JP3476648B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3476648B2
JP3476648B2 JP06687897A JP6687897A JP3476648B2 JP 3476648 B2 JP3476648 B2 JP 3476648B2 JP 06687897 A JP06687897 A JP 06687897A JP 6687897 A JP6687897 A JP 6687897A JP 3476648 B2 JP3476648 B2 JP 3476648B2
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明文 宮本
豊 関口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたばこ等のパッケー
ジ化された商品の自動販売機に係り、特に商品の安定し
た払い出し機能を確保しながらその奥行き寸法を短くす
ることができ、しかも商品コラムへの商品の装填性に優
れた簡易な構造の自動販売機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】たばこ等のパッケージ化された商
品の自動販売機は、一般に、装置本体内部に商品を積み
重ねて収納する複数列の商品コラムを備え、各商品コラ
ムから選択的に払い出される商品を、例えばドア部の下
方に設けた商品取出口に導く如く構成されている。具体
的には図15(a)にその概略構成を示すように、商品を
積層して収納する複数の商品コラム1を背中合わせに、
且つ多段に設け、その前後面にそれぞれ払い出される商
品を、装置本体2の裏面との間に形成される商品通路ユ
ニット3、またはドア部4に組み込まれた商品通路ユニ
ット5を介して、ドア部4の下方に設けた商品取出口6
に導く如く構成されている。
【0003】但し、このような構成では装置本体2の奥
行き寸法が大きくなる。そこで最近では図15(b)に示
すように商品コラム1を2重に設け、その前面側に商品
を払い出すように構成することで装置本体2の裏面との
間に形成される商品通路ユニット3を省略し、ドア部4
に組み込まれた前面側の商品通路ユニット5だけを介し
て商品を商品取出口6に導くような工夫がなされてい
る。尚、図中7は各商品コラム1の下方にそれぞれ設け
られる商品払出機構である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記図15
(a)に示すような構成の従来の自動販売機にあっては、
例えば装置本体2の前面側に位置する商品コラム1を手
前に引き出さなければ、奥側の商品コラム1に商品を装
填することができない等、商品の取り扱い性(装填作業
性)に問題がある。また図15(b)に示す構成の自動販
売機にあっては、奥部と手前側とに同時に商品を装填し
て行くことが必要であり、奥部への商品の装填作業性が
悪いと言う問題がある。
【0005】また各商品コラム1には、通常、商品の収
納姿勢を規制してその最上位置または最下位置からの払
い出しを確実化するための商品ガイド機構、具体的には
奥行き調整部材(図示せず)が組み込まれる。この商品
ガイド機構は、商品サイズに応じて商品コラム1毎に調
整されるもので、その調整部は、商品コラム1への商品
の装填時における調整作業の容易化を図るべく、一般的
には商品コラム1の商品払出口の上部に位置して、商品
コラム1の前面側に突出して設けられることが多い。
【0006】これ故、商品コラム1から払い出された商
品を商品取出口6に導くための商品通路ユニット5は、
ドア部4を開いたときに商品コラム1の前面側を開放し
て商品の装填が容易となるように、しかも前記商品ガイ
ド機構の調整部を避けて前記商品コラム1から払い出さ
れた商品を前記商品取出口6に確実に導くように、専ら
ドア部4の裏面に沿って、該ドア部4と一体に設けられ
る。また商品通路ユニット5は、自動販売機の奥行き寸
法をできる限り短くする為に、商品の厚み幅を有する薄
型の商品落下シュートとして実現される。
【0007】ところがこのようにしてドア部4に商品通
路ユニット5を設けると、該商品通路ユニット5と前記
商品コラム1の前面側との間に多くの無駄な空間が形成
されることが否めない。しかも各商品コラム1から払い
出した商品を幅狭の商品通路ユニット5内に確実に導く
べく、各商品コラム1の商品払出口や、商品通路ユニッ
ト5の商品受入口には、例えば商品姿勢矯正ガイドが設
けられる。更には上記商品通路ユニット5内には、その
内部において商品が詰まることがないように、商品の搬
送(落下)姿勢を規制するための種々の工夫が施され
る。これ故、商品通路ユニット5の構成のみならず、商
品コラム1と商品通路ユニット5との連結部の構成が複
雑化すると言う問題があった。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、商品コラムから払い出される商
品の、商品取出口への安定した移送を確保しながらその
奥行き寸法を短くすることができ、しかも商品コラムに
対する商品の装填性に優れた簡易な構造の自動販売機を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る自動販売機は、商品を積層して収納
し、最上位置または最下位置の商品から順に前面側に払
い出す複数列の商品コラムを備えた商品収納部を、装置
本体に多段に設けたものであって、特に上記商品収納部
に、前記各商品コラムの前面側を一括して覆って前記各
商品コラムに収納された商品をその商品払出部に案内す
る商品案内扉を開閉可能に設け、前記装置本体の前面部
に設けられたドア部が閉じられたとき、前記商品案内扉
と前記ドア部の裏面側との間で、前記各商品コラムから
選択的に払い出された商品を商品取出口へ導く自由落下
通路を形成するようにしたことを特徴としている。
【0010】また請求項2に記載の発明は、前記商品収
納部を、装置本体とその前面部のドア部とに互いに対峙
させてそれぞれ多段に設けたものであって、特に上記商
品収納部に、前記各商品コラムの前面側を一括して覆っ
て前記各商品コラムに収納された商品をその商品払出部
に案内する商品案内扉を開閉可能に設け、前記ドア部が
閉じられたとき、装置本体側の商品収納部とドア部側の
商品収納部との互いに対峙する商品案内扉間で、前記各
商品コラムから選択的に払い出された商品を商品取出口
へ導く自由落下通路を形成するようにしたことを特徴と
している。
【0011】つまり本発明に係る自動販売機は、商品コ
ラムから払い出された商品を商品取出口へ導くための、
従来一般的な幅狭のシュートのような商品通路ユニット
を格別に設けることなく、装置本体のドア部が閉じられ
たとき、装置本体側の商品収納部に設けられた商品案内
扉とドア部裏面とによって、或いはドア部側の商品収納
部に設けられた商品案内扉とによって、その間に形成さ
れる空間部を、前記各商品コラムから払い出された商品
の自由落下通路として用いるようにしたことを特徴とし
ている。
【0012】特に上記自由落下通路の幅となる、前記装
置本体側の商品収納部に設けた商品案内扉とドア部裏面
との間の空間幅、或いは装置本体側およびドア部側の各
商品収納部に設けた商品案内扉間の空間幅を、商品の最
大対角線長よりも僅かに広く設定することで、商品がそ
の姿勢に拘わることなく自由落下するようにしたことを
特徴としている。
【0013】また前記装置本体側およびドア部側にそれ
ぞれ多段に設けられる商品収納部については、好ましく
は装置本体側とドア部側とにおいて、その商品払出部の
高さ位置を互いに異ならせて設けることを特徴としてい
る。これによって装置本体側或いはドア部側の一方の商
品コラムから選択的に払い出された商品が、他方側の商
品収納部における商品払出部に衝突する等の問題を生じ
ることなく、該他方側の商品収納部の商品案内扉にて案
内されて自由落下することになる。
【0014】更には前記商品案内扉を透明板材または透
孔を備えた板材とすることで、商品コラム内における商
品の収納状態を簡単に確認できるようにしている。また
前記商品案内扉が閉じられたときには、多段に設けられ
た商品収納部の各商品案内扉間で1つの平面をなして自
由落下通路の案内壁が形成されるようにし、更に各商品
コラムの上方または下方に設けられる商品払出機構を収
納した収納部の前端面についても前記商品案内扉と同一
面をなすようにし、前記自由落下通路の案内壁の一部を
構成するようにしたことを特徴としている。
【0015】また本発明は前記商品収納部をなす複数列
の商品コラムに、横方向に回動して該商品コラムの前面
を開放可能に商品案内扉を設けると共に、この商品案内
扉を回動付勢して前記商品コラムの前面に位置付ける弾
性体とを設け、これらの各商品案内扉によって前記各商
品コラムから選択的に払い出された商品を前記商品取出
口へ導く自由落下通路を形成することを特徴としてい
る。
【0016】特に各商品コラムの前面に設ける商品案内
扉を、前記商品コラムの幅よりも幅狭の扉体とし、その
回動端と商品コラムの側壁面前端との間に所定の間隙を
形成して該商品コラムの前面に位置付けると共に、該扉
体の回動端よりも前記商品コラムの奥部側に位置して前
記商品コラムに収納された商品の前端部を位置規制する
ガイド部をその裏面側に設け、また多段に設けられた商
品収納部の各商品コラム間において、各商品案内扉の表
面を1つの平面上に位置付けて前記自由落下通路の案内
壁を形成することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る自動販売機について説明する。本発明に係る自動販売
機は概略的には図1(a)に示すように、たばこ等のパッ
ケージ化された複数の商品10を積層して収容する複数
列の商品コラム11を備え、各商品コラム11の下方に
設けた商品払出機構12によって前記商品コラム11内
の最下位置にある商品10から順に、その前面側に払い
出すように構成された商品収納部13を、装置本体14
に多段に備えて構成される。また或いは図1(b)に示す
ように、そのドア部15の裏面側にも商品収納部13を
多段に備えて構成される。尚、ドア部15には、その前
面側から視認可能なように商品陳列部(図示せず)が設
けられ、また商品を選択指定するための操作釦等が設け
られる。更にはドア部15の下方には、商品取出口16
が設けられる。
【0018】さて前記各商品収納部13には、各商品コ
ラム11の前面側を一括して覆って各商品コラム11内
の商品10を、その商品払出部にガイドする商品案内扉
17が開閉自在に設けられる。この商品案内扉17を開
くことによって前記商品コラム11内への商品10の積
層装填がなされる。またこの商品案内扉17は、例えば
透明な平板材からなり、該商品案内扉17を閉じた状態
のまま商品コラム11内における商品10の収納状態が
確認できるようになっている。尚、商品案内扉17は、
その裏面側の商品コラム11の内部の状態、つまり商品
10の収納状態を視認可能なスリットやパンチング孔を
備えた板材であっても良い。
【0019】一方、前記各商品収納部13にそれぞれ設
けられた商品案内扉17は、前記ドア部15が閉じられ
た状態にあるとき、図1(a)に示すように該ドア部15
の裏面側との間に所定の空間を隔てて対峙する。そして
商品案内扉17とドア部15の裏面との間に形成される
空間は、前記商品コラム11から選択的に払い出される
商品10の自由落下通路18として用いられるようにな
っている。或いは図1(b)に示すように装置本体14と
ドア部15の裏面側とにそれぞれ複数段に亘って商品収
納部13が設けられる場合には、ドア部15が閉じられ
た状態において前記各商品案内扉17が所定の空間を隔
てて対峙する。そしてこれらの装置本体14側およびド
ア部15側の各商品収納部13に設けられた商品案内扉
17間に形成される空間を、前記商品コラム11から選
択的に払い出される商品10の自由落下通路18として
用いるようになっている。
【0020】尚、上記自由落下通路18をなす空間の幅
は、商品コラム11から払い出された商品10が、その
姿勢に拘わりなく自由に落下する幅、即ち、パッケージ
化された商品10の最大対角線長で示される長さよりも
僅かに長く設定される。また多段に設けられた商品収納
部13の各商品案内扉17は、凹凸のない同一平面をな
して位置付けられ、前記自由落下通路18の案内壁を構
成する。
【0021】即ち、本発明に係る自動販売機は、商品コ
ラム11から払い出された商品10を商品取出口16に
導くための商品通路ユニットを格別に備えず、図1(a)
に示すようにドア部15を閉じたときに、装置本体14
側の商品収納部13と該ドア部15の裏面との間に形成
される空間部をそのまま商品10の自由落下通路18と
して機能させ、各商品収納部13に設けた商品案内扉1
7を上記自由落下通路18の案内壁として活用すること
を特徴としている。
【0022】或いは図1(b)に示すように、商品コラム
11から払い出された商品10を商品取出口16に導く
ための商品通路ユニットを格別に備えず、ドア部15を
閉じたときに装置本体14側の商品収納部13とドア部
15側の商品収納部13との間に形成される空間部を商
品10の自由落下通路18として機能させ、各商品収納
部13に設けた商品案内扉17を上記自由落下通路18
の案内壁として活用することを特徴としている。
【0023】従ってドア部15を開けたときには商品収
納部13の前面側、主として商品案内扉17により構成
される商品コラム11の前面側が開放される。この結
果、図1(a)に示す構造の自動販売機にあっては装置本
体14側の商品収納部13とドア部15の裏面との間に
形成されていた空間部からなる商品10の自由落下通路
18が存在しなくなり、商品収納部13の前面側は、前
記各商品コラム11に商品10を装填するための作業空
間となる。同様に図1(b)に示す構造の自動販売機にあ
っては、ドア部15を開けることで装置本体14側の商
品収納部13とドア部15側の商品収納部13との間に
形成されていた空間部である商品10の自由落下通路1
8が存在しなくなり、各商品収納部13の前面側は、そ
れぞれ前記各商品コラム11に商品10を装填するため
の作業空間となる。そしてドア部15を閉じて自動販売
機を機能させたときにのみ自由落下通路18が形成さ
れ、商品コラム11から払い出された商品10は前記自
由落下通路18を介して商品取出口16に導かれること
になる。
【0024】基本的には上述した如く構成される自動販
売機の一実施形態について、更に詳しく説明する。図2
は自動販売機のドア部15を開けた状態における、装置
本体14側およびドア部15の裏面にそれぞれ組み込ま
れた商品収納部13の様子を示している。また図3は装
置本体14側に組み込まれた商品収納部13における商
品コラム11と商品案内扉17の様子、図4はドア部1
5の裏面に組み込まれた商品収納部13における商品コ
ラム11と商品案内扉17の様子をそれぞれ示してい
る。
【0025】ここに例示する自動販売機は装置本体14
側およびドア部15の裏面に、その幅方向に10列の商
品コラム11をそれぞれ形成したもので、装置本体14
側における左3列の商品コラム11、およびドア部15
側における右3列の商品コラム11は、大量販売商品用
の長尺商品コラム11aとして実現されている。また装
置本体14側における右7列の商品コラム11、および
ドア部15側における左7列の商品コラム11は多段に
区分され、各段毎に長さを異にする複数の短尺商品コラ
ム11bとして実現されている。
【0026】長尺および短尺の各商品コラム11(11
a,11b)は、その内部にたばこ等のパッケージ化さ
れた商品10を、その商品種別毎に積層して収納するも
のである。また各商品コラム11の下方位置には商品コ
ラム11内に積層して収納される商品10載置部をなす
と共に、最下位置の商品10をその前面側に払い出す商
品払出機構12がそれぞれ組み込まれている。この商品
払出機構12の構成については本発明の趣旨と直接的な
関係がないので、その説明は省略するが、従来より種々
提唱されている送りねじ機構式のものや、無端ベルト
(チェーン)式のものを適宜採用可能である。
【0027】さてこの実施形態に係る自動販売機が特徴
とするところは、装置本体14側において4段、またド
ア部15側に3段に亘ってそれぞれ設けられ、短尺商品
コラム11を複数列(7列)備えて実現される複数段の
商品収納部13が、その商品コラム11の商品払出口を
除く前面側を一括して覆う商品案内扉17を開閉自在に
備えている点にある。この商品案内扉17は前述したよ
うに、例えば平板状の透明部材からなり、主として商品
コラム11内に積層して収納された商品10をその下方
位置の商品払出機構12上に安定にガイドする役割を担
う。
【0028】また同時に商品案内扉17は、図1に示す
ように全ての商品収納部13において閉じられていると
き、その上下に位置する他の商品収納部13の商品案内
扉17と共に同一平面をなして位置付けられ、前述した
自由落下空間18における商品10の案内壁を形成する
ものとなっている。尚、各商品コラム11の下方に設け
た商品払出機構12は、その収納部の前端面を前記各商
品案内扉17が形成する面に位置付けることで、自由落
下空間18における案内壁の一部を形成している。
【0029】さて商品案内扉17は、図3および図4に
それぞれ示すように上側または下側に開かれて各商品コ
ラム11の前面側を開放する。特に上側の商品収納部1
3の商品案内扉17は、その上端側を回動支点として上
側に向けて開かれるようになっており、また下側の商品
収納部13の商品案内扉17は、その下端側を回動支点
として下側に向けて開かれるようになっている。このよ
うに各商品案内扉17の開放の向きを定めることによ
り、作業者は無理な作業姿勢を強いられることなく、ま
た踏み台等の補助具を使用することなしに、各商品コラ
ム11に対する商品10の装填作業を容易に行い得るよ
うになっている。
【0030】また装置本体14側およびドア部15側に
それぞれ設けられて、その前面に前記商品案内扉17を
それぞれ備えた商品収納部13は、ドア部15が閉じら
れたとき、図5に示すように各商品収納部13の商品案
内扉17を互いに平行に対向させ、その間に商品10の
最大外形寸法よりも僅かに広い空間部を、自由落下空間
18として形成する。また装置本体14側およびドア部
15側の各商品収納部13は、その商品払出部(払出開
口部)が反対側の商品収納部13の商品案内扉17に対
峙するように、即ち、その商品払出部の高さ位置が互い
にずれるように位置決めされている。このような商品収
納部13の、特にその商品払出部の高さ位置の設定によ
り、一方の側の商品収納部13の商品コラム11から選
択的に払い出された商品10が、これに対向する他方の
側の商品払出部に入り込むことなくなり、他方の側の商
品収納部13の商品案内扉17により位置規制されて自
由落下空間18内に確実に導かれる。そして商品10
は、その落下姿勢に拘わることなしに上記自由落下空間
18内を落下し、商品取出口16へと導かれる。
【0031】またこの実施形態に係る自動販売機にあっ
ては、各商品コラム11から選択的に払い出した商品1
0を、上述したように形成される自由落下空間18を介
して自由落下させる構成を採用している。これ故、各商
品コラム11の下方にそれぞれ設けられた商品払出機構
12は、格別に商品姿勢を規制することなしに、その払
い出しを行う如く構成されている。またこれに伴って商
品コラム11においても、その内部に収納した商品10
の収納姿勢を格別規制することなく、商品案内扉17に
て単に商品10の脱落を防止しながら、その積層された
商品10を商品払出部(最下位置)へと導くものとなっ
ている。
【0032】換言すれば、従来においては商品コラムか
ら払い出した商品を、ドア部に設けた幅狭の商品落下シ
ュート内に確実に導くべく、商品コラム内に収納した商
品10を、商品サイズに応じて調整される商品案内機構
により商品コラム11の奥部に位置付けることでその姿
勢を規制し、且つその商品姿勢を維持しながら商品払出
機構12により押し出して商品払出部から払い出すよう
にしていた。
【0033】しかしこの実施形態に係る自動販売機にあ
っては、商品コラム11から払い出した商品10が自由
な姿勢で自由落下空間18内を落下するので、この種の
商品案内機構が省略されている。そして商品コラム11
内の商品10は、その前面側に設けられた商品案内扉1
7により一括して該商品コラム11内からの飛び出し
(脱落)が防止され、且つその積層状態が崩れることが
ない程度に位置規制されて収納されるようになってい
る。また商品払出機構12は商品10の姿勢を格別に規
制することなしに、商品コラム11内の最下位置の商品
10から順に前記自由落下通路18内に払い出すものと
なっている。
【0034】即ち、商品案内扉17は、商品コラム11
内に商品10を収納して閉じられたとき、商品コラム1
1における商品払出部だけを開口した状態で、前記商品
払出機構12の収納部前端面と協働して自由落下空間1
8の案内壁を形成するフラットな面をなす。しかもこの
自動販売機にあっては、商品コラム11の前面に商品案
内機構そのものを備えないので、その調整部が自由落下
空間18に突出するようなことがない。従って自由落下
空間18は、商品10がその姿勢に拘わることなく自由
落下し得るフラットな空間として実現される。
【0035】尚、図5において21は、商品払出機構1
2に組み込まれて商品コラム11内の最下位置にある商
品10を後端部側から押圧し、商品払出口より自由落下
空間18内に押し出す(払い出す)押出し部材であり、
22は商品コラム12内に収納された商品10からの荷
重を受けてスイッチ動作し、商品切れを検出する為のス
イッチである。このスイッチ22に関しては、例えば圧
力センサを用いて商品コラム11内に収納された商品1
0の総重量を検出するようにし、検出重量を商品個数に
換算したり、或いは設定値(判定閾値)以下の商品重量
検出を行う等して、商品10の残り個数をモニタし得る
ように構成することも可能である。この場合、検出重量
が[0]で商品切れが検出されることになる。
【0036】ところで前述した如く各商品収納部13に
それぞれ設けられる商品案内扉17は、その上端部を回
動支点として上方に、或いはその下端部を回動支点とし
て下方に回動されて商品コラム11の前面を開放するよ
うに設けられている。これらの各商品案内扉17は、図
6および図7にそれぞれ示すように、商品収納部13の
側壁13aに設けられた長孔31に、その回動支点側の
回動ピン32を嵌合させて上下方向に移動自在に、且つ
回動自在に支持されている。また各商品案内扉17の回
動端側に設けられた半円弧面を備えた係止部33は、前
記側壁13aに設けた切り込み部34に入り込み、該切
り込み部34に組み込まれた係止片35に係合するよう
になっている。この係止片35は、例えば合成樹脂材か
らなり、その基端部に弾性片36を一体に備えて上方に
偏倚された構造を持つ。
【0037】この係止片35は、前記商品案内扉17が
閉じられたとき、該商品案内扉17の回動端側に設けら
れた係止部33と係合し、前記長孔31と協働して商品
案内扉17を前後方向に位置規制して該商品案内扉17
を保持する役割を果たす。特に図6に示す構造は、商品
コラム11における商品払出口がその最下位置に設けら
れている場合、商品10の払い出し時に商品案内扉17
の回動端部に外向きの力が加わるので、不本意に商品案
内扉17が開くことがないようにする上で重要な役割を
果たす。同様に図7に示す構造は、商品コラム11にお
ける商品払出口が、その最上位置に設けられている場
合、商品10の払い出し時に商品案内扉17の回動端部
に外向きの力が加わるので、不本意に商品案内扉17が
開くことがないようにする上で重要な役割を果たす。
【0038】換言すれば、図6に示すストッパ構造は商
品コラム11における商品払出口がその最上位置である
ならば、商品10の払い出し時に作用する力が商品案内
扉17の回動基部(支持部)に加わるだけなので、その
回動端部に不本意な力が加わることがなく、従って上記
ストッパ構造は不要である。同様に商品コラム11にお
ける商品払出口がその最下位置であるならば図7に示す
ストッパ構造を省略することができる。
【0039】ちなみに上記商品案内扉17を開く場合に
は、図6(b)および図7(b)にそれぞれ示すように、商
品案内扉17を前記長孔31に沿って若干持ち上げる。
すると前記係止部33が係止片35から外れるので、そ
の回動端を手前側に引くことにより商品案内扉17を上
方、または下方に回動させて該商品運内扉17を開くこ
とが可能となる。
【0040】尚、このようにして開いた商品案内扉17
については、例えば図6に示すように上方に向けて開く
場合には、該商品案内扉17に組み込んだ磁石(図示せ
ず)を、その商品収納部13の上部に設けたマグネット
キャッチャー(図示せず)に吸着させて、その開放位置
に保持するようにすれば良い。また図7に示すように商
品案内扉17を下方に向けて開く場合には、例えば図4
に示すように商品収納部13の側壁13aと該商品案内
扉17との間に、その回動角(開き角度)を規制するチ
ェーン37等を張架しておき、このチェーン37にて商
品案内扉17を手前側に開いた状態に保持するようにす
れば良い。
【0041】一方、上述した如く上方に開かれた商品案
内扉17を閉じる場合には、前記マグネットキャッチャ
ーの磁気力に抗して商品案内扉17を押し下げれば、商
品案内扉17は自重により下方に向けて回動する。する
とその回動に伴って、商品案内扉17の前記係止部33
が前記側壁13aの切り込み部34に入り込み、図6
(c)に示すように係止片35の先端に当接して、該係止
片35を押し下げながらその内側に入り込む。そして係
止部33は、前記弾性片36により弾性復帰した係止片
35に係合して、図6(a)に示すようにロックされるこ
とになる。
【0042】また下方に開かれた商品案内扉17を閉じ
る場合には、前記チェーン37にて水平状態に保持され
ている商品案内扉17を持ち上げて、その回動端部を前
記側壁13aの切り込み部34に填め込むようにすれば
良い。すると係止片35が図7(c)に示すように係止片
35の先端に当接して、該係止片35を押し下げながら
その内側に入り込む。そして係止部33は、前記弾性片
36により弾性復帰した係止片35に係合して、図7
(a)に示すようにロックされることになる。
【0043】尚、図4に示すように商品収納部13の側
壁13aと該商品案内扉17との間に、前記商品案内扉
17が閉じられている状態と前述した如く開かれた状態
との中間位置にて反転作用を呈する引っ張りばね38を
張架しておくようにしても良い。このような引っ張りば
ね38を備えれば、該引っ張りばね38に抗して、その
中立点を超えるまで商品案内扉17を開くことで、該商
品案内扉17は引っ張りばね38にて下方に回動偏倚さ
れた状態で、前記チェーン36によって規制される開き
状態の位置に安定に保持される。また商品案内扉38を
上記開き状態位置から上方に持ち上げて回動させると、
前記引っ張りばね38の中立点(最大伸張位置)を越え
た時点で該引っ張りばねの38の力を受けて自動的に閉
じられることになる。従って引っ張りばね38のばね力
を利用して商品案内扉17を軽い力で開閉することが可
能となる。
【0044】従って上述した如く商品案内扉17を開閉
する構造としておけば、商品案内扉17が商品収納部1
3の並列配置された複数の商品コラム11の前面を一括
して覆う大型形状であると雖も、これを容易に開閉する
ことが可能となる。しかも切り込み部33に組み込まれ
た係止片36は、それ自身の弾性片37による弾性力を
利用して回動偏倚して前記商品案内扉17の係合部35
に係合し、商品案内扉17を閉じ状態にロックする。そ
して長孔31と協働して商品案内扉17の前後動を規制
するので、扉機構自体を非常に簡易な構成とすることが
できる。
【0045】また前述した如く自重による落下、或いは
引っ張りばね38のばね力を利用して商品案内扉17が
閉じるように構成しておけば、例えば商品案内扉17が
開放された状態でドア部15が閉じられようとするとき
に該商品案内扉17を下方、または上方に若干回動させ
るような工夫を施すだけで、商品案内扉17を自動的に
閉じることが可能となる。つまり商品案内扉17を閉じ
忘れた状態でドア部15を閉めたときであっても、商品
案内扉17を確実に閉じることが可能となる。
【0046】この為の工夫としては、例えば図3に示す
ように、装置本体14の内部に設けられる仕切板(商品
収納部13の側壁13a)40に、ドア部15側の商品
収納部13の、開かれた状態にある商品案内扉17の上
端部に当接する切欠き案内部41を設けておくようにす
れば良い。即ち、該商品案内扉17が開かれた状態のま
まドア部15が閉じられたとき、切欠き案内部41に当
接した商品案内扉17の上端部をそのガイド面に沿わせ
て上方に向けて位置変位させ、引っ張りばね38の力を
受けて商品案内扉17が自動的に閉じる位置までガイド
するようにすれば良い。同様にしてドア部15側にも、
特に図示しないが装置本体14側に設けられた商品収納
部13の、開かれた状態の商品案内扉17の上端に当接
して該商品案内扉17を上方(または下方)に回動させ
る案内部材を設けておくようにすれば良い。
【0047】かくして上述した如く構成された自動販売
機によれば、装置本体14側に多段に設けた商品収納部
13の前面に、その商品コラム11の前面側に開放自在
に設けた商品案内扉17と、ドア部15の裏面側との間
に形成される空間、或いはドア部15側に多段に設けた
商品収納部13における商品コラム11の前面側に開放
自在に設けた商品案内扉17との間に形成される空間
を、前記商品コラム11から選択的に払い出される商品
10の自由落下通路18としており、この自由落下通路
18を介して商品10を商品取出口16に導くので、従
来のように幅狭の商品落下シュートを設ける必要がな
く、その構成を大幅に簡略化することができる。しかも
幅狭の商品落下シュートをドア部15に組み込む必要が
ないので、ドア部15の裏面側にも商品収納部13を設
けることが可能となる。
【0048】更には商品10の姿勢に拘わりなく、該商
品10を自由落下させて商品取出口16に導くだけなの
で、商品コラム11内、およびその商品払出口において
商品10の姿勢を規制する必要がなく、従来のような商
品の姿勢を矯正する為の商品案内機構が不要である。従
って、前記自由落下通路18として、商品10の最大外
形寸法よりも広い幅を必要とすると雖も、上記商品案内
機構を必要としない分だけ無駄な空間を排除して、自動
販売機の奥行き長を短くすることができる。即ち、商品
コラム11の前面側に突出して設けられる上記商品案内
機構の調整部に起因する、該商品コラム11の前面側と
商品落下シュートとの間の無駄な空間を排除することが
できる。そして商品コラム11の前面側に設けられる商
品案内扉17自体を自由落下通路の案内壁とするので、
全体的にその奥行き寸法を短くすることができる。
【0049】またこのような自由落下空間18は、ドア
部15を閉じて自動販売機を機能させるときにだけ形成
され、ドア部15を開いたときには商品コラム11に対
する商品装填等の為の作業空間とされるので、その作業
性を十分に高めることができる。また全体的な構成から
して、商品コラム11から払い出した商品を搬送する為
の商品落下シュートのような格別な機構部(ユニット)
を必要とせず、また商品の姿勢を矯正する為の種々の機
構も必要としないので、その分、構成の簡素化を図り、
低コスト化を図ることも可能となる等の効果が奏せられ
る。
【0050】尚、装置本体14側およびドア部15側に
設ける商品収納部13の段数や、各商品収納部13にお
ける商品コラム11の数、更には商品コラム11の長さ
は仕様に応じて定めれば良いものである。またパッケー
ジ化された商品10としてはたばこに限るものではな
く、所謂小型の箱形パッケージ化された各種商品の自動
販売機に適用可能である。この場合、取り扱い対象とす
る商品10のパッケージの大きさに応じて商品コラム1
1のサイズ等を定めるようにすれば良い。
【0051】また上述した実施形態にあっては、各商品
コラム11内の商品10が自重によって下方に移動し、
商品コラム11はその最下位置の商品10から順に払い
出す構造について例示したが、ばね力等を利用して各商
品コラム11内の商品10を上方に持ち上げ、その最上
位置のものから順に払い出す構造のものにも同様に適用
することができる。この場合、商品払出機構12は各商
品コラム11の上方位置に設けられ、その押出し部(プ
ッシャ)を下側に向けて取り付けられることになる。
【0052】また図8(a)(b)にそれぞれ示すように装
置本体14側に設ける商品コラム11を、商品10を前
後に2重に設けて順次前面側に払い出す、所謂ダブルコ
ラム構成として実現することも勿論可能である。同様に
してドア部15側に設ける商品コラム11についても、
図9および図10にそれぞれ示すようにダブルコラム構
成とすることも勿論可能である。
【0053】ところで前述した実施形態に示す商品案内
扉17は、複数列の商品コラム11がなす商品収納部1
3に一括して設けられ、上下方向に回動して商品コラム
11の前面を開放するものであるが、個々の商品コラム
11毎に幅狭の商品案内扉を開閉自在に設け、これらの
商品案内扉にて前述した商品10の自由落下通路18を
形成するようにしても良い。
【0054】図11はこの実施形態に係る自動販売機に
おける商品コラム11とその周辺部の概略構成を示す図
である。ここに示す複数列の商品コラム11は、例えば
その幅方向に所定の間隔で、販売機本体の背面板(図示
せず)に固定された複数の仕切板42によって区画され
た縦長の商品収納空間として実現されている。この仕切
板42は、例えば上端をL字型に折り曲げて形成される
商品コラム11の上端板を一体に備えた形状を有してお
り、例えばその奥端下部に設けた突起42aを前記背面
板に設けたスリット孔(図示せず)に嵌合させ、奥端上
部に設けた固定片42bを前記背面板にねじ止めする等
して取り付けられる。
【0055】また仕切板42によって区画して設定され
た商品コラム11の下部には、それぞれ商品払出機構1
2が組み込まれる。この商品払出機構12は、その上面
を商品コラム11内に積層して収納される商品10の載
置面としたもので、上面(載置面)に突出して商品コラ
ム11の奥部から手前側に移動して最下位置の商品10
を押し出すプッシャ(押圧部材)12aを備えている。
【0056】尚、この図11に示す商品払出機構12
は、その上面に沿って走行駆動される無端状ベルト12
bに、該ベルト12bよりも幅広のプッシャ12aを取
り付けた構造となっているが、前述したように従来より
提唱されている方式の商品払出機構を適宜用いることも
可能である。さて商品払出機構13を床面、仕切板42
を側壁面としてその前面が開放された商品収納空間を形
成した商品コラム11は、その前面側の下方位置にスト
ッパ部44を備えると共に、このストッパ部44の上方
に位置して幅狭の扉体からなる商品案内扉45を開閉自
在に備えている。ストッパ部44は、例えば前記仕切板
42の前端側下部を横向きに折り曲げて形成されて前記
商品払出機構12の上方に位置付けられる。
【0057】このストッパ部44は、商品払出機構12
の前端側上面との間に所定の商品払出部(商品払出口)
を形成して設けられる。そして前記商品払出機構12の
作動によって最下位置の商品10が上記払出口を介して
押し出されるとき、最下位置の商品10の上に積み重ね
られている次商品10の前端部に当接してその移動を阻
止する、つまり最下位置の商品10の払い出しに伴う次
商品10の不本意な払い出しを阻止する役割を担う。ま
たこのストッパ部44の幅は、商品コラム11の幅より
も狭く設定されており、ストッパ部44は商品コラム1
1の前面下部の全幅を覆うことがないようになってい
る。換言すれば、商品コラム11の側壁面(仕切板4
2)とストッパ部14の端部との間に形成される所定の
空間(隙間)は、商品装填時に作業者の指が入る程度の
距離を有している。そして商品払出機構12上に残され
ている商品10が少数であっても、その商品10を容易
に確認でき、しかも装填作業も容易に行い得るようにな
っている。更に商品案内部材15が透明であることか
ら、その内部の視認が容易になっている。
【0058】さてこのストッパ部44の上方に位置して
前記商品コラム11の前面に開放自在に設けられる商品
案内扉45は、例えば透明の合成樹脂材によってモール
ド成形された縦長の扉体からなる。この商品案内扉45
は、概略的にはその右側端部を回動軸として前記商品コ
ラム11の前面一側部に回動自在に取り付けられ、横向
きに回動して商品コラム11の前面を開放し得るように
設けられる。特に商品案内扉45は、その回動軸部に設
けられた弾性体、例えばコイルばね(図示せず)によっ
て回動付勢され、常時は商品コラム11の前面に位置付
けられるようになっている。
【0059】またこの商品案内扉45も、その幅が前記
ストッパ部14と同様に前記商品コラム11の幅よりも
狭く設定されており、該商品案内扉45が商品コラム1
1の前面に位置付けられたとき、その回動端である左側
端部と商品コラム11の側壁面との間に所定の空間(隙
間)が形成されるようになっている。従って商品案内扉
45が閉じられた状態であっても、前記ストッパ部14
の側部から続く上記隙間を介して商品コラム11内に積
層して収納されている商品の状態や、その商品種別が容
易に視認し得る構造となっている。
【0060】ところで商品コラム11の前面に設けられ
る商品案内扉45は、例えば図12に示すように大略的
には扁平な三角形の横断面形状をなす棒状の扉体からな
る。尚、図12において(a)はその外観形状を、(b)は
上端面形状を、更に(c)(d)は主体部および桟部におけ
る横断面形状をそれぞれ示している。即ち、この商品案
内扉45は、商品コラム11の前面に沿って延びる縦長
の扉体からなり、その主体部45aの上端および下端
に、側方(商品案内扉45の右側端)に突出した支持片
45bを備えている。これらの各支持片45bの端部に
は、商品案内扉45の回動軸をなす支持ピン45cが突
出形成されている。商品案内扉45は、その右側端を前
記商品コラム11の前面一側部に位置させ、上記各支持
ピン45cを前記上端板およびストッパ部44にそれぞ
れ設けられた軸受部(図示せず)に填め込むことで回動
自在に支持される。
【0061】また主体部45aの上端の前記支持ピン4
5cとは反対側の部位、つまり商品案内扉45の左側端
部位置に突出形成されたピン45dは、商品案内扉45
を商品コラム11の前面に位置付けたときに該商品コラ
ム11の前述した上端板の縁部とストッパ部44の上縁
側部とにそれぞれ係合し、商品コラム11の開放された
前面に対して該商品案内扉45を位置決めするストッパ
体として機能する。
【0062】さて商品案内扉45の主体部45aは、前
記商品コラム11の前面に位置付けられたときに該商品
コラム11の前面に平行な垂直面をなす表面(前面)を
備えている。またその裏面側は商品コラム11の奥部に
向けて突出する斜面により構成されており、2つの斜面
の交わり部として形成されて縦方向に延びる稜部は前記
商品コラム11内に収納された商品10の前端部を位置
規制するガイド部45eをなしている。即ち、商品案内
扉45は、その裏面側に突出する稜部として形成され、
該商品案内扉45の表面位置を規定する回動端よりも後
方に位置付けられて、商品コラム11の前面からその内
部に入り込むガイド部45eを備えている。
【0063】換言すれば、商品案内扉45は概念的には
横断面三角形の1つの頂点をなす右側部を回動軸、別の
頂点をなす左側部を回動端とし、これらの頂点を結ぶ面
を商品コラム11の前面に平行な垂直面をなす表面(前
面)としている。また残された頂点をその裏面側に突出
したガイド部45eとし、該ガイド部45eと前記左右
端部をそれぞれ結ぶ2つの斜面を裏面とした形状を有し
ている。
【0064】尚、実際には、商品案内扉45の主体部4
5aは、図12に示すようにその前面側に凹部を形成し
た、所謂箱形形状として実現される。この凹部内には縦
方向に延びる一条の桟部と、横方向に延びる複数条の桟
部とが設けられており、箱形形状をなす商品案内扉45
の全体的な強度を確保しながらその軽量化が図られてい
る。このような形状の場合、商品案内扉45の表面(前
面)は、前記各裏面の側部に延びた前縁部と、上記各桟
部の前端面とによって規定される面として実現され、実
質的に1つの平面として看做し得るようになっている。
つまり商品案内扉45の表面は、桟部によって区画され
た凹部を有するものの、実質的に1つの平面をなすよう
に構成されている。
【0065】しかして上述した如く商品コラム11の前
面に開放可能に設けられる商品案内扉45は、基本的に
は商品コラム11に積層して収納された商品の前端部の
位置を規制して該商品の脱落を防止すると共に、商品コ
ラム11内の商品10を前記商品払出機構12上にガイ
ドする役割を担う。このような基本的な機能に加えて前
記商品案内扉45は、図13(a)に示すように横方向に
並設された複数列の商品コラム11に対して、更には多
段に構成される商品収納部13に対して設定される1つ
の平面の一部をなす。換言すれば、上記各商品案内扉4
5の表面(前面)によって、実質的に1つの大きな平面
と看做し得る面が形成され、この平面は各商品コラム1
1から選択的に払い出された商品10を商品取出口16
に導くための商品搬送通路(自由落下通路18)の壁面
として用いられる。つまり前述した商品案内扉17と同
様に、自由落下通路18の壁面を構成する。
【0066】ところで各商品コラム11への商品10の
装填は、前述したコイルばねの弾性力に抗して商品案内
扉45を回動させて商品コラム11の前面を開放し、こ
の状態で商品コラム11内に商品10を順次積み重ねて
行くことによってなされる。しかる後、商品10の装填
終了に伴って前記商品案内扉45の開放位置での保持を
解除すれば、商品案内扉45は前記コイルばねによって
回動付勢されているので、自動的に商品コラム11の前
面位置に回動復帰し、該商品コラム11の前面を閉じる
ことになる。従って商品10を装填するに際して、例え
ば作業者が手によって商品案内扉45を開放位置に保持
しておかない限り、商品案内扉45が閉じられことにな
るので、その閉め忘れを防止することができる。
【0067】しかしながら、一方の手によって商品案内
扉45を開放位置に保持すると、その手が塞がることに
なるので、作業者は片手で商品10の装填作業を進める
ことが必要となり、作業効率が悪い。この点、前述した
構造の商品案内扉45によれば、商品10の側部を商品
案内扉45の回動端に引掛けて該商品案内扉45を開き
ながら該商品10の装填作業を進めることが可能なの
で、その作業効率を高めることが可能となる。
【0068】即ち、商品案内扉45の回動端(左側端)
は、その裏面側のガイド部45eによって位置規制され
た商品コラム11内の商品10の前端部よりも手前側に
位置付けられている。しかも商品案内扉45の幅が商品
コラム11の幅よりも狭く、その回動端と商品コラム1
1の側壁面との間には前述した空間部が形成されてい
る。従って図13(b)〜(g)に商品コラム11への商品
10の装填過程を分解して示すように、先ず斜めに傾け
た商品10の前端側部を商品案内扉45の回動端に引掛
けて該商品案内扉45を引き起こし、次いで該商品10
を横方向にずらすことで商品案内扉45を大きく回動さ
せて商品コラム11の前面を開放する。そして該商品1
0の側部にて商品案内扉45を開放位置に保ちながら該
商品10を商品コラム11内に押し込む。すると商品1
0の押し込み完了に伴って該商品による商品案内扉45
の開放位置で保持が解除されるので、商品案内扉45は
元の位置に回動復帰して商品コラム11の前面を閉じる
ことになる。
【0069】従ってこのような手順を繰り返すことによ
り商品コラム11内に順次商品10を装填していくこと
が可能となるので、手によって商品案内扉45を開放位
置に保持する必要がなくなり、例えば両手を用いて効率
良く商品の装填作業を進めることが可能となる。また片
手で商品箱(商品がパッケージ化されたたばこの場合に
は、複数のたばこを収納したパーセル)を抱えながら、
他方の手によってそこに収納されている商品10を商品
コラム11内に装填する場合にも、例えば肘によって商
品案内扉45を開放位置に保持する必要がないので、そ
の装填作業の容易化を図ることができる。
【0070】尚、既に商品コラム11内に装填されてい
る商品10を排除し、別の商品10を装填するような場
合、前述したようにストッパ部44の側部から商品案内
扉45の回動端の側部に掛けて隙間(所定幅の空間)が
設けられているので、上記商品10の排除が容易であ
る。即ち、この場合には上記隙間に指を挿入して商品1
0の前端部を上下方向に摘み、この状態で該商品10を
商品案内扉45の裏面に位置付ける。そして商品10を
摘んだまま指を手前に引き出せば、該商品10によって
商品案内扉45が強制的に手前側に押されて回動し、商
品コラム11の前面を開放するので、難なく商品10を
取り出すことが可能となる。従って商品10の装填作業
のみならず、商品コラム11からの商品10の排除作業
も容易に行うことが可能となる。
【0071】尚、本発明は上述した各実施形態に限定さ
れるものではない。例えば商品案内扉45の幅は、商品
コラム11の幅の半分程度乃至は2/3程度であれば十
分である。また図12に示すように商品案内扉45の前
面側に凹部を形成して軽量化を図ったが、図13(a)に
その概略的な横断面形状を示すように中空形状として軽
量化を図ることも可能である。また簡易な構造の商品案
内部材45としては、図5(b)(c)にそれぞれ示すよう
に、板材を折り曲げ加工してその裏面側に突出するガイ
ド部45eを形成するようにしても良い。更には合成樹
脂材からなる商品案内部材45に、弾性体を一体に形成
するようにしても良い。その他、本発明はその要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数列の商品コラムを備えた商品収納部を装置本体側、或
いは装置本体とその前面部のドア部とに互いに対峙させ
てそれぞれ多段に設けた自動販売機において、前記各商
品収納部に、前記各商品コラムの前面側を一括して覆う
商品案内扉を開閉可能に設けてなり、前記ドア部が閉じ
られたとき、前記商品案内扉と前記ドア部の裏面側との
間で、或いは装置本体側の商品収納部とドア部側の商品
収納部との互いに対峙する商品案内扉間で、前記各商品
コラムから選択的に払い出された商品を商品取出口へ導
く自由落下通路を形成し、前記ドア部が開かれたときに
は自由落下通路自体をなくして作業空間として開放する
ものとなっている。
【0073】従って商品を商品取出口に導くための格別
なユニット(商品シュート)を必要とせず、また商品の
姿勢を正確に規制する必要もないことから、その構成の
大幅な簡素化と低コスト化を図り得る。しかも従来のよ
うな無駄な空間がなくなるので、その分、奥行き寸法を
短くすることができ、自動販売機の薄型化を図ることが
可能となる等の効果が奏せられる。
【0074】また前記装置本体側およびドア部側にそれ
ぞれ多段に設けられる商品収納部については、好ましく
は装置本体側とドア部側とにおいて、その商品払出部の
高さ位置を互いに異ならせて設けるので、装置本体側或
いはドア部側の一方の商品コラムから選択的に払い出し
た商品が、他方側の商品収納部における商品払出部に衝
突する等の問題を招くことなく確実に自由落下させ得
る。更には前記商品案内扉を透明板材としているので、
商品コラム内における商品の収納状態を簡単に確認する
ことができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【0075】更には前記自由落下通路の壁面をなす商品
案内扉を各商品コラムに個別に設ける場合には、該商品
案内扉を幅狭とし、その回動端部を裏面側のガイド部よ
りも手前側に位置付けておくことにより、商品案内扉を
簡単に開き得るようにして、商品装填作業の容易化を図
ることが可能となる等の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機における複数の商品コ
ラムと自由落下通路との関係を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係る自動販売機の概略構
成を示すものであって、ドア部を開けた状態における、
装置本体側およびドア部の裏面にそれぞれ組み込まれた
商品収納部の様子を示す図。
【図3】図2に示す自動販売機における装置本体側に組
み込まれた商品収納部と、商品コラムの前面に設けられ
る商品案内扉の様子を示す図。
【図4】図2に示す自動販売機におけるドア部側に組み
込まれた商品収納部と、商品コラムの前面に設けられる
商品案内扉の様子を示す図。
【図5】図2に示す自動販売機における装置本体側およ
びドア部側にそれぞれ組み込まれた商品収納部の位置関
係を示す図。
【図6】上方に向けて開けられる商品案内扉の開閉形態
とそのロック機構について示す図。
【図7】下方に向けて開けられる商品案内扉の開閉形態
とそのロック機構について示す図。
【図8】本発明に係る自動販売機における複数の商品コ
ラムと自由落下通路との関係を表す別の実施形態を示す
図。
【図9】本発明に係る自動販売機における複数の商品コ
ラムと自由落下通路との関係を表す別の実施形態を示す
図。
【図10】本発明に係る自動販売機における複数の商品
コラムと自由落下通路との関係を表す別の実施形態を示
す図。
【図11】本発明の別の実施形態に係る自動販売機にお
ける商品コラムとその周辺部の概略構成を示す図。
【図12】図11に示す自動販売機の商品コラムの前面
に組み込まれる商品案内扉の構成を示す図。
【図13】図11に示す構成の商品案内扉を備えた商品
コラムへの商品の装填過程を示す図。
【図14】図11に示す構成の商品案内扉の変形例を示
す図。
【図15】従来の自動販売機における複数の商品コラム
と商品通路ユニットとの関係を示す図。
【符号の説明】
10 商品(パッケージ化されたたばこ) 11 商品コラム 12 商品払出機構 13 商品収納部 14 装置本体 15 ドア部 16 商品取出口 17 商品案内扉 18 自由落下通路 21 押出し部材 22 スイッチ 42 仕切板 44 ストッパ部 45 商品案内扉 45a 本体部 45c 支持ピン(回動軸) 45d ピン 45e ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小菅 昌仁 兵庫県明石市大久保町大久保町111 日 本たばこ産業株式会社 特機事業部内 (56)参考文献 特開 平4−347792(JP,A) 特開 平7−110883(JP,A) 特開 平7−320136(JP,A) 実開 昭62−75581(JP,U) 実公 昭9−7890(JP,Y1) 米国特許3160315(US,A) 米国特許3601237(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00 G07F 11/00 - 11/72

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を積層して収納し、最上位置または
    最下位置の商品から順に前面側に払い出す複数列の商品
    コラムを横並びに備えた複数の商品収納部を装置本体の
    内部に多段に設けてなり、前記各商品コラムから選択的
    に払い出される商品を商品取出口に導くようにした自動
    販売機であって、 前記商品収納部は、複数列の商品コラムの商品払出部
    を除いて、その前面側を一括して覆って各商品コラムに
    収納された商品を上記商品払出部に案内する商品案内扉
    を開閉可能に備えてなり、 該商品案内扉は、前記複数の商品収納部を多段に設けた
    装置本体のドア部が閉じられたとき、該ドア部の裏面側
    との間に、前記各商品コラムから選択的に払い出された
    商品を前記商品取出口へ導く自由落下通路の案内壁を形
    成してなることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 商品を積層して収納し、最上位置または
    最下位置の商品から順に前面側に払い出す複数列の商品
    コラムを横並びに備えた複数の商品収納部を、装置本体
    とそのドア部に互いに対峙させてそれぞれ多段に設けて
    なり、前記各商品コラムから選択的に払い出される商品
    を商品取出口に導くようにした自動販売機であって、 前記装置本体側およびドア部側の商品収納部は、複数列
    商品コラムの商品払出部を除いて、その前面側を
    括して覆って各商品コラムに収納された商品を上記商品
    払出部に案内する商品案内扉をそれぞれ開閉可能に備え
    てなり、前記装置本体側の商品収納部に設けられた商品案内扉お
    よび前記ドア部側の商品収納部に設けられた 商品案内扉
    は、前記装置本体のドア部が閉じられたとき、装置本体
    側の商品収納部とドア部側の商品収納部の互いに対峙す
    る商品案内扉間で、前記各商品コラムから選択的に払い
    出された商品を前記商品取出口へ導く自由落下通路の案
    内壁を形成してなることを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記装置本体側およびドア部側にそれぞ
    れ多段に設けられる複数の商品収納部は、その商品払出
    部の高さ位置を、装置本体側とドア部側とにおいて互い
    に異ならせて反対側の商品案内扉に対峙させて設けられ
    ることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記商品案内扉は透明板材または透孔を
    備えた板材からなり、且つ各商品コラムの前面側を一括
    して覆って閉じられたとき、多段に設けられた商品収納
    部の各商品案内扉間で1つの平面をなして自由落下通路
    の案内壁を形成することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記自由落下通路、商品の最大対角線
    長よりも僅かに広い幅の空間として設定されることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動販売
    機。
  6. 【請求項6】 前記商品収納部は、各商品コラムの上方
    または下方にその商品コラムに収納された商品を前方に
    払い出す商品払出機構を備え、この商品払出機構前端
    面は、前記商品案内扉と同一面をなして前記自由落下通
    路の案内壁の一部を形成することを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 商品を積層して収納し、最上位置または
    最下位置の商品から順に前面側に払い出す複数列の商品
    コラムを横並びに備えた複数の商品収納部を多段に設け
    てなり、前記各商品コラムから選択的に払い出される商
    品を商品取出口に導くようにした自動販売機であって、 前記各商品コラムは、横方向に回動して該商品コラムの
    前面を開放可能に設けられて商品コラム内の商品を商品
    払出部に導く商品案内扉と、この商品案内扉を回動付勢
    して該商品案内扉を前記商品コラムの前面に位置付ける
    弾性体とをそれぞれ具備してなり、 前記各商品案内扉は、前記商品収納部を多段に設けた装
    置本体のドア部が閉じられたとき、該ドア部の裏面側と
    の間に、前記各商品コラムから選択的に払い出された商
    品を前記商品取出口へ導く自由落下通路の案内壁を形成
    してなることを特徴とする自動販売機。
  8. 【請求項8】 商品を積層して収納し、最上位置または
    最下位置の商品から順に前面側に払い出す複数列の商品
    コラムを横並びに備えた複数の商品収納部を、装置本体
    とそのドア部に互いに対峙させてそれぞれ多段に設けて
    なり、前記各商品コラムから選択的に払い出される商品
    を商品取出口に導くようにした自動販売機であって、 前記各商品コラムは、横方向に回動して該商品コラムの
    前面を開放可能に設けられて商品コラム内の商品を商品
    払出部に導く商品案内扉と、この商品案内扉を回動付勢
    して該商品案内扉を前記商品コラムの前面に位置付ける
    弾性体とをそれぞれ具備してなり、 前記各商品案内扉は、前記装置本体のドア部が閉じられ
    たとき、装置本体側の商品収納部をなす商品コラムとド
    ア部側の商品収納部をなす商品コラムの互いに対峙する
    商品案内扉間で、前記各商品コラムから選択的に払い出
    された商品を前記商品取出口へ導く自由落下通路の案内
    を形成してなることを特徴とする自動販売機。
  9. 【請求項9】 前記商品案内扉は、前記商品コラムの幅
    よりも幅狭の扉体からなり、その回動端と商品コラムの
    側壁面前端との間に所定の間隙を形成して該商品コラム
    の前面に位置付けられるものであって、前記商品コラムの前面に位置付けられたとき、 該扉体の
    回動端よりも前記商品コラムの奥部側に位置して前記商
    品コラムに収納された商品の前端部を位置規制するガイ
    ド部を、その裏面側に備えることを特徴とする請求項7
    または8に記載の自動販売機。
  10. 【請求項10】 前記各商品コラムの前面にそれぞれ
    置付けられる商品案内扉は、多段に設けられた商品収納
    部の各商品コラム間において、その商品案内扉の前面
    1つの平面上に位置付けて自由落下通路の案内壁を形成
    することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載
    の自動販売機。
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