JP3542340B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横方向に並べて設けられた複数列の商品コラムへの商品の装填作業の容易化を図った簡易な構成の自動販売機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
たばこ等のパッケージ化された商品の自動販売機は、販売機本体の内部に商品を積み重ねて収納する複数列の商品コラムを備え、各商品コラムから選択的に払い出される商品を、ドア部に設けた商品取出口に導く如く構成されている。ちなみに各商品コラムは、例えばその下部に組み込まれた商品払出ユニットの上面を商品載置面とし、販売機本体の奥部に設けられる背面板と、販売機本体の内部を幅方向に区画する仕切板とによって囲まれてその前面を開放した縦長の商品収納空間として実現される。そして選択的に指定された商品に応じて前記商品払出ユニットを選択的に駆動することで、各商品コラムにそれぞれ収納された商品を最下位置のものから順に払い出すように構成される。
【0003】
ところで各商品コラムの前面には、該商品コラムに積み重ねて収納された複数の商品の脱落(抜け落ち)を防止するための商品ガイドが設けられる。この商品ガイドは、例えば図4(a)に示すように各商品コラム1の前面中央部に縦方向に沿ってそれぞれ張架されたスプリングガイド2や、図4(b)に示すように縦方向に回動自在に設けられて複数列の商品コラム1の前面を一括して覆う板体からなる、いわゆる一括扉3、或いは各商品コラム1の幅よりも狭幅の扉体からなり、横方向に回動自在に設けられて前記各商品コラム1の前面を個別に開放可能に設けられた、いわゆる個別扉4等からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら販売機本体の内部に多段に設けた商品コラム列と、該販売機本体の前扉に多段に設けた商品コラム列とを所定の間隔を隔てて対向させ、これらの商品コラム列間に形成される空間部を前記各商品コラムから払い出された商品の落下通路とした中央シュート型の自動販売機にあっては、前述したスプリングコイル1を用いた場合、例えば商品コラム1から払い出された商品が該商品コラム1に対向する側の商品コラム1に入り込む虞がある。
【0005】
この点、一括扉3や個別扉4を用いたものにあっては上述した不具合はない。しかし一括扉3を用いた場合、例えば商品コラム1の商品収納長(縦長さ)が長いとその大きさ(縦幅)が大きくなることが否めない。するとこの一括扉3を前面側に倒して商品コラム1の前面を開放する際、前扉が邪魔になる虞があった。また個別扉4を用いた場合には、商品コラム1毎に個別扉4を開閉操作する必要があり、商品コラム1に対する商品の装填作業性が悪いと言う問題がある。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、横方向に並べて設けられた複数列の商品コラムへの商品の装填作業を容易化することのできる簡易な構成の自動販売機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係る自動販売機は、横方向に並べて設けられて、たばこ等の商品をそれぞれ積層して収納する複数列の商品コラムと、これらの商品コラムの幅よりも幅狭の扉体からなり、前記各商品コラムの前面一側部に設けられた回動軸に支持されて前記各商品コラムの前面をそれぞれ開放可能に設けられた複数の商品案内部材(個別扉)と、これらの各商品案内部材をそれぞれ回動付勢して各商品案内部材を前記商品コラムの前面にそれぞれ位置付ける弾性体と、前記商品コラムの幅方向にスライド可能に設けられて前記各商品案内部材の上端部または下端部にそれぞれ係合して前記各商品案内部材を一括して開閉する連結部材とを具備したものであって、
特に前記連結部材は、前記各商品案内部材の上端部に突設されたピンにそれぞれ係合して前記各商品案内部材を所定の開放位置まで一括して開くと共に、これらの商品案内部材を所定の開放位置まで開いたスライド位置にて前記各商品案内部材の最大開放位置への回動を許容する長孔を備えることを特徴としている。
【0008】
好ましくは前記各商品案内部材は、前記各商品コラムの前面に位置付けられたとき、裏面にて前記各商品コラムに収納された商品の前端部を位置規制してその脱落を防止しながら該商品を下方に導くガイド部をなすと共に、その表面にて前記各商品コラムから払い出された商品の搬送通路をなす壁面の一部を形成するものからなる。
【0009】
本発明の好ましい態様は、前記連結部材は各商品案内部材を閉じる向きに弾性偏倚して設けられる。そして上記弾性偏倚力に抗して前記各商品案内部材を一括して開く位置までスライドされたとき、ストッパに係合してそのスライド位置にて係止され、前扉の閉じ操作に連動して上記ストッパによる係止が解除されて元の位置に復帰するように設けられる。更に前記連結部材は、前記各商品コラムに積み重ねて収納された複数の商品の前倒れが前記商品案内部材にて阻止される状態が保たれる半開放位置まで前記各商品案内部材を一括して開くように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るたばこ用の自動販売機について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る自動販売機の、商品コラムとその周辺部の概略構成を示す図である。販売機本体(図示せず)の内部に設けられる複数列の商品コラム11は、例えばその幅方向に所定の間隔で、販売機本体の背面板(図示せず)に固定される複数の仕切板12によって区画された縦長の商品収納空間として実現される。各仕切板12は、例えば上端をL字型に折り曲げて形成されて商品コラム11の天井部をなす上端板を一体に備えた形状を有している。そして各仕切板12は、例えばその奥端下部に設けた突起12aを前記背面板に設けられたスリット孔(図示せず)に嵌合させ、奥端上部に設けた固定片12bを前記背面板にねじ止めする等して取り付けられる。
【0011】
また仕切板12によって幅方向に区画された商品収納空間の下部には、それぞれ商品払出ユニット13が組み込まれる。この商品払出ニット13は、その上面を商品コラム11内に積層して収納される商品の載置面としたもので、上面(載置面)に突出して商品コラム11の奥部から手前側に移動して最下位置の商品を押し出すプッシャ(押圧部材)13aを備えている。
【0012】
尚、この図1に示す商品払出ユニット13は、その上面に沿って走行駆動される無端状ベルト13bに、該ベルト13bよりも幅広のプッシャ13aを取り付けた構造となっているが、スクリューねじにより押圧爪を移動させる方式のもの等、従来より提唱されている方式の商品払出ユニットを適宜用いることも可能である。
【0013】
さて商品払出ユニット13を床面、仕切板12を側壁面としてその前面が開放された商品収納空間を形成した商品コラム11は、その前面側の下方位置にストッパ部14を備えると共に、このストッパ部14の上方に位置して商品コラム11の幅よりも狭幅の扉体からなる商品案内部材(個別扉)15を開閉自在に備えている。ストッパ部14は、例えば前記仕切板12の前端側下部を横向きに折り曲げて形成されて前記商品払出ユニット13の上方に位置付けられる。特にこのストッパ部14は、商品払出ユニット13の前端側上面との間に商品の払い出し空間(払出口)を形成して設けられるもので、前記商品払出ユニット13の作動によって最下位置の商品が上記払出口を介して押し出されるとき、最下位置の商品の上に積み重ねられている次商品の前端部に当接してその移動を、つまり最下位置の商品の払い出しに伴う次商品の不本意な払い出しを阻止する役割を担う。
【0014】
このストッパ部14の幅は、商品コラム11の幅よりも狭く設定されており、ストッパ部14は商品コラム11の前面下部の全幅を覆うことがないようになっている。換言すれば、商品コラム11の側壁面とストッパ部14の端部との間に形成される所定の空間(隙間)は、商品の装填時に作業者の指が入る程度の幅を有している。そして商品払出ユニット13上に残されている商品が少数であっても、その商品を容易に確認でき、また装填作業も容易に行い得るようになっている。
【0015】
さてこのストッパ部14の上方に位置して前記商品コラム11の前面に開放自在に設けられる商品案内部材15は、例えば透明の合成樹脂材によってモールド成形された縦長の扉体からなる。この商品案内部材15は、概略的にはその一側部(右側端部)を回動軸として前記商品コラム11の前面一側部に回動自在に取り付けられ、横向き(横開き)に回動して商品コラム11の前面を開放し得るように設けられる。特に商品案内部材15は、その回動軸部に設けられた弾性体、例えば図2に示すようなコイルばね16によって回動付勢され、常時は商品コラム11の前面に位置付けられるようになっている。
【0016】
またこの商品案内部材15も、その幅が前記ストッパ部14と同様に前記商品コラム11の幅よりも狭く設定されており、該商品案内部材15が商品コラム11の前面に位置付けられたとき、その回動端(左側端部)と商品コラム11の側壁面との間に所定の空間(隙間)が形成されるようになっている。従って商品案内部材15が閉じられた状態であっても、前記ストッパ部14の側部から続く上記隙間を介して商品コラム11内に積層して収納されている商品の状態や、その商品種別が容易に視認し得る構造となっている。更に商品案内部材15として透明な部材を用いることで、視認が容易になっている。
【0017】
ところで商品コラム11の前面に設けられる商品案内部材15は、例えば図2に示すように大略的には扁平な三角形の横断面形状をなす棒状の扉体からなる。尚、図2(a)はその外観形状を、図2(b)は上端面形状を、更に図2(c),(d)は主体部および桟部における横断面形状をそれぞれ示している。即ち、この商品案内部材15は、商品コラム11の前面に沿って延びる縦長の扉体からなり、その主体部15aの上端および下端に、側方(商品案内部材15の右側端)に突出した支持片15bを備えている。これらの各支持片15bの端部には、商品案内部材15の回動軸をなす支持ピン15cが突出形成されている。
【0018】
このような形状(構造)の商品案内部材15は、上記支持ピン15cを前記商品コラム11の前面一側部に位置させて、前記上端板およびストッパ部14にそれぞれ設けられた軸受部(図示せず)に填め込むことで回動自在に支持される。この際、前記各支持ピン15cにそれぞれ嵌装されたコイルばね16の一端を、前記上端板およびストッパ部14にそれぞれ係止させることで、商品案内部材15に回動付勢力が付与される。
【0019】
また主体部15aの上端の前記支持ピン15cとは反対側の部位、つまり商品案内部材15の上端左側端部位置にはピン15dが突出形成されており、また商品案内部材15の下端左側端部位置にはピン15eが突出形成されている。上記ピン15dは、後述するように複数の商品案内部材15を一括して開閉する連結部材17に係合するものである。また上記ピン15eは、商品案内部材15を商品コラム11の前面に位置付けたとき、該商品コラム11の前述したストッパ部14の上縁側部に当接して、商品コラム11の開放された前面に対して該商品案内部材15を位置決めするストッパ体として機能する。
【0020】
ここで上記商品案内部材15の構造について今少し詳しく説明すると、商品案内部材15の主体部15aは、前記商品コラム11の前面に位置付けられたときに該商品コラム11の前面に平行な垂直面をなす表面(前面)を備えている。またその裏面側は商品コラム11の奥部に向けて突出する斜面により構成されており、斜面によって形成されて縦方向に延びる稜部は前記商品コラム11内に収納された商品の前端部を位置規制するガイド部をなしている。即ち、商品案内部材15はその裏面側に稜部として形成され、該商品案内部材15の表面位置を規定する回動端よりも後方に位置付けられて、商品コラム11の前面からその内部に入り込むガイド部を備えている。
【0021】
換言すれば商品案内部材15は概念的には三角形の1つの頂点をなす右側部を回動軸、別の頂点をなす左側部を回動端とし、これらの頂点を結ぶ面を商品コラム11の前面に平行な垂直面をなす表面(前面)としている。また残された頂点をその裏面側に突出したガイド部とし、該ガイド部と前記左右端部をそれぞれ結ぶ2つの斜面を裏面とした形状を有している。
【0022】
尚、実際には、商品案内部材15の主体部15aは、図2(a)に示すようにその前面側に凹部を形成した、いわゆる箱形形状として実現される。この凹部内には縦方向に延びる一条の桟部と、横方向に延びる複数条の桟部とが設けられており、箱形形状をなす商品案内部材15の全体的な強度を確保しながらその軽量化が図られている。このような形状の場合、商品案内部材15の表面(前面)は、前記各裏面の側部に延びた前縁部と、上記各桟部の前端面とによって規定される面として実現され、実質的に1つの平面として看做し得るようになっている。つまり商品案内部材15の表面は、桟部によって区画された凹部を有するものの、実質的に1つの平面をなすように構成されている。
【0023】
また上記商品案内部材15は、横方向に並設された複数列の商品コラム11に対して、更には多段に構成される商品コラム11列に対して設定される1つの平面の一部をなす。換言すれば各商品コラム11にそれぞれ取り付けられる複数の商品案内部材15は、その表面(前面)によって1つの大きな平面を等価的に形成する。この平面は各商品コラム11から選択的に払い出された商品を商品取出口に導くための商品搬送通路(自由落下空間)の壁面として用いられる。
【0024】
ところで前記各商品案内部材15の上端部に設けられたピン15dにそれぞれ係合して設けられる前述した連結部材17は、これらの商品案内部材15を一括して開閉する役割を担う。この連結部材17は、前記各ピン15dにそれぞれ係合する複数の長孔17aを備えた長尺体からなり、横並びに設けられた複数の商品コラム11の前面上端部に、その幅方向にスライド可能に設けられる。特にこの連結部材17は、バネ18により前記各商品案内部材15を閉じる向き(この例では左向き)に付勢偏倚されている。またこの連結部材17の右端部には、図示しないストッパに係合する係合部17bが設けられている。
【0025】
しかして前記各ピン15dをそれぞれ挿通する複数の長孔17aは、連結部材17がバネ18の付勢偏倚力を受けて左側にスライドした状態にあるとき、図3(a)に示すように長孔17aの長辺部にてピン15dを押圧することで、前記各商品案内部材15を商品コラム11の前面を閉じる位置にそれぞれ位置付ける役割を担う。また上記バネ18の付勢偏倚力に抗して前記連結部材17を右側にスライドさせたとき、前記各長孔17aはその左端部にて前記各ピン15dを押圧して変位させることで、図3(b)に示すように前記各商品案内部材15を所定の開放位置(半開放位置)まで一括して開く役割を担う。尚、スライドにより複数の商品案内部材15を一括して上記半開放位置まで開いた連結部材17は、そのスライド位置にて前記係合部17bを前述したストッパに係合させることで、図3(b)に示す状態を維持してそのスライド位置に係止される。
【0026】
ところで前記長孔17aは、ピン15dを押圧して図3(a)に示すように商品案内部材15を商品コラム11の前面に位置付けると共に、図3(b)に示すように該商品案内部材15を半開放位置まで開く機能を果たすことのみならず、半開放位置まで開かれた商品案内部材15の全開放位置(最大開放位置)への回動を許容する円弧状の孔形状を有している。この商品案内部材15の全開放位置(最大開放位置)への回動は、個々の商品案内部材15を前述したコイルスプリング16に抗して右側に押圧することで行われる。
【0027】
即ち、連結部材17のスライドにより一括して開かれる複数の商品案内部材15は、図3(b)に示すようにその裏面側を各商品コラム11の前面側に僅かに突出させた状態に位置付けられる。この状態における商品案内部材15は、商品コラム11の前面開口幅を規制することで、該商品コラム11に積み重ねて収納された複数の商品Sの前倒れを防止して、その商品Sの商品コラム11からの脱落を阻止する役割を果たす。またこのようにして前記商品案内部材15を半開放位置まで開いた状態は、該商品案内部材17が隣接する商品コラム11での商品Sの装脱に支障がない位置としても設定される。
【0028】
しかして各商品案内部材15が上述したようにそれぞれ半開放状態に位置付けられた状態において、更に手指等により特定の商品案内部材15を回動させて、図3(b)における右側の商品案内部材15に例示するように商品コラム11の前面をその全幅に亘って開放すると、これによって商品案内部材15に邪魔されることなく商品コラム11への商品Sの装脱が可能となる。そして商品案内部材15に対する押圧(横押し)を解除すると、該商品案内部材15は前述したコイルバネ16の付勢力を受けて元の位置に戻るべく回動し、長孔17aの左端部に係合することで前述した半開放状態に復帰する。
【0029】
従って連結部材17をスライドさせて複数の商品案内部材15を一括して半開放位置までそれぞれ開き、この状態で前記連結部材17をストッパに係合させることにより各商品案内部材15がそれぞれ半開放状態に保たれるので、複数の商品コラム11は、商品Sが脱落しない程度に開かれることになる。この状態において商品Sの充填を行う商品コラム11の商品案内部材15を横向きに押せば、これによって該商品案内部材15が単独で全開放状態まで回動するので、これによって商品コラム11の前面がその全幅に亘って開放され、商品Sの装填作業等を容易に行うことが可能となる。
【0030】
その後、商品案内部材15の押圧を解除すれば該商品案内部材15は、元の半開放状態まで回動復帰するので、他の商品コラム11に対して同様にして商品Sの充填作業等を進めることが可能となる。そして商品Sの装填作業が終了したならば、前述したストッパによる連結部材17の係止を解除すれば、該連列部材17は前述したバネ18の力を受けてスライドして元の位置に復帰し、また同時に各商品案内部材15は、コイルバネ16の力を受けて前記各商品コラム11を閉じる位置にそれぞれ回動復帰することになる。
【0031】
尚、自動販売機のおける前扉(ドア部)を閉じるとき、この閉じ動作(前扉の動き等)に連動して前述したストッパによる連結部材17の係止を解除するように構成しておけば、前述した商品案内部材15の閉じ忘れを簡単に防止することが可能となる。このストッパの解除機構については、従来より提唱されている種々の機構を適宜採用することが可能である。
【0032】
かくして上述した如く構成された自動販売機によれば、半開放状態にある商品案内部材15を簡単に押し広げながら商品コラム11への商品Sの充填作業を進めることが可能なので、その作業効率を飛躍的に高めることできる。特に複数の商品案内部材15が一括して半開放状態まで開かれているので、個々の商品案内部材15の全開放状態への押し広げ操作が非常に簡単である。従って従来の個別扉に見られたような不具合を招来することがなく、またこれらの商品案内部材15を一括して開閉することができるので、一括扉を採用した場合と同様な効果が奏せられる。
【0033】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば商品案内部材15の幅は、商品コラム11の幅の半分程度乃至は2/3程度であれば十分である。また連結部材17の長さについては、横並びに設けられる複数の商品コラム11からなるコラム列の幅に応じて定めればよいものである。更には合成樹脂材からなる商品案内部材に、該商品案内部材を回動付勢する為の弾性体を一体に形成するようにしても良い。また商品コラム11に対する商品の装脱に邪魔とならない場合には、連結部材17を前記各商品案内部材15の下端部等に係合させて設けることも可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る自動販売機によれば、横並びに設けられた複数列の商品コラムの前面にそれぞれ設けられる商品案内部材を、商品コラムの幅方向にスライド可能に設けられた連結部材により一括して開閉すると共に、該連結部材により半開放位置まで一括して開かれた商品案内部材を、個々に全開放位置まで開放可能に設けているので、前記各商品コラムに対する商品の装脱作業の容易化を図ることができる。しかも簡単な構成にて複数の商品案内部材の一括した開閉と、個々の商品案内部材の全開放位置への押し拡げを実現するので、実用的利点が多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機における要部概略構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す自動販売機に組み込まれる商品案内部材の概略構造を示す図。
【図3】図1に示す自動販売機における複数の商品案内部材と、これらの商品案内部材を一括して開閉する連結部材との関係を示す動作状態図。
【図4】従来の自動販売機における商品ガイドの例を示す図。
【符号の説明】
11 商品コラム
12 仕切板
15 商品案内部材
15d ピン
16 コイルバネ
17 連結部材
17a 長孔
18 バネ

Claims (4)

  1. 横方向に並べて設けられて、それぞれ商品を積層して収納する複数列の商品コラムと、
    これらの各商品コラムの幅よりも幅狭の扉体からなり、前記各商品コラムの前面一側部に設けられた回動軸に支持されて前記各商品コラムの前面を開放可能に設けられた複数の商品案内部材と、
    これらの各商品案内部材をそれぞれ回動付勢して各商品案内部材を前記商品コラムの前面にそれぞれ位置付ける弾性体と、
    前記商品コラムの幅方向にスライド可能に設けられ、前記各商品案内部材の上端部または下端部にそれぞれ係合して前記各商品案内部材を一括して開閉する連結部材と
    を具備してなり、
    前記連結部材は、前記各商品案内部材の上端部に突設されたピンにそれぞれ係合して前記各商品案内部材を所定の開放位置まで一括して開くと共に、これらの商品案内部材を所定の開放位置まで開いたスライド位置にて前記各商品案内部材の最大開放位置への回動を許容する長孔を備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記各商品案内部材は、前記各商品コラムの前面に位置付けられたとき、前記各商品コラムに収納された商品の前端部を位置規制するガイド部をなすと共に、その表面にて該各商品コラムから払い出された商品の搬送通路をなす壁面の一部を形成するものである請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記連結部材は、各商品案内部材を閉じる向きに弾性偏倚して設けられるものであって、上記弾性偏倚力に抗して前記各商品案内部材を一括して開く位置までスライドされたときにストッパに係合してスライド位置にて係止され、前扉の閉じ操作に連動して上記ストッパによる係止が解除されて元の位置に復帰するものである請求項1に記載の自動販売機。
  4. 前記連結部材は、前記商品コラムに積み重ねて収納された複数の商品の前倒れが前記商品案内部材にて阻止されている状態を保つ位置まで前記各商品案内部材を一括して開くものである請求項1に記載の自動販売機。
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