[ドアトリム2のボード11の構造]
図3,図4に示すように、ドア前後方向(車両前後方向)でボード11の前側の上部と後ろ側の上部の間に位置するとともにアームレスト46よりも上側に位置するボード部分が切り欠かれ、切り欠き23の周縁部にオーナメント固定部13が設けられている。そしてオーナメント固定部13に、車室外側W2に突出する円筒状の複数のカシメ用ボス13Bが分散配設されている。
前記切り欠き23は上下逆の台形状に形成され、切り欠き23の下側周縁部が、アームレスト46の上面に沿う上側に凸の緩やかな円弧状に形成されて、ドア前方側(車両前方側)Frほど下方に位置するように前下がりに少し傾斜している。ボード11の前後両端部の上端部は車室外側W2に折り返されて折り返し部11Aに構成されている。
また、ボード11の周部の裏面(意匠面とは反対側の面)に複数のクリップ座30(図3参照)が分散配設され、クリップ座30に保持されたクリップ20を介してボード11がインナパネル4に取り付けられるよう構成されている。クリップ20はインナパネル4に形成されたクリップ孔に挿通係合される。
[オーナメント12の構造]
オーナメント12はアームレスト本体49よりも上側のボード11の上部に重ねられて固定されている。図4に示すように、このオーナメント12はボード11の切り欠き23に対応して上下逆の台形状に形成され、オーナメント12の下側周縁部が、アームレスト46の上面に沿う上側に凸の緩やかな円弧状に形成されて、ドア前方側Frほど下方に位置するように前下がりに少し傾斜している。オーナメント12の上端部は車室外側W2に折り返され、折り返し部12Aの上面が、ボード11の前後両端部の上端部に形成された折り返し部11Aの上面と上下方向で略同一位置に位置するとともに、隣り合う折り返し部11A,12Aの端部同士がドア前後方向で互いに突き合わされている。
図3に示すように、オーナメント12の前部の上下方向中央部にはドア開閉操作レバー用の開口12Kが形成されている。この開口12Kはドア前後方向に長い長方形状に形成されている。
[アームレストアッパー48の構造]
アームレストアッパー48はアームレスト本体49の上面部に載置固定される。このアームレストアッパー48は車室内側W1の側部48Aが下方に折曲したドア前後方向に長い板状に形成され(図6,図7参照)、ドア前後方向で前端部が前下がりに傾斜している。図4に示すように、アームレストアッパー48の略中央には、ドアを開閉する際に乗員が把持するプルハンドル33が凹設され、プルハンドル33のドア前方側Frには、ドアロックや電動開閉式ウインドウを操作するためのスイッチアセンブリ34が組み付けられている。図6,図7の符号67はプルハンドル33の周壁である。
そして、オーナメント固定部13にオーナメント12が車室外側W2から重ねられ、オーナメント12の周部に分散配設された複数のボス挿通孔に前記複数のカシメ用ボス13Bが各別に挿通されてカシメ固定されている。
[オーナメント12とアームレスト本体49とアームレストアッパー48の連結構造]
図5〜図7に示すように、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bに形成された第1係合部60(図9参照)と、オーナメント12の下端部に形成された第1被係合部70とが係合し、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bに形成された第2係合部80とアームレスト本体49の上面部の車室外側W2の側部49Bに形成された第2被係合部90とが係合している(図8参照)。アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bは立ち上がり壁状に形成されている。
そして、アームレスト本体49の車室外側W2の側部49Bから車室外側W2に突出するカシメ用ボスB(図5参照)が、オーナメント12の下端部に形成された山形フランジのボス挿通孔Sに挿通されてカシメ固定されている。
また、図5〜図7に示すように、アームレストアッパー48の車室内側W1の側部48Aに形成された複数の車室内側係合爪48Fが、アームレスト本体49の車室内側W1の側部49Aの頂部から車室外側W2に張り出す棚部49Tの複数の係合孔49Hに上方から各別に挿入されて係合している(図5参照)。前記棚部49Tはアームレスト本体49の上面部に開口49Eを形成することにより形成されている。
[第1係合部60の構造]
図8,図9にも示すように、第1係合部60は、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bから下方に突設した長方形の板状の第1係合爪61で構成され、第1係合爪61の背部には上下方向に延びる前後一対(ドア前後方向で一対)の補強リブ61Rが突設されている。この第1係合爪61は、ドア前後方向(車両前後方向)で後述の第2係合部80の第2係合爪81の両側に位置するように、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bに1個の第2係合爪81に対して一対形成されている。
図5に示すように、1個の第2係合爪81と、第2係合爪81の両側の一対の第1係合爪61とから成る係合部構造はドア前後方向に間隔を空けて複数配設されている。
図7に示すように、第1係合爪61の下端部61Kは車室外側W2に折曲して下端側ほど車室外側W2に位置し、前記下端部61Kの車室内側W1の面が後述の第1被係合部70の第1係合孔71Hに対するガイド面に構成されている。
また、図7,図9に示すように、第1係合爪61の基端部(付け根)から車室内側W1に延びる基端部側リブ61Gがアームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bから下側に突設されている。
[第1被係合部70の構造]
図5に示すように、第1被係合部70は、オーナメント12の下端部から車室内側W1に突設した長方形状の第1係合片71に長方形状の第1係合孔71Hを形成して構成されている。第1係合片71の下面には第1係合片71の内外方向に段差が設けられて内側の段差面が外側の段差面よりも高所に位置している。第1係合片71は、前記第1係合爪61に対応してオーナメント12の下端部に、ドア前後方向に間隔を空けて複数対形成されている。
[第2係合部80の構造]
第2係合部80は、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bから下方に突設した第2係合爪81で構成されている。第2係合爪81は、長方形の板状の爪本体81Aと、爪本体81Aの中央部から車室外側W2に突出する縦断面下窄まりの三角凸部81Bとから成る。三角凸部81Bの両側方と上方にはスリット81S(図9参照)が形成されている。これにより、第2係合爪81が後述の第2係合片91に係合する際に弾性変形しやすくなって円滑に係合することができる。
[第2被係合部90の構造]
図7,図8に示すように、第2被係合部90は、アームレスト本体49の車室外側W2の側部49Bから車室外側W2に突設した長方形状の第2係合片91に長方形状の第2係合孔91Hを形成して構成されている。第2係合片91の下面部には第2係合片91の内外方向に段差が設けられて内側の段差面が外側の段差面よりも低所に位置し、第2係合片91の内側の部分が外側の部分よりも厚肉に設定されている。
[第1係合爪61と第2係合爪81の係合構造]
図5,図7に示すように、前記一対の第1係合爪61が一対の第1係合孔71Hに各別に上側から挿入されて第1係合孔71Hの車室内側W1の内周部に車室外側W2から係合している。また、図5,図6,図8に示すように、第2係合爪81が第2係合孔91Hに上側から挿入されて前記三角凸部81Bの上面81J(図6参照)が第2係合片91の下面(前記内側の段差面)に下側から係合している。三角凸部81Bの上端部(前記上面81Jを含む上端部)には上下方向に段差が形成されて、前記上面81Jの車室内側W1の端縁から短い凸部81Tが上方に立ち上がっている(図6参照)。そして、この凸部81Tが第2係合孔91Hの内周部に車室内側W1から当接し係合している。これにより、アームレストアッパー48の車室外側W2への移動をアームレスト本体49で阻止することができる。
そして、図7に示すように、前記第1係合爪61の基端部側リブ61Gがアームレスト本体49の上面部の車室外側W2の側部49Bに下側から受け止め支持されている。
上記の構成によれば、
(1) 前記第1係合爪61が第1係合孔71Hに上側から挿入されて第1係合孔71Hの内周部に車室外側W2から係合しているから、オーナメント12によってアームレストアッパー48の車室内側W1への移動を阻止することができる。
そして、第2係合爪81が第2係合孔91Hに上側から挿入されて第2係合片91の下面に下側から係合しているから、アームレスト本体49によってアームレストアッパー48の浮き上がりを阻止することができる。
また、オーナメント12とアームレストアッパー48とアームレスト本体49を締め付け力で連結していないから、締め付け力のばらつきに起因するオーナメント12とアームレストアッパー48とアームレスト本体49の合わせ部の隙の発生を防止することができる。
これにより、前記合わせ部の見切りの外観品質を向上させることができ、側面衝突時のアームレストアッパー48の外れを回避することができて乗員を保護することができ、アームレストアッパー48のボード11に対するべかつきを防止することができる。
さらに、オーナメント12とアームレストアッパー48とアームレスト本体49をスクリューで連結する場合に比べて組み付けが簡単で組み付け工数を削減することができ、組み付け性を向上させることができる。しかも、スクリューに要するコストが不要になり製作コストを低廉化することができる。
また、ドアを車室内側から閉める場合、乗員は、アームレスト本体49とアームレストアッパー48から成るアームレスト46に手を掛けるため、アームレスト46とオーナメント12が分離する方向に荷重が加わるが、本発明の上記構成によれば、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bに形成された第1係合爪61が、オーナメント12の第1係合片71の第1係合孔71Hに上側から挿入されて前記第1係合孔71Hの内周部に車室外側W2から係合しているから、アームレスト46とオーナメント12の分離をより効果的に防止することができる。
(2) 第1係合爪61は、ドア前後方向で第2係合部80の第2係合爪81の両側に位置するように、アームレストアッパー48の車室外側W2の側部48Bに1個の第2係合爪81に対して一対形成されているから次の作用を奏することができる。
つまり、前記第1係合爪61が第1係合片71の第1係合孔71Hに係合することによりオーナメント12がアームレストアッパー48の車室内側W1への移動を阻止する作用と、前記第2係合爪81が第2係合片91の第2係合孔91Hに係合することによりアームレスト本体49がアームレストアッパー48の浮き上がりを阻止する作用とを、ドア前後方向(車両前後方向)で交互に位置する個所で行うことができて、両阻止作用をより確実に奏することができる。
(3) 前記第1係合爪61の基端部側リブ61Gがアームレスト本体49の車室外側W2の側部49Bに下側から受け止め支持されているから、アームレストアッパー48の下降をアームレスト本体49で阻止することができ、アームレストアッパー48とアームレスト本体49の分離を阻止することができる。
11 ボード
12 オーナメント
48 アームレストアッパー
48B アームレストアッパーの車室外側の側部
49 アームレスト本体
49B アームレスト本体の上面部の車室外側の側部
60 第1係合部
61 第1係合爪
61G リブ(基端部側リブ)
70 第1被係合部
71 第1係合片
71H 第1係合孔
80 第2係合部
81 第2係合爪
90 第2被係合部
91 第2係合片
91H 第2係合孔
W1 車室内側
W2 車室外側

Claims (2)

  1. ドアトリム本体を構成するボードに車室内側に膨出するアームレスト本体が形成され、
    前記アームレスト本体の上面部にアームレストアッパーが載置固定され、
    前記アームレスト本体よりも上側の前記ボードの上部にオーナメントが重ねられて固定されているドアトリムであって、
    前記アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第1係合部と前記オーナメントの下端部に形成された第1被係合部とが係合し、
    前記アームレストアッパーの車室外側の側部に形成された第2係合部と前記アームレスト本体の上面部の車室外側の側部に形成された第2被係合部とが係合し
    前記第1係合部は、前記アームレストアッパーの車室外側の側部から下方に突設した板状の第1係合爪で構成され、
    前記第1被係合部は、前記オーナメントの下端部から車室内側に突設した第1係合片に第1係合孔を形成して構成され、
    前記第2係合部は、前記アームレストアッパーの車室外側の側部から下方に突設した第2係合爪で構成され、
    前記第2係合爪は、板状の爪本体と、前記爪本体から車室外側に突出する三角凸部とから成り、
    前記第2被係合部は、前記アームレスト本体の車室外側の側部から車室外側に突設した第2係合片に第2係合孔を形成して構成され、
    前記板状の第1係合爪が前記第1係合孔に上側から挿入されて前記第1係合孔の内周部に車室外側から当接して係合し、
    前記第2係合爪が前記第2係合孔に上側から挿入されて前記三角凸部の上面が前記第2係合片の下面に下側から係合し、
    前記第1係合爪は、ドア前後方向で前記第2係合爪の両側に位置するように、前記アームレストアッパーの車室外側の側部に1個の前記第2係合爪に対して一対形成され、
    前記第1係合片は、前記一対の第1係合爪に対応して前記オーナメントの下端部に一対形成され、
    前記一対の第1係合爪が前記一対の第1係合孔に各別に上側から挿入されているドアトリム。
  2. 前記第1係合爪の基端部から車室内側に延びるリブが前記アームレストアッパーの車室外側の側部から下側に突設され、
    前記リブが前記アームレスト本体の上面部の車室外側の側部に下側から受け止め支持されている請求項記載のドアトリム。
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