JP2004295658A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】前扉の閉じ動作に連動させて中扉を確実に閉じることができ、中扉の破損等を確実に防止することのできる簡易な構成の自動販売機を提供する。
【解決手段】内部空間に複数列の商品コラムを形成した販売機本体と、この販売機本体の前面側部に軸支されて開閉自在に設けられ、その裏面側に販売機本体の内側に入り込む突出部を備えた前扉と、販売機本体の前扉を軸支した側の内壁に軸支されて商品コラム列の前面を一括して覆う中扉とを具備した自動販売機において、特に販売機本体の前扉を軸支した側の内壁に、前扉の開閉に連動して前後方向にスライドするスライド部材を設け、このスライド部材に前扉が閉じられるとき、前扉の突出部に先立って中扉に弾性的に当接して該中扉を商品コラムの前面に位置付ける押圧片を設ける。
【選択図】 図3
【解決手段】内部空間に複数列の商品コラムを形成した販売機本体と、この販売機本体の前面側部に軸支されて開閉自在に設けられ、その裏面側に販売機本体の内側に入り込む突出部を備えた前扉と、販売機本体の前扉を軸支した側の内壁に軸支されて商品コラム列の前面を一括して覆う中扉とを具備した自動販売機において、特に販売機本体の前扉を軸支した側の内壁に、前扉の開閉に連動して前後方向にスライドするスライド部材を設け、このスライド部材に前扉が閉じられるとき、前扉の突出部に先立って中扉に弾性的に当接して該中扉を商品コラムの前面に位置付ける押圧片を設ける。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売機本体に設けられた複数列の商品コラムを一括して覆う中扉を備えた構造の自動販売機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
たばこ等の自動販売機は、基本的には販売機本体の内部に箱形の複数の商品を積層して収納する複数列の商品コラムを備え、これらの各商品コラムから選択的にその最下位置の商品を払い出すように構成される。ちなみに複数の商品コラムは、一般的には自動販売機本体の内部の商品収納空間を、仕切板を用いてその幅方向に区画して設定される。尚、上記商品収納空間を上下に亘って複数段に区画し、各段毎に複数列の商品コラムを形成することもある。
【0003】
また販売機本体の前面に開閉自在に設けられる前扉の裏面に、該前扉を閉じたときに前記販売機本体に設けられた複数列の商品コラムとの間に所定の間隙を形成して対峙する複数列の商品コラムを設けた構造の自動販売機も実現されている(例えば特許文献1を参照)。このような前扉側にも商品コラムを設けた自動販売機は、販売機本体側の商品コラムと前扉側の商品コラムとの間に商品の払出通路を形成するもので中央シュート形と称される。またこのような構造の自動販売機にあっては、前扉を開けることで販売機本体側および前扉側の各商品コラムの前面側をそれぞれ開放することができるので、各商品コラムへの商品の装填作業の容易化を図り得ると言う効果を奏する。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−214372号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述した中央シュート形の自動販売機においては、特に多段に亘って複数列の商品コラムを設けた自動販売機においては、販売機本体側および前扉側の各商品コラム間に形成される商品の払出通路での商品の引っ掛かりを防ぐべく、複数列の商品コラムの前面を一括して覆う前面板(中扉)を設けることが多い。しかしながらこの種の前面板(中扉)を、販売機本体の前面側部に軸支した前記前扉と同じ向きに開閉自在に設けた場合、前面板(中扉)を閉じることなく前扉を閉じた際、前扉によって前面板(中扉)が破損する虞があった。
【0006】
即ち、前扉に設けられる複数列の商品扉は、通常、前扉を閉じた際に販売機本体の内側に入り込んで販売機本体側の商品コラムの列に所定の間隙を形成して対峙するように、前扉の裏面側に突出して設けられる。これに対して前面板(中扉)が設けられる商品コラムは、一般的に前記前扉を開閉自在に軸支した側の多段に設けられた所定数の商品コラム列であって、残りの商品コラム(前扉の回動端側の商品コラム)は販売機本体の内部をその高さ方向に最大限に活用した大量販売商品用の長尺コラムとして設定される。
【0007】
この為、前扉を軸支した側の所定数の商品コラム列を一括して覆う前面板(中扉)の幅は、前扉の幅よりも狭くなることが否めない。しかもこれらの商品コラム列の前面を開閉自在に設けられる前面板(中扉)の回動軸(回動支点)は、前扉の回動軸(回動支点)よりも販売機本体の内部に入り込んで設定される。これ故、前扉を開け、更に前面板(中扉)を開けた際、前面板(中扉)は前扉の裏面に突出して設けられた商品コラム(突出部)の側部まで入り込み、この商品コラム(突出部)の側部に対して、いわゆる入れ子の状態となる。するとこの状態のまま、つまり前面板(中扉)を閉じ忘れた状態で前扉を閉じようとしても前面板(中扉)が邪魔して前扉を閉じることができなくなったり、最悪の場合には前扉によって前面板(中扉)を破損する等の不具合を発生する虞がある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、上述した前面板(中扉)の閉じ忘れがある場合であっても、前扉の閉じ動作に連動させて上記前面板(中扉)を確実に閉じることができ、前面板(中扉)の破損等の不具合を確実に防止することのできる簡易な構成の自動販売機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係る自動販売機は、内部空間に複数列の商品コラムを形成した販売機本体と、この販売機本体の前面側部に軸支されて該販売機本体の前面を開放可能に設けられ、その裏面側に前記販売機本体の内側に入り込んで前記商品コラムの列に対峙する突出部を備えた前扉と、前記販売機本体の前記前扉を軸支した側の内壁に軸支されて前記商品コラム列の前面を一括して覆う中扉とを具備したものであって、
特に前記販売機本体の前記前扉を軸支した側の内壁に、前記前扉の開閉に連動してその奥行き方向にスライドするスライド部材を設けると共に、このスライド部材に前記前扉が閉じられるとき、前記前扉の突出部に先立って前記中扉に弾性的に当接して該中扉を前記商品コラムの前面に位置付ける押圧片を設けたことを特徴としている。
【0010】
ちなみに前記前扉の裏面に設けられる突出部は、前記販売機本体に設けられた商品コラム列に対峙する複数列の商品コラムからなる。また前記中扉は、前記販売機本体の内部に設けられる複数列の商品コラム中の前記前扉を軸支した側から所定数の商品コラムの前面を一括して覆う幅狭のものであって、前記前扉を開放したときに該前扉の裏面に設けられた突出部の側部に入り込む位置まで開放可能に設けられたものからなる。
【0011】
本発明に係る自動販売機によれば、上述したスライド部材と、このスライド部材に設けられた押圧片とを備えるだけで、前扉の閉じ動作に連動して該前扉の突出部(商品コラム)が中扉(装置本体側の商品コラム列を一括して覆う前面板)に衝突する前に、上記押圧片によって中扉が押圧されて商品コラムの前面に位置付けられるので(中扉が閉じられるので)、前扉の閉じ動作が妨げられたり、或いは中扉を破損する等の不具合を未然に防ぐことが可能となる。
【0012】
特に押圧片により所定の弾性力を以て中扉を押圧しながら該中扉を閉じるので、前扉から加わる衝撃を吸収しながら前述した商品コラム列の前面を完全に閉じる位置まで前記中扉を確実に押さえ込むことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して他発明の一実施形態に係る自動販売機について説明する。
図1はこの実施形態に係る自動販売機の全体的な概略構成を示す図で、1はその内部に所定の商品収納空間を形成した箱形の販売機本体であり、2は販売機本体1の開放された前面に開閉自在に設けられた前扉である。この前扉2は販売機本体1の前面右側部に軸支された、いわゆる左開き形のものからなり、その前面側には図示しない商品展示部や商品選択釦等が設けられる。
【0014】
また販売機本体1の内部には、その奥部に位置して左側に複数列の長尺の商品コラム3aが設けられており、また右側には上下2段に亘って複数列の短尺の商品コラム3b,3cがそれぞれ設けられている。これらの各商品コラム3a,3b,3cは、自動販売機本体1の内部空間を複数の仕切板により幅方向に区画して設定されたもので、各商品コラム3a,3b,3cの下部には複数の商品を積み重ねて収納する載置部をなすと共に、最下位置の商品から順に1個ずつその前方に払い出す商品払出ユニット4がそれぞれ組み込まれている。
【0015】
また前記前扉2の裏面側には、上述した各商品コラム3a,3b,3cにそれぞれ対応する複数列の長尺および短尺の商品コラム5a,5b,5cがそれぞれ設けられている。これらの商品コラム5(5a,5b,5c)の下部にも、前述した商品払出ユニット4がそれぞれ組み込まれる。またこれらの商品コラム5(5a,5b,5c)は前扉2の裏面側に突出して設けられており、前記前扉2が閉じられたとき、販売機本体1の内側に入り込んで位置付けられて販売機本体1側の商品コラム3(3a,3b,3c)に所定の間隔を隔てて対峙する。そして本体1側の商品コラム3(3a,3b,3c)と前扉2側の商品コラム5(5a,5b,5c)との間に形成される空間は、特に上段側の商品コラム3b,5bからそれぞれ払い出された商品が落下する商品シュートとして用いられるようになっている。
【0016】
特に下段側の複数列の商品コラム3c,5cの前面には、これらの各商品コラム列の前面を覆う一括扉6がそれぞれ開閉自在に設けられている。特にこれらの各一括扉6は、その回動支点をそれぞれ前記前扉2の回動支点側に設定することで、前扉2を開けた際に大きく開かれる手前側をそれぞれ大きく開口するように設けられている。尚、これらの各一括扉6は、互いに対峙する前記商品コラム3c,5c間に形成される商品シュートのガイド壁としても機能する。
【0017】
尚、各商品コラム3,4への商品の収納は、前扉2を開け、更に上述した一括扉6を開けて、或いは商品コラム3a,3b,5a,5bの前面に張り渡したガイドスプリング7を押し広げて前記各商品払出ユニット4上にそれぞれ所定数ずつ積み重ねられることによってなされる。そして各商品コラム3,5から選択的に払い出された商品は、商品コラム3,5の下方に設けられた傾斜シュート8を介して前記前扉2の下部に設けられた商品取出口9に導かれて、その販売がなされるようになっている。
【0018】
さて基本的には上述したように、販売機本体1および前扉2にそれぞれ複数の商品コラム3,5を設けた自動販売機において、この発明が特徴とするところは、前記販売機本体1の前扉2を軸支した側の内壁に、前扉2の開閉に連動してその奥行き方向にスライドするスライド部材11を備えたスライド機構10を設け、上記スライド部材11に前記前扉2が閉じられるとき、前記前扉2の裏面に突出した設けられ商品コラム5(5c)に先立って前記中扉6に弾性的に当接して該中扉6を販売機本体1側の商品コラム3(3c)の前面に位置付ける押圧片12を設けたことを特徴としている。
【0019】
このスライド機構10は、図2にその概略的な構成を示し、また図3に自動販売機への取り付け構造を平面的に示すように、販売機本体1の内壁面に取り付けられた直線状のレール部材13に、スライド部材11をスライド自在に支持すると共に、このスライド部材11を連結アーム14を介して前扉2の所定の回動部に連結したものである。そして前扉2の開閉(回動)に伴って前記連結アーム14を介して前記スライド部材11を販売機本体1の奥行き方向にスライドさせることで、前扉2の全開時には上記スライド部材11をレール部材13の前端位置まで移動させ、前扉2が閉じられる際には、その閉じ角度に応じてスライド部材11をレール部材13の後端側に移動させるように構成されている。
【0020】
特にこのようにして前扉2の開閉に連動して販売機本体1の奥行き方向(前後方向)スライドするスライド部材11は、販売機本体1の内側に向けて突出する所定長の押え板11aを備えており、この押え板11aの押圧面側に、所定の弾性力を有する金属製のばね体からなる前述した押圧片12を装着している。この押圧片12は、中扉6の表面に弾性的に当接し、該中扉6を販売機本体1に設けられた商品コラム3(3c)の前面側に向けて回動させることで、中扉6を閉じる役割を担う。
【0021】
即ち、押圧片12は、前記押え板11aにてその弾性偏倚量が規制されており、中扉6が開かれている場合には、前扉2の閉じ動作に連動するスライド部材11の移動に伴って押え板11aと共に中扉6を閉じ方向に押圧して、該中扉6を強制的に回動させる役割を担う。特にこの押圧部材12は、前扉2を閉じる際、この前扉2の裏面側が中扉6の開放された回動端部に衝突する前に中扉6の表面に当接して中扉6を回動させ、これによって前扉2の裏面側と中扉6との衝突を防止するものとなっている。そして中扉6が完全に閉じた状態においては、押圧片12は若干の撓みを生じながらその弾性復帰力にて中扉6を押さえ込むようになっている。
【0022】
かくしてこのようなスライド部材11と押圧片12とを備えたスライド機構10を連結アーム14を介して前扉2に連結し、前扉2の開閉に伴って上記スライド部材11を販売機本体1の奥行き方向にスライドさせるように構成した自動販売機によれば、中扉6を閉じ忘れた状態で前扉2を閉じる場合であっても、前扉2の閉じ動作に先立って中扉6を確実に閉じることができる。
【0023】
即ち、図4に前扉2を全開したときの状態を模式的に示すように、この状態においては前扉2の裏面側に突出して設けられた商品コラム5の側部に入り込む位置まで中扉6を開くことができる。このときの中扉6の回動端部の回動軌跡Aは、中扉6の回動支点を中心としたものである。これに対して前扉2の裏面側に突出した商品コラム5のコーナ部の回動軌跡Bは、前扉2の回動支点を中心としたものであり、上記中扉6の回動軌跡Aを横切る。従って中扉6が閉じられている場合には、前扉2は中扉6に干渉(衝突)することなく開閉し得る。
【0024】
しかしながら中扉6が開いている(閉じ忘れた)状態で前扉2を閉じようとすると、前述したスライド機構10がない場合には、前扉2の裏面側が中扉6の開放された先端部に衝突することが否めない。この点、上述した構成の自動販売機によれば、前扉2を或る程度閉じたとき、図5(a)に示すように前扉2の開き角度に応じてスライドするスライド部材11によって、特にこのスライド部材11に取り付けられた押圧片12によって中扉6が内側に押されて強制的に回動する。この結果、前扉2が中扉6の回動端部(先端部)に衝突する前に該中扉6は前扉6の回動領域から退避する。
【0025】
そして更に前扉6を閉じると、これに伴って更に後方にスライドするスライド部材11により押圧されて、中扉6は図5(b)に示すように販売機本体1に設けられた商品コラム3の前面を覆う位置まで更に回動される。そして前扉2を完全に閉じた状態においては、特に図示しないが後端部までスライドしたスライド部材11と、このスライド部材11に取り付けられている押圧片12の弾性力とにより、中扉6は商品コラム3の前面側に向けて強制的に押さえ付けられて、該商品コラム3の前面に位置付けられることになる。
【0026】
従って中扉6を閉じ忘れた場合であっても、前扉2の閉じ動作によって中扉6を確実に閉じることができるので、前扉2の閉じ動作が妨げられたり、或いは機械的に強固な前扉2によって中扉6を損傷する等の不具合を未然に防ぐことが可能となる。また上述した構成によれば、所定の弾性力を有する押圧片12を介して中扉6を押圧するようにしているので、前扉2を極端に速く閉じた場合であっても、これによって加わる衝撃力を上記押圧片12により吸収することができる。従って不本意な衝撃力による中扉6の損傷も効果的に防ぐことができる。
【0027】
特にばね性を有する押圧片12を介して中扉6を押圧し、最終的には押圧片12を撓ませた状態で中扉6をその閉じ位置まで回動させるようにしているので、中扉6を最後まで完全に押し込むことができる。ちなみに押圧片12がない場合には、中扉6に対する最後の一押しを行う手段がなくなる。従って前述した押圧片12を備えると言う簡易な構成によって、中扉6が中途半端に閉じられた状態、いわゆる半ドア状態となることを回避することができ、中扉6が果たす商品シュートのガイド壁としての機能を十分に発揮させることが可能となる。
【0028】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えばスライド部材11のスライド幅については、中扉6の回動幅に応じて設定しておけば十分であり、一般的には中扉6の幅の1/2程度を確保しておけば十分である。また押圧片12の弾性力とその撓み量についても、スライド部材11による中扉6の最後の一押しに要する移動量に応じて設定するようにすれば良い。更に連結レバー14については、中扉6の開閉に支障を来すことのない領域で、前扉2の開閉によりスライド部材11を所定量だけスライドさせ得るように設ければ十分である。
【0029】
またここでは前扉2の裏側に商品コラム5を設けた自動販売機を例に説明したが、前扉2の裏側に商品コラム5を備えていない自動販売機においても、例えば金銭授受装置等が前扉2の裏面側に突出して設けられるので、この種の自動販売機にも同様に適用することができる。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前扉の開閉に連動して販売機本体の奥行き方向にスライドするスライド部材に、販売機本体に設けられた商品コラム列の前面に位置付けられる中扉を押圧して、その閉じ位置強制的に押さえ込む押圧部材を設けているので、中扉を閉じ忘れた場合であっても、前扉の閉じ動作に連動させて中扉を確実に閉じることができる。従って中扉によって前扉の閉じ動作が妨げられたり、或いは前扉によって中扉を損傷する等の不具合を確実に回避することのできる簡易な構成の自動販売機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の概略構成図。
【図2】図1に示す自動販売機に組み込まれスライド機構の概略構成を示す図。
【図3】スライド機構の構成と自動販売機への取り付け構造を示す平面図。
【図4】前扉を全開したときの前扉と中扉との関係を模式的に示す図。
【図5】前扉を閉じる際のスライド機構による中扉の閉じ動作を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 販売機本体
2 前扉
3,5 商品コラム
6 中扉
10 スライド機構
11 スライド部材
12 押圧片
13 レール部材
14 連結レバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売機本体に設けられた複数列の商品コラムを一括して覆う中扉を備えた構造の自動販売機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
たばこ等の自動販売機は、基本的には販売機本体の内部に箱形の複数の商品を積層して収納する複数列の商品コラムを備え、これらの各商品コラムから選択的にその最下位置の商品を払い出すように構成される。ちなみに複数の商品コラムは、一般的には自動販売機本体の内部の商品収納空間を、仕切板を用いてその幅方向に区画して設定される。尚、上記商品収納空間を上下に亘って複数段に区画し、各段毎に複数列の商品コラムを形成することもある。
【0003】
また販売機本体の前面に開閉自在に設けられる前扉の裏面に、該前扉を閉じたときに前記販売機本体に設けられた複数列の商品コラムとの間に所定の間隙を形成して対峙する複数列の商品コラムを設けた構造の自動販売機も実現されている(例えば特許文献1を参照)。このような前扉側にも商品コラムを設けた自動販売機は、販売機本体側の商品コラムと前扉側の商品コラムとの間に商品の払出通路を形成するもので中央シュート形と称される。またこのような構造の自動販売機にあっては、前扉を開けることで販売機本体側および前扉側の各商品コラムの前面側をそれぞれ開放することができるので、各商品コラムへの商品の装填作業の容易化を図り得ると言う効果を奏する。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−214372号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述した中央シュート形の自動販売機においては、特に多段に亘って複数列の商品コラムを設けた自動販売機においては、販売機本体側および前扉側の各商品コラム間に形成される商品の払出通路での商品の引っ掛かりを防ぐべく、複数列の商品コラムの前面を一括して覆う前面板(中扉)を設けることが多い。しかしながらこの種の前面板(中扉)を、販売機本体の前面側部に軸支した前記前扉と同じ向きに開閉自在に設けた場合、前面板(中扉)を閉じることなく前扉を閉じた際、前扉によって前面板(中扉)が破損する虞があった。
【0006】
即ち、前扉に設けられる複数列の商品扉は、通常、前扉を閉じた際に販売機本体の内側に入り込んで販売機本体側の商品コラムの列に所定の間隙を形成して対峙するように、前扉の裏面側に突出して設けられる。これに対して前面板(中扉)が設けられる商品コラムは、一般的に前記前扉を開閉自在に軸支した側の多段に設けられた所定数の商品コラム列であって、残りの商品コラム(前扉の回動端側の商品コラム)は販売機本体の内部をその高さ方向に最大限に活用した大量販売商品用の長尺コラムとして設定される。
【0007】
この為、前扉を軸支した側の所定数の商品コラム列を一括して覆う前面板(中扉)の幅は、前扉の幅よりも狭くなることが否めない。しかもこれらの商品コラム列の前面を開閉自在に設けられる前面板(中扉)の回動軸(回動支点)は、前扉の回動軸(回動支点)よりも販売機本体の内部に入り込んで設定される。これ故、前扉を開け、更に前面板(中扉)を開けた際、前面板(中扉)は前扉の裏面に突出して設けられた商品コラム(突出部)の側部まで入り込み、この商品コラム(突出部)の側部に対して、いわゆる入れ子の状態となる。するとこの状態のまま、つまり前面板(中扉)を閉じ忘れた状態で前扉を閉じようとしても前面板(中扉)が邪魔して前扉を閉じることができなくなったり、最悪の場合には前扉によって前面板(中扉)を破損する等の不具合を発生する虞がある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、上述した前面板(中扉)の閉じ忘れがある場合であっても、前扉の閉じ動作に連動させて上記前面板(中扉)を確実に閉じることができ、前面板(中扉)の破損等の不具合を確実に防止することのできる簡易な構成の自動販売機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係る自動販売機は、内部空間に複数列の商品コラムを形成した販売機本体と、この販売機本体の前面側部に軸支されて該販売機本体の前面を開放可能に設けられ、その裏面側に前記販売機本体の内側に入り込んで前記商品コラムの列に対峙する突出部を備えた前扉と、前記販売機本体の前記前扉を軸支した側の内壁に軸支されて前記商品コラム列の前面を一括して覆う中扉とを具備したものであって、
特に前記販売機本体の前記前扉を軸支した側の内壁に、前記前扉の開閉に連動してその奥行き方向にスライドするスライド部材を設けると共に、このスライド部材に前記前扉が閉じられるとき、前記前扉の突出部に先立って前記中扉に弾性的に当接して該中扉を前記商品コラムの前面に位置付ける押圧片を設けたことを特徴としている。
【0010】
ちなみに前記前扉の裏面に設けられる突出部は、前記販売機本体に設けられた商品コラム列に対峙する複数列の商品コラムからなる。また前記中扉は、前記販売機本体の内部に設けられる複数列の商品コラム中の前記前扉を軸支した側から所定数の商品コラムの前面を一括して覆う幅狭のものであって、前記前扉を開放したときに該前扉の裏面に設けられた突出部の側部に入り込む位置まで開放可能に設けられたものからなる。
【0011】
本発明に係る自動販売機によれば、上述したスライド部材と、このスライド部材に設けられた押圧片とを備えるだけで、前扉の閉じ動作に連動して該前扉の突出部(商品コラム)が中扉(装置本体側の商品コラム列を一括して覆う前面板)に衝突する前に、上記押圧片によって中扉が押圧されて商品コラムの前面に位置付けられるので(中扉が閉じられるので)、前扉の閉じ動作が妨げられたり、或いは中扉を破損する等の不具合を未然に防ぐことが可能となる。
【0012】
特に押圧片により所定の弾性力を以て中扉を押圧しながら該中扉を閉じるので、前扉から加わる衝撃を吸収しながら前述した商品コラム列の前面を完全に閉じる位置まで前記中扉を確実に押さえ込むことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して他発明の一実施形態に係る自動販売機について説明する。
図1はこの実施形態に係る自動販売機の全体的な概略構成を示す図で、1はその内部に所定の商品収納空間を形成した箱形の販売機本体であり、2は販売機本体1の開放された前面に開閉自在に設けられた前扉である。この前扉2は販売機本体1の前面右側部に軸支された、いわゆる左開き形のものからなり、その前面側には図示しない商品展示部や商品選択釦等が設けられる。
【0014】
また販売機本体1の内部には、その奥部に位置して左側に複数列の長尺の商品コラム3aが設けられており、また右側には上下2段に亘って複数列の短尺の商品コラム3b,3cがそれぞれ設けられている。これらの各商品コラム3a,3b,3cは、自動販売機本体1の内部空間を複数の仕切板により幅方向に区画して設定されたもので、各商品コラム3a,3b,3cの下部には複数の商品を積み重ねて収納する載置部をなすと共に、最下位置の商品から順に1個ずつその前方に払い出す商品払出ユニット4がそれぞれ組み込まれている。
【0015】
また前記前扉2の裏面側には、上述した各商品コラム3a,3b,3cにそれぞれ対応する複数列の長尺および短尺の商品コラム5a,5b,5cがそれぞれ設けられている。これらの商品コラム5(5a,5b,5c)の下部にも、前述した商品払出ユニット4がそれぞれ組み込まれる。またこれらの商品コラム5(5a,5b,5c)は前扉2の裏面側に突出して設けられており、前記前扉2が閉じられたとき、販売機本体1の内側に入り込んで位置付けられて販売機本体1側の商品コラム3(3a,3b,3c)に所定の間隔を隔てて対峙する。そして本体1側の商品コラム3(3a,3b,3c)と前扉2側の商品コラム5(5a,5b,5c)との間に形成される空間は、特に上段側の商品コラム3b,5bからそれぞれ払い出された商品が落下する商品シュートとして用いられるようになっている。
【0016】
特に下段側の複数列の商品コラム3c,5cの前面には、これらの各商品コラム列の前面を覆う一括扉6がそれぞれ開閉自在に設けられている。特にこれらの各一括扉6は、その回動支点をそれぞれ前記前扉2の回動支点側に設定することで、前扉2を開けた際に大きく開かれる手前側をそれぞれ大きく開口するように設けられている。尚、これらの各一括扉6は、互いに対峙する前記商品コラム3c,5c間に形成される商品シュートのガイド壁としても機能する。
【0017】
尚、各商品コラム3,4への商品の収納は、前扉2を開け、更に上述した一括扉6を開けて、或いは商品コラム3a,3b,5a,5bの前面に張り渡したガイドスプリング7を押し広げて前記各商品払出ユニット4上にそれぞれ所定数ずつ積み重ねられることによってなされる。そして各商品コラム3,5から選択的に払い出された商品は、商品コラム3,5の下方に設けられた傾斜シュート8を介して前記前扉2の下部に設けられた商品取出口9に導かれて、その販売がなされるようになっている。
【0018】
さて基本的には上述したように、販売機本体1および前扉2にそれぞれ複数の商品コラム3,5を設けた自動販売機において、この発明が特徴とするところは、前記販売機本体1の前扉2を軸支した側の内壁に、前扉2の開閉に連動してその奥行き方向にスライドするスライド部材11を備えたスライド機構10を設け、上記スライド部材11に前記前扉2が閉じられるとき、前記前扉2の裏面に突出した設けられ商品コラム5(5c)に先立って前記中扉6に弾性的に当接して該中扉6を販売機本体1側の商品コラム3(3c)の前面に位置付ける押圧片12を設けたことを特徴としている。
【0019】
このスライド機構10は、図2にその概略的な構成を示し、また図3に自動販売機への取り付け構造を平面的に示すように、販売機本体1の内壁面に取り付けられた直線状のレール部材13に、スライド部材11をスライド自在に支持すると共に、このスライド部材11を連結アーム14を介して前扉2の所定の回動部に連結したものである。そして前扉2の開閉(回動)に伴って前記連結アーム14を介して前記スライド部材11を販売機本体1の奥行き方向にスライドさせることで、前扉2の全開時には上記スライド部材11をレール部材13の前端位置まで移動させ、前扉2が閉じられる際には、その閉じ角度に応じてスライド部材11をレール部材13の後端側に移動させるように構成されている。
【0020】
特にこのようにして前扉2の開閉に連動して販売機本体1の奥行き方向(前後方向)スライドするスライド部材11は、販売機本体1の内側に向けて突出する所定長の押え板11aを備えており、この押え板11aの押圧面側に、所定の弾性力を有する金属製のばね体からなる前述した押圧片12を装着している。この押圧片12は、中扉6の表面に弾性的に当接し、該中扉6を販売機本体1に設けられた商品コラム3(3c)の前面側に向けて回動させることで、中扉6を閉じる役割を担う。
【0021】
即ち、押圧片12は、前記押え板11aにてその弾性偏倚量が規制されており、中扉6が開かれている場合には、前扉2の閉じ動作に連動するスライド部材11の移動に伴って押え板11aと共に中扉6を閉じ方向に押圧して、該中扉6を強制的に回動させる役割を担う。特にこの押圧部材12は、前扉2を閉じる際、この前扉2の裏面側が中扉6の開放された回動端部に衝突する前に中扉6の表面に当接して中扉6を回動させ、これによって前扉2の裏面側と中扉6との衝突を防止するものとなっている。そして中扉6が完全に閉じた状態においては、押圧片12は若干の撓みを生じながらその弾性復帰力にて中扉6を押さえ込むようになっている。
【0022】
かくしてこのようなスライド部材11と押圧片12とを備えたスライド機構10を連結アーム14を介して前扉2に連結し、前扉2の開閉に伴って上記スライド部材11を販売機本体1の奥行き方向にスライドさせるように構成した自動販売機によれば、中扉6を閉じ忘れた状態で前扉2を閉じる場合であっても、前扉2の閉じ動作に先立って中扉6を確実に閉じることができる。
【0023】
即ち、図4に前扉2を全開したときの状態を模式的に示すように、この状態においては前扉2の裏面側に突出して設けられた商品コラム5の側部に入り込む位置まで中扉6を開くことができる。このときの中扉6の回動端部の回動軌跡Aは、中扉6の回動支点を中心としたものである。これに対して前扉2の裏面側に突出した商品コラム5のコーナ部の回動軌跡Bは、前扉2の回動支点を中心としたものであり、上記中扉6の回動軌跡Aを横切る。従って中扉6が閉じられている場合には、前扉2は中扉6に干渉(衝突)することなく開閉し得る。
【0024】
しかしながら中扉6が開いている(閉じ忘れた)状態で前扉2を閉じようとすると、前述したスライド機構10がない場合には、前扉2の裏面側が中扉6の開放された先端部に衝突することが否めない。この点、上述した構成の自動販売機によれば、前扉2を或る程度閉じたとき、図5(a)に示すように前扉2の開き角度に応じてスライドするスライド部材11によって、特にこのスライド部材11に取り付けられた押圧片12によって中扉6が内側に押されて強制的に回動する。この結果、前扉2が中扉6の回動端部(先端部)に衝突する前に該中扉6は前扉6の回動領域から退避する。
【0025】
そして更に前扉6を閉じると、これに伴って更に後方にスライドするスライド部材11により押圧されて、中扉6は図5(b)に示すように販売機本体1に設けられた商品コラム3の前面を覆う位置まで更に回動される。そして前扉2を完全に閉じた状態においては、特に図示しないが後端部までスライドしたスライド部材11と、このスライド部材11に取り付けられている押圧片12の弾性力とにより、中扉6は商品コラム3の前面側に向けて強制的に押さえ付けられて、該商品コラム3の前面に位置付けられることになる。
【0026】
従って中扉6を閉じ忘れた場合であっても、前扉2の閉じ動作によって中扉6を確実に閉じることができるので、前扉2の閉じ動作が妨げられたり、或いは機械的に強固な前扉2によって中扉6を損傷する等の不具合を未然に防ぐことが可能となる。また上述した構成によれば、所定の弾性力を有する押圧片12を介して中扉6を押圧するようにしているので、前扉2を極端に速く閉じた場合であっても、これによって加わる衝撃力を上記押圧片12により吸収することができる。従って不本意な衝撃力による中扉6の損傷も効果的に防ぐことができる。
【0027】
特にばね性を有する押圧片12を介して中扉6を押圧し、最終的には押圧片12を撓ませた状態で中扉6をその閉じ位置まで回動させるようにしているので、中扉6を最後まで完全に押し込むことができる。ちなみに押圧片12がない場合には、中扉6に対する最後の一押しを行う手段がなくなる。従って前述した押圧片12を備えると言う簡易な構成によって、中扉6が中途半端に閉じられた状態、いわゆる半ドア状態となることを回避することができ、中扉6が果たす商品シュートのガイド壁としての機能を十分に発揮させることが可能となる。
【0028】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えばスライド部材11のスライド幅については、中扉6の回動幅に応じて設定しておけば十分であり、一般的には中扉6の幅の1/2程度を確保しておけば十分である。また押圧片12の弾性力とその撓み量についても、スライド部材11による中扉6の最後の一押しに要する移動量に応じて設定するようにすれば良い。更に連結レバー14については、中扉6の開閉に支障を来すことのない領域で、前扉2の開閉によりスライド部材11を所定量だけスライドさせ得るように設ければ十分である。
【0029】
またここでは前扉2の裏側に商品コラム5を設けた自動販売機を例に説明したが、前扉2の裏側に商品コラム5を備えていない自動販売機においても、例えば金銭授受装置等が前扉2の裏面側に突出して設けられるので、この種の自動販売機にも同様に適用することができる。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前扉の開閉に連動して販売機本体の奥行き方向にスライドするスライド部材に、販売機本体に設けられた商品コラム列の前面に位置付けられる中扉を押圧して、その閉じ位置強制的に押さえ込む押圧部材を設けているので、中扉を閉じ忘れた場合であっても、前扉の閉じ動作に連動させて中扉を確実に閉じることができる。従って中扉によって前扉の閉じ動作が妨げられたり、或いは前扉によって中扉を損傷する等の不具合を確実に回避することのできる簡易な構成の自動販売機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の概略構成図。
【図2】図1に示す自動販売機に組み込まれスライド機構の概略構成を示す図。
【図3】スライド機構の構成と自動販売機への取り付け構造を示す平面図。
【図4】前扉を全開したときの前扉と中扉との関係を模式的に示す図。
【図5】前扉を閉じる際のスライド機構による中扉の閉じ動作を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 販売機本体
2 前扉
3,5 商品コラム
6 中扉
10 スライド機構
11 スライド部材
12 押圧片
13 レール部材
14 連結レバー
Claims (3)
- 内部空間に複数列の商品コラムを形成した販売機本体と、
この販売機本体の前面側部に軸支されて該販売機本体の前面を開放可能に設けられ、その裏面側に前記販売機本体の内側に入り込んで前記商品コラムの列に対峙する突出部を備えた前扉と、
前記販売機本体の前記前扉を軸支した側の内壁に軸支されて前記商品コラム列の前面を一括して覆う中扉と、
前記販売機本体の前記前扉を軸支した側の内壁にその奥行き方向にスライド自在に設けられ、前記前扉の開閉に連動してスライドするスライド部材と、
このスライド部材に設けられて前記前扉が閉じられるとき、前記前扉の突出部に先立って前記中扉に弾性的に当接して該中扉を前記商品コラムの前面に位置付ける押圧片と
を具備したことを特徴とする自動販売機。 - 前記前扉の裏面に設けられる突出部は、前記販売機本体に設けられた商品コラム列に対峙する複数列の商品コラムからなる請求項1に記載の自動販売機。
- 前記中扉は、前記販売機本体の内部に設けられる複数列の商品コラム中の前記前扉を軸支した側から所定数の商品コラムの前面を一括して覆う幅狭のものであって、前記前扉を開放したときに該前扉の裏面に設けられた突出部の側部に入り込む位置まで開放可能に設けられたものである請求項1に記載の自動販売機。
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Cited By (1)
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2003
- 2003-03-27 JP JP2003089024A patent/JP2004295658A/ja active Pending
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